JPS63248625A - 紙容器用ウエブの供給ずれの修正幅調節装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、紙容器用充填機において、紙容器のシール、
成型を行うジョー部に供給されるウェブの供給ずれの修
正幅を調節する装置に関する。

（従来の技術） 近年、紙容器が流通の主流を占めている。

一般に、紙容器は紙を主体としてアルミコーティング、
ポリエチレンラミネート等を行ったものであるが、その
焼却処理はプラスチック容器に比較して容易であり、公
害も少ない。

これら紙容器製品を製造する装置は公知であり、例えば
第１図に示されるようなものがある。

図中（１）はロールであり、ここから繰り出されるウェ
ブ（２）は最終的にジョー部（Ｊ）でシール、成型が行
われ、製品として搬出される。

ところが、ウェブ（２）は装飾模様と成形用の折り目を
有しており、従ってジョー部（Ｊ）に供給される際、ウ
ェブ（２）は装飾模様と折り目線が常に適正な位置とな
ることが保証されねばならない。

そこで、ジョー部上方にフォトセル（Ｐ）を配置し、ま
た、これと対応するアイマークをウェブ（２）に記する
ことによって、その位置を監視する手段が採られている
が、装飾模様の印刷やロールを巻くときの諸要因等によ
ってウエブの伸縮の度合が一定でなく、これらは結局、
ジョー部（Ｊ）に供給されろウェブ（２）にずれを生じ
させる原因となる。

従来から、このずれを解決する手段として、フォトセル
でずれを検知した場合に、フラップを回動せしめるカム
の位置をシリンダーの稼動によって移動せしめ、その移
動幅、すなわちずれの修正幅はシムで調整するという手
段が採られている。

シムは数種類の厚さ、例えば２１１．１．５Ｒ１ＩＮ、
０．５ｆｉのものを用意し、適当なシムを選択（あるい
はシム無しと）してずれを解決している。

（発明が解決しようとする問題点） しかし、シムの取り付けは充填機の内部に行わなけれな
らず、従来の方法でウェブのずれをなくすためには、シ
ムの交換作業のために充填機の稼動をいちいち停止しな
ければならず、そのため製品安全性が損なわれ、作業能
率に悪影響を及ぼすという問題がある。

（問題点を解決するための手段） 本発明は以上の問題を解決することを目的とするもので
あり、その技術手段としてシムを円板状に形成するとと
もに、この円板を円周方向に沿って厚さが連続的に変化
するものとし、更にはこのシムの回動操作を充填機の外
部において行える構成とした。

（作用効果） 本発明によれば、円板状に形成されたシムの厚さが円周
方向に沿って変化しているから、シムが回動することに
より、ウェブ（２）のずれの修正幅を変えることができ
、従って従来のシム交換作業が不用となる。

しかも、シムの回動操作を充＠機の外部で行えるように
構成したから、充填機の稼動を止めることなく、シムの
厚さを変えて修正幅の調整を行うことができ、製品安定
性に優れ、製作能率が向上するという特徴がある。

（実施例） 以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。

第２図はジョー部（Ｊ）の拡大図である。

ジョー部（Ｊ）は供給ずれ修正部 （Ａ）とフォールディングフラップ部（Ｂ）とで構成さ
れている。

供給ずれ修正部（Ａ）は、第２図において支柱（Ｃ）の
裏側にシリンダー（３）を有しており、後述するように
このシリンダー （３）の稼動でフォールディングフラップ部（Ｂ）にお
いてウェブ（２）をつまむ度合を調節するものである。

第３−ａ図及び第３−ｂ図は、供給ずれ修正部（Ａ）を
説明するための概略図であり、支柱（Ｃ）を挟んでシリ
ンダー（３）側から見たもの（第３−ａ図）と、その反
対側から見たもの（第３−ｂ図）である。

固定部材（４）に軸挿された回転軸（５）（６）に取付
けられるアーム（７）（８）とリンクロッド（９）とで
構成されるリンクには、シリンダー（３）のピストンロ
ンド（１０）が連結されている。

（１１）はリンクロッド（９）に延設された突出部（９
゛）に作用するストッパーであり、これら突出部（９゛
）とストッパー（１１）との間には、適当な厚さを有す
るシム（１２）が介在している。

次に、固定部材（４）の反対側には、カム面（１３）を
有する供給ずれ修正部本体（１４）があり、この供給ず
れ修正部本体（１４）は、回転軸（５）（６）に伝達さ
れるトルクによって図中の矢印方向に左右動するように
構成されている。

次に、フォールディングフラップ部（Ｂ）はウェブ（２
）のシール、成型等を行う部分であり、第４図はその説
明をするための概略図である。

枢支点（１５）に枢支されたスイングアーム（１６）の
先端には、ローラ（１７）及び摺動部材（１８）が取り
付けられている。

このローラ（１７）はフォールディングフラップ部（Ｂ
）の上下動に伴って、供給ずれ修正部（Ａ）のカム面（
１３）上に沿って移動するものである。

又、摺動部材（１８）はスイングアーム（１６）の揺動
に伴って、フォールディングフラップ部本体（１９）内
を摺動するものである。

（２０）　　（２０）はフォールディングフラップ部（
Ｂ）上方から供給されたウェブ（２）を下方に引っ張る
ためのフラップであって、図示しない偏心軸等を用いる
ことにより、摺動部材（１８）を引っ張った時にそれぞ
れ（ａ）　　（ｂ）方向に回動するように構成されてい
る。

以上のような供給ずれ、修正部（Ａ）とフォールディン
グフラップ部（Ｂ）とで構成される、ジョー部（Ｊ）に
おける工程を以下に示す。

フォールディングフラップ部（Ｂ）は図中の矢印（Ｃ）
の方向に連続的に上下動を繰り返すものであり、その下
降の際、ローラ（１７）が供給ずれ修正部（Ａ）のカム
面（１３）上に沿って左方に移動することにより、スイ
ングアーム（１６）が揺動し、摺動部材（１８）が引っ
張られる。

この際、フラップ（２０）　　（２０）は摺動部材の引
っ張られる位置、すなわちカム面（１３）の高さに対応
する位置まで回動し、ウェブ（２）をつまんで下方に引
っ張る役目をする。

従って、カム面（１３）の高さによって、ウェブ（２）
の引張り込まれる位置が規制されることになり、これを
利用してウェブ（２）のずれの修正ができることとなる
が、その調節は供給ずれ修正部（Ａ）で行われる。

ジョー部（Ｊ）上方に配設されたフォトセル（Ｐ）によ
って、ウェブ（２）の遅れが検出されると、それに同期
してシリンダー（３）が稼動し、ピストンロンド（１０
）が上昇する。

これに伴ってアーム（７）（８）が揺動し、回転軸（５
）（６）にトルクが伝達され、供給ずれ修正部本体（１
４）及びカム面（１３）が左方に移動する。

その際、リンクロンド（９）とストッパー（１１）　と
の間に介在するシム（１２）の厚さによってピストンロ
ンド（１０）の上昇高さ、すなわちカム面（１３）の高
さが制限されるのである。

以下のようなジョー部（Ｊ）における工程において、ウ
ェブ（２）の伸縮の度合が一定でなく、従って適切な修
正幅を得るためにはカム面（１３）を適当な高さにする
ことが必要であるが、従来、その調節は厚さの異なるシ
ムを予め何枚か用意し、充填作業を停止してその交換を
行っていた。

そこで本発明では、第５図に示すような円板状であって
、円周方向に沿って厚さが変化するシム（２１）を採用
するとともに、その回動操作を充填機外部において行う
ことができるように構成した。

なお、シム（２１）の厚さは、例えば円周方向に沿って
Ｏ〜３ｆｉに変化するものとする。

第６図は、本発明デザイン修正装置の一例を示すもので
あり、支柱（Ｃ）に取付けられた取付金具（２２）にシ
ャフト（２３）を遊嵌させ、そのシャフト（２３）の下
端にシム（２１）を取り付けたものである（第７図参照
）。

シム（２１）を操作する機構は、例えばシャツ１−　（
２３）と充填機外部に取り付けたダイヤル（２４）とを
フレキシブルケーブル（２５）で連動させる構成とする
ことができるが、これに限ることなく、例えば歯車等を
利用するものとしてもよく、遠隔して回動操作可能なも
のなら何でもよい。

以上のように構成される本発明装置によれば、ダイヤル
を操作することによりシムの厚さを適切なものとして、
カム面の移動範囲を制限することができ、又、シムの厚
さ変化が無段階となることにより微調整も可能となり、
しかもその操作が充填機の稼動を停止しないで行うこと
ができるので、製品安定性に優れ、作業能率も向上する
。

【図面の簡単な説明】

第１図は紙容器用充填装置の概略図、第２図はジロ一部
の拡大図、第３−ａ図及び第３−ｂ図は供給ずれ修正部
を、第４図はフォールディングフラップ部をそれぞれ説
明するための概略図である。 第５図は本発明に係るシム、第６図は本発明装置の一例
、第７図は本発明装置の一例の説明図をそれぞれ表す。 Ａ・・・・・供給ずれ修正部 Ｂ・・・・・フォールディングフラップ部Ｃ・・・・・
支柱 Ｊ・・・・・ジョー部 Ｐ・・・・・フォトセル （１）・・・・ロール （２）・・・・ウェブ （３）・・・・シリンダー （４）・・・・固定部材 （５）（６）　　・・回転軸 （７）（８）　　・・アーム （９）・・・・リンクロンド （９”）・・・・突出部 （１０）・・・・ピストンロンド （１１）・・・・ストッパー （１２）・・・・シム （１３）・・・・カム面 （１４）・・・・供給ずれ修正部本体 （１５）・・・・枢支点 （１６）・・・・スイングアーム （１７）・・・・ローラ （１８）・・・・摺動部材 （１９）・・・・フォールディングフラップ本体（２０
）・・・・フラップ （２１）・・・・シム （２２）・・・・取付金具 （２３）・・・・シャフト （２４）・・・・ダイヤル （２５）・・・・フレキシブルケーブル第３−ａ図 第３−ｂ図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 紙容器用充填機のジョー部において、フラップを回動せ
   しめるカムの移動幅を調節するシムを円板状に形成する
   とともに、該円板は円周方向に沿って厚さが連続的に増
   加、あるいは減少するものとし、かつ上記シムの回動操
   作を充填機の外部において行えるように構成したことを
   特徴とする紙容器用ウェブの供給ずれの修正幅調節装置
   。