JPS63247400A - 連続電気めつきの制御方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明は、金属帯状体、たとえば銅帯を連続電気めっき
し、そのめっき厚みを制御する方法に関する。

背景技術 金属帯状体の表面に形成されるめっき付着量であるめっ
き厚みは、めっき電流を制御することによって調整する
ことができる。従来では、希望するめっき厚みを得るた
めに、ライン出側においてめっきされた鋼板をサンプリ
ングし、これを手分析し、この値に基づいてめっき電流
を決定している。

発明が解決すべき問題点 このような先行技術では、分析は作業者によって行なわ
れるので、パッチ処理となる。したがって時系列的にめ
っき効率が変化した場合には、めっき厚みの制御を迅速
に対処することが不可能である。そのため、めっき厚み
を均一にすることができない。

本発明の目的は、金属帯状体の長さ方向に均一なめつき
厚みを得ることができるようにした連続電気めっきの制
御方法を提供することである。

間に点を解決するための手段 本発明は、金属帯状体のめっき厚みＦａ、金属帯状体の
速度Ｖａ、めっき電流Ｉａおよびめっき液の温度Ｔａと
を、同時にかつ複数回実測し、めっき電流Ｉａに基づい
て電流密度Ｄｋを計算し、各測定時毎に、めっき効率η
１、 ただしＫは定数 を求め、この結果に基づいて、次式のめっき効率η２に
おける定数Ａ　、Ｂ　、Ｃ、Ｄを求め、？　２　＝Ａ　
−Ｄｋ＋Ｂ　−Ｖ＋Ｃ−Ｔ＋Ｄこれによってめっき厚み
を希望する値に制御することを特徴とする連続電気めっ
きの制御方法である。

作　　用 本発明に従えば、めっき効率り２を決定するための定数
Ａ　、Ｂ　、Ｃ、Ｄを、めっき厚みＦａ、速度■ａ、め
っき電流Ｉａおよび温度Ｔａの同時的なかつ複数回の実
測値に基づいて定め、このめっき効率り２の式によって
めっき厚みを希望する値に制御するようにしたので、作
業者による分析作業が不必要になり、しがも連続的に分
析が可能になる。

これによって金属帯状体の長さ方向に希望する均一なめ
っき厚みを形成することが可能になる。

実施例 第１図は、本発明の一実施例の全体の系統図である。め
っきされるべき金属帯状体である鋼板の原板１は、プラ
イドルロール２がら前処理装置３に導かれて洗浄などさ
れる。前処理装置３がらの鋼板は、ステアリングロール
４がらめっき処理装ｆｉ５に供給される。このめっき処
理装置５では、鋼板がめつき液２２内を通過する。この
めっき液２２内には、鋼板の上下に電極２１が配置され
る。

鋼板にはコングクトロール２０が接触し、鋼板に電気的
に接続される。めっき処理装置５からのめっきされた鋼
板は、ステアリングロール６を経て走行し、その途中で
めっき厚み計７によって鋼板の表面に形成されためっき
厚みが測定される。このめっき厚み計７は、たとえばＸ
＠などを用いた構成によって実現されてもよい。鋼板は
さらに、後処理装置８を経てプライドルロール９から出
側ルーパーで貯留され、さらにプライドルロール１１を
経てテンションリール１３で巻取られる。テンションリ
ール１３の上流側には鋼板の剪断のためにシャー１２が
配置される。

めっき電流制御回路１６は、フングクトロール２０と電
極２１との間にめっき電流を流す。このめっき電流は、
電流検出器１７によって検出される。めっき処理装置５
におけるめっき８！２２の温度は、めっき液温度検出器
１８によって検出される。プライドルロール９に設けら
れたライン速度検出器１９は、鋼板の走行している速度
を検出する。

第２図は、第１図に示された実施例の電気的構成を示す
ブロック図である。めっき厚み計７、電流検出器１７、
めっき液温度検出器１８およびライン速度検出器１９が
らの各出力は、マイクロコンピュータなどによって実現
される処理回路２３に与えられ、これによって処理回路
２３は次に述べる演算を行ない、電流制御回路１６によ
るめっき電流を制御する。

第３図を参照して、ステップｎ１がらステップｎ２に移
り、予想して定めた成る条件で鋼板のめっきを行ない、
これによって鋼板のめっき厚みＦａ。

速度Ｖａ、めっき電流Ｉａおよびめっき液の温度Ｔ８を
、検出器７．１７，１８．１９によってステップｎ３　
　において同時に検出し、この測定値に基づいてステッ
プｎ４ではめっき効率＋７１を求める。

ここでＫは定数である。

ステップｎ５　　では、第２式で示されるめっき効率ｒ
／２ η２＝Ａ−Ｄｋ＋Ｂ−Ｖ＋Ｃ−Ｔ＋Ｄ　　・・・（２）
における定数Ａ　、Ｂ　、Ｃ、Ｄ　　を連立方程式によ
って計算して求めるために、ステップｎ６　　では前述
の第１式で求めためっき効率η１を第２式のめっき効率
り２に等しいと置き、このｔＪＳ２式における電流密度
Ｄｋをめっき電流Ｉａに基づいて計算して代入するとと
もに、第２式のＶ、Ｔには上述の速度Ｖａ、めっき液の
温度Ｔａをそれぞれ代入する。ステップｎ３〜ステツプ
ｎ６　　の動作をステップｎ７で定めた複数回、少な（
とも４回繰返すことによって４つの定数Ａ　、Ｂ　、Ｃ
、Ｄをステップｎ８で連立方程式によって計算すること
が可能になる。

次にステップｎ　９　　では、鋼板にめっきを行なうラ
イン運転によって新たに、めっき厚みＦｂ、速度ｖｂ、
めっき電流Ｉｂおよびめっき液の温度Ｔｂを検出器７．
１７，１８．１９　　によって実測する。

ステップ１１１０　　では、この実測値に基づいてめっ
き効率η３を求める。

ステップｎｉｌでは、めっき電流Ｉｌｌに基づいて電流
密度Ｄｋｌ　　を計算し、第４式に基づいて定数Ｄ１を
求める。

Ｄ１＝η３−（Ａ−Ｄｋｌ＋Ｂ　・Ｖｂ十Ｃ−Ｔｂ）・
・・（４） これによって前述のステップｎ８　　でＰＩｔＪ２式に
基づいて計算された定ＩＤをＤｌに修正する。こうして
めっき効率η４を求める第５式をステップｎ１２におい
て設定する。

１４＝Ａ−Ｄｋ＋Ｂ　　−Ｖ＋Ｃ−Ｔ＋Ｄ１・・・（５
） ステップｎ１３では、鋼板の速度Ｖｃ、めっき電流Ｉｃ
およびめっき液の温度Ｔｃの測定を行ない、めっき電流
Ｉｃに基づいて電流密度Ｄｋｃを計算する。そこでｔｔ
Ｓ５式に代入して、すなわち第６式の演算を仔なって、
めっき効率η４ａを求める。

ｒ／４ａ＝Ａ−Ｄｋｃ十Ｂ◆■ｃ＋Ｃ−Ｔｃ＋Ｄ１・・
・（６） ステップｎ１５では、めっき厚みの目標値Ｆｃを設定す
る。そこで前述のステップｎ１３　　において実測した
速度ＶＣとステップ１１１４において第６式から計算し
ためっき効率７４ａとに基づいて、第７式の演算を行な
って、めっき電流Ｉｄを求める。

この第７式で計算しためっき電流Ｉｄを表す信号を、処
理回路２３から電流制御回路１６に与え、めっき電流Ｉ
ｄでめっきを行なう。

ステップｎ１７からはステップｎ９に戻り、このような
演算動作を繰返す。

本発明の他の実施例としてステップｎ１７　　からステ
ップｎ２　　に戻るようにしてもよい。

めっき厚み計７は、めっき処理装置５のライン出側の可
及的に近傍に設置し、これによって応答性を向上し、め
っき厚みを鋼板の長さ方向の全長にわた９正確な希望す
る値にめっきを行なうことを可能にすることができる。

本発明は、鋼板の亜鉛めっきなどだけでな（、その他の
材料から成る金属帯状体の各種のめっきを行なうために
広範囲に実施することができる。

効　　果 以上のように本発明によれば、金属帯状体の表面に形成
されるめっきの厚みを正確に、しがもその金属帯状体の
艮手力向に沿って均一に制御することができる。しかも
めつき効率を求める回帰式は常時自動的に修正され、し
たがって時系列的にめっき効率が変化しても、めっき厚
みの制御の対応を迅速に行なうことができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例の全体の系統図、第２図は＃
Ｓ１図に示された実施例の電気的構成を示すブロック図
、ｐｌＩＪ３図は動作を説明するための７０−チャート
である。 １・・・原板、３・・・前処理装置、５・・・めっき処
理装置、７・・・めっき厚み計、８・・・後処理装置、
１Ｇ・・・電流制御回路、１７・・・めっき電流検出器
、１８・・・めっき液温度検出器、１９・・・ライン速
度検出器、２０・・・コンダクトロール、２１・・・電
極、２２・・・めっき液

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 金属帯状体のめっき厚みＦａ、金属帯状体の速度Ｖａ、
   めっき電流Ｉａおよびめっき液の温度Ｔａとを、同時に
   かつ複数回実測し、 めっき電流Ｉａに基づいて電流密度Ｄｋを計算し、各測
   定時毎に、めっき効率η１、 η１＝Ｋ・Ｖａ・Ｆａ／Ｉａ ただしＫは定数 を求め、 この結果に基づいて、次式のめっき効率η２における定
   数Ａ、Ｂ、Ｃ、Ｄを求め、 η２＝Ａ−Ｄｋ＋Ｂ・Ｖ＋Ｃ・Ｔ＋Ｄ これによってめっき厚みを希望する値に制御することを
   特徴とする連続電気めっきの制御方法。