JPS6326167Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6326167Y2 JPS6326167Y2 JP16486382U JP16486382U JPS6326167Y2 JP S6326167 Y2 JPS6326167 Y2 JP S6326167Y2 JP 16486382 U JP16486382 U JP 16486382U JP 16486382 U JP16486382 U JP 16486382U JP S6326167 Y2 JPS6326167 Y2 JP S6326167Y2
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- fiber
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Landscapes
- Separation Using Semi-Permeable Membranes (AREA)
- Water Treatment By Electricity Or Magnetism (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、拡散透析能力を一段と増大せしめた
電気透析装置に関するものである。
電気透析装置に関するものである。
本考案者らは、先にイオン交換性中空繊維をそ
の両端開口部を揃えて束ね、かつ該両端開口部で
各繊維中空部を残して各繊維同士を接着、閉塞さ
せた中空繊維群を筐体内に該閉塞部を内接するよ
うに収容し、該筐体の両端蓋部に設けられた孔お
よび各繊維中空部によつて拡散液または供給液
を、また該筐体の胴部対向位置に設けられた孔お
よび前記閉塞部間の中空繊維群間隙によつて供給
液または拡散液をそれぞれ通過せしめるようにし
た拡散透析装置を提案している(実願昭57−
76523号参照)。
の両端開口部を揃えて束ね、かつ該両端開口部で
各繊維中空部を残して各繊維同士を接着、閉塞さ
せた中空繊維群を筐体内に該閉塞部を内接するよ
うに収容し、該筐体の両端蓋部に設けられた孔お
よび各繊維中空部によつて拡散液または供給液
を、また該筐体の胴部対向位置に設けられた孔お
よび前記閉塞部間の中空繊維群間隙によつて供給
液または拡散液をそれぞれ通過せしめるようにし
た拡散透析装置を提案している(実願昭57−
76523号参照)。
この提案された拡散透析装置は、従来のこの種
の装置と比較して、拡散透析処理能が大きいこ
と、取扱上の安全性および設置上の自由度の点で
すぐれていること、少量の拡散液で供給液中の目
的物質を効率よく除去、回収できることなどのす
ぐれた特徴を有している。しかしながら、このよ
うな拡散透析装置を用いても、それが拡散液と供
給液との間の濃度差のみを透析の駆動力とする拡
散透析現象を利用するものである限り、その透析
能力には自ら限界がある。
の装置と比較して、拡散透析処理能が大きいこ
と、取扱上の安全性および設置上の自由度の点で
すぐれていること、少量の拡散液で供給液中の目
的物質を効率よく除去、回収できることなどのす
ぐれた特徴を有している。しかしながら、このよ
うな拡散透析装置を用いても、それが拡散液と供
給液との間の濃度差のみを透析の駆動力とする拡
散透析現象を利用するものである限り、その透析
能力には自ら限界がある。
本考案は、前記拡散透析装置の改良に係るもの
であり、拡散液と供給液との間の濃度差を透析の
駆動力とするだけではなく、そこに更に電気的な
駆動力をも付加せしめ、その透析能力の一段の向
上を図つた電気透析装置を提供する。
であり、拡散液と供給液との間の濃度差を透析の
駆動力とするだけではなく、そこに更に電気的な
駆動力をも付加せしめ、その透析能力の一段の向
上を図つた電気透析装置を提供する。
本考案に係る電気透析装置は、その中空部に線
状電極を通したイオン交換性中空繊維を両端開口
部を揃えて束ね、かつ該両端開口部で各繊維中空
部を残して各繊維同士を接着、閉塞させた中空繊
維群を、内周面にシート状電極を貼着した筐体内
に該閉塞部を内接するように絶縁して収容し、該
筐体の両端蓋部に設けられた孔および各繊維中空
部によつて拡散液または供給液を、また該筐体の
胴部対向位置に設けられた孔および前記閉塞部間
の中空繊維群間隙によつて供給液または拡散液を
それぞれ通過せしめる際、前記イオン交換性中空
繊維中空部を通した線状電極群および前記筐体内
周面に貼着したシート状電極の間に直流電流を流
すことにより電気透析せしめるようにしてなる。
状電極を通したイオン交換性中空繊維を両端開口
部を揃えて束ね、かつ該両端開口部で各繊維中空
部を残して各繊維同士を接着、閉塞させた中空繊
維群を、内周面にシート状電極を貼着した筐体内
に該閉塞部を内接するように絶縁して収容し、該
筐体の両端蓋部に設けられた孔および各繊維中空
部によつて拡散液または供給液を、また該筐体の
胴部対向位置に設けられた孔および前記閉塞部間
の中空繊維群間隙によつて供給液または拡散液を
それぞれ通過せしめる際、前記イオン交換性中空
繊維中空部を通した線状電極群および前記筐体内
周面に貼着したシート状電極の間に直流電流を流
すことにより電気透析せしめるようにしてなる。
図面の第1図は、本考案に係る電気透析装置の
一態様の中心線断面図であり、第2図はその部分
拡大図である。
一態様の中心線断面図であり、第2図はその部分
拡大図である。
イオン交換性中空繊維1は、紐2,2′などを
用いてその両端開口部3,3′を揃えて束ね(こ
れは厳密に揃える必要はなく、実質的に揃えられ
るように束ねられていればよい)、この両端開口
部で各繊維中空部を残して各繊維同士を接着剤な
どを用いて接着、閉塞4,4′させる。
用いてその両端開口部3,3′を揃えて束ね(こ
れは厳密に揃える必要はなく、実質的に揃えられ
るように束ねられていればよい)、この両端開口
部で各繊維中空部を残して各繊維同士を接着剤な
どを用いて接着、閉塞4,4′させる。
これらの中空繊維の中空部には、線状電極1
1,11′,……が通されている。線状電極は、
炭素繊維またはそれの撚糸あるいは白金線の如き
耐薬品性で線状の導電性材料からなり、それは中
空繊維の中空部を通せるならばリボン状であつて
もよい。
1,11′,……が通されている。線状電極は、
炭素繊維またはそれの撚糸あるいは白金線の如き
耐薬品性で線状の導電性材料からなり、それは中
空繊維の中空部を通せるならばリボン状であつて
もよい。
このような中空部に線状電極を通した中空繊維
群を、筐体5内に閉塞部4,4′を内接するよう
に絶縁12,12′して収容する。この筐体の内
周面には、炭素繊維のクロス、フエルト、ペーパ
ーあるいは可撓性の黒鉛シート、白金シートなど
の耐薬品性でシート状の導電性材料13が、必要
に応じて貼り合せた形で、貼着されている。
群を、筐体5内に閉塞部4,4′を内接するよう
に絶縁12,12′して収容する。この筐体の内
周面には、炭素繊維のクロス、フエルト、ペーパ
ーあるいは可撓性の黒鉛シート、白金シートなど
の耐薬品性でシート状の導電性材料13が、必要
に応じて貼り合せた形で、貼着されている。
そして、各中空繊維の中空部を通した前記線状
電極群は、筐体の一端の蓋部6′の内側で束ねら
れ、該蓋部に穿設されたシール部14を通して、
陽極として電源15に結線されており、一方前記
シート状電極13は、筐体胴部8に穿設されたシ
ール部16を通して、陰極として電源15に結線
されている。なお、他端の蓋部6側の線状電極群
は、中空糸の開口部端面とほぼ同一平面になるよ
うに、自由端を形成している。
電極群は、筐体の一端の蓋部6′の内側で束ねら
れ、該蓋部に穿設されたシール部14を通して、
陽極として電源15に結線されており、一方前記
シート状電極13は、筐体胴部8に穿設されたシ
ール部16を通して、陰極として電源15に結線
されている。なお、他端の蓋部6側の線状電極群
は、中空糸の開口部端面とほぼ同一平面になるよ
うに、自由端を形成している。
拡散液は、筐体の両端蓋部6,6′に設けられ
た孔7,7′および各繊維中空部を通過せしめ、
また供給液は、この筐体の胴部8の対向位置に設
けられた孔9,9′および前記閉塞部4,4′間の
中空繊維群の間隙を通過せしめ、その際電源から
各電極間に直流電流を流すことによつて電気透析
が行われる。
た孔7,7′および各繊維中空部を通過せしめ、
また供給液は、この筐体の胴部8の対向位置に設
けられた孔9,9′および前記閉塞部4,4′間の
中空繊維群の間隙を通過せしめ、その際電源から
各電極間に直流電流を流すことによつて電気透析
が行われる。
かかる態様において、イオン交換性中空繊維と
しては任意の陰イオン交換性中空繊維を用いるこ
とができ、この場合回収すべき酸を含む水溶液を
供給液として孔9から筐体5内にポンプなどで連
続注入し、酸の拡散を受ける純水を拡散液として
孔7から筐体5内に別のポンプなどで連続注入
し、筐体内の別々の部分をそれぞれ通過する両液
を向流方式で流し、電気透析させた後、供給液が
孔9′から、また拡散液が孔7′からそれぞれ抜き
出される。この際、拡散液と供給液とを、それぞ
れ逆の位置に入れ替えて用いることもできる。こ
の場合には、陰極と陽極とを逆にして用いること
が好ましい。
しては任意の陰イオン交換性中空繊維を用いるこ
とができ、この場合回収すべき酸を含む水溶液を
供給液として孔9から筐体5内にポンプなどで連
続注入し、酸の拡散を受ける純水を拡散液として
孔7から筐体5内に別のポンプなどで連続注入
し、筐体内の別々の部分をそれぞれ通過する両液
を向流方式で流し、電気透析させた後、供給液が
孔9′から、また拡散液が孔7′からそれぞれ抜き
出される。この際、拡散液と供給液とを、それぞ
れ逆の位置に入れ替えて用いることもできる。こ
の場合には、陰極と陽極とを逆にして用いること
が好ましい。
なお、用いられる筐体の形状は、円筒状、角筒
状、その他任意の形状をとることができ、供給液
(または拡散液)を通過させるためにこの筐体に
設けられる孔の胴部対向位置も、拡散液(または
供給液)との向流効果が達せられる限り、厳密に
胴部の中心位置に対して対向的な位置であること
を要しない。
状、その他任意の形状をとることができ、供給液
(または拡散液)を通過させるためにこの筐体に
設けられる孔の胴部対向位置も、拡散液(または
供給液)との向流効果が達せられる限り、厳密に
胴部の中心位置に対して対向的な位置であること
を要しない。
本考案に係る電気透析装置を用いた場合には、
拡散透析されるべきイオンの中空繊維膜内透析速
度は、供給液および拡散液の濃度差による駆動力
に加えて、そこに電気的な駆動力も付加されるた
め、更に一段の向上を図ることができる。
拡散透析されるべきイオンの中空繊維膜内透析速
度は、供給液および拡散液の濃度差による駆動力
に加えて、そこに電気的な駆動力も付加されるた
め、更に一段の向上を図ることができる。
第1図は、本考案に係る電気透析装置の一態様
の中心線断面図である。第2図は、その部分拡大
図である。 符号の説明、1……イオン交換性中空繊維、3
……中空繊維両端開口部、4……接着、閉塞部、
5……筐体、6……筐体端部の蓋部、7……蓋部
の孔、8……筐体胴部、9……胴部の孔、11…
…線状電極、13……シート状電極、15……電
源。
の中心線断面図である。第2図は、その部分拡大
図である。 符号の説明、1……イオン交換性中空繊維、3
……中空繊維両端開口部、4……接着、閉塞部、
5……筐体、6……筐体端部の蓋部、7……蓋部
の孔、8……筐体胴部、9……胴部の孔、11…
…線状電極、13……シート状電極、15……電
源。
Claims (1)
- その中空部に線状電極を通したイオン交換性中
空繊維を両端開口部を揃えて束ね、かつ該両端開
口部で各繊維中空部を残して各繊維同士を接着、
閉塞させた中空繊維群を、内周面にシート状電極
を貼着した筐体内に該閉塞部を内接するように絶
縁して収容し、該筐体の両端蓋部に設けられた孔
および各繊維中空部によつて拡散液または供給液
を、また該筐体の胴部対向位置に設けられた孔お
よび前記閉塞部間の中空繊維群間隙によつて供給
液または拡散液をそれぞれ通過せしめる際、前記
イオン交換性中空繊維中空部を通した線状電極群
および前記筐体内周面に貼着したシート状電極の
間に直流電流を流すことにより電気透析せしめる
ようにした電気透析装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16486382U JPS5970703U (ja) | 1982-10-29 | 1982-10-29 | 電気透析装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16486382U JPS5970703U (ja) | 1982-10-29 | 1982-10-29 | 電気透析装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5970703U JPS5970703U (ja) | 1984-05-14 |
JPS6326167Y2 true JPS6326167Y2 (ja) | 1988-07-15 |
Family
ID=30361333
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16486382U Granted JPS5970703U (ja) | 1982-10-29 | 1982-10-29 | 電気透析装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5970703U (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4019644B2 (ja) * | 2001-03-07 | 2007-12-12 | 株式会社明電舎 | 浄水方法,浄水装置および浄水システム |
-
1982
- 1982-10-29 JP JP16486382U patent/JPS5970703U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5970703U (ja) | 1984-05-14 |
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