JPS63253478A - 魚類の画像監視方法及び装置 - Google Patents

魚類の画像監視方法及び装置

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JPS63253478A
JPS63253478A JP62086872A JP8687287A JPS63253478A JP S63253478 A JPS63253478 A JP S63253478A JP 62086872 A JP62086872 A JP 62086872A JP 8687287 A JP8687287 A JP 8687287A JP S63253478 A JPS63253478 A JP S63253478A
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fish
image
monitor
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circuit
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JP62086872A
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English (en)
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Toshio Yahagi
矢萩 捷夫
Kenji Baba
研二 馬場
Shoji Watanabe
昭二 渡辺
Naoki Hara
直樹 原
Mikio Yoda
幹雄 依田
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は被検水として、浄水場や下水処理場の流入水及
び処理水、並びに河川水などを用いて飼育している魚類
を画像認識し、被検水中の毒物の有無を検出する魚類の
画像監視方法及び装置に関する。
〔従来の技術〕
浄水場などでは原水中に毒物が混入したか否かを判定す
るために、原水や浄水の一部を水槽に導きこの水槽でフ
ナ、コイ、ウグイ、タナゴ、オイカワ及び金魚などの魚
類を飼育している。同様に。
下水処理場の処理水や放流水及び河川水並びに湖沼につ
いて水中の毒物の有無を監視するために、魚類を飼育す
る場合がある。水中に毒物が混入した場合には、前記魚
類が異常に行動したり死んだりするのでこれを目視で監
視している。しかし、目視に頼っており、人が監視して
いない時には検出できないので、自動監視が望まれてい
た。
魚の監視方法としては、水槽中の魚を水槽上部から工業
用テレビカメラで検出し、画像処理する方法(文献:第
36口金国水道研究発表会、講演集2464〜466)
が考案されている。しかし、この方法では魚が水面上に
浮上した場合に、画像監視によってW報を出すだけであ
り、表示方法に関しての処置はない。
〔発明が解決しようとする問題点〕
発明者らは、画像により魚類の行動を監視する方法を実
用化するための研究を重ねて、魚類を効果的に画像認識
し、その行動結果の表示を児易すくする方法及び装置を
発明するに至った。
従来技術を以下に説明する。魚が1尾の場合には、魚類
を画像認識できればその位置や動きを計測及び評価でき
る。また、複数尾の魚の動きを解析する場合には、1尾
ごとに追跡するのは困難であるため、複数尾では魚群と
しての行動パターンを画像認識する。このように、魚の
単体及び群としての行動パターンを画像処理し、その行
動結果をCRT等に表示していた。しかし、上記従来技
術では具体的表示法は記載されてなく、魚の行動パター
ンが正常状態や異常状態にもかかわらず。
一定の状態で表示していた。
本発明の目的は、魚類の画像監視における表示をオペレ
ータが目視で即座に異常を識別できる方法を提供するこ
とにある。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は、魚類の行動を画像監視することにおいて、前
記魚類の行動を画像処理し、モニターに表示する際に、
行動状態を正常と異常とを色別に表示することにより、
異常の目視確認を容易にし。
魚類の行動結果を効果的に検出できるようにした。
第1の発明は、被検水を流通させる水槽と、該水槽で飼
育する魚類と、魚類の画像情報を一定の時間間隔で電気
信号に変換する撮像装置と、前記魚類を照明する照明装
置と、前記撮像装置で撮像した多値画像から前記魚類を
2値画像として抽出する魚類2値化手段と、前記2値画
像から魚類の行動パターンを演算する行動パターン計算
手段と、該行動パターン計算手段に基づいて前記魚類の
正常及び異常行動を検知する異常判定手段と、前記2値
画像及び前記行動パターンを画像モニターにカラー表示
するカラー表示手段を具備する魚類の画像監視方法にお
いて、前記異常判定手段の判定結果に基づいて、前記カ
ラー表示手段の表示画像を、カラー表示することを特徴
とする魚類の画像監視方法である。
第2の発明は、被検水を流通させる水槽と、該水槽で飼
育する魚類と、魚類の画像情報を一定の時間間隔で電気
信号に変換する撮像装置と、前記魚類を照明する照明装
置と、前記撮像装置で撮像した多値画像から前記魚類を
2値画像として抽出する魚類2値化手段と、前記2値画
像から魚類の行動パターンを演算する行動パターン計算
手段と、該行動パターン計算手段に基づいて前記魚類の
正常及び異常行動を検知する異常判定手段と、前記2値
画像及び前記行動パターンを画像モニターにカラー表示
するカラー表示手段を具備することを特徴とする魚類の
画像監視袋にである。
〔作用〕
本発明では、魚類の行動を画像処理して、その行動結果
をモニターに表示するときに、画像処理装置に正常行動
状態と異常行動状態を設定し、それぞれの行動状態毎に
表示色を変えるようにしているので、魚類の行動監視に
おける正常、異常を目視で迅速に判定できる。
〔実施例〕
[実施例1] 本発明は、一般的に生物群の行動パターンの監視に適用
できるが、本実施例では魚群の行動を画像監視する実施
例を説明する。以下に図面を用いて実施例を説明する。
第1図を用いて実施例の構成と動作を簡単に説明する。
被検水は給水管11と給水ポンプ12によって水槽10
に供給される。水槽10内に導かれた水は排水管13に
よって排水される。水槽10内には金網や多孔板などの
仕切板18A及び18Bによって仕切られた飼育空間1
9がありここで魚14A、14B、14Cを飼育する。
本実施例では、魚が3尾の場合を説明するが、さらに多
数の場合にも同様の実施例となる。照明装置15は水槽
10内の魚14を照らす。照明装置15と水槽10との
間にはスリガラスや紙などの半透明物質を材質とする半
透明板16を設ける。照明装置15の光を受けて半透明
板16を光を散乱させて、半透明板16全体から発する
光は水槽10を照らす。照明装置15からみて水槽10
の反対側に工業用テレビカメラ(ITV)などの撮像装
置20を配置する。すなわち、撮像装置20は照明装置
15から発して半透明板16を通った光を撮像する。こ
こで、撮像装置20は飼育空間19を撮像する。
撮像装置20の信号は画像監視装置3oに導かれる。画
像監視装[30の構成と動作の詳細の説明は後述する。
画像監視装置30の機能を簡単に説明すると、画像監視
装置3oでは、まず、予め設定された時間間隔り毎に撮
像画像を取り込んで魚体を画像認識し、魚体の重心や速
度を計算する。
時間間隔り毎に魚の重心と速度が順次計算されてこの結
果がメモリに記憶される。このメモリ情報に基づいて、
予め設定した計測時間Tにおける魚の位置(重心)や速
度の統計的なパターンを計算して魚14の行動を監視し
、この監視結果に基づいて異常の場合には後記する表示
方法を変化させ、さらには警報を発する。
モニターテレビ50は撮像した画像を表示する。
画像モニター60は画像監視装置3oの信号を受けて、
画像認識結果並びに魚の位置分布や速度分布などの監視
結果を表示するが、このとき表示回路45では、前記監
視結果から正常か異常かを判定して画像モニター60に
表示する色を変える。
キーボード7oは、画像監視装置30の頭視条件やCR
T80の表示を制御する情報を入力する。
次に、画像監視装置30の構成を詳細に説明する。タイ
マ31Sは初期設定された時間間隔り毎にA/D変換器
32にトリガ信号を出力する。A/D変換器32はこの
トリガ信号に同期して撮像袋[20から出力された画像
信号を受けて、これをアナログ値からデジタル値に変換
して多値画像メモリ32Mに記憶する。輝度頻度分布計
算回路33は多値画像メモリ32Mの信号を受けて多値
画像の輝度頻度分布(ヒストグラム)を計算する。
ここで、輝度頻度分布とは、多値画像の多値(輝度)の
頻度を表す。閾値決定回路34は輝度頻度分布の計算結
果を受ける一方で、魚体面積設定回路34Sの信号を受
け、両信号に基づいて2値化の閾値を決定する。2値化
回路35は多値画像メモリ32Mの信号と閾値決定回路
34の信号を受け、多値画像を2値化してこの2値画像
を2値メモリ35M1に記憶する。ただし、2値メモリ
35M1への記憶は計測開始の初回だけ行ない、以後は
2値メモリ35M2へ記憶する。まず、時間り後には同
様にして得られた2値画像を2値メモリ35M2に記憶
する。以後1時間間隔り毎に2値画像を2値メモリ35
M2に記憶する。2値化回路35では魚14A、14B
、14Cの画像を抽出する。以下では、魚群14A、1
4B。
14C全体を表す時には魚群14と表すことにする。2
値メモリ35M1及び2値メモリ35M2に記憶された
魚群14の2値画像は表示装置90を経て画像モニター
60に表示される。
ここで、表示装置9oの構成と動作を説明する。
魚群14の2値画像信号は表示装置90に入る。
表示装置9oの判定回路45には、後記する位置分布比
較回路38及び差分面積分布比較回路43からの信号を
受ける。この比較回路38及び43から、魚群14の行
動の正常かまたは異常かの信号を判定回路45で受け、
判定回路45からの信号は表示回路35A及び表示回路
35Bに入る。
表示回路35Aは魚群14の2値画像表示における背景
の色を、表示回路35Bは2値画像物体の色を設定する
。また、表示回路35Cは前記35A及び35Bで設定
した表示色を同時に表示する回路である。
このような構成において、位置分布比較回路28及び差
分面積分布比較回路43からの信号を判定回路45で受
けて、正常の場合は表示回路35A及び35Bでそれぞ
れ設定した表示色;例えば第2図に示したように表示回
路35Aの背景を青色(第2図a)、表示回路35Bの
物を緑色(第2図b)、また表示回路35Gは上記背景
と物体を同時に表示(第2図C)するように設定する。
一方、判定回路45で異常の信号を受けたら、第3図に
示すように、表示回路35Aの背景は青色(第3図a)
、表示回路35Bの物体を赤色(第3図b)そして表示
回路35Gでは上記の背景と物体を同時に表示(第3図
C)するように設定する。これら、正常及び異常の表示
信号は画像モニター60に入り、第2図(c)または第
3図(c)の画像が表示される。なお5表示色は特に限
定するものではない。また、魚群14の行動による正常
または異常の判定方法は後記する。
位置分布計算回路36は2値メモリ35M2の信号を受
けて魚群14の水深方向の位置分布を計算する。位置分
布加算回路37は位置分布計算回路36の結果を受けて
位置分布を加算していく。
タイマ31Sの指令に基づいてこれまでの一連の処理を
一定の時間間隔と決められた回数繰り返す。
位置分布比較回路38では正常分布設定回路38Sから
入力された正常時の位置分布と、位置分布加算回路37
から入力された位置分布とが比較される。比較された信
号の一つは表示装置90の判定回路45に入力する。ま
た、この信号で異常と判定されたら警報信号を警報装置
38Aに入力する。
差分計算回路40は、2値メモリ35M1笈び2値メモ
リ35M2に記憶された魚群14の2値画像を受けて2
値画像の差分画像を計算して差分画像メモリ40Mに記
憶する。差分面積計算回路41は差分画像の面積を計算
する。差分画像とは画像の演算を行なうが、画像の移動
速度が大きければ差分画像の面積も大きくなり、逆に移
動速度が小さければ面積は小さくなることから、魚群の
移動速度に関する情報を得ることが出来る。差分面積分
布加算回路42は差分面積計算回路41の結果を受けて
面積分布を加算し、加算した結果を差分面積分布比較回
路43に入力する。差分面積分布比較回路43には正常
分布設定回路43Sから正常時の分布が入力され、この
正常分布と、差分面積分布計算回路42から入力された
分布とが比較される。比較された信号の一つは表示装置
9oの判定回路45に入力する。また、この信号で異常
と判定されたら警報信号を警報装置43Aに入力する。
警報装置44Aは1g報装置38Aと43Aとにおける
信号が○N(異常と判定)であれば、さらに警報信号を
出力する。なおキーボード70からは、タイマ31S、
魚体面積設定回路34S、正常分布設定回路38S及び
正常分布設定回路43Sに設定値を入力する。
次に、画像監視装置3oの動作を詳細に説明する。タイ
マ30Sはキーボード70によって入力されて初期設定
された時間間隔り毎に、A/D変換器31にA/D変換
のトリガ信号を出力する。
このhは0.1秒ないし2秒程度であり、この時間間隔
で以下の画像処理を実行する。また、タイマ31Sでは
1回の画像処理時間りとこの画像処理の繰り返し回数n
を設定して、計測時間T(1回の画像処理時間がhであ
るからn回の画像処理を繰り返すとT=nhとなる)を
設定して、この間の魚群の統計的な行動パターンを計算
できるようにする。計測時間Tは10秒ないし1時間程
度である。A/D変換器32はタイマ30Sから出力さ
れたトリガ信号に同期して撮像装置20からの多値画像
信号をアナログ値からデジタル値に変換し、デジタルの
多値画像信号を多値画像メモリ32Mに記憶する。多値
画像モリ32Mには縦が256個、横が256個の記憶
場所があり、各々の記憶場所に対応する画素の輝度信号
がデジタル値で格納される。この記憶場所のi行j列(
j=1〜256.j=1〜256)目の信号(輝度)を
a (x l j)と表すものとする。A/D変換器3
2がアナログ値を7ビツトのデジタル値に変換するもの
であればa(i、j)は128段階のデジタル値をもつ
。多値画像メモリ31Mに格納された多値画像の例を第
4図に示す。第4図は多値の輝度をもつ画像を表す。輝
度頻度分布計算回路33は多値画像、輝度頻度分布を計
算する。
第4図の輝度頻度分布を第5図に示す。閾値決定回路3
4は輝度頻度分布の計算結果を受けて閾値工を決定する
。次に、閾値Iの設定法について説明する。
第5図は輝度頻度分布を表す。本発明の照明法では魚群
14は必ず暗い物体として撮像できるので、第5図に示
すように輝度が低いところから魚群14の面積(ハンチ
ングで示し、この面積をfとする)だけいったところに
第1の閾値エエを設定する。面積fは状態によって異な
るので、最小の面積を設定する。この閾値設定法は水が
濁った時に特に有効である。しかし、水が濁っていない
場合には第2の閾値を使用するほうがよい。第3図にお
いてピークPfは魚体を、ピークpbは背景を、Peで
表す部分は魚のえらと輪郭を表す。
魚体のみを抽出するにはPfとPeとの境界に第2の閾
値工2を設定する。第5図に示すように。
あらかじめ閾値を少なくとも輝度工1としておき、輝度
が高くなる方向に各頻度を検索しなからさらにPfとP
eとの境界(最小値)があればこの輝度にI2を選ぶ。
次に、2値化回路35は多値画像メモリ32Mの信号と
閾値決定回路34の信号I  (IrまたはI2)を受
け、多値画像を2値化して2値メモリ35M1に記憶す
る。ただし、2値メモリ35M1への記憶は計測開始の
初回だけ行ない、以後は2値メモリ35M2へ記憶する
。まず、時間り後には同様にして得られた2値画像を2
値メモリ35M2に記憶する。ただし、2値メモリ35
M1の2値画像と2値メモリ35M2の2値画像が差分
計算回路40に出力されて差分演算が行なわれたら、2
値メモリ35M1の2値画像は2値メモリ35M2の2
値画像におきかえられる。以後、時間間隔り毎に新しい
2値画像が2値メモリ35M2に記憶される。次に、2
値化回路35の具体的動作について説明する。2値化回
路35では多値画像メモリ32Mの輝度G(IIj)を
受けて、閾値よりも明るい画素を全てIt O7ルベル
とし、逆に閾値よりも暗い画素を全てu 1″ルベルと
して、この信号を初回を除けばかならず2値化メモリ3
5M2に格納する。この2値化された信号の集合をB(
IIJ)とすると2値化の計算は次式で表される。
G(i、j)≧Iならば、B(i、j)=O・・・(1
)G (x r j) < Iならば、B (1+ j
)= 1  ・・・(2)(1) (2)式を各画素に
ついて全て計算することによって、背景をrr O”レ
ベル、魚群14を1”レベルとすることができる。第4
図を2値化した結果を第6図に示す。111 jlの部
分をハツチングで示す。第6図の画像は初回の計測なら
ば2値メモリ35M1に記憶され、2回目以降なら2値
メモリ35M2に記憶される。
位置分布計算回路36は2値メモリ35M2の信号を受
けて魚群14の位置分布を計算する。第6図の位置分布
は第7図に示すように、第6図の画像を水平方向に投影
した分布で定義する。すなわち、第7図の位置分布は魚
群が水深方向についてどの水深に居たかを表す。つまり
、得られた位置分布は魚群の位置を代表する分布である
。位置分布加算回路37は位置分布計算回路36の結果
を受けて時間り毎に計測した位置分布を加算していき、
平均的な位置分布を計算できるようにする。
この繰り返しはタイマ31Sの指令に基づいて前述した
一連の処理を決められた回数nだけ行なう。
このようにして得られた位置分布は、正常時には第8図
(a)に示すように水槽の底部にピークを持つ分布とな
る。異常時の位置分布は第8図(b)に示すように水面
付近にピークを持つ分布となる。
この分布は、いわゆる鼻上げ行動を表す。
位置分布比較回路38には予め得られた正常時の位置分
布が正常分布設定回路38Sに入力され、位置分布加算
回路37から入力された位置分布と比較される。比較さ
れた信号の一つは、前記した魚群14の2値画像の表示
用として、表示装置9oの判定回路45に入力する。ま
た、この信号で異常と判定されたら警報信号を警報装置
38Aに入力する。
位置分布比較回路38における位置分布の比較方法につ
いて次に説明する。水面近くに魚がいる頻度を評価する
ために、第8図において、分布の全面積Ltに対する水
面近くの面積Ls(ハツチングで示す)の比L s /
 L tを計算する。位置分布比較回路38では比L 
s / L tが所定値より大きくなったら、魚14が
水面近くに鼻上げ行動をとっていることを表すので、行
動異常と判定する。
すなわち水質が異常であると判定する。例えば、L s
 / L tが0.2 以上になれば異常と見なす。
異常と判定されたら信号を警報装置38Aに入力する。
差分計算回路40は、2値メモリ35M1の画像Bl(
jIJ)と2値メモリ35M2の画像Bz(i。
j)との差分を次式で計算し、結果S (x * j)
を差分画像メモリ40Mに記憶する。
S(i+j)=Bt(iyj)−82(i+j)  ・
・・(5)この計算はタイマ31Sで設定された時間間
隔り毎に繰り返される。第9図は2値画像B1(x、、
))の輪郭を実線で、2値画像B2(IIJ)の輪郭を
破線で示す。差分画像メモリ40Mに記憶された差分画
像は第10図のようになる。このように、動いた部分だ
けが抽出される。差分面積計算回路41は、差分画像メ
モリ40Mの差分画像を受けて各各の面積の総和を計算
する。総和を計算するのは魚群全体の動きを検出するた
めであるが、各々の面積を計算してもよい。このときに
は1尾毎の動きを検出することになるが、複数尾の魚が
重なった場合にはかならずしも1尾の動きを検出できる
わけではない。いずれにせよ、差分面積計算回路41で
計算された差分面積は、魚群14が速い速度で移動する
場合にはこの面積は大きくなり。
逆に、緩やかな速度で移動する場合には面積は小さくな
る。正常時にはこの面積が小さく、異常時には大きくな
る。つまり、狂奔行動を表す。
差分面積分布加算回路42は、差分面積計算回路41の
結果を受けて時間間隔り毎に差分面積を加算しなから差
分面積分布を計算していく。差分面積分布とは、第11
図に示すように横軸に差分面積をとり、縦軸にその頻度
をとった図である。
正常時の差分面積分布は、第12図(a)に示すように
差分面積が小さい所にピークを持つ分布となる。異常時
の差分面積分布は、第12図(b)に示すように差分面
積が大きい所の頻度が正常時と比較して高くなる分布と
なる。
差分面積分布比較回路43には正常分布設定回路43S
から正常時の差分面積分布が入力され。
この正常分布と、差分面積分布加算回路42から入力さ
れた差分面積分布とが比較される。比較された信号の一
つは前記した魚群14の2値画像の表示用として表示装
置90の判定回路45に入力する。差分面積分布比較回
路43の動作、すなわち比較の方法について説明する。
魚群の動きを検出するために、第12図(a)及び(b
)において、分布の全面積Vtに対する水面近くの面積
Vs  (ハツチングで示す)との比Vs/Vtを計算
する。差分面積分布比較回路43では比Vs/Vtが所
定値より大きくなったら、魚群14が速い速度で泳ぐ狂
奔行動をとっていることを表すので、異常行動と判定す
る。すなわち、水質が異常であると判定する。例えば、
Vs/Vtが0.2以上になれば異常と見なす。異常と
判定されたら信号を警報装置43Aに入力する。なお、
Ls/Ltの値とV s / V tの値は魚の種類に
よって異なる。
警報装置44Aは、警報装置43Aと警報装置38Aと
の信号を受けて、これらの信号がON(異常)である場
合には魚群の行動が異常であると判定する。位置分布と
差分面積分布とが同時に異常になる場合は水質異常の程
度が大きいことを表す。警報装置44A、警報装置43
Aまたは警報装置38Aが異常と判定した時には、CR
T80上に警報を知らせたり、音声メツセージを出力す
る。また、キーボード7oからの指令に基づいて1画像
モニター60は2値化メモリ35Mの画像を時間り毎に
表示したり、第8図に示す位置分布や第12図の差分面
積分布などを時間T毎に表示する。
以上、第1図の実施例を説明したが、この実施例では魚
群の行動を、位置分布と差分面積分布で検出し、同検出
値を基にして、魚群行動の正常か異常かを判定し、該魚
群の2値画像の表示色を設定する。これによって、毒物
が被検水に流入した時の魚の異常行動をオペレータが目
視で即座に識別できる。
[実施例2] 第1図による実施例では魚群14の2値画像を画像モニ
ター60に表示するときに、魚群14の行動が正常と異
常を判定して、表示色を変えることとしたが、同じく第
1図における位置分布及び差分面積分布の表示について
も色別する。
表示装置90には、位置分布比較回路38及び差分面積
分布比較回路43からの信号が入力している。したがっ
て、上記位置分布比較回路38からの信号を判定回路4
5に入れ、ここから表示口M35A、35B及び35C
を介すことによって。
第8図の(a)の正常の結果表示では背景を青色、グラ
フは緑色に、そして第8図(b)の異常の結果表示では
背景を青色、グラフは赤色と設定する。
なお、第8図(a)及び(b)の水面近くの面積のハン
チング部の色を変えてもよい。また、差分面積分布比較
回路43からの信号を判定回路45に入力し、ここから
表示回路35A、35B及び35Cを介すことによって
、第12図(a)の正常の結果表示では背景を青色、グ
ラフは緑色に、そして第12図(b)の異常時の表示で
は背景を青色、グラフは赤色と設定することができる。
なお、第12図(a)及び(b)の水面近くの面積のハ
ンチング部の色を変えてもよい。この設定によって画像
モニター60での表示では、魚群行動の正常か異常が正
確に監視できる。なお表示色は特に限定するものではな
い。
以上のように1位置分布及び差分面積分布の表示を正常
と異常の場合に色別すること、さらには前記した魚群の
2値画像の表示色別とを組合せることにより、毒物が被
検水に流した時の魚の異常行動をオペレータが目視で即
座に識別できるので正確に画像監視できる。
本発明では魚類の画像監視について説明したが、その他
生物の画像監視についても同様に実施できる。
〔発明の効果〕
本発明によれば、魚群の行動の正常異常に応じて画像モ
ニターの表示を色別にするので、毒物流入や他の要因に
起因する魚類の行動パターンの異常を目視で識別できる
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の詳細な説明する図、第2図と第3図は
2値画像の表示方法を説明する図、第4図は魚群を撮像
した図、第5図は輝度頻度分布を表す図、第6図は2値
画像の図、第7図と第8図は水深方向の魚の位置分布を
表す図、第9図と第10回は差分計算を説明する図、第
11図と第12図は差分面積分布を表す図である。 10・・・水槽、14・・・魚、20・・・撮像装置、
3o・・・画像監視装置、32・・・A/D変換器、3
5・・・2値化回路、35A−C・・・表示回路、36
・・・位置分布計算回路、38・・・位置分布比較回路
、38A。 43A、44A・・・警報装置、40・・差分計算回路

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、被検水を流通させる水槽と、該水槽で飼育する魚類
    と、魚類の画像情報を一定の時間間隔で電気信号に変換
    する撮像装置と、前記魚類を照明する照明装置と、前記
    撮像装置で撮像した多値画像から前記魚類を2値画像と
    して抽出する魚類2値化手段と、前記2値画像から魚類
    の行動パターンを演算する行動パターン計算手段と、該
    行動パターン計算手段に基づいて前記魚類の正常及び異
    常行動を検知する異常判定手段と、前記2値画像及び前
    記行動パターンを画像モニターにカラー表示するカラー
    表示手段を具備する魚類の画像監視方法において、前記
    異常判定手段の判定結果に基づいて、前記カラー表示手
    段の表示画像を、カラー表示することを特徴とする、魚
    類の画像監視方法。 2、被検水を流通させる水槽と、該水槽で飼育する魚類
    と、魚類の画像情報を一定の時間間隔で電気信号に変換
    する撮像装置と、前記魚類を照明する照明装置と、前記
    撮像装置で撮像した多値画像から前記魚類を2値画像と
    して抽出する魚類2値化手段と、前記2値画像から魚類
    の行動パターンを演算する行動パターン計算手段と、該
    行動パターン計算手段に基づいて前記魚類の正常及び異
    常行動を検知する異常判定手段と、前記2値画像及び前
    記行動パターンを画像モニターにカラー表示するカラー
    表示手段を具備する魚類の画像監視装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002021441A1 (fr) * 2000-09-06 2002-03-14 Hitachi, Ltd. Detecteur de comportement anormal
JP2007219865A (ja) * 2006-02-17 2007-08-30 Hitachi Ltd 異常行動検知装置

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