JPS6324887A - 細菌性赤痢を予防するためのワクチン - Google Patents

細菌性赤痢を予防するためのワクチン

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JPS6324887A
JPS6324887A JP62156392A JP15639287A JPS6324887A JP S6324887 A JPS6324887 A JP S6324887A JP 62156392 A JP62156392 A JP 62156392A JP 15639287 A JP15639287 A JP 15639287A JP S6324887 A JPS6324887 A JP S6324887A
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shigella
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coli
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、赤痢菌(シゲラ・ジゼンテリエ、S hig
ella  dysenteriae)の0抗原の生合
成に関与している、染色体内のヌクレオチド糖合成酵素
(シンセターゼ)およびグリコシルトランスフェラーゼ
をコードしているDNAフラグメント、該フラグメント
を含有している組換えDNA分子、該組換えDNA分子
を含有している宿主生物、細菌性赤痢を予防するための
ワクチン、並びに細菌性赤痢の予防法に関するものであ
る。
本発明は、赤痢菌lのO抗原の生合成に関与している、
染色体のヌクレオチド糖合成酵素およびグリコシルトラ
ンスフェラーゼをコードしているDNAフラグメントに
関するものである。さらに詳しくは、本発明は、生きた
ままの、または不活 □化(殺すように)した、赤痢菌
lのO抗原産生菌を得るための生物工学的な方法、並び
にその様な菌を含有するワクチンに関するものである。
従来技術 赤痢菌(シゲラ属の菌)や、ある種の腸管浸入性の大腸
菌(エシェリヒア・コリ、E 5cherichiac
oli)が、細菌性赤痢(急性であるが一般に自己限定
性の潰瘍性大腸炎である)を引き起こす。先進国におけ
る細菌性赤痢の発現率は低いが、開発途上国、とりわけ
、アフリカ、ラテンアメリカ、アジアのいくつかの国々
や中国では発現率が高く、それらの地域での下痢性疾患
(より正確には「出血性下痢疾患」)の主要部分を占め
ている。その上、栄養状態が適切でなかったり、他の感
染症を併発している場合には、赤痢は、−面では該疾患
の重篤化により、また他の面では、類白血病反応、溶血
性尿毒症々候群、敗血症、および発作の如き合併症の発
現により、生命をおびやかすこともまれ゛でなく、特に
幼児では高死亡率を示す傾向を特徴とする。赤痢菌1(
夏型赤痢菌)は最も重篤な下痢症状をもたらし、かつ、
最も頻繁に合併症を発現させることが分かっている。多
くの開発途上国では、現在、赤的の流行が深刻化してお
り、公衆衛生上、極めて重大な問題となっている。多く
の単離体が抗生物質に対する多剤耐性を示すことが、下
痢感染症の臨床管理を複雑にしている。従って、赤痢菌
lに対して有効なワクチンの開発が特に緊急の課題とい
える。
グラム陰性菌のリボ多糖(リポポリサッカライド、LP
G)層は、細胞表面の主要成分を構成すると共に、病原
性味にとっては重要なビルレンス(毒力)因子でもある
。リボ多糖分子の構造は3つの構成成分からなる。即ち
、 1、細胞表面に関して、最も奥の部分を構成するリピド
A1 2、オリゴ糖コア、並びに 3、様々な数の同じオリゴ糖の繰り返し単位で構成され
た、細胞から周囲の媒質中に延びる0特異性多糖から成
る。
細胞の周囲に抗−食細胞カプセル様の構造を形成し、産
生菌の〇−血清型にとって典型的な抗原特異性を付与す
るのは、LPSの0特異性多糖(0抗原または菌体抗原
)部分である。
赤痢菌1の0抗原の構造は下記の様に決定された[ドミ
トリエフら(o mttrtev)、エン口・ジェイ・
バイオケム(Enr、 J 、 Biochem、)6
6(197B)559〜566コが、繰り返し単位中の
糖の方向性、および繰り返し単位の最初の糖のいずれも
決定されていない。
α3o       α       αα 従来の研究によると、腸内投与して、赤痢菌の〇−特異
性リボ多糖(LPS)に対する粘膜免疫を最もよく刺激
すると思われるのは生ワクチンであると示唆されている
。従って、これまでに2つの異なるタイプの弱毒化赤痢
ワクチンが開発された。
、即ち、腸粘膜に侵入し得なくなった突発性の突然変異
体、並びに腸粘膜への侵入能力は有するが、組織内での
増幅能力を減少された赤痢菌−大腸菌ハイブリッドであ
る。チャレンジに対する防御は、ワクチン株による赤痢
菌O抗原の発現に関連する。
しかし、これらのワクチンはいずれも、ワクチンの不安
定さ、ビルレンスの残留、多重ワクチン接種を要すると
いう理由で、完全に満足し得る乙のではなかった。
最近まで、赤痢菌!の0抗原を発現するハイブリッドワ
クチン株の組立てに関する努力は不成功に終わっていた
。その理由は、ワタナベ(Watanabe)およびチ
ミス(T imais)[1984、インフエ 、クト
・イミュン(I nfect、  I m5un、)4
3.391コにより、赤痢菌1株によって担持されてい
る小さい9kbのプラスミド(1)HW400と命名)
が、0抗原生合成の決定因子(rfpと命名)を含有し
ていることが示された結果、明らかにさ゛れた。次いで
、トランスボゾン突然変異誘発により、この決定因子は
、プラスミドの2kb領域に存在することと、その生産
物が41.000ダルトンのポリペプチドであることが
同定された。このプラスミドで大腸菌を形質転換したと
ころ、これは、0抗原LPSの生産にとって必要である
が充分とは言えなかった。即ち、0抗原生合成の情報は
、この9kbのプラスミドと、細菌染色体の2つの別々
の遺伝子要素に分布しているのである。次いで、このプ
ラスミドと、赤痢菌1染色体内の、his(ヒスチジン
生合成)遺伝子クラスター[従って、rfb(L P 
S生合成)遺伝子クラスターコと同時形質導入可能(c
otransducible)な領域とを、大腸菌に導
入すると、大腸菌内で赤痢菌1の0抗原が生産された。
この後者の実験方法は、赤痢菌遺伝子の大腸菌K12染
色体への組換えを必要とする方法であり、従って、遺伝
子操作のためにそれらを単離する必要はなかった。種々
の、生きた細胞の抗原放出システムに、赤痢菌1の0抗
原を産生ずる能力を容易に導入し得るためには、0抗原
の産生を決定する染色体内遺伝子°の位置を正確に定め
ること、それらを遺伝子クローニングによって単離する
こと、それらを特性化すること、それらを単一の組換え
プラスミド中で、pHW400プラスミドに含有されて
いる0抗原決定因子と結合させることが重要である。
発明の目的および構成 本発明は、赤痢菌1のr4b遺伝子領域を含有している
赤痢菌1の染色体内D N Aフラグメントであって、
赤痢菌lの0抗原の生合成に関与している染色体上のヌ
クレオチド糖合成酵素およびグリコシルトランスフェラ
ーゼをコードしているDNAフラグメントを提供するこ
とを目的とするものである。この新規なり N Aフラ
グメントは長さが8 、9 kbであり、下の図式に示
す制限地図で表わされる。
UCHH[)HHCCXV (図中、各略語は以下の意味を有する。
11、Pvu■;C1以国1;H,山旦III;Hp。
Hpal ; X、没hol ; V、EcoRVo)
また、本発明は、上記のDNAとハイブリダイズ可能で
あって、赤痢菌lの0抗原、O抗原の1部、あるいはO
抗原と交差反応し得る抗体の形成を刺激する抗原の生合
成に関与する染色体のヌクレオチド糖合成酵素またはグ
リコシルトランスフェラーゼをコードしているDNAフ
ラグメントを提供することを目的にするものである。こ
のフラグメントは天然、合成または半合成供給源等、入
手し得るどんな供給源から得られてもよく、上記のDN
Aフラグメントに、ヌクレオチドの置換、欠失、挿入お
よびヌクレオチド範囲(ストレッチ)の逆転が起こって
いるものが含まれる。
また、本発明は、上記DNAフラグメントのどれかを含
有する組換えDNA分子を提供することを目的とするも
のである。
また、本発明は、上記DNAフラグメントのどれかを、
プラスミドにコードされている、赤痢菌1のO抗原生合
成機能(または機能類)に関する遺伝情報を含有してい
るDNAフラグメントと一緒に含んでいる組換えDNA
分子を提供することを目的とするものである。
本発明の好ましい態様では、プラスミドにコードされて
いる、赤痢菌lの0抗原生合成機能(類)の遺伝情報を
含有している組換えDNA分子は、赤痢菌lのプラスミ
ドpHW400のrfp遺伝子領域である。
この組換えDNA分子を用いてクローンしたDNAフラ
グメントを増幅させ、大腸菌等の腸内細菌内で赤痢菌l
のO抗原を生産し、さらには、発現コントロール配列と
機能的(操作可能)に結合させた場合には高レベルで生
産することができる。
好ましい発現コントロールシステムには、大腸菌のプロ
モーター系、大腸菌のlac系、大腸菌のβ−ラクタマ
ーゼ系、大腸菌のtrp系または大腸菌のリポタンパク
質プロモーターが含まれる。
本発明のより好ましい@様では、組換えDNA分子は寄
託番号DSM3762の下、DSMに寄託されているプ
ラスミドpSS37である。
また本発明は、上記の組換えD N A分子のいずれか
によって形質転換されたグラム陰性菌である、宿主生物
を得ることを目的とするものである。
本発明の好ましい実施態様における宿主生物はシゲラ(
S higella)、サルモネラ(S a 1mon
e l Ia)、またはエシェリヒア(E 5cher
ichia)属の種である。
本発明にとってより好ましい態様における宿主生物は大
腸菌K12種である。
本発明の最も好ましい態様における宿主生物は、ヒトの
腸管上皮に侵入し得る生物である。
また本発明は、赤痢菌lの0抗原を産生ずる細菌の製造
方法であって、適当な培地中で上記の宿主のいずれかを
培養し、該細菌を回収し、所望により該細菌からO抗原
物質を単離することを特徴とする方法を提供することを
目的とするものである。
さらにまた本発明は、上記の如く形質転換された宿主生
物を含有する、細菌性赤痢の予防のためのワクチンであ
って、赤痢菌lの0抗原に対する腸粘膜の免疫応答を導
き得る、非病原性または弱病原性の腸内細菌を、所望に
より、薬学的に許容し得る希釈剤および/または担体と
一緒に含有するワクチンを提供することを目的とするも
のである。
図面の簡単な記載 第1図はプラスミドpS S 37の組立て模式図であ
る。    ゛ 大腸菌K12内で、赤痢菌lの0抗原を生産するのに必
要な染色体内決定因子の同定と単離を容易にするために
、pssa(プラスミドpHW400のTn5−添加誘
導体である)と−緒になって該宿主内での赤痢菌LPS
の形成を刺激するR°プラスミド類を生成させた。アン
ピンリン、カナマイシンおよびテトラサイクリンに対す
る耐性を特定するR P 4 :: miniMuプラ
スミドpULB113[ファン・ギジエゲン(V an
 G ijsegen)およびトウーセン(T ous
saint)、プラスミド(P lasmid)7(1
982)30〜44]を、コンジュゲーションにより赤
痢菌l昧 W30862−22[ワタナベおよびチミス
、インフェクト・イミュン43(1984)391〜3
96](この菌株はストレプトマイシン、カナマイシン
およびアンピシリン耐性である)に移し、得られたトラ
ンスコンシュガント(trans conjugant
)体を、ストレプトマイシン、カナマイシンおよびアン
ピシリンを含んだ培地上で選択した。次いで、W308
64−22由来のRP 4 :: miniMuを大腸
菌K12株0T97(pS S 8)recA his
 Rtr’に移し、ヒスデシン原栄養性と、アンピシリ
ン、カナマイシン、テトラサイクリンおよびリファンピ
シン耐性に関する選択法を用い、赤痢菌lのhis遺伝
子領域を含有するR P 4 :: miniMu R
’プラスミドを選択した。
赤痢菌r4b遺伝子クラスターを有するR°プラスミド
を含有している大腸菌に12クローンを同定するために
、“S”型(O抗原含有)LPSの発現に関してヒスチ
ジン原栄養性トランスコンシュガントを計数した。
ラフ特異性のバクテリオファージT3(これに対し、0
T97(pssa)は感受性を有する)に対する耐性を
測定することにより予備スクリーニングを行った。その
様なトランスコンシュガントを幾つか選択し、その内の
1つ(R’40と命名)をさらに検討した。ウエストフ
ァル(westphaりおよびジャン(Jann)のフ
ェノール−本工程[メソ・カーボン・ケム(Meth、
 Carbon、 Chem、)5 (1965)83
〜91]により、このトランスコンシュガントからリボ
多糖類を単離した。このLPSを、ポリアクリルアミド
ゲル電気泳動法、および赤痢菌lのポリクローナル抗血
清を用いた免疫プロッティング法によって特性化したと
ころ、これは、赤痢菌lから単離した滑9面(スムース
)LPSと識別し得ないものであることが分かった。従
って、R゛40は大腸菌Kl 20T97(pssa)
内での0抗原の生産に必要な情報を全て含んでいること
が分かった。
プラスミド−pssaの組立て rfp遺伝子は、既に、赤痢菌1プラスミドpHW′4
00[ワタナベら、インフェクト・イミューン、4.6
(1984)55〜63]の2kb領域に存在すること
がつきとめられている。この遺伝子とクローンしたrf
b遺伝子クラスターとを結合させるfこめに、まず、p
ssaから4 、7 kbEcoRV−ClaIフラグ
メントを切除し、これを、エンドヌクレアーゼEcoR
VおよびC1aIで消化したpACYCl 84プラス
ミドDNAとライゲートさせた(第1図)。この様にし
て得られたハイブリッドプラスミドをps S 3と命
名した。これを、pi−[W400プラスミドを欠く赤
痢菌誘導体、W3.0864−22株に導入すると、O
抗原LPSの生産が回復した。この様に、pssaはr
fp遺伝子を含有しており、これを発現させる。プラス
ミドpssaは、寄託番号DSM3760の下、DSM
に寄託されている。
プラスミドpSS9の組立て R゛・40プラスミドDNAを制限エンドヌクレアーゼ
Pstlで開裂すると、ベクターpULBl13起源の
8フラグメントと、挿入された赤痢菌染色体DNAを起
源とする、分子量11.5kb。
11 kb(2X)、7 、3 kbおよび4.8kb
の5フラグメントが生成した。この様に、R′40プラ
スミドは約46kbの挿入体を含有している。R°40
゛に含有されているLPS遺伝子のクローンを得るため
にR°40プラスミドDNAをPstlで消化し、その
様にして生成したフラグメントをPstlで開裂したp
BR22ベクターD N Aにライゲー。
トした。このライゲーション・ミックスを用いて大腸菌
K12 0T99(プラスミドI)SS3を含有してい
る細菌)を形質転換した。
アンピシリン感受性でテトラサイクリン耐性の形質転換
体をバクテリオファージT3に対する低抗性に関してス
クリーニングし、得られたクローンの2つからリボ多糖
を単離した。このLPS製品をポリアクリルアミドゲル
電気泳動と、赤痢菌1のポリクロナール抗血清を用いた
免疫プロッティングに付すことにより、これらのクロー
ンが赤痢菌lの0多糖を発現することが確認された。2
つのクローンから単離されたプラスミドDNAをエンド
ヌクレアーゼPstIで消化すると、これらのクローン
は両方共、pSS3の外に、R’40の11 、5 k
bフラグメントを含んだ、pBR322ハイブリッドプ
ラスミドを含有していることが分かった。pBR322
ハイブリッドの1つ(pSS9と命名)を以後の研究の
ために選択した。このプラスミドは、寄託番号DSM3
761の下、DSMに寄託されている。該組換えプラス
ミドまたは挿入されたDNAフラグメントを、赤痢菌l
のO抗原の生合成に関与する染色体性酵素の合成に用い
ることができる。また、これを、赤痢菌lの0抗原の生
合成に関与している染色体内酵素をコード゛しているヌ
クレオチド配列をスクリーニングするためのプローブと
して用いることもできる。
クローンしたrrb遺伝子クラスターの組織を分析する
と共に、そこにコードされているLPS生合成機能を同
定するために、一連の、pSS9の、トランスボゾンT
n1000挿入突然変異体を、F媒介接合(コンシュガ
ル)トランスファーにより生成させた。この交差反応の
受容体として用いられた大腸菌に12C600recA
誘導体はpssaを担持している0T99の誘導体であ
って、rfp遺伝子を含有している。生成したトランス
コンシュガントのラフ特異性バクテリオファージT3に
対°子る感受性または耐性、トランスコンシュガントか
ら単離し、5DS−ポリアクリルアミドゲル電気泳動に
かけたLPSバンドのパターンまたは免疫反応性、並び
に化学分析に基づいて測定された、LPSの多糖部分の
糖成分に基づいて、0抗原の生産に関する6つの決定因
子が同定され、位置づけられた。大腸菌に12のLPS
はピリドAとコアオリゴ糖のみから成るが、pSS3含
有誘導は、ガラクトース残基で置換されたコアオリゴ糖
をも含有している。TDP−ラムノースの合成およびラ
ムノース残基のガラクトース置換コアへの移行には、少
なくと62つの、赤痢菌lの染色体内r4b決定因子が
関与している。これらの機能の内の1つは、恐ら<TD
P−ラムノース合成酵素であろう。第3の機能は、第2
のラムノース残基のrha−+gal置換コア転移にお
いて作用する。第4機能については、2つの決定因子(
シストロン)に関して証拠が得られており、N−アセチ
ルグルコザミントランスフェラーゼである。他方、第6
番目の決定因子は、第1の完壁な側鎖繰返し単位を伸長
させ、完全な0抗原ポリマーを得るために必要である。
以上の結果は、赤痢菌1の0抗原について既に決定され
ていた化学組成を追認するものであり、式: %式% で示される糖の配列を示すものである。ここで、gal
は、コアと結合する第1番目の糖である。
プラスミドpS S 37 (D S M3762)の
組立て形質転換によってプラスミドpSS9を大腸菌0
T99株(pssaを欠く株)に導入し、得られた形質
転換体を、大規模なプラスミドDNAの製造に用いた。
このプラスミドDNAを、種々の酵素を単独で、または
適宜組み合わせて用いて行う制限エンドヌクレアーゼ開
裂分析に付し、エンドヌクレアーゼ開裂地図を作製した
、その結果、pSSe中の赤痢菌lDNA挿入体の大部
分を含有する9、2kbEcoRV−EcoRlDNA
フラグメントが生成した。これを単離してEcoRV−
E・ORI消化PBR322DNAとライゲートさせ、
大腸菌に12株0T99(pSS3)を形質転換し゛た
。この様にして組立てられたハイブリッドプラスミドの
1つをpSS23(第1図)と命名した。
SDSポリアクリルアミドゲル電気泳動および、免疫プ
ロッティングで調べた結果、大腸菌0T99P!8(+
)SS3、pss23)が、赤痢菌1(7)Q多糖を発
現することが分かった。この様に、染色体のLPS生合
成遺伝子はプラスミドpSS9の9.2kb EcoR
V−EcoRrフラグメントに含有されている。次いで
、pSS9の8.9kb EcoRV−PvuI[フラ
グメントを生成させ、調製用アガロースゲルに適用して
分離し、単離した後、pSS3の単一のEcoRV開裂
部位にライゲートさせた(第1図)。この様にして形成
されたハイブリッドプラスミド(pS S 37と命名
)を大腸菌K12株0T99に導入すると、赤痢菌lの
0特異性リボ多糖の生産が刺激された。従って、このも
のは、大腸菌K12、および他の細菌株(おそらく)内
で赤痢菌、lの0倦原の産生を指令するのに必要な赤痢
菌lの全遺伝子を含有している単一のプラスミドを構成
しているといえる。
実施例I A)赤痢菌lの染色体内、0多糖生合成遺伝子を担って
いるR°プラスミドの単離 次の様にしてRP 4 :: miniMUをM X 
R(pULB l 13)から赤痢菌1株W30864
−22に移した。供与体および受容体の株を穏やかに振
盪しながら37℃において、Lブロス(LB)中で、A
600吸収か約0.8になるまで増殖させた。
゛次いで培養物の一部をとって混合し、該混合物に元の
培養物をプラスし、遠心してl/20倍に濃縮した。次
いで、これらの懸濁物20μeを抗生物質培地(Ant
ibiotic  Medium)No3 (AM 3
、D 1rco)寒天プレート上におき、37°Cで2
時間インキュベートした。次に、各滴下物から増殖した
細菌をりん酸緩衝化食塩水(PBS)に再@濁し、この
浮遊液をカナマイシンとクロラムフェニコールを含んだ
AM3寒天プレートに画線接種した。
培地中に加える抗生物質の濃度は次の通りである:カナ
マイシン、50μ9/IQ、クロラムフェニコール、5
0μ9/xt1.これらの抗生物質に対す゛る耐性、お
よび赤痢菌l特異性抗血清[ベーリングベルク(B e
hringwerke)、マルバーグ(Marburg
)]への付着に基づいてトランスコンシュガントを同定
した。
赤痢菌l染色体のセグメントを含有しているRP 4 
: miniMu R’プラスミドを次の様にして単離
した供与体株を静かに振盪しながら、LB培地中、32
℃において八600が0.5に達するまで増殖させた後
、43℃で2時間インキュベートしてMu機能を誘導し
た。受容体をLB中、37℃で同じ時間、増殖させた。
次いで、上記の如くにして交配(mat ing)を行
った(ただし、交配に要した時間は3〜6時間である)
。細菌増殖をPBSに懸濁させた後、遠心と@濁とを行
うことで細胞をPBSにより3回洗浄し、次いで、選択
用培地にブレーティングした。
B)大腸菌K12株のラフ特異性バクテリオファージT
3に対する感受性 バクテリオファージT3はLI’Sのコアオリゴ糖のレ
セプター構造を認識し得るラフ特異性LPSファージで
ある。高分子量の0多糖を産生ずる細菌においては、コ
アがO側鎖の繰り返し単位で置換され、コアのレセプタ
ー構造が遮断(ブロック)または遮蔽(マスク)させる
ために、その様な細菌はT3に抵抗性を示す。
適当なファージ希釈液の試料(0,1d)を細菌培養物
(指数増殖期の手頃まで増殖させたもの)01m(lと
混合して37℃で20分間インキュベートしく予備吸着
)、軟寒天4xQと混合した後、固型のし一寒天プレー
ト上に重層した。これらを37℃で一夜インキエベート
した後、菌叢中のファージプラークを調べた。
C)LPSのゲル電気泳動、および免疫プロッティング ウエストファルとジャンのフェノール−水性に従って細
菌株からリボ多糖を単離した。純化LPSのSDSポリ
アクリルアミドゲル電気泳動を、レムリ(Laea+I
i)の記述[ネイチ+ −(Nature) 227(
1970)、680〜685コに従い、4Mの尿素を含
んだ14%ポリアクリルアミドゲルを用いて行った。L
PSのバンドを、銀染色[バイオラド(B 1orad
)、あるいはツァイ(Tsai)およびフラッシュ(F
rash)の方法(アナル・バイオケム(Anal、 
Biochem、)l l 9(1982)115〜l
 19)によって調製コして観察するか、エレクトロブ
ロッティング法でニトロセルロース上に移し、スターム
ら(Stur+n)の記述[アーク・マイクロバイオo
(Arck、 Microbiol、)140(198
4)198〜2011に従い、赤痢菌1のポリクローナ
ル抗血清を用いて検出した。
実施例2 プラスミドpSS3(DSM3760)の組立てプラス
ミドpSS8は赤痢菌1株W30864のrfp遺伝子
を担っているプラスミドpHW400のTn5 トラン
スボゾン含有誘導体である。制限バッファー(10mM
)リス−HC12,pH7,5,10mM  MFIC
Qx、1mMmナノスレイトール、50mM  NaC
l2)25μC中のpss8DNA1μ9にEcoRV
およびC1al工ンドヌクレアーゼ各2単位を加え、得
られた溶液を37℃で1時間インキュベートした。同様
に、クローニングベクターpAcYc184DNAll
JをEcoRVおよびC1alによって別々に反応させ
、開裂させた。次いで、2種類の反応溶液を65℃で1
5分間インキュベートすることにより制限エンドヌクレ
アーゼを不活化した。次いで、エタノールを加えて各溶
液からDNAを析出させ、これをライゲーションバッフ
ァー(50mM )リス−HCQ、 p+−r 7 、
5、l QmM MgCQt、lomtv’[ジチオス
レイトール、2mMATP)に再懸濁した。次に、2種
類のDNA溶液を混合し、T4DNAリガーゼ2単位を
加えた後、混合物を15℃で一夜インキユベートしたつ
次に、これを用いて大腸菌K120T99のコンピテン
ト(受容能力のある)細胞を、マンデル(Mandel
)とヒガ(Higa)の記載[ジャーナル・オブ・モレ
キュラー・バイオロジイ(1970)53.159]に
従って形質転換した。
クロラムフェニコール耐性でテトラサイクロン感受性の
形質転換体クローン由来のプラスミドDNAのミニプレ
バレージョン(ミニ調製品)[ホル去ス(Holmes
)およびキグレイ(Quigley)、198!、アナ
リティカル・バイオケミストライ(Anal、 B i
ochem、)]をEcoRV+C1aI開裂、および
アガロースゲル電気泳動によって分析し、pACYC1
84とpSS8の4.7kbEcoRV−C1aIフラ
グメントとで構成されているハイブリッド分子を含有し
ているクローンを保持した。その様なハイブリッドプラ
スミドの1つであって、pHW400プラスミドを欠く
赤痢菌1単離体[W30864−22、ワタナベおよび
チミス、インフェクト・イミューン43(1984)3
91]の、赤痢菌lの0抗原合成能を維持しているグラ
スミ下を、pss3と命名した。
実施例3 A)プラスミドpS S 9 (D S M3761)
の組立て制限バッファー25酎中のプラスミドR゛40
DNA2μ・9にPstlエンドヌクレアーゼ4単位を
加え、得られた溶液を37℃で1時間インキ一二ベート
した。次いで、65℃で15分間インキュベートし、充
填溶液[水中、0.25%ブロモフェノールブルー、1
5%フィコル(P 1co11)400型、0.IME
D−TAコ3μgと混合し、アガロースゲル(90mM
)リス、90mMホウ酸、2.sMEDTA中0.6%
ゲル)に適用した。20Vで一夜電気泳動した後、臭化
エチジウム(水中0.5μg/ff12)で30分間処
理してゲルを染色し、長波長のUV光を照射して観察し
た。少なくとも13のフラグメントが認められ、その内
の5個は分子す・イズが4.8kb、7.3kb、  
11.okb(2フラグメント)および11.5kbで
あり、赤痢菌l染色体を起源としている。11.Okb
フラグメントと11゜5kbフラグメントを含有するゲ
ル切片を切り取り、透析バッグに入れ、マニアナイスら
(Maniatis)の記載に従って電気溶離法でDN
Aを回収した[モレキュラー・クローニング(Mole
cular Cloning)、実験の手引(A  L
aboratory  Manuaυ1982、コール
ドスプリングハーバーコ。これらPstI処理で生じた
、R゛40のフラグメントを、次に、PstIで開裂し
たpBR22ベクターDNAとライゲートさせ、それに
よって形成されたハイ′ニブリッドプラスミドを7コン
ビテントな大腸菌K120T99(+)SS3)に導入
した。テトラサイクリン耐性でアンピシリン感受性の形
質転換体をバクテリオファージT3に対する抵抗性に関
してスクリーニングした。T3−耐性クローンからリボ
・多糖を単離し、SDSポリアクリルアミドゲル電気泳
動、並びに赤痢菌1のポリクロナール抗血清による免疫
プロッティングにより分析した。大腸菌KI2形質転換
体中に存在するハイブリッドpBR322プラスミドで
あって、赤痢菌lの0抗原を合成し、従って、pS S
 3のrfp遺伝子のみならず、赤痢菌lの染色体に由
来するrfb遺伝子をも含有しているプラスミドは、R
’40の11.5kbPstlフラグメントを含んでい
ることが分かった。その様なハイブリッドプラスミドの
1つであって、このIl、5kbフラグメントのみを含
んでいるプラスミドをpS S 9と命名した。
B)pSS9のTnlOOO(ガンマ−デルタ)挿入突
然変異体の生成 以下に示す方法で大腸菌K 12妹TH612(F13
1、pSS9)供与体と0T99株(1)S S 3)
受容体とを液体培地中で交配させた。即ち、供与体株を
振盪せずに増殖させ、中期−指数増殖期の培養物0 、
1 dを受容体株の一夜培養物0 、1 yxQと混合
した、Lブロス1xQを加え、得らたれコンジュゲーシ
ョン混合物を、振盪せずに、37℃で2時間インキュベ
ートした、その0 、1 mQを、テトラサイクリンお
よびクロラムフェニコールを含んだAM3プレートに延
ばした。テトラサイクリンとクロラムフェニコールに耐
性のトランスコンシュガントを単一コロニーとして2回
単離し、これをファージT3を用いた、O特異性多糖の
発現に関するスクリーニングにかけた(実施例1参照)
トランスボゾンTnl 000は一方の端から3kbの
位置にある1個のC1aIの部位と、2個のHind1
11部位および2個のEcoRI部位とを含有している
[ガイヤー(G uyer)、ジャーナル・才ブ・モケ
キュラー・バイオロジイ(J、 Mo1. Biol、
)126(1’178)347〜363]。トランスボ
ゾンの末端からの距離は、HindIII部位に関して
1゜1kbおよび2 、1 kbSEcoRr部位に関
して0.9kbおよび4kbである。pS S 9 :
:T、nl 000m導体中の挿入部位はこれらのエン
ドヌクレアーゼ開裂部位と関連させて位置決めされた。
実施例4 プレートpSS37(DSM3762)の組立て制限バ
ッファー中のpss9DNA2μyにEc。
RVおよびPvuU各4単位を加え、得られた溶液を3
7℃で1時間インキュベートした。次いで、これを65
℃で15分間インキュベートし、3y(1の充填溶液と
混合して0.6%アガa−スゲルに適用した。20Vで
一夜電気泳動した後、臭化エチジウムでゲルを染色し、
長波長UV光を照射して観察した。8.9kbEcoR
1−Pvu■フラグメントを含んだゲル切片を切り取り
、電気溶離してそのDNAを回収した。この様にして得
られたフラグメントをEcoRVで開裂したpSS3プ
ラスミドDNAとライゲートさせ、このライゲーション
ミックスを用いてコンピテントな大腸菌K120T99
細胞を形質転換した。バタテリオファージT3に低抗性
を示す形質転換体のクローンは、赤痢菌lのLPSと電
気泳動的に識別し得ないLPSを合成することが分かっ
た。その様なりローンに含まれている1つのプラスミド
をpSS37と命名した。
【図面の簡単な説明】
第1図はプラスミドps S 37の組立て模式図であ
る。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、赤痢菌1の染色体のDNAフラグメントであって、
    赤痢菌1のO抗原の生合成に関与する染色体のヌクレオ
    チド糖合成酵素およびグリコシルトランスフェラーゼを
    コードし、長さが8.9kbであり、その制限地図が、
    図式: ▲数式、化学式、表等があります▼ (図式中、IIはPvuII、CはCla I 、、HはHi
    ndIII、HpはHpa I 、XはXho I 、VはEc
    oRVを表わす) で示される、赤痢菌1のrfb遺伝子領域を含有するこ
    とを特徴とするDNAフラグメント。 2、第1項記載のDNAフラグメントとハイブリダイズ
    するDNAフラグメントであって、赤痢菌1のO抗原、
    O抗原の1部、あるいはO抗原と交差反応する抗体の形
    成を刺激する抗原の生合成に関与する染色体性のヌクレ
    オチド糖合成酵素およびグリコシルトランスフェラーゼ
    をコードしていることを特徴とするDNAフラグメント
    。 3、第1項または第2項記載のDNAフラグメントを含
    有することを特徴とする組換えDNA分子。 4、第1項または第2項記載のDNAフラグメントと、
    プラスミドにコードされている、1または1以上の赤痢
    菌1のO抗原の生合成機能に関する遺伝情報を含有して
    いるDNAフラグメントとを含有していることを特徴と
    する組換えDNA分子。 5、2個のDNAフラグメントが発現コントロール配列
    と機能的に結合していることを特徴とする第4項記載の
    組換えDNA分子。 6、発現コントロール配列が、大腸菌のプロモーター系
    、大腸菌のlac系、大腸菌のβ−ラクタマーゼ系、大
    腸菌のtrp系および大腸菌のリポタンパク質プロモー
    ターから選択されることを特徴とする第5項記載の組換
    えDNA分子。 7、プラスミドにコードされている赤痢菌1のO抗原の
    生合成機能に関する遺伝情報を含有しているDNAフラ
    グメントが、赤痢菌1のプラスミドpHW400のrf
    p遺伝子領域であることを特徴とする第4項または第5
    項記載の組換えDNA分子。 8、寄託番号DSM3762の下、DSMに寄託されて
    いるプラスミドpSS37であることを特徴とする第7
    項記載の組換えDNA分子。 9、第4項〜第8項のいずれかに記載の組換えDNA分
    子によって形質転換されたグラム陰性菌であることを特
    徴とする宿主生物。 10、シゲラ属、サルモネラ属、またはエシェリヒア属
    の種であることを特徴とする第9項記載の宿主生物。 11、大腸菌K12種であることを特徴とする第9項記
    載の宿主生物。 12、ヒト腸管上皮に侵入し得ることを特徴とする第1
    1項記載の宿主生物。 13、第9項〜第12項のいずれかに記載の形質転換さ
    れた宿主を適当な培地で培養し、該細菌を回収すること
    を特徴とする、赤痢菌1のO抗原を産生する細菌の製造
    方法。 14、形質転換された、非病原性または弱病原性の宿主
    を薬学的に許容し得る希釈剤および/または担体と一緒
    に含有することを特徴とする細菌性赤痢の予防ワクチン
    。 15、第1項または第2項に記載のDNAフラグメント
    によってコードされている、赤痢菌1のO抗原を含有す
    る物質と、薬学的に許容し得る希釈剤および/または担
    体とを含有する、細菌性赤痢の予防ワクチン。 16、細菌性赤痢の予防法であって、第14項記載のワ
    クチンの、免疫応答の誘導または免疫反応の変調に充分
    な量を、ヒトに対して経腸投与することからなる方法。 17、細菌性赤痢の予防法であって、第15項記載のワ
    クチンをヒトに経腸投与することからなる方法。
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