JPS63240889A - ゴルフボ−ル自動供給装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はゴルフ練習に用いるゴルフボール自動供給装置
に関する。

〔従来の技術〕

一般に、ティーショットのゴルフ練習に用いるゴルフボ
ール自動供給装置は大別して設備を地面に埋め込み、ゴ
ルフボールを地面の下から供給する埋設式と、ゴルフボ
ールを上から供給する移動可能な据置式がある。

ところで、据置式は設備が地面上に存在し設置スペース
が大きく取られる欠点もあるが、自由に設置場所を変更
できること、メンテナンス、清掃、修理等が容易なこと
、コストが安いこと等の利点がある。

従来、据置式のゴルフボール自動供給装置としては例え
ば特公昭５１−９３４１号公報で開示されるティ用ゴル
フボール自動載置機が知られている。同機はゴルフボー
ル収容室を設けた台枠にゴルフボール誘導傾斜筒の後端
を上下に回動自在に枢着し、収容室内のゴルフボールを
当該誘導傾斜筒内を転がして移動させるとともに、誘導
傾斜筒の前端に設けたティ嵌合孔からティ上へ供給する
もので、当該誘導傾斜筒の前端を上から下へ回動変位さ
せた際に傾斜が形成され、ゴルフボールが転がる。

なお、このような据置式の装置は他にも知られているが
、いずれもゴルフボールの収容部からティーへゴルフボ
ールを転がして移動させる点、この移動のための送致手
段を上から下へ振り降ろす機構によって構成される点、
ゴルフボールをティーの上へ載置するガイドは送致手段
の先部に形成した円孔部を通して行われる点で共通し、
その基本的技術思想は同じである。

〔発明が解決しようとする問題点〕

しかし、上述した従来の技術は次のような問題点がある
。

第一に、ゴルフボールを転がして移動させるため、ティ
ーに対するゴルフボールの挙動が衝撃的となり、細径の
ティーにゴルフボールが載りにくく、また、不安定とな
る。このため、太径のティーを使用せざるを得ず、ショ
ツト時の感触が著しく悪化する等の不具合を生ずる。

第二に、ゴルフボールの送致手段は上から下へ振り降ろ
す構造のため、安全性に欠けるとともに、構造も複雑化
し、大型化を招く不具合がある。

第三に、ゴルフボールは種別によって径の大きさも異な
るが、ゴルフボールは円孔部を通してティーへ載せるた
め、使用できるゴルフボールは一種類のみである。なお
、円孔部の径を大きくして他種類のゴルフボールが適用
できるようにすれば、反面前記のようにティーへゴルフ
ボールが載りにくく、不安定となる。

〔問題点を解決するための手段〕

本発明は上述した従来の技術に存在する諸間厘を解決し
たゴルフボール自動供給装置の提供を目的とするもので
、以下に示す装置ｌによって達成される。

即ち、本発明に係るゴルフボール自動供給装置１はボー
ル収容部２内のゴルフボールＢを一個づつ受取り所定距
離離れたティー３０へ載置するボール送致部３を、当該
ボール収容部２及びティー３０の上方間を水平移動する
移動アーム機ＩｒＲ５と、上端を６ｕ、７ｕを回動固定
端、かつ下端６ｄ。

７ｄを自由端にした少なくとも一つ、望ましくは一対の
相対向する保持部材６．７を当該移動アーム機構５に設
け、ティー３０の上方以外では下端６ｄ、７ｄを内方へ
閉じてゴルフボールＢを保持し、ティー３０の上方では
下端６ｄ、７ｄを外方へ開き、当該ゴルフボールＢを鉛
直方向へ移動させつつ保持を解除するボール保持機構８
とを備えて構成したことを特徴としている。

〔作　　用〕

次に、本発明の作用について説明する。

本発明に係るゴルフボール自動供給装置１は移動アーム
機構５がボール収納部２に位置すれば保持部材６．７は
閉じており、この結果、ボール収納部２から受取ったゴ
ルフボールＢは保持部材６．７によって保持されるとと
もに、水平方向へ移動する移動アーム機構５によってテ
ィー３０の上方まで運ばれる。そして、ティー３０の上
方において保持部材６．７を開けばこれに応じてゴルフ
ボールＢは下方へ移動し、さらにゴルフボールＢの保持
が解除されてティー３０の上へ載置される。

よって、ゴルフボールＢはボール収納部２から転がった
り、或は落下することなくティー３０の上に載置される
ことになる。

〔実　施　例〕

以下には本発明に係る好適な実施例を図面に基づき詳細
に説明する。

第１図は本発明に係るゴルフボール自動供給装置の正面
図、第２図は同平面図、第３図は同装置における保持部
材の機能を示す正面図、第４図は同保持部材の平面図、
第５図は同装置におけるボール送致部の平面図、第６図
は第５図中Ａ−Ａ線断面図である。

まず、本発明の理解を容易にするためゴルフボール自動
供給装置ｌの全体的概略構成を第１図及び第２図を参照
して説明する。

まず、本ゴルフボール自動供給装置りは四本の脚部１１
・・・に支持される直方体状の本体１０を備える。本体
１０は左側に駆動制御部１２を、右側にボール収納部２
をそれぞれ備える。駆動制御部１２は内部に駆動モータ
、シーケンスコントローラ等を配設し、底面前部から下
方へ回動軸１３を突出させるとともに、この回動軸１３
にアーム５＆を取付けて移動アーム機構５を構成する。

なお、上面には各種ボタン類やランプ類を配した操作パ
ネル１４を備える。また、移動アーム機構５にはボール
保持機構８を設け、この移、動アーム機構５及びボール
保持機構８は本発明の要部となるボール送致部３を構成
する。

他方、ボール収納部２は上面を開放したケース状に形成
し、内部に複数のゴルフボールＢ・・・を収容するとと
もに、正面の右側下部に形成（た放出孔１５からゴルフ
ボールＢを一個づつ外部に放出する。なお、この放出孔
１５の外側にはカバー１６を取付け、放出されたゴルフ
ボールＢを案内する。これにより、ゴルフボールＢはカ
バー１６内を落下し、前記ボール保持機構８に受取られ
る。

また、１７．１７は本体１０の左右に設けた持運び用の
グリップ、１８は脚部１１に固定してティー３０上にお
けるゴルフボールＢの存在有無を検出する光学式センサ
である。

次に、本発明の要部をなすボール送致部３について第３
図〜第６図を参照して説明する。

まず、移動アーム機構５は前記回動軸１３に固定したア
ーム５ａを備え、このアーム５ａは第５図のように矢印
Ｃｌ−０２方向へ往復移動せしめられる。なお、その移
動角度範囲は同図中ボール収納１２からゴルフボールＢ
を受取る位置ＰＩからティー３０の上方となる位置Ｐ２
までである。

一方、アーム５ａの先端にはボール保持機構８を構成す
る保持枠２１を固定する。保持枠２１はその中程に上下
方向へ貫通した断面円形のボール　。

通孔２２を形成する。なお、このボール通孔２２の径は
ゴルフボールＢの最大規格径よりも若干大きく形成する
ことが望ましい。他方、ボール通孔２２の内面であって
前記アーム５ａの軸方向に位置する部分には凹部２３．
２４を形成し、この凹部２３．２４には偏平棒状の保持
部材６．７の各上端６ｕ、７ｕをアーム５ａの軸方向に
対して直角となる支軸２５．２６で回動自在に枢支する
。

保持部材６．７は下方へ延出し、その下端６ｄ。

７ｄは自由端とする。また、保持部材６．７の対向面の
中央には上下方向へＶ溝状の凹みによってボール保持面
６ｈ、７ｈをそれぞれ形成する。このボール保持面６ｈ
、７ｈによってゴルフボールＢの両側が安定に保持され
るとともに、下方へ移動する際にガイドされるもので、
半円状の凹み等であってもよい。

一方、前記アーム５ａには長手方向へスライド自在なス
ライダ２７を取付けるとともに、このスライダ２７と館
記保持部材６の中間部は駆動ロッド２８で連結する。ま
た、スライダ２７には回動自在の被動ローラ２９を設け
、アーム５ａがティー３０の上方になったとき、本体１
０側に固定したカム部３０に当接してスライダ２７を回
動軸１３側（矢印Ｄ２方向）へ変位させる（第５図参照
）。なお、保持部材６と７の支軸２５．２６には反対方
向へ巻回する線材３１を設けるとともに、各下端６ｄ、
７ｄが近付く方向へ付勢する不図示のスプリングを設け
る。よって、保持部材６．７は自然状態において第３図
の実線で示す位置Ｑ１にあって閉じた状態となるが、駆
動ロッド２８を回動軸１３側（矢印Ｄ２方向）へ変位さ
せれば保持部材６も同方向へ変位し、以て保持部材６．
７は同時に線対称的に開いて仮想線で示す位置Ｑ２とな
る。また、駆動ロッド２８をこれとは反対側（矢印ＤＩ
方向）へ変位させれば元の位置Ｑ１へ復帰する。したが
って、保持部材６．７を閉じた状態ではゴルフボールＢ
をその内側に保持し、保持部材６．７を開けばその開度
に応じてゴルフボールＢは鉛直方向下方へ移動し、ティ
ー３０の上へ載置する。

なお、ティー３０は通常柔軟なゴム裂で形成されるが、
このようにゴルフボールＢを鉛直上方から比較的ゆっく
りガイ付しつつ移動させてティー３０上へ供給するため
、ティー３０が細径（１ｃｍ程度）でも確実かつ安定に
載置できる。また、鉛直上方から安定に供給できるため
、ティーショット練習用のみでなく、ティーを使用しな
いグリーン（マット）での練習にもそのまま同様に利用
できる利点がある。

次に、ゴルフボール自動供給装置１の全体の動作につい
て説明する。

まず、第５図のようにアーム５ａが位置Ｐ１にあれば保
持部材６．７は第３図のように実線で示す位置Ｑ１にあ
り、閉じている。したがって、ボール収容部２の放出孔
１５からゴルフボールＢを一個放出すればボール保持機
構８のボール通孔２２内に入り、かつ保持される。そし
て、アーム５ａを第５図中矢印Ｃ２方向へ回動させ、位
置Ｐ２で停止させる。この際、位置Ｐ２の若干手前で被
動ローラ２９がカム部３０に当接し、スライダ２７が回
動軸１３側、つまり矢印Ｄ２方向へ変位を開始し、保持
部材６及び７が開き始める。この結果、ゴルフボールＢ
は鉛直下方へ移動するとともに、アーム５ａが位置Ｐ２
に達すると全開状態となりゴルフボールＢの保持が解除
され、ティー３０の上に載置される。そして、アーム５
ａを第５図のように矢印ＣＩ力方向戻せばゴルフボール
Ｂをティー３０上へ供給する１サイクルを終了する。

よって、ティー３０上のゴルフボールＢを練習者がショ
ットし、ボールが存在しなくなれば光学式センサ１８が
それを検出して次のサイクルを開始する。これら一連の
動作は駆動制御Ｎ５１２におけるコントローラのシーケ
ンス制御によって実行される。なお、アーム５ａに練習
者の足等が接触した場合には回動軸１３とアーム５ａ間
に設けたクラッチが機能してアーム５ａの回動を直ちに
停止させる保護装置が付設されている。

以上、実施例について詳細に説明したが、本発明はこの
ような実施例に限定されるものではない。

例えば移動アーム機構は回動式の場合を示したが直線方
向へ進退するリニア式であってもよい。また、ボール収
容部から一個づつゴルフボールを放出する手段は任意の
公知技術を利用することができる。さらにまた、保持部
材は一方を固定した鉛直面とし、他方のみを可動させて
開閉するようにしても同様にゴルフボールを鉛直下方へ
移動させて保持又は保持解除させることができる。その
他、細部の構成、形状、配列、数量、素材等において本
発明の要旨を逸脱しない範囲で任意に変更実施すること
ができる。

〔発明の効果〕

このように、本発明に係るゴルフボール自動供給装置は
ボール送致部をボール収容部及びティーの上方間を水平
移動する移動アーム機構と、上端を回動固定端、かつ下
端を自由端にした少なくとも一つの保持部材を当該移動
アーム機構に設け、ティーの上方では下端を外方へ開き
、ゴルフボールを鉛直下方へ移動させつつ保持を解除す
るボール保持機構を備えて構成したため、次のような効
果を得る。

■　ボール収納部からティーへの送致はゴルフボールが
転がったり、落下することがないため、安定に供給する
ことができる。したがって、細径のティーを使用した場
合でもティーの上へ確実にゴルフボールを載置すること
ができ、ショツト時の感触等がきわめて良好となる。

■　ゴルフボールの移動は水平移動するアームを利用し
たため、構成が簡略化され、しかも占有スペースが狭く
て足りるため装置全体の小型が図れ、また安価に提供す
ることができ、さらに安全性にも優れる。

■　異なる径のあらゆる種別のゴルフボールを使用する
ことができる。しかも、ゴルフボールが異なっても安定
性、確実性は変わらない。

■　ティーショット練習用だけでなく、グリーンの練習
にもそのまま使用することができ、汎用性に優れる。

【図面の簡単な説明】

第１図二本発明に係るゴルフボール自動供給装置の正面
図、 第２図：同平面図、 第３図工同装置における保持部材の機能を示す平面図、 第４図１同保持部材の平面図、 第５図二同装置におけるボール装置部の平面図、第６図
：第５図中Ａ−Ａ線所面図。 尚図面中、 ｌ：ゴルフボール自動供給装置

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 〔１〕ボール収容部内のゴルフボールを一個づつ受取り
   所定距離離れたティーへ載置するボール送致部を備えた
   ゴルフボール自動供給装置において、前記ボール送致部
   を、ボール収容部及びティーの上方間を水平移動する移
   動アーム機構と、上端を回動固定端、かつ下端を自由端
   にした少なくとも一つの保持部材を前記移動アーム機構
   に設け、ティーの上方以外では前記下端を内方へ閉じて
   ゴルフボールを保持し、ティーの上方では前記下端を外
   方へ開き、ゴルフボールを下方へ移動させつつ保持を解
   除するボール保持機構とを備えて構成したことを特徴と
   するゴルフボール自動供給装置。 〔２〕前記移動アーム機構は後端が回動変位することを
   特徴とする特許請求の範囲第１項記載のゴルフボール自
   動供給装置。 〔３〕前記保持部材は移動アーム機構の移動方向に対し
   直角方向へ開閉することを特徴とする特許請求の範囲第
   １項又は第２項記載のゴルフボール自動供給装置。 〔４〕前記ボール保持機構は一対の相対向する保持部材
   を備え、それぞれ線対称的に開閉することを特徴とする
   特許請求の範囲第１項又は第３項記載のゴルフボール自
   動供給装置。 〔５〕前記保持部材は内面にボール保持面を形成してな
   ることを特徴とする特許請求の範囲第１項又は第４項記
   載のゴルフボール自動供給装置。 〔６〕前記ボール保持機構は移動アーム機構がティーの
   上方へ移動したとき、カム部により保持部材の下端を開
   くように構成したことを特徴とする特許請求の範囲第１
   項記載のゴルフボール自動供給装置。