JPS63255459A

JPS63255459A - 物置部を有するタイル及びその施工構造

Info

Publication number: JPS63255459A
Application number: JP8837087A
Authority: JP
Inventors: 豊酒井; 押川　眞; 大野　清久
Original assignee: Inax Corp
Current assignee: Inax Corp
Priority date: 1987-04-10
Filing date: 1987-04-10
Publication date: 1988-10-21

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】［産業上の利用分野］本発明は壁面に施工された際に物置き部ができるように
構成された物置き部を有するタイル及びその施工構造に
関する。

［従来の技術］従来のタイルはその表面が平坦であることが通常であり
、凹凸模様が付けられることはあっても物品を載せるこ
とができる程の凹凸は形成されていない。

［発明が解決しようとする問題点］そのため、従来のタイルを取付施工した壁面にあっては
、物置き部が必要であるときにはタイルとは別の棚状部
材を壁面に取り付けるようにせねばならず、不便であっ
た。また、この棚状部材がタイルとの色調が揃わず、美
感を損なうという実用土の欠点もあった。

また、タイルの表面側に棚状部材を取り付けた場合、該
タイルには剥離方向に相当の荷重が加わり、剥離し易く
なるという施工構造上の問題もあった。

さらに、この棚状部材を取り付けると、この棚状部材の
上面と壁面とが交叉する取付隅部に塵が貯まり易く、し
かもこの隅部の清掃ははなはだ煩瑣であった。

［問題点を解決するための手段］本発明のタイルは物置き用の棚状の凸部をその表面から
突設させたことを特徴とする。

また、本発明の施工構造は、かかる物置き部を有するタ
イルの裏面とその少なくとも上側に配置されるタイルの
裏面とを金属線によって連繋させ、これらのタイルを貼
り付けモルタルにて壁面下地に貼着したことを特徴とす
る。

［作用］かかる本発明のタイルでは、タイルとは別の棚状部材を
用意することなく物置き部を形成するこ−とができ、極
めて便利である。また、周囲のタイルとの色調等も揃え
易く、美感にも優れる。

本発明の施工構造によれば、かかる物置き部を有するタ
イルが、その上側に配置されたタイルと金属線にて連繋
されているので、剥離方向の大荷重にも十分耐えること
ができ、耐久性の高い取付構造が提供される。

［実施例］以下図面を参照して実施例について説明する。

第１図及び第２図は本発明の一実施例に係るタイルの斜
視図である。二やタイル１はその表面側に棚状の物置き
用の凸部（物置き部）２が突設されている。また、裏面
には突条よりなるアリ足３が横方向（棚状物置き部２が
延在する水平方向）に複数条延設されており、各アリ足
には縦方向（垂直方向）に貫通孔４が穿設されている。

第３図はかかる物置き部２を有するタイル１の施工例を
示す断面図である。

符号５は表面が平坦であるタイルであり、前記本発明タ
イル１の上下に配設される。このタイル５のアリ足６に
も、タイル１と同様に貫通孔フが縦方向に穿設されてい
る。そして金属線８がこれら貫通孔４及び７に通され、
これによって上下のタイル１．５が連繋され、張り付け
モルタル９にて壁面下地１０に貼着されている。

かかるタイル及びその施工構造によれば、物置き部２上
に石鹸やシェーバなど各種の物を置くことができる。而
して、この物置き部２はタイルそれ自体と一体のもので
あって、従来の如く別の棚部材によって形成されるもの
ではないから、取付が簡単であり、かつ周囲のタイルと
の色調も揃え易く、差感に優れる。

さらに、上下のタイル１．５が金属線８によって連繋さ
れているから、物置き部２上に物を載せた際のタイル１
に負荷される剥離方向の荷重が極めて小さくなり、剥離
のおそれのない耐久性に優れた構造となる。

さらに、物置き部２はタイルと一体のものであるから、
物置き部２の付け根部分もタイルの本体側に連続したも
のとなり、その隅部２ａに塵が貯まりにくく、しかも仮
に塵が貯まっても極めて除去し易い。

第４図は本発明の別の実施例に係るタイルとその施工例
を示す断面図であり、第５図はその裏面の金属線８の配
設説明図である。この実施例では、タイル５のアリ足６
は途中が途切れたものとなっており、タイル１のアリ足
１の貫通孔４に通された金属線８はこのアリ足６にから
められ、これによってタイル１．５が連繋されている。

その他の構成は第３図と同様である。この実施例でも上
記実施例と同様の作用効果が奏されると共に、本実施例
では、タイル５のアリ足６に貫通孔を穿設することが不
要であり、製造が容易であるという効果が奏される。

なお、第４．５図では金属線８をアリ足６にからめてい
るが、第６図の如くアリ足６の途切れた部分６ａに単に
引き通すようにしても良い。また、第７図の如くタイル
５を、そのアリ足６が鉛直方向を向くように配列し、金
属線８を各アリ足６同志の間を引き通すようにしても良
い。

上記実施例ではいずれもタイル１のアリ足３には貫通孔
４が穿設されているが、本発明においては、第８図の如
くアリ足３を途中が途切れたものとし、金属線８をこの
途切れたアリ足にからませるようにしても良い。

第９図は本発明のさらに別の実施例に係るタイルとその
施工例を示す断面図である。この実施例では金属の細棒
１１．１２が、それらの先端をタイル１．５の裏面に埋
設されて該タイル裏面に立設されており、これらの細棒
１１．１２同志が金属線８で連繋されている。なおこの
細棒１１は、例えばタイル製造時に坏土成形体に差し立
て、焼成により一体としたり、焼成されたタイルの裏面
に細大をあけ、接着剤にて埋め込むことにより立設され
る。本実施例では細棒１１．１２の一方又は双方を金属
線としておき、これを直にからみ合せるようにしても良
い。

第１０〜１２図に本発明のさらに別の実施例を示す。

第１０図の実施例はＬ字金物１３を壁面１０にビス止め
し、タイル１を該り字金物１３で支承するようにしたも
のである。第１１図の実施例はタイル１の上辺部分をボ
ルト１４にて壁面１０に固着するようにしたものである
。これらの第１０．１１図の実施例では、タイル１の支
持強度が極めて高い。なお、第１０．１１図では金属線
８が概略的にしか示されていないが、前記した各実施例
のいずれか、又はそれに準じた方式によって金属線が配
設される。

第１２図はタイル１の物置き部２の上面を凹陥させ、石
鹸等が滑り落ちにくくなるように構成したタイルの断面
を示す。

［発明の効果］以上の通り、本発明によれば別物品の棚状部材を用いる
ことなく物置き部を壁面に形成することができる。この
施工構造においては、物置き部を有するタイルと周囲タ
イルとの色調や模様等を調和させ易く、しかも物置き部
の物置き部の一体感も高く、実用性あるいは美感性にす
ぐれたものとなる。さらに、塵も貯まりにくく衛生的で
あり、清掃も容易である。

また、本発明のタイル施工構造では、タイルの貼付強度
が高く、□極めて耐久性に優れる。

本発明のタイル及びその施工構造は、例えば浴室などの
石装置等を形成するのに極めて好適である。

【図面の簡単な説明】

第１図及び第２図は本発明の実施例に係るタイルの斜視
図、第３図は同施工例を示す断面図である。第３図ない
し第１１図の各図は、それぞれ異なる実施例の施工構造
を示し、第３図、第４図、第９図、第１０図及び第１１
図は断面図、第５図、第６図、第７図及び第８図はタイ
ル裏面図である。第１２図はさらに別の実施例に係るタ
イルの断面図である。１・・・物置き部を有するタイル、２・・・物置き部、　　　　　３・・・アリ足、４・・
・貫通孔、　　　　　　８・・・金属線。代理人　　弁理士　　重　野　　剛第１図第３図第４図第５図　　　　第６図８金属線第７図　　　　第９図第１０図第１２図第１１図

Claims

【特許請求の範囲】

（１）物置き用の棚状の凸部をその表面から突設させた
ことを特徴とする物置き部を有するタイル。
（２）前記タイルの裏面にはアリ足が設けられており、
かつこのアリ足には縦方向に貫通孔が穿設されているこ
とを特徴とする特許請求の範囲第１項に記載のタイル。
（３）表面から物置き用の棚状の凸部が凸設されたタイ
ルの施工構造であって、該物置き部を有するタイルの裏
面とその少なくとも上側に配置されるタイルの裏面とを
金属線によって連繋させ、これらのタイルを貼り付けモ
ルタルにて壁面下地に貼着してなる物置き部を有するタ
イルの施工構造。
（４）前記物置き部を有するタイル及びその少なくとも
上側に配設されるタイルは、それぞれアリ足に縦方向に
貫通孔が穿設されており、上下のタイルの貫通孔に連続
して前記金属線を挿通して連繋したことを特徴とする特
許請求の範囲第３項に記載の構造。