JPS6324231Y2 - - Google Patents

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JPS6324231Y2
JPS6324231Y2 JP17390180U JP17390180U JPS6324231Y2 JP S6324231 Y2 JPS6324231 Y2 JP S6324231Y2 JP 17390180 U JP17390180 U JP 17390180U JP 17390180 U JP17390180 U JP 17390180U JP S6324231 Y2 JPS6324231 Y2 JP S6324231Y2
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【考案の詳細な説明】 この考案は、建物の内部あるいは外部の火災発
生時において、窓の開口を防火用遮へい板で遮断
されるようにした窓用防火パネル装置に関するも
のである。
建物の内部あるいは外部で火災が発生した場合
には、火勢のあおりや延焼を防ぐために、窓開口
を防火用遮へい板で遮断させることが望ましく、
このような手段として、窓用防火パネル装置が実
用されている。
しかして、この種のパネル装置の一般的な構造
方式では、窓開口の上方に収置されている遮へい
板を降下させることにより、同開口面に展張させ
る方式が採られているが、従来のパネル装置の構
造によると、遮へい板の収納に大きなスペースが
採られて装置の大型化が避けられず、また、遮へ
い板を降下させる作動機構に伝動部材が多く使わ
れ且つ左右均等な作動が出来にくいことと、点検
時以外には該降下機構を作動させることがないこ
とと相俟つて、実際の装置稼動時に遮へい板の円
滑な展張作動に支障が生じ易いという欠点があつ
た。
本考案は、上記欠点を解消するためになされた
ものであつて、すなわち、本考案の目的は、遮へ
い板の降下機構および収納機構の構造が簡単であ
つて、かつその収納スペースが小さくて済み、し
かも左右均一な降下動作を可能とした防火パネル
装置を提供することにある。
以下、図示の一実施例に基づいて本考案を説明
する。
第1図aおよび第1図bは、夫々、常位すなわ
ち遮へい板1の収納態位、および稼動位すなわち
遮へい板1の展張態位にある実施例のパネル装置
を示すが、第1図a,bないし第5図に示すよう
に、該装置の骨体を成す構造体は、コ型のサツシ
材により形成される枠体2と、同枠体2の上端に
横架された箱形のケース3とにより形成されてい
て、上記両部材は、室の外壁4面に建付けられて
おり、かつ枠体2の下半部が、ガラス窓5の窓開
口4aの周辺に固定されているほか、枠体2の上
部に横桟6が渡設されると共に、同横桟6の左右
2箇所とケース2の底板との間には、縦桟7,8
が縦架されている。
ところで、枠体2の左右の各ガイド枠2aは、
補強用の隔板が縦通する中空柱体で形成されると
共に、両ガイド枠2aの各対向面には、2列のガ
イド溝9A(外溝)とガイド溝9B(内溝)とが縦
に穿開されていて、夫々のガイド溝9Aとガイド
溝9Bには、上下2段に分割形成された遮へい板
1の下段パネル10と上段パネル11の夫々の耳
板10a,11aが挿嵌、案内されていて、これ
により各パネル10,11は、固有のガイド溝9
A,9Bに沿い自由に昇降移動可能である。
しかして、内溝としてのガイド溝9B上を移動
する上段パネル11の上端には、室内側に張出す
係合板11bが成形されると共に、その下端に
は、室外側に張出す受板11Cが成形されてお
り、かつ外溝9A上を移動する下段パネル10の
上端には、上記受板11Cの上方に対接する係合
板10bが張出成形されると共に、その下端に
は、室内側に張出して上段パネル11の下方に対
接する受板10Cが成形されている。
そのほか、窓開口4aの天井面を成す外壁4の
凹入面には、ガラス窓5のレールに一体化された
衝合板12が室外側に突出していて、同衝合板1
2は、上段パネル11の係合板11bの下方に対
接している。
両パネル10,11は、このように枠体2に組
付けられていることから、パネル10,11に外
力がかからない自由状態では、下段パネル10
は、自重で落下して受板10Cが枠体2の下枠2
bに当つた状態で静止し(第1図bの展張位)、
また、上段パネル11は、自重で落下して係合板
11bが衝合板12に当つた状態で静止し(第1
図bの展張位)、かつこの静止位置では、下段パ
ネル10の係合板10bは、上段パネル11の受
板11Cに軽く接触する相対関係にある。
更に、手操作により下段パネル10が上記静止
位置から押上げられた場合には、下段パネル10
は、昇動の途中からその受板10Cが上段パネル
11の底部に当たり、その後は、上段パネル11
も一体に昇動して、両パネル10,11は、窓開
口4a上方の収納位置(第2図)に重合収置され
る。
次に、ケース3の内部と横桟6には、下段パネ
ル10の落下動を緩衝させる釣り機構と、下段パ
ネル10を上述収納位置において落ち止め作動す
るロツク機構と、同ロツク機構の落ち止め作動を
解除させるリリース機構との3機構の各主要部が
装備されていて、以下、各機構の形成態様につき
述べる。
(a) 釣り機構 この機構は、ケース3の後板の図面右側に取付
けられた緩衝巻込機構としてのダンパ付き巻込式
スプリングテンシヨナ13と、内端が同テンシヨ
ナのドラム14に巻付けられた引きロープ15
と、同引きロープ15の先端に結着された2本の
右釣りロープ16Rおよび左釣りロープ16L
と、ケース3の左端寄りに軸受けされた2重滑車
17、およびケース3の右端寄りに軸受けされた
滑車18と、下段パネル10の左右側板の各内面
に固設された抜止金具19R,19Lとにより形
成されていて、滑車17を経て垂下された釣りロ
ープ16Lは、係合板16bに開口された逃孔1
0dと金具19Lの調整スリーブ20を貫通した
後、その先端が圧着金物21で丸められており、
また、滑車17と滑車18とを経て垂下された右
釣りロープ16Rは、同様にして抜取金具19R
の調整スリーブ20に抜止めされている。
しかして同テンシヨナ13のドラム14軸に
は、油圧ダンパを介し、蓄勢用巻込みバネの弾力
トルクが、引きロープ15を引き込む方向に付勢
されていて、かつその蓄勢弾力が下段パネル10
の重量よりわずかに小さく設定されていることか
ら、両パネル10,11がテンシヨナ13の釣り
上げ力に抗して落下する場合には、緩速でかつス
ムースに降下動するように形成されている。
(b) ロツク機構 ケース3の前面寄りの中央に取付けられている
ロツク器22と、下段パネル10の係合板10b
の中央に立設された掛金具23とにより形成され
ていて、弾力付勢でロツク器22の前面から水平
に突出する爪24は、下段パネル10の昇動時に
おいて、掛金具23の係合孔23aに嵌入して下
段パネル10を落ち止めするように形成されると
共に、自動作動索25が緩められるか、あるいは
手動作動索26が引かれるかの何れかの操作が行
われた場合には、爪24の転動によつて掛金具2
3を解放させるように形成されている。
(c) リース機構 横桟6の左側の下面に取付けられたリリース器
27と、ケース3の右側部の下面から垂下された
操作取手28とにより形成されていて、同リリー
ス器27には、左縦桟7内を通つて下方に導かれ
た自動作動索25の先端が引込まれており、ま
た、取手28は、アウタケーブル29を貫通して
垂下する手動作動索26の先端に結着されてい
る。
しかしてリリース器27内では、自動作動索2
5の先端が、ヒユーズ部材による結合作用で最も
引込まれた位置に係止されているが、ヒユーズ部
材が熱溶融すると、その係止が外れて作動索25
が緩められるように形成されている。
このように構成された実施例のパネル装置は、
第1図a、第2図および第3図に示す常位にあつ
ては、遮へい板1を構成する両パネル10,11
は、ロツク器22のロツク作用により、窓開口4
a上方の収納位置に重合状態で保持されており、
従つて、窓開口4aは開かれた状態にある。
しかして、室の内部あるいは外部に火災が発生
してリリース器27のヒユーズ部材が融けると、
自動作動索25が緩んでロツク器22のロツクが
解除されることから、自重により両パネル10,
11がガイド溝9A,9Bに沿つて緩速で降下
し、上段パネル11と下段パネル10が、夫々衝
合板12と枠体2の下枠2bに当つた遮へい板1
の展張態位では、パネル耳板10a,11aと枠
体2との係合部、ならびに、両パネル10,11
間およびパネル11と衝合板12間の係合部にカ
ギ形の邪魔板が介在していることから、窓開口4
aと室外気との間は、隙間なく遮断される。
なお、ヒユーズ部材が溶融する以前に取手28
を下方に引けば、上述と同様に遮へい板1が展張
される。
実施例のパネル装置は、このように作動するの
で、遮へい板1の収納にはわずかなスペースで済
み、更に、両パネル10,11を落下動させる機
構が単純な衝合構造であり、しかもパネルはその
両側面が平行な2本の釣りロープ16Rにより均
一に下降されることから、機能上故障を生じるよ
うな虞れがなく、従つて、確実に遮へい板1を展
張させることができる。
ところで、上述実施例の構成では、遮へい板1
を上、下2段のパネルに分割形成させたが、これ
に替え、3段以上の複数段のパネルに分割させた
場合でも、同様な構造により等しい作動と効果が
得られる。例えば、遮へい板1を、3段のパネル
に分割させた場合には、上記第1図乃至第3図に
示す下段パネル10と上段パネル11との間に中
間パネルを設け、この中間パネルの上縁には内向
きに上記係合板10bと同様の係合板を設け該中
間パネルの下縁には外向きに上記受板11cと同
様の受板を設けた構造とすれば良い。また上記熱
感知器によるリリース器27に換えて煙感知機を
使用し得ることももちろんである。
以上述べたように、本考案に係る窓用防火パネ
ル装置によれば、窓開口の室外側を覆う遮へい板
を、上下複数段のパネルに分割形成させると共
に、遮へい板収納時には、各パネルを重合させた
状態で窓開口の上方に収置させ、かつ火災発生時
には、各パネルを左右の釣りロープにより左右均
等に且つ緩衝された状態でパネルの自重により
徐々に落下動させることにより、遮へい板を引伸
し状に展張させるように構成したので、コンパク
トな構造で、パネル落下時の衝撃等による故障あ
るいは人体等に対する事故も少なくかつ安全確実
に遮へい板を展張させ得る防火パネル装置が得ら
れ、これにより、防火パネル装置の装備性と信頼
性を向上させる効果がある。
また、本考案に係る窓用防火パネル装置によれ
ば、遮へい板を構成する各パネルの上方収納位置
において、外側に位置する最下段パネル10の上
縁中央の係合孔23aに、ロツク機構を形成する
爪24を嵌入して遮へい板を落ち止め収納するよ
うにしたので、上方収納部の外壁を遮へい板の一
部を形成する最下段パネル10によつて形成出
来、収納部の外壁が不要になるという効果があ
る。また非常時には上記最下段パネル10の上縁
中央の係合孔23aから爪24がはづれて各パネ
ルが降下することから、降下起動時にパネルに片
づれが生ぜずその降下動作が一層円滑となり、ま
た各パネルの再収納作業も容易となる等の効果が
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図aおよび第1図bは、本考案の一実施例
を示す窓用防火パネル装置の斜視図であつて、図
aは、遮へい板の収納態位、図bは、遮へい板の
展張態位における図、第2図は、第1図aの−
線における側断面図、第3図は、第1図aおよ
び第2図の−線における平断面図、第4図
は、第1図bの右側抜止金具の拡大図、第5図
は、第1図bのテンシヨナと2重滑車の拡大図で
ある。 1…遮へい板、2…枠体、2a…左右ガイド
枠、4…外壁、4a…開口、9A,9B…ガイド
溝、10…下段パネル、10b…係合板、10c
…受板、11…上段パネル、11b…係合板、1
1c…受板、12…衝合板、13,16L,16
R…釣り機構としてのテンシヨナと釣りロープ、
22…ロツク機構としてのロツク器、27…リリ
ース機構としてのリリース器。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 上方収納位置においては建造物の開口の上方の
    外壁面に沿つて内外重合状に収納され、降下遮へ
    い位置においては該開口の外面に沿つて上下に展
    張すると共に対向上下縁部に張出形成された係合
    板と受板が互いに係合されて該開口を遮へいする
    上下多段に分割形成された複数枚のパネルにより
    形成される遮へい板を有する防火パネル装置にお
    いて、前記上方収納位置においては最も内方に位
    置し且つ前記降下遮へい位置においては最上段に
    位置する最上段パネル11の上端に内向きつば状
    に張出形成された係合板11bは前記開口の内周
    縁の上縁から外方に張出形成された衝合板12と
    係合され、前記上方収納位置においては最も外方
    に位置し且つ前記降下遮へい位置においては最下
    段に位置する最下段パネル10の下端には前記上
    方収納位置において内方の各パネルが載置される
    受板10cが内向きに突出形成され、また前記上
    方収納位置の上方のケース3には前記最下段パネ
    ル10の落下動を緩衝させる釣り機構が設けら
    れ、また前記ケース3内には前記上方収納位置に
    ある最下段パネル10の上縁中央に形成された係
    合孔23aに嵌入する爪24を有するロツク機構
    が設けられ、また前記ケース3内には、高温また
    は発煙を検知して上記ロツク機構の爪24を回動
    させてその落ち止め作動を解除させるリリース機
    構が設けられていて、上記釣り機構は、先端部が
    上記最下段パネル10の両側面の対向位置に結着
    される二本の釣りロープ16,16により形成さ
    れ、該二本の釣りロープは左右のガイド溝に沿つ
    て上方に案内され、その上端部は一本の引きロー
    プ15にまとめられて該引きロープを引き込む方
    向に巻込付勢されると共に該巻込付勢力を最下段
    パネル10にかかる荷重による巻戻付勢力よりも
    小さく設定させた緩衝巻込機構に巻込結着されて
    おり、ロツク解放時における各パネルの自重によ
    る緩速降下により遮へい板が展張されるように形
    成されていることを特徴とする防火パネル装置。
JP17390180U 1980-12-05 1980-12-05 Expired JPS6324231Y2 (ja)

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