JPS6323871Y2 - - Google Patents

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JPS6323871Y2
JPS6323871Y2 JP1982140651U JP14065182U JPS6323871Y2 JP S6323871 Y2 JPS6323871 Y2 JP S6323871Y2 JP 1982140651 U JP1982140651 U JP 1982140651U JP 14065182 U JP14065182 U JP 14065182U JP S6323871 Y2 JPS6323871 Y2 JP S6323871Y2
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plate
waveguide
rectangular waveguide
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high frequency
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JP1982140651U
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Description

【考案の詳細な説明】 考案の技術分野 本考案は大電力クライストロンや電子加速空胴
などに用いる高周波結合器の改良に関する。
背景技術 上述のようなマイクロ波装置は近来ますます大
電力化され、例えば1メガワツト(MW)以上の
マイクロ波電力の入、出力がとり扱われるように
なつている。そしてこのような高周波エネルギー
は一般に矩形導波管で伝送されるので、クライス
トロンから高周波電力を取り出す場合、あるいは
加速空胴へ高周波電力を入力する場合などには、
いわゆる同軸導波管変換器の構造の高周波結合器
が必要となる。この結合器の一般的な構成は既に
よく知られているが、1MW以上という大電力を
扱う場合には従来知られた技術では予測しえなか
つた熱損失の問題や構造の複雑化、大形化など
種々の問題に遭遇した。
考案の目的 本考案は以上のような事情に鑑みてなされたも
ので、クライストロンや加速空胴のようなマイク
ロ波装置の入,出力部に用いうる安定で比較的コ
ンパクトな高周波結合器を提供するものである。
考案の概要 本考案は矩形導波管内に配設される誘電体円筒
および導波管壁を強制的に冷却するようにしたも
ので、とくに可動短絡板の背後から冷却風を導入
するようにこの短絡板と導波管端板との間に一旦
冷却風を溜める空間すなわち空気室を形成し、可
動短絡板に設けた通気孔あるいは電気的接触片の
間隙から誘電体円筒のある管内に冷却風を当てる
ようにしたものである。これによつて比較的均等
に空冷される。
考案の実施例 第1図および第2図に示すように本考案の高周
波結合器20は、クライストロンや加速空胴のよ
うなマイクロ波装置の共振空胴壁21の一部に形
成した結合フランジ22に電気的および機械的に
結合される。結合フランジ22は空胴壁21の一
部に開けた結合孔の部分から外方へ突設した空胴
外導体円筒部に一体的に形成されたものである。
高周波結合器20は、概して矩形導波管部25
幅の広い相対向する導波管壁26の中央部を直角
方向に貫通して同軸線路部が設けられ、この同軸
線路部の内部が空胴壁21と一体的に結合された
状態で真空に保たれるようにセラミツクのような
誘電体円筒28で気密封着されてなる。
同軸線路部は、その第1の外導体円筒29一端
にフランジ30が一体形成されており、また他端
に誘電体円筒28の一部が気密接合されてなる。
誘電体円筒28の他端には第2の外導体円筒31
が気密接合され、その端部は厚肉の短絡板32に
よつて電気的および気密的に閉塞されている。第
1および第2外導体円筒29,31の誘電体円筒
28への接合部は後述する気密接合構造になつて
いるが、この気密接合部はその内側に突設された
対内導体放電防止用のシールド部33,34によ
つて遮蔽されている。
内導体35は空胴側の中間部35aを除き基部
35bが中空導体で形成され、基部の端部が短絡
板32の中央突出部36に鑞付けにより固着され
ている。この内導体35の基部35bは組立てを
容易にするため2分割されており、接合部37で
一体接合されている。内導体中間部35aは円錘
状の空間38にくりぬかれており、内導体35の
内部空間39に水冷用のパイプ40が軸方向に挿
入されている。パイプ40の基部40aは短絡板
32に形成した通水用孔41,42の一方に連通
されろう付けされ、先端部40bは両面がテーパ
状に切削されて内導体の円錘状空間に開口してい
る。短絡板32の側面にはその通水用孔41,4
2に連通して一対の水道管43,44が接続され
ている。これによつて冷却水はパイプ40を通し
て導入され、内導体中間部35aの内部円錘壁面
に衝突させられたあと内導体内壁を冷却して通水
用孔42を経て排出されうるようになつている。
このように短絡板32は電気的な短絡板としての
機能とともに冷却水を導入、排出する機能をも兼
ねている。
さらに、内導体35の一部を構成する中間部3
5aはフランジ30の面よりもわずかに外方に突
設されて平担面とされ、中央にねじ孔45が穿た
れている。そしてこれに同じく内導体35の一部
を構成する内導体先端部46が、その中央にあけ
られた貫通孔47を通してボルト48が挿入され
ねじ孔45に螺着され交換可能に固定されてい
る。これらの接触部49は第3図に示すように内
導体先端部46の端面に円周状の切り欠き50お
よびその角部にナイフエツジ51が形成されてお
り、このエツジ51が内導体中間部35aの端面
に強く押しつけられて電気的接触が外周面におい
て確実にはかられるようになつている。
外部伝送路の矩形導波管と接続される矩形導波
管部25は、概略を第4図に示すように外部伝送
路接続用フランジ52をもつ開口部導波管53
と、可動短絡板54がとりつけられる短絡部導波
管55とに2分割され、その合わせ目部分56に
円弧状切り欠き53a,55aが形成され、ここ
に同軸線路部が挿通されこれとの接続用のフラン
ジ57,58が多数のボルト59,59…によつ
て固定されるようになつている。
可動短絡板54の両翼部には誘電体円筒方向に
約45度で曲げられたコーナ板60,60がとりつ
けられており、矩形導波管内壁面に接する部分に
多数の弾性接触片が微小間隔でとりつけられてい
る。そしてこの可動短絡板54は、背後に設けた
2本の可動ロツド61,61及び横方向のアーム
62に固定されている。そしてこれは支持枠63
と導波管端板64との間に橋絡的に設けられた調
整用ネジ棒65に螺合されたナツト66によつて
進退可能にとりつけられている。
可動短絡板54と導波管端板64との間には空
間67が形成され、端板64の一部に形成した導
風孔68に連通して送風ダクト69が設けられて
いる。これによつて、誘電体円筒28の外周面お
よびとくに誘電体円筒の気密接合部、並びに矩形
導波管内壁面、可動短絡板を強制空冷するため、
送風ダクト69から冷却風を導入し、空間67か
ら短絡版54の多数の弾性接触片の小間隙から矩
形導波管部の内部に導入される。空間67はこの
空冷において冷却風が可動短絡板から均等に内部
に導入され、誘電体円筒の全周がより一層均等に
冷却されるようにするための空気溜めの機能をも
つている。
以上の構成において各導体部分は電気および熱
伝導のよい銅、あるいはアルミニウムで形成して
いる。
次に誘電体円筒28、フランジ57,58及び
矩形導波管部25の接合部の構造について説明す
る。両フランジ57,58がわともほぼ同様とな
つているが、フランジ58がわを例に示すと第5
図に拡大して示すようになつている。すなわち、
第2外導体円筒31にリング状のフランジ58が
気密ろう付けされ、さらに第1薄板リング72を
介して補助セラミツクリングおよび真空容器の主
要部である誘電体円筒28が順次気密ろう接され
ている。フランジ58の外方段部に第2薄板リン
グ73が気密接合され、両薄板リング72,73
の外周端縁74がヘリア−ク溶接されている。こ
のようにしてフランジ58と誘電体円筒28とは
気密封着されている。このフランジ58とこれに
接続される開口導波管部53のフランジ75とは
前述のように多数のボルト59により結合され
る。そしてフランジ75の内側にはコロナ放電防
止用の断面円弧状のコロナリング76がろう付け
され、このコロナリング76はア−ク溶接部74
を覆うように設けられている。またこのコロナリ
ング76およびフランジ58の内側突出部34
は、誘電体円筒28とフランジ58との気密接合
部を両側から覆うようになつており、これによつ
て高周波放電およびそれによる損傷すなわち気密
破壊を抑制するようになつている。なお同図にお
いて符号bは気密ろう付け部を表わしている。
尚第2外導体円筒31、フランジ58、内導体
35、および短絡板32による同軸線路短絡部の
長さL1はおよそ4分の1波長に設定されており、
また第1外部導体円筒29および内導体中間部3
5aの部分の同軸線路の長さL2は4分の1波長
以上にしてあり、これによつてこの高周波結合器
をとりつけるマイクロ波装置の寸法、特性の如何
にかわりなく可動短絡板のわずかな調整によつて
確実にインピ−ダンス整合が得られるようになつ
ている。
この高周波結合器20は、第1外導体円筒29
の結合フランジ30をマイクロ波装置の空胴壁2
1の結合フランジ22に電気的および真空気密的
に結合されて用いられる。両フランジ30,22
は相対向面にそれぞれ円筒状のナイフエツジ30
a,22aを有し両者間に薄い銅リング81を介
在し、ボルト挿入孔30b,22bにボルトを挿
入し、ナツトにより締め付けて結合する。内導体
の先端部46はその長さL3の異なるものを用意
しておき、マイクロ波装置の空胴特性と合致する
長さ寸法のものを選択してとりつける。これによ
つて空胴との高周波結合特性を所望に応じて容易
に設定することができる。なおこの高周波結合器
の使用にあたつて、前述の通り内導体に冷却水を
導入し、また送風ダクトから冷却風を導入しなが
ら動作させることはいうまでもない。これによつ
て大電力マイクロ波エネルギ−の伝送でも、内導
体およびこれに熱的に結合された部分、あるいは
誘電体円筒や矩形導波管壁各部が過熱されること
なく安定な動作が得られる。
第6図に示す実施例は、高周波結合器とこれを
とりつけるマイクロ波装置の空胴とをル−プ結合
する場合の構造である。内導体の先端部46をル
−プ状ものとし、ボルト48により交換可能に内
導体中間部35aに結合してなる。この構造によ
れば、必要によりル−プ状の内導体先端部46を
容易に交換して使用することができる。
なお、通風用の多数の小孔を、コ−ナ板部を有
する可動短絡板そのものに形成してもよい。この
場合これらの孔から高周波が漏洩しないような寸
法にすべきであることは当然である。
考案の効果 以上説明したように本考案は、相対向する導波
管壁の間にその内部空間が高周波を導く導体円筒
の内部空間と連通して配置された誘電体円筒が配
置されている矩形導波管部内の可動短絡板が両翼
に誘電体円筒の方に曲げられたコ−ナ板部を有す
るとともに、矩形導波管部内壁に電気的に接触し
多数の通風可能な間隙をもつ接触片または多数の
通風孔を備え、且つ可動短絡板と導波管端板との
間の空間を形づくる導波管壁の一部に、この空間
内に外部から冷却風を導入する導風孔が設けられ
てなる高周波結合器である。これによつて、冷却
風は一旦可動短絡板と導波管端板との間の空間に
溜められたうえ、両翼に誘電体円筒の方に曲げら
れたコ−ナ板部を有する可動短絡板の通風間隙ま
たは小孔から誘電体円筒に向けて流動し、この誘
電体円筒を冷却する。したがつて、誘電体円筒の
周囲の比較的広い面積に均等に冷却風を当てるこ
とができる。なお矩形導波管の外部伝送路に接続
する方の面には冷却風が直接当らないが、両側か
らまわり込むので実用上十分な冷却作用が得られ
る。こうして、とくに大電力マイクロ波エネルギ
−にさらされる誘電体円筒を効率よく冷却するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す縦断面図、第
2図は第1図の2−2における横断面図、第3
図、第4図、第5図は各々その要部拡大断面図、
第6図、本考案の他の実施例を示す要部断面図で
ある。 25……矩形導波管部、28……誘電体円筒、
29……第1外導体円筒、31……第2外導体円
筒、32……短絡板、40……導水パイプ、4
1,42……通水孔、46……内導体先端部、5
4……可動短絡板、64……導波管端板、67…
…空間、68……冷却風導入孔、69……ダク
ト。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 一端部が外部伝送路に接続され他端部が導波管
    端板64により閉ざされ且つ一部に高周波を導く
    導体円筒29が接続された矩形導波管部25と、
    この矩形導波管部内の相対向する導波管壁26の
    間に内部空間が上記導体円筒29の内部空間と連
    通して配置された誘電体円筒28と、上記矩形導
    波管部内の上記端板64と誘電体円筒28との間
    に設けられた可動短絡板54とを具備する高周波
    結合器において、 上記矩形導波管部25内の可動短絡板54は、
    両翼が上記誘電体円筒28の方に曲げられたコー
    ナ板部60を有するとともに、上記矩形導波管部
    内壁に電気的に接触し多数の通風可能な間隙をも
    つ接触片または多数の通風孔を備え、 且つ、前記可動短絡板54と導波管端板64と
    の間の空間67を形づくる導波管壁の一部に、該
    空間内に外部から冷却風を導入する導風孔68が
    設けられてなることを特徴とする高周波結合器。
JP14065182U 1982-09-17 1982-09-17 高周波結合器 Granted JPS5945839U (ja)

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JPS5945839U JPS5945839U (ja) 1984-03-27
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JP14065182U Granted JPS5945839U (ja) 1982-09-17 1982-09-17 高周波結合器

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS56133564U (ja) * 1980-03-11 1981-10-09

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS56133564U (ja) * 1980-03-11 1981-10-09

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