JPS63256313A - ワイヤ放電加工装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、ワイヤ電極により被加工物を所望の形状に
加工するワイヤ放電加工装置、特にワイヤ電極の張力を
制御する機構に関するものである。

〔従来の技術〕

第４図は従来のワイヤ放電加工装置のワイヤ電極の送給
経路を示す系統図である。図において、（１）、　（２
）はワイヤ電極（３）を送り出す一対のワイヤ送給ピン
チローラ、（４）は上記一対のワイヤ送給ピンチローラ
（１）、　（２）を駆動するワイセ送給モータ、ｔ４ａ
ノは上記ワイセ送給モータ（４）を駆動するワイヤ送給
モータ駆動装置、（５）は点Ａを支点とするテコ（６）
の先端に取り付けられＴこ上記テコ（６）と連動し・で
動作する可動滑車、（７）はワイヤ電極（３）に一定の
張力を与える為に上記可動滑車（５）に取り付けられＴ
こ取り外し可能な荷重、（８）は上記可動滑車（５）の
位置変動を電気信号に変換し、上記ワイヤ送給モータ駆
動装置（４ａ月と負帰還信号を出力する検出器、（９）
は第１の案内ローラ、αＧは第２の案内ローラ、（６）
は被加工物（２）の上部でワイヤ電極（３）を支持する
上部ワイセカイド、０は被加工物＠の下部でワイヤ電極
（３）を支持する下部ワイヤガイド、α４．（至）は加
工後のワイヤ電極（３）を回収する一対のワイヤ回収ピ
ンチローラ、α０は上記一対のワイヤ回収ピンチローラ
α４．Ｑ５を駆動するワイヤ回収モータ、αηは上記一
対のワイヤ回収ピンチロー”ｙｕ４１．Ｑ５にて回収さ
れｔこワイヤ電極（３）を収納する回収箱、（９）はワ
イヤ送給モータ（４）及びワイヤ回収モータαＱを駆動
制御する制御装置。

次に動作について説明する。上記装置において被加工物
（６）を加工する場合、ワイヤ電極（３）は図示し、な
い供給リールより一対のワイヤ送給ピンチローラ（１）
、　（２）−可動滑車（５）−第１の案内ローラ（９）
−上部ワイヤガイドαυ→被加工物叩−下部ワイヤガイ
ド（至）−第２の案内ローラαＧ−一対のワイヤ回収ピ
ンチローラＱ４）、Ｑ５−回収箱αηの経路を通り連続
的に送給される。そして被加工物（２）は上部ワイヤガ
イド（２）と下部ワイヤカイト（至）との間に固定保持
され、ワイヤ電極（３）と被加工物＠との間に図示しな
い加工ｔＳから電圧を印加することにより放電加工を行
う。

なお、ワイヤ電極（３）の送給速度指令は制御装置（９
）からワイヤ送給モータ（４）及びワイヤ回収モータα
Ｇに与えられることにより、一対のワイヤ送給ピンチロ
ーラ（１）、　（２）及び一対のワイヤ回収ピンチロー
ラａ４）、α９を等速度で回転させてワイヤ電極（３）
を一定速度で走行させる。

ところで、ワイヤ放電加工を行うにあ１こっては、加工
中におけるワイヤ電極（３）の張力を一定に保つことが
高精度な加工を行う上で重要であり、特に上記張力をワ
イヤ電極（３）の材料の弾性変形又は可塑変形の領域内
において、適切な値に設定し、且つ維持することが重要
である。その為に人手を介し。

て可動滑車（５）に荷重（７）を取り付け、点Ａを支点
とシ、１こ該荷重（７）の自重によりワイヤ電！　（３
）に必要且つｉ―切な張力を与える様にし・でいる。な
おこの場合荷重（７）を取り付け１こ可動滑車（５）が
一定の位置に静止していることか必要である。例えばワ
イヤ送給モータ（４）やワイヤ回収モータａＱの回転ム
ラあるいはワイヤ電極（３）の伸び、更には他の要素に
よる外乱により可動滑車（５）に上下位置変動を午する
と、それがそのままワイヤ電極（３）の張力変動に継が
る為適切なワイヤ電極（３）の張力を維持できなくなり
加工性能に支障をきたすことになる。この様な支障を輝
くす為に、可動滑車（５）の上下位置変動に連動して動
作する検出器（８）の出力をワイヤ送給モータ駆動装置
（４１に負帰還し、て、上記可動滑車（５）が一定の位
置に静止する様に自動制御し・でいる。

なお、ワイヤ放電加工におけるファーストカーｐト後の
セカンドカーＩトは、ファースト力咋ト時のワイヤ電極
（３）の張力より高く設定することで高精度な加工がで
きることは周知である。従ってワイヤ電ｉ１！１ｉ（３
）の張力を変える場合には、その都度可動滑車（５１に
取り付ける荷重（７）を人手を介１て取り換えて行って
いる。

〔発明が解決しようとする問題点〕

従来のワイヤ放電加工装置は以上の様に構成されている
ので、ワイヤ電極の張力を変更する場合には、可動滑車
に取り付けられている荷重を人手を介し、で変更しなけ
れはならないと共に、ワイヤ電極に与える張力を細かく
調節することができないので、高精度加工に適さない等
の問題点があった。

この発明は上記の様な問題点を解消する為に成されたも
ので、ワイヤ電極の張力を仁慈の値に設定できるワイヤ
放電加工装置を得ることを目的とする。

〔問題点を解決する１こめの手段〕 この発明に係るワイヤ放電加工装置は、ワイヤ電極の送
給経路に設けられ１こ可動滑車に貯蔵槽を設け、該貯蔵
槽に貯える液体ｍｙｚワイヤ電極の張力を設定する指令
に対応して変化させる様にしたものである。

〔作用〕

この発明においては、可動滑車に設けられ１こ貯蔵槽に
貯える液体の竜を変化させることによりワイヤ電極の張
力を調節する。

〔発明の実施例〕

以下、この発明の一実施例を図について説明する。第１
図はこの発明の一実施例を示すワイヤ電極の送給経路を
示す系統図であり、従来装置を示す第４図と同一符号は
同−又は相当部分を示す。

図において、（７ａ）は比重の大きい液体【例えは水銀
ノでありワイヤ電極（３）に会力を与える荷重として作
用する。μｓは可動滑車（５）の背面側でテコ（６）に
固着され１こ第２の貯蔵槽、ｔ１８ａＪは図示し、、な
い機械本体側に固定され１こ第１の貯蔵槽、Ｑｌは第１
の貯蔵槽（１８ａＪから第２の貯蔵槽（至）へ供給され
る液体（７ａ）の流量を検出して電気信号に変換し１こ
後、制御装置Φ１に入力する第１の流量検出器、（１９
ａ）は第２の貯蔵槽（至）から第１の貯蔵槽（１８ａ）
へ排出される液体ｔ’ｙａ）の流量を検出し・て電気信
号に変換しｒ、＝後、制御装置（９）に入力する第２の
流量検出器、（ホ）は制御装置Ｏ町こ接続され液体（７
＆）を第１の貯蔵槽（１８Ｂ）から第２の貯蔵槽（至）
に供給する供給ポンプ、■Ｄは制御袋！（ロ）に接続さ
れ液体（７ａ）を第２の貯蔵槽（ト）から第１の貯蔵槽
（１８ａ）に排出する排出ポンプ、＠は第１の貯蔵槽（
１８ａＪと供給ポンプ（７）との間に配管されテコ（６
）の上下動に対し、て負荷のかからない柔軟な第１のホ
ース、（２２りはＭｌの貯蔵槽ｔ１８ａＪと排出ポンプ
ＣＤとの間に配管されテコ（６）の上下動に対して負荷
のかからない柔軟な第２のホースである。

次に動作について説明する。加工する場合のワイヤ電極
（３）の送給経路、及び可動滑車（５）の上下位ｆｉ！
変動’ｔ：　ｉ＆小に抑える自動制御の動作は、従来例
と同一であるので説明は省略する。

さて、この発明の装置においては例えば高精度加工時に
おいてワイヤ電極（３）の太さを変更し該ワイヤ電極（
３）に与える張力を変更する場合、あるいはセカンドカ
ー２８時においてワイヤ電極（３）の張力をファースト
カーＩト時よりも高くする場合、等ワイヤ電極（３）に
与える張力を変更する必要が生じた場合には、次に示す
様にしてワイヤ電極（３）に与える張力を変化させる。

つまりＡ点を支点としたテコ（６）の先端に設けられ１
こ可動滑車（５）に固着されＴこ第２の貯蔵槽（ト）に
液体（７ａ）を供給あるいは排出することにより可動滑
車（５）の見かけ上の重さを変え、可動滑車（５）を通
るワイヤ電極（３）の張力を変化させるのである。すな
わち第２図に示す様に可動滑車（５）、テコ（６）、第
２の貯蔵槽（至）、第１及び第２の流量検出器α１．　
　（１９りの重量を全て加算しＴこ可動滑車（５）の重
心位置における見かけ上の総合荷重ｌｋＷ＋　、第２の
貯蔵槽（至）に貯えられた液体（７ａ）の重量をＷ２と
すると、ワイヤ電極（３）に与えられる張力Ｔは、 Ｔ＝’（Ｗ＋＋Ｗｚ） で表わされ、上記総合荷重Ｗｌを一定にすると、張力Ｔ
は上記第２の貯蔵槽（至）に貯えられた液体ｉ７＆）の
重量Ｗ２を変化することにより任意に設定できることが
分かる。

従ってワイヤ電極（３）の張力を変更する場合、所望の
ワイヤ電極（３）の張力設定指令を制御装置（９）に入
力すると、該制御装置＠から上記張力設定指令に応じて
上記第２の貯蔵槽（至）に貯えられる液体＜７１ｋ）の
重量Ｗ！を変化すべく、供給ポンプ翰あるいは排出ポン
プ３ηを駆動する信号が出力される。

つまり上記第２の貯蔵槽（至）に貯えられる液体（７ａ
）の重量Ｗ２を増加させる場合には、供給ポンプ（ホ）
を駆動し、て第１の貯蔵槽（１８ａＪから第２の貯蔵槽
（至）へ液体（７ａ）を供給し、該液体（７ａ）の流量
を第１の流量検出器α値にて検出すると共に上記制御ｉ
！＠にフィードパーＩりして、所望のワイヤ電極（３）
の張力に相当する液体＜７８）が第２の貯蔵槽（至）に
貯えられ１こ時点で、上記供給ポンプ翰を停止する。又
上記とは逆に第２の貯蔵槽（至）に貯えられる液体（７
ａＪの重量Ｗｚを減少させる場合には、排出ポンプ（２
）を駆動して第２の貯蔵槽（至）から第１の貯蔵槽（１
８ａ）へ液体（７＆）を排出し、該液体（７＆）の流量
を第２の流量検出器（１９８）にて検出すると共に上記
制御装置に＠にフィードバーＩりして、所望のワイヤ電
極（３）の張力に相当する液体（Ｔ＆）が第２の貯蔵槽
（至）に残留した時点で、上記排出ポンプ＠を停止する
。以上の様にしてワイヤ電極（３）の張力を無段階に精
度良く速かに任意の値に設定できる。

なお、上記実施例では点ムを支点とするテコ（６）の先
端に可動滑車（５）を取り付け、且つ該可動滑車（５）
の背面に第２の貯蔵槽０樟を固着し、第１の貯蔵槽（１
８ａ）を機械本体側に固定設置して、第１の貯蔵槽１１
８ａＪと第２の貯蔵槽（至）の間をテコ（６）の動作に
対して負荷のかからない柔軟な第１及び第２のホース（
イ）、　　（２２Ｂ）で接続したものを示したが、これ
を第３図に示す様にテコ（６）の先端に可動滑車（５）
を取り付け、且つ該可動滑車（５）の背面側に亀２の貯
蔵槽（至）を固着して支点Ａを侠人だ反対側にテコ（６
）を延長し、その延長したテコ（６）の先端に第１の貯
蔵槽（１８１１）を取り付けて、第１の貯蔵槽（１８Ｂ
）と第２の貯蔵槽（至）との間をテコ（６）の動作に対
して負荷のかからない柔軟なホースｌ　２２ｂ）、　（
２２０，７，（２２ｄ）。

（２加λで配管し、上記各々の配管経路内に供給ポンプ
（４）、排出ポンプ？υ、第１及び第２の流１１検出器
α９．　（１９りを設けても上記実施例と同様な効果を
奏する。

〔発明の効果〕

以上の様に、この発明によればワイヤ電極の送給経路に
設けられ１こ可動滑車に貯蔵槽を設け、該貯蔵槽に貯え
る液体の量をワイヤ電極の張力を設定する指令に対応し
て変化する様にし１こので、ワイヤ電極の張力を設定す
る指令に対応して変化する様にしたので、ワイヤ電極の
張力設定に人手を介す必要のないワイヤ放電加工装置が
得られろ効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の一実施例によるワイヤ放電加工装置
のワイヤ電極の送給経路を示す系統図、第２図はこの発
明による荷重付加手段の斜視図、第８図はこの発明によ
る他の実施例を示す荷重付加手段の斜視図、第４図は従
来装置のワイヤ電極の送給経路を示す系統図である。 図において、（３）はワイヤ電極、（５）は可動滑車、
（７ａ）は液体、（至）は第２の貯蔵槽、（ＩＱは第１
の流ｆｉ１検出器、（１９りは第２の流量検出器、翰は
供給ポンプ、３υは排出ポンプ、（２）は制御装置であ
る。 なお、図中、同一符号は向−１又は相当部分を示す。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. ワイヤ電極の走行経路に上・下移動が可能に設けられる
   と共に上記ワイヤ電極に張力を与える可動滑車と、上記
   可動滑車に設けられ液体を貯える貯蔵槽と、該貯蔵槽に
   液体を供給する供給手段と、上記貯蔵槽から液体を排出
   する排出手段と、上記液体の供給又は排出の量を検出す
   る検出器と、該検出器の検出信号を入力すると共に上記
   供給又は排出手段を駆動制御する制御装置とを備えたこ
   とを特徴とするワイヤ放電加工装置。