JPS63257536A - 回転静磁場パルス形nmrイメ−ジング装置 - Google Patents

回転静磁場パルス形nmrイメ−ジング装置

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JPS63257536A
JPS63257536A JP62092766A JP9276687A JPS63257536A JP S63257536 A JPS63257536 A JP S63257536A JP 62092766 A JP62092766 A JP 62092766A JP 9276687 A JP9276687 A JP 9276687A JP S63257536 A JPS63257536 A JP S63257536A
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static magnetic
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coils
pulse
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Hiromi Kawaguchi
川口 博巳
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、主として医用NMRイメージング装置、こ
とに高磁界化により水素原子核以外の他核種への拡大が
可能な静磁場パルス形NMRイメージング装置に関する
〔従来の技術〕
医用NMRイメージング装置においては、静磁場強度を
現在の0.05Tないし1.5T(Ttテスラ)から2
T以上に高磁界化することKよって水素原子核以外の核
種2例えば P(リン> 、 1jc(炭素)、  F
’(ふっ素)、Na(ナトリウム)等の核磁気共鳴が実
用になると予想されておシ、これによって人体の代謝機
能に関する情報が得られると期待されるために、高磁界
化されたNMRイメージング装置が次世代の医用装置と
して関心を集めている。
第6図は従来のNMRイメージング装置の磁石部を示す
概略斜視断面図であシ、超電導静磁場コイルを備えた例
を示したものである。図において、1はソレノイド形の
超電導静磁場コイルであシ、極低温容器2のヘリウム容
器内に液体ヘリウムに浸漬された状態で収納されており
、静磁場コイル1を図示しない静磁場電源からの直流電
流で励磁することによって極低温容器2に包囲された中
空部10の中央部に磁場の強さが0.3ないし1.5 
T。
磁場の不均一成分が数ppmないし数10pI)m程度
の高度に均一な静磁場HOを軸線Z方向に発生する。中
空部10内には被検体7を包囲する絶縁筒4が設けられ
、その外周面には傾斜磁場コイル6が装着されている。
ここで、中空部内に軸線方向をY軸、軸線に垂直な面内
に直角座標X軸およびY軸を定義する。このとき、傾斜
磁場コイルはX軸方向に対称な1組のくら形コイル対か
らなるX軸傾斜磁場コイル3Xと、Y軸方向に対称な1
組のくら形コイル対からなるX軸傾斜磁場コイル6Xと
、絶縁筒4を包囲するリング状コイル対からなるZ4q
I+#斜磁場コイル6Zで構成される。傾斜磁場コイル
6は図示しない傾斜磁場電源から台形波パルス電流が供
給されたとき、X、Y、Z方向のスライス面に垂直な方
向に磁場の強さが直線的に変化傾斜磁場Ex 、 H7
+およびHz(図には省略する)を発生する。5は絶縁
筒4の内側に磁場中心を包囲するよう配された全身用の
高周波コイルであシ、一対のくら形コイルからなシ、核
磁気共鳴の角周波数ωOと等しい周波数を有する1!流
を所定時間持続する高周波パルス電流によって間欠的に
励磁されて例えばX軸方向に高周波パルス磁場を発生す
る。この高周波コイルは被検体である人体7の水素原子
核に磁気共鳴を起こさせる角周波数ωOなる高周波パル
ス磁界の送信コイルであるとともに、磁気共鳴によって
生じた共鳴信号の受信コイルとしても利用され、その出
力信号は断層面信号を再構成するイメージング回路に伝
送される。
上述した従来装置の静磁場コイル、高周波コイル、傾斜
磁場コイルが受持つ機能はつぎの通シで俸 ある。静磁場コイル1は被検待である人体7を収納した
磁場空間10に磁場の強さH6が高度に均一なZ方向の
静磁場を発生して、人体組成中の水素原子核を静磁場方
向に配向させ、分極磁化M0を発生させるものであシ、
分極磁化M0の大きさが磁場の強さHo に比例するの
で、磁場の強さH。
を高めることKよF)S/Hの高い核磁気共鳴信号を検
出することが求められるとともに、原子核固有の核磁気
共鳴の角周波数ωOが静磁場強度H0と磁気回転比γの
積(ω〇−γHo )で決まるという重要な属性を有す
る。
高周波コイル5はX軸方向の静磁場に垂直な方向(例え
ばX軸方向)に角周波数ωoiC等しい高周波磁場H1
を加えることKよってH0方向の分極磁化M0をX−Y
面方向に引き倒すトルクを作用させ、Y軸およびY軸を
歳差軸とする歳差運動からなる核磁気共鳴を励起させる
機能と、分極磁化M0をZ−Y面内で906あるいは1
80°回転させるいわゆる90″パルス、180’パに
スを発生する機能とを有しており、発生する高周波振動
パルス磁場はその振動周波数が角周波数ω0に等しく、
そのパルス幅が分極磁化を例えば9o″回転させるに必
要な時間に制御される。
傾斜磁場コイル3は均一な静磁場H6に注目する断層面
に垂直な方向に直線的に変化する傾斜磁場Hz 、 M
y 、 Hz  等を同時に印加することによって共鳴
周波数ω0に変化を与え、高周波撮動磁場の周波数を特
定の断面の共鳴周波数に合わせることKよシ、特定の断
面だけを選択的に励起する機能をはたすものであう1台
形パルスの形状によってスライス特性が、パルスの幅と
傾斜磁場の強度によってスライスの厚さが決められる。
〔発明が解決しようとする問題点〕
上述の従来のNMRイメージング装置において、静磁場
強度をHo””0.15Tとした場合、これに対応する
水素原子核の共鳴周波数ωOは約6.4MHzであるが
、静磁場強度H1を2.OTに上げた場合には、共鳴周
波数ωOは約85MHz  と非常に高くなシ、高周波
コイル5で発生するこのような高周波磁場がマグネット
コイル装置の金属部と父差してうす流損が生じたシ、あ
るいは絶縁材と交差して誘電損失が生じたシして多大な
熱影響を及ぼす。ことに人体に向けてこのような高周波
磁界を放射した場合には、生体内の電解質溶液中でうす
流損が発生して少からぬ熱影響を及ぼす危険性があるの
で、米国などでは人体1却に対する発熱量を0.4W以
下とする規準値を設定して安全性を確保する対策がとら
れている。ところが、共鳴周波数が約85M&となる静
磁場強度2Tのマグネットコイル装置においては、人体
の発熱量が上記規準値に達してしまい、したがって他核
種への拡大のために静磁場強度を2T以上に上げること
が困難な状況にあり、その解決が求められている。
また、上記うず流損や誘電損失が大きいためへ高周波増
幅器および高周波コイルの容量が15KWないし20x
wに達するという設備上の問題点も存在する。
この発明の目的は、高周波磁界を照射することなく核磁
気共鳴を起こすことを可能とすることKよシ人体への熱
影響を低減し、高磁界化されたNMRイメージング装置
を得ることにある。
〔問題点を解決するための手段〕
上記問題点を解決するために、この発明によれば、互い
に同軸状に配された静磁場コイル、傾斜磁場コイル、お
よび核磁気共鳴信号の受信コイルを有しその中空部に回
転静磁場パルスを発生させることにより人体内に核磁気
共鳴を生じさせる磁石部を備えた装置であって、前記磁
石部が円筒面を半周以下の角度領域で包囲するくら形コ
イルが軸方向に間隔をおいて配されてなるくら形コイル
対を前記円筒面を等角度で軸線に沿って分割する対称面
それぞれに対して対称に配してなる複数の静磁場コイル
からなシ、各静磁場コイルへの給電の仕方により前記対
称面それぞれに垂直な方向の静磁場を発生し得る静磁場
コイル群を備えており、静磁場電源がシステムコントロ
ーラからの制御信号に基づき前記複数の静磁場コイルへ
の電流パルスの供給順序および通流方向を切換制御して
前記中空部に回転静磁場パルスを形成させるスイッチン
グ回路を備えていることとする。
〔作用〕
上記発明の構成は、円筒面を周方向に例えば4分割する
互いに直交する二つの対称面それぞれに対して対称配置
されたくら形コイル対からなる。
この場合2つの静磁場コイルによりて静磁場コイル群を
形成し、各静磁場コイルに含まれるくら形コイルに流れ
る電流の周回方向によって決まる給電の仕方により各静
磁場コイルがそれぞれの対称面に垂直な磁場強度の均一
な静磁場を発生し得るようにした。また、との静磁場コ
イル群に給電する静磁場電源を所定のパルス幅を有する
電流パルスを発生するものとし、各静磁場コイルへの電
流パルスの供給順序と通流方向を切換制御するスイッチ
ング回路を備えるよう構成して、各静磁場コイルがその
対称面に垂直に発生するパルス状の静磁場が対称面がな
す角度(4分割の場合には90゜)づつ周方向に順次回
転するいわゆる回転静磁場パルスを発生するようにし九
。その結果、磁場の強度H,なる静磁場パルスによって
H,と同じ方向に生じた分極磁化M、は、次の瞬間静磁
場パルスが例えば9011回転する除虫ずる磁場強度の
急変が高周波振動磁場を加えたと同様に核磁気共鳴を励
起するよう作用して順次回転する静磁場パルスの方向を
歳差軸としてω・−rHoなる角速度で歳差運動する核
磁気共鳴が生ずるとともに、例えば90″づつ順次一方
向に回転する回転静磁場パルスによって分核磁化M0も
906づつ順次回転して従来技術における高周波磁場の
持つ90°パルス、iso’パルスとしての機能と同様
な作用が得られるので、静磁場コイル群が従来技術にお
ける高周波発振コイルを兼ねる機能を発揮することにな
シ、被検体である人体に高周波磁場を放射することなく
核磁気共鳴を発生することができる。
〔実施例〕
以下この発明を実施例に基づいて説明する。
第1図はこの発明の実施例装置を示す磁石部の側面図を
言む構成図、第2図は実施例装置における静磁場コイル
群の構成および電流の周回方向を示す説明図であり、い
ずれも静磁場コイル群を2群の静磁場コイルで構成した
例を示したものである。図において、磁石部30は被検
体である人体7を収納する磁場空間10を互いに同軸状
に包囲する静磁場コイル群20.傾斜磁場コイル23゜
受信コイル25.およびこれを支持する絶縁筒24等の
支持部材を有する。図において、磁場空間10の紙面に
垂直な軸線をZ軸とし、Z軸に垂直な平面内にY軸、Y
軸なる座標を定義する。静磁場コイル#20は2軸およ
びY軸を含む対称面忙対して対称に円筒面を半周以下の
角度領域で包囲するくら形コイル対21A、21Bを1
組とするX軸幹磁場コイル21と、Z軸およびY軸に対
して対称に円筒面を半周以下の角度領域で包囲するくら
形コイル対22A、22Bを1組とするY軸外磁場コイ
ル22とで構成される。なお図の場合、図を見易くする
ために各くら形コイル対が周方向に互いに重ならないよ
う表示したが、各くら形コイル対が半周以下の角度領域
を包囲するよう形成されて隣接するくら形コイル対と重
なシを有するよう形成されてよい。また、各くら形コイ
ル対21A、21B、22A、22Bは第2図に示すよ
うに2軸方向に間隔dをおいて配された少くとも一対の
くら形コイル、例えば41Aおよび41Bからなり、X
軸外磁場コイル21の合計4個のくら形コイルを図の上
側からX軸方向に見たとき、各くら形コイルを周回する
電流の向きがいずれも時計方向となるよう相互に導電接
続することによ勺、X動静磁場コイル対は間隔dなるく
ら形コイル間べ図中矢印で示すX軸方向(上向きを正方
向とする)の磁場の強さが均一な静磁場を発生する。
また、Y軸静磁場コイル22についてはY軸方向(紙面
の手前側)から見た電流の周回方向がいずれも時計方向
になるようくら形コイルを相互に導1を接続することに
より、図中矢印で示すY軸方向(矢印方向を正方向とす
る)K均一な静磁場が発生する。なお第2図においては
くら形コイル対21A、21B、22A、22Bそれぞ
れ2個のくら形コイル41A、41Bを互いに直列接続
した例を示したが、くら形コイル4個を互いに差動接続
または直列接続して電流の周回方向を同じ方向にしても
よい。また、くら形コイル対を複対くら形コイルで構成
して静磁場中の高次成分を低減すればより高度に均一な
静磁場を発生させることができる。
受信コイル25は絶縁筒24に巻装されたソレノイド状
の高周波コイルである。傾斜磁場コイル26は静磁場コ
イル20と相似な形状のくら形コイル対からなるX軸傾
斜磁場コイル23x 、X軸傾斜磁場コイル26x、お
よびリングコイル対からなるZ軸傾斜磁場コイル23Z
で構成され、それぞれ1mのくら形コイル対間あるいは
リングコイル対間で電流の周回方向が逆回りとなるよう
相互に導電接続し、かつ図に示すように傾斜磁場コイル
23X、23Mを静磁場コイル21.22に対して90
″周方向にずらして配置することにょシ、目的とするス
ライス面ば対して垂直な方向に磁場の強度が直線的に変
化する傾斜磁場を発生する。
なお、実施側袋fにおいては、磁石部30のコイル配置
を内側から順忙静磁場コイル群20.受信コイル25.
傾斜磁場コイル23の順で配して静磁場コイルの起磁力
を極力低減し、常電導コイルで高磁界を発生可能くする
とともに、受信コイルの磁気共鳴信号の受信感度を高め
るよう構成した例を示したが、静磁場コイルを超電導形
とするような場合には静磁場コイルを最も外側に配して
もよく、磁気的性能と経済性に基づいて任意に構成する
ことができる。
静磁場電源31は直流電源52およびスイッチング回路
33で構成され、例えば原子核のスピン−格子緩和時間
Tl (生体の水素原子核で通常100ないし3QQm
s)に基づいて決まる時間幅を有するパルス電流を2ビ
ン−スピン緩和0間に基づいて決まる時間間隔をおいて
発生し、X動静磁場コイル21.Y動静磁場コイル22
に交互に供給する。このタイミングと供給順序はシステ
ムコントローラ40の出力制御信号40Aによって制御
される。電流値工なる正方向および負方向電流パルスを
十工。、−4゜で表示したとき、静磁場コイル21およ
び22に供給するパルス電流の順序と通流方向を例えび
コイル21に土工。→コイル22に土工。→コイル21
に一工。→コイル22に一工。
→コイル21に土工◇のように流すことにより、磁場空
間10にはZ軸を中心にしてX−Y面内を時計方向ある
いは反時計方向に90°づつステック状に回転する回転
磁界(回転静磁場パルスとよぶ)が発生する。
第3図ないし第5図は上記回転静磁場パルスに基づく人
体中の磁気共鳴現象の説明図であり、第6図はX、動静
磁場コイル21に土工。を流すことによってX軸方向に
H,なる静磁場が発生した状態を示し、磁場空間10に
収納された被検体である人体Z中の原子核のスピンはH
oと同じX軸方向に配向して分極磁化Moxを生ずる。
つぎに、Y動静磁場コイル22に土工。を供給して第4
図に示すように静磁場を90″回転させY軸方向の静磁
場Ho を発生させる。このとき、X軸方向の分極磁化
MOX  をY軸方向に倒すトルクが作用し、静磁場H
0の急変が角周波数ωOなる高周波磁場を印加したと同
様に機能してY軸を歳差軸としてX−2面内をXからZ
に向う歳差運動が発生する。この歳差運動の角周波数は
ωO=γH0であ勺、この歳差運動に基づいて受信コイ
ル25&Cは周期ωOなるサイン波が検出されるととも
に、静磁場パルスHoの90″の回転が90″パルスの
印加と同様に機能して歳差軸であるY軸方向に分極磁化
MO7が発生する。そこでX軸幹磁場コイルに一工。を
供給して第5図に示すようにX軸方向に静磁場−H。
を発生させるとY軸方向の分極磁化MO7を−X方向に
倒すトルクが作用してX軸を歳差軸としてY−2面内を
YからZに向かう歳差運動が発生し、これを受けて受信
コイル25には核磁気共鳴信号が誘起される。
このように、実施例装置においては静磁場コイル20を
X動静磁場コイル21およびY軸幹磁場コイル22で構
成し、静磁場電源61から両靜磁場コイルに供給される
パルス電流を所定の極性および順序に基づいて制御して
磁場空間10内に2軸を中心としてX−Y面内を所定の
タイミングに基づいて回転する回転静磁場パルスを形成
するようにしたので、高周波パルス磁界を照射すること
なく被検体である人体に磁気共鳴現象を発生することが
可能になった。そこで、第1図において傾斜磁場コイル
23に傾斜磁場電源34からシステムコントローラ40
の出力制御信号40Bによってタイミング、パルスの形
状、パルス幅、電流値等が制御されたパルス電流を静磁
場コイル群のそれに同期して供給して断層面に垂直な方
向に直線的に変化する傾斜磁場を印加する。このとき共
鳴周波数も傾斜磁場の変化に対応して変化するので、受
信コイル25の出力共鳴信号をそれ自体公知の受信増幅
回路35.アナログ演算回路56からなる受信回路や、
ディジタル処理回路や画像表示CRTなどの画像処理回
路によって断層面からの位置情報として再構成し、可視
化することができる。
以上tI2明した実施例装置は静磁場コイル20をX軸
幹磁場コイル21シよびY軸幹磁場コイル22の2組で
構成し、分極磁化を2軸を中心に90″づつ倒すように
した例を示したが、静磁場コイルを6組の静磁場コイル
で構成して分極磁化をX −Y面内で606づつ倒すよ
うにしてもよく、また4組の静磁場コイルで構成して分
極磁化を45゜づつ倒すようにしてもよい。
〔発明の効果〕
この発明は前述のように1円筒面を軸線に平行に等分割
する対称面それぞれに対称に配されたくら形コイル対か
らなシ、対称面に垂直な方向に静磁場を発生し得るよう
各くら形コイルの電流の周回方向が決められた複数の静
磁場コイルを有する静磁場コイル群を磁石部に設けると
ともに、複数の静磁場コイルへの電流パルスの供給順序
および通流方向を切換制御し、磁石部内の磁場空間に回
転静磁場パルスを発生させるスイッチング回路を有する
静磁場電源を設けるよう構成した。その結果、一つの静
磁場コイルに流れる電流パルスによってその対称面に垂
直に発生した静磁場パルスにより周方向に励起された分
極磁化が、つぎの1!流パルスにより対称面のなす角度
だけ回転した方向に発生する静磁場パルスによりその方
向に所定角度引例されるという動作が繰返し行われ、引
倒しの際に生ずる磁場の強さの急変により分極磁化の歳
差運動が励起され2回転静磁場パルスの回転角により分
極磁化の回転角が規制されて核磁気共鳴信号を発生する
という機能を静磁場コイル群によって得ることができる
。したがって、従来装置において核磁気共鳴周波数に近
い振動周波数と分極磁化の回転角に相応するパルス幅の
高周波パルスを人体に照射することによって核磁気共鳴
信号を発生させる機能を静磁場コイル群が兼ねるという
新たな原理に基づ(NMRイメージング装置を提供でき
る。また、高磁界形のNMRイメージング装置で問題に
なった高周波磁界の照射による人体への熱影響が排除さ
れるので、水素原子核以外の生体内の他核種への拡張に
必要な高磁界形NMRイメージング装置の実用化を可能
にする利点が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の実施例装置を示す構成図、第2図は
実施例装置における静磁場コイル群の構成とt原パルス
の周回方向を示す説明図、第3図ないし第5図は実施例
装置における核磁気共鳴の励起状態の説明図、第6図は
従来装置の一例を示す磁石部の斜視断面図である。 20・・・静磁場コイル群、21.22・・・静磁場コ
イル、21A、21B、22A、22B・・・〈ら形コ
イル対、41A、41B・・・くら形コイル、3゜23
・・・傾斜磁場コイル、4,24・・・絶縁筒、25・
・・受信コイル、30・・・磁石部、31・・・静磁場
電源、32・・・スイッチング回路、64・・・傾斜磁
場電源、40・・・システムコントローラ、5・・・高
周波(送。 受信)コイル、7・・・人体、10・・・磁場空間。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)互いに同軸状に配された静磁場コイル、傾斜磁場コ
    イル、および核磁気共鳴信号の受信コイルを有しその中
    空部に回転静磁場パルスを発生させることにより人体内
    に核磁気共鳴を生じさせる磁石部を備えた装置であって
    、前記磁石部が円筒面を半周以下の角度領域で包囲する
    くら形コイルが軸方向に間隔をおいて配されてなるくら
    形コイル対を前記円筒面を等角度で軸線に沿つて分割す
    る対称面それぞれに対して対称に配してなる複数の静磁
    場コイルからなり、各静磁場コイルへの給電の仕方によ
    り前記対称面それぞれに垂直な方向の静磁場を発生し得
    る静磁場コイル群を備えており、静磁場電源がシステム
    コントローラからの制御信号に基づき前記複数の静磁場
    コイルへの電流パルスの供給順序および通流方向を切換
    制御して前記中空部に回転静磁場パルスを形成させるス
    イッチング回路を備えていることを特徴とする回転静磁
    場パルス形NMRイメージング装置。 2)特許請求の範囲第1項記載のものにおいて、複数の
    静磁場コイルそれぞれをその対称面方向から見たとき各
    くら形コイルに流れるパルス電流の周回方向が互いに同
    じ方向になるようくら形コイルが相互に導電接続され、
    くら形コイル対の軸方向の間隔部に対称面に垂直な静磁
    場パルスが発生するよう形成されたことを特徴とする回
    転静磁場パルス形NMRイメージング装置。
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