JPS6325594Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6325594Y2 JPS6325594Y2 JP1832682U JP1832682U JPS6325594Y2 JP S6325594 Y2 JPS6325594 Y2 JP S6325594Y2 JP 1832682 U JP1832682 U JP 1832682U JP 1832682 U JP1832682 U JP 1832682U JP S6325594 Y2 JPS6325594 Y2 JP S6325594Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- reel
- thrust bearing
- cassette
- tape cassette
- spring
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 4
- 239000000463 material Substances 0.000 description 2
- 239000011347 resin Substances 0.000 description 2
- 229920005989 resin Polymers 0.000 description 2
- 229930182556 Polyacetal Natural products 0.000 description 1
- 229920000122 acrylonitrile butadiene styrene Polymers 0.000 description 1
- 238000000465 moulding Methods 0.000 description 1
- 229920006324 polyoxymethylene Polymers 0.000 description 1
- 238000003466 welding Methods 0.000 description 1
Description
【考案の詳細な説明】
本考案はテープカセツトに係り、特に小形化を
可能にしたテープカセツトを提供することを目的
とする。
可能にしたテープカセツトを提供することを目的
とする。
従来、ビデオテープレコーダ等に用いられる、
フランジを有するリールを内蔵したテープカセツ
トにおいては、テープカセツトが垂直になつた状
態で使用されても支障をきたさないように、ま
た、リールをリールデイスクに確実に押しつける
ために、第1図に示す如く、フランジ10を有す
るリール1の中心上方に設けた突起16を、カセ
ツト筐体の上板13に固着した板バネ17により
押圧しておき、このテープカセツトをビデオテー
プレコーダ等に装着した際に、リールデイスク1
1によりリール1が持上げられ、板バネ5の押圧
力により、リール1に軸方向の力を与え、リール
1とリールデイスク11とが確実に係合するよう
にしている。
フランジを有するリールを内蔵したテープカセツ
トにおいては、テープカセツトが垂直になつた状
態で使用されても支障をきたさないように、ま
た、リールをリールデイスクに確実に押しつける
ために、第1図に示す如く、フランジ10を有す
るリール1の中心上方に設けた突起16を、カセ
ツト筐体の上板13に固着した板バネ17により
押圧しておき、このテープカセツトをビデオテー
プレコーダ等に装着した際に、リールデイスク1
1によりリール1が持上げられ、板バネ5の押圧
力により、リール1に軸方向の力を与え、リール
1とリールデイスク11とが確実に係合するよう
にしている。
このような従来のテープカセツトにおいては、
板バネの撓みを可能にするために、リール1の中
央上方の突起16の先端と、カセツト筐体の上板
13との間に、少なくとも板バネの厚さと、ビデ
オテープレコーダ等に装填した際の板バネ17と
カセツト筐体の上板13とのある程度の空き間と
を見込んだ間隔が必要であり、このためテープカ
セツトの厚さが増すことになり、また、テープカ
セツトをビデオテープレコーダ等に装填し、リー
ルが押し上げられた際に板バネ17が、リール1
の上フランジ10やカセツト筐体の上板13に接
触しないように、装填時に板バネ17がほぼ一直
線上になるように板バネ17を曲げ加工しなけれ
ばならず、板バネの加工が困難であるなどの欠点
があつた。
板バネの撓みを可能にするために、リール1の中
央上方の突起16の先端と、カセツト筐体の上板
13との間に、少なくとも板バネの厚さと、ビデ
オテープレコーダ等に装填した際の板バネ17と
カセツト筐体の上板13とのある程度の空き間と
を見込んだ間隔が必要であり、このためテープカ
セツトの厚さが増すことになり、また、テープカ
セツトをビデオテープレコーダ等に装填し、リー
ルが押し上げられた際に板バネ17が、リール1
の上フランジ10やカセツト筐体の上板13に接
触しないように、装填時に板バネ17がほぼ一直
線上になるように板バネ17を曲げ加工しなけれ
ばならず、板バネの加工が困難であるなどの欠点
があつた。
また、上記の板バネ17の代りに、コイルバネ
を用いてリールに軸方向の力を与えることも考え
られるが、この場合には、リールの回転部分とコ
イルバネとの間にスラストベアリングが必要とな
り、このスラストベアリングが、リールをテープ
カセツト筐体に装着する以前のリール単体時に外
れ易く、組立が行ないにくいものとなり、また、
コイルバネをリールとカセツト上板との間に設置
するためのスペースも必要となり、テープカセツ
トの厚さを増すことになるなどの欠点を生じるも
のである。
を用いてリールに軸方向の力を与えることも考え
られるが、この場合には、リールの回転部分とコ
イルバネとの間にスラストベアリングが必要とな
り、このスラストベアリングが、リールをテープ
カセツト筐体に装着する以前のリール単体時に外
れ易く、組立が行ないにくいものとなり、また、
コイルバネをリールとカセツト上板との間に設置
するためのスペースも必要となり、テープカセツ
トの厚さを増すことになるなどの欠点を生じるも
のである。
本考案は、上記の欠点を解消するものであり、
以下図とともに本考案の一実施例を説明する。
以下図とともに本考案の一実施例を説明する。
第2図は本考案になるテープカセツトをビデオ
テープレコーダ等に装填した際のリールの状態を
示す平面図であり、第3図はそのテープカセツト
をビデオテープレコーダ等に装填した状態を示す
断面図であり、第4図は、そのテープカセツト単
体の状態におけるリールとカセツト筐体との関係
を示す断面図である。
テープレコーダ等に装填した際のリールの状態を
示す平面図であり、第3図はそのテープカセツト
をビデオテープレコーダ等に装填した状態を示す
断面図であり、第4図は、そのテープカセツト単
体の状態におけるリールとカセツト筐体との関係
を示す断面図である。
図に示す如く、リール1のリールハブ4の内側
には、リール駆動用に3個所の溝2が形成されて
おり、この溝2の間には凸部3が形成されてお
り、リールハブ4の凸部3に対応する位置に、3
個所の丸穴5と切欠き6とが設けられている。こ
の丸穴5及び切欠き6は、本実施例の如く、3個
所設けることが実用上最も優れていると言える
が、これに限らず5個所或いは6個所等適宜の数
設けてもよいことは言うまでもない。
には、リール駆動用に3個所の溝2が形成されて
おり、この溝2の間には凸部3が形成されてお
り、リールハブ4の凸部3に対応する位置に、3
個所の丸穴5と切欠き6とが設けられている。こ
の丸穴5及び切欠き6は、本実施例の如く、3個
所設けることが実用上最も優れていると言える
が、これに限らず5個所或いは6個所等適宜の数
設けてもよいことは言うまでもない。
なお、丸穴5と切欠き6とを凸部3に対応する
位置に設けているので、これらを設けるためにリ
ールハブ4の径を大きくする必要はない。
位置に設けているので、これらを設けるためにリ
ールハブ4の径を大きくする必要はない。
この丸穴5に、スラストベアリング7のガイド
ピン8を挿入することにより、スラストベアリン
グ7がリール1の軸方向に移動可能に取付けられ
ている。
ピン8を挿入することにより、スラストベアリン
グ7がリール1の軸方向に移動可能に取付けられ
ている。
丸穴5はスラストベアリング7に一体成型され
たガイドピン8がスムーズに動く程度の径とされ
ている。
たガイドピン8がスムーズに動く程度の径とされ
ている。
丸穴5にはコイルバネ9が挿入されており、ス
ラストベアリング7をリール1の軸方向に付勢し
ている。
ラストベアリング7をリール1の軸方向に付勢し
ている。
リール組立時には、3個所の丸穴5にコイルバ
ネ9を入れ、スラストベアリング7のピン8を丸
穴5に合せて挿入した後、上フランジ10を溶着
する。溶着後は、上フランジ10が抜け止め機構
の役目をし、スラストベアリング7がリールから
外れることはないため、カセツト筐体への組込み
が容易になる。
ネ9を入れ、スラストベアリング7のピン8を丸
穴5に合せて挿入した後、上フランジ10を溶着
する。溶着後は、上フランジ10が抜け止め機構
の役目をし、スラストベアリング7がリールから
外れることはないため、カセツト筐体への組込み
が容易になる。
カセツトをビデオテープレコーダ等に装填した
状態(第2図及び第3図)において、カセツトの
位置出し装置(図示せず)とリールデイスク11
によりリール1が規定の位置になり、リール1は
リールデイスク11により押し上げられ、スラス
トベアリング7はカセツト筐体の上板13により
上方への移動を規制されているため、ガイドピン
8が丸穴5をスライドし、バネ9は圧縮され、こ
れによりリール1はその軸方向に適当な押圧力を
得る。
状態(第2図及び第3図)において、カセツトの
位置出し装置(図示せず)とリールデイスク11
によりリール1が規定の位置になり、リール1は
リールデイスク11により押し上げられ、スラス
トベアリング7はカセツト筐体の上板13により
上方への移動を規制されているため、ガイドピン
8が丸穴5をスライドし、バネ9は圧縮され、こ
れによりリール1はその軸方向に適当な押圧力を
得る。
上記の構造に代る構造として、バネを中心軸線
上に1個使用する構造も考えられるが、その場合
にはバネ圧縮時にバネ上下端面の平行度が重要と
なり、(スラストベアリング7の傾きを防ぐため)
バネ製造のコストアツプの原因となる。
上に1個使用する構造も考えられるが、その場合
にはバネ圧縮時にバネ上下端面の平行度が重要と
なり、(スラストベアリング7の傾きを防ぐため)
バネ製造のコストアツプの原因となる。
本実施例の構造によれば、コイルバネ9を複数
個所に設けているので、コイルバネ9の平行度は
さほど重要ではなく、バネ強さは製造上も比較的
平均した値が得られるため、スラストベアリング
7が傾斜することもなく、リールの回転ムラを防
ぐことができる。
個所に設けているので、コイルバネ9の平行度は
さほど重要ではなく、バネ強さは製造上も比較的
平均した値が得られるため、スラストベアリング
7が傾斜することもなく、リールの回転ムラを防
ぐことができる。
また、リール1の一端とスラストベアリング7
とは、ビデオテープレコーダ等に装填した状態に
おいて、約0.5〜1mmの空き間W1があるため、製
造上のリールデイスク高さ調整分を十分吸収でき
る。
とは、ビデオテープレコーダ等に装填した状態に
おいて、約0.5〜1mmの空き間W1があるため、製
造上のリールデイスク高さ調整分を十分吸収でき
る。
リール1は下フランジ12を同時成形し、上フ
ランジ10と高周波溶着可能な材質、例えばリー
ル1は成形精度の良いABS樹脂を使用し、上フ
ランジ10は透明なAS樹脂を使用し、スラスト
ベアリング7は低摩擦係数で摩耗の少ないポリア
セタール樹脂を使用する。
ランジ10と高周波溶着可能な材質、例えばリー
ル1は成形精度の良いABS樹脂を使用し、上フ
ランジ10は透明なAS樹脂を使用し、スラスト
ベアリング7は低摩擦係数で摩耗の少ないポリア
セタール樹脂を使用する。
また、コイルバネ9が最大に伸びた状態におい
ては、下フランジ12の下面とスラストベアリン
グ7先端との寸法が、カセツト筐体の上板13と
下板14との間の内寸法W2よりも大きくなるよ
うにしておき、テープカセツトがビデオテープレ
コーダ等に装填されていない状態においては(第
4図)、スラストベアリング7の先端がカセツト
筐体の上板13に圧接され、これによりリール1
の下フランジ12はカセツト筐体のの下板14に
押し付けられ、輸送途中等のリールの上下ガタを
防ぐようになつている。
ては、下フランジ12の下面とスラストベアリン
グ7先端との寸法が、カセツト筐体の上板13と
下板14との間の内寸法W2よりも大きくなるよ
うにしておき、テープカセツトがビデオテープレ
コーダ等に装填されていない状態においては(第
4図)、スラストベアリング7の先端がカセツト
筐体の上板13に圧接され、これによりリール1
の下フランジ12はカセツト筐体のの下板14に
押し付けられ、輸送途中等のリールの上下ガタを
防ぐようになつている。
なお、図中15はテープクランプである。
本考案になるテープカセツトは上述のごとき構
成であるから、従来の板バネを用いてリールを押
圧しているテープカセツトの欠点を押消し、さら
に、リール上方に押圧用のバネを設けるスペース
を必要としないので、その分だけテープカセツト
の高さを低くすることができ、テープカセツトを
小形化することが可能であり、スラストベアリン
グの抜け止め機構を設けているのでリール単体の
状態でもスラストベアリングがリールから外れる
ことがなく、テープカセツトの組立製造が容易で
あり、コイルバネを複数個所に設けているので押
付力と押付方向の均一化をはかることができるな
どの利点を有する。
成であるから、従来の板バネを用いてリールを押
圧しているテープカセツトの欠点を押消し、さら
に、リール上方に押圧用のバネを設けるスペース
を必要としないので、その分だけテープカセツト
の高さを低くすることができ、テープカセツトを
小形化することが可能であり、スラストベアリン
グの抜け止め機構を設けているのでリール単体の
状態でもスラストベアリングがリールから外れる
ことがなく、テープカセツトの組立製造が容易で
あり、コイルバネを複数個所に設けているので押
付力と押付方向の均一化をはかることができるな
どの利点を有する。
第1図は従来のテープカセツトを示す一部省略
断面図、第2図及び第3図は本考案になるテープ
カセツトの一実施例をビデオテープレコーダ等に
装填した状態の要部を示す平面図及び断面図、第
4図はそのテープカセツト単体の状態における要
部を示す断面図である。 1……リール、2……リール駆動用の溝、3…
…凸部、4……リールハブ、5……丸穴、6……
切欠き、7……スラストベアリング、8……ガイ
ドピン、9……コイルバネ、10……上フラン
ジ、11……リールデイスク、12……下フラン
ジ、13……カセツト筐体の上板、14……カセ
ツト筐体の下板。
断面図、第2図及び第3図は本考案になるテープ
カセツトの一実施例をビデオテープレコーダ等に
装填した状態の要部を示す平面図及び断面図、第
4図はそのテープカセツト単体の状態における要
部を示す断面図である。 1……リール、2……リール駆動用の溝、3…
…凸部、4……リールハブ、5……丸穴、6……
切欠き、7……スラストベアリング、8……ガイ
ドピン、9……コイルバネ、10……上フラン
ジ、11……リールデイスク、12……下フラン
ジ、13……カセツト筐体の上板、14……カセ
ツト筐体の下板。
Claims (1)
- リールと、このリールのリールハブにリール軸
方向に移動可能に設けたスラストベアリングと、
このスラストベアリングをリール軸方向に付勢す
るように前記リールハブの複数個所に設けたコイ
ルスプリングと、前記スラストベアリングの抜け
止め機構とを備えたテープカセツト。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1832682U JPS58122289U (ja) | 1982-02-12 | 1982-02-12 | テ−プカセツト |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1832682U JPS58122289U (ja) | 1982-02-12 | 1982-02-12 | テ−プカセツト |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS58122289U JPS58122289U (ja) | 1983-08-19 |
JPS6325594Y2 true JPS6325594Y2 (ja) | 1988-07-12 |
Family
ID=30030584
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1832682U Granted JPS58122289U (ja) | 1982-02-12 | 1982-02-12 | テ−プカセツト |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS58122289U (ja) |
-
1982
- 1982-02-12 JP JP1832682U patent/JPS58122289U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS58122289U (ja) | 1983-08-19 |
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