JPS6324713Y2 - - Google Patents

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JPS6324713Y2
JPS6324713Y2 JP18825086U JP18825086U JPS6324713Y2 JP S6324713 Y2 JPS6324713 Y2 JP S6324713Y2 JP 18825086 U JP18825086 U JP 18825086U JP 18825086 U JP18825086 U JP 18825086U JP S6324713 Y2 JPS6324713 Y2 JP S6324713Y2
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circuit board
printed circuit
back electrode
capsule
electrode holder
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JP18825086U
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は例えばエレクトレツト振動板を用い
た小形マイクロホンに関するものである。
第1図にその構成を示すのは、従来提案されて
いる小型マイクロホンで、図においてカプセル1
1は例えばアルミニウムの筒体として構成され、
その前方端面には前面板12が一体に形成され、
前面板12の中央部に音響導入用の穴13が形成
され、更に前面板12の前面に防塵用のクロス1
4が振り付けられている。
カプセル11内においては前面板12と隣接し
て振動板15が配される。振動板15は例えばエ
レクトレツト振動板であつて金属リング16に張
り付けられており、リング16は前面板12と対
接して配設されている。リング状の薄いスペーサ
17を介して背極18が振動板15と対向して配
設されている。背極18には音響通路19が形成
され、且つ背極18は筒状の背極ホルダー21の
一端部に保持される。即ちこの実施例においては
背極ホルダー21の前面板側においてその内周面
の径が大とされて段部22が形成され、その段部
22上に円板状のゲート端子23が配され、ゲー
ト端子23に対しゴム或いはフエルトなどのリン
グ状のクツシヨン24を介して背極18が配設さ
れる。ゲート端子23の中央部が前方に押し出さ
れてその突部25は背極18と接続される。
このようにして背極18及び背極ホルダー21
間にゲート端子23の背後と音響的に分離された
背室が構成される。段部22には半径方向におい
て小さな浅い溝26が形成され、その溝26を通
じてゲート端子23の背後の背極ホルダー21の
内部と外部とが互に連通するように構成されてい
る。このため溝26の部分において背極ホルダー
21の段部22より前方端側の部分には段部22
に達する切込み27が形成され、溝26及び切込
み27を通じて背極ホルダー21の内外が通じる
ようにされる。クツシヨン24と背極18又は端
子23との接触面は僅かに空気が流通できるよう
にされ、背室の空気圧が外気圧に徐々に追従可能
な構成となつている。
背極ホルダー21の背面端部側はプリント基板
28で塞がれ、プリント基板28の外側面にカプ
セル11の周端部が折り曲げられて押え付けら
れ、内部の各部品が機械的に固定された状態に構
成される。その際、背極18と振動板15との間
隔は所定値に保たれるように背極ホルダー21の
前方端面とスペーサ17との間には僅かな間隔が
設けられる。
背極ホルダー21内にはインピーダンス変換素
子31が収容される。インピーダンス変換素子3
1はゲート端子23に接続され又プリント基板2
8に形成された開孔28−Hを通してプリント基
板28の外側面でプリント基板28にも接続され
る。振動板15を介して背極18に得られた電気
信号が低インピーダンス出力に変換されてプリン
ト基板28に出力される。
この種の小形マイクロホンにおいては、背室の
空気圧が外気圧に追従するような構成とされるこ
とが必要である。背室の空気圧が外気圧に追従す
るように背室の空気が外気に通じる構成とするこ
とは例えば製品の湿度テストに際して背室内に供
給される水分がカプセル11内で露結することを
防止し、又マイクロホンに対して所定の音響イン
ピーダンスを形成してマイクロホンの音響特性を
向上させることになる。
この要求に対応して従来の小形マイクロホンに
おいては、プリント基板28の中央領域の一部を
貫通してプリント基板28に通気穴を設けること
が行なわれている。このような通気穴をプリント
基板28の中央領域に作成することは加工が困難
であり、且つプリント基板28の強度を低下させ
て寿命を短縮し、又半田付作業時に通気穴が詰る
おそれがある。又このような通気穴を形成すると
第1図に示す構造のものにおいては、この通気穴
を通して埃や粉状物体がカプセル11内に侵入し
マイクロホンの音響特性を劣化させるおそれがあ
る。又製品に対する湿度テストを行なう際に多量
の水分がこの通気穴からカプセル内に入り込むの
で、内部の水分露結状態の回復に時間がかゝり、
内部リークの原因となることもある。
又、第1図とは構造が異なり、背極ホルダー2
1がプリント基板28上にも延長配設されている
有底型背極ホルダーを有するものでは、プリント
基板28に通気穴を設けても、この通気穴は背極
ホルダーの底板により塞がれてその効果がない。
このためにプリント基板28の銅箔パターンの
一部を切除する方法が用いられることがある。即
ち、第2図Aに示すようにプリント基板28の銅
箔パターン30の一部を切除して切欠部30−D
とする。例えばフエノールの基板29上に形成さ
れる銅箔32とこの銅箔上に配設されるメツキ層
33とが取り除かれる。このように形成した切欠
部30−Dを通じて、例えば背極ホルダー21と
カプセル11との間隙を通過させて小形マイクロ
ホンの背室の空気圧が外気圧に追従するように連
通させることが可能である。
しかし、この場合にはプリント基板28に対す
るカプセル11の加締方向及び加締力の調整が必
要となる。第3図はこのように切欠部30−Dを
形成したプリント基板28をカプセル11により
加締た状態を第2図AでS−S断面として横方向
から見た模式断面図である。第3図Aに示すよう
にプリント基板28に対するカプセル11の加締
が弱く行なわれた場合には、カプセル11とプリ
ント基板28間に切欠部30−Dにより形成され
る間隙が存在して、この間隙を通じてカプセル内
の背室と外気とが連通可能である。しかし、この
状態ではプリント基板28とカプセル11のアー
ス接続が確実に行ない得ず、又温度変化によつて
その加締状態が不安定となる。
この不安定状態を除去するためには、プリント
基板28に対してカプセル11をある程度強く加
締ることが必要である。しかしプリント基板28
に対するカプセル11の加締状態が強過ぎると、
プリント基板28とカプセル11の相対位置は第
3図Bに示すようになり、カプセル11が軟かい
メツキ層33及び銅箔32に喰込んでしまつて、
切欠部30−Dが埋められてしまう。
又この場合には、カプセル11が切欠部30−
Dを閉塞しないように加締力を調整しても、プリ
ント基板28に対するカプセル11の加締方向に
よつては、第4図に示すようにプリント基板28
の角部分とカプセル11の内側部分とが密着して
しまつて、この部分で切欠部30−Dが外部と遮
断されてしまうことがある。
この考案は従来の小形マイクロホンにおける上
述の諸難点を解決し、プリント基板28に対する
カプセル11の加締方向の設定や加締力の調整な
どの複雑な操作が不用で組立製作が容易であり、
且つカプセル11内の背室の空気圧が外気圧に所
定条件で追従可能な構造の小形マイクロホンを提
供するものである。
以下、この考案の小形マイクロホンをその実施
例に基づき、図面を使用して詳細に説明する。
第5図に第1図と同一部分に同一符号を付して
この考案の小形マイクロホンの第1の実施例を示
す。この実施例は背極ホルダー21が有底の円筒
状とされ、プリント基板28がカプセル11内で
背極ホルダー21の底板21bによりその全面で
被われた構造となつている。またプリント基板2
8の外円周の一部にプリント基板28の両面に達
する切欠40が設けられる。
この場合切欠40の深さK1は背極ホルダー2
1の幅t1より少し大きな程度に設定される。また
カプセルの屈曲部分の長さMよりもK1を大とし、
例えばK1−M=0.2mm程度とする。切欠40の幅
は0.3mm程度でも十分である。加工が容易なこと、
また切欠40の形成によつてプリント基板28の
寿命を低下させないために、この切欠40の形状
はプリント基板28の円周部分で広くプリント基
板28の中心に向つて狭くなるような台形状にす
るのが望ましい。インピーダンス変換素子31の
取付けのために、背極ホルダー21の底板21b
及びプリント基板28を貫通して開孔28−Hが
形成され、その開孔28−H、38−Hの周辺と
プリント基板28と背極ホルダー21、底板21
bとの間の間隙、更に切欠40を通じて背極ホル
ダー21内と外気とが連通する。この場合背極ホ
ルダー21の底板21bもしくはこれと対接する
プリント基板28の少なくとも一方に凹凸面や切
り溝を形成して粗面とすることによつて、この間
の空気の通過量を調整してマイクロホンの音響特
性を最適な状態に設定することが可能である。
又、第6図に示す実施例においては、切欠40
に隣接した部分において銅箔32及びメツキ層3
3を除去し、そこに無導体部40−Fが形成され
ている。この実施例ではこの無導体部40−Fを
利用して光による自動検出位置決めを行なつてい
るので、このような位置決め操作が不用な場合に
は無導体部40−Fが存在しないものも構成可能
である。このような切欠40をプリント基板28
の外円周の一部に形成し、例えば製品に対する湿
度テストを行なう際に湿気が直接カプセル11内
のインピーダンス変換素子31が配設されている
背室区域に入ることはなく、湿度テストに用いら
れる湿気は背極ホルダー21とカプセル11間に
入り込む。その後、微細穴を通過してこの湿気が
インピーダンス変換素子31が配設されている背
室側へ通じることになり、製品の湿気テスト時に
背室内で露結を生じることがない。又カプセル1
1内は背極ホルダー21とカプセル11との間隙
及び切欠40を通じて外気と連通しているので、
背室の空気圧が外気圧に徐々に追従して良好な音
響特性のマイクロホン動作を行なうことが可能と
なる。
第7図はこの考案の小形マイクロホンの第2の
実施例であり、この実施例は第5図に示す実施例
において、インピーダンス変換素子31を背極ホ
ルダー21の底板21b及びプリント基板28を
貫通して2個の開孔28−H1、28−H2を形
成し、これらの開孔を通じてインピーダンス変換
素子31をプリント基板28の2個所に接続した
構成を有する。
各実施例で説明したように、この考案の小形マ
イクロホンによると、プリント基板28に対して
カプセル11を加締めて固定する際に加締方向に
注意したり加締力を調整設定する必要がなく、製
作組付けが容易で、且つ、カプセル11内の背室
と外気との間の空気の通過量を所定量に設定し最
適の音響特性に設定された状態のものを組立て作
成することが可能である。又この考案で得られる
構造の小形マイクロホンは製品の湿度テストによ
つて背室内が露結して特性が劣化するような従来
の難点をも完全に除去し得る。
各実施例においては、プリント基板28の外周
円の一部に1個所だけ切欠40を形成したものに
ついて説明したが、この切欠40をプリント基板
28の外周円の一部に一般に複数個形成したもの
が実現可能である。
以上詳細に説明したように、この考案によると
プリント基板に対するカプセルの加締挿作が容易
で製作が簡単であり、且つ所定の空気の通過量を
以つてマイクロホンの背室と外気を連結し、背室
内への埃など異物の流入がなく、例えば製品の湿
気テストに際しての対湿特性も優れ、音響的特性
の極めて優れた小形マイクロホンを提供すること
が可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の基礎となる小形マイクロホ
ンの構成を示す断面図、第2図Aは小形マイクロ
ホンで従来使用されている通気部の構成を示す平
面図、第2図BはAのM−M断面図、第3図はプ
リント基板に対するカプセルの加締状態を示す第
2図AのS−S断面図で、Aは加締力が弱い状
態、Bは加締力が強い状態を示す図、第4図はカ
プセルの角部で通気部が閉塞された状態を示す模
式断面図、第5図はこの考案の小形マイクロホン
の第1の実施例の構成を示す断面図、第6図Aは
この考案における通気部の構成を示す平面図、第
6図Bは第6図AのL−L断面図、第7図はこの
考案の第2の実施例の構成を示す断面図である。 11:カプセル、15:振動板、16:金属リ
ング、18:背極、19:音響通路、21:背極
ホルダー、28:プリント基板、31:インピー
ダンス変換素子。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 カプセル内に振動板が収容され、 その振動板と近接対向して背極が配設され、 この背極が有底の背極ホルダーの開放側端部に
    保持され、 前記背極ホルダーの底板にプリント基板が対接
    され、 このプリント基板の背面に対して前記カプセル
    の端部が押えつけられて前記カプセル内部が機械
    的に固定され、 前記背極ホルダー内にインピーダンス変換素子
    が収容され、 このインピーダンス変換素子は前記背極に接続
    され、 前記プリント基板の外円周の一部に前記プリン
    ト基板の両面に達する切欠が設けられ、 その切欠には前記プリント基板の背面に対し押
    えつけられた前記カプセルの端部の内周面との間
    に外部と通じる間隔が設けられ、 前記インピーダンス変換素子の端子が、前記背
    極ホルダーの底板及び前記プリント基板に形成さ
    れた開孔を通じて導出され、プリント基板とその
    外面で接続され、 前記開孔と前記切欠との間において、前記背極
    ホルダーの底板及び前記プリント基板の対向面の
    少なくとも一方に空気を通す粗面が形成されてい
    る小形マイクロホン。
JP18825086U 1986-12-05 1986-12-05 Expired JPS6324713Y2 (ja)

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JPS62105689U JPS62105689U (ja) 1987-07-06
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JPS62105689U (ja) 1987-07-06

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