JPS6325997Y2 - - Google Patents

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JPS6325997Y2
JPS6325997Y2 JP1984077509U JP7750984U JPS6325997Y2 JP S6325997 Y2 JPS6325997 Y2 JP S6325997Y2 JP 1984077509 U JP1984077509 U JP 1984077509U JP 7750984 U JP7750984 U JP 7750984U JP S6325997 Y2 JPS6325997 Y2 JP S6325997Y2
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rollers
forming
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roller
gap
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Description

【考案の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 本考案は食品材料、すなわち、米飯、食肉等の
供給装置に関し、特に、食品材料の自動定量供給
装置に関する。
また、本考案は、食品材料の成形型等の成形用
容器への食品材料供給装置に関し、特に、握り寿
司、握り飯、その他成形米飯用の自動成形機への
自動米飯供給装置に関する。
(ロ) 従来技術と問題点 従来、米飯を幕の内の御飯、おにぎり等に成形
するための食品成形装置における米飯の送り装置
として、一対の無端成形ベルトを用いるものが知
られている。この装置では、一対の無端ベルト間
に、垂直方向下側に向つて次第に挟窄する米飯送
り通路が形成され、この送り通路に沿つて米飯が
連続的に供給される。米飯がこの送り通路を連続
的に通つて下側から排出される過程で、米飯の供
給は、ほぼ定量化して、一定の大きさとなり、お
にぎり等の成形に適したものとなる。そこで、お
にぎり一個分の量に相当する長さごとに切断し
て、おにぎり等の成形用型枠に入れ、おにぎりと
して成形され、供給される。
しかし、このように一対の無端ベルトを使用す
る従来の米飯等の食品成形装置では、無端成形ベ
ルトが、織物材料にテフロン等の樹脂をコーテイ
ングしたものであるために、無端成形ベルトの両
縁部又は裏側の繊維がむき出しになり、したがつ
て、それら両縁部又は裏側の繊維の露出部分は細
菌が繁殖し易いところとなり、しかも、このよう
な、無端成形ベルトの繊維の露出部は十分に清掃
することは難しいので、衛生的な保守および管理
が困難であつた。さらに、一対の無端送りベルト
を使用する場合、ベルト間の送り通路を米飯が通
るとき、米飯は絶えず圧縮力を受けるので、比較
的固い状態に成形されがちとなり、問題であつ
た。
(ハ) 考案の構成 本考案者は、下方への食品材料、例えば米飯の
移送が、左右に並んだ一対の送りローラを二段に
設け、上下のローラ間の間隙及び左右のローラ間
の間隙を適宜調整することによつて、米飯の下方
への送りが、一対の送り作用により、円滑にしか
も安定して行えることを見出し本考案に到達し
た。
本考案の食品材料供給装置は、このようにロー
ラの送り作用によるものであり、以上述べたよう
な従来の一対の無端ベルトを使用する食品材料供
給装置の問題点を解消するものであつて、清掃が
容易で、しかも食品材料、例えば米飯の供給過程
で、程好い成形状態の米飯が供給される食品材料
供給装置例えば、米飯供給装置を提供するもので
ある。
本考案は、食品材料供給用開口部と、該食品材
料供給用開口部の下方に、ローラ間の間隙を位置
させて複数の軸方向に突条を有する上側の一対の
送りローラを並設させ、この上側の一対のローラ
間の間隙の下方に、下側の一対のローラ間の間隙
を位置させて、複数の軸方向に突条を有する下側
の一対の送りローラを並設させて、少くとも二段
に複数の軸方向に突条を有する一対の送りローラ
が形成されている送りローラ部と、該送りローラ
部の下方に位置し、該送りローラ部の送り域の軸
方向の長さより大きく軸方向の長さが形成されて
いる成形域を有し、前記送りローラ部の最下端の
複数の軸方向に突条を有する一対の送りローラの
間隙の下方に、ローラ成形面が軸方向と直角方向
に全周に亘つて溝状に形成されている上側の一対
の成形ローラのローラ間の間隙を位置させて、ロ
ーラ成形面が軸方向と直角方向に全周に亘つて溝
状に形成されている上側の一対の成形ローラを並
設させ、前記上側の一対の成形ローラのローラ間
の間隙の下方に、ローラ成形面が軸方向と直角方
向に全周に亘つて溝状に形成されている下側の一
対の成形ローラのローラ間の間隙を位置させて、
ローラ成形面が軸方向と直角方向に全周に亘つて
溝状に形成されている下側の一対の成形ローラを
並設させて、少くとも二段にローラ成形面が軸方
向と直角方向に全周に亘つて溝状に形成されてい
る一対の成形ローラが形成されている成形ローラ
部と、該成形ローラ部のローラ成形面が軸方向と
直角方向に全周に亘つて溝状に形成されている最
下端の一対の成形ローラ下方にガイド部材が配設
されて、成形ローラ部の最下端のローラ間の間隙
の下方にその間隙が形成されているガイド部と、
該ガイド部下端に隣接してカツターが配設される
カツター部を具備することを特徴とする食品材料
供給装置。
本考案の食品材料供給装置は、食器、或は、食
品材料成形型等の容器に成形された食品材料を供
給するものであり、したがつて、本考案の食品材
料供給装置は、例えば、幕の内弁当の成形御飯の
供給装置として、食器への御飯の盛り付け用の米
飯供給装置として使用することができ、また、更
に握り寿司、お握り、幕の内弁当用の成形御飯そ
の他、成形型を用いて米飯を例えば握つた形状に
成形する米飯握り機等の米飯成形機の成形型への
米飯供給装置として広く使用できるものである。
本考案においては、送りローラ部の送りローラ
には、米飯の移動を行うために、軸方向に突条を
付して形成される。また、成形ローラ部の成形ロ
ーラには、握り型の外に米飯がこぼれるのを防ぐ
ために、ローラの成形面は、軸方向と直角方向全
周に亘つて溝状に形成される。
本考案の食品材料供給装置において、送りロー
ラ部及び成形ローラ部におけるローラの段数及び
ガイド部の高さは、該供給装置からの成形食品材
料、列えば米飯の供給用途に応じて適宜設定され
る。
本考案の食品材料供給装置において、送りロー
ラおよび成形ローラの各対のローラの間隔は垂直
方向下側に向つて次第に挟窄して形成するのが、
食品材料例えば、米飯が下方に移送されるに伴い
圧縮作用を受けるので好ましい。成形ローラのロ
ーラ面上の軸線方向成形域は、送りローラのロー
ラ面上の軸線方向の送り域よりも大きく形成され
る。このように形成することによつて、送りロー
ラからの米飯が、一対の成形ローラ上に供給され
ても過剰の圧縮が避けられる。
また、本考案の食品材料供給装置においては、
食品材料。例えば、米飯が送りローラおよび成形
ローラによつて形成された成形用垂直通路を通過
させられる場合、米飯は各一対のローラ間を通る
ときに圧縮力を受けるが、各一対のローラ間を過
ぎるときには圧縮力は解除されることになつて、
米飯の弾力による復元化が起るために、米飯は何
回となく握り返されることとなり、従来の場合の
ように絶えず圧縮されることにはならないので、
比較的柔らかく固められた状態で成形型に供給す
ることができる。更に、本考案の食品材料供給装
置においては、成形ローラに形成される成形域の
軸線方向長さが送りローラの送り域の軸線方向の
長さよりも長くされているので、送りローラの送
り域の大きさに比較し、成形ローラの成形域の大
きさを送りローラ間に対する成形ローラ間の間隙
の減少の割に緩和することができ、したがつて、
米飯は成形ローラ領域で圧縮力を受けるとして
も、過剰な圧縮力を受けることがないので、米飯
が固い状態に形成されることはない。
本考案の食品材料供給装置において、送りロー
ラのローラ面に沿つて複数の突条を一体的に形成
して、米飯と送りローラとの接触領域における米
飯の移動を適宜調節するのが好ましい。このよう
な突条を形成する場合は送りローラの軸線に対し
て平行にしかもそのローラ面に等間隔に配置する
のが好ましい。
また、本考案の食品材料供給装置において、成
形ローラの成形領域の形状は、例えば自動握り機
における握り型の形状に合わせて形成するのが、
各対の成形ローラ間を通る米飯が所定の断面形状
に形成され、握り型の外に米飯がこぼれるのが防
止できるので好ましい。そこで、成形ローラにお
ける成形溝は、成形型の形状を二つに分けて、
夫々、一対の成形ローラのローラ面の成形領域に
形成され、例えば、互に対称形状に形成される。
したがつて、例えば、米飯を握り寿司用に成形す
る場合には、一対の成形ローラの成形溝は夫々半
長円形状をとり、各対の成形ローラ間にほぼ寿司
形のすなわち断面長円形の通路が形成される。
なお、送りローラおよび成形ローラはテフロン
樹脂製のもの或はアルミニウム材料等にテフロン
樹脂をコーテイングして形成したものが使用され
る。しかし、これらの中でも、テフロン樹脂材料
製の成形ローラは軽量であり、その上コーテイン
グも不要であるから、コーテイング膜の剥離の心
配もなく好ましい。
本考案においては、米飯が、送りローラ部及び
成形ローラ部からはみ出したり、又はこぼれたり
することなく、安定して、しかも円滑に移送され
るようにするために、送りローラ部及び成形ロー
ラ部には、案内部材がローラの両端に隣接して設
けられる。これらの案内部材を設けることによつ
て、ローラの軸受側及びローラの外側からの汚染
を避けることができる。このような汚染を防止す
るためには、例えばローラ軸のローラ側と軸受側
との境界部分の軸径を大きくして、即ち軸に膨出
部を設けて、軸受側からの汚染物の侵入を、更
に、回避するのが好ましい。案内部材の中、軸受
側案内部材は、支持フレームとすることができる
が、別途形成しても差支えない。軸受側と反対側
すなわちローラの外側には、前面パネル等を設け
て、案内部材とすることができる。
案内部材は、送りローラ部及び成形ローラ部を
通して、一枚に形成することができる。しかし、
送りローラ部の案内部材間の間隔と比較して、成
形ローラ部の案内部材間の間隔が大きいところか
ら、送りローラ部の案内部材と成形ローラ部の案
内部材を夫々別個に形成してもよい。このように
別個に成形する場合には、送りローラ部の案内部
材と成形ローラ部の案内部材の隣接する端部を、
直接又は接合部材を介して、適宜の接続手段、例
えば、接着剤又はボルト等で固定するのが好まし
い。
(ニ) 実施例 次に、本考案による食品成形装置の一実施例に
ついて添附図面を参照して説明するが、本考案は
この例に限定されるものではない。
第1図は、本考案の米飯供給装置の一実施例の
ローラ部における概略の正面断面図であり、第2
a図及び第2b図は、第1図の実施例に対し上方
スペーサの位置が相違する実施例であり、第1図
の−線の方向からみた側面をその一部を破断
して示す概略の側面図である。第3図は第1図に
おける最下段の成形ローラの係合関係を示す概略
の平面図である。
第1図には、米飯を握り寿司用に成形するため
の食品成形機用の米飯供給装置が番号1でもつて
全体的に示されている。米飯供給装置1はハウジ
ング2及び前面パネル3が設けられており、前面
パネル3の内側には平行して並ぶ支持フレーム
4,5が設けられる。前面パネル3、フレーム4
及び5は、スペーサー6及び7によつて適当な間
隔に固定支持される。スペーサー6及び7には、
両端がねじ切りされた軸8が挿通されており、軸
8の一端はナツト9により、フレーム5に固定さ
れ、他端はつまみ10により前面パネル3に固定
されている。
支持フレーム4の上方には二対の送りローラ1
1及び12がそれぞれ二対のシヤフト13及び1
4にキー15及び16(共に左側は符号が省略さ
れている。)によつて取付けられる。したがつて、
送りローラ11及び12はシヤフト13及び14
とともに回転する。シヤフト13及び14は支持
フレーム5に固定される軸受17(シヤフト14
の軸受については図示されていない。)によつて
回転自在に支持され、しかもシヤフト13及び1
4の一方の側は支持フレーム4から前面パネル3
側に延びて、夫々、送りローラ11及び12を固
定支持すると共に他方の側は支持フレーム5から
外側に延びてそれぞれ歯車18および19(共に
左側は符号が省略されている。)が取付けられて
いる。これら歯車の中右側の歯車18はアイドル
ギヤ20を介して右側の歯車19に係合し、右側
の歯車19は電気モータ40の出力側に接続する
駆動歯車21に係合している。他方左側の歯車1
8はアイドルギヤ22を介して左側の歯車19に
係合し、この歯車19はアイドルギヤ23を介し
て駆動歯車21に係合している。これにより一対
の送りローラ11及び12は右側に矢印Aの方向
に回転し、左側が矢印Bの方向に回転させられ
る。送りローラ11及び12のローラ面には、そ
の軸方向に沿つて複数の突条24及び25が等間
隔に配置される。
支持フレーム4の下部外側(第2a図において
左側)に接して、設けられた別の支持フレーム
4′とパネル3の間には、二対の成形ローラ26
及び27がそれぞれ二対のシヤフト28及び29
(共に左側は符号が省略されている。)によつて取
付けられる。成形ローラ26及び27は、夫々、
シヤフト28及び29にキー30及び31(共に
左側は符号が省略されている。)によつて、固定
支持されており、シヤフト28及び29と共に回
転する。また、シヤフト28及び29も支持フレ
ーム5に固定支持される軸受32及び33に夫々
回転自在に支持され、しかもこれらシヤフト28
及び29の一方の側は前面パネル3側に延び、
夫々、成形ローラ26及び27をシヤフト28及
び29にキー30及び31により固定支持されて
いる。また、シヤフト28及び29の他方の側に
はそれぞれ歯車34及び35が取付けられる。こ
れら歯車の中右側の列の成形ローラ26の歯車3
4は、モータ40の駆動歯車21に係合し、また
この歯車34は、アイドルギヤ36を介して成形
ローラ27の歯車35に係合している。他方左側
の列の成形ローラ26の歯車34はアイドルギヤ
23を介してモータ40の駆動ギヤに係合してお
り、更に左側の歯車34はアイドルギヤ37を介
して成形ローラ27の歯車35に係合している。
これにより一対の成形ローラ26及び27は、右
側が矢印Aの方向に回転させられ、左側が矢印B
で示す方向に回転させられる。成形ローラの軸線
方向長さは送りローラの軸線方向長さよりも長く
されている。
米飯供給装置1の頂部には寿司用米飯を搬送す
るためのベルトコンベヤ(図示されていない。)
が設けられ、また、米飯を一対の送りローラ11
の間に供給するために、ホツパー41が配置され
る。ホツパー41には、図示されていないが、米
飯が均一に送りローラ部に供給できるように、適
宜の撹拌具が設けられている。ベルトコンベヤに
よつて搬送された寿司用米飯はホツパー40内に
投入される。
二対の送りローラ11並びに12と二対の成形
ローラ26並びに27とはホツパー41の下方に
整列させられ、これら両ローラ間を通つてホツパ
ー41の下方に延びる通路が形成される。送りロ
ーラ11と該12の配置は該通路が挟窄するよう
に、一対の送りローラ11間の間隔より一対の送
りローラ12間の間隔が小さく設定される。ま
た、成形ローラの配置についても通路が下側に向
かつて次第に挟窄するように設定される。
各対の成形ローラ26及び27のそれぞれのロ
ーラ面には、ほぼ半長円形の一対の成形溝42及
び43並びに44及び45が形成され、このため
各対の成形ローラ間にはほぼ長円形の成形通路4
6が形成されることになる。なお、成形通路46
のほぼ長円形の形状は、例えば、握り寿司機の型
枠の水平横断面の形状にほぼ一致させるように設
定される。
最下方の成形ローラ42及び43の下側には一
対のガイド部材38が設けられ、このガイド部材
38は成形ローラ42及び43間から排出された
成形後の寿司用米飯を案内する。またガイド部材
38の下側には、成形後の寿司用米飯を適当な長
さに切断するために適当な切断刃39例えば一対
の切断ブレードが設けられる。
次に、上述の米飯供給装置1の作動について説
明する。
ホツパー41に投入された寿司用米飯は二対の
送りローラ11および12によつて案内されつつ
送りローラ間に形成された通路に沿つて下降させ
られる。なお、このとき各送りローラのローラ面
に形成された突条24,25によつて寿司用米飯
は積極的に下方に送られる。送りローラ領域を通
過する寿司用米飯は各対の送りローラ間を通ると
きは圧縮力を受けるが、上下送りローラ間すなわ
ち一対の送りローラ11のローラ間の間隙を過
ぎ、下段の送りローラ12のローラ間の間隙に入
るまでは圧縮力から解放される。
送りローラ領域から送出された寿司用米飯は次
いで成形ローラ領域を通過し、そこで寿司用米飯
は一対の成形ローラのローラ間に形成されるほぼ
長円形の横断面形状をもつ成形通路の形状に成形
される。送りローラ領域の場合と同様に、寿司用
米飯は各対の成形ローラ間を通るときには圧縮力
を受けるが、成形ローラ間の間隙を過ぎるときに
は圧縮力から解放される。各ローラ間に形成され
る米飯の通路は下方に移るに従つて、挟窄して、
成形ローラ領域では、成形ローラのローラ間の間
隔は、その上段の送りローラのローラ間の間隔に
比してかなり挟くなるが、成形ローラの軸線方向
長さがその上段の送りローラの軸線方向長さより
も長く形成されているので、過剰な成形を避ける
ことができる。
成形ローラ領域から送出された成形後の寿司用
米飯は一対ガイド部材の案内によつて案内され、
次いで一対の切断ブレードによつて所定の長さに
切断される。切断後の成形寿司飯は型枠に入れら
れ、その後握り寿司用として最終的な形状が与え
られる。
なお、上述の実施例では、握り寿司用の米飯成
形装置に適用する事例について説明したが、この
説明から、本考案による米飯供給装置を広く米飯
の握り成形装置に適用し得ることは明らかであろ
う。
(ホ) 効果 本考案の食品材料供給装置は、送りローラ部及
び成形ローラ部及びガイド部等を設けたので、食
品材料、例えば、米飯を一定量宛しかも一定の形
状で自動的に供給することができる。したがつ
て、例えば、米飯握り機の握り型内へ米飯を供給
するに、供給される米飯を前記握り型に合つた形
状とすることができるので、握り寿司機と組み合
わせても、その握り型からはみ出たり或はこぼれ
たりするようなことにはならない。よつて、本考
案の食品材料供給装置によると、握り型を配置し
た握り寿司機のテーブル面上には、米飯がこぼれ
る等して汚れたりすることがなくなり、極めて衛
生的である。
しかも本考案によると、米飯の送り部全体をロ
ーラで形成できるので、清掃が容易となる。例え
ば、従来の装置と比較してベルトを使用しないの
で、清掃作業が容易であり、衛生上の保守及び管
理が容易である。
しかも、成形ローラは、送りローラに対し、軸
方向には空間的余裕を保有しているので、固く成
形されるようなことがなく、米飯の圧縮成形及び
米飯の弾性による形状復元等を繰り返すことがで
きる。したがつて、その握り具合は人手に近くな
り、その侭食するにも程よい固さとすることがで
き、さらに米飯の握り等の成形型に供給して、成
形が行い易い状態とすることができる。
このように、本考案の食品材料供給装置は、送
りローラと成形ローラを分離して多段に配置し、
しかも、成形ローラの成形部の形状を握り機等の
成形型に合わせて形成できるので、従来の装置に
比較して極めて衛生的に作業が行え、しかも、握
り具合にも優れるので、その利用性が大きく、他
に及ぼす影響は大きいものがある。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の米飯供給装置の一実施例の
ローラ部における概略の正面断面図であり、第2
a図及び第2b図は第1図の実施例に対し上方ス
ペーサの位置が相違する実施例であり、第1図の
−線の方向からみた側面をその一部分を破断
して示す概略の側面図である。第3図は第1図に
おける最下段の成形ローラの係合関係を示す概略
の平面図である。 符号の説明、1は、米飯供給装置、2はハウジ
ング、3は前面パネル、4及び5は支持フレー
ム、6及び7はスペーサ、8はスペーサ支持軸、
9はナツト、10はつまみ、11,12は夫々一
対の送りローラ、13,14,28及び29はシ
ヤフト、15,16,30及び31はキー、1
7,32及び33は軸受、18,19,34及び
35は歯車、20,22,23,36及び37は
アイドルギヤ、21は駆動歯車、24及び25は
突条、26及び27は夫々一対の成形ローラ、3
8はガイド部材、39は切断刃、40はモータ、
41はホツパー、42,43,44及び45は成
形ローラの成形溝面、46は成形通路である。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 食品材料供給用開口部と、該食品材料供給用
    開口部の下方に、ローラ間の間隙を位置させて
    複数の軸方向に突条を有する上側の一対の送り
    ローラを並設させ、この上側の一対のローラ間
    の間隙の下方に、下側の一対のローラ間の間隙
    を位置させて、複数の軸方向に突条を有する下
    側の一対の送りローラを並設させて、少くとも
    二段に複数の軸方向に突条を有する一対の送り
    ローラが形成されている送りローラ部と、該送
    りローラ部の下方に位置し、該送りロール部の
    送り域の軸方向の長さより大きくその軸方向の
    長さが形成されている成形域を有し、前記送り
    ローラ部の最下端の複数の軸方向に突条を有す
    る一対の送りローラの間隙の下方に、ローラ成
    形面が軸方向と直角方向に全周に亘つて溝状に
    形成されている上側の一対の成形ローラのロー
    ラ間の間隙を位置させて、ローラ成形面が軸方
    向と直角方向に全周に亘つて溝状に形成されて
    いる上側の一対の成形ローラを並設させ、前記
    上側の一対の成形ローラのローラ間の間隙の下
    方に、ローラ成形面が軸方向と直角方向に全周
    に亘つて溝状に形成されている下側の一対の成
    形ローラのローラ間の間隙を位置させて、ロー
    ラ成形面が軸方向と直角方向に全周に亘つて溝
    状に形成されている下側の一対の成形ローラを
    並設させて、少くとも二段にローラ成形面が軸
    方向と直角方向に全周に亘つて溝状に形成され
    ている一対の成形ローラが形成されている成形
    ローラ部と、該成形ローラ部のローラ成形面が
    軸方向と直角方向に全周に亘つて溝状に形成さ
    れている最下端の一対の成形ローラ下方にガイ
    ド部材が配設されて、成形ローラ部の最下端の
    ローラ間の間隙の下方にその間隙が形成されて
    いるガイド部と、該ガイド部下端に隣接してカ
    ツターが配設されるカツター部を具備すること
    を特徴とする食品材料供給装置。 (2) 送りローラ面に少くとも一つの軸線に沿う複
    数の突条が等間隔で一体的に形成されているこ
    とを特徴とする実用新案登録請求の範囲第1項
    に記載の食品材料供給装置。 (3) 上側の一対の送りローラのローラ側の間隙
    が、下側の一対の送りローラのローラ間の間隙
    より大きいことを特徴とする実用新案登録請求
    の範囲第1項又は第2項に記載の食品材料供給
    装置。 (4) 上側の一対の成形ローラのローラ間の間隙
    が、下側の一対の成形ローラのローラ間の間隙
    より大きいことを特徴とする実用新案登録請求
    の範囲第1項ないし第3項のいずれか1項に記
    載の食品材料供給装置。
JP1984077509U 1984-05-26 1984-05-26 食品材料供給装置 Granted JPS60190285U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1984077509U JPS60190285U (ja) 1984-05-26 1984-05-26 食品材料供給装置

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JP1984077509U JPS60190285U (ja) 1984-05-26 1984-05-26 食品材料供給装置

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Publication Number Publication Date
JPS60190285U JPS60190285U (ja) 1985-12-17
JPS6325997Y2 true JPS6325997Y2 (ja) 1988-07-14

Family

ID=30620637

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JP1984077509U Granted JPS60190285U (ja) 1984-05-26 1984-05-26 食品材料供給装置

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JP (1) JPS60190285U (ja)

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JPS60160179U (ja) * 1984-04-04 1985-10-24 鈴木 喜作 食品成形機における材料供給機構

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JPS60190285U (ja) 1985-12-17

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