JPS63248842A - 摩擦材の製造方法 - Google Patents

摩擦材の製造方法

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JPS63248842A
JPS63248842A JP8105687A JP8105687A JPS63248842A JP S63248842 A JPS63248842 A JP S63248842A JP 8105687 A JP8105687 A JP 8105687A JP 8105687 A JP8105687 A JP 8105687A JP S63248842 A JPS63248842 A JP S63248842A
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JP
Japan
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phenolic resin
fiber bundle
pulverized
binder
fibers
Prior art date
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Pending
Application number
JP8105687A
Other languages
English (en)
Inventor
Yuuhachi Ninomiya
二宮 佑八
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Asahi Fiber Glass Co Ltd
Original Assignee
Asahi Fiber Glass Co Ltd
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Publication date
Application filed by Asahi Fiber Glass Co Ltd filed Critical Asahi Fiber Glass Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) 本発明はブレーキシューのような摩擦材の製造方法に関
するものである。
(従来の技術) 未硬化のフェノール樹脂、摩擦調整剤及び補強用繊維を
含む混合物を加圧、加熱してフェノール樹脂を硬化させ
る摩擦材の製造方法は知られている。
従来補強繊維としては、石綿か専ら用いられて来たが、
石綿は公害を惹起するため、石綿に代えガラス繊維束切
断物(CSと異称)或はミルドファイバーを使用するこ
とが試みられた。
しかしながら石綿の代りにC8或はミルドファイバーを
用いると均質な且つ充分大きい強度を有する摩擦材が得
られない問題点かあった。
(発明が解決しようとする問題点) 本発明は前述した従来技術の問題点を解消し、ガラス繊
維を補強繊維として使用し、均質な、且つ充分大きい強
度を有する摩擦材を製造する新たな方法を提供すること
を目的とするものである。
[発明の構成] (問題点を解決するための手段) 本発明は前述の問題点を解決すべくなされたものであり
、未硬化フェノール樹脂、摩擦調整剤と集束剤の耐着量
の重量か0.3〜lowt%のガラス繊維束粉砕物を含
む混合物を加圧、加熱してフェノール樹脂を硬化させる
ことを特徴とする摩擦材の製造方法である。
次に本発明を更に具体的に説明する。
未硬化フェノール樹脂としては、市販の成型粉末(フェ
ノールとホルムアルデヒドとを酸を触媒として反応せし
めて得られる、主としてメチレン結合からなる可溶、可
溶の樹脂即ちノボラックとパラホルムアルデヒド或いは
へキサメチレンテトラミンを主体とする混合物)か好適
に使用できる。
摩擦調整剤としては40〜200メツシュ程度のカシュ
ータスト、硫酸バリウム粉末、黒鉛、ゴム粒等が好適に
使用できる。
前述したように、補強ta!aとしてC8或はミルドフ
ァイバーを用いた場合、得られた摩擦材の品質にバラツ
キが生し、均質な、Rつ充分大きい強度を有する摩擦材
が得られなかった。
本発明は摩擦材の品質のバラツキを減少させ、その強度
を向上させるため研究を重ねた結果、集束剤の晴着量か
0.3〜lowt%のガラス繊維束粉砕物を用いること
により予想外の効果の得られることを見出した。
何故このような結果が得られるのかその理由は充分明ら
かてはないか、およそ次のように考えられる。
C3はフェノール樹脂、摩擦調整材と充分混合してから
加圧、加熱をされるか、この混合の間の機械的衝撃によ
ってC8が割れ、いくつかの小片に分離するか、この割
れ方は極めて不規則なことか判明した。
C5は多数のガラス繊維に集束剤を附与して東束、乾燥
しカッターで切断することによって得られるか、ミクロ
的に観察すると集束剤の附看量等にバラツキかあり、ガ
ラス繊維束同志の結合力の弱い部分が不規則に分布し、
この部分から割れか生ずるものと思われ、全く割れの生
しない太いC8と極めて細いC8、或は中間の太さのC
5等C3の太さがランダムに分布した混合物か生ずる。
しかもこのC8の割れはフェノール樹脂に対する集束剤
附着量の小さい部分で生ずるためケバ立ちも発生し易い
このようなC8を用いて得られた摩擦物のケバの部分は
密度が低下し易く、又ガラス繊維束の分布か不均一とな
るため、摩擦材の強度にバラツキが生し、又強度か低下
するものと思われる。
これに対し、ミルドファイバー(ガラス繊維粉砕物)を
用いた場合、上述したようなC8の不規則な割れ、或は
ケバ塊りを生ずることはないか。
粉砕物は極めて嵩密度か大きく、フェノール樹脂等と均
一に混合し難く、又密度が低下し易く、且つフェノール
樹脂等と粉砕物を混合する際、ミルドファイバーを構成
するガラスR維が折損するため、品質か不均一となり且
つ強度か低下するものと思われる。
これに対し集束剤の晴着量0.3〜10wt%のガラス
繊維束粉砕物(以下本粉砕物という)は、ガラス単繊維
と数本程度以下のガラス単繊維よりなる繊維束か混合し
ており、且つこれらの表面は集束剤で覆われて集束剤て
補強されているため混合に際し折損し難く、又ガラス単
繊維、ガラスm維束同志或はフェノール樹脂との親和力
か大きく、ミルドファイバーに比し嵩密度か小さく、フ
ェノール樹脂と均一に混合するものと思われる。
本粉砕物は、3ル〜30座、好ましくは5JL〜15μ
のガラスm維に対し固型分として0.3〜10wし%、
望ましくは0.5〜5wt%の集束剤を附与集束、乾燥
して得られる1、000 m当りの重量lO〜1010
0O程度のガラス繊維束をチップ粉砕機を用いて粉砕す
ることにより好適に得ることができる。
本発明において単繊m20〜40wt%、2〜数本程度
の単la雄集束物60〜80wt%、長さ1mm〜50
1IIm程度の粉砕物を使用するのが望ましく、粉砕時
間、粉砕圧力を実験的に定めることによりこのような粉
砕物を得ることかてきる。
フェノール樹脂100重量部に対し混合すべきC8の量
は5〜50重量部、望ましくは10〜40重量部とする
のか適当であり、この量かあまり大きいとフェノール樹
脂、摩擦調整剤等の分布か不均一となり、良い摩擦性能
か得られない。
又この州があまり少いと摩擦材の強度が、得られない。
又フェノール樹脂100重量部に対し混合すべき摩擦調
整剤驕は硝子m維の10〜50屯量部、望ましくは20
〜40屯量部とするのか適当であり、この量かあまり大
きいと、摩擦剤の強度が不足するか高い摩擦係数か得ら
れない。
又この贋かあまり少いとシャター等か発生し、好適な摩
擦性能か得られない。
本発明においては、フェノール樹脂100千驕部に対し
、10〜40重量部程度のゴム粉末を加えることもてき
、摩擦材に弾性を附与することがてきる。ゴム粉末のれ
度は40〜200メツシュ程度とするのか適当である。
更に又フェノール樹脂100千驕部に対し5〜20重量
部重量部具鍮細片を添加することもてき、熱伝導性を良
好ならしめるとともに、使用中発生する摩耗屑か摩擦材
の表面に耐着、堆積するのを防止てきることか判明した
真鍮細片は摩擦材から突出して、屑を掻き落すものと思
われる。又真鍮細片の大きさは0.5〜511[+1長
程度とするのか適当である。
フェノール樹脂、摩擦調整剤、本粉砕物及びその他の添
加、配合物を例えばVブレンターを使用して適宜の順序
て或は同時に混合し、得られた混合物(本混合物という
)を加圧、加熱してフェノール樹脂を硬化せしめること
により均質な強度の大きい摩擦材を得ることかできる。
加圧、加熱条件は200 kg/cm″、180601
20m1n程度とするのが適当である。
なお、一旦常温で10 kg/crrfの圧力で本混合
物を予備成型した後、加圧、加熱することもてきる。
(作 用) 集束剤の耐着量が0.3〜10wt%のガラス繊維束粉
砕物を用いることにより、この粉砕物を構成するガラス
繊維の折損を防止し、且つガラス繊維同志或はフェノー
ル樹脂との親和性を向上させ、この粉砕物とフェノール
樹脂等とを均一に混合させ佳つ混合物の嵩密度を大なら
しめる。
(実施例) 太さlogのガラス繊維束に集束剤としてポリ酢酸ヒニ
ルエマルジョン等を固型物として0.5wt%附与し、
集束、乾燥して1,000 m当りの重量220grの
ガラス繊維束を得た。このガラス繊維束を粉砕し集束剤
附着量0.5 wt%、平均長さl101n、?1il
PiS#40Wシ%、2〜5本程度の単繊維集束物60
wt%の粉砕物を得た。
成型用フェノール樹脂粉末100重量部(プライオーフ
ェン5510  商品名 大日本インキ化学二E業社製
)、カシューダスト(150メツシユ)15重量部、硫
酸バリウム10千驕部、ゴム(150メツシユ)5重4
℃部、真鍮細片(大きさ3mm)5千驕部。
この混合物を200 kg/cゴ、180℃の条件で2
0m1n加圧、加熱して、得られた摩擦材の曲げ強度は
21 kg/mばてあった。
(比較例) 実施例のC3に代え、ミルドファイバー(集束剤耐着帛
二0.f15wL%)を用いた場合の摩擦材の曲げ強度
はl Okg/mゴてあった。
(発明の効果) 均質な、強度の大きい摩擦材をうることかできる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 未硬化フェノール樹脂、摩擦調整剤と集束剤の附着量が
    0.3〜10wt%のガラス繊維束粉砕物を含む混合物
    を加圧、加熱してフェノール樹脂を硬化させることを特
    徴とする摩擦材の製造方法。
JP8105687A 1987-04-03 1987-04-03 摩擦材の製造方法 Pending JPS63248842A (ja)

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JP8105687A JPS63248842A (ja) 1987-04-03 1987-04-03 摩擦材の製造方法

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JPS63248842A true JPS63248842A (ja) 1988-10-17

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ID=13735752

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012514679A (ja) * 2009-01-09 2012-06-28 ボーグワーナー インコーポレーテッド 摩擦改質粒子が結合させられた複数の結合剤粒子を含む摩擦材料

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS492837A (ja) * 1972-04-20 1974-01-11
JPS5187549A (ja) * 1975-01-30 1976-07-31 Asahi Ishiwata Kogyo Kk Masatsuzairyo

Patent Citations (2)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012514679A (ja) * 2009-01-09 2012-06-28 ボーグワーナー インコーポレーテッド 摩擦改質粒子が結合させられた複数の結合剤粒子を含む摩擦材料

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