JPS63252977A - 無機質発泡成型体用原料および無機質発泡成型体の製造方法 - Google Patents

無機質発泡成型体用原料および無機質発泡成型体の製造方法

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JPS63252977A
JPS63252977A JP8480087A JP8480087A JPS63252977A JP S63252977 A JPS63252977 A JP S63252977A JP 8480087 A JP8480087 A JP 8480087A JP 8480087 A JP8480087 A JP 8480087A JP S63252977 A JPS63252977 A JP S63252977A
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JP
Japan
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parts
foam
inorganic
foaming
granules
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JP8480087A
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English (en)
Inventor
今江 作左衛門
秀昭 永田
健 森
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kansai Hoon Kogyo KK
Osaka Gas Co Ltd
Original Assignee
Kansai Hoon Kogyo KK
Osaka Gas Co Ltd
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Publication date
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  • Porous Artificial Stone Or Porous Ceramic Products (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、主として断熱材として使用される低嵩比重で
耐水性、耐摩耗性にすぐれた無機質発泡成型体用の原料
および無機質発泡成型体の製造方法に関するものである
。たりし、本発明により得られた製品は、断熱材に限定
されるものではなく、建材、吸音材、耐火被覆材などの
用途にも使用することができる。
〔従来の技術〕
化学プラントの断熱材には、保温を目的とするものには
無機質断熱材、保冷を目的とするものには有機質断熱材
が一般に使用されている。これは、保温が常温より高い
温度すなわち有機質の耐熱温度より高いところで使用さ
れることが多いため、必然的に無機質のものが使用され
、また保冷は、常温以下で使用され、かつ一般に有機質
の方が熱伝導率の面において無機質よりすぐれているた
めである。
しかし乍ら、有機質断熱材は、耐候性や非燃焼性の面で
は到底無機質断熱材に及ばないという問題点があり、特
に最近の化学プラントのように、防災に十分な対策をた
てようとすると無機質断熱材の利用が必要となり、この
ため、有機質に劣らない特性の無機質断熱材の出現が要
望されている。
前記の如き無機質保冷材として、泡ガラスやパーライト
保冷材があるが、これらは何れも嵩密度が大きく、かつ
、熱伝導率が有機質の2〜5倍にも達するため、使用場
所によっては現実に使用し得ないことがある。
さらに、嵩密度の小さい無機質断熱材として、水ガラス
を加熱して発泡させた成型体を使用することが知られて
いる。
〔発明が解決しようとする問題点〕
水ガラスを加熱して発泡させた成型体は、不燃性である
こと、他の発泡ガラスに比較して加熱処理温度が350
〜550℃の低温ですむから型枠の素材に鉄、ステンレ
ススチール等が利用できること、原料の品質と供給が安
定していること、化学プラントの断熱材として使用した
場合に珪酸アルカリが腐食抑制剤として作用して化学プ
ラント自体の寿命延長が期待できること、などの利点が
ある。
しかし乍ら、その反面、水ガラスの発泡成型体は、耐水
性が劣ること、および耐摩耗性に欠けるという重大な問
題点がある。
一般に、珪酸アルカリの耐水性、耐摩耗性を向上される
ための変性剤の探索は従来から多数なされているが、本
発明の目的とする水ガラスの発泡成型体の場合には、耐
水性と水和性、および耐摩耗性と発泡性において二律背
反する矛盾条件を有し、これらの矛盾条件の双方を満足
せしめることはきわめて困難である。
本発明は、前記の如き従来技術の問題点を改善し、水ガ
ラス発泡成型体の利点をそのま\保有し乍ら、その耐水
性および耐摩耗性の向上をはかることができる無機質発
泡成型用原料および無機質発泡成型体の製造方法を提供
せんとするものである。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は、前記の如き目的を達成せんがため、JISa
号水ガラス100部、ホワイトカーボッ0〜10部、硼
酸亜鉛1〜5部、末節粘土1〜5部。
無機繊維0〜5部を配合させたスラリーを24時間以上
熟成させた変性水和ガラスを原料として使用することを
特徴とする。
また、本発明は、前記変性水和ガラスを100〜250
℃にて一次発泡させた後これを粉砕して粒状体とし、得
られた粒状体をフルイ分けして500〜3360μmの
範囲のものを採取し、その採取粒状体を型枠中に入れ、
350〜550℃の温度で発泡体の中心部が320℃に
なるまで振動させ乍ら加熱発泡させ、発泡体の中心部の
温度が320℃に達した後は静置して加熱発泡させるこ
とを特徴とする。
〔作用〕
本発明は、前記の各材料を混練し、24時間以上熟成さ
せた後、前記の如き2段階の発泡を行なうことを特徴と
する。その場合、24時間以上熟成させた原料を使用す
ることを必須とする。この熟成とは、特に温度、圧力を
変化させるのではなく、室温にて24時間以上容器内で
放置するだけである。
このようにすると、各種の添加物が珪酸アルカリと反応
して変性水和ガラスとなり、この操作によって、後述の
実施例と比較例とにより明瞭なように、発泡性が高くて
耐水性を高めることができるという矛盾条件を克服する
ことができる。
熟成後100〜250℃で一次発泡を行ない、その発泡
したものを粉砕し、フルイ分けして500〜3360μ
mの粒径の原料のみを使用し、それ以外のものを使用し
ないのは次の理由による。すなわち、本発明による発泡
体は、変性水和ガラスの水和水の放出による水蒸気を発
泡源としているため、あまり粒径が小さすぎると、水和
水が逃げ出す際の距離が小さくて水分のみ放出して発泡
効果が小さくなり、嵩密度が大きいものしか得られない
。また、3360μm以上の粒状物は、それ自体が球状
ではなく、型枠に充填した時に隙間かあ(ばかりでなく
、前者の逆の現象で粉末嵩密度が小さく、かつ、発泡圧
が高すぎるため、その粒1つだけ異常発泡してしまい、
発泡成型品中に嵩密度の非常に小さい不均一な部分がと
ころどころにできてしまうようになる。
次に、前記500〜3360μmの粒状物を型枠に充填
し、型枠を振動させながら350〜550℃の温度にて
発泡させるのは次の理由による。すなわち、前段階の発
泡で得られた粒状物は、嵩密度が0.18g/cnt程
度と大きいため、最終製品の嵩密度が所望の値に近くな
るような量の原料を型枠中に充填すると、上部に隙間が
あり、最終発泡により隙間のない発泡成型体となるわけ
であるが、静止した状態で加熱発泡させると、上部の原
料はフリーのため活発に発泡し、下部の原料は発泡しに
くくなり、かくして上部と下部では嵩密度に差が生ずる
。それをなくすためにゆるい振動を加えるのであって、
振動を与えると、1ケ1ケの粒状原材が運動し乍ら発泡
するため、型枠−ばいに拡がって均一に発泡し、嵩密度
に差のない均質な発泡体が得られる。
この振動は、発泡体の中心温度が320℃になるまで加
える。この振動を加える時間は、製品の厚みにより差が
あり、例えば、発泡成型体の巾、長さが620鶴×62
0龍の場合、厚み2511では8分、50mmでは19
分、75龍では48分である。
発泡体の中心温度が320℃に達すると、粒状原料が運
動することができない程度まで発泡するので、その後は
静置して加熱発泡させる。450℃の雰囲気中で上記の
方法で加熱発泡を行なう場合、焼成に必要な時間は、厚
さ25鶴で14分、厚さ50mmで47分、厚さ751
mで96分である。
以上によって得られた無機発泡成型体は、後述の表によ
り明らかなように、それ自体でも吸水率は小さいが、必
要に応じ、有機高分子または無機有機高分子溶液にディ
ッピングした後、常温ないし110℃で乾燥させてより
吸水性、撥水性にすぐれた製品にすることができる。
〔実施例〕
実施例I JISa号水ガラス  100部 ホワイトカーボン    2部 硼酸亜鉛        5部 本節粘土        1部 ワラストナイト     2部 をミキサーにより混合した後、そのま\48時間放置し
て熟成させた。その後温度250℃で30分間−次発泡
させた後、これを粉砕機にかけて粉砕し、その粉砕粒状
物のうち500〜3360μmのものをフルイ分けて採
取した。
次に、上記500〜3360μmの粒径のものを最終発
泡体の嵩密度が0.1g/cJになる量だけ25X 6
20X 620mmの型枠に入れ、蓋をして8分間振動
を与え乍ら450°Cで加熱発泡させ、その後静置して
6分間450℃の加熱を続け、その後1時間徐冷して無
機質発泡成型体(25X 620 X 620 am 
)を得た。
実施例2 実施例1と同一材料の配合と製法で嵩密度が0.13g
/crAになるように型枠中に一次発泡粒状物を入れて
無機質発泡成型体を製造した。
実施例3 実施例1と同一材料の配合と製法で嵩密度が0.15g
/adになるように型枠中に一次発泡粒状物を入れて無
機質発泡成型体を製造した。
実施例4 JISa号水ガラス  100部 硼酸亜鉛        5部 末節粘土        2部 ワラストナイト     2部 以上を、実施例1と同様の方法で熟成させた後−次発泡
させ、その粉砕粒状物を嵩密度が 0.15g/c+J
になるように型枠に入れ、その後実施例1と同様の方法
で無機質発泡成型体を製造した。
実施例5 JIS3号水ガラス  100部 ホワイトカーボン    2部 硼酸亜鉛        5部 木節粘土        2部 以上を、実施例1と同様の方法で熟成させた後−次発泡
させ、その粉砕粒状物を嵩密度が 0.15g/clに
なるように型枠に入れ、その後実施例1と同様にして無
機質発泡成型体を製造した。
実施例6 JISa号水ガラス  100部 硼酸亜鉛        5部 末節粘土        2部 以上を、実施例1と同様の方法で熟成させた後−次発泡
させ、その粉砕粒状物を嵩密度が 0.15g/crA
になるように型枠中に入れ、その後実施例1と同様にし
て無機質発泡成型体を製造した。
比較例I JIS3号水ガラス100部を250℃で30分間−次
発泡させ、その−次発泡体を粉砕機にかけて粉砕し、そ
の後実施例1と同一の工程および方法で二次発泡させた
比較例2 実施例1と同一の配合よりなる材料をミキサーで混合後
直ちに250℃で30分間加熱して一次発泡させ、その
−次発泡体を粉砕機にかけて粉砕し、その粉砕物のすべ
て(粒径0.1〜5660μm)を嵩密度が0.1g/
 cJになるように型枠中に入れ、400℃で2時間静
置状態で加熱して無機質発泡成型体を得た。
上記各実施例および比較例により得られた発泡体の物性
を示すと次表に示すとおりである。なお、次表には、市
販品である泡ガラスおよびウレタンフオームの物性をも
示した。
〔発明の効果〕
以上述べたように、本発明によれば、水ガラス発泡成型
体の利点を保有しながら、その耐水性および耐摩耗性の
向上をはかることができる効果がある。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、JIS3号水ガラス100部、ホワイトカーボン0
    〜10部、硼酸亜鉛1〜5部、木節粘土1〜5部、無機
    繊維0〜5部を配合させたスラリーを24時間以上熟成
    させた変性水和ガラスよりなることを特徴とする無機質
    発泡成型体用原料。 2、JIS3号水ガラス100部、ホワイトカーボン0
    〜10部、硼酸亜鉛1〜5部、木節粘土1〜5部、無機
    繊維0〜5部を配合させたスラリーを24時間以上熟成
    させて変性水和ガラスとし、かつ該変性水和ガラスを1
    00〜250℃にて一次発泡させた後これを粉砕して粒
    状体とし、得られた粒状体をフルイ分けして500〜3
    360μmのものを採取し、該採取粒状体を型枠中に入
    れて、350〜550℃の温度で発泡体の中心部が32
    0℃になるまで振動させながら加熱発泡させ、中心部の
    温度が320℃に達した後は静置して加熱発泡させるこ
    とを特徴とする無機質発泡成型体の製造方法。
JP8480087A 1987-04-08 1987-04-08 無機質発泡成型体用原料および無機質発泡成型体の製造方法 Pending JPS63252977A (ja)

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