JPS6323908B2 - - Google Patents

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JPS6323908B2
JPS6323908B2 JP55044673A JP4467380A JPS6323908B2 JP S6323908 B2 JPS6323908 B2 JP S6323908B2 JP 55044673 A JP55044673 A JP 55044673A JP 4467380 A JP4467380 A JP 4467380A JP S6323908 B2 JPS6323908 B2 JP S6323908B2
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JP
Japan
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resin foam
laminate
stock solution
foam
fiber
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Application number
JP55044673A
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English (en)
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JPS56142058A (en
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Toshio Suzuki
Kyotake Morimoto
Yoshihiko Kato
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Nisshinbo Holdings Inc
Original Assignee
Nisshin Spinning Co Ltd
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Publication date
Application filed by Nisshin Spinning Co Ltd filed Critical Nisshin Spinning Co Ltd
Priority to JP4467380A priority Critical patent/JPS56142058A/ja
Publication of JPS56142058A publication Critical patent/JPS56142058A/ja
Publication of JPS6323908B2 publication Critical patent/JPS6323908B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は積層樹脂発泡体及びその製造方法に関
し、さらに詳しくは、連通気泡を有する可撓性の
ある多孔質体の該連通気泡内に樹脂発泡体が均一
に分布した構造の複合樹脂発泡体層と繊維強化樹
脂発泡体層とが一体発泡成形により一体的に積層
された積層樹脂発泡体及びその製造方法に関す
る。
ポリウレタンフオーム、ポリスチレンフオー
ム、ポリエステルフオーム等の樹脂発泡体は、断
熱性が大きく、軽量で、遮音・吸音性に富んでい
る等の特性に優れ、断熱材、防音材等として広範
に使用されている。しかしながら反面、かかる樹
脂発泡体は概して、機械的強度、寸法安定性、難
燃性等の物性が充分でなく、例えば建築資材にお
ける強力メンバーやLNG、LPG等超低温用の断
熱材のように高強度、高寸法安定性、高難燃性等
の優れた物性が要求される分野では満足に使用す
ることができないという欠点がある。
かかる欠点を改善する1つの方法として、通常
のFRP(繊維強化プラスチツク)と同様に、樹脂
発泡体に、ガラス繊維、炭素繊維、ポリエステル
繊維、ポリアミド繊維、ポリオレフイン繊維等の
補強用繊維を配合し、該樹脂発泡体の圧縮強さ、
曲げ強さなどの機械的強度を向上させ、線膨張係
数を低下させることが考えられる。
ところが、ポリウレタンフオーム、ポリイソシ
アヌレートフオーム、ポリエステルフオームの如
き樹脂発泡体は、通常、少なくとも2成分以上の
発泡体原液を混合し、重合、縮合又は重縮合反応
及びガス生成を行なわせることにより形成される
が、この発泡体原液に対し発泡体の強化に役立つ
だけの充分量の補強用繊維を均一に配合するため
には、非常に大きな技術的困難を伴う。例えば、
発泡体原液に補強用繊維を単に添加すると、その
粘度が著るしく高くなり、各成分の均一な混合が
非常に困難となり、満足できる発泡体を得ること
は実際上不可能となる。また、補強用繊維の添加
量を減らし、上記の如き物性の向上効果を犠性に
したとしても、繊維を含有する液状成分を緊密に
混合することはかなり困難で、均一な分散を達成
するためには繊維長を極端に短かくする必要があ
るが、それでは補強用繊維の添加という本来の目
的が達成できない。
本発明者らは先に特願昭54―56982号明細書に
開示した方法によつてかかる目的が達成されるこ
とを明らかにし、全体にわたつて繊維が均一に分
散された樹脂発泡体を得ることに成功している。
しかしながら、用途によつては、例えばLNG、
LPG等の超低温断熱用の樹脂発泡体を考えた場
合、樹脂発泡体の片面、即ち低温側のみが繊維で
強化された層である方が性能面でもコスト面でも
有利な場合があり、また、用途によつては発泡体
の中心層のみが繊維で強化された層である方が好
都合である場合もある。
従来、樹脂発泡体の特に表面を強化する方法と
して、実公昭54―5828号公報及び特開昭48―
54509号公報にみられる如く、ガラスメツシユや
金網などの網状又は不織布やガラスペーパー等の
薄くて樹脂原液の浸透性の良い強化材料を金型内
にセツトして発泡成型する方法が実用化されては
いるが、繊維で均一に強化された欠陥を持たない
厚い層を有する樹脂発泡体を得ることは困難であ
つた。
そこで本発明者らは、繊維で均一に強化された
層を有する樹脂発泡体を提供することを目的とし
て鋭意研究を行つた結果、連通気泡を有する可撓
性のある多孔質体及び嵩高な繊維集合体を相互に
隣接するように積層し且つ必要に応じて多孔性補
強材を積層した後、積層物全体をある程度まで圧
縮し、圧縮した状態で樹脂発泡体原液を含浸さ
せ、しかる後一定条件下で発泡硬化させるように
すれば、上記目的に合う複合樹脂発泡体が得られ
ることを見い出し、本発明を完成するに至つた。
本発明によれば、 (A) 連通気泡を有する可撓性のある多孔質体と、
該多孔質体の該連通気泡内で発泡硬化された樹
脂発泡体とから成る全体にわたつて実質的に均
一な密度を有する複合樹脂発泡体層; (B) 該複合樹脂発泡体層に隣接する繊維強化樹脂
発泡体層;及び (C) 必要に応じて、該層(A)及び(B)の間及び/又は
該層(A)及び(B)の積層物の少なくとも一面に埋設
された多孔性補強材 から成り、これら層(A),(B)及び(C)は一体発泡成形
により一体的に積層されていることを特徴とする
積層樹脂発泡体が提供される。
本発明によれば、また、上記積層樹脂発泡体の
製造方法が提供され、その方法は、連通気泡を有
する可撓性のある多孔質体及び嵩高な繊維集合体
を相互に隣接するように積層し且つ必要に応じて
多孔性補強材を積層した後、積層物をその空隙体
積や含浸すべき樹脂発泡体原液の体積と実質的に
等しくなるまで圧縮し、該圧縮された積層物の空
隙を該樹脂発泡体原液で実質的に完全に満たし、
次いで、該樹脂発泡体原液を含浸した積層物を加
圧下にその自由発泡速度より小さい速度で発泡さ
せ且つ硬化させることから成る。
以下、本発明についてさらに詳細に説明する。
本発明の方法においては、先ず、連通気泡を有
する可撓性のある多孔質体と嵩高な繊維集合体が
相互に隣接するように積層される。
本発明において使用する「連通気泡を有する可
撓性のある多孔質体」は、相互に連通しあう多数
のセル(cell)の集合体から成り、そのセル骨格
が可撓性のある材料、例えば、天然、再生又は合
成高分子物質から構成されており、そのセル構造
を実質的に破壊することなく圧縮することができ
るものであり、具体的には、例えば、軟質ポリウ
レタンフオーム、スポンジゴム、海綿、ビスコー
ススポンジ、ビニロンスポンジ等が挙られ中で
も、見掛け比重が一般に0.01〜0.1、好ましくは
0.01〜0.05の範囲内のもの、殊に軟質ポリウレタ
ンフオームが好適である。
かかる多孔質体は一般に含浸すべき樹脂発泡体
原液に対して親和性の良好なものを選んで用いる
ことが好ましく、また、一般には、少なくとも
0.8、好ましくは0.9以上、さらに好ましくは0.95
以上の空隙率を有するのが有利である。ここで、
「空隙率」とは問題としている多孔質体の全見掛
体積に占める該多孔質体の外部と通じている空間
の体積の割合をいい、下記式によつて算出するこ
とができる値をいう。
空隙率=多孔質体中の外部と通じている空間の体
積/多孔質体の全見掛体積 一方、上記多孔質体に隣接して積層される「嵩
高な繊維集合体」は、連続長繊維、短繊維、紡績
糸又はこれらの混合物から成ることができ、これ
ら繊維又は糸は単にゆるく交絡しているだけでよ
く、或いは含浸された樹脂発泡体原液の発泡を実
質的にさまたげることがない程度に且つ相対位置
が容易に変りうる状態で粗に接着又は交編織され
ていることができる。
かかる繊維集合体を構成する繊維は特に制限さ
れるものではなく、広い範囲から選ぶことがで
き、例えば、ガラス繊維、炭素繊維、アスベスト
繊維、金属繊維、セラミツク繊維等の無機質繊
維;綿、麻、しゆろ、ヤシ、竹、絹、羊毛等の天
然の有機質繊維;レーヨン、ポリエステル、ポリ
アミド、ポリアクリル、ポリオレフイン、ビニロ
ン、塩化ビニル、塩化ビニリデン、テフロン等の
再成又は合成の有機質繊維等が包含され、これら
繊維はそれぞれ単独で又は2種以上混合して使用
することができる。
かかる繊維は一般に含浸すべき樹脂発泡体原液
に対して親和性の良好なものが好ましく、繊維長
としては少なくとも2mm以上、好ましくは5mm以
上のものが適しており、また、繊維の太さとして
は通常1〜10000デニール、好ましくは10〜2000
デニール程度のものが好適である。
また、上記繊維集合体の形態は厳密に制約され
るものではなく種々の形態をとり得ることがで
き、例えば、綿状、フリース状又は不織布状等の
如く単に繊維が集合、交絡した形態;不織シー
ト、不織ウエブ、ネツト状物、目の粗い編織布等
を複数枚重ね合せた形態などが挙げられる。
該繊維集合体は充分な嵩高性を有していること
が望ましく、一般には少なくとも0.5、好ましく
は0.7以上、さらに好ましくは0.9以上の空隙率を
有するのが有利である。ここで、「空隙率」とは
問題としている繊維集合体の全見掛体積に占める
該繊維集合体中の外部と通じている空間の体積の
割合をいい、下記式によつて算出することができ
る値をいう。
空隙率=繊維集合体中の外部と通じている空間の
体積/繊維集合体の全見掛体積 上記した連通気泡を有する可撓性のある多孔質
体及び繊維集合体は、互に隣接する関係でそれぞ
れ少なくとも各1層ずつ積層する。その際、必要
に応じて、層間及び/又は積層物の少なくとも一
面に、後述する如き多孔性の補強材を積層しても
よい。
このようにして形成された積層物は、本発明に
従えば、圧縮し且つ該積層物に樹脂発泡体原液を
含浸して、圧縮された状態の該積層物の空隙が該
樹脂発泡体原液で実質的に完全に満たされるよう
にする。
該積層物の圧縮の程度は、多孔質体及び繊維集
合体を構成する材料のそれぞれの圧縮特性、実質
密度、両者の組合せ比率、含浸すべき樹脂発泡体
原液の密度、最終の積層樹脂発泡体に要求される
積層物の含有率等によつて異なるが、いずれにし
ても、該積層物の空隙体積が含浸すべき樹脂発泡
体原液の体積と実質的に等しくなるまで圧縮する
ことが必要である。
含浸しうる樹脂発泡体原液としては、始めは液
状であつて、徐々に自発的に反応し発泡して硬化
した樹脂発泡体を形成するものが包含され、例え
ば、ポリエステル樹脂発泡体生成用のプレポリマ
ー;ポリウレタン樹脂発泡体生成用のポリイソシ
アネート成分とポリオール成分及び触媒、発泡剤
等の助成分との混合液;ポリイソシアヌレート樹
脂発泡体生成用のポリイソシアネート成分と触
媒、発泡剤等の助成分及び必要に応じて、ポリオ
ールやエポキシ等の変性剤成分との混合液等が挙
げられ、中でも、ポリウレタン樹脂発泡体原液及
びポリイソシアヌレート樹脂発泡体原液は、泡化
膨張の速度、膨張倍率等を広範囲に自由に変える
ことができ、また、積層物への含浸に適した粘度
範囲の組成のものが容易に得られるので、本発明
の目的に好適である。
かかる樹脂発泡体原液の調整はそれ自体周知の
方法で行なうことができ、例えば岩田敬治著「ポ
リウレタン樹脂」(日刊工業新聞社発行)、ブリジ
ストンタイヤ(株)技術本部及び日本トレーデイング
(株)企画部共編「ポリウレタン」(槙書店発行)等
の文献に記載されている常法に行つて行なうこと
ができるが、本発明において好適なポリウレタン
樹脂発泡体原液およびポリイソシアヌレート樹脂
発泡体原液の組成及び調製法につき、以下さらに
具体的に説明する。
(1) ポリウレタン樹脂発泡体原液 ポリイソシアネート成分とポリオール成分に更
に発泡剤及びウレタン化触媒を必須成分として混
合することにより調製される。該ポリイソシアネ
ート成分としては、ポリウレタンの製造に際して
通常使用されるポリイソシアネート化合物はいず
れも使用することができ、例えば、脂肪族系、芳
香族系又は芳香族置換脂肪族系のポリイソシアネ
ート化合物が包含され、具体的には、4,4′―ジ
フエニルメタンジイソシアネート及びのアルキル
同族体、2,4―又は2,6―トルイレンジイソ
シアネート及びその異性体混合物、1,5―ナフ
チレンジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソ
シアネート、デカメチレンジイソシアネート、m
―キシリレンジイソシアネート、など;或いは1
分子あたり3個以上のイソシアネート基を含有す
る同族体を含む粗トルイレンポリイソシアネート
及び粗ジフエニルメタンジイソシアネート等を例
示することができる。さらに、上記した如きポリ
イソシアネート化合物の過剰量をポリヒドロキシ
化合物と反応させることによつて得られる活性な
イソシアネート基を有するプレポリマー;或いは
かかるプレポリマーを上記ポリイソシアネート化
合物と混合することにより得られるセミプレポリ
マーを使用することもできる。
一方、ポリオール成分もまた、ポリウレタンの
製造に際して通常使用されるポリオール化合物は
いずれも使用可能であり、例えば水酸基を2個以
上有する主として線状又は分岐鎖状のポリエーテ
ルポリオール、ポリエステルポリオール、ポリチ
オエーテルポリオール、ポリアセタールポリオー
ル及びこれらの混合物より成る一般に水酸基当量
が100〜3000の範囲内で、1分子中に存在する水
酸基数が2〜8個の範囲内のものが適している。
周知のように、かかるポリオール化合物中官能基
数の低いものは軟質系のポリウレタンフオームを
与え、一方官能基数の高いものは硬質系のポリウ
レタンフオームを与える。また、ポリオール成分
として、上記以外に、ビニル化合物やジエン化合
物(例:ポリスチレン、ポリアクリルニトリル、
ポリ塩化ビニル、ポリブタジエン)の末端に水酸
基が置換されたもの、並びにエチレングリコー
ル、プロピレングリコール、ブタンジオール、グ
リセリン等の一般に架橋剤と呼ばれている低分子
量ポリオールも使用できる。
以上に述べたポリイソシアネート成分とポリオ
ール成分に発泡剤とウレタン化触媒を加えて単に
混合することによりポリウレタンフオーム原液を
調製することができる。この混合は例えば容器に
計量した各成分を撹拌棒により手又は電動により
混合することができ、更には、通常、発泡機と呼
ばれる原液の計量及び混合が機械化されている装
置等を用いて行なうこともできる。この混合時に
おけるポリイソシアネート成分とポリオール成分
との混合割合は一般に、ポリイソシアネート成分
が混合原液中に存在するポリオール成分及び必要
に応じて混入せしめるその他の活性水素化合物の
活性水素原子の総量に対して少なくとも化学量論
的に必要な量で存在するような割合とすることが
できる。
該ポリウレンフオーム原液に用いる発泡剤とし
ては、例えば水、低沸点炭化水素(例:ブタン、
ペンタン、ヘキサンなど)、低沸点ハロゲン化炭
化水素(例:メチレンクロライド、モノクロロジ
フルオロメタン、トリクロロモノフルオロメタ
ン、ジクロロジフルオロメタン、ジクロルテトラ
フルオロエタン、トリクロロトリフルオロエタン
など)等が単独で又は組合せて使用され、また、
触媒としては、例えばトリエチレンジアミン、ト
リエチルアミン、ジメチルエタノールアミン、ジ
メチルシクロヘキシルアミン、テトラメチルエチ
レンジアミン、ジメチルベンジルアミン、モルホ
リン等の第三級アミン類:第一錫ジラウレートの
如き錫化合物が使用される。
さらに、ポリウレタンフオーム原液中には、通
常のごとく、必要に応じて、架橋剤、界面活性
剤、難燃剤、その他の添加剤を含ませることがで
きる。架橋剤としては例えば、エチレングリコー
ル、プロピレングリコール、プロパンジオール、
ブタンジオール、ヘキサンジオール、ジプロピレ
ングリコール、グリセリン等が挙げられ、界面活
性剤には、ポリジメチルシロキサンとアルキレン
オキシドとのブロツク共重合体が主として使わ
れ、これにはSH―193(トーレシリコン社)、L―
5420(日本ユニカー社)、YF3063(東芝シリコン
社)、F―305(信越化学)等が挙げられる。これ
らの各成分は通常使用されている量で用いること
ができ、原液の重量を基準にして、例えば発泡剤
は約1.0〜40重量%の範囲で、触媒は約0.1〜約5
重量%の範囲で、架橋剤は約0.1〜約10重量%の
範囲で、そして界面活性剤は約0.5〜2.0重量%の
範囲で使用できる。
さらに必要に応じて、ポリウレタンフオーム原
液には、他の添加剤として、例えば難燃剤〔例:
ハロゲン化燐酸エステル、ハロゲン化パラフイ
ン、三塩化アンチモン、など〕、酸化防止剤
〔例:UOP―38、UOP―288(日本揮発油社製)〕、
紫外線吸収剤〔例:イルガノツクス1010(ガイギ
ー社製)〕、顔料〔例:カーボンブラツク、ポリト
ンブルー、ポリトングリーン(大日本インキ社
製)〕、更に原液の繊維層への浸透性を妨げない程
度に充填剤〔例:木粉、ガラス粉末、ガラスマイ
クロバルーン、グラフアイト、水和アルミナ〕等
を含ませるようにしてもよい。
(2) ポリイソシアヌレート樹脂発泡体原液 ポリイソシアヌレート樹脂発泡体原液は、組成
的には、前記ポリウレタンフオーム原液からポリ
オール成分を省略し、その代りに必須成分として
イソシアネートの三量化触媒を導入したものであ
り、主としてイソシアヌレート結合を形成するこ
とによつて硬化するタイプの樹脂原液である。
かくして、用いうる三量化触媒としては、例え
ば、脂肪族カルボン酸のアルカリ金属塩(例:オ
クタン酸カリウム)、芳香族カルボン酸のアルカ
リ金属塩(例:安息香酸カリウム)、有機強塩基
〔例:2,4,6―トリス―(ジメチルアミノメ
チル)フエノール、2,4,6―トリス―(ジエ
チルアミノメチル)フエノール、N,N′,N″―
トリス―(ジメチルアミノプロピル)―sym―ヘ
キサヒドロトリアジン、ベンジルトリメチルアン
モニウムオキシド、ナトリウムメトキシド〕など
が挙げられるが、これらに限られるものではなく
他の通常の三量化触媒も使用可能である。これら
三量化触媒の使用量はせまい範囲に制限されるも
のではないが、一般に該原液の重量を基準にし
て、約0.1〜約10重量%の範囲内が好適である。
また、該ポリイソシアヌレートフオーム原液に
は、必要に応じて、ポリオール化合物又はエポキ
シ化合物を添加し、ウレタン結合を生ぜしめるこ
とにより、生ずるポリイソシアヌレートフオーム
の脆さを改善することが可能である。このような
目的に使用し得るポリオール化合物としては例え
ば、グリセリンにプロピレンオキシド及び必要に
よりエチレンオキシドを一部付加させ末端に第二
級もしくは第一級水酸基をもたせた水酸基当量が
100〜2000の3官能性ポリエーテルポリオール、
主として蔗糖にプロピレンオキシドを付加させた
水酸基当量が100〜150のポリエーテルポリオー
ル、主としてソルビトールにプロピレンオキシド
を付加させた水酸基当量が100〜150のポリエーテ
ルポリオール、脂肪族又は及び芳香族アミン化合
物にプロピレンオキシドを付加させた3〜8官能
性で水酸基当量が70〜1000のポリエーテルポリオ
ール等が挙げられ、またエポキシ化合物には、例
えばビスフエノールAのエボクロルヒドリン付加
物等が挙げられる。これらポリオール化合物又は
エポキシ化合物に配合量は、使用するポリイソシ
アネートの当量に対して5〜30%当量の割合で用
いるのが好ましいが、しかしこの範囲に限定され
るものではない。
以上に述べたポリウレタン及びポリイソシアヌ
レート樹脂発泡体原液は、前記した原液各成分の
混合により、反応成分の種類にもよるが、一般に
常温で既に硬化反応が徐々に進行する。
実質的な反応が生起するまでの時間は、原液成
分の種類や周囲温度等に応じてかなり異なり、一
概にいうことはできないが、大体常温で30秒〜5
分であることが好ましい。
上記の如き樹脂発泡体原液は、前記多孔質体と
繊維集合体の積層物の圧縮の前又は後のいずれか
の段階に、該積層物中に含浸せしめられる。要す
るに、圧縮された状態の積層物の空隙が樹脂発泡
体原液でほぼ完全に満たされていればよい。この
含浸はそれ自体公知の種類の方法によつて行なう
ことができ、例えば、圧縮前の積層物に樹脂発泡
体原液を添加し、次いで所望の圧縮度まで圧縮す
る方法;該積層物を適当な型内で圧縮し、しかる
後樹脂発泡体原体を圧入する方法;該積層物を閉
じた型内で圧縮し、該型内を減圧に保持しつつ樹
脂発泡体原液を注入する方法等を用いて行なうこ
とができる。その際に重要なことは、圧縮された
状態の積層物中に存在する空隙の実質的にすべて
が樹脂発泡体原液で置換され、圧縮された積層物
中に樹脂発泡体原液で満たされていない空間や実
質的に残存しないようにすることである。ここで
「実質的に」なる語は、最後の樹脂発泡体に対し
て実用上問題とならない程度で、未置換の空隙が
残存することを許容しうる意味で用いるものであ
り、通常、圧縮された積層物の空隙の全体積の20
%以下、好ましくは10%以下が樹脂発泡体原液で
満たされていなくても実際上支障はない。
なお、用いた多孔質体及び/又は繊維集合体が
樹脂発泡体原液に対する濡れが悪い場合には、該
多孔質体及び/又は繊維集合体を予め樹脂発泡体
原液との親和性を高めるための予備処理、例えば
界面活性剤による処理、乾燥処理、溶剤による脱
脂処理等に付することができる。
また、上記の樹脂発泡体原液は、圧縮された繊
維集合体中に存在する空隙(空間)が該樹脂発泡
体原液で実質的に完全に満たされるまでは流動性
を保持していることが必要であるが、積層物の含
浸はごく短時間に行なうことができるので、通常
使用されている樹脂発泡体原液を使用する限り殆
んど問題がない。
前述したように、積層物の圧縮の程度は多孔質
体および繊維集合体を構成する材料のそれぞれの
圧縮特性、実質密度、両者の組合せ比率、含浸す
べき樹脂発泡体原体の密度、最終の積層樹脂発泡
体に要求される積層物の含有率等に依存するが、
必要とされる積層物の圧縮の程度は当業者であれ
ばこれらの特性から容易に決定することができ
る。
例えばまず、積層物を構成する多孔質体及び繊
維集合体の実質密度をdp及びdg、圧縮特性(圧
縮応力xにおける空隙率―添付の第1図参照)を
vpx及びvgx、両者の組合わせ重量比をk(k=
Wp/Wgただし、Wpは多孔質体の重量であり、
Wgは繊維集合体の重量である)とすると、圧縮
応力xにおける積層物全体の空隙率vxは vx=vpx・Vpx+vgx・Vgx/Vpx+Vgx …(1) で表される。
ここでVpx及びVgxはそれぞれ圧縮応力xにお
ける多孔質体及び繊維集合体の見掛け体積を意味
し、それぞれ次式で表される。
Vpx=1/1−vpxWp/dp …(2) Vgx=1/1−vgxWg/dg …(3) 従つて式(1)は vx= k(1−vgx)dgvpx+(1−vpx)dpvgx/k(1−vg
x
)dg+(1−vpx)dp ……(4) となる。
ここで一例として、実質密度dpが1.07g/cm3
軟質ポリウレタンフオーム(日清紡D―25)と、
密度dgが2.5g/cm3のガラス繊維からなる繊維集
合体(旭グラスロンコンテイニユアストランドマ
ツトM―8000)との組合わせを例にとつて説明す
ると、まずそれぞれの圧縮特性vpx及びvgxは第1
図に示したように実測により求められる。次いで
両者の組合わせ重量比k(k=Wp/Wg)を与え
てやることにより、上記式(4)を使つて、第2図に
示したように積層物の全空隙率vxが求められる。
更に含浸すべき樹脂発泡体原液の密度をdl、最
終製品である積層樹脂発泡体に望まれる積層物の
含有率(重量分率)をrfとし、圧縮時の積層物の
見掛体積をVxとすると、rf及びVxはそれぞれ、
式(5)及び(6)で表される。
rf=Wp+Wg/Vx・vxdl+Wp+Wg …(5) Vx=Wp/dp+Wg/dg/1−vx …(6) 式(5)と式(6)より rf=(1−vx)(k+1)dpdg/vx(kdg+dp)dl
(1−vx)(k+1)dpdg……(7) ここで仮に a=(k+1)dpdg ……(8) b=(kdg+dp)dl−(k+1)dpdg ……(9) とすると、式(7)は rf=a(1−vx)/bvx+a ……(10) と簡単に表わすことができ、この式(10)を変形する
と (rf+a/b)(vx+a/b)=a(a+b)/b2 ……(11) となる。
かくして、含浸すべき樹脂発泡体原液として密
度dlが1.2g/cm3のポリウレタン樹脂発泡体原液を
用い且つ前述のガラス繊維層と軟質ポリウレタン
フオームの積層体を例にとつて上記式(11)に実数を
代入すると {rf+2.68(k+1)/0.32k−1.40}{vx+2.68(
k+1)/0.32k−1.40}=2.68(k+1)(3k+1.28
)/(0.32k−1.40)2……(12) となる。
この式(12)をvxを縦軸とし、rfを横軸とする直交
座標上に作図すれば、その軌跡は添付の第3図に
示すような双曲線の一部となる。
従つて、今最終製品としてガラス繊維含有率と
軟質ポリウレタンフオームの含有率が等しく、即
ちk=1で積層物としての含有率rfが0.2の複合樹
脂発泡体を得ようとすれば、第3図から全空隙率
vxが0.825になるように圧縮しなければならない
ことが分るであろう。そして第2図から0.6Kg/
cm2の圧縮応力をかけることにより、上記vx
0.825の全空隙率を達成することができることが
分る。
なお、本明細書においては、「積層物をその空
隙体積が含浸すべき樹脂発泡体原液の体積と実質
的に等しくなるまで圧縮する」という表現には、
原料の積層物の空隙率と圧縮後の積層物に望まれ
る空隙率とがちようど一致し、特に圧縮操作を必
要としないような例外的な場合をも包含する意味
で使用することを了解されたい。
本発明の方法において使用する積層物の空隙率
は特に制限されるものではなく、圧縮後の空隙率
と同じかまたはそれ以上の空隙率をもつようにす
れば、任意の多孔質体と繊維層を組合せて使用す
ることができるが、圧縮された段階で空隙率が一
般に0.5〜0.95、好ましくは0.6〜0.9になるような
ものが適している。
上記の如く樹脂発泡体原液を含浸した積層物
は、次いで、加圧下にその自由発泡速度より小さ
い速度で泡化膨脹及び硬化せしめられる。ここで
「自由発泡速度」とは、常圧下で大きな開口部を
有する容器もしくは袋の中で自由に発泡させる場
合のように、泡化膨脹中の樹脂に外圧が殆んどか
からない状態で膨脹させた時の発泡速度をいい、
本発明においては、この自由発泡速度より発泡速
度が小さくなるように負荷をかけながら、上記含
浸した積層物を泡化膨脹させる。これにより、含
浸された樹脂発泡体原液の泡化膨脹に伴なつて圧
縮された積層物も一緒に膨脹し、連通気泡を有す
る可撓性のある多孔質体の該連通気泡内に樹脂発
泡体が全体にわたつて均一に分散した複合樹脂発
泡体の層と、樹脂発泡体内に強化繊維が均一に分
散した繊維強化樹脂発泡体の層とが積層された状
態で一体的に発泡した積層発泡体製品が得られ
る。
樹脂発泡体原液の泡化膨脹及び硬化は通常常温
において行なうことができ、或いは必要に応じて
加熱しながら行なつてもよいが、泡化膨脹及び硬
化それ自体は通常の方法で行なうことができ、何
ら特別に考慮を払う必温はない。
この泡化膨脹及び硬化時において含浸された積
層物にかける圧力は、用いる積層物及び/又は樹
脂発泡体の種類や最終製品に望まれる発泡倍率等
により異なるが、一般には、積層物の弾性回復力
より大きく且つ樹脂発泡体原液の膨脹力より小さ
い範囲で広範に変えることができ、これにより最
終製品の発泡体の密度及び/又は発泡倍率を制御
することが可能となる。特に本発明において、弾
性回復力が小さい積層物を用いて比較的低密度の
積層発泡体を得たい場合には、10g/cm2程度のわ
ずかな圧力で充分であり、逆に、弾性回復力が大
きい積層物を用いたり又は自由発泡倍率の大きい
樹脂原液を用いて高密度の積層発泡体を得たい場
合には、2〜3Kg/cm2程度の圧力をかけなければ
ならない場合もあるが、いずれにしろ作業性面か
らは圧力が低い方が好ましく、通常目的にあつた
発泡倍率の樹脂原液を選ぶことにより0.5Kg/cm2
以下に抑えることが好ましい。
また、該含浸された積層物にかける圧力は、泡
化膨脹の間一定に保持してもよく、或いは膨脹速
度がほぼ一定になるように圧力を調節してもよ
い。
樹脂発泡体原液が含浸された積層物の泡化膨脹
は、該樹脂発泡体原液成分のガス発生の停止、温
度上昇の停止等によつて終了するが、最終製品に
望まれる密度や発泡倍率によつて予め設定した膨
脹率で膨脹をとめたい場合には、泡化膨脹を機械
的に拘束することにより停止させるようにしても
よい。これによつて寸法精度の高い発泡体製品を
得ることができる。
このように泡化膨脹した積層樹脂発泡体は、次
いで必要に応じて、常温又は加温下に熟成して硬
化を完了せしめることができる。
かくして目的とする積層樹脂発泡体製品を得る
ことができる。本発明の方法に従えば、積層樹脂
発泡体製品の密度は、樹脂発泡体原液の発泡倍率
及び積層物の全発泡倍率を適当に調節することに
より、所望に応じて自由に変えることができる。
例えば、積層物の実質密度をdrとすれば下記式
(13)で表わされ、 dr=Wp+Wg/Wp/dp+Wg/dg=(k+1)dpdg/kdg
+dp ……(13) 樹脂発泡体原液の発泡倍率をEfとし、最終製品
の積層樹脂発泡体の見掛密度dtとすることによ
り、最終製品の全発泡倍率Etは下記式(14)で表
わされる。
なお、原液の発泡倍率Ef及び全発泡倍率Etは次
の意味を有する。
Ef=発泡後の樹脂のみの見掛体積/樹脂原液の体積 Et=複合樹脂発泡体の見掛体積/発泡前の圧縮時の
樹脂発泡体原液と積層体との合計の体積 Et=vxdl+(1−vx)dr/dt ……(14) 上記(14)と式(10)及び式(13)から、下記式
(15)導かれる。
Et=ad1/(a+brf)dt ……(15) ここでaおよびbはそれぞれ前記式(8)および式
(9)で定義した定数を意味する。式(15)に前述の
実数を挿入し、Etとrfの関係を直角座標で表わす
と、添付の第4図の如く双曲線の一部となる。
また、 Et=vxEf+(1−vx) ……(16) であるから、この式(16)に前記式(10)を代入する
と、 Ef=a+brf/a(1−rf)Et−(a+b)rf/a(
1−rf) ……(17) が導かれる。
式(17)に前述の実数を挿入してEfとEtの関係
を直角座標で表わすと添付の第5図の如く直線と
なる。
かくして前述の具体例に従つて、ガラス繊維含
有率と軟質ポリウレタンフオームの含有率が等し
く(即ちk=1)、積層物としての含有率rfが0.2
で且つ見掛密度(dt)が0.3g/cm3の複合樹脂発
泡体を所望とする場合には、前述したように、第
2及び3図より積層体の空隙率が0.825になるま
で圧縮しなければならず、また第4図より最終発
泡体製品の密度を0.3g/cm3にするためには、最
終発泡体製品の全発泡倍率が約4.1倍となるよう
に前記の泡化膨脹を調節する必要があり、そのた
めには第5図よりポリウレタン樹脂発泡体原液と
して少くとも自由発泡倍率が4.7倍以上のものを
使用しなければならないことが理解できる。
本発明に用いうる樹脂発泡体原液の発泡倍率と
しては約3〜20倍のものが好ましく、それによつ
て得られる複合樹脂発泡体の全発泡倍率を約2〜
15の範囲とすることができ、そして見掛密度が大
体0.05〜0.8g/cm3の範囲内にある複合樹脂発泡
体が得られる。
また、本発明の方法によれば、積層体含有率の
非常に少ない複合樹脂発泡体から積層体含有率の
非常に多い複合樹脂発泡体に至るまで、所望に応
じて自由に製造することができるが、一般に該樹
脂発泡体の重量を基準にして約5〜200重量%好
ましくは約10〜100重量%の積層体含有率を有す
るものが好適に提供される。
次に本発明の方法を添付図面の第6図及び第7
図に示した実施態様にもとずいてさらに説明す
る。
第6図は本発明の方法をバツチ式に実施する場
合の一態様を図示したもので、先ず第6図Aに示
すように、適当な凹型1を用意し、その中に連通
気泡を有する可撓性をもつ多孔質体2及び繊維集
合体3を順次均一に分散するようにならして入れ
る。次いで第6図Bに示すように、かくして形成
された積層物Lの表面上に、所定量の樹脂発泡体
原液4をできるだけ一様に拡散するようにふりか
け、直ちに型1の開口部にちようど嵌合する蓋5
をはめ込み、蓋5に負荷Pをかけて、積層物Lの
空隙体積が添加した樹脂発泡体原液4の体積とほ
ぼ同じになるまで圧縮し〔第6図C〕、積層物L
の空隙が樹脂発泡体原液でほぼ完全に満たされる
ようにする。次いで負荷Pを減らすと、樹脂発泡
体原液の泡化膨脹が開始し、それに伴つて積層物
も一緒に膨脹する。所定の全発泡倍率に達したら
膨脹を停止させて〔第6図D〕、その状態で硬化
熟成する。
別法として、第6図Aのように凹型1の底に連
通気泡を有する可撓性のある多孔質体2及び繊維
集合体3を順次均一に分散するようにならして入
れ、次いで型1に蓋5をはめ込み、蓋5を加圧P
して積層物Lを所定の空隙率になるまで圧縮する
〔第6図B′〕。しかる後凹型1の底に設けた孔よ
り樹脂発泡体原液4を圧入し、積層物Lの空隙を
実質的に完全に満たし〔第6図C′〕、加圧Pを弱
めて、樹脂発泡体原液4の泡化膨脹を行わせ、次
いで硬化熟成する(第6図D〕。
これにより、連通気泡を有する可撓性の多孔質
体の該連通気泡内に樹脂発泡体が均一に分布した
複合樹脂発泡体層7と補強用繊維が発泡体中に均
一に分散した繊維強化樹脂発泡体層8とが一体的
に発泡成形された一体の積層発泡体Mが得られ
る。
第7図は本発明の方法を連続的に行なう場合の
一態様を図示したものであり、ベルトコンベア1
0上にまず樹脂発泡体の下表面となりうるシート
11をロール12から供給し、次いでシート11
上に繊維移送管13より短繊維を排出し繊維集合
体14の層を形成させ、その上に、ロール15に
捲き取られている多孔質体のシート16を供給し
積層する。かくして積層された多孔質シート上に
樹脂発泡体原液ノズル17により樹脂発泡体原液
18をふりかける。しかる後、樹脂発泡体の上表
面となりうるシート19をロール20から供給し
て積層物Lの層をサンドウイツチ状にはさむよう
にし、さらに圧縮ローラ21によつて、樹脂発泡
体原液18がふりかけられた積層物Lの層を圧縮
して、該ふりかけられた樹脂発泡体原液が積層物
の空隙をほぼ完全に過不足なく満たすようにす
る。次いで樹脂発泡液原液が含浸された積層物は
ベルトコンベア10と上部コンベア22との間に
通されそこで所定厚になるまで泡化膨脹し硬化
し、でき上つた積層樹脂発泡体23はカツター2
4で所定の長さにカツトされる。これにより、積
層樹脂発泡体を連続的に製造することができる。
本発明により提供される発泡体の少なくとも一
面には、適当な表面材を貼着することができ、前
述のバツチ式では型内に表面材を予め入れておく
ことにより表面材を提供することができ、また上
記連続式ではシート11及び17が表面材とな
る。表面材としては、セルロース紙、グラスペー
パー、金属板、プラスチツクフイルム等任意のも
のが使用でき、これによつて積層樹脂発泡体の美
観を高め、また、サンドウイツチ構造効果により
さらに強度が向上した製品を得ることができる。
また、本発明により提供される積層樹脂発泡体
は補強材により強化することができる。そのため
の補強材としては、前述した樹脂発泡体原液が容
易に浸透又は透過する機械的強度が比較的に大き
な多孔性シート状物、例えば金網、ガラスメツシ
ユ、(金属、紙又はプラスチツク製の)ハニカム
構造体、天然、再生又は合成繊維の不織布や編織
布等が挙げられる。これらの補強材は、前記積層
物への樹脂発泡体原液の含浸に先立ち、該積層物
の一面又は両面に或いは該積層物を構成する多孔
質体と繊維集合体との間に重ね合わせておくこと
により、最終製品の積層樹脂発泡体の表皮部又は
内部に組み込まれた状態で導入することができ
る。
なお、第6図及び第7図では、多孔質体及び繊
維集合体を各1層づつ積層した場合について説明
したが、本発明においては、必要に応じ、多孔質
体及び/又は繊維集合体を複数層使用し、交互に
積層して使用することもできる。
以上述べたとおり、本発明の方法によれば、部
分的に繊維強化された複合樹脂発泡体製品を極め
て簡単に得ることができ、しかも多孔質体層と繊
維層の組合わせ方によつて積層物の含有率や繊維
強化層の厚みや位置も自由に変えることができる
ので産業上広く応用することができ、極めて有利
である。即ち、本発明の方法により得られる複合
樹脂発泡体は、例えば、表面層のみ繊維強化層か
らなる構造体や、或いは中心層のみ繊維強化され
両側は均一な密度を有する構造体等、その使用目
的に性能面及び経済面で最も適した構造とするこ
とができる。
しかして、本発明の複合樹脂発泡体は、機械的
強度、断熱性を要求される分野における構造部材
として非常に高い価値を有する。
次に実施例を掲げて本発明をさらに説明する。
実施例 1 内面積200×200mm深さ50mmの凹型の金属製金型
内の底に先ず、大きさ200×200mm厚さ15mm、秤量
20gの軟質ポリウレタンフオーム〔日清紡積(株)
製:ピーチウレタンD―25、見掛比重0.025、実
質比重1.07〕を置き、その上に大きさ200×200mm
秤量20gのガラス繊維ストランドマツト〔旭フア
イバーグラス(株)製:グラスロンコンテイニユアス
ストランドマツトM―8600―600〕を一枚重ねて
置いた。次いでこの繊維マツト上に下記組成のA
及びB2液を混合して得た下記性状の硬質ポリウ
レタンフオーム原液300gを素早く注ぎ込み、凹
型にちようど嵌合する大きさで且つ重さが5Kgの
金属製プレートを置き、プレスにて金属プレート
全面に2トン(5.0Kg/cm2)の圧力を加えて内容
物を圧縮した。
A 液 ポリオール〔三洋化成(株)製:HR―450P〕
30.7重量部 ポリオール〔旭電化(株)製:クワドロール〕
5.0 〃 トリエチレンジアミン 0.06 〃 水 0.2 〃 整泡剤〔トーレシリコン(株)製:SH―193〕:
1.0 〃 フレオン―11 10.0 〃 B 液 クルードジフエニルメタンジイソシアネート〔住
友バイエルウレタン(株)製:44V―20〕 53.0 〃 硬質ポリウレタンフオーム原液の反応速度及び発
泡倍率(20℃) クリームタイム: 50秒 ライズタイム : 4分 原液比重 : 1.2g/cm3 自由発泡倍率 : 30倍 原液を注いでから圧縮終了までに要した時間は
約15秒であつた。この圧縮により硬質ポリウレタ
ンフオーム原液はガラス繊維マツト及び軟質ポリ
ウレタンフオーム中に浸透し、同時に型内の空気
は嵌合部の隙間から押し出され、最終的にガラス
繊維マツト、軟質ポリウレタンフオームの厚さは
7mmとなつた。次いで直ちにプレスを開放し、金
属プレートにかけた圧力を除去して内容物を金属
プレートの荷重のみの圧力(12.5g/cm2)下に保
持すると、内容物は金属プレートを持ち上げつつ
徐々に泡化膨脹した。膨脹を開始してから約30秒
後に厚さが25mmに達した。ここで金属プレートを
固定し、室温のまま30分間放置した。30分後に型
内から複合硬質ポリウレタンフオームを取り出し
た。このものは上層部のみガラス繊維で強化され
た、均一な外観を有し、空孔等の欠隔は全く認め
られなかつた。寸法は200×200×25mmで総重量
325gであつた。使用したガラス繊維マツトと軟
質フオームとの重量の和は40gあつたので含浸し
た硬質ポリウレタンフオームの重量は285gであ
ることが分る。硬質ポリウレタンフオーム原液の
注入量300gとの差(15g)は金属プレートの嵌
合部からバリとなつてロスになつた分に相当する
と思われる。
本実施例で得られた部分強化硬質ポリウレタン
フオームを切断して断面をみると上層部約10mmの
みのガラス繊維が均一に分散して強化された構造
になつていた。
尚、本実施例で得られた複合体は、軟質ポリウ
レタンフオーム20g(実質比重=1.07)、ガラス
繊維20g(比重=2.5)、硬質ポリウレタンフオー
ム285g(原液比重=1.2)から製造されいるか
ら、圧縮時に原液が積層体の空隙を完全に満たし
ていたと仮定すると、その体積は下記の計算式で
算出されるとおり264cm3となる。
20/1.07+20/2.5+285/1.2=264 これを20cm×20cmの金型へ入れた場合、厚みは
6.6mmと計算されるが、実際に約7mmまで圧縮さ
れているので、ほぼ完全に原液が積層体の空隙を
満たしていたといえる。
実施例 2 実施例1で用いたと同じ金型を使用し、軟質ポ
リウレタンフオームとガラス繊維マツトの間に
200×200mmの金網(亜鉛引亀甲金網#22×16m/
m目)を1枚挿入する以外は実施例1と全く同様
の操作を繰り返した。
得られた複合硬質ポリウレタンフオームは中間
に金網が組込まれ、金網の上部約10mmにガラス繊
維が均一に分散して強化された構造になつてい
た。
実施例 3 実施例1で用いたと同様の金型でしかし深さが
150mmのものを用い、多孔質体として実施例1で
用いたと同じ軟質ポリウレタンフオーム200×200
×80mm(80g)を用し、繊維集合体として下記の
コイヤーロツク(52g)を用い且つ硬質ポリウレ
タンフオーム原液の注入量を260gとした以外は、
実施例1と全く同様の操作を繰返し、厚み50mmの
複合体を得た。
繊維集合体:コイヤーロツク(三幸毛糸紡績
製;ヤシ繊維からなる三次元状繊維集合体、目付
1.3Kg/cm2;大きさ200×200×50mm) 得られた複合体は大きな空孔等の欠点を持た
ず、片側約20mmがヤシ繊維で均一に強化された構
造体であつた。
実施例 4 実施例3で用いたと同じ金型を利用して、最下
層として実施例1で用いたと同じガラス繊維スト
ランドマツト20gを置き、中間層として軟質ポリ
ウレタンフオーム(200×200×50mm;500g)を
置き、更にその上に実施例3で用いたと同様のコ
イヤーロツク(200×200×50mm;52g)を置き、
硬質ポリウレタンフオーム原液300gを添加して、
実施例1と同様の操作により、50mm厚みの複合樹
脂発泡体を得た。
得られた複合体は大きな空孔等の欠点を持た
ず、約10mm厚みのガラス繊維で均一に強化された
発泡体層と約15mm厚みのヤシ繊維で均一に強化さ
れた発泡体層を両外層として有する3層構造のも
のであつた。
実施例 5 実施例1と同様の操作を繰返したが、ただし樹
脂発泡体原液として下記組成及び状態のウレタン
変性ポリイソシアヌレート発泡体原液を用い、更
に硬化条件を下記のように変更した。得られた複
合体は上層部の約10mm厚みのガラス繊維が均一に
分散して強化されており、他は軟質ポリウレタン
フオームを均一に含浸した構造体であつた。
ウレタン変性ポリイソシアヌレートフオーム原液
の組成及び性状 組成 <A液> 2,4,6―トリス―(ジメチルアミノメチ
ル)フエノール 3.0重量部 整泡剤(トーレシリコンSH―193) 1.0 〃 フレオン―11 10.0 〃 ポリエーテルポリオール(三洋化成(株)製GP―
400) 16.0 〃 <B液> クルードジフエニルメタンジイソシアネート
(住友バイエルウレタン製44V―20)
70.0 〃 反応速度及び発泡倍率(20℃) クリームタイム: 35秒 ライズタイム : 3分 原液比重 : 1.2g/cm3 自由発泡倍率 : 30倍 硬化条件 室温放置30分後、金型を密閉したまま100℃で
1時間加熱した。の後室温まで自然冷却するのを
待つて中味を取り出した。
実施例 6 内面積400×300mm、深さ150mmで底部の中心に
口径7mmの原液注入口を有する凹型の金属製金型
内に、繊維集合体として先ず厚さ2mm、秤量600
g/m3、大きさ400×300のガラス長繊維ストラン
ドマツト(旭フアイバーグラス製;グラスロン・
コンテイニユアスストランドマツトM―8600―
600)を2層重ねておき、更にその上に実施例1
と同様の軟質ポリウレタンフオーム(大きさ:
400×300×48mm)をのせた。この時ガラス繊維層
及び軟質ポリウレタンフオームの重量はそれぞれ
145gとなつた。次いで、この上にこの凹型にち
ようど嵌合する大きさで厚さ25mm、重量20Kgの金
属製プレートを嵌合するように置き、50トンプレ
スにて積層体の厚みが10mmとなるまで圧縮した。
次いで、金型底部にとりつけた注入口より実施例
1と同じポリウレタンフオーム原液を、高圧発泡
機(KRAUSS MAFFEI社製PU―160)を用い
下記条件下で圧入した。
吐出量:18Kg/min 注入圧:5Kg/cm2 注入時間:4.4sec 圧入後、プレスの型締力をゼロにして、積層体
を金属プレートの荷重(16.6g/cm2)及びプレス
の自由上昇抗力(150g/cm2)のみに保持した。
金属プレートは徐々に膨脹し、膨脹開始後約110
秒で中味の厚さが100mmに達した。ここで再びプ
レスに圧力を加え金属プレートの位置を拘束し
た。30分後にプレスを開放し、金型内から複合ポ
リウレタンフオームを取出した。
このものは実施例1で得られたものと同様に均
一な外観を有し、かつ下層部の約60mm厚みにわた
つてガラス繊維が均一に分散しており、空孔等の
欠陥は全く認められなかつた。このものの寸法は
400×300×100mmで、総重量は1440gであつた。
使用した積層体の総重量が290gであつたので、
ポリウレタン樹脂のみの重量は1150gであること
が分る。ポリウレタンフオーム原液の注入に要し
た時間が4.4秒であるから、吐出量から計算する
と、1320g注入したことになるが、発泡機の作動
遅れやバリ等のロスも含めて考えるとほぼ全量注
入できたと考えられる。
従つて積層体含有率は20.1%となつた。尚、実
際の注入量の計算は、前述の関係式より算出して
行つた。即ち、圧縮時の全容積は40×30×1.0cm
=1200cm3であり且つガラス繊維及び軟質フオーム
の重量がそれぞれ145gであるから、空隙率は 1200−(145/1.07+145/2.5)/1200≒0.84 となる。従つてポリウレタンフオーム原液は1200
×0.84×1.2≒1210g注入すればよいことになる。
これを吐出秒数に換算すると1210/18000×60=4.03秒 となる。しかし実際には発泡機の作動遅れや注入
口までのロス及びバリが生ずるのでこれらを考慮
して、上記実施例では4.4秒に注入量を設定した
わけである。
【図面の簡単な説明】
第1図は積層体として使用される。多孔質体及
び繊維集合体の圧縮特性を示すグラフの一例であ
り、第2図は多孔質体と繊維集合体を組合せた場
合の積層体としての圧縮特性を示すグラフの一例
であり、第3図は積層体の圧縮時の空隙率と最終
製品の複合樹脂発泡体の積層体含有率との関係を
示すグラフの一例であり、第4図は最終製品の複
合樹脂発泡体の全発泡倍率と積層物含有率との関
係を示すグラフの一例であり、第5図は樹脂発泡
体原液の発泡倍率と最終製品の複合樹脂発泡体の
全発泡倍率の関係を示すグラフの一例であり、第
6図は本発明の方法をバツチ式に操作する場合の
工程図であり、第7図は本発明の方法を連続的に
実施する場合の装置の省略である。 第4図中、1…凹型、2…連通気泡を有する可
撓性のある多孔質体、3…繊維集合体、4…樹脂
発泡体原液、5…蓋。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 (A) 連通気泡を有する可撓性のある多孔質体
    と、該多孔質体の該連通気泡内で発泡硬化され
    た樹脂発泡体とから成る全体にわたつて実質的
    に均一な密度を有する複合樹脂発泡体層;及び (B) 該複合樹脂発泡体層に隣接する繊維強化樹脂
    発泡体層; から成り、これら層(A)及び(B)は一体発泡成形によ
    り一体的に積層されていることを特徴とする積層
    樹脂発泡体。 2 連通気泡を有する可撓性のある多孔質体及び
    嵩高な繊維集合体を相互に隣接するように積層し
    た後、積層物をその空隙体積が含浸すべき樹脂発
    泡体原液の体積と実質的に等しくなるまで圧縮
    し、該圧縮された積層物の空隙を該樹脂発泡体原
    液で実質的に完全に満たし、次いで、該樹脂発泡
    体原液を含浸した積層物を加圧下にその自由発泡
    速度より小さい速度で発砲させ且つ硬化させるこ
    とを特徴とする積層樹脂発泡体の製造方法。 3 (A) 連通気泡を有する可撓性のある多孔質体
    と、該多孔質体の該連通気泡内で発泡硬化され
    た樹脂発泡体とから成る全体にわたつて実質的
    に均一な密度を有する複合樹脂発泡体層; (B) 該複合樹脂発泡体層に隣接する繊維強化樹脂
    発泡体層;及び (C) 該層(A)と(B)の間及び該層(A)と(B)の積層物の少
    なくとも一方の面に埋設された多孔性補強材 から成り、これら層(A),(B)及び(C)は一体発泡成形
    により一体的に積層されていることを特徴とする
    積層樹脂発泡体。
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