JPS63237521A - 投影光学装置 - Google Patents

投影光学装置

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JPS63237521A
JPS63237521A JP62072698A JP7269887A JPS63237521A JP S63237521 A JPS63237521 A JP S63237521A JP 62072698 A JP62072698 A JP 62072698A JP 7269887 A JP7269887 A JP 7269887A JP S63237521 A JPS63237521 A JP S63237521A
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  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
  • Container, Conveyance, Adherence, Positioning, Of Wafer (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はLSI等の製造におけるリソグラフイ一工程の
マイクロパターン転写に用いられる(投影光学)装置に
関するものである。
〔従来の技術〕
従来、最先端の微細化したLSIのパターン転写を量産
時に行なうには超高圧水銀ランプのg線スペクトル(波
長436nm)で投射する縮小投影型露光装置(ステッ
パー)が最も広く用いられてきたが、今後さらに微細な
パターン転写を高いスルーブツトで行なう装置としてX
eC/!5KrF。
ArF等のエキシマレーザを光源とするステッパーが注
目されている。エキシマレーザ光で結像する投影レンズ
系には月刊Sem1conductor World1
986年8月号P69〜に開示されているように、エキ
シマレーザを自然発振させた広いスペクトル幅(例えば
0.4ns程度)の光に対して色収差補正された広帯域
レンズと、発振スペクトル幅が0.01nm程度以下の
エキシマレーザ光に対応した狭帯域レンズがある。広帯
域レンズは石英とホタル石で構成され、広いスペクトル
幅のコヒーレンスの悪いエキシマレーザ光を用いること
ができるのでスペックルの出る心配もなく、またレジス
トの非感光スペクトルの光に対しても収差補正が可能な
のでスルーザレンズアライメント(TTL)のできる可
能性が強いが、LSIの量産に需要の多いウェハ上で直
径22m以上の転写領域を持ち、NA(開口数)0.3
5以上のレンズを作るのは現状のレンズ製造技術では困
難である。
これに対して狭帯域レンズは全て石英で構成され、製造
技術も現状の最先端のものをもってすれば十分であるの
で早期に実用化されるものと期待されている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
このような狭帯域レンズでは直径22閣程度の領域で0
.5μ−以下の分解能が得られたとしても、スルーザレ
ンズアライメントを行なう良い技術がなかった。その1
つの理由は狭帯域レンズでは露光焼付用のエキシマレー
ザ光のスペクトルでしか色消しされておらず、非感光光
でアライメントしようとしても収差補正ができない為ウ
ェハ面のパターンを高分解に観測できないことであり、
他の理由は露光焼付用のエキシマレーザ光をアライメン
トのための照明光に用いてアライメントの位置ずれ計測
をしようとしても、用いられるフォトレジストの吸収が
大きい場合がほとんどであり、し・シストを通したウェ
ハ面の観察ができないことである0本発明はこのような
従来の問題点に鑑みてなされたもので、焼付光に対して
吸収の激しいレジストを用いてもTTLアライメントを
可能とし、良好な露光位置合わせ精度が得られる投影光
学装置を得ることを目的とする。
〔問題点を解決する為の手段〕
上記問題の解決の為に本発明では、投影レンズの瞳の部
分からアライメント用の非感光々(第2波長)を分岐し
て投影レンズ外に射出する構成とし、焼付露光々(第1
波長)のみが通過する投影レンズの部分(例えば瞳から
レチクル側)は、石英のみを用い、焼付露光々とアライ
メント光が通過する投影レンズの部分(例えば瞳からウ
ェハ側)は焼付露光々とアライメント用の別波長光に対
して収差補正されるように、例えば石英と螢石を用いて
光学系を構成し、投影レンズ外部のアライメント光専用
の光学系はアライメント光のみに対して収差補正するよ
うにした。
〔作用〕
本発明においては焼付光のみの通過する部分は、例えば
狭帯域レーザのスペクトル幅のみに対して収差補正すれ
ばよいので、レンズの製造が容易であり、瞳を分割して
光分岐要素(反射手段)を設けても焼付光の結像性能に
対して悪影響を与えず、アライメント光に対しても収差
補正がなされ、アライメント光を非感光々とすることで
焼付光に対して吸収の激しいレジストを用いてもウェハ
上のアライメントマークを高い解像力で観察することが
できる。
(実施例) 第1図は本発明の第1の実施例による投影光学装置の主
な光学系の概略的な構成を示す斜視図であり、第2図は
本装置の全体構成を示す図である。
第1図において、回路パターン領域50とアライメント
用のマーク領域RMA、RMBとを有するレチクルRは
、レンズ群(前群)Ll とレンズ群(後群)Lxで構
成される投影レンズの光軸AXに対して位置決めして保
持される。前群L1と後群L2との間には瞳EPが空間
中に位置し、瞳BPの中心には瞳EPの径よりも小さな
寸法で反射ミラーMが適宜の保持法により斜設される。
レチクルRの各パターンは投影レンズにより感光基板と
してのウェハW上に投影される。ウェハW上には予め複
数のショット領域CPがマトリックス状に形成されてお
り、その1つのショット領域にレチクルRのパターン領
域50の投影像50“が重ね合わせて転写される。ウェ
ハW上の各ショット領域にはレチクルRのマーク領域H
MA、RMBの各投影位置に対応して予めアライメント
用のマーク領域WMASWMBが形成されている。
さて、投影レンズ内の反射ミラーMを通り、光軸AXと
直交する光軸AX”に沿って、色フイルタ−FL、検出
光学系LS%及びアライメント用の対物レンズ系40A
、40Bが配!される。そして検出光学系り5、反射ミ
ラーM、後群り、との合成系は、ウェハWの表面と共役
な像面fvを作り出す、この像面TV内の位置APA、
APBには、ウェハW上のマーク領域WMA、WMBの
像が、ショット領域のCPの像CP’を挟んで結像され
る。さらに像面IVには、レチクルRのパターン領域5
0とマーク領域RMA、RMBのウェハW上、特に感光
層(レジスト)上に形成された投影像に関する光情報も
結像することになる。
従って像面IVの位置APAには、レチクルRのマーク
領域HMAとウェハW上のマーク領域WMAとの重ね合
わせに関する像が形成され、それは対物レンズ系40A
により観察又は検出される。
同様にレチクルRのマーク領域RMBとウェハWのマー
ク領域WMBとの重ね合わせに関する像は、対物レンズ
系40Bにより観察、又は検出される。
以上、第1図に示した概略構成で、投影レンズの前群L
1はエキシマレーザ光等の紫外域の露光光に対して吸収
の少ない石英で構成され、後群Lt、ミラーM、検出光
学系り、を含む合成系は、露光光(エキシマレーザ光)
とは異なる特定波長成分の光(アライメント用の照明光
)に対して色収差が補正される0本実施例では、後群L
xに石英以外にホタル石等が使われ、この後群Lxのみ
によって色収差がある程度補正されるように構成される
。また本実施例ではアライメント用の照明光(別波長)
は対物レンズ系40A、40Bを介してウェハWへ送光
される。しかって本実施例ではウェハW上で生じたマー
ク領域WMA、WMBとRMA、、RMBとの重ね合わ
せ(アライメント)状態を、瞳EPから取り出して観察
することになる。
尚、前群り、と後群り、から成る投影レンズは少なくと
も像側(ウェハW側)がテレセントリック系であればよ
く、後群りよ、ミラーM、検出光学系L3から成る合成
系は両側(ウェハWと像面rv)でテレセンドリンクと
なるように構成される。
次に本実施例の詳細な構成を第2図を参照して説明する
。尚、第2図においては説明の関係上、レチクルR上の
マーク位置に対応した対物レンズ系40A、40Bの配
置関係及びミラーMの方向は第1図に示したものと異な
る。実際の装置化においては第1図に示すように2本の
対物レンズ系40A、40Bの各光軸を含む平面を水平
にすることが望ましい。
さて、ウェハWに塗布されたレジスト層を感光させる波
長域の発振スペクトルを有するエキシマレーザ発振器1
の内部には、射出するレーザ光の波長幅(スペクトル幅
)を狭帯域するためのエタロン等が設けられている0発
振されたレーザ光(スペクトル幅0.01nm以下)は
ビームスプリッタ3で一部反射され、ミラー2a、2b
で折り返された後、光量制御器4に入射する。光量制御
器4はシャッター、又は可変アテニエエータ等で構成さ
れ、レーザ光の光量を連続、又は段階的に調整する。光
11!11整されたレーザ光は、エクスパンダ又はシリ
ンドリカルビームエクスパンダ等のビーム形状寸法変損
器5、ミラー6.7.8を通った後、照明強度の一様化
を行なうフライアイ・レンズ9、フィールドレンズ10
、反射率が透遇率よりも小さなビームスプリッタ11を
介して第1コンデンサレンズ12に入射する。第1コン
デンサレンズ12はレチクルRへの照明頭載を可変とす
る開口形状・寸法可変のブラインド13へ均一にレーザ
光を入射させる。ブラインド13を通過したレーザ光は
第1コンデンサレンズ14、ミラー15、及びメインコ
ンデンサ16を介してレチクルRを一様の照度で照明す
る。ブラインド13の開口像は第1コンデンサレンズ1
4、メインコンデンサレンズ16によってレチクルR下
面のパターン面(クロム層形成面)に結像され、ブライ
ンド13の形状を変えることにより、レチクルRのパタ
ーン面を選択的に照明することができる。
さて、ビームスプリッタ11は表面コートなしの石英平
板、又は反射防止コートを行なった石英平板等で構成さ
れ、その表面反射を利用して、レーザ光の一部をレンズ
系34を介してエネルギーモニター(充電素子等)35
に導びく、エネルギーモニター35はレンズ系34で集
光された一部のレーザ光の光量を検出して、ウェハWに
達するエネルギー量をモニターするために使われる。
またビームスプリッタ3は上述した露光用照明系ヘレー
ザ光を送るとともに、レチクルRのマーク領域HMA、
RMBのみに部分的にレーザ光を送るために設けられる
が、通常の半透過鏡以外に表面が鏡仕上げされた金属性
メツシュ型のものでも同様に利用できる。さらにビーム
スプリッタ3は光量損失のない点で全反射鏡に置き換え
て、必要に応じて光路に出し入れするようにしてもよい
ミラー6.7.8はレーザ光の空間コヒーレンズが良く
、スペックルが発生する場合は、フライアイレンズ9に
入射するレーザ光(ビーム)の角度を、エキシマレーザ
光のパルス発光毎に変える走査ミラーと置換することも
できる。この場合1回のショット領域の露光にあたって
複数のパルス発光が必要であるが、ウェハW上における
スペックルの影響を小さくすることができる。
さて、レチクルRのマーク領域HMA、RMBの上方に
は小さな全反射ミラーMA、MBが斜設され、駆動部M
AD%MBDにより、レチクルRのパターン領域50に
対する露光照明の妨害とならないように脱着駆動される
。マーク領域HMA。
RMBに対する部分的なレーザ光の照射は、コンデンサ
ーレンズ21A、21Bと視野絞り20A。
20Bを介して行なわれる。そのためビームスプリッタ
3からのレーザ光はシャッター31を介してビームスプ
リッタ32で1=1の割合で分割され、一方はミラー3
3を介して視野絞り2OAをほぼ均一に照明し、他方は
不図示のミラーを介して視野絞り20Bをほぼ均一に照
明する。そしてコンデンサーレンズ(対物レンズ)21
A、21Bの働きでレチクルRのパターン面のマーク領
域RMA%RMBの夫々には視野絞り2OA、20Bの
開口像が投影される。また本実施例では投影レンズ(前
群Lls後群1,1)を両側テレセンドリンクとするた
め、コンデンサーレンズ21A121Bの各光軸は投影
レンズの瞳EPの中心を通り主光線と一致するように定
められる。
上記ミラーMA、MB、視野絞り2OA、20B及びコ
ンデンサーレンズ21A、21Bによって、露光光(エ
キシマレーザ光)を使ったアライメントのための照明系
が構成される。これら照明系(ミラーMA、視野絞り2
OA、コンデンサーレンズ21A)はレチクルR上のマ
ーク領域RMAの位置(すなわちパターン領域50のサ
イズ)に応じて一体に可動に構成される。ミラーMB、
視野絞り20B、コンデンサーレンズ21Aから成る照
明系も同様に構成される。
さて、レチクルRは駆動部RDにより2次元的に可動な
レチクルステージR3に保持され、レチクルRを装置に
対して位置決めするとき等は、不図示のレチクルアライ
メントセンサーでレチクルR上のマークを検出してレチ
クルステージR3をX、y方向に並進移動させるととも
に、xy平面内で回転移動させる。
ところで、エキシマレーザ光の波長のもとてレチクルR
と共役に配置されたウェハWは、真空吸着により平面度
を矯正して保持するウェハホルダーWHに載置され、こ
のホルダーWHはウエハステージWS上に取り付けられ
る。ウェハステージWSは水平面(x、y平面)内で2
次元的に移動するXYステージと、その上に光軸AXに
沿って上下動するZステージとで構成され、そのZステ
ージの上にはウェハホルダーWHを微小回転させるθス
テージが設けられている。これらXYステージ、Zステ
ージ、θステージは不図示ではあるが駆動部SDにより
適宜所定の動きをするように各々独立に駆動される。第
2図ではX、Y、Z、θの独立した駆動機能を1つの駆
動部SDに代表して示しである。またZステージはウェ
ハWを上下動させて、投影レンズによるレチクルRのパ
ターン(又はマーク)像をウェハWのレジスト層に結像
させるためのものであり、例えば公知のフォーカスセン
サーAF、 、AFt とともに1妨(。
フォーカスセンサーAF、、AF、はウェハ表面の位置
がレチクルRの投影像面からどれだけずれているのかを
光学式に計測するもので、ウェハW上の投影領域内にレ
ジスト層を怒光させない波長成分の光を斜入射させる方
式のものである。
またウェハWの2次元的な位置、すなわちウェハステー
ジWSの座標位置はレーザ光波干渉式測長器(干渉計)
18により検出される。第2図では干渉計18が一次元
方向にしか示していないが、X方向とX方向との夫々に
ついて独立に干渉計が設けられる。
一方、先に説明したエネルギーモニター35からの出力
信号は露光量制御部36に入力する。この制御部36は
レーザ光のパルス発光が行なわれる毎に、そのパルスの
光量を積算して予め設定された適正露光量が得られるよ
うに、エキシマレーザ発振器lに対してトリガ信号を出
力するとともに光量制御器4に所定の制御信号を出力す
る。
次に、本実施例の特徴的な部分であるアライメント光学
系について説明する。第1図にも示したように前群り、
と後群L2の間の瞳BPの位置には小ミラーMが配置さ
れ、光軸AX’ に沿って色フイルタ−FL、検出光学
系L3%アライメント用対物レンズ系40A、40Bが
設けられる。本実施例では前群り、と後群り、による投
影レンズの全系はエキシマレーザ光の波長スペクトルに
対して良好に収差補正される。この際、前群L1は石英
のみによってレンズ素子が構成され、後群L2は石英と
ホタル石とによってレンズ素子が構成される。そして後
群L!と検出光学系り、による合成系は、レジスト層に
対して非感光の波長成分、例えば水銀ランプの緑、黄、
橙、赤色のスペクトル領域にある発光スペクトル(輝線
)の少なくとも1つ、又はCW(連続発振)レーザ光の
発振スペクトルに対して収差が補正される。もちろん完
全に収差補正されることが望ましいが、露光用のレーザ
光波長とアライメントに使う照明光波長との組み合わせ
によっては、必らずしも完全に補正されるとは限らない
、この補正の程度はアライメントに支障のない程度で、
ウェハW上のパターン(マーク)が像面!V上で十分解
像できていればよい。
さて、色フイルタ−FLはウェハWからの光情報のうち
露光用のレーザ光の波長成分をカットし、アライメント
用の光の波長域を通過させるものであり、紫外域の光に
よって検出光学系り、や対物レンズ系40A、40B等
のガラス材料が変質することを防ぐ働きもある。このフ
ィルターFL自体が紫外域の光により変質する場合は、
フィルターFLのみを交換可能にしておけばよい。別波
長のアライメント用照射光は、光ファイバー43A、4
3Bによって所定の光源から導びかれ、コンデンサーレ
ンズ42A、42B、ビームスブリック41A、42B
をそれぞれ介して対物レンズ系40A、40Bに入射し
、検出光学系り、を通ってミラーMに達し、ここで瞳E
Pの中心部に相当する領域に照明光が通るように反射さ
れて後群L2に入射する。別波長の照明光はウェハW上
のマーク領域WMA、WMBの夫々を含む局所領域を照
射する。そしてマーク領域WMA、WMBからの光情報
(反射光、又はレジス+−iから発生する螢光等)は再
び後群Lt、小ミラーM、検出光学系Lsを介して像面
IVに結像する。これら像は対物レンズ系40A、40
Bによりビームスプリッタ41A、41Bを介して撮像
素子44A、44Bの各受光面に再結像される。この撮
像素子44A(44B)はウェハW上のマーク領域WM
A (WMB)に形成されたアライメントマークの像を
、光ファイバー43A(43B)からの照明光のもとで
検出するとともに、マーク領域WMA(WMB)の上に
塗布されたレジスト層から発生する螢光による像も検出
することができる。レジスト層からの螢光の発生は、本
実施例ではレチクルRのマーク814 M RM A 
、 RM Bをエキシマレーザ光で照明して投影レンズ
によりレジスト層にマーク像を投影したときに起きる。
すなわち本実施例では、レジスト層に投影露光されたレ
チクルRのマークパターンの螢光像と、レジスト層の下
地に形成されているマーク領域WMA、WMBとをミラ
ーM、検出光学系L3、対物レンズ系40A、40B及
び撮像素子44A、44B等から成るアライメント光学
系で検出することにより、レチクルRのパターン領域5
0とウェハW上の1つのシ町ット領域CPとを位置合わ
せするように構成した。
さて、このアライメント光学系は、レチクルR上のマー
ク領域とウェハW上のマーク領域との位置が回路パター
ンのサイズや種類によって異なるため、像面lv上での
観察位置が変えられるようになっている。具体的には対
物レンズ系40A(40B)、ビームスプリッタ41A
 (41B)、コンデンサーレンズ42A(42B)、
光ファイバー43A(43B)及び撮像素子44A(4
4B)が一体になって、像面IVに平行な面内で2次元
的に移動、固定できるようにする。
またレジスト層から発生する螢光のスペクトルのうち、
アライメントの際の結像の使われるスペクトルは、光フ
ァイバー43A、43Bから射出される別波長照明光の
スペクトルと一致させるようにした方が色収差補正の点
からは望ましい。そのために、ミラーMから撮像素子4
4A、44Bまでの光路中に光学的なバンドパスフィル
ター等を挿入する。光ファイバー43A、43Bの他端
に位置する光源は図示されてはいないが、必要に応じて
光を断続できるような構成(シャッター等)になってい
る、そして撮像素子44A、44Bとしてはフォトダイ
オードアレー、ITVカメラ(撮像管、C0D)、又は
走査スリットと光検知器の組み合わせ等を用いることが
できる。尚、撮像素子は2次元の他に1次元のものでも
利用でき、この場合は撮像光路を2つに分け、各光路に
1次元の撮像素子を互いに直交する方向(X、y)に伸
びるように位置し、該2方向について独立に一次元の像
検出できるように構成する。撮像素子44A、44Bか
らの各画像信号は信号処理部45に入力し、検出した像
の位置情報に変換される。
さて、中央制御部46は装置全体を総括制御し、アライ
メントシーケスや露光シーケスも管理する。
中央制御部46は干渉計18からの座標情報信号処理部
45からの位置情報等の入力に基づいて、ウェハステー
ジWSのXYステージの移動(アライメントのための微
動やステップアンドリピート露光時のステッピング)を
指令するとともに、フォーカスセンサーAFL 、AF
、からの位置すれ情報の人力に基づいてウェハステージ
WS内のZステージの移動を指令する。さらに中央制御
部46は露光量制御部36に露光開始指令や適正露光量
情報等を送るとともに、露光量制御部36からは露光状
態の情報を受は取る。また中央制御部46はレチクルR
のマーク領域のみを照明するエキシマレーザ光に対する
シャッター31に開閉指令を出力するとともに、レチク
ルRのアライメント時には駆動部RDに駆動指令を出力
する。
第3図は、本実施例の装置に装着されるレチクルRのパ
ターン配置を示す平面図である。第3図において矩形の
パターン領域50の中心には光軸AXが通るように設定
され、この中心を原点としてxy座標軸を定めたとき、
マーク領域HMA、RMBはパターン領域50の両脇の
X軸上に設けられる。マーク領域RMA内にはアライメ
ント用のマークRXA、RYAが設けられ、マークRX
AはX方向に伸びた複数のスリットをX方向に配列した
もので、マークRYAはX方向に伸びた複数のスリット
をX方向に配列したものである。
マーク領域RMB内にも同様のマークRXB、RYBが
設けられる。これらマークRXA、RXBはX方向のア
ライメント(又は位置ずれ)検出に使われ、マークRY
A、RYBはX方向のアライメント(又は位置ずれ)検
出に使われる。
第4図は上記マークRXA、RXB、RYA。
RYBのうちマークRXASRXBを拡大した様子を示
す平面図であり、本実施例では5本のスリットパターン
RX、、RXI 、・・・RX、で構成され、このスリ
ットパターン部のみが光透過性になっている。スリット
パターンRX、 、RXt・・・RXSの各々の幅と長
さは同一に定められ、一定の間隔d、で並んでいるもの
とする。
第5図はウェハW上にステップアンドリピート露光によ
り形成されたショット領域CPとマーク領域WMASW
MBの配列を示す平面図であり、各ショット領域CPの
両脇のストリート(スクライプ)線上にマーク領域WM
A、WMBが形成される。これらショット領域CPとマ
ーク領域WMA、WMBとは例えば第1層の露光時に同
時に転写されるものである。各マーク領域WMAにはX
方向の位置ずれを検出するためのマークWXAとX方向
の位置ずれを検出するためのマークWYAとが形成され
、マークWMAはX方向に伸びたスリットパターンをX
方向に複数本配列したものであり、マークWYAはX方
向に伸びたスリットパターンをX方向に複数本配列した
ものである。各マーク領域WMBについても同様のマー
クWXB。
WYBが形成される。
第6図はウェハW上のマークWXA、WYA。
WXB、WYBのうちマークWXA、WXBの形状を拡
大して示す平面図である。マークWXは4本のスリット
状のパターンWXI 、WX! 、WXs 、WXaで
構成され、各パターンWX、〜WX、はともに同一の幅
、長さに定められ、そのピッチも一定に定められる。こ
のパターンWX、−WX4の夫々のX方向の幅は、レチ
クルR上の寸法に換算したときマークRXのスリットパ
ターンRX1〜RX、の間隔dsよりも小さくなるよう
に設定され、かつパターンwx、−wx、はレチクルR
とウェハWとがアライメントされたとき、スリットパタ
ーンRX、〜RX、の各スリットの間の遮光部によって
完全に遮へいされるように設計されている。またマーク
WYA、WYBの構成についても全く同様である。尚、
第6図の下はマークWXの断面形状を表わし、ここでは
凸状のスリットパターンWX、−WX4が形成されてい
るものとする。
以上、本実施例の構成を説明したが、上記構成において
、アライメント時にはレチクルRのマークRXA、RY
A、RXBSRYBのみがエキシマレーザ光で照明され
るように、シャッター31が開かれるとともに光量制御
器4は露光用のエキシマレーザ光を遮断する。そしてパ
ターン領域50のウェハWへの露光時にはアライメント
マークRXA、RYA、RXB、RYBにエキシマレー
ザ光が照射されないようにシャッター31が閉じられる
とともにブラインド13がマーク領域RMA、RMBを
遮へいするように開口形状寸法が設定される。またアラ
イメント時の位置ずれの補正は、ウェハステージWSの
駆動部SD、又はレチクルステージR3の駆動部RDに
より行なわれる。
この位!ずれ補正がX方向とX方向の平行移動だけでよ
い場合は、投影レンズが両側テレセンドリンクであるこ
とを前提として、前群り、中のレチクルR側に位置する
フィールドレンズをx、、X方向に微動させるような構
成にしても微動なアライメント動作が可能となる。また
回転方向のずれ補正についてはショット領域CPの両脇
に付随した2つのマークWYA、WYBを用いたそれぞ
れのX方向のずれ量の差により回転誤差量を検出して、
ウェハステージWS内のθステージの駆動、又はレチク
ルステージR3の回転駆動を行なえばよい、また投影レ
ンズの瞳EPの中心にミラーMがあるため、露光時にお
いてはこのミラーMによって一部のエキシマレーザ光が
けられることになり、投影レンズの解像力や像質に影響
を及ぼすことになる。しかしながら、瞳EP内にしめる
ミラーMの面積をある程度よりも小さくすると、実用上
はほとんど無視できるようになる。これは光学系のOT
F特性の設計シミュレーションによっても容易に確認す
ることができる。
次に、本実施例におけるアライメント(レチクルRとウ
ェハWとのTTLアライメント)手法を第7図、第8図
、第9図を参照して説明する。
第7図はレジスト層で塗布されたウェハW上のマークW
Xに別波長のアライメント用照明光のみを照射したとき
に撮像素子44A1又は44Bで検出されるマークWX
の像のX方向の強度分布を示し、これはX方向の走査線
SL(第6図参照)に応じた画像信号の波形にも対応し
ている。第7図の波形60のように、ウェハW上のマー
クのスリットパターンWx1〜WX、に対応する部分の
強度が変化し、ボトム波形62.63.64.65のよ
うになる。特にマークWX1〜WX4の各々の段差エツ
ジ部では散乱光が多く発生し、瞳EP内のミラーMに戻
ってくる反射光量が極端に低下する。そこで一定のスラ
イスレベル61と波形60とを比較してボトム波形62
.63.64.65との交点(XWIA、XWIB)を
求め、その交点の中点から各ボトム波形の中心座標値X
WIC,XW2C,XW3C,XW4Cを求める。
この値がウェハW上のマークWXの各スリットパターン
の位置である。
第8図は、レチクルRのマーク領域のマークRXにエキ
シマレーザ光を照射し、マークRX内のスリットパター
ンRX、〜RX、の像を励起光としてレジスト層に投影
露光したときに生じる螢光像のX方向の強度分布を示す
波形図である。この強度分布は撮像素子44A、44B
にて検出された画像信号にも対応し、マークRXのスリ
ットパターンRX、−RX、の夫々は、波形上のピーク
67.68.69.70.71に対応する。そこでその
画像信号に基づいて所定のスライスレベル67と比較し
、各ピークの中心点の座標値XR,、XR,、XR,、
XR4,XRsを求める。
第9図はレジストRのマークRXとウェハWのマークW
Xとが正確にアライメントされたときに、マークRXに
エキシマレーザ光を照射して螢光像を形成した場合のウ
ェハWのX方向の断面を示す図である。ウェハWの下地
基板79にはマークWX゛ノスリットハ9−7 W X
 + 、 W X z、WX!、WX。
が凸状に形成され、その上に第1のレジストN80が形
成され、さらにその上に第2のレジスト層81が形成さ
れる。第9図に示したレジスト層は所謂多層レジスト構
造と呼ばれるものである。レチクルR上のマークRXの
エキシマレーザ光による像がウェハ上に投影されると、
この像は第2レジスト層81上で明るいスリット状の螢
光発生部LX、、LXオ、LX、、LX、、LX、とな
る、この第9図のようにレチクルRとウェハWが理想的
に重ね合わされた時に、レチクルRのスリットパターン
RX、〜RX、の間のスペース部(遮光部)の中点にウ
ェハWのスリットパターンWXI〜WX、の各々が位置
するように設計されているものとすると、ウェハWのマ
ークWXの撮像中心位置XWeとレチクルRのマークR
Xの螢光像中心位置XRcはそれぞれ次の(1)、(2
)式によって算出される。
4  ′*1 5  i″1 そして、螢光像を作るためにレチクルRのマークにエキ
シマレーザ光を照射したときに、レチクルRとウェハW
とに相対的なずれがあると、そのずれ量ΔXは(3)式
により求められる。
ΔX=XWc−XRc   ・・・・・・・・・(3)
このずれ量ΔXはレチクルRとウェハWに対して共通の
撮像素子44A、44Bにより検出されたものであり、
また螢光発光部とマークWxとが同じウェハW上にある
ことから、システム上のオフセットは全く含まれない、
しかしながら螢光の波長スペクトルとマークWXを検出
するための別波長の照明光スペクトルとのわずかなちが
いによるディストージョン誤差、特に倍率色収差が含ま
れることがある0本実施例ではこのディストレージョン
誤差を極力小さくするように光学系の色収差を補正する
ため、実用上はあまり問題にはならない、それはマーク
領域RMAとRMB及びマーク領域WMAとWMBがア
ライメント時に投影レンズの光軸AXに対して点対称に
配置されることにもよる。また瞳EPの径に対して小さ
な面積のミラーMを介してウェハ面を観察するため、後
群L2はウェハW側の最大のN、A、(開口数)よりも
かなり小さなN、 A、に制限して使われることになり
、見かけ上の焦点深度が大きくなることにもよる。
次に、本実施例による装置の全体的な動作について第1
0図のフローチャート図を参照して説明する。このフロ
ーチャート図は主にアライメント露光の動作を表わし、
中央制御部46によって実行されるものである。尚、ウ
ェハW上には第5図に示したようにアライメントマーク
が形成されているものとする。
まずステップ100でウェハWをその外形を基準として
プリアライメントした後ウェハステージWS上にローデ
ィングし、ステップ101でオフアキレス系のアライメ
ントセンサー(不図示)を使用してウェハWのグローバ
ルアライメントを行ない、ステップ102ではウェハW
内の最初の露光位置(第1ショット位置)ヘウェハステ
ージWSを移動させるべく指示を出し、ステップ103
ではウェハアライメント用の別波長の照明光(光ファイ
バー43からの光)を点灯する。ステップ104ではウ
ェハステップWS用の干渉計18から出力される座標計
測値に基いて所定の露光位置(ショット位置)にウェハ
ステージWSが来ているかどうかを一定の許容誤差をも
って判定し、許容誤差内に入っていなければステップ1
05で続けてウェハステージWSの駆動を行なう。
ウェハステージWSが許容誤差内に入ると、ステップ1
06でウェハWのアライメントマークの画像信号を信号
処理部45を介して撮像素子44A、44Bの出力から
取り込み、信号波形の特徴からマークWX、WYが検出
されたかどうかをステップ107で判定する。アライメ
ントマークWx、wyが見つからない場合は、ステップ
10Bでウェハ内の最初の露光ショット位置かどうか判
定し、最初のショット位置ならばステップ101に戻っ
てグローバルアライメントからやり直す。
そのウェハW上に第2シヨツト以降ならばステップ10
9において撮像素子44A、44Bの信号電送系の増幅
度又は、信号有無の判定レベル又はアライメント光の照
明強度等のアライメント条件を変えてステップ106に
戻る。ステップ107でウェハアライメントマークが検
出されたことがわかればステップ110でレチクルアラ
イメントマークRX、RYの照明用のミラーMA、MB
の繰り返し、シャッタニ3Iを開けて、TTR(スルー
ザレチクル)照明系を設定する。そしてステップ111
でウェハアライメントマークWX、WYの画像信号を再
度、撮像素子44A、44Bより取り込んだ次の瞬間に
、ステップ112でエキシマレーザ発振器1のトリガ(
発光)と干渉計18からの座標値のラッチを同時に行な
う、そしてレチクルアライメントマークRX、RYのレ
ジスト層上の螢光像(LXI−LXs)に対応した画像
信号を撮像素子44A、44Bより取り込む。
エキシマレーザの発光のパルス数は1発で十分な検出信
号が得られればよいが、十分でなければ続けて複数パル
ス発光させる。ステップ113で信号処理部45の働き
により各アライメントマーク間の位置ずれ量を式(1)
、(2)、(3)に基づいて計算して中央制御部46に
出力し、ステップ114でウェハW又はレチクルRの実
際に動かすべき変位量に変換される。ステップ115で
は計算された変位量と先にラッチした座標値とに基き、
ウェハW又はレチクルRを移動させる。ステップ116
では中央制御部46により指示された変位量だけ、ウェ
ハW又はレチクルRが移動したかどうかを、例えばウェ
ハWを動かす場合には干渉計18の出力する座標計測値
により判定する。この判定により許容誤差に入っていな
ければ再度ファイバー43の照明光を点灯してステップ
111へ戻ってアライメントマークの画像信号の取り込
みを行なう。許容誤差内ならばステップ117へ進み別
波長の照明光が消灯され、レチクルアライメントマーク
照明用のミラーMA及びMBが退避し、シャッター31
が閉成されてTTR照明系が退避する。そしてステップ
118でエキシマレーザ発振器1を発光させて、露光量
制御部36の働きで、必要とされる露光エネルギーが、
レチクルRを通してウェハW上のレジスト層に与えられ
る。ステップ119ではウェハW内のショット領域のう
ちの最後のショットであったかどうか判定し、最後のシ
ョットでなければ、ステップ120でウェハステージW
Sが次の露光位置へ進むよう指示(ステッピング)を出
してステップ103に戻り、最後のショットであればス
テップ121でウェハWをウェハステージWSからアン
ロードする。ステップ122ではアンロードしたウェハ
Wが連続して露光する一連のウェハの最後のウェハであ
ったかどうかを判定し、最後のウェハであれば露光は終
了し、そうでなければステップ100へ戻る。
以上のシーケンスの中でステップ103ではウェハアラ
イメント用の別波長の照明光を点灯状態にしているが、
フォトダイオードアレー等の蓄積型の撮像素子を用い、
かつアライメント用の別波長照明光のスペクトルでレジ
ストに対する感光効果が非常に弱ければ、別波長照明光
をはじめから点灯し続けていてもよい、具体的にはステ
ップ111でウェハ上のマークwx、wyの画像信号を
取り込んだ時にエキシマレーザ発振器1を発光させて、
即座に画像信号の取り込みを行なうようにすれば、ウェ
ハWとレチクルRの機械的な相対変位が生ずる前に、マ
ークwx、wyと螢光像との両方の画像信号をほぼ同時
に取り込むことがてきる。
また以上の第1の実施例の中で第1図、第2図の対物レ
ンズ40A、40Bから撮像素子44A544Bに至る
部分はアライメントマークの検出、計測に用いるものと
したが、回路パターンをエキシマレーザ光によって転写
中であっても、瞳EPの中心には小ミラーMが配置され
たままなので転写されているパターンの螢光像を観測す
るのに使用することもできる。このためウェハW上の下
地のパターンと螢光像との相対位置ずれすなわち実際の
重ね合わせ状態を観測するのに用いることもできる。
また、第4図にレチクルアライメントマークRXの例を
示したが、このようなマークによると第9図に示すよう
にウェハW上に投影されるマークRXのスリットパター
ンの像をウェハW上のアライメントマークWXのスリッ
トパターン部分と重ならないようにできる。このため異
なるレイヤー(焼き付は層)に対するレチクルアライメ
ントマーク照明用のスリットパターンの幅を、後で焼付
けるレイヤーのレチクル程太くしていけば、ウェハW上
のマークWXをレイヤー毎に移し替える必要がないので
よい。
また第1図、第2図におけるミラーMは瞳中心にあって
小さいものとしたが、ウェハ上の像の観測に対しては解
像度の高い光学系が望まれる為、ミラーMの外径を大き
くし、中心部の投影レンズNAにして例えば0.35に
相当する瞳上の部分はエキシマレーザ光の投影結像の為
に穴を開けて中空とし、その周辺部の例えばNAo、3
.5〜0.45に相当する瞳上の部分をウェハW上の像
観測に用いるものとしてもよい、このためミラーMは瞳
EPの位置に斜設した輪帯状の反射面をもつとともに、
投影レンズのウェハ側のNAはもともとNAO045程
度が必要となる。また上記シーケンス中、のステップ1
12において、エキシマレーザ光でレチクルマークRX
、RYO像をレジスト層に転写したとき、レジスト像か
らの螢光はごく短時間に消えてしまう。このため、撮像
素子44A、44Bによる螢光像の取り込みは早いタイ
ミングで行なわれる。また別波長の照明光スペクトルと
螢光のスペクトルとが近いか一敗していると、螢光像を
検出するときウェハW上のマークWXSWYの像も重畳
して検出されることになるが、螢光像は自ら発光するも
のであり、マークWX、WYの像はレジスト層の下地か
らの反射で作られるものであることから、撮像したとき
両者にはコントラストができる。
尚、そのコントラストが弱い場合は、螢光像検出時に別
波長照明光を消灯しておけばよい。
また上記シーケンス中には焦点合わせの説明が省かれて
いるが、ウェハWと投影レンズ後群L!との間隔はギャ
ップセンサーでも均一され、ギャップが一定になるよう
に制御されている。
(第芝の実施例) 第2の実施例においては第11図に示すように前群り、
の瞳EP側から見て凹面になっているレンズL+aの片
側の凹面Mra上に、エキシマレーザ光に対しては反射
防止(高透過率)となるが、アライメント用の別波長の
光に対しては部分的反射を行なうような波長選択性の薄
膜が形成される。
そしてウェハW上のパターン(又はマーク)をアライメ
ント光(別波長照明光)で観測する際に結像する光は、
後群L8を上向きに進み、瞳EP全面のうちミラーMの
外側を通り、凹面M、。により下向きにミラーMに向け
て反射収束され、ミラーMで反射して、検出光学系り、
に入つて結像面IV上にウェハ上のパターン(マーク)
像を結ぶようになっている。従って、別波長照明光、又
はレジスト層からの螢光のスペクトルに対する収差補正
は、前群り、中の凹面M t o以下のレンズ部分り目
と、検出光学系り、を用いてでき、かつ、ウェハW上の
パターン(マーク、螢光像)観測特に利用される投影レ
ンズのNAは、エキシマレーザ光でパターン投影露光す
る時のNAと同じとなって、第1の実施例に対して高解
像の観察ができ、従ワて高精度の7ライメント(マーク
検出)ができるという特徴がある。また別波長照明光や
蛍光のスペクトルに対する収差補正を前群L1の一部の
レンズ(Ll。、L++)を使用して行なうことができ
、場合によっては、前群Ltのうちの凹面M1゜以下の
部分(例えばり、。、L、、)に石英以外の光学材料、
例えば螢石を用いて収差を良好に補正することができる
第2の実施例においてもアライメントマークの形状や配
置、装置の動作シーケンスは第1の実施例と同じである
ので説明を省略する。尚、第2の実施例において、ファ
イバー43A、43Bから射出した別波長照明光もミラ
ーMを介して凹面M1゜で下向きに反射されてウェハW
に達する。
本実施例では、ミラーM以外に凹面MIoに形成された
波長選択性の薄膜も、本発明の反射手段に相当し、後群
り2.6群L1のレンズ部(Ll@、L++)反射面M
、・、ミラーM及び検出光学系L3との合成系において
、別波長照明光や螢光の各スペクトルに対する収差□補
正がなされる。
(第3の実施例) 第1、第2の実施例においては、レチクルアライメント
マークの投影像はウェハWの上にあるレジスト層で生じ
る螢光像に変換して観測するものとしたが、第3の実施
例においてはエキシマレーザ光によるアライメントマー
ク像がレジスト層に作用して生じるアブレーシヨン(薄
減り)の像又は潜像を検出することにより行なうもので
ある。
光学系及び制御系は第1又は第2の実施例のものを共通
に使用できる。しかしアライメントと露光のシーケンス
の一部が異なるので、その部分について説明する。本実
施例においては特にフローチャートを図示しないが、第
1の実施例におけるフローチャート(第10図)中のス
テップ111.112.113が異なり、ステップ11
6が省略される。ステップ110までとステップ117
以降は第10図と同じであるから説明を省略する。
ステップ110においてレチクルアライメントマーク照
明用のミラーMA、MBが出て、シャッター31が開き
、TTR照明系の設定が終わると、ステップ111にお
いてエキシマレーザ発振器1を発光させてレチクルアラ
イメントマークRX。
RYのみを照明してウェハW上のレジスト層にマークR
X、RYのアブレーシゴン像又は潜像を形成する。アブ
レーション像として形成する場合は、レチクルR上のマ
ークRX、RYの転写時のエキシマレーザ光の1パルス
当りの露光エネルギーを大きくした方が、レジストの膜
減りが大きくなってレジスト上に残るレチクルアライメ
ントマーク像(レチクル層表面が段差となってエツジが
形成される)を観測し易くなる。ステップ112におい
てはウヱハW上のアライメントマークWx、wyと、レ
チクルアライメントマークRX。
RYのアブレーション又は潜像の光情報に対応した画像
信号を撮像素子44A、44Bにより取り込む。ステッ
プ113においては信号処理部45の働きにより各アラ
イメントマーク間の位置ずれ量を計算して中央制御部4
6に出力し、ステップ114でウェハW又はレチクルR
の実際に動かすべき変位量に変換される。ステップ11
5では計算された変位量に基き、ウェハW又はレチクル
Rを移動させる。ステップ117ではレチクルアライメ
ントマーク照明用のミラーMA及びMBが引込み、シャ
ッター31が閉じられてTTR照明系の退避が行なわれ
、アライメント用の別波長照明光が消灯される。
第3の実施例においては、レジスト上に一度レチクルア
ライメントマークの像を焼付けてアブレージロン像又は
潜像としてしまうと、同一位置に再びレチクルアライメ
ントマークの像を形成できないので、アライメントが終
了した位置でアライメント精度の最終確認を行なえない
、しかし、レチクル上にパターンとして残るので、ゆっ
くりとした撮像、例えばメカニカルなスリット走査によ
る画像信号の取り込みができ、また全方位に向けて放射
される螢光を用いる第1、第2の実施例と異なり照明の
し方を工夫すればレチクルアライメントマーク像の計測
もコントラストを強調して行なうこともできる。また本
実施例において、最終的なアライメント動作をウェハス
テージWSを用いて行なうものとすれば、ステップ11
2においてエキシマレーザ光を発光させる時のウェハW
のアライメントマーク又はレチクルアライメントマーク
像の計測位置を記録し、ステップ115でウェハWを移
動させる時は、ウェハアライメントマーク又はレチクル
アライメントマーク像を撮像素子44A、44Bによっ
て位置計測し続け、補正すべき位置ずれ量だけウェハW
が移動したかどうかを計測し、判定できる。これに対し
、第1又は第2の実施例においては、エキシマレーザ光
発光時のウェハアライメントマーク位置を記憶し、その
後のウェハアライメントマーク位置の移動を計測すれば
ウェハWの実際の移動量が計測できる。
このようにウェハW上のアライメントマーク位置を画像
信号に基づいて直接計測した方が、レーザ干渉計18を
用いるよりも、空気の屈折率揺らぎの影響を受けにくく
、アライメント精度は良くなる。
(第4の実施例) さて、第4の実施例においては第12図に示すようにウ
ェハ上のマーク観測において、暗視野照明可能としたも
ので、基本的には第11図の光学系をベースにして、別
波長照明系200を付加したものである。アライメント
光照明用ファイバー201A、201Bからは第1〜第
3の実施例と同様、レジストに対しである程度の透過性
を持ったスペクトルの光(罪悪光性が望ましい)が射出
され、コンデンサーレンズ202A、202Bにより、
ウェハW上のアライメントマーク位置に対応する部分を
照明する。レンズ系L4を介して両面が反射面とされた
ミラーMに向かった照明光はミラーMの下面で反射され
て後群L2に向かい、ウェハW上のアライメントマーク
領域を照明する。
この照明系200はウェハアライメントマーク又はレチ
クルアライメントマークの位置が変わると、それに合わ
せて照明場所が変えられるように、ウェハWと共役な像
面IIに沿ってコンデンサーレンズ202A、202B
が移動する構成となっている。このように瞳EPのミラ
ーMの下面の反射を用いるので、ウェハへ向う、照明光
とウェハからの結像光とは瞳上の場所が分離され、照明
系200を用いて撮像素子44A、44Bで得られた像
は暗視野像となってマークエツジ部が強調され、アライ
メントマーク位置の計測が容易になるという特徴がある
。尚、本実施例では照明部分を可動とし、2ケ所を選択
的に照明したが、照明の光強度が十分とれ、フレアの問
題が生じない場合には、ウェハWのアライメントマーク
が存在し得る領域全体を照明してもよい、その場合は照
明部分をアライメントマーク位置に応じて移動させる必
要がなくな葛という利点が生じる。
以上の実施例のうち第2、第4の実施例によれば、ウェ
ハW上で発生する螢光を効率よく、しかも結像光学系の
(後群L!、検出光学系り5等)光軸(主光線)に対し
て対称な受光角で受光できるので、ウェハWのアライメ
ントマークとレチクルRの像の合致度を直接測定するよ
うな場合、例えばProceeding of 5PI
E Vol、565の6ページから13ページに開示さ
れたような螢光検出に用いると良い精度が期待できる。
また以上の全ての実施例において、アライメントマーク
観測位置は投影レンズの視野内の2つの部分のみとして
説明したがそれ以上の部分に対して観測するような構成
も可能である。
例えば、アライメント用の結像光学系(合成系)におい
て収差の補正が完全に補正できないような場合、露光領
域の周辺の少なくとも3ケ所以上の点でサジタル方向(
光軸AXに対して放射方向)にアライメントマークの位
置ずれを検出するような構成にする必要がある。
また本発明の各実施例においては、投影レンズの後群L
2とミラーM(又は反射凹面M1゜)と検出光学系Lコ
とによる合成系において、別波長の光に対して収差補正
されるとしたが、後群L!のみに対して色収差補正する
ようにしても、結隅的には上記合成系において収差補正
されているのと実質的に同一のことである。さらに各実
施例に示した検出光学系L3  (像面IVを作りだす
こと)は必ずしも必要ではなく、対物レンズ系40A、
40Bが瞳BPのミラーMを直接観察する瞳像抽出式の
アライメント系の場合でも、本発明を同様に適用できる
。この場合は対物レンズ系40A、40Bが本発明の検
出光学系に相当し、投影レンズの後群Lxのみに関して
別波長の光に対しても収差補正が行なわれる。このよう
な瞳像抽出式の場合は、マーク、又は螢光発光部を像と
して検出することはできないため、照明光をスポットに
して走査するための走査手段等が必要となる。
さらに本発明においては、アライメント用の別波長照明
光としてCWレーザ等の単色光だけでなく、ハロゲンラ
ンプ、水銀ランプ等のスペクトル幅の広い光も用いるこ
とができるので、反射率が高くかつ粒子性のあるアルミ
ニウム層で覆われたウェハWに対してアライメントマー
ク検出する場合、レジスト膜厚変化による干渉や粒子性
によるスペックルの影響を防止でき、従って精度のよい
アライメントマーク検出を行なうことができるという利
点もある。
また本発明によれば撮像素子としてアライメント用に用
いるものは紫外光用のものは必要でなく、可視用のもの
でよいので安価で感度が良く、経時変化や紫外光による
感度変動がない撮像素子(光電素子)を用いることがで
き、後群L2以外のアライメント光学系は可視域でも構
成できるので、レンズ材料が多くの種類から選択できて
光学設計も容易で、光学系の調整も行ない易いという利
点がある。
尚、本発明は、紫外域のエキシマレーザ光を用いた投影
結像式のアライメント装置に対して最も効果を発揮する
が、その他のスペクトル領域を用いた結像光学系を組み
込んだアライメント装置又は投影光学装置に対しても通
用すれば良好なアライメント精度を得ることができ有用
である。
〔発明の効果〕
以上のように本発明によれば、パターン転写用の投影光
学系の結像性能を下げることなく、エキシマ等の第1波
長の光に関して吸収の激しいレジスト層を透過するスペ
クトルの第2波長の光に対して収差補正された光学系を
用いてアライメントずれをスルーザレンズで高精度に計
測できるので高いアライメント精度が達成されるという
効果がある0本発明はレチクルパターンの転写にあたっ
てスペクトル幅を狭帯域化したエキシマレーザ光(第1
波長光)について収差補正された投影光学を用いたスル
ーザレンズアライメントを可能としただけでなく、広帯
域で自然発振するエキシマレーザ光に対して色消しく収
差補正)された投影光学系を用いて、他のアライメント
用スペクトル光(第2波長光)についても色消しされた
光学系(合成系又は後群L8)を設けるため高精度なア
ライメント手段として適用できる。
また本発明のアライメントマーク観測系を用いて、回路
パターンの露光中にもウェハアライメントマーク位置を
計測することができ、露光中にウェハWが移動しないか
どうかのチェックできるだけでなく、ウェハアライメン
トマークの位置信号をウェハステージWSやレチクルス
テージR3の駆動系のサーボ系にフィードバックしてウ
ェハWの位置(レチクルRの投影像とウェハWとの相対
的位置)の安定化にも使用できるので、ウェハステージ
WSの移動によるアライメント精度劣化や解像力低下も
防ぐことができて有効である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1の実施例による投影光学装置の主
要な光学系の配置を示す斜視図、第2図は第1実施例に
よる投影光学装置の全体の構成を示す図、第3図はレチ
クル上のパターン、マークの配置を示す平面図、第4図
はレチクル上のマークの拡大平面図、第5図はウェハ上
のショット領域とマークとの配置を示す平面図、第6図
はウェハ上のマークの拡大平面図、第7図はウェハ上の
マークを光電検出したときの波形図、第8図はレジスト
から生じるレチクルマーク転写像に対応した螢光像を光
電検出したときの波形図、第9@はアライメント時にお
けるウェハ上のレジストの様子を示すウェハ断面図、第
10図は第1実施例の装置による動作シーケンスを示す
フローチャート図、第11図は本発明の第2の実施例に
よる投影光学装置の光学配置を示す図、第12図は本発
明の第4の実施例による投影光学装置を示す図である。 (主要部分の符号の説明) R・・・レチクル W・・・ウェハ L+・・・投影レンズの前群 り、・・・投影レンズの後群 EP・・・瞳 M・・・ミラー L、・・・検出光学系 IV・・・像面 l・・・エキシマレーザ光発振器 43A、43B、201A、201B・・・別波長の照
明光用のファイバー

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)所定の第1パターンを有する第1基板を投影用の
    第1照明光で照射し、前記第1パターンの像を投影光学
    系を介して第2基板に投影するとともに、前記第1基板
    と第2基板との位置合わせのために、前記第1照明光と
    異なる波長成分の第2照明光で前記第2基板を照射する
    装置において、前記投影光学系のほぼ瞳位置に配置され
    て、前記第2照明光の照射により前記第2基板に形成さ
    れた第2パターンから発生して前記投影光学系に入射し
    てきた光情報を取り出す反射手段と;該取り出された光
    情報を入射して前記第2パターンを検出する検出光学系
    とを有し、 前記投影光学系のうちで前記反射手段から前記第2基板
    側に位置する光学系は前記第2照明光の波長成分に対し
    て収差がほぼ補正されていることを特徴とする投影光学
    装置。
  2. (2)前記投影光学装置は、前記第2基板の表面に形成
    された感光層に対して透過性を有する光を前記第2照明
    光として射出するアライメント用照明系を有し、該第2
    照明光は前記検出光学系と前記反射手段とを介して前記
    第2基板に照射されることを特徴とする特許請求の範囲
    第1項記載の装置。
  3. (3)前記投影光学装置は、前記第2基板に前記第1パ
    ターンの像を投影するために、前記感光層を感光させ得
    る波長成分の光を前記第1照明光として前記第1基板へ
    射出する投影用照明系を有し、前記感光層に投影された
    前記第1パターンの潜像、アブレーション像、もしくは
    前記第1パターンの像に対応した螢光像、リン光像を検
    出するとともに、該感光層の下地に形成された前記第2
    パターンの像を検出することを特徴とする特許請求の範
    囲第2項記載の装置。
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