JPS63253380A - カラ−電子写真法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （技術分野） 本発明は、カラー電子写真法に関し、より詳細には改善
された画質と鮮明さを有するカラー画像が１ｑられる画
像処理方法に関するものである。

（従来の技術） 従来、色重ね方式のカラー電子写真法に於いては、カラ
ー画像は原稿の像を青、緑、赤の色分解フィルターを通
して一色毎に電子写真感光体に投映することにより、そ
れぞれの静電潜像を形成し、次いで、色分解フィルター
の補色の＋ナー、すなわちイエロー、マゼンタ、シアン
色の各トナーでそれぞれの潜像を現像し、各色トナー画
像を感光体上あるいは転写記録体上に色重ねを行い多色
カラー画像を形成していた。このように、電子写真法を
用いたカラー画像は、トナーを重ねて画像とする為に、
比較的透明性の良いバインダー樹脂を用い高温での定着
を行なわなければ下の層のトナーの色が隠蔽され良好な
色再現性の良い画像とならない。

しかしながら、２層、３層とトナーの層を重ね合わせる
為に特に乾式トナーの場合、イエロー。

マゼンタ、シアンの単色部分、緑、青、赤等の２色部分
、黒の３色部分それぞれでトナ一層の厚さが異なり、定
着後の画像も不均一であり、凹凸があり、画質の点では
印刷画質より劣り、不鮮明な画質となってしまっていた
。

これを改良する方法として、カラー画像上に樹脂をコー
トする方法、透明フィルムをラミネー１〜する方法等が
提案されている。しかし、これらの方法では、カラー画
像全体が樹脂加工されたような感じになり、光沢のきつ
い画像となり、カラー画像としては高品位感を損うもの
であった。

（目　的） 本発明はこのような点に鑑みてなされたもので、その目
的は、カラー画像特に乾式トナーを用いて得られたカラ
ー画像のトナー表面の不均一さをなくし、均一な凹凸面
を有し、鮮明な高画質の画像を得ることができるカラー
電子写真法を提供することにある。

（構　成） 本発明は上記の目的を達成させるため、カラートナー画
像を感光体あるいは転写記録体上に形成した後に、カラ
ートナー画像の表面をマット面を有するシートと重ね合
わせ、加圧・加熱し、冷却後前記シートを剥離させ、ト
ナー画像表面を均一な凹凸を有する画像とすることを特
徴としたものである。

本発明においては、カラートナー画像の形成は、従来の
色重ね方式が適用される。ずなわら、原稿の像を青、緑
、赤の色分解フィルターを通して一色毎に電子写真感光
体に投映することにより、それぞれの静電画像を形成し
、次いで、色分解フィルターの補色のトナー、イエロー
、マゼンタ、シアンの各トナーで現像することにより各
色トナー画像の色重ねを行い、多色カラートナー画像を
形成する。

次に、上記のような方法で得られたカラートナー画像の
表面をマット面を有するシートと重ね合わせ加圧・加熱
し、冷却後前記シートを剥離させる。

マット面を有するシートとしては、サンドゲラスト法、
エンボス法等により表面を機械的に粗らしたプラスチッ
クフィルムや織物が例示され、これらの均一で微細な凹
凸を有する面をマツ］・面と称する。また、シートの好
ましい材質としては、トナー画像との剥離性のよい表面
エネルギーの小ざい樹脂、例えばシリコーン樹脂、弗素
樹脂等が挙げられる。

加熱・加圧は、一般的にはマット面とカラー画像を重ね
合わせ熱ロール定着装置に通すことにより行なわれる。

この時の設定温度はトナー画像が軟化する温度以上の設
定温度に制御される。この設定温度は定着トナー画像全
体を軟化させるのではなく、定着トナー画像の表面のみ
軟化できるものであれば良い。又、適度な圧力を加える
。

シートに圧接したトナー表面はシートのマット面になら
うと同時にトナー粒子の凝集状態もより緻密となる。

加熱・加圧後、自然放置又は強制空冷により、冷却して
トナー画像全体が固化した状態にもどす。

その後シートをトナー画像より剥離すれば、高画質化さ
れたカラー画像を得ることができる。定着装置より出た
直後シートを剥離すると、トナー中のバインダー樹脂が
軟化中であるため、シーＩ・上にトナー画像が転写して
しまい、従来の画像と同じくトナー画像表面の凹凸が大
きくなり、せっかくの画質向上のための方法を実行して
も、所期の効果が得られない。従って、本発明において
は、シートと重ね合わせ加熱されたトナー画像が冷えた
後、トナーの粘着性が低下してから剥離するものである
。

（実施例） 次に実施例を挙げて本発明を説明する。

実施例１ 乾式フルカラー電子写真複写機（リコー社製。

カラー５０００）を使用して３色重ね合わせのカラー画
像を得た。トナー表面は凹凸のある不均一なものであっ
た。

このカラー画像に、マット面を有するシート（富士写真
フィルム製、フジタックマット）を重ね合わせ外部熱ロ
ーラ一定着装置（設定温度１７０℃）に通した。自然放
冷後シートを画像より剥離した所、トナー表面は均一な
凹凸面を有する鮮明な高画質のものとなった。

（効　果） 以上の説明で明らかなように、本発明は、カラートナー
画像を形成した後にカラートナー画像の表面をマット面
を有するシートと重ね合わせ、加圧・加熱し、冷却後前
記シートを剥離させるようにしたために、カラー画像の
表面を均一な凹凸面を有する鮮明なカラー画像とするこ
とができる。

また、繁雑な工程を経ることなく安価に画質の良いカラ
ー画象が得られる。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. カラー電子写真法において、カラートナー画像を形成し
   た後に、カラートナー画像の表面をマット面を有するシ
   ートと重ね合わせ、加圧・加熱し、冷却後前記シートを
   剥離させ、トナー画像表面を均一な凹凸を有する画像と
   することを特徴とするカラー画像処理方法。