JPS63260753A - 研摩方法および装置 - Google Patents

研摩方法および装置

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JPS63260753A
JPS63260753A JP9200087A JP9200087A JPS63260753A JP S63260753 A JPS63260753 A JP S63260753A JP 9200087 A JP9200087 A JP 9200087A JP 9200087 A JP9200087 A JP 9200087A JP S63260753 A JPS63260753 A JP S63260753A
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vibrator
grindstone
vibration
phase
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Kengo Ohira
大平 研五
Naoshi Takayama
高山 直士
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Makino Milling Machine Co Ltd
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Makino Milling Machine Co Ltd
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23QDETAILS, COMPONENTS, OR ACCESSORIES FOR MACHINE TOOLS, e.g. ARRANGEMENTS FOR COPYING OR CONTROLLING; MACHINE TOOLS IN GENERAL CHARACTERISED BY THE CONSTRUCTION OF PARTICULAR DETAILS OR COMPONENTS; COMBINATIONS OR ASSOCIATIONS OF METAL-WORKING MACHINES, NOT DIRECTED TO A PARTICULAR RESULT
    • B23Q1/00Members which are comprised in the general build-up of a form of machine, particularly relatively large fixed members
    • B23Q1/25Movable or adjustable work or tool supports
    • B23Q1/26Movable or adjustable work or tool supports characterised by constructional features relating to the co-operation of relatively movable members; Means for preventing relative movement of such members
    • B23Q1/34Relative movement obtained by use of deformable elements, e.g. piezoelectric, magnetostrictive, elastic or thermally-dilatable elements
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23QDETAILS, COMPONENTS, OR ACCESSORIES FOR MACHINE TOOLS, e.g. ARRANGEMENTS FOR COPYING OR CONTROLLING; MACHINE TOOLS IN GENERAL CHARACTERISED BY THE CONSTRUCTION OF PARTICULAR DETAILS OR COMPONENTS; COMBINATIONS OR ASSOCIATIONS OF METAL-WORKING MACHINES, NOT DIRECTED TO A PARTICULAR RESULT
    • B23Q5/00Driving or feeding mechanisms; Control arrangements therefor
    • B23Q5/02Driving main working members
    • B23Q5/04Driving main working members rotary shafts, e.g. working-spindles
    • B23Q5/043Accessories for spindle drives

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Grinding And Polishing Of Tertiary Curved Surfaces And Surfaces With Complex Shapes (AREA)
  • Finish Polishing, Edge Sharpening, And Grinding By Specific Grinding Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はワークを研摩する研摩方法とその装置に関し、
特に振動を重畳させて研摩する研摩方法とその装置に関
する。
〔従来の技術と問題点〕
砥石にワークに対する相対送り運動を与えると共に振動
を重畳させてワーク表面を研摩する方法及びその装置は
一般に知られている。この場合付与すべき振動は、研摩
効率上の観点からワーク表面に接する平面内で砥石の送
り方向と直交する方向に与えることが好ましいというこ
とは周知である。従って金型等の自由曲面の研摩に際し
ては、その研摩用砥石の移動に伴なって刻々砥石の振動
方向を変化させる必要がある。
然しなから上述した一般の研摩方法及び装置では、砥石
に対する振動の方向は一定方同に制限されている場合が
多い。こうした研摩装置を用いて金型等の自由曲面を研
摩する場合には、研摩工具自体又はワーク自体の取付姿
勢を曲面の傾斜に応じて迅速に変化させる必要があり、
装置が大がかりになると共にワークと研摩工具との干渉
の生ずる危険性がある。
また砥石の振動方向を任意に設定する方法、装置として
は、2次元平面内の方向設定に対しては2個の振動子を
互いに直交する方向に組み合わせ、また3次元空間内の
方向設定に対しては3個の振動子を互いに直交する方向
に組み合わせることが試みられている。然しなから、こ
うした異なる振動方向の振動子の組み合わせ方式では、
振動子というばね要素が多次元的に組み合わされている
ため、多自由度の振動が発生する。このため砥石に所望
の振動を与えるための各振動子の振動制御が複雑で困難
となる。
依って本発明は斯る問題点の解決を図るべく、構造が簡
単であると共に砥石の振動方向制御の容易な、任意方向
の振動を与えることの可能な研摩方法と装置とを提供す
ることを目的とする。
〔問題点を解決するための手段と作用〕上記発明目的に
鑑みて木筆1の発明によれば、砥石とワークとの相対送
り運動に振動を重畳させてワークを研摩する研摩方法で
あって、印加電圧の大きさに応じて振動を発生する振動
子を複数個用い、それぞれの振動子に与える前記印加電
圧の大きさとその位相を制御し、前記砥石に与える振動
の振動方向を所望の方向にしてワークを研摩するように
したことを特徴とする研摩方法を提供する。
また木筆2の発明によれば、砥石とワークとの相対送り
運動に振動を重畳させてワークを研摩する研摩装置であ
って、印加電圧の大きさに応じて振動を発生する振動子
をハウジング内に複数個設け、前記複数個の振動子に連
結され前記振動子の振動の合成振動で振動する可動部材
の先端に砥石を設け、該砥石に与えたい振動の方向およ
び振幅に基づいて前記各振動子に印加すべき電圧の大き
さおよびその位相を求め、前記各振動子に前記印加電圧
を与える印加電圧制御手段を具備し、前記砥石に与える
振動の振動方向を所望の方向に制御してワークを研摩す
るようにした研摩装置を提供する。
この研摩方法および装置によって、砥石に与えたい振動
の方向と振幅を指定すれば、各振動子に印加すべき電圧
の大きさおよび位相が一義的に決定される。この決定さ
れた印加電圧で各振動子を振動させるとその合成振動が
砥石に伝達され、結局前記指定通りの方向と振幅で砥石
は振動する。
砥石の送り方向およびワークの傾斜角度が変われば、そ
れに応じて印加電圧を制御することにより、常に適切な
方向の振動を砥石に付与することができる。このとき砥
石やワークの取付姿勢を変えることなく、振動子の印加
電圧を制御するだけで、3次元任意方向の砥石振動が得
られるのである。
〔実施例〕
以下本発明を添付図面に示す実施例に基づいて更に詳細
に説明する。第1図は本発明に依る研摩装置の部分縦断
面図、第2図は第1図の矢視線■−■による横断面図、
第3図(a)から(g)は第1図に示した研摩装置が2
次元用に使用された場合の作動原理説明図、第4図は第
1図に示した研摩装置が3次元用に使用された場合の作
動原理説明図、第5図(a)から(c)は第4図に加え
て、3個の振動子の駆動位相の関係を説明する原理説明
図、第6図は、振動子を4個取付けた場合の上面から見
た原理説明図、第7図は印加電圧制御手段の構成図であ
る。
まず第1図と第2図とを参照すると、中心軸線25を有
したテーバシャンク36を形成具備した押圧基台部14
はそのテーパシャンク36を、例えば工作機械の主軸部
に取付固定し、以下に説明する振動装置を伴なった砥石
をワークの被加工面に沿って所定方向に移動させてワー
クを研摩する駆動力伝達部である。該押圧基台部14に
は前記中心軸線25を中心としたシリンダ孔16が設け
られており、該シリンダ孔16の中にはピストン・ロフ
ト24を有したピストン22が軸線25の方向に摺動可
能に配設されている。該ピストン22の上部から流体圧
力を作用可能な位置には上部空気供給孔18がシリンダ
孔16に開口しており、またピストン22の下部から流
体圧力を作用可能な位置には下部空気供給孔20がシリ
ンダ孔16に開口している。上部空気供給孔18から供
給された圧力空気はピストン22に配設されたO−リン
グ30と押圧基台部14の蓋部に配設された他のO−リ
ング29とによってシールされている。
一方下部空気供給孔20から供給された圧力空気は後述
のO−リング32と前記0−リング30とによってシー
ルされている。
押圧基台部14には前記ピストンロッド24を囲繞する
円筒部26が前記中心軸線25を中心として突設されて
いる。該円筒部26の外表面に対して前記中心軸線25
の方向に相対移動可能な振動子保持体10が配設されて
いる。該振動子保持体10は前述のピストンロッド24
の下端部とネジ・ナツト締結によって前述の中心軸線2
5の方向にピストンロッド24と共に移動可能に連結さ
れている。前述の円筒部26と振動子保持体10との相
対的移動は、前述のピストン22の移動に伴なって振動
子保持体10が円筒部26の外表面と振動子保持体10
に設けられたシリンダ33との間で摺動することによっ
て行なわれる。円筒部26とピストンロッド24との間
には0−リング32が配設されており、前述の下側空気
供給孔20から供給された圧力空気のシールを行なって
いる。こうして上側空気供給孔18又は下側空気供給孔
20から圧力空気を供給し、後述の砥石48をワークに
対して適切な押圧力(例えば2〜10kg)で押圧する
よう調節ができる。
振動子保持体10はハウジングになっており、その中心
軸線25から等距離でかつ、互いに等角度離間した位置
に3個の振動子12A 、 12B 、 12Cが保持
されている。これらの振動子12A 、 12B 。
12Cはリード142が配設されており、印加電圧の大
きさに応じて伸長する。従ってこの性質を利用して交番
電圧を与えることによって振動子を伸縮、即ち振動させ
ることができる。各振動子12A。
12B 、 12Cの振動方向は前記軸線25と平行な
方向となるよう保持している。振動子にはPZT(チタ
ン酸ジルコン酸鉛)系セラミックスの薄板を円筒形状に
積層し、電圧を加えると軸方向に伸長する性質のものを
用いている。例えば外径2011、長さ45gのものは
、500 Vの交番電圧を作用させると約30μmの振
幅の振動を発生できる。
また数十から数千Hzの周波数の振動が可能である。
本実施例は第2図にも示す如く3個の振動子12A 、
 12B 、 12Cを正三角形の角頂点に配設した形
態に成し、後で説明する様に3次元空間内の任意の方向
に砥石48 (第1図)を振動させるための配置である
。この3次元内の方向のうち特定め方向と言える一平面
内、即ち2次元内の任意の方向に砥石48を振動させる
には2つの振動子を用いただけでも可能である。孔52
の中心軸線は中心軸線25に対して振動子12Aの中心
軸線と対称な位置にあり、この孔52に振動子12Aと
同様な振動子を挿入保持し、後述の砥石保持具44に対
する振動子12B 、 12Cの連結を外し、該新振動
子と振動子12Aとの2つの振動子のみによって砥石4
8を一平面内の任意の方向に振動させることができる。
孔52はこのための予備孔である。
前述の3つの振動子12A 、 12B 、 12Cの
下端には足38が各振動子12A 、 12B 、 1
2Gの中心軸線上に同着されており、これらの足38は
砥石48を固定した砥石軸50を先端に保持した砥石保
持具44に連結されている。この各足38と砥石保持具
44との連結は完全固定であり、各振動子12A 、 
12B 、 12Cの伸縮に伴ない砥石保持具44は共
に動く。従って、砥石保持具44は振動子保持体10に
対して、即ち軸vA25に対して可動である。
皿ばね40は各足38を介して各振動子12A。
12B 、 12Cを常に上方に押し付け、各振動子に
圧縮方向の予圧をかけている。また砥石軸50はセット
スクリュー46によってワークの形状に合った各種形状
の砥石が着脱可能に固定されている。
該砥石軸50に取付固定された砥石48は、砥石軸50
を介して砥石保持具44に取付けられた状態では砥石4
8の中心(先端)が前記軸線25上に存在する様に配設
されている。
以上の構成の研摩装置において、振動子の印加電圧制御
手段54につき以下に記載する。まず一平面内の任意の
方向に砥石48を振動させる場合に、2つの振動子を用
いる方法を第3図を参照しながら説明する。(a)では
砥石48を取付けた可動部材である砥石保持具44を丁
字形部材44Tで置き換え、点Tは砥石48の先端中心
を示している。2つの振動子A、Bの各先端中心は丁字
形部材44T上に位置し、それぞれ点PA、PBとする
。長さPA・0とPB−0とは共にL(振動子Aと振動
子Bとの距離の1/2)であり、長さ0−TはBL(振
動子先端と砥石48の先端との垂直距離)とする。図(
b)−は図(a)の矢視す−すである。
振動子A、Bは共に上下方向に振動するが、その振動の
振幅及び位相に応じて丁字形部材44Tの砥石付fiT
は図(c)から(g)までの如(1つのX−Z面内で各
種方向に振動移動する。該図(C)から(f)の中に点
イ、口、ハ、二として示された不動点、即ち丁字形部材
44Tの振動の際動かないで振動の中心軸線となる軸線
は、点PA。
0、PBとの位置関係において図(b)の各軸線イ、口
、ハ、二に示す位置に対応する。図(g)の場合の不動
点(振動の中心軸線)は図(f)の点二が無限の遠くに
位置しているものと考えてよい。図(b)の中心軸線イ
は点PA、PBの中間点0の位置にあり、中心軸線口は
点PAとOとの間、中心軸線ハは点PBとOとの間、中
心軸線二は点PA9PBの外側に位置していることを表
わしている。後述の如く振動子A、Bは例えば単振動さ
せればよく、各振動の振幅と位相の関係は表1の如くな
る。
表   1 ここで、BLOT字形部材44Tの足の長さく0・T)
、α=jan−’(L/ B L)、 LA=−L、LB=L。
STi砥石砥石振動ストロークの半分 (例えば10〜15.crm)、、ST<<BL−π/
2〈γ≦π/2(図(d)のγ 方向を正とする。)、 DA:振動子Aの振幅、 DB:振動子Bの振幅、 である。中心軸線イ、口、ハ、即ち図(C)、 (d)
(e)の場合には2つの振動子A、Bは反位相、即ち位
相をπだけずらせて振動させ、一方中心軸線二、即ち図
(f)、(g)の場合には同位相で振動させればよい。
丁字形部材44Tの点Tの動きは、BLの長さに比べ砥
石の振動振幅STが十分小さいので、略直線と見なせる
次に砥石を3次元内の任意の方向に振動させる方法につ
き、第4図と第5図(a)、(b)、(c)とを参照し
ながら説明する。中心0から等距離りにあり、互いに1
20度ずつ離間した3つの振動子A、B、Cの加振によ
り、0・A線(図のX軸線上)から反時計方向に測った
任意角度θの方向のN−Z面内で砥石が振動する場合に
ついて考える。
前述の第3図の場合と同様に丁字形部材44Tを考え、
先端Tは砥石48の中心(先端)を示している。r部材
と0−T部材とが直交している。第4図には該丁字形部
材44Tを正面に見た振動説明図、即ちN−Z面を垂直
に見た図が併示されている。このN−Z面内でのN軸に
対する砥石Tの振動方向Tは第3図の場合と同様第4図
に示した方向を正の方向とする。また3個の振動子A。
B、Cの各先端位置PA、PB、PCのN−Z面への投
影位置のN座標を各々LA、LB、LCとする。第4図
のN′軸線は図が煩雑になることを防止するためN軸線
と平行に引いた補助線にすぎない。この場合の丁字形部
材44Tの振動の中心軸線(不動点)は!で示しである
第5図(a)、(b)、(c)に示した各N方向の振動
の場合の中心軸線lの位置をイ、口、ハ、二の4つに分
類している。即ちイは点P2に対し点PIと反対の側に
ある場合、口は点PIに対し点P2と反対の側にある場
合、ハは点P2と0との間にある場合、二は点Piと0
との間にある場合を意味している。3つの振動子A、B
、Cを振動させる場合の各振動の振幅は次式で表わされ
る。
DA= l LA−3T ・(cosr)/BL+5T
−sinr 1DB= l LB−3T ・(cosr
)/B L +5T−sin71DC= l LC−3
T  (cosy)/BL+5T−sinr lここで
、DA:振動子への振幅、 DB: 〃 B 〃、 DC:振動子Cの振幅、 BLOT字形部材44Tの足の長さ く0・T)、 ST:砥石Tの振動ストロークの半 分、 LA=Lcosθ、 である、また各振動の位相関係は表2.3.4の1口く
なり、各表2.3.4は各々第5図の(a)。
(b)、 (C)に対応する。ここで、α4 = ja
n −’(LA/BL)、cxs = jan −’(
LB/BL)、cx、、 = tan −’(LC/B
L)、としておく。
表  2  (0≦θ〈π/3の場合)砥石の振動方向
   ;  位相関係 イ1α。くT≦π/21全て同位相 ロレπ/2〈γ≦α、書 表  3  (π/3≦θ〈2π/3の場合)砥石の振
動方向   、  位相関係 イ1α。〈T≦π/2 (全て同位相 口I−π/2くγ≦αB 率 表    4  (2π/3≦θ〈πの場合)イ;α。
〈T≦π/2 ;全て同位相 口1−π/2くT≦α、I 以上の如<N−Z面の方向θと砥石下の振動方向γとの
分類に応じて各々の振動子A、B、Cに振幅DA、DB
、DCを、また表2.3.4の様に位相の関係を与えれ
ば3次元空間内の所望の方向に砥石を振動させることが
できる。
更には、2次元の場合も3次元の場合も含めて砥石の位
置Sと振動子の先端位置d(第3図(d)及び第4図参
照)との関係は、 d=n−3・(cosr)/BL+S −5inr=に
−3(k=n ・(cosT)/BL+5inr)で表
わされる。ここで、Sは砥石の振動ストロークの中心点
をOとし、第3図の場合ではX−Z平面のX座標が正の
値となる側が正である砥石下の位置座標である。第4図
の場合ではN−Z平面のN座標が正となる側がSの正方
向である。一方nは第3図の場合では振動子のX座標、
第4図の場合では振動子先端のN座標である。dは第3
図及び第4図共に振動子先端のZ座標である。例えば2
つの振動子A、Bについて上記式を適用すると、砥石の
振動方向が定まれば となり、両振動子A、Bの振動位1ldA 、d、の比
は一定となる。従って、各振動子は同一周期を有した正
弦波どうし、又は同一周期を有した三角波どうし等の単
純な周期関数を用いて、Sの値(砥石の位置)に関係な
く常に振動位置の比(aS/dA)が一定値となる振動
制御を行なえばよい。
このことは制御が簡単であることを意味している。
以上のことは振動子が3個あっても同じことである。
次に振動子が4個設けられている場合を第6図に基づい
て説明する。まず隣り同志の振動子AおよびBで1つの
振動子の組を構成し、他の隣り同志の振動子CおよびD
でもう1つの振動子の組を構成する。ここで1組にした
振動子A、Bには常に同一の大きさおよび同一の位相の
電圧を印加し、別の1組の振動子C,Dにも常に同一の
大きさおよび同一の位相の電圧を印加する。つまり、あ
たかも振動子AとBとの中間位置に仮想の振動子Eが、
また振動子CとDとの中間位置に仮想の振動子Fが取付
けられていると考えることができる。
この場合砥石はXZ平面内で振動することになり、その
原理は前述の第3図の説明で振動子AをEに、振動子B
をFに置き換えたのと同じである。
更に振動子の組み合せを変えて、振動子AおよびDで1
つの振動子の組を構成し、振動子BおよびCでもう1つ
の振動子の組を構成する。前述と同様に1組にした振動
子A、Dには常に同一の大きさおよび同一の位相の電圧
を印加し、別の1組の振動子B、Cにも常に同一の大き
さおよび同一の位相の電圧を印加する。すると今度は、
あたかも振動子BとCとの中間位置に仮想の振動子Gが
、振動子AとDとの中間位置に仮想の振動子Hが取付け
られていると考えることができる。この場合砥石はYZ
平面内で振動することになり、その原理は前述の第3図
の説明で振動子AをGに、振動子BをHに置き換えたの
と同じである。
このように4個の振動子を用いると、振動子の組合せを
変えることにより、砥石をXZ平面内で振動させたり、
またはYZ平面内で振動させたり切換えることができる
第1図の印加電圧制御手段54は、予め印加電圧の大き
さと振動子の振幅の対応関係がわかっているので、第3
図から第6図で説明したようにして求められた各振動子
の振幅および位相に応じて、電圧の大きさおよび電圧の
位相を決定し、砥石に所望の振動を与えることができる
次に第7図を用いて印加電圧制御手段54の構成および
作用を、振動子が2つ取付けられている場合について説
明する。まず振動子保持体10や砥石保持具44を有し
た研摩工具の幾何学的寸法ばよって、前述のBLおよび
Lを定数として設定器60に入力し、また振動子に与え
るべき振動波形および周波数並びに振動の起動・停止も
設定器60に指定する。更に砥石48に与えるべき振動
振幅STおよび角度Tを変数として設定器60に入力す
る。BL、L、ST、rの各数値は演算器62に送られ
、前述の表1の如く振動子A、Bの振幅DA、DBおよ
び振動子AとBとの位相が演算、決定される。一方設定
器60からの振動波形、周波数および振動の起動、停止
命令を発振器64に導き、所定の波形および周波数の振
動を発生させたり、止めたりする。発振器64からの1
つの出力は増幅器A68に導かれ、もう1つの出力は位
相制御器66を経由して増幅器B70に導かれる。
位相制御器66は、演算器62からの位相の値が0なら
発振器64の出力波形のまま、位相がπなら発振器64
からの出力波形の位相を反転する。
そして増幅器A68および増幅器B70は、演算器62
で演算、決定した振動子Aに与えるべき振動振幅DAお
よび振動子Bに与えるべき振動振幅DBを受は入れ、そ
のDAおよびDBに対応する電圧を発生し、振動子Aお
よびBにそれぞれ供給する。ここで振動子に電圧を与え
たときの電圧と振動振幅との対応関係を予め増幅器A6
8および増幅器B70に記憶させておくことは言うまで
もない。
設定器60に入力する各種数値等は、手動で入力しても
良いし、他の制御機器の出力を利用しても良い。
〔発明の効果〕
以上の説明から明らかなように本発明によれば、砥石を
空間内の任意の方向に振動させることができ、その振動
制御方法としては1次元方向のみに振動可能な振動子を
複数個平行に保持する簡単な構造を使用して、しかも各
振動子に印加する電圧の大きさおよび位相を制御するこ
とによって振動子の振動制御を簡単、確実に行うことの
できる研摩装置と方法とを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に依る研摩装置の部分縦断面図、第2図
は第1図の矢視線■−Hによる横断面図、第3図(a)
から(g)は第1図に示した研摩装置が2次元用に使用
された場合の作動原理説明図、第4図は第1図に示した
研摩装置が3次元用に使用された場合の作動原理説明図
、第5図(a)から(c)は第4図に加えて、3個の振
動子の駆動位相の関係を説明する原理説明図、第6図は
振動子を4個取り付けたときの上面から見た原理説明図
、第7図は印加電圧制御手段の構成図。 10・・・振動子保持体、 12A 、 12B 、 12C・・・振動子、14・
・・押圧基台部、   16・・・シリンダ孔、18・
・・上部空気供給孔、 20・・・下部空気供給孔、  22・・・ピストン、
24・・・ピストンロッド、  25・・・中心軸線、
40・・・皿ばね、      44・・・砥石保持具
、48・・・砥石。 (Q) (b)            (c)第5図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、砥石とワークとの相対送り運動に振動を重畳させて
    ワークを研摩する研摩方法であって、印加電圧の大きさ
    に応じて振動を発生する振動子を複数個用い、それぞれ
    の振動子に与える前記印加電圧の大きさとその位相を制
    御し、前記砥石に与える振動の振動方向を所望の方向に
    してワークを研摩するようにしたことを特徴とする研摩
    方法。 2、前記振動子を2個用い、該各振動子に与える印加電
    圧の大きさは、前記砥石の振動方向γおよび振幅STを
    式 DA=|−L−ST・(cosγ)/BL+ST・si
    nγ|DB=|L・ST・(cosγ)/BL+ST・
    sinγ|ここで L:振動子Aと振動子Bとの距離の
    1/2BL:振動子先端から砥石先端までの垂直 距離 に変数として代入し求められる前記各振動子の振動子A
    の振幅DAおよび振動子Bの振幅DBに応じて決定し、
    前記振動子に与える印加電圧の位相は、前記砥石の振動
    方向γによって決定し、前記砥石に振動を与えるように
    した特許請求の範囲第1項に記載の研磨方法。 3、前記振動子を3個用い、該各振動子に与え る印加
    電圧の大きさは、前記砥石の振動方向θ、γおよび振幅
    STを式 DA=|L・(cosθ)・ST・(cosγ)/BL
    +ST・sinγ|DB=|(−(L/2)cosθ+
    (√3/2)Lsinθ)・ST・(cosγ)/BL
    +ST・sinγ| DC=|(−(L/2)cosθ−(√3/2)Lsi
    nθ)・ST・(cosγ)/BL+ST・sinγ| ここでL:3個の振動子A、B、Cの各先端を通る1つ
    の円の半径 BL:振動子先端から砥石先端までの垂直 距離 に変数として代入し求められる前記各振動子の振動子A
    の振幅DA、振動子Bの振幅DBおよび振動子Cの振幅
    DCに応じて決定し、前記振動子に与える印加電圧の位
    相は、前記砥石の振動方向θおよびγによって決定し、
    前記砥石に振動を与えるようにした特許請求の範囲第1
    項に記載の研摩方法。 4、前記振動子を4個用い、該振動子の隣り合う2個ず
    つを組にして2組の振動子を設定し、一方の組の2個の
    振動子に与える印加電圧は常に同一の大きさおよび同一
    の位相とし、他方の組の2個の振動子に与える印加電圧
    も常に同一の大きさおよび同一の位相とした特許請求の
    範囲第1項に記載の研摩方法。 5、前記2組の振動子の組合せは、前記4個の振動子A
    、B、C、DをAおよびBとCおよびDとの2組に組分
    けする第1の組合せと、AおよびDとBおよびCとの2
    組に組分けする第2の組合せとのどちらかに組合せ換え
    可能にした特許請求の範囲第4項に記載の研摩方法。 6、砥石とワークとの相対送り運動に振動を重畳させて
    ワークを研摩する研摩装置であって、印加電圧の大きさ
    に応じて振動を発生する振動子をハウジング内に複数個
    設け、前記複数個の振動子に連結され前記振動子の振動
    の合成振動で振動する可動部材の先端に砥石を設け、該
    砥石に与えたい振動の方向および振幅に基づいて前記各
    振動子に印加すべき電圧の大きさおよびその位相を求め
    、前記各振動子に前記印加電圧を与える印加電圧制御手
    段を具備し、前記砥石に与える振動の振動方向を所望の
    方向に制御してワークを研摩するようにした研摩装置。 7、前記振動子は、2個の振動子をその振動方向を平行
    にして前記ハウジングの中心軸線に対して等配位置に設
    け、前記印加電圧制御手段は、前記砥石の振動方向γお
    よび振幅STを式 DA=|−L・ST・(cosγ)/BL+ST・si
    nγ|DB=|L・ST・(cosγ)/BL+ST・
    sinγ|ここでL:振動子Aと振動子Bとの距離の1
    /2BL:振動子先端から砥石先端までの垂直 距離 に変数として代入し求められる前記各振動子の振動子A
    の振幅DAおよび振動子Bの振幅DBに応じて決定し、
    前記振動子に与える印加電圧の位相は、前記砥石の振動
    方向γによって決定し、前記砥石に振動を与えるように
    した特許請求の範囲第6項に記載の研摩装置。 8、前記振動子は、3個の振動子をその振動方向を平行
    にして前記ハウジングの中心軸線に対して等配位置に設
    け、前記印加電圧制御手段は、前記砥石の振動方向θ、
    γおよび振幅STを式DA=|Lcosθ・ST・(c
    osγ)/BL+ST・sinγ|DB=|(−(L/
    2)cosθ+(√3/2)Lsinθ)・ST・(c
    osγ)/BL+ST・sinγ| DC=|(−(L/2)cosθ−(√3/2)Lsi
    nθ)・ST・(cosγ)/BL+ST・sinγ| ここで L:3個の振動子A、B、Cの各先端を通る1
    つの円の半径 BL:振動子先端から砥石先端までの垂直 距離 に変数として代入し求められる前記各振動子の振動子A
    の振幅DA、振動子Bの振幅DBおよび振動子Cの振幅
    DCに応じて決定し、前記振動子に与える印加電圧の位
    相は、前記砥石の振動方向θおよびγによって決定し、
    前記砥石に振動を与えるようにした特許請求の範囲第6
    項に記載の研摩装置。 9、前記振動子は、4個の振動子をその振動方向を平行
    にして前記ハウジングの中心軸線に対して等配位置に設
    け、該振動子の隣り合う2個ずつを組にして2組の振動
    子を設定し、前記印加電圧制御手段は、前記2組の振動
    子の組合せのうち一方の組合せの2個の振動子には常に
    同一の大きさおよび同一の位相の電圧を印加し、他方の
    組合せの2個の振動子にも常に同一の大きさおよび同一
    の位相の電圧を印加するようにした特許請求の範囲第6
    項に記載の研摩装置。 10、前記印加電圧制御手段は、前記4個の振動子A、
    B、C、DをAおよびBとCおよびDとの2組とに組分
    けする第1の組合せと、AおよびDとBおよびCとの2
    組に組分けする第2の組合せとのどちらかに組合せ換え
    可能にした特許請求の範囲第9項に記載の研摩装置。 11、前記砥石は、その中心軸線と前記ハウジングの中
    心軸線とが一致するように前記可動部材に設けられた特
    許請求の範囲第6項から第10項までのいずれか1項に
    記載の研摩装置。 12、前記ハウジングは、シリンダ・ピストン機構を備
    えた押圧基台部と、前記ピストンと連結固定されて前記
    押圧基台部に対して前記シリンダの中心軸線方向に摺動
    可能であり、前記振動子をその振動方向が前記シリンダ
    の中心軸線と平行になるよう保持した振動子保持体とを
    具備して成る特許請求の範囲第6項から第11項までの
    いずれか1項に記載の研摩装置。 13、前記ハウジングは、シャンクを有して機械の工具
    主軸に着脱自在になった特許請求の範囲第6項から第1
    2項までのいずれか1項に記載の研摩装置。
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