JPS63244941A - 信号電力検出回路 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、衛星通信地球局において送信信号の信号電力
を監視する目的で使用される信号電力検出回路に係り、
特に送信信号が複数のチャネルからなり、かつ各チャネ
ル相互間で搬送波周波数および占有帯域幅が異なる場合
における所望の１チャネルの信号電力の検出技術に関す
る。

（従来の技術） 周知のように、インテルサット（国際電気通信衛星機構
）は、世界のすべての地域に公平にかつ経済的に衛星に
よる国際公衆通信網を提供することを目的として設立さ
れたものである。

このインテルサットでは、音声を含む総合的な高速のデ
ータ伝送需要を満たすためのいわゆるＭＣＰ　Ｃ（Ｍｕ
ｌｔｉｐｌｅ　Ｃｈａｎｎｅｌ　ｐｅｒ　Ｃａｒｒｉｅ
ｒ）方式の１つとしてＩ　Ｄ　Ｒ（Ｉｎｔｃｒａｉｄｉ
ａｔｅ　Ｄａｔａ　Ｒａｔｅ）システムの導入を認めて
いる。また、インテルサットでは、ｌ５−Ｖ衛星のにバ
ンド帯中継器を主として用いて企業内国際ビジネス衛星
通信サービス（ＴＮＴＥＩＪＡＴ　Ｂｕｓｆｎｅｓｓ　
５ｅｒｖｉｃｅ　：　Ｉ　Ｂ　Ｓ　）を提供している。

このＩＢＳシステムは、音声、データ、画像。

ビデオ会議等の各種サービスをデマンドアサイメント方
式で利用者に直接提供するものである。

この種の通信方式では６４ｋｂｐ、〜４４Ｍｂｐｓの情
報を互いに周波数が異なる複数種類（例えば２０数種類
）の搬送波に４相位相変調を施して伝送する。

つまり、地球局では、送信信号が複数のチャネルからな
り、かつ各チャネル相互間で搬送波周波数および占有帯
域幅が異なることになる。

ところで、地球局では、自己の送信電力が所定値となる
ようにするために送信信号の信号電力レベルを監視する
信号電力検出回路が使用されるが、送信信号が前述した
如きものである場合の信号電力検出回路では複数チャネ
ルのうちの１チャネルの信号電力を検出することになる
。この種の信号電力検出回路としては、従来、例えば第
３図に示すものが知られている。この信号電力検出回路
は、周波数変換器１１と、局部発振器１２と、信号切替
回路１３および同１５と、Ｎ（２以上の整数）個の帯域
フィルタ１４−１〜同１４−Ｎおよび検波器１６とを備
える。

入力端子１１１には送信信号の一部が入力信号として印
加される。即ち、この入力信号は占有帯域幅がそれぞれ
異なるＮチャネルの被変調信号からなり、これが周波数
変換器１１へ入力する。

周波数変換器１１では、この入力信号を局部発振器１２
からの局部発振周波数信号に基づき所定の中間周波数帯
の信号へ変換し、それを信号切替回路１３へ送出する。

ここで、局部発振器１２は、所望の１チャネルの搬送波
周波数が中間周波数帯の中心周波数に変換されるような
所定の局部発振周波数信号を発生するようになっている
。

信号切替回路１３と同１５は連動して作動し、Ｎ個の帯
域フィルタ１４−１〜同１４−Ｎのうちのいずれか１つ
を選択する。Ｎ個の帯域フィルタ１４−１〜同１４−Ｎ
のそれぞれは、入力信号を構成するＮチャネルのそれぞ
れの占有帯域幅に対応した通過帯域を有する。つまり、
信号切替回路１３と同１５は、所望の１チャネルに対応
した帯域フィルタを選択するのである。

その結果、検波器１６では、他チャネルとの間の周波数
選択度が改善された所望の１チャネルの信号レベルを検
出できることとなる。

（発明が解決しようとする問題点） しかし、従来の信号電力検出回路は、受信信号のチャネ
ル数に対応する個数の帯域フィルタを必要とするので、
当該信号検出回路の構成を複雑なものにしているという
問題点がある。

本発明は、従来のこのような問題点に鑑みなされたもの
で、その目的は、入力信号選択のためのフィルタの数量
を著しく低減することのできる信号電力検出回路を提供
することにある。

（問題点を解決するための手段） 前記目的を達成するために、本発明の信号電力検出回路
は次の如き構成を有する。

即ち、本発明の信号電力検出回路は、各チャネル相互間
で搬送波周波数および占有帯域幅が異なる複数のチャネ
ルから入力される入力信号を受けて、所望の１チャネル
の搬送波周波数が中心周波数となるように前記入力信号
を第１の中間周波数帯の信号へ変換する第１の周波数変
換手段と；通過特性として少なくとも下限周波数が規定
される第１のフィルタおよび少なくとも上限周波数が規
定される第２のフィルタと；　前記第１の周波数変換手
段の出力を受けて、前記所望の１千ャネルの信号の占有
帯域幅の下限周波数が前記第１のフィルタの下限周波数
の近傍または占有帯域幅の上限周波数が前記第２のフィ
ルタの上限周波数の近傍のいずれか一方となるように第
１の周波数変換手段の出力信号を第２の中間周波数帯の
信号へ変換し、それを対応する第１のフィルタまたは第
２のフィルタのいずれか一方へ送出する第２の周波数変
換手段と；　前記第１のフィルタまたは第２のフィルタ
のいずれか一方の出力を受けて、前記所望の１チャネル
の信号の占有帯域幅の下限周波数が前記第１のフィルタ
の下限周波数の近傍または占有帯域幅の上限周波数が前
記第２のフィルタの上限周波数の近傍のいずれか他方と
なるようにその第１のフィルタまたは第２のフィルタの
いずれけか一方の出力信号を第３の中間周波数帯の４　
信号へ変換し、それを対応する第１のフィルタまたは第
２のフィルタのいずれか他方へ送出する第３の周波数変
換手段と；　前記第１のフィルタまたは第２のフィルタ
のいずれか他方の出力を受けて検波処理をする検波手段
と；を備えたことを特徴とするものである。

（作　用） 前記の如く構成される本発明の信号電力検出回路の作用
を説明する。

ここで、通過特性として少なくとも下限周波数が規定さ
れる第１のフィルタおよび少なくとも上限周波数が規定
される第２のフィルタとは、次の如きものである。即ち
、第１のフィルタは高域通過フィルタまたは帯域フィル
タのいずれかからなり、第２のフィルタは低域通過フィ
ルタまたは帯域フィルタのいずれかからなる。そして、
第１および第２のフィルタを帯域フィルタで構成する場
合には、中間周波数帯へ変換した入力信号のうち占有帯
域幅が最大である信号の通過を少なくとも可能にする通
過特性を有するものとする。

以下、このような通過特性を有する第１および第２の帯
域フィルタを用いた場合について説明する。

第１の周波数変換手段は、各チャネル相互間で搬送周波
数および占有帯域幅が異なる複数のチャネルから入力さ
れる入力信号を受けて、所望の１チャネルの搬送波周波
数が中心周波数となるように前記入力信号を第１の中間
周波数帯の信号へ変換し、それを第２の周波数変換手段
へ送出する。

第２の周波数変換手段は、前記第１の周波数変換手段の
出力を受けて、前記ゝ所望の１チャネルの信号の占有帯
域幅の上限周波数または下限周波数のいずれか一方が前
記第１の帯域フィルタの対応する上限周波数または下限
周波数のいずれか一方の近傍となるように第１の周波数
変換手段の出力信号を第２の中間周波数帯の信号へ変換
してその第１の帯域フィルタへ送出する。

第３の周波数変換手段は、前記第１の帯域フィルタの出
力を受けて、前記所望の１チャネルの信号の占有帯域幅
の上限周波数または下限周波数のいずれか他方が前記第
２の帯域フィルタの対応する上限周波数または下限周波
数のいずれか他方の近傍となるようにその第１の帯域フ
ィルタの出力信号を第３の中間周波数帯の信号へ変換し
てその第２の帯域フィルタへ送出する。

その結果、第２の帯域フィルタからは所望の１チャネル
の信号のみが出力されるので、検波手段は所望の１チャ
ネルの信号について検波処理が行えることとなり、所望
の１チャネルの信号電力レベルの検出が可能となる。

このように、本発明の信号電力検出回路によれば、通過
特性として少なくとも下限周波数が規定される第１のフ
ィルタおよび少なくとも上限周波数が規定される第２の
フィルタとの組み合わせによって複数チャネル中の１チ
ャネルを選択するようにしたので、フィルタはチャネル
数と無関係に２個あれば良い、従って、入力信号選択の
ためのフィルタの数量を著しく低減でき、信号電力検出
回路の構成を簡略化することができるという効果がある
。

（実　施　例） 以下、本発明の実施例を図面を参照して説明する。

第１図は本発明の一実施例に係る信号電力検出回路を示
す、この信号電力検出回路は、第１の周波数変換手段と
しての周波数変換器ｌおよび局部発振器２と、第２の周
波数変換手段としての周波数変換器３および局部発振器
４と、第１および第２のフィルタのいずれか一方である
帯域フィルタ５と、第３の周波数変換手段としての周波
数変換器６および局部発振器７と、第１および第２のフ
ィルタのいずれか他方である帯域フィルタ８と、検波器
９とを基本的に備える。

ここで、局部発振器２．同４．同７は、例えば周波数シ
ンセサイザの如きもので、任意の周波数の局部発振周波
数信号の選択発生ができるものである。

第２図は、本発明に係る信号選択の原理を示すもので、
以下、第２図を参照して動作を説明する。

入力端子１０１には、従来と同様に、送信信号の一部が
入力信号として印加される。即ち、この入力信号は占有
帯域幅がそれぞれ異なるＮチャネルの被変調信号からな
り、これが周波数変換器１へ入力する。

周波数変換器１では、この入力信号を局部発振器２から
の局部発振周波数信号に基づき第１の中間周波数帯の信
号へ変換し、それを周波数変換器３へ送出する。ここで
、局部発振器２は、所望の１チャネルの搬送波周波数が
第１の中間周波数帯の中心周波数に変換されるような所
定の局部発振周波数信号を発生するように設定されてい
る。

即ち、第２図（ａ）に示す如く、Ｎチャネルの被変調信
号のうちの被検出信号２０３の中心周波数２０１が第１
の中間周波数帯の中心周波数２０２に周波数置・換され
る。

周波数変換器３では、周波数変換器１の出力信号につい
て局部発振器４からの局部発振周波数信号に基づき例え
ば次の如き周波数変換処理を施し、それを帯域フィルタ
５へ送出する。即ち、局部発振器４は、前記の如く第１
の中間周波数帯へ変換されたＮチャネルの被変調信号の
うち被検出信号　　、が次段の帯域フィルタ５の通過帯
域を通過し、被検出信号よりも高い搬送波周波数を有す
る被変調信号は帯域フィルタ５により阻止されるような
局部発振周波数信号を発生するように設定されている。

従って、ここで周波数変換された第２の中間周波数信号
と帯域フィルタ５の通過帯域との関係は、第２図（ｂ）
に示す如く、被検出信号２０６の周波数スペクトラムの
中心周波数２０５は帯域フィルタ５の通過帯域２０７の
中心周波数２０４よりも高めにシフトされることとなる
。

その結果、被検出信号２０６は帯域フィルタ５を通過し
て周波数変換器６へ入力し、被検出信号２０６よりも高
い搬送波周波数の被変調信号はこの帯域フィルタ５で阻
止される。

周波数変換器６では、帯域フィルタ５の出力信号につい
て局部発振器７からの局部発振周波数信号に基づき例え
ば次の如き周波数変換処理を施し、それを帯域フィルタ
８へ送出する。即ち、局部発振器７は、被検出信号が次
段の帯域フィルタ８の通過帯域を通過し、被検出信号よ
りも低い搬送波周波数を有する被変調信号は帯域フィル
タ８により阻止されるような局部発振周波数信号を発生
するように設定されている。従って、ここで周波数変換
された第３の中間周波数信号と帯域フィルタ８の通過帯
域との関係は第２図（Ｃ）に示す如く、被検出信号２１
０の周波数スペクトラムの中心周波数２０９は帯域フィ
ルタ８の通過帯域２１１の中心周波数２０８よりも低め
にシフトされることになる。その結果、被検出信号は帯
域フィルタ８を通過し、被検出信号よりも低い搬送波周
波数を有する被変調波信号は帯域フィルタ８で阻止され
る。

以上述べた局部発振周波数信号の選択と、帯域フィルタ
５．同８の作用により帯域フィルタ８の出力には、被検
出信号のみが選択され、検波器９による被検出信号の信
号電力検出が可能となる。

以上の説明から明らかなように、帯域フィルタ５、同８
は占有帯域幅が最大であるチャネルの信号の通過を可能
にする通過特性を少なくとも有するものであれば良いこ
とになる。なお、本発明は受信装置に適用できることは
勿論である。

（発明の効果） 以上詳述したように、本発明の信号電力検出回路によれ
ば、通過特性として少なくとも下限周波数が規定される
第１のフィルタおよび少なくとも上限周波数が規定され
る第２のフィルタとの組み合わせによって複数チャネル
中の１チャネルを選択するようにしたので、フィルタは
チャネル数と無関係に２個あれば良い、従って、入力信
号選択のためのフィルタの数量を著しく低減でき、信号
電力検出回路の構成を簡略化することができるという効
果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例に係る信号電力検出回路の構
成ブロック図、第２図は信号選択動作の原理説明図、第
３図は従来の信号電力検出回路の構成ブロック図である
。 １．３，６．１１・・・・・・周波数変換器、２．４，
７．１２・・・・・・局部発振器、５．８．１４−１〜
１４−Ｎ・・・・・・帯域フィルタ、９．１６・・・・
・・検波器、　１３．１５・・・・・・信号切替回路。 代理人　弁理士　　八　幡　　義　博 本完朗／ｌ信号電力綬汰回路ｆ購バυ列第　／　図 ネ５昶の信号電ブ昶−弧回昏０講大イ列第３　図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 各チャネル相互間で搬送波周波数および占有帯域幅が異
   なる複数のチャネルから入力される入力信号を受けて、
   所望の１チャネルの搬送波周波数が中心周波数となるよ
   うに前記入力信号を第１の中間周波数帯の信号へ変換す
   る第１の周波数変換手段と；通過特性として少なくとも
   下限周波数が規定される第１のフィルタおよび少なくと
   も上限周波数が規定される第２のフィルタと；前記第１
   の周波数変換手段の出力を受けて、前記所望の１チャネ
   ルの信号の占有帯域幅の下限周波数が前記第１のフィル
   タの下限周波数の近傍または占有帯域幅の上限周波数が
   前記第２のフィルタの上限周波数の近傍のいずれか一方
   となるように第１の周波数変換手段の出力信号を第２の
   中間周波数帯の信号へ変換し、それを対応する第１のフ
   ィルタまたは第２のフィルタのいずれか一方へ送出する
   第２の周波数変換手段と；前記第１のフィルタまたは第
   ２のフィルタのいずれか一方の出力を受けて、前記所望
   の１チャネルの信号の占有帯域幅の下限周波数が前記第
   １のフィルタの下限周波数の近傍または占有帯域幅の上
   限周波数が前記第２のフィルタの上限周波数の近傍のい
   ずれか他方となるようにその第１のフィルタまたは第２
   のフィルタのいずれけか一方の出力信号を第３の中間周
   波数帯の信号へ変換し、それを対応する第１のフィルタ
   または第２のフィルタのいずれか他方へ送出する第３の
   周波数変換手段と；前記第１のフィルタまたは第２のフ
   ィルタのいずれか他方の出力を受けて検波処理をする検
   波手段と；を備えたことを特徴とする信号電力検出回路
   。