JPS63237605A - 超音波遅延素子用ガラス媒体の表面処理方法 - Google Patents

超音波遅延素子用ガラス媒体の表面処理方法

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JPS63237605A
JPS63237605A JP7018487A JP7018487A JPS63237605A JP S63237605 A JPS63237605 A JP S63237605A JP 7018487 A JP7018487 A JP 7018487A JP 7018487 A JP7018487 A JP 7018487A JP S63237605 A JPS63237605 A JP S63237605A
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JP
Japan
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glass medium
delay element
ultrasonic delay
glass
irradiating
Prior art date
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Application number
JP7018487A
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English (en)
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JPH0767058B2 (ja
Inventor
Takeshi Kasai
健 葛西
Atsuhito Hashimoto
橋本 温人
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AGC Inc
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Asahi Glass Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、超音波遅延素子用ガラス媒体の表面処理方法
に関する。
[従来の技術] 近年、ビデオテープレコーダやカラーテレビジョン受像
機などの映像機器における小型化や低価格化への動きに
は目覚ましいものがあり、超音波遅延素子はこれらの機
器の小型無調整化を促進するものとして頻用されている
このような超音波遅延素子は、適宜の形状に形成されて
いる超音波遅延媒体に入出力用トランスジューサを配設
することで形成されており、このうちの超音波遅延媒体
については、!−。
に1石英ガラス等、適宜の組成からなるガラス材から切
り出されて形成さねているガラス媒体が多く用いられて
いる。
ところで、このようなガラス媒体を用いて形成される超
音波遅延素子は、これが絹み込まれる映像機器セットの
高画質化や高信頼性化を確保するうえから、得られる遅
延時間の経時変化を極力抑制することで、遅延時間の変
動幅をできるだけ少なくしてその無調整化を図ってやる
必要がある。この場合に問題となる経時変化については
、ガラス媒体の表面に付着している有機質汚れが時の経
過とともにその表面状態を変化させることと無関係でな
いとされており、かかる観点から、ガラス切断時に用い
られる冷却液としての油や蛋白等の有機質汚れをガラス
媒体の表面から除去すべく、例えば、イソプロピIシ?
  II/−1−II/ e  k  +1  /7 
 L、  %/ −It/笠/7’l fA ml t
y  ITI  Iハて洗浄処理を施したガラス媒体が
使用されていた。
[発明の解決しようとする問題点コ しかし、上記したような溶剤を用いて洗浄しても、ガラ
ス媒体表面から油や蛋白等の有機質汚れを完全に除去す
ることはできなかった。また、使用溶剤自体の有機質物
質もガラス媒体の表面に残存することなどもあって、こ
のような溶剤を用いいて行なわれる洗浄処理のみでは、
有機質汚れによりもたらされる経時変化を、効果的に抑
制することに困難があった。
[発明の目的] 本発明の目的は、従来方法が有していた上記問題点に鑑
み、超音波遅延素子を構成するガラス媒体に対し新規な
乾式洗浄処理を施すことで、遅延時間の経時変化をもた
らす有機質汚れを効果的に除去することができる超音波
遅延素子用ガラス媒体の表面処理方法を提供することに
ある。
[問題点を解決するための手段] このような目的を達成するため、本発明は、次のように
して構成されている。
すなわち、本発明は、超音波遅延素子を構成するガラス
媒体の表面に対し短波長の紫外線とオゾンとを照射して
乾式洗浄を行なうことに構成上の特徴がある。
[実施例] 以下1本発明の詳細な説明する。
超音波遅延素子を構成し、適宜の形状を呈して形成され
る石英ガラス等からなるガラス媒体は、数十ワット程度
の出力を有する紫外線(以下、UVという)とオゾン(
以下tOsという)とを照射することができる適宜の装
置内に光源に対し好適な距離をおいて収容するとともに
、その表面に対し、UVと0.とを数分間照射(以下、
CI V / Os照射という)することで、乾式洗浄
処理を施す。
この場合、照射するUVは、290nm以下の短波長の
もの、より好床しくはエネルギーがより強力である24
0nm以下の短波長のものであることが洗浄効果を高め
るうえからは望ましい。
次いで、本発明方法による洗浄処理の作用について説明
する。
本発明方法は、UVによりもたらされる有機化合物の化
学結合の切断効果と、0.が有している強力な酸化効果
とに着目して行なわれるものであり、IJ V / O
s照射を行なうことで、有機質汚れを例えば炭酸がスや
水等の揮発性物質に分解し、これを除去するものである
すなわち、光のエネルギーEは、E=hc/λの式で表
わされる。この式から得られるIJ Vのエネルギー、
例えば波長が253.7nmあるいは11!4.9nm
であるU Vのエネルギーは、結合エネルギーが83.
5 kcal / molであるC−C結合や、98.
8 kcal / molであるC−11結合より高い
解離エネルギーを有しており、これを対象物であるガラ
ス媒体に照射することにより、C−〇結合やC−11結
合の結合関係を解離することがで一方、波長が240n
m以下、例えば184.9nmであるIJVは、酸素分
子02に吸収され、次の反応式によって03を発生する
02−〇+0 0+02→o3 また、波長が240nm以上であって290nm以下で
あるUV、例えば波長が253.7nmであるUVは、
酸素分子02に吸収されず、次の反応式のようにして0
.に吸収され、再び03を発生する。
03→O+ o 2 0+08−〇。
しかし、波長が290nm以上であるUVになると、0
3”による光の吸収はなくなり、0.は分解しない。
かくして、0.とo3の分解生成時に生ずる原子状酸素
は、非常に強力な酸化効果を発揮し、有機質汚れを炭酸
ガスや水などの揮発性物質に分解し、これを除去するこ
とが可能とななお、ガラス媒体については、UV10.
照射前における洗浄と、[JV103照射後における保
管についても十分な配慮を払う必要がある。
第1図は、本発明方法により処理されたガラス媒体を用
いてなる超音波遅延素子と、未処理品を用いてなる超音
波遅延素子とを、室温が25℃で湿度が35%である雰
囲気中に置き、その遅延時間の経時変化を測定した結果
得られたグラフ図である。これによれば、本発明方法に
よる処理を施したガラス媒体を用いてなる超音波遅延素
子の遅延時間が、いずれの経過時間においても未処理品
に比較してその経時変化の少ないことが確認され、本発
明方法が遅延時間の経時変化を抑制するうえで有効であ
ることを知ることができた。
[発明の効果] 以゛上述べたように本発明方法によれば、超音波遅延素
子用のガラス媒体表面に付着し、遅延時間の経時変化を
生じさせる要因の1つであつた有機質汚れを効果的に除
去することができるので、高品位で信頼性の高いガラス
媒体、ひいては、その無調整化をより効果的に促進する
ことができる超音波遅延素子の製造を可能とすることが
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明方法により処理されたガラス媒体を用
いてなる超音波遅延素子と未処理品を用いてなる超音波
遅延素子とにおける得られる遅延時間の経時変化を示す
グラフ図である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1.  超音波遅延素子を構成するガラス媒体の表面に対し短
    波長の紫外線とオゾンとを照射して乾式洗浄を行なうこ
    とを特徴とする超音波遅延素子用ガラス媒体の表面処理
    方法。
JP62070184A 1987-03-26 1987-03-26 超音波遅延素子用ガラス媒体の表面処理方法 Expired - Lifetime JPH0767058B2 (ja)

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JP62070184A JPH0767058B2 (ja) 1987-03-26 1987-03-26 超音波遅延素子用ガラス媒体の表面処理方法

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JPS63237605A true JPS63237605A (ja) 1988-10-04
JPH0767058B2 JPH0767058B2 (ja) 1995-07-19

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1994014191A1 (fr) * 1992-12-14 1994-06-23 Ebara Corporation Dispositif de transfert de galette

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JPS58145643A (ja) * 1982-02-24 1983-08-30 Sharp Corp 電極ガラス板の製造方法
JPS6075327A (ja) * 1983-09-30 1985-04-27 Toshiba Corp 紫外線発生装置及びそれを用いた材料処理装置

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JPH0767058B2 (ja) 1995-07-19

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