JPS63245806A - 照明器具 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 （産業上の利用分野） 本発明は照明器具に係り、例えばスタジオ用照明器具な
どの投光用器具における反１）１鏡に関する。

（従来の技術） 従来のこの種の照明器具において、ガラスにて成型した
反射鏡は所望の反射特性を得るために反射鏡の表面にサ
ンドブラストによって凹凸による光拡散面を形成した構
造、またはガラス成型の型にて表面に凹凸を形成して光
拡散面とした構造が採られていた。

（発明が解決しようとする問題点） 上記従来のガラスにて成型した反射鏡の表面にサンドブ
ラストにて拡散面を形成した構造では、反射光は拡散さ
れるが、照度の低下が著しく、特に砂によって削られた
表面は反射しないため、サンドブラストの加工加減が難
しい問題を有し、また成型型を用いて表面に光拡散用の
凹凸を形成した構造では、輝線が生じ易く、また拡散面
を必要としない反射鏡の成型型を利用できず、成型型が
増え、複雑な金型が必要となり、また凹凸の程度の決定
が困難である問題を有していた。

ガラスにて成型した反射鏡のサンドブラストした表面に
反射膜を形成することも考えられるが、この構造では拡
散による照度の低下が大ぎく実用に適さない問題があり
、またサンドブラストした表面をガラスの軟化温度まで
加熱して表面を滑らかな拡散反射面にすることも考えら
れるが、変形する問題がある。

本発明は上記問題点に鑑みなされたもので、ガラスにて
成型した反射鏡を用いて照射されるパターンの範囲内で
は照度が低下することなく、輝線が生じることがないと
ともに明りむらのない光拡散性に優れた照明器具を提供
することを目的としたものである。

〔発明の構成〕

（問題点を解決するための手段） 本発明の照明器具は、光源と、この光源を内包しガラス
にて成型された反射鏡とを具備し、前記反射鏡は例えば
サンドブラスト加工により凹凸加工して例えばフッ酸な
どによる酸浴処理した表面に反射膜を形成したことを特
徴としたものである。

（作用） 本発明の照明器具は、ガラスにて形成した反射鏡の凹凸
面に形成した表面を酸浴処理して無反射状面として反射
膜を形成するため、反射光の拡散性が良（、照度が低下
されることなく、また反射膜の密着性が良く、輝線や明
りむらの発生がない。

（実施例） 本発明の一実施例の構成を図面第１図および第２図につ
いて説明する。

１は光源で、ランプにて構成され、この光源１を内包す
る反射鏡２は前方に照射開口３が形成されるように回転
二次曲面など適宜の所望の曲率に成型されている。

そしてこの反射鏡２はガラスにて成型され、この反射鏡
２の表面は砂擦りまたはサンドブラスト加工により凹凸
面４に形成され、この反射鏡２をフッ酸などの酸浴に浸
漬して酸浴処理して表面の凹凸面４を曇りガラス状の滑
らかな無反射面に形成し、この凹凸面４にアルミニュー
ム、Ｔｉ０１ＳｉＯなどの反射膜５を蒸＠などによるコ
ーティング形成する。

次にこの実施例の作用を説明する゛。

光源１から反射鏡２に向って放射された光は反射膜５に
て反射され、反射鏡２の照射開口３がら出射される。こ
の反射鏡２にて光が反射される際に反射膜５は反射鏡２
の酸浴処理による滑らかな凹凸面４に形成されているた
め、全面的に拡散反射され、しかも滑らかな凹凸面４の
反射面のため照度が低下することなく、輝線や明りむら
が生じない。

また反射鏡２の表面の凹凸面４は凹凸加工の後に酸浴処
理により滑らかに形成されているため、反射ｌｌｌ５は
蒸着などによるコーティングで効率良く形成できるもの
である。

なお第３図に示すように反射鏡２の表面に砂擦りにより
凹凸面４を加工した状態から反射鏡を酸浴処理すると第
４図に示すように凹凸面４が滑らかになる。また第５図
に示すように反射鏡２の表面にサンドブラストにより凹
凸面４を加工した後に反射鏡を酸浴処理すると第６図に
示すように凹凸面４は滑らかな凹凸面となる。

なお前記反射鏡２の照射開口３にレンズなどの制光体を
設けることもできる。

〔発明の効果〕

本発明によれば、反射鏡は凹凸加工して酸浴処理した表
面に反射膜を形成したので、反射鏡の表面の滑らかな凹
凸面に反射膜が形成され、反射膜面は滑らかな反射面と
なり、この反ｆＪＪ鏡で反射される光は明りむらがなく
、拡散反射され、ソフトな照明が得られ、しかも輝線が
生じることがなく、照度の低下もなく、さらに反射鏡の
表面は、凹凸加工の後の酸浴処理により滑らかな凹凸面
に形成されているため、反射膜は蒸着などのコーティン
グが効率良く形成でき、また反射鏡は表面に凹凸面を形
成して酸浴処理を行なえば良いので、凹凸加工をしない
シＶ−プな照明を得る反射鏡の成型用の型を共通にして
拡散照明の反射鏡が得られ、安価に製造できるものであ
る。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す照明器具の縦断側面図
、第２図は同上一部の拡大断面図、第３図は同上反射鏡
の表面に砂擦りにより凹凸面加工した状態の一部の拡大
断面図、第４図は同上反射鏡を酸浴処理した状態の一部
の拡大断面図、第５図は同上反射鏡の表面にサンドブラ
ストにより凹凸面加＝「シた状態の一部の拡大断面図、
第６図は同上反射鏡を酸浴処理した状態の一部の拡大断
面図である。 １・・光源、２・・反射鏡、５・・反射膜。 昭和６２年３月３１日

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）光源と、この光源を内包しガラスにて成型された
   反射鏡とを具備し、 前記反射鏡は凹凸加工して酸浴処理した表面に反射膜を
   形成したことを特徴とした照明器具。