JPS63262303A - 都市ごみ等の包装破袋装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、都市ごみを選別して、コンポスト（堆肥）化
等の資源化又は乾電池等の不燃、不適物を除去するため
の選別設備において、その゛前処理として都市ごみの入
ったプラスチックや紙の袋等を破るための包装破袋装置
に関するものである。

［従来の技術］ 都市ごみの処理設備においては、最近コンポスト化等の
資源化及び不燃、不適物の除去技術が実用化しつ〜ある
が、現在、収集ごみのほとんどがプラスチックや紙の袋
に入れられており、このようなごみ袋の破袋がごみを選
別するうえで最大の障害になっている。

上記のようなごみ袋の破砕装置として、従来はごみ袋に
大きな力を加えて内容物も同時に破砕する装置が一般に
使用されていた。この装置は設備、操作も簡単であるが
大きな動力を必要とし、しかもごみ袋内のごみ自体も破
砕してしまうため大部分が同じ程度の大きさとなって差
異がなくなってしまい、後工程において篩等による粒度
選別が不可能になる。また乾電池も破砕してしまうため
、重金属である水銀が飛び出して人体に悪影響を及ぼす
ことがあり、資源化等の再利用にも支障があった。

また、円周上に刃が植設された回転ドラムをコンベア上
に設置し、ドラムを回転させてコンベアで搬送されたご
み袋を切断するようにした回転刃式破袋機も実用に供さ
れているが、プラスチックの袋が切れて長い紐状になっ
てドラムに巻きつき、あるいはごみの中の紐や布がドラ
ムに巻きついて成長し、ドラム上に厚い層となって刃を
埋めてしまい、切断できなくなるという問題が生じてい
る。

このような従来装置の問題点を解決するため、回転ドラ
ムの中にこれと異なる回転数で回転する回転羽根を設け
、回転ドラムの中にごみ袋を入れるとごみ袋は回転羽根
によって撹拌されながら破袋され、ドラムの周壁に設け
た穴から篩選別されて外部に排出するようにした半湿式
選択破砕装置が提案されている。

［発明が解決しようとする問題点］ 上記の半湿式選択破砕装置は従来の問題点を解決すべく
提案されたものであるが、大きな動力を必要とする、乾
電池も破砕されてしまう、装置が大型で設備費が高額に
なり管理が面倒である等の問題があり、従来の問題点を
解決するまでには至っていない。

本発明は、上記のような問題点を解決するためになされ
たもので、構造が簡単で設備費が低床であり、しかも、
乾電池その他のごみ袋の内容物を破砕することなくばら
ばらにして次の工程に搬出することのできる都市ごみ等
の包装破袋装置を得ることを目的としたものである。

［問題点を解決するための手段］ 本発明は前記の問題点を解決すべくなされたもので、回
転軸に固定されたレバーＡを駆動する第１のリンク機構
と、一端が軸に装着され前記レバーＡによって駆動され
る第２のリンク機構と、前記回転軸に固定され一端に破
袋刃の基部が回動自在に装着されたレバーＢと、該レバ
ーＢと所定の角度で前記回転軸に固定され前記破袋刃と
の間にシリンダ機構が連結されたレバーＣとからなる破
砕刃駆動機構と、一端が前記第２のリンク機構の軸に装
着され、該第２のリンク機構と連動して作動する受け刃
とからなる都市ごみ等の包装破袋装置を提供するもので
ある。

［作用］ 第１のリンク機構によってレバーＡが駆動されると第２
のリンク機構及びこれと連動する受け刃も回動する。一
方、レバーＡの回動に伴ってレバーＢ、Ｃも回動する“
と共にシリンダ機構が作動して破袋刃を回動させる。さ
らに第１のリンク機構及びシリンダ機構を作動させると
破袋刃及び受け刃は回動しながら交差し、ごみ袋を破袋
して内容物をバラバラにする。

［実施例］ 第１図は本発明実施例の平面図、第２図はそのＡ−Ａ断
面図、第３図は同じ＜　Ｂ−Ｂ断面図である。図におい
て、１は破袋装置で、２．２　ａはフレーム、３はフレ
ーム２，２ａの下部に設けたごみ袋の供給コンベアであ
る。５，５ａは軸受を介してフレーム２，２ａ間に回動
可能に装着された軸４の両端部に固定された第１のレバ
ーで、そのは譬中央部には一端がフレーム２，２ａに連
結された破袋用油圧シリンダ６．６ａの作動桿がそれぞ
れ連結されている。７，７ａは一端が第１のレバー５，
５ａに連結された第２のレバーである。

９はフレーム２，２ａ間に軸受を介して回転可能に取付
けられた回転軸で、その両端部にはＶ字状の第３のレバ
ー８，８ａが固定されており、その一方の腕には第２の
レバー７．７ａの他端が連結され、他方の腕には第４の
レバー１０．　ｌＯａが連結されている。１１．ｌｌａ
はフレーム２．２ａ間に固定された軸１２の両端部に回
動可能に装着された第５のレバーで、両レバー１１．　
ｌｌａは受け板１３で一体に連結されており、その他端
は第４のレバー１０゜１０ａに連結されている。

１４〜．１４ｎは第３のレバー８，８ａ間において、等
間隔で軸９に固定された複数個の第６のレバー、ｌｊ、
　１５ａは両側の第６のレバー１４．１４ｎ’に近接し
て軸９に固定された第７のレバーで、第６のレバー１４
〜１４ｎの一端はそれぞれ破袋刃１Ｂ、　１６ｎの上部
に回動可能に連結され、また、第７のレバー１５゜１５
ａと両側の破袋刃１Ｂ、　１８ｎとはそれぞれ折曲げ用
油圧シリンダ１８．１８ａで連結されている。なお、破
袋刃１ｃ〜Ｉｏｎは部材ｔｅａで一体的に連結されてい
る。■９〜１９ｎは一端が軸１２に回動可能に、かつ第
６のレバー１４〜１４ｎと干渉しないように取付けられ
たはｖＬ字状の受け刃で、第５のレバー１１゜１１ａを
連結する受け台１３に載置されており、定常状態では破
袋刃１６〜１８ｎの先端部に設けられた鋸歯状の刃部１
７と受け刃１９〜１９ｎの先端部に設けられた鋸歯状の
刃部２０とは向き合っている。なお、２１は第１のレバ
ー５に取付けられた作動片、２２゜２２ａはリミットス
イッチである。

次に第４図〜第７図を参照して本発明の詳細な説明する
。なお、供給コンベア３にはごみ袋２３が搬入され、矢
印方向に搬送されるものとする。

いま、破袋用油圧シリンダ６．６ａが作動して作動棹が
前進すると、第１のレバー５，５ａは軸４を中心に反時
計方向に回動し、これに連結された第２のレバー７．７
ａを介して第°３のレバー８゜８ａも反時計方向に回動
し、第４のレバー１０゜１０ａを介して第５のレバー１
１．　ｌｌａを時計方向に回動させる。一方、第３のレ
バー８，８ａが回動すると、これと同軸に固定された第
６のレバー１４〜１４ｎ及び第７のレバー１５．１５ａ
も反時計方向に回動し、同時に折曲げ用油圧シリンダ１
８．１８ａの作動棹も前進を開始する。なお、折曲げ用
油圧シリンダ１８．１８ａの作動棹が最大に前進したと
き、第５図に示すように破袋刃１Ｂ、　ｌｅａの刃部１
７がごみ袋２３の上部に位置するように、折曲げ用油圧
シリンダ１８．１８ａの作動棹の速度を調整しである。

破袋用油圧シリンダ６．６ａが作動を開始して第５のレ
バー１１．　ｌｌａが軸１２を中心に時計方向に回動す
ると、第５のレバー１１．　ｌｌａを連結する受け板１
３上に載置されている受け刃１９も自重により軸１２を
中心に時計方向に回動し、第５図に示すように刃部２０
が下降する。さらに破袋用油圧シリンダ６．６ａの作動
棹を前進させると、破袋刃１Ｂ〜１６ｎと受け刃１９〜
１９ｎは交差して回動し、刃部１７゜２０によりごみ袋
２３を破袋して内容物をばらばらにする（第５図、第６
図）。

破袋用油圧シリンダ６．６ａの作動棹が最大位置まで前
進すると、第１のレバー５に取付けられた作動片２１が
リミットスイッチ２２ａに作用し、このリミットスイッ
チ２２ａからの信号により破袋用油圧シリンダ６．６ａ
の作動棹は後退を開始し、同時に折曲げ用油圧シリンダ
１８．１８ａの作動棹も後退を開始する。このとき破袋
刃ｌＢ〜１６ｎは第６図に示すように後退しかつ折曲げ
られながら刃部１７の裏側で破袋したごみをならす作業
を行ない、ごみの定量供給装置としての役目を兼ねる。

このようにして、破袋用油圧シリンダ６．６ａと折曲げ
用油圧シリンダ１８．１８ａの作動を繰返すことによっ
てごみ袋２３は連続的に破袋され、内容物をばらばらに
して次の工程へ連続的瞬搬送する。

若し、ごみ袋の中に金属片等の破袋不能物や、木片など
の破袋を必要としない物が入っている場合は、例えば破
袋刃１６〜ｆｅｎと受け刃１９〜１９ｎに一定以上の負
荷が加わると作動する圧力スイッチをそれぞれ設けてお
き、金属片等によって破袋刃１Ｂ−１ｏｎ又は受け刃１
９〜１９ｎに大きな負荷が加わると、この圧力スイッチ
からの出力信号により両油圧シリンダ６．６　ａ　ｓ　
１ｇ、　１８ａの作動棹を後退させてこれらを保護する
ようにすればよい。

実施例によれば、破袋刃ｌＢ〜１８ｎを取付けである第
６のレバー１４〜１４ｎは約１１０　＠回転できるよう
に破袋用油圧シリンダ６．６ａのストロークを調整して
あり、また破袋刃１Ｂ−１８ｎの先端の周速は、供給コ
ンベア３の搬送速度より大きくなるように破袋用油圧シ
リンダ６．６ａのストローク速度を設定しである。さら
に両油圧シリンダ６゜６ａ　、　１８．１８ａのストロ
ークは、ごみ袋２３の寸法、強度、内容物の物性等によ
って決められ、適宜調整しうるようになっている。

また、本発明においては、ごみ袋をせん断するのではな
く引き裂くため、受け刃１９〜１９ｎの回転半径に対し
て破袋刃１６〜１６ｎの回転半径を小さく設定してあり
、第６図に示すように破袋刃１６〜１８ｎと受け刃１９
〜１９ｎが交差してから、破袋刃１Ｂ〜１８ｎはさらに
ごみ袋２３を上方に向って引き裂くように同方向に回転
を続け、ごみ袋２３を充分に引き裂いた位置で停止する
。

上記の実施例では、破袋刃１６〜１８ｎ及び受け刃１９
〜１９ｎの先端部には鋸歯状の刃部１７．２０を設けた
場合を示したが、小袋が多いごみを対象とする場合は、
第８図に示すように鋸歯状の刃部１７の下方の両側面に
、水平に複数の突起２４を設ければ、さらに効果的に小
袋を引き裂（ことができる。また、段ボール紙の多いご
みを対象とする場合は、第９図に示すように受け刃１９
〜１９ｎの刃を直線的な方形２５にすることにより、破
袋機能を向上させることができる。

上記の説明では第１のレバー５の駆動機構及び破袋刃１
７の駆動機構として油圧シリンダ６．６　ａ　ｓ１８、
１８ａを使用した場合を示したが、エアーシリンダその
他の駆動機構を用いてもよい。また、第３のレバー８，
８ａを駆動するリンク機構、第３のレバー８，８ａによ
って駆動されるリンク機構及び受け刃１９〜１９ａを駆
動する機構も上記実施例に限定するものではなく、適宜
変更することができる。

［発明の効果〕 以上の説明から明らかなように、本発明によれば次のよ
うな顕著な効果が得られる。

（１）構造が簡単であり、装置としてもコンパクトにま
とめることができ、しかも供給コンベア上に据付けるた
め設備スペースを小さくすることができる。

（２）ごみ袋の内容物は破砕されず袋のみを破壊するた
め乾電池の破壊による水銀の問題は考慮する必要がない
。

（３）ごみの物性を利用した篩等による粒度選別が容易
になり、性能が向上した。

（４）ごみ袋を破袋する刃をはさみ式にしたので、ひも
類がまきつくおそれがない。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明実施例の平面図、第２図はそのＡ−Ａ断
面図、第３図はＢ−Ｂ断面図、第４図〜第７図は本発明
の作用説明図、第８図（ａ）　、　（ｂ）は破袋刃の刃
部の他の実施例の要部の側面図及び正面図、第９図は受
け刃の他の実施例の要部の側面図である。 ３：ごみ袋の供給コンベア、５．５ａ：第１のレバー、
６．　６ａ、　１ｇ、　１８ａ　：油圧シリンダ、７゜
７ａ：第２のレバー、Ｓ、ａａ：第３のレバー、９：回
転軸、１０．１０ａ　：第４のレバー、１１．　ｌｌａ
　：第５のレバー、１３：受け板、１４〜１４ｎ　：第
３のレバー、１５．１５へ二第７のレバー、１６〜１６
ｎ：破袋刃、１９〜１９ｎ　二受け刃。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 回転軸に固定されたレバーＡを駆動する第１のリンク機
   構と、一端が軸に装着され前記レバーＡによって駆動さ
   れる第２のリンク機構と、 前記回転軸に固定され一端に破袋刃の基部が回動自在に
   装着されたレバーＢと、該レバーＢと所定の角度で前記
   回転軸に固定され前記破袋刃との間にシリンダ機構が連
   結されたレバーＣとからなる破砕刃駆動機構と、 一端が前記第２のリンク機構の軸に装着され、該第２の
   リンク機構と連動して作動する受け刃とからなる都市ご
   み等の包装破袋装置。