JPS6324258Y2 - - Google Patents

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JPS6324258Y2
JPS6324258Y2 JP1983183016U JP18301683U JPS6324258Y2 JP S6324258 Y2 JPS6324258 Y2 JP S6324258Y2 JP 1983183016 U JP1983183016 U JP 1983183016U JP 18301683 U JP18301683 U JP 18301683U JP S6324258 Y2 JPS6324258 Y2 JP S6324258Y2
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JP
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track rail
ball rolling
load
rolling grooves
linear guide
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JP1983183016U
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JPS6091821U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、リニアガイド装置に関し、より詳細
には、軌道レール上を複数のボール転動溝に配置
された多数の転動体の転動を介して摺動台が摺動
するようになつているリニアガイド装置の改良に
関する。
リニアガイド装置は、一般に、長尺の軌道レー
ルに鞍形の摺動台が転動体(多数のボール)を介
して載置されており、摺動台が軌道レール上をそ
の軸方向に摺動できるようになつている。
第1図及び第2図に示す従来のリニアガイド装
置では、上方又は下方から荷重負荷に対して4列
中2列のボールが荷重を分担するよう設定されて
いる。即ち、両図中上方より摺動台10上に荷重
が負荷されると、荷重はボール2及び4を経由し
て軌道レール20へと伝えられる。一方、下方よ
り摺動台10に荷重が負荷されるとボール1及び
3を経由して軌道レール20へと荷重が伝えられ
る。即ち、このリニアガイド装置では荷重支持す
る2列のボールの負荷支持能力しか利用できな
い。従つて、このリニアガイド装置を高荷重負荷
条件下で使用すると、ボール転動溝の寿命が極端
に短くなる欠点があり、その改良が望まれてい
た。
本考案は、上述の欠点に鑑み、高荷重負荷条件
使用下においても長寿命であるように改良された
リニアガイド装置を提供することを目的としてい
る。
本考案においては、この目的を達成するため、
左右対称な横断面形状を呈し、互いに相対向する
2つの外側面を有する軌道レールと、該軌道レー
ルの各外側面に対向する2つの内側面を有する凹
所を有し、該凹所において前記軌道レールに被せ
られ、該軌道レールにそつて軸方向に摺動可能と
された摺動台とを含み、前記軌道レールの2つの
外側面及び前記摺動台の2つの内側面にはそれぞ
れ互いに対向して軸方向に延びる上下2本のボー
ル転動溝が形成され、相対向するボール転動溝間
には転動自在な転動体が介装されたリニアガイド
装置において、前記各ボール転動溝はゴシツクア
ーチ溝形状とされ、前記軌道レールの外側面に形
成された2本のボール転動溝相互の間隔に対して
前記摺動台の内側面に形成された2本のボール転
動溝相互の間隔を変えたのである。
このようにすれば、リニアガイド装置に加わる
垂直方向の荷重が小さい場合は前記軌道レール及
び摺動台の片側1列計2列のボール列により荷重
を支持し、垂直方向の荷重が大きい場合は前記軌
道レール及び摺動台の片側2列計4列のボール列
により荷重を支持することができるのである。
以下、本考案の実施例を図面に基づき説明す
る。
軌道レール20はその横断面が左右対称な2つ
の外側面、即ち台形の側面又は第4図の如く平行
な2つの外側面20a及び20bを有して、第3
図の如くレール状に延びている。第3図及び第4
図に示すごとく、摺動台10は外側面20a及び
20bに対向する内側面10a及び10bを有す
る凹所を有し、軌道レール20に被せられる。
軌道レール20の外側面20a及び20b上に
は、互いに平行に各々2条のボール転動溝21及
び22並びに23及び24が上下に隔てて長手方
向(軸方向)に設けられている。一方、摺動台1
0の凹所の内側面10a及び10b上には、各々
2条のボール転動溝11及び12並びに13及び
14が軌道レールのボール転動溝21及び22並
びに23及び24にそれぞれ対向して互いに平行
に設けられている。これらボール転動溝11,1
2,13,14,21,22,23,24はゴシ
ツクアーチ溝形状又はV字溝形状と成つている。
軌道レール20の外側面20a及び20b上の
ボール転動溝21と22並びに23と24の溝間
隔即ち、上方及び下方のアーチ部の交点間の距離
はAとされている。一方、摺動台10の凹所内側
面10a及び10b上のボール転動溝11と12
並びに13と14の溝間隔はBとされている。
転動体1,2,3,4は、軌道レール20と摺
動台10の対応するボール転動溝11及び21,
12及び22,13及び23、並びに14及び2
4内に介装されている。転動体1,2,3,4
は、軸方向に複数のボールが配置されたボール列
より成る公知のものである。摺動台10が軌道レ
ール20上を摺動する時、転動体1,2,3,4
は転動しながら、対応するボール転動溝11及び
21,12及び22,13及び23、14及び2
4より、摺動台10の摺動方向前後両端に固設さ
れたエンドキヤツプ30(第3図及び第6図参
照)内の反転路を通り、摺動台10内のボール循
環路16,17,18,19へとそれぞれ連なる
循環経路内を循環する。この時、各転動体及びボ
ール転動溝はグリースニツプル40(第3図)よ
り圧入されたグリースにより潤滑される。
摺動台10のボール転動溝11と12並びに1
3と14の溝間隔Bは、軌道レール20のボール
転動溝21と22並びに23と24の溝間隔Aよ
りも転動体1,2,3,4のボール径の0.1乃至
0.5%の微小量だけ長くなつている。
このため、無負荷又は低荷重時、上列のボール
転動溝12と22並びに14と24内では、転動
体2及び4のボールは、軌道レール20の外側面
上の上列のボール転動溝22及び24の上方アー
チ部と接触し、又、摺動台10の内側面上の上列
のボール転動溝12及び14の下方アーチ部と接
触し、この接点を結ぶ接触線は水平より略45度傾
斜している。
一方、この時、下列のボール転動溝11と21
並びに13と23内では、転動体1及び3のボー
ルは軌道レール20の下列のボール転動溝21及
び23の下方アーチ部と接触し、又、摺動台10
の下列のボール転動溝22及び24の上方アーチ
部と接触し、この接点間を結ぶ接触線は水平より
略45度上列とは反対側に傾斜し、上列の接触線と
軌道レール20の外側で交差している。
なお、上述の実施例とは反対に溝間隔Aを溝間
隔Bより微小量長くしても良い。この場合、無負
荷状態において、上述の各接触線は前記接触線と
直交する方向に変わるため、上記接触線は軌道レ
ールの内側で交差することになる。
第3図は本考案の第1実施例を示すリニアガイ
ド装置で軌道レール20の横断面が矩形状のも
の、又第6図は本考案の第2実施例で軌道レール
20の横断面が台形状のものである。両者におい
て同一名称の部品には同一符号を付してある。リ
ニアガイド装置は軌道レール20に設けられた取
付用孔25を介しボルト5(第4図)により定盤
等へ固定される。一方摺動台10には、取付用孔
15が設けられており、図示なきテーブル等の被
移動体がボルトにより固定される。
以上の構成のリニアガイド装置の摺動台10に
荷重が負荷された場合の荷重分布状態について第
5図a及びbをもとに説明する。荷重分布は左右
で対称であるが、第5図a及びbには、右半分の
みを示した。両図において、斜線部の延びる方向
は荷重の方向を表わし、斜線部の面積は荷重の大
きさを表わすよう概略的に示されている。
第5図aは、上方からの低荷重負荷時の荷重分
布を示しており、荷重は、摺動台10のボール転
動溝11及び13の上方アーチ部より転動体1及
び3を経由して軌道レール20上のボール転動溝
21及び23の下方アーチ部へと伝えられる。こ
のように、低荷重負荷状態では、従来のリニアガ
イド装置と同様に、左右各一列のボール転動溝即
ち2列のボール転動溝によつて荷重が分担される
ように成つている。そのため低荷重負荷状態にお
ける摺動は従来のものと同様に摺動抵抗が小さ
い。
次に、上方より高荷重が負荷されると場合は、
第5図bに示されるように、下列のボール転動溝
11及び21並びに13及び23にそれぞれ介装
される下列の転動体1及び3は弾性変形し、摺動
台10は僅かに下方へ変位する。その結果、上列
の転動体2及び4は、摺動台10の上列のボール
転動溝12及び14の上方アーチ部と軌道レール
20の上列のボール転動溝22及び24の下方ア
ーチ部と接触するように成り、この接触方向に荷
重の一部が転動体2及び4を介し伝えられる。従
つて、荷重は、下列とともに上列のボール転動溝
によつても即ち4列のボール転動溝によつて分担
されるため、下列のボール転動溝の負担が低減さ
れる。
荷重が下方より摺動台10に負荷される場合
も、上述したのと同様に低荷重負荷時は上列のボ
ール転動溝12と22並びに14と24の2列の
ボール転動溝により荷重が分担され、また高荷重
の負荷時は高荷重によつて上列の転動体2及び4
が弾性変形し、下列の転動体1及び3が下列のボ
ール転動溝11及び21並びに13及び23と接
触するように成り、荷重は4列のボール転動溝に
よつて分担されるようになつている。
以上述べてきたように、本考案に従えば、低荷
重負荷時は軌道レール20及び摺動台10の片側
各1列計2列のボール転動溝によつて荷重を分担
し、摺動台の摺動抵抗が小さい。しかも高荷重負
荷時には片側各2列計4列のボール転動溝によつ
て荷重を分担できるので、各ボール転動溝の荷重
負担が低減されるようになり、リニアガイド装置
の寿命が延びることになる。リニアガイド装置の
ボール転動溝の寿命時間Lはボール転動溝に作用
する荷重Pの3乗に逆比例することが知られてい
る。即ち、L∝1/P3となる。従つて、本考案によ つてボール転動溝の分担荷重Pが20%減少して
0.8Pとなつたとすると、そのボール転動溝の寿命
Lは、1/0.83P3≒1.951/P3であるので、およそ2倍 となる。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は、従来のリニアガイド装置
の長手軸直角方向の断面図である。第3図は、本
考案による一実施例を示すリニアガイド装置の斜
視図、第4図は第3図のリニアガイド装置の長手
軸直角方向の概略断面図、第5図は第4図のリニ
アガイド装置の摺動台に上方より荷重が負荷され
た場合の荷重分布状態を示す長手軸直角方向の右
半分概略図面で、第5図aは低荷重負荷状態を示
し、第5図bは高荷重負荷状態を示し、第6図は
本考案による別の実施例を示すリニアガイド装置
の斜視図である。 主要部分の符号の説明、10……摺動体、1,
2,3,4……転動体、20……軌道レール、
A,B……溝間隔、30……エンドキヤツプ、1
1,12,13,14……摺動体のボール転動
溝、21,22,23,24……軌道レールのボ
ール転動溝。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 左右対称な横断面形状を呈し、互いに相対向す
    る2つの外側面を有する軌道レールと、該軌道レ
    ールの各外側面に対向する2つの内側面を有する
    凹所を有し、該凹所において前記軌道レールに被
    せられ、該軌道レールにそつて軸方向に摺動可能
    とされた摺動台とを含み、前記軌道レールの2つ
    の外側面及び前記摺動台の2つの内側面にはそれ
    ぞれ互いに対向して軸方向に延びる上下2本のボ
    ール転動溝が形成され、相対向するボール転動溝
    間には転動自在な転動体が介装されたリニアガイ
    ド装置において、 前記各ボール転動溝はゴシツクアーチ溝形状と
    され、前記軌道レールの外側面に形成された2本
    のボール転動溝相互の間隔に対して前記摺動台の
    内側面に形成された2本のボール転動溝相互の間
    隔を変えることにより、リニアガイド装置に加わ
    る垂直方向の荷重が小さい場合は前記軌道レール
    及び摺動台の片側1列計2列のボール列により荷
    重を支持し、垂直方向の荷重が大きい場合は前記
    軌道レール及び摺動台の片側2列計4列のボール
    列により荷重を支持するようにしたことを特徴と
    するリニアガイド装置。
JP18301683U 1983-11-29 1983-11-29 リニアガイド装置 Granted JPS6091821U (ja)

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JP18301683U JPS6091821U (ja) 1983-11-29 1983-11-29 リニアガイド装置

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JP18301683U JPS6091821U (ja) 1983-11-29 1983-11-29 リニアガイド装置

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Publication Number Publication Date
JPS6091821U JPS6091821U (ja) 1985-06-22
JPS6324258Y2 true JPS6324258Y2 (ja) 1988-07-04

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3814488A (en) * 1973-03-26 1974-06-04 Keene Corp Bearing assembly

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS54136451U (ja) * 1978-03-16 1979-09-21
JPS59181332U (ja) * 1983-05-23 1984-12-04 株式会社 椿本精工 直線作動用ボ−ルベアリング

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JPS6091821U (ja) 1985-06-22

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