JPS63235865A - 成分の分析方法 - Google Patents

成分の分析方法

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JPS63235865A
JPS63235865A JP7057487A JP7057487A JPS63235865A JP S63235865 A JPS63235865 A JP S63235865A JP 7057487 A JP7057487 A JP 7057487A JP 7057487 A JP7057487 A JP 7057487A JP S63235865 A JPS63235865 A JP S63235865A
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Kuniaki Tokuda
徳田 邦明
Takanori Toyama
遠山 孝紀
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Wako Pure Chemical Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、亜硝酸イオンの影響を回避した成分、特に生
体試料中の該成分の分析方法に関する。
〔従来技術〕
亜硝酸イオンは比較的不安定なイオンであり、酸化性と
還元性を有するため、試料中に存在する場合には該試料
中の他の成分の測定時に悪影習を及ぼすことが往々にし
て見られた。例えば、残留塩素のo−トリジン法又はヨ
ウ素法による測定時、塩素イオンのチオシアン酸第二水
銀比色法による測定時、硝酸イオンのフェノールジスル
ホン酸法による測定時、リン酸イオンのモリブデン置注
による測定時、イオウのN、N−ジメチル−p−フ二二
しンジアミン法による測定時、微量蛋白のクマシーブリ
リアントブルーG−250法、ピロガロールレッド−モ
リブデン酸錯体法、ブロムピロガロールレット−タング
ステン酸錯体法、ピロカテコールバイオレット−タング
ステン酸錯体法又はクマシーブリリアントブルーR法等
による測定時等に於ては、その発色を妨げたり、i検値
を上昇させたりして定量或は定性反応を妨げ或は誤差を
生じさせる場合がしばしばあった。特に尿中の微量蛋白
の測定に於ては、その正常値と異常値の境界が蛋白濃度
としてl0mg/d!付近であるため亜硝酸イオンによ
り4〜6+ng/d!の負誤差を生じることはその患者
の病態、病勢を判断する上で大きな問題となっていた。
従って、上記各種測定法を実施する際に、検体中に亜硝
酸イオンの共存が考えられる場合には、予め別途に゛検
体の盲検値を調べるか、或は亜硝酸イオンを予め例えば
過酸化水素、過マンガン酸塩等で酸化分解して除いた検
体を用いて測定を行わなければ実際には正確な値が得ら
れているとは言えない訳であ、るが、それを実施するに
は、例えば測定操作のステップ数の増加や操作の煩雑化
等を伴うため進んでこの方法を取り入れるには抵抗があ
り、より簡便でより効果的に亜硝酸イオンのJIBを回
避できる新たな方法の出現が強く望まれていた。
〔本発明の目的) 本発明の目的は、上記した如き種々の測定法に於て、測
定値に影響を及ぼす亜硝酸イオンを簡便に、且つ反応操
作ステップ数の増加や操作の煩雑化等を伴わずに除去す
る方法を提供することにある。
〔発明の構成〕
上記目的を達成するため本発明は次の構成よりなる。
[亜硝酸イオンにより影響を受ける、成分の分析方法に
於て、亜硝酸イオンの影響を除くため分析用試薬に、下
記に)〜に)から成る群より選ばれた1種又は2種以−
ヒの含窒素有機化合物を添加してこれを行うことを特徴
とする成分の分析方法。
U)式−1 (但し、R1へR5は夫々独立してスルホン酸基、カル
ホキシル基、水酸基、スルホニルアミノ基、ハロゲン原
子、炭素数1〜4のアルキル基、ニトロ基又は水素原子
を示し、R6は炭素数1〜4のアルキル基、炭素数1〜
4のヒドロキシアルキル基、アミノ基又は水素原子を示
す。)で示されるアニリン誘導体及びその可溶性塩類。
(ロ)式 −2 Rフ − NH−R” [但し、R7及びR8は夫々独立して炭素数1〜4のア
ルキル基、炭素数1〜4のヒドロキシアルキル基、炭素
数1〜4のアミノアルキル基又は水素原子を示す(但し
、R7とR8が共に水素原子である場合を除く、)。]
で示される脂肪族アミン類及びその可溶性塩類。
(ハ)式−3 R9−NtlNH2 (但し、R9は炭素数1〜4のアルキル基又は水素原子
を示す。)で示されるヒドラジン誘導体及びそのIJI
溶性塩類。
に)式−4 (但し、 IIIQ〜R12は夫々独立して水素原子、
炭素数1〜4のアルキル基又はフェニル基を示す。)で
示されるチオ尿素誘導体及びその可溶性塩類。」 即ち本発明者らは、分析用試薬(測定試薬)中に特定の
芳香族或は脂肪族の第1又は第2アミン、ヒドラジン誘
導体、もしくはチオ尿素誘導体を添加し、それと試料中
の亜硝酸イオンとを反応させてジアゾ化合物、アルコー
ル、ニトロソアミン、窒素等を生成させて亜硝酸イオン
の除去を行う場合には、試料中の目的とする成分の測定
には何等影晋を与えずに亜硝酸イオンの除去と該分析を
同時に行うことが可能であることを見出し本発明を完成
するに到った。
誘導体のRI、 R5は夫々独立してスルホン/leE
&、カルボキシル基、水酸基、スルホニルアミノ基、例
えば塩素、臭素、沃素等のハロゲン原子、例えばメチル
基、エチル基、プロピル基、ブチル基環炭素数1〜4の
アルキル基、ニトロ基又は水素原子を示し、R′は例え
ばメチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基環炭素数
1〜4のアルキル基、例えばヒドロキシメチル基、ヒド
ロキシエチル基、ヒドロキシプロピル基、ヒドロキシブ
チル基環炭素数1〜4のヒドロキシアルキル基、アミノ
基又は水素原子を示す。また、この可溶性塩類としては
アニリン骨格に係わる鉱酸塩(例えば塩酸塩、硫酸塩等
)の他にR1−R5で示されるスルホン酸基、カルボキ
シル基のアルカリ金属塩若しくはアンモニウム塩、或−
はR1−R5で示されるスルホニルアミノ基、Rbで示
されるアミン基の部分に係わる鉱酸塩(例えば塩酸塩、
硫酸塩等)も含まれる。
本発明に係わるR’−Nil−88で表わされる脂肪族
アミン類の87及びR8は夫々独立して、例えばメチル
基、エチル基、プロピル基、ブチル基環炭素数1〜4の
アルキル基、例えばヒドロキシメチル基。
ヒドロキシエチル基、ヒドロキシプロピル基。
ヒドロキシブチル基環炭素数1〜4のヒドロキシアルキ
ル基、例えばアミノメチル基、アミノエチル基、アミノ
プロピル基、アミノブチル基環炭素数1〜4のアミノア
ルキル基又は水素原子を示す(但し、R7とR8か共に
水素原子である場合を除く、)6また、この可溶性塩類
としては、R7−NH−R8の−NH一部分に係わる鉱
酸塩(例えば塩酸塩、硫酸塩等)の他に、1(7又はR
8で示されるアミノアルキル基の部分に係わる鉱酸塩(
例えば塩酸塩、硫酸塩等)も含まれる。
本発明に係わるR 9− N II N It□で表わ
されるヒドラジン誘導体の89は例えばメチル基、エチ
ル基、プロピル基、ブチル基環炭素数1〜4のアルキル
基又は水素原子を示す。また、この可溶性塩類とは、R
”N+1Nlhのヒドラジノ基の部分に於て鉱酸(例え
ば塩酸、m酸等)との塩を形成しているものをいう。
チオ尿素誘導体のRIO〜1(12は夫々独立して水素
原子、例えばメチル基、エチル基、プロピル基。
ブチル基環炭素数1〜4のアルキル基、又はフェニル基
を示す。また、この可溶性塩類とはその塩酸塩、硫酸塩
等の鉱酸塩をいう。
これら、本発明に係わる含窒素有機化合物の具体例とし
ては、例えばm−アミノ安息香酸ナトリウム、p−アミ
ノサリチル酸、スルファニル酸、スルファニルアミド、
p−アミノフェノール、N−メチル−N−エタノールア
ミン、フェニルヒドラジン、塩酸ヒドラジン、チオ尿素
、フェニルチオ尿素等が挙げられるが、特にこれらに限
定されるものではない。
本発明の分析方法は亜硝酸イオンの影響を除く目的で、
上記(イ)〜に)の化合物を分析用試薬(測定試薬)中
に添加する以外は測定(分析)対象に応じた自体公知の
測定試薬を用い、自体公知の測定法(分析法)に従って
測定(分析)を行うことで足りる。亜硝酸イオンの影響
を除く目的で用いられる上記仔)〜に)の化合物は通常
測定試薬中に0.001〜5.0%、好ましくは0.O
2N2.5%存在するように添加される。上記化合物は
また、測定に係わる反応を阻害しない限り、これを2種
以上組み合わせて用いることも可能である。また、ステ
ップ数か増えるが、上記した化合物を水溶液として調製
し予め試料に添加して亜硝酸イオンを処理した後に、通
常の測定試薬を用い通常の測定方法に従って測定を行っ
ても全く問題ないことは言うまでもない。
本発明の方法により測定(分#)可能な測定対象物とし
ては、例えば残留塩素、塩素イオン、硝酸イオン、リン
酸イオン、微量蛋白等が挙げられるが、これらに限定さ
れるものでないことは言うまでもない。
本発明の分析方法は、用手法による分析にも、機器分析
にも適用可能である。また、本発明の方法は簡便な試験
紙法や、反応試薬を含有させた多層分析シート(多層一
体型定]1分析フィルム)を使用する所謂乾式定量法に
も応用することができる。
以下に実施例により本発明を更に具体的に説明するが、
本発明はこれらにより何等限定されるものではない。
〔実施例〕
実験例1. 亜硝酸イオンとの反応性の検討〈検討方法
−工〉 0.1M塩化ナトリウム・塩酸緩衝液(pH2,0)に
本発明に係わる化合物0.1%を溶解した試液3.0−
及び0.1%亜硝酸ナトリウム溶液504を加え室温で
一定時間放置後の溶液の着色具合を調べた。
・結 果 結果を表−1に示す。尚、着色したものに関しては、こ
れを実際の測定に用いた場合に、該着色の影響を受けな
い測定波長を併せて示した。
く検討方法−2〉 ・試 薬 ピロガロールレッド          25mgモリ
ブデン酸アンモニウム      30mgアラビアゴ
ム            20g酒石酸      
          1g上記物質を0.1Mグリシン
緩衝液IIlに溶解し、これに本発明に係わる化合物を
0.1%%となるように添加して、塩酸でpHを2.2
に調整し試薬とした。
・試 料 アルブミンを75mg/dl含存する溶液を調製し、そ
れを二分して一方にのみ亜硝酸ナトリウムを0.1%と
なるように添加し、夫々亜硝酸イオン含有試料及び亜硝
酸イオン無含有試料とした。
・操作法 試薬3.0mlに試料504を加えてよく混合し、室温
で20分間放置後に、 600nmに於ける吸光度を測
定した。亜硝酸イオン無含有試料による吸光度をEFi
+とし、亜硝酸イオン含有試料による吸光度をF、s2
とした。
また、試料の代わりに精製水を用いて同様の操作を行い
得られた吸光度をEfltとした。これらの値を用いて
次式にしたがって判定値Vを求めた。
V = [(E 32− E 11.)÷(ESI  
EBI)]X 100Vの値に応じて次のように記号で
表示した。
○:90≦V △:50≦vく90 x  :  50>V ・結 果 結果を表−1に示す。
比較実験例 実験例1゛に於ける本発明に係わる化合物に代えて、本
発明の範すに入らない含窒素有機化合物を用い、実験例
と全く同様の方法により亜硝酸イオンとの反応を調べた
。結果を表−1に示す。また含窒素有機化合物を全く添
加しない場合の結果も併せて表−1に示した。
表−1から明らかなように、本発明に係わる化合物は亜
硝酸イオンを効果的に除去することができるが、同し含
窒素有機化合物でも本発明の範躊に入らないものは全く
効果がない。尚、本発明に係わる化合物中にも亜硝酸イ
オンとの反応により若干着色するものもあるか、同表中
に併せて記載されている如く夫々一定の波長以、トで測
定を行えば実用上全く問題とならない。
実験例2.必要濃度の検討 本発明に係る含窒素有機化合物としてスルファニル酸を
用い、アルブミンの測定を行フた場合のその必要濃度の
検討を行った。
〈検討方法〉 ・ピロガロールレッド−モリブデン酸錯体法用試薬ピロ
ガロールレッド          25mgモリブデ
ン酸アンモニウム      30mgアラビアゴム 
           20g酒石酸        
       1g上記物質を0.1Mグリシン緩衝液
IJ2に溶解し、更にスルファニル酸を所定濃度となる
ように添加し、塩酸でpHを2.2に調整して試薬とし
た。
・クマシーブリリアントブルー法用試薬りマシーブリリ
アントブルーG−250100mgシュウ酸     
          80g上記物質を精製水tiに溶
解し、さらにスルファニル酸を所定濃度となるように添
加して試薬とした。
・試 料 アルブミンを75B/dj含有する溶液を調製し、それ
にdfi硝酸ナトリウムを0.1%となるように添加し
て試料とした。
・操作法 試薬3.0rrLlに試料504を加えてよく混合し、
室温で20分間放置後に、 600r+mに於ける吸光
度を測定し吸光度Es(但し、スルファニル酸無添加の
試薬により得られた値をEsoとした。)を得た。
試料の代りに精製水及びアルブミンを751ng/d!
含有する溶液(亜硝酸イオンは含有せず。)を用いて同
様の操作を行い得られた吸光度をE8j及びE STD
とした。これらの値を用いて次式に従って亜硝酸イオン
除去率Jを求めた。
J = [(E s−E so)÷(E 5TD−E 
30月×100・結 果 結果を表−2に示す。
この結果から明らかなように、ピロガロールレッド−モ
リブデン酸錯体法に於ては0.03%の、また、ダマシ
ーブリリアントプル−法に於てはo、ooa%のスルフ
ァニル酸の添加により亜硝酸イオンの影習による負誤差
をほぼ完全に除去できることか判った。
実験例3.検量線への影響についての検討本発明に係わ
る含窒素有機化合物としてスルファニル酸を用いピロガ
ロールレッド−モリブデン酸錯体法によりアルブミンの
測定を行った場合のスルファニル酸による検量線への影
響の有無を調べた。
・試 薬 ピロガロールレッド          25rngモ
リブデン酸アンモニウム      30mgアラビア
ゴム            20g泊石酸     
           1g上記物質を0.1Mグリシ
ン緩衝液11に溶解し、塩酸でpl+を2.2に調整し
た後二分し、一方にスルファニル酸1gを添加しスルフ
ァニル酸添加及び無添加の試゛薬とした。
・試 料 アルブミンを350mg/d!含有する溶液を所定倍数
に希釈して試料とした。
・操作法 試薬3.0rrLlに試料504を加えてよく混合し、
室温で20分放置後に、600nmに於ける吸光度を測
定し吸光度Esを得た。
試料の代わりに精製水を用いて同様の操作を行い得られ
た吸光度をEBtとした。
・結 果 測定結果を表−3に示す。
表−3から明らかな如く、スルファニル酸の添加による
検量線への影響は認められなかった。
尚、スルファニル酸の代わりにスルファニルアミドを用
いた場合にも全く同様の結果が得られた。
表−3 実験例4.再現性 試料をアルブミンを75mg/d!含有する溶液とした
以外は実験例3と同様の試薬を用い、実験例3と全く同
様にして吸光度Esを求めた。また精製水とアルブミン
含量100mg/djの溶液を試料として同様の操作を
行い各々の吸光度EBtとE STnを求めた。これら
の値から次式に従って試料中のアルブミン含量(mg/
dりを求めた。
アルブミン含量(mg/ d! ) = [(E !I−E 11()÷(E517Il−E
[l/)IX I 00・結 果 同−試料につき繰り返し10回測定した結果を表−4に
示す。
表−4から明らかな如く、スルファニル酸の添加による
再現性への影響は認められなかった。
尚、スルファニル酸の代わりにチオ尿素を用いた場合に
も全く同様の結果が得られた。
表−4 実験例5. アルブミンとグロブリンの発色比率の検討 試料をアルブミン及び/又はグロブリンを所定濃度含有
する溶液とした以外は実験例3と同様の試薬を用い実験
例3と全く同様にして吸光度Es及びERAを測定した
。アルブミンのみを100mg/d!含有する溶液によ
り得られたEsをEs+ooとして次式によりアルブミ
ンとグロブリンの発色比率G/Aを求めた。
G/ A =[(Es−Eat)/ (Es+oo−E
nz)IX 100・結 果 測定結果を表−5に示す。
表−5から明らかな如く、スルファニル酸の添加による
アルブミンとグαプリンの発色比率への影響は認められ
なかった。
尚、スルファニル酸の代わりにフェニルヒドラジンを用
いた場合にも全く同様の結果か得られた。
参考例1. ビリルビン共存時の測定値への影響試料を
ビリルビン及び/又は亜硝酸ナトリウムを所定濃度含有
するアルブミンのloOmg/d!溶液とした以外は実
験例4と同様の試薬を用い実験例4と全く同様にして試
料中の見かけのアルブミン含量(IIIg/dりを求め
た。
・結 果 測定結果を表−6に示す。
表−6から明らかな如く、スルファニル酸は亜硝酸イオ
ンのを雪のみならずビリルビンの影響も回避できること
が判った。
実施例1. ヒト尿中微量蛋白の定量 ・試 薬 ピロガロールレッド          25mgモリ
ブデン酸アンモニウム      30Bアラビアゴム
            20g酒石酸       
        1g上記物質を0.1Mグリシン緩衝
液iIlに溶解し、塩酸でpHを2.2に調整した後ス
ルファニル酸2gを添加して試薬とした。
・試 料 亜硝酸陰性ヒト尿15検体(検体No、1〜15)及び
亜硝酸陽性ヒト尿15検体(検体No、16〜30)を
試料とした。
・操作法 試薬3.OmJに試料50IL!を加えてよく混合し、
室温で20分放置後に、600nlI+に於ける吸光度
を測定し吸光度Esを得た。
また、試料の代わりに精製水及びアルブミン含1100
mg/djの溶液を用いて同様の操作を行い得られた吸
光度を夫々EBj及びE s’roとし、次式より試料
中の蛋白含量(アルブミンに換算した値、mg/cfり
を求めた。
蛋白台11t(アルブミンに換算した値、mg/ dt
 )= [(E s−E az)÷(E 5TD−E 
Rz)]X 100・結 果 結果を表−7及び表−8に示す。尚、表中にはプレテス
トロA(和光純薬工業■製)による曲調酸塩測定値(亜
硝酸ナトリウムとして)及びpH値を併せて示した。但
し、亜硝酸塩測定値の士は、1.0mg/LOU以上、
廿は0.5mg/d!前後、−はO,Img/d/以ド
を夫々表わす。
比較例1゜ ・試 薬 実施例1で用いた試薬からスルファニル酸を4いたもの
を、試薬とした。
・試 料 実施例1と同じ。
・操作法 実施例1と同じ。
・結 果 結果を表−7及び表−8に実施例1の結果と併せて示す
表−7及び表−8から明らかな如く、従来のスルファニ
ル酸無添加の試薬を用いた場合には亜硝酸陽性の試料の
測定時には亜硝酸イオンの影響により負誤差を生じるが
、本発明に係るスルファニル酸を添加した試薬を用いた
場合には亜硝酸陽性の試料でも、亜硝酸陰性の試料でも
共に正確な測定値が得られた。
表−7 表−8 実施例2゜ ・試薬 実施例1に同じ。
・試料 実施例1の亜硝酸陰性ヒト尿15検体く検体No、1〜
15)及び各々の検体に亜硝酸ナトリウムをO,1%と
なるように添加したものを試料とした。
・操作法 実施例1に同じ。
・結果 結果を表−9に示す。
比較例2゜ ・試薬 比較例1に同じ。
・試料 実施例2に同じ。
・操作法 実施例1に同じ。
・結果 結果を表−9に実施例2の結果と併せて示す。
表−9から明らかな如く、従来のスルファニル酸無添加
の試薬を用いた場合には亜硝酸添加の試料測定時には亜
硝酸イオンの影響により明らかに負誤差を生じるが、本
発明に係るスルファニル酸を添加した試薬を用いた場合
には亜硝酸添加の試料でも、亜硝酸無添加の試料と同様
の値が得られることがわかる。
表−9 [発明の効果] 以上述べた如く、本発明は種々の反応に影響を及ぼす亜
硝酸イオンの簡便な、反応操作ステップ数の増加や操作
の煩雑化等を伴わない除去方法と該方法により亜硝酸イ
オンの影響を回避した成分の分析方法を提供するもので
あり、斯業に貢献するところ甚だ大なる発明である。
特許出願人 和光純薬工業株式会社 手続補正書 印65年6月2日 1、事件の表示 昭和62年特許願第070574号 2、発明の名称 成分の分析方法 3、補正をする者 事件との関係 特許出願人 郵便番号 541 、住所 大阪府大阪市東区道修町3丁目10番地4、補
正命令の日付 5、補正の対象 明細書の発明の詳細な説明の欄。
(刀明細書18頁15行目に記載のrJ=[(Es−g
so )÷(gsyo−Eso) ) X 100 J
をrJ=[(Rs −Eso )÷(F、5tn−&1
))xlooJと補正する。
以上

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)亜硝酸イオンにより影響を受ける、成分の分析方
    法に於て、亜硝酸イオンの影響に除くため分析用試薬に
    、下記(イ)〜(ニ)から成る群より選ばれた1種又は
    2種以上の含窒素有機化合物を添加してこれを行うこと
    を特徴とする成分の分析方法。 (イ)式−1 ▲数式、化学式、表等があります▼ (但し、R^1〜R^5は夫々独立してスルホン酸基、
    カルボキシル基、水酸基、スルホニルアミノ基、ハロゲ
    ン原子、炭素数1〜4のアルキル基、ニトロ基又は水素
    原子を示し、R^6は炭素数1〜4のアルキル基、炭素
    数1〜4のヒドロキシアルキル基、アミノ基又は水素原
    子を示す。)で示されるアニリン誘導体及びその可溶性
    塩類。 (ロ)式−2 R^7−NH−R^8 [但し、R^7及びR^8は夫々独立して炭素数1〜4
    のアルキル基、炭素数1〜4のヒドロキシアルキル基、
    炭素数1〜4のアミノアルキル基又は水素原子を示す(
    但し、R^7とR^8が共に水素原子である場合を除く
    。)。]で示される脂肪族アミン類及びその可溶性塩類
    。 (ハ)式−3 R^9−NHNH_2 (但し、R^9は炭素数1〜4のアルキル基又は水素原
    子を示す。)で示されるヒドラジン誘導体及びその可溶
    性塩類。 (ニ)式−4 ▲数式、化学式、表等があります▼ (但し、R^1^0〜R^1^2は夫々独立して水素原
    子、炭素数1〜4のアルキル基又はフェニル基を示す。 )で示されるチオ尿素誘導体及びその可溶性塩類。
  2. (2)成分の分析方法が、微量蛋白の分析方法である特
    許請求の範囲第1項に記載の分析方法。
JP62070574A 1987-03-25 1987-03-25 成分の分析方法 Expired - Lifetime JP2965563B2 (ja)

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