JPS6326438A - 摩擦材料 - Google Patents

摩擦材料

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JPS6326438A
JPS6326438A JP62167952A JP16795287A JPS6326438A JP S6326438 A JPS6326438 A JP S6326438A JP 62167952 A JP62167952 A JP 62167952A JP 16795287 A JP16795287 A JP 16795287A JP S6326438 A JPS6326438 A JP S6326438A
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JP
Japan
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weight
friction material
friction
composition
calcium hydroxide
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JP62167952A
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マイケル・イー・ミラー
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Honeywell International Inc
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AlliedSignal Inc
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Publication date
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    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09KMATERIALS FOR MISCELLANEOUS APPLICATIONS, NOT PROVIDED FOR ELSEWHERE
    • C09K3/00Materials not provided for elsewhere
    • C09K3/14Anti-slip materials; Abrasives
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D69/00Friction linings; Attachment thereof; Selection of coacting friction substances or surfaces
    • F16D69/02Composition of linings ; Methods of manufacturing
    • F16D69/025Compositions based on an organic binder
    • F16D69/026Compositions based on an organic binder containing fibres

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Braking Arrangements (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、ブレーキの摩擦材料として使用される組成物
に係る。この組成物は、強化剤として鋼ファイバーを使
用する。鋼ファイバーは充填剤、潤滑剤及び摩擦調節剤
と配合され、ゴム及びフェノール系樹脂でなる結合剤内
に保持される。得られる摩擦材料は、繰返しブレーキ操
作が行なわれた後にも、実質的に変らない摩擦係数を示
す。
ブレーキライニングの強化に関し、石綿に代るものとし
て各種のファイバーが開発されている。
たとえば、米国特許第3,967,037号はガラスフ
ァイバーの使用を開示し、米国特許第3,896,07
5号は玄武岩の使用、米国特許第4,019,912号
はカーボンファイバーの使用及び米国特許第4.L12
,591号はセルロースー鋼ファイバー混合物の使用を
それぞれ開示している。残念なことには、これらの代用
物は、ローターの摩耗、低温における摩擦係数の安定性
、ノイズ及び高温における構造の一体性に関するいくつ
かの好ましくない特性を示す。
発明の概要 本発明の摩擦材料用の組成物は、長さ3 − 15xi
の鋼ファイバーによって強化されるものである。
この鋼ファイバーは組成物全体の25− 48重量%を
占める。鋼ファイバー、潤滑剤、充填剤及び摩擦調節剤
は、ほぼ同量のゴム及びフェノール系樹脂でなる結合剤
によって相互に保持される。結合剤は組成物全体の17
−25重量%を占める。フェノ−4し ル系樹脂は、結合剤の硬化の間に水酸カルシウムと反応
して変性され、鋼ファイバーと協働して、生成する摩擦
材料において、ブレーキ操作の間に経験する動的負荷に
耐えうる充分な強度を発揮する。
する対照摩擦材料よりも安定した摩擦係数を示す。
摩擦ライニングとして使用される際、この組成物は、ブ
レーキ操作の間、実質的に安定した摩擦係数を示すため
、石綿を含有する摩擦ライニング以上の利点を示す。
本発明の目的は、水酸化カルシウムとフェノール系樹脂
との反応によって硬化された結合剤マトリックス内に保
持される鋼ファイバーの使用を介してブレーキライニン
グを強化することにある。
結合剤の強度は、組成物中のゴムをイオウによって加硫
することによっても増大され、強度全体として、ブレー
キ操作時にうける動的負荷に充分に耐えうるちのとなる
これら目的及び利点は、図面を参照して述べる下記の記
載により明らかになるであろう。
発明の詳細 な説明により開発された組成物を評価すめため、ベース
ライン組成物として、現在では顧客からの需要が停止し
ている石綿強化剤を含有する代表的な組成を選択した。
このベースライン組成物を、後述の表において組成物X
として示す。
組成物Xの成分をミキサに入れ、各成分を均質に分散さ
せた後、混合物の一部を型に入れてブレーキライニング
を調製した。その後、このブレーキライニングを炉に入
れ、樹脂を硬化させ、各成分を一定の関係で保持するた
めのマトリックスを形成させた。
組成物Xにおける石綿ファイバーを排除し、その代りに
、長さ3 − 15xiの鋼ファイバーを添加して組成
物Aを調製した。表かられかるように、組成物Aは炭素
質物質、摩擦調節剤、充填剤及び結合剤を含有する。こ
の結合剤はゴム及びフエノール系樹脂の両者を含有する
。イ才つをゴムの約20重量%の量で添加してゴムを加
硫し、水酸化カルシウムを添加することにより樹脂を変
質させる。
各成分を均質に混合した後、一部を取出し、型に入れて
ブレーキライニングを調製した。水酸化カルシウムによ
る変性を介して樹脂を硬化させて樹月旨マトリックスと
し、これ(こより、ブレーキパッドの物理的強度を高め
た。シリカ及び酸化マグネシウムの夾雑物は摩擦係数を
高め、白亜は摩擦安定性を増大させる。ブレーキパッド
と対応するマツチング表面との間における摩耗を最小の
ものとするため、グラファイト、カーボン、コークス又
はこれらの組合せを潤滑のために添加する。
組成物X及びAのブレーキパッドを、フォード社製の自
動車Topazで使用される後輪ブレーキに相当する形
状に成形した。このブレーキはドラム径20c肩(8イ
ンチ)及び耐用荷重26n9(57u!b)を有する。
組成物X及びAで調製したブレーキライニングの効率を
測定するため、自動車を2.0、5.9及び9.8N/
 5ea2(6,4、19,2及び32.0ft/ s
ea”)で減速させるにめに必要なトルクを算定した。
この分析では、トルクは、ライン圧力とホイールシリン
ダの面積の積に対する平均トルクの比として定義される
。トルクの値が大きいほど、より効果的なライニング材
であることを示す。停止操作間のトルクの変化は、摩擦
ライニングにおける変化を表わし、ライニングがフェー
ドするにつれ、トルクが低下する。車速48及び97に
+++/hr (30及び60mph)に関し、初期ブ
レーキ温度−18,38及び93°C(0,100及び
200′F)におけるライニングのプレバニシ(pre
 −burnish)、ボスドパニジ(post −b
urnish)及び最終効率(final  effe
ctiveness)をシミュレートするため108回
の停止操作を行なった。
第1図はブレバニシ条件下における自動車の停止操作に
関して求めたトルクファクターを示すものであり、第2
図はボスドパニジ条件下における自動車の停止操作に関
して求めたトルクファクターを示すものであり、第3図
は最終効率条件下における自動車の停止操作に関して求
めたトルクファクターを示すものであり、これらのトル
クファクターはいずれも組成物Xに係るものである。 
計108回の停止操作の結果、組成物Xは平均トルクフ
ァクター9.IO2、最小トルクファクター5.422
及び最高トルクファクター13.262を有していた。
この最小〜及び最大トルクファクターはブレーキの最良
及び最悪条件を求めるために使用できる。いかなるブレ
ーキライニングを使用して、いかなるテストを行なう場
合にも、いつかは効率が標準偏差によって定義される範
囲の外に逸脱することがある。トルクファクター範囲5
.422ないし13.262について、統計的には、標
準偏差が1.966であることがわかる。標準偏差の重
要な分岐は、偏差が小さくなればなるほど、被テストブ
レーキライニングの摩擦安定性が大きくなることである
。理想的なプレーキソステムは、ロックアツプを生ずる
ことなく円滑に作動し、リアライニングのトルクファク
ターが(平均トルクファクター士漂準偏差)で定義され
る範囲の値となるように作用する構成部材でなる。
組成物Xに係るテストはブレバニノ、ボスドパニジ及び
最終効率に分けたため、各区分について統計的分析を行
なった。
プレバニシ区分については、平均トルクファクターは1
0.485であり、最小は5.422 、最大は13.
262である。従って、標準偏差は1.313であり、
第1図中、ライン20及び22で示される範囲となる。
ボスドパニジ区分については、平均トルクファクターは
9.381であり、最小は6,752、最大は11.9
19である。標準偏差は1.613となり、第2図中、
ライン24及び26で示される範囲となる。
最終効率区分については、平均トルクファクターは7.
444であり、最小は5.816 、最大は8.844
である。標準偏差は0.976となり、第3図中、ライ
ン28及び30で示される範囲となる。
組成物Xに関する全テストについての平均トルクを各区
分の平均トルクと比較すると、ライニングの効率が、組
成物Xに関しブレバニンから最終効率までテストを進め
ていくにつれて低下することがあきらかである。トルク
ファクターの標準偏差は、組成物Xについてのテストの
進行につれて減少する。この減少は、組成物Xの初期ブ
レーキ温度及びライン圧力に関する感度が低下すること
を表わしている。
組成物Aで調製した摩擦ライニングを組成物Xと同様に
108回の停止操作に供した。ブレバニシに関する36
回の停止操作の結果を第4図に、ボスドパニジに関する
36回の停止操作の結果を第5図に、最終効率に関する
36回の停止操作の結果を第6図に示す。 108回の
停止操作に関する平均トルクファクターは6.319で
あり、最小4.695及び最大8.457である。標準
偏差は0.857となる。
このテストの各区分では、プレバニシに関する平均トル
クは6.712であり、最小4.797及び最大7.9
56である。標準偏差は0.868となり、第4図中、
ライン32及び34で示される範囲となる。
ボスドパニジに関しては、平均トルクは6.984であ
り、最小4.695及び及び最大8.244である。標
準偏差は0.888となり、第5図中、ライン36及び
38で示される範囲となる。最終効率に関しては、平均
トルクは6,781であり、最小4.11121及び最
大3.457である。標準偏差は0.877となり、第
6図中、ライン40及び42で示される範囲となる。
テスト全体の平均トルクファクターと各区分のトルクフ
ァクターとを比較すると、平均5%の範囲内にあること
が理解される。これは、組成物Aの摩擦ライニングがテ
ストを全体にわたり実質的に同じ効率を有することを表
わしている。さらに、標準偏差の算定(相対的に一定)
に反映している。
多くの自動車のパーキングブレーキは後輪ホイールにの
み結合されるため、組成物X及びAについての静的摩擦
分析を行なった。この分析では、自動車をスロープに支
持するための最小支持トルクを測定した。第7図中、曲
線44及び48は組成物Xに関する支持トルクを示す。
なお、曲線44は前下りの傾斜の場合を示し、曲線48
は前上りの傾斜の場合を示す。第9図の曲線46及び5
0は組成物Aによる静的摩擦に係る。第7図及び第9図
から、組成物Aはより大きい静的摩擦を生じ、従って同
じ条件下では、より大きい傾きの傾斜に自動車を支持し
うる。
自動車はブレーキライニングが湿った状態(たとえば水
たまりを通過した後の状態)で運転されることがある。
このため、組成物X及びAについて、水付着時の回復テ
ストを実施した。このテストにあたり、数回の停止操作
を行なってベースラ二 インを確立し、ついでブレーキライニングを水中に浸漬
し、その後、テストを再開した。トルクファクターが確
立されたベースラインと等しくなった時を、回復が完了
された時とみなした。第8図の曲線54及び56は組成
物Xに関するベースライン及び水付着時の回復を示し、
曲線58及び60は組成物Aに関するベースライン及び
水付着時の回復を示す。組成物Xでは4回目の停止操作
でベースライントルクファクターに回復するのに対し、
組成物Aでは約7回の停止後に回復されることがわかる
顧客にとってみれば、ブレーキライニングの摩耗は1つ
のライニングを他のライニングから選別して採用する際
の重要なファクターの1つである。
テスト開始前に、組成物Xのブレーキライニングの厚さ
をプライマリ−シュー及びセカンダリ−シュー用のブレ
ーキライニングの異なる7ケ所で測定する。プライマリ
−シューについての組成物X(0,000858インチ
)であった。組成物Aに関する平均摩耗は、プライマリ
−シューにおいて0.003757cm(0,0014
79インチ)であり、セカンダリ−シューにおいてはO
,0Q1852cx(0,000729インチ)であっ
た。
108回の停止操作後における組成物Xの目視検査では
、1つのリベット孔に近接していくつかの亀裂を有する
平滑な表面層が観察され、一方、相当するドラムはその
表面がざらついており、いくらか摩損が見られた。
組成物Aの目視検査では108回の停止操作後、磨かれ
た表面(わずかに粉末が付着し、わずかな摩損がある)
を示し、相当するドラムも磨かれており、ヴオータース
ポットがあり、わずかに摩損し、若干粉末が付着してい
た。
上記テストから、組成物Aは組成物Xの代用物として充
分に許容されるものであることが明白である。
組成物Aをさらに評価するため、後述の表に示す一連の
組成物B−Lを調製し、ライニングに成形し自動車に装
着してテストに供した。組成物B−しについて、ブレー
キ操作中に発生するノイズに関して評価した(ノイズは
、摩擦安定性及び摩耗に関する問題の次に、許容される
ライニングについて検討されるべき問題である)。組成
物B−しは組成物Aをベースとするもので、ノイズを低
減するための物質が添加されている。
組成物Bは、液状樹脂を排除して乾燥樹脂を増量し、充
填剤(白亜)を減少させ、摩擦調節剤(シリカ)を増量
し、水酸化カルシウムを増量している点で組成物Aと相
違する。水酸化カルシウムはフェノール系樹脂と反応し
て、得られるブレーキライニングの物理的強度を提供す
る。このテストでは、許容されないノイズは発生しなか
った。組成物Bの低ノイズレベルは、この組成において
水酸化カルシウムが高レベルで存在することによるもの
である。
組成物Cは、シリカが除去され、他の成分が相発生しな
いが、摩擦レベル又は効率はシリカを完全に除去した結
果低減されたものと思われる。
組成物りは組成物Cと類似するもので、シリカよりもむ
しろ、酸化マグネシウムを組成物Aから除去し、残りの
成分を相対的に増量させたものである。組成物りはテス
ト時ノイズを発生した。この結果、組成物りに存在する
シリカがノイズの発生に関与するものと考えられる。
組成物Eでは、組成物Aからシリカ及び酸化マグネシウ
ムを排除し、残りの成分を相対的に増量している。自動
車に装着して行なったテストでは、組成物Eはノイズ評
価の終了前に亀裂のため破損した。
組成物Fでは、組成物Aのシリカ及び酸化マグネシウム
が半分に減量され、他の成分が相対的に羞 増量されている。自動車に装\して行なったテストでは
、その大部分の期間で問題となるノイズは発生せず、許
容されうるちのである。
組成物Gでは、シリカ及び水酸化カルシウムを物Gのノ
イズレベルは許容され得ないものであった。
組成物Hでは、シリカ及び〜酸化マグネシウムを除去し
、グラファイトを増量し、水酸化カルシウムを除去して
いる。組成物Hを自動車に装着した場合、テスト中、ノ
イズが検知された。
組成物!では、シリカ、へ酸化マグネシウム及び水酸化
カルシウムを除去し、残りの成分を相対的に増量してい
る。組成物■を自動車に装着した際、プライマリ−シュ
ー及びセカンダリ−シューの間の温度のアンバランスが
大きいため、テストを中止した。
組成物Jでは、充填剤(白亜)を低減し、グラファイト
及び水酸化カルシウム及び鋼ファイバーの含量を高めて
いる。組成物Jを自動車に装着してテストした際、きわ
めてわずかのノイズが検知された。ノイズの低減に関し
ては、組成中の樹脂と反応して堅牢な構造を提供する水
酸化カルシウムの7ゲ 含量が高いことが重要なファミーであると考えられる。
組成物Aに対する充填剤の効果を評価するため、コーク
ス及びカーボンを添加することによって炭素質成分を増
大させ、水酸化カルシウムを除去し、残りの成分を相対
的に増量させて組成物Kを調製した。組成物にで作製し
たブレーキライニングを自動車に装着した際、丘を走行
する間に行なった1回のブレーキ操作時を除き、このブ
レーキライニングは良好な摩擦安定性を発揮し、ノイズ
ら極めて少なかった。
鋼ファイバー、充填剤及び水酸化カルシウムに関する範
囲を定めるため、ブレーキライニングにおける各成分に
ついて合理的に予想される限度範囲で選択して組成物り
を調製した。組成物りについて自動車に装着し、充分な
強度を与えて、ノイズテストを行なった。ノイズは許容
レベル内であリ、相当するドラムは磨かれていたが、摩
損はなかった。残念なことには、組成物りについての摩
耗は許容されないものと思われる。
結論として、組成物A及びその各種の変形例(結合剤が
組成物全体の48−60容量%、すなわち17−25重
量%を占める)から良好な強度が達成されるものと考え
られる。結合剤は液状樹脂、乾燥樹脂及び耐薬品性ゴム
の混合物でなり、ゴムが結合剤全体の少なくとも50%
を占める。ゴムはその約20重量%の量でイオウを添加
することによって硬化され、樹脂は水酸化カルシウムと
の反応によって変性されて、得られるブレーキパッドの
物理的ニg。
強度を改善する。ブレーキパッドの1時補強強度は、長
さ3−15xiの鋼ファイバーによって与えられる。鋼
ファイバーは混合物全体の7−10容量%、すなわち4
0−48重量%を占める。高温における過度の摩耗を阻
止するため、石油コークス、グラファイト、カーボン又
はこれらの組合せの如き潤滑剤を基本混合物に添加する
。潤滑剤の割合は7−30容量%であり、好ましくは混
合物全体の6−8重量%に限定される。組成物Aにおけ
る残りの成分(すなわち、充填剤及び摩擦調節剤、白亜
、パライト、タルク等)は摩擦レベルを所望のものとす
るよう調節されるが、摩擦安定性及び全体の性能は、充
填剤が組成全体の約20容量又は重量%で、摩擦調節剤
、シリカ及び酸化マグネシウムが組成全体の約5容量%
又は10重量%で存在する場合に最高である。
このように、組成物Aと石綿含有組成物Xとを比較評価
することにより、組成物Aが石綿含有摩擦ライニングの
代用物として充分に機能しうろことが明白である。
【図面の簡単な説明】
第1図はベースライン物質のプレバニシ効率を示すグラ
フ、第2図はベースライン物質のボスドパニジ効率を示
すグラフ、第3図はベースライン物質の最終効率を示す
グラフ、第4図ないし第6図は本発明による組成物のブ
レバニシ効率、ボスドパニジ効率及び最終効率をそれぞ
れ示すグラフ、第7図及び第9図はベースライン物質及
び本発明の組成物の静的摩擦を比較するグラフ及び第8
図はベースライン物質及び本発明の組成物の水付着時の
回復を比較するグラフである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 有機成分、無機成分、摩擦調節剤及び強化用ファイ
    バーでなる成分混合物を結合剤内に保持してなる摩擦材
    料において、前記強化用ファイバーを該摩擦材料全体の
    少なくとも25重量%の量で存在せしめると共に、該強
    化用ファイバーとして長さ3ないし15mmの鋼ファイ
    バーを使用して該摩擦材料に構造上の一体性を付与せし
    めてなる、摩擦材料。 2 特許請求の範囲第1項記載のものにおいて、前記結
    合剤が液状樹脂、乾燥樹脂及びゴムでなるものであり、
    該結合剤を摩擦材料全体の少なくとも17重量%の量で
    存在せしめた、摩擦材料。 3 特許請求の範囲第2項記載のものにおいて、前記結
    合剤がさらに水酸化カルシウムを摩擦材料全体の2−1
    0重量%の量で含有してなり、水酸化カルシウムを該結
    合剤の液状及び乾燥樹脂と反応させて摩擦材料の構造上
    の一体性を高めてなる、摩擦材料。 4 特許請求の範囲第1項記載のものにおいて、前記摩
    擦調節剤が酸化マグネシウム及びシリカでなるものであ
    り、摩擦材料全体の2−10重量%の量で存在させて、
    摩擦材料の通常の使用期間中、安定した摩擦係数を与え
    るようにした、摩擦材料。 5 特許請求の範囲第1項記載のものにおいて、他の材
    料との係合を繰返した後でも変化することなく平均的摩
    擦係数を示すものである、摩擦材料。 6 特許請求の範囲第1項記載のものにおいて、前記鋼
    ファイバーを該摩擦材料の少なくとも40重量%の量で
    存在せしめてなる、摩擦材料。 7 特許請求の範囲第1項記載のものにおいて、鋼ファ
    イバー25−48重量%、ゴム8−12重量%、炭素質
    物質2−16重量%、白亜又は硫酸バリウム6−22重
    量%、酸化マグネシウム又はシリカ2−10重量%、水
    酸化カルシウム2−10重量%、フェノール系樹脂9−
    13重量%、ヘキサメチレンテトラミン(フェノール系
    樹脂の硬化を補助する)前記フェノール系樹脂の15重
    量%以下、及びイオウ(ゴムを加硫する)前記ゴムの3
    0重量%以下でなり、前記水酸化カルシウムをフェノー
    ル系樹脂と反応させて、鋼ファイバー、炭素質物質、白
    亜又は硫酸バリウム、及び酸化マグネシウム又はシリカ
    を保持するためにゴム及び樹脂を硬化させる際に生成す
    るマトリックスの強度を改善させ、前記鋼ファイバーに
    より摩擦材料に対して構造上の一体性を付与して、摩擦
    材料の使用期間中、安定した摩擦係数を与えるようにし
    た、摩擦材料。
JP62167952A 1986-07-07 1987-07-07 摩擦材料 Pending JPS6326438A (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
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US06/882,645 US4722950A (en) 1986-07-07 1986-07-07 Friction material

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US (1) US4722950A (ja)
EP (1) EP0255579B1 (ja)
JP (1) JPS6326438A (ja)
KR (1) KR950003704B1 (ja)
AU (1) AU589343B2 (ja)
BR (1) BR8703314A (ja)
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