JPS6324945Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考案はチエス又は将棋のように遊戯するた
めのゲーム用駒に関する。

本考案は構成要素がそれぞれ単独でも使用でき
るとともに、一個又は複数個を結合して一体化し
た状態でも使用できるようにした新規なゲーム用
駒を提供することを目的とするものである。

次に、図面に基いて、この考案を説明する。

Ａは、この考案の構成要素の一つである単位駒
であり、起立部１と、基部２とを一体に有してい
る。基部２はこれを平面上に置いて、単位駒を安
定して立てることができる形状とされている。そ
して、その基部には、例えば＋字形の溝からなる
嵌合部３が形成されている。

Ｂは、この考案のもう一つの構成要素である台
駒であり、平板状の基部４とその基部の上面に設
けた、例えば、＋字形の突起からなる複数の嵌合
部５からなつており、単位駒の場合と同様に、基
部を平面に置いて台駒を安定した状態で立てるこ
とができる。そして、嵌合部５には前記単位駒を
嵌合部３によつて着脱自在に嵌合部することがで
きる。

単位駒の起立部１はゲーム方法に相応しい任意
の形状を有することができ、図示の実施例では、
駒の名称を書き、又は任意の模様を印刷し易いよ
うに、板状に形成されているが、例えば、馴染み
の動物の胸像を象つてもよい。また、単位駒の起
立部の形状は図示の例のように同じにしてもよい
が、種々の形状を有するものを用意すれば、変化
に富んだ組合せを楽しむことができる。

なお、単位駒と台駒の嵌合部は、図示の実施例
とは逆に、単位駒に突起を、台駒に溝を設けるこ
ともできる。また、これらの嵌合部の形状も任意
である。

台駒Ｂは、第３図のように、基部４の例えば中
央から子駒と同様の、又は異なる起立部６を一体
に設けたものであつてもよい。

この考案の駒は、上記のような構成を有するか
ら、ゲームをするときは、単位駒及び台駒をそれ
ぞれ単独で使用し、所定のゲーム板の上でルール
に従つて進行させるなどして遊ぶことができ、ま
た、所定のルールに従つて、一個又は複数個の単
位駒を台駒に結合して、これを、第２図に示すよ
うに、一個の駒Ｃとして使用して、ゲームをする
ことができる。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの考案の構成要素を未結合状態で示
す斜視図、第２図は結合した状態で示す斜視図、
第３図は台駒の他の例を示す斜視図である。 Ａ……単位駒、１……起立部、２……基部、３
…嵌合部、Ｂ……台駒、４……基部、５……嵌合
部、６……起立部。

Claims (1)

1. 【実用新案登録請求の範囲】 次の要件を備えたゲーム用駒。 (イ) 複数の単位駒と台駒とからなり、 (ロ) 単位駒は基部に嵌合部を有し、 (ハ) 台駒は前記単位駒の嵌合部に着脱自在に嵌合
   できる複数個の嵌合部を有すること。