JPS63259032A - 貴金属化合物の焼成方法 - Google Patents
貴金属化合物の焼成方法Info
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- JPS63259032A JPS63259032A JP9145287A JP9145287A JPS63259032A JP S63259032 A JPS63259032 A JP S63259032A JP 9145287 A JP9145287 A JP 9145287A JP 9145287 A JP9145287 A JP 9145287A JP S63259032 A JPS63259032 A JP S63259032A
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Landscapes
- Manufacture And Refinement Of Metals (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
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Description
【発明の詳細な説明】
（産業上の利用分野）
本発明は、分子中にアンモニア及び／又はアンモニウム
イオン及び塩素を含有する貴金属化合物を焼成するにあ
たり、前記アンモニア及び／又はアンモニウムイオンと
塩素との反応により生成する環境汚染の原因となる塩化
アンモニウムの発生を防止するための方法に関する。
イオン及び塩素を含有する貴金属化合物を焼成するにあ
たり、前記アンモニア及び／又はアンモニウムイオンと
塩素との反応により生成する環境汚染の原因となる塩化
アンモニウムの発生を防止するための方法に関する。
（従来技術及びその問題点）
各種貴金属化合物をその性質改良のために焼成すること
がある。その場合該貴金属化合物の組成及び熱的性質に
応じてガスが発生することが多い。
がある。その場合該貴金属化合物の組成及び熱的性質に
応じてガスが発生することが多い。
該ガス中には無害なガスもあるがその多くは環境汚染を
招き人体に害を及ぼす有害ガスである。該有害ガスをそ
のまま大気中に排出することは公害を招来するため極力
回避する必要があり、該有害ガスの除去のために適切な
設備に関する多大な設備投資と人件費を投資しているの
が現状である。
招き人体に害を及ぼす有害ガスである。該有害ガスをそ
のまま大気中に排出することは公害を招来するため極力
回避する必要があり、該有害ガスの除去のために適切な
設備に関する多大な設備投資と人件費を投資しているの
が現状である。
例えば分子中にアンモニア及び／又はアンモニウムイオ
ンと塩素を含む貴金属化合物、例えばジクロロジアンミ
ンパラジウムや塩化白金酸アンモニウムを焼成すると該
貴金属化合物が分解してアンモニア及び／又はアンモニ
ウムイオンと塩素イオンを遊離し、これらが結合して塩
化アンモニウムの白煙が発生する（次式参照）。
ンと塩素を含む貴金属化合物、例えばジクロロジアンミ
ンパラジウムや塩化白金酸アンモニウムを焼成すると該
貴金属化合物が分解してアンモニア及び／又はアンモニ
ウムイオンと塩素イオンを遊離し、これらが結合して塩
化アンモニウムの白煙が発生する（次式参照）。
Ｐｄ（ＮＨ３）ＺＣＩ２＋ Ｈ２Ｏ→Ｐｄ ＋ ２ＮＨ
４Ｃ１＋ ＋ ０２（ＮＨ，、）２ＰｔＣ１，−Ｐｔ
＋ ２ＮＨ４，Ｃ１＋ ２ＣＩ□該塩化アンモニウムを
除去するためには該塩化アンモニウムを例えば水酸化ナ
トリウムの水溶液を通して吸収する等の操作が必要にな
ってくるが該操作のためには吸収塔の設置が必要となり
、しかも通常焼成処理量が膨大であるため巨大な設備を
使用して多（の作業員による処理操作が必要となってい
る。
４Ｃ１＋ ＋ ０２（ＮＨ，、）２ＰｔＣ１，−Ｐｔ
＋ ２ＮＨ４，Ｃ１＋ ２ＣＩ□該塩化アンモニウムを
除去するためには該塩化アンモニウムを例えば水酸化ナ
トリウムの水溶液を通して吸収する等の操作が必要にな
ってくるが該操作のためには吸収塔の設置が必要となり
、しかも通常焼成処理量が膨大であるため巨大な設備を
使用して多（の作業員による処理操作が必要となってい
る。
（発明の目的）
本発明は、従来技術と異なり塩化アンモニウムを発生さ
せることなく、アンモニア及び／又はアンモニウムイオ
ンと塩素を含む貴金属化合物を焼成することを可能とし
た方法を提供することを目的とする。
せることなく、アンモニア及び／又はアンモニウムイオ
ンと塩素を含む貴金属化合物を焼成することを可能とし
た方法を提供することを目的とする。
（問題点を解決するための手段）
本発明は、アンモニア及び／又はアンモニウムイオン及
び塩素を分子内に有する貴金属化合物を焼成する方法に
おいて、焼成の前に予め水酸化アノＣカリを添加してお
き、その移譲混合物を焼成し、前記貴金属化合物中の前
記塩素を塩化アルカリに転化して焼成操作の間の塩化ア
ンモニウムの発生を防止することを特徴とする貴金属化
合物の焼成方法である。
び塩素を分子内に有する貴金属化合物を焼成する方法に
おいて、焼成の前に予め水酸化アノＣカリを添加してお
き、その移譲混合物を焼成し、前記貴金属化合物中の前
記塩素を塩化アルカリに転化して焼成操作の間の塩化ア
ンモニウムの発生を防止することを特徴とする貴金属化
合物の焼成方法である。
以下本発明の詳細な説明する。
本発明はアンモニア及び／又はアンモニウムイオン及び
塩素を分子内に有する貴金属化合物を焼成するに先立っ
て水酸化アルカリを添加してお（ことにより、焼成によ
り発生する塩素ガスを塩化アルカリの形で捕捉しアンモ
ニア及び／又はアンモニウムイオンとの反応による塩化
アンモニウムの発生を防止しようとするものである。
塩素を分子内に有する貴金属化合物を焼成するに先立っ
て水酸化アルカリを添加してお（ことにより、焼成によ
り発生する塩素ガスを塩化アルカリの形で捕捉しアンモ
ニア及び／又はアンモニウムイオンとの反応による塩化
アンモニウムの発生を防止しようとするものである。
本発明における貴金属化合物は、アンモニア及び／又は
アンモニウムイオン及び塩素を分子内に有し焼成により
これらを遊離する、例えばジクロロジアンミンパラジウ
ムＰｄ（ＮＨ：１）２Ｃ１□）及び塩化白金酸アンモニ
ウム（（ＮＨ４） ｚＰｔｃｌ ＆）を含む。
アンモニウムイオン及び塩素を分子内に有し焼成により
これらを遊離する、例えばジクロロジアンミンパラジウ
ムＰｄ（ＮＨ：１）２Ｃ１□）及び塩化白金酸アンモニ
ウム（（ＮＨ４） ｚＰｔｃｌ ＆）を含む。
又使用する水酸化アルカリとしては、塩素を塩化アルカ
リとして捕捉することのできる水酸化ナトリウム、水酸
化カリウム及び水酸化リチウムが含まれる。
リとして捕捉することのできる水酸化ナトリウム、水酸
化カリウム及び水酸化リチウムが含まれる。
前記貴金属化合物であるジクロロジアンミンパラジウム
び塩化白金酸アンモニウムは、前記水酸化アルカリであ
る水酸化ナトリウムと次式の通り反応して該貴金属化合
物中の塩素が塩化ナトリウムとして捕捉される。
び塩化白金酸アンモニウムは、前記水酸化アルカリであ
る水酸化ナトリウムと次式の通り反応して該貴金属化合
物中の塩素が塩化ナトリウムとして捕捉される。
Ｐｄ（ＮＨ３）ｚｃｌｚ ＋ ２ＮａＯＨ−ＮａＣ１＋
ＮＨ，＋Ｐｄ＋ ＋ｏＺ＋Ｈ２゜（ＮＨ４，）ｚＰｔｃ
１ｈ＋ ６ＮａＯＨ−ｈ ６ＮａＣ１＋２ＮＨｚ＋Ｐｔ
＋４ＨｚＯ＋Ｏｚ従って使用する水酸化アルカリの量は
前記貴金属化合物分子中に含まれる塩素数に依存し、分
子内に塩素原子２個を含むジクロロジアンミンパラジウ
ムは２モルの水酸化アルカリを、又分子内に塩素原子６
個を有する塩化白金アンモンでは６モルの水酸化アルカ
リを使用する必要がある。なお本反応では反応がほぼ定
量的に進行するため、過剰の水酸化アルカリを使用しな
くてもよい。
ＮＨ，＋Ｐｄ＋ ＋ｏＺ＋Ｈ２゜（ＮＨ４，）ｚＰｔｃ
１ｈ＋ ６ＮａＯＨ−ｈ ６ＮａＣ１＋２ＮＨｚ＋Ｐｔ
＋４ＨｚＯ＋Ｏｚ従って使用する水酸化アルカリの量は
前記貴金属化合物分子中に含まれる塩素数に依存し、分
子内に塩素原子２個を含むジクロロジアンミンパラジウ
ムは２モルの水酸化アルカリを、又分子内に塩素原子６
個を有する塩化白金アンモンでは６モルの水酸化アルカ
リを使用する必要がある。なお本反応では反応がほぼ定
量的に進行するため、過剰の水酸化アルカリを使用しな
くてもよい。
同時に発生するアンモニアは例えば既存の硫酸洗浄塔を
通すこと等により容易に除去することができ、アンモニ
アの除去は非常に容易かつ安価で行うことができる。
通すこと等により容易に除去することができ、アンモニ
アの除去は非常に容易かつ安価で行うことができる。
以下に本発明の実施例を記載するが、該実施例は本発明
を限定するものではない。
を限定するものではない。
（実施例１）
Ｐｄ（ＮＨｆｆ）ＩＣＩ□ １００ｇに水酸化ナトリウ
ムの小片４０ｇ（モル比約１＝２）を加え、該混合物を
８００℃のガス炉中で焼成した。焼成とともにアンモニ
アが発生し、該アンモニアは硫酸吸収塔に導き除去した
。約１時間でアンモニアガスの発生が停止し、焼成の開
基化アンモニウムの白煙は全く発生しなかった。
ムの小片４０ｇ（モル比約１＝２）を加え、該混合物を
８００℃のガス炉中で焼成した。焼成とともにアンモニ
アが発生し、該アンモニアは硫酸吸収塔に導き除去した
。約１時間でアンモニアガスの発生が停止し、焼成の開
基化アンモニウムの白煙は全く発生しなかった。
（実施例２）
同様に（ＮＨ，、）２ＰｔＣ１，１００ｇに水酸化ナト
リウムの小片５５ｇ（モル比約１：６）を加え、該混合
物を８００℃のガス炉中で焼成した。１時間の焼成中に
塩化アンモニウムの白煙は全く発生しなかった。
リウムの小片５５ｇ（モル比約１：６）を加え、該混合
物を８００℃のガス炉中で焼成した。１時間の焼成中に
塩化アンモニウムの白煙は全く発生しなかった。
（発明の効果）
本発明は、アンモニア及び／又はアンモニウムイオン及
び塩素を分子内に有する貴金属化合物の焼成よりも前に
、水酸化ナトリウム等の水酸化アルカリを添加しておき
、該混合物を焼成し、前記塩素を塩化アルカリとすると
ともに前記貴金属化合物の焼成を行い、焼成に伴う塩化
アンモニウムの発生を防止している。従って環境汚染を
誘発する塩化アンモニウムを発生させることなく、前記
貴金属化合物の焼成を行うことができ、従来と比較して
設備投資及び人件費を格段に節約することができる。
び塩素を分子内に有する貴金属化合物の焼成よりも前に
、水酸化ナトリウム等の水酸化アルカリを添加しておき
、該混合物を焼成し、前記塩素を塩化アルカリとすると
ともに前記貴金属化合物の焼成を行い、焼成に伴う塩化
アンモニウムの発生を防止している。従って環境汚染を
誘発する塩化アンモニウムを発生させることなく、前記
貴金属化合物の焼成を行うことができ、従来と比較して
設備投資及び人件費を格段に節約することができる。
Claims (3)
- （１）アンモニア及び／又はアンモニウムイオン及び塩
素を分子内に有する貴金属化合物を焼成する方法におい
て、焼成の前に予め水酸化アルカリを添加しておき、そ
の後該混合物を焼成し、前記貴金属化合物中の前記塩素
を塩化アルカリに転化して焼成操作の間の塩化アンモニ
ウムの発生を防止することを特徴とする貴金属化合物の
焼成方法。 - （２）貴金属化合物が、白金化合物又はパラジウム化合
物である特許請求の範囲第１項に記載の焼成方法。 - （３）水酸化アルカリが、水酸化ナトリウム、水酸化カ
リウム及び水酸化リチウムから成る群から選択されるも
のである特許請求の範囲第１項又は第２項に記載の焼成
方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9145287A JPS63259032A (ja) | 1987-04-14 | 1987-04-14 | 貴金属化合物の焼成方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9145287A JPS63259032A (ja) | 1987-04-14 | 1987-04-14 | 貴金属化合物の焼成方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS63259032A true JPS63259032A (ja) | 1988-10-26 |
Family
ID=14026754
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9145287A Pending JPS63259032A (ja) | 1987-04-14 | 1987-04-14 | 貴金属化合物の焼成方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS63259032A (ja) |
Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS50144625A (ja) * | 1974-05-11 | 1975-11-20 | ||
| JPS519023A (en) * | 1974-06-28 | 1976-01-24 | Gaf Corp | Gienkara ginokaishusuruhoho |
| JPS55164041A (en) * | 1979-06-08 | 1980-12-20 | Agency Of Ind Science & Technol | Recovering platinum from platinum plating waste liquid |
-
1987
- 1987-04-14 JP JP9145287A patent/JPS63259032A/ja active Pending
Patent Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS50144625A (ja) * | 1974-05-11 | 1975-11-20 | ||
| JPS519023A (en) * | 1974-06-28 | 1976-01-24 | Gaf Corp | Gienkara ginokaishusuruhoho |
| JPS55164041A (en) * | 1979-06-08 | 1980-12-20 | Agency Of Ind Science & Technol | Recovering platinum from platinum plating waste liquid |
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