JPS63235671A

JPS63235671A - ラジアルピストン形油圧装置の位置決め装置

Info

Publication number: JPS63235671A
Application number: JP62071168A
Authority: JP
Inventors: Yoshihiro Kato; 好洋加藤
Original assignee: Kubota Corp
Current assignee: Kubota Corp
Priority date: 1987-03-24
Filing date: 1987-03-24
Publication date: 1988-09-30

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）本発明は、ラジアルピストン形油圧装置の位置決め装置
に関するものである。

（従来の技術）ラジアルピストン形の油圧ポンプ又は油圧モータ等の油
圧装置は、回転体に複数個のシリンダ室を放射状に配列
し、この各シリンダ室内にピストンを摺動自在に設け、
このピストンを回転体の外周側に配置している環状軌道
体に当接させており、環状軌道体を回転体の回転軸心に
対して偏心させることにより、油圧ポンプでは作動油を
吐出し油圧モータでは回転動力を発生させている。

環状軌道体は、可変容量形の油圧ポンプ又は油圧モータ
の場合、回転体の軸心と平行な枢支ピンにより揺動自在
に枢支し、操作手段により枢支ピン廻りに揺動装置する
ようにしている。

（発明が解決しようとする問題点）この種の装置では、環状軌道体の揺動限界を規制する位
置決め装置が設けられている。しかし、従来は鋳造型の
ハウジングの周壁部及び鋳物製の環状軌道体の外周部の
一部に夫々機械加工を施し、ハウジングに対して環状軌
道体を直接に当接させるようにしていたので、正確な位
置決めはできるが、ストッパ一部を形成する分だけ、ハ
ウジング側の周壁部を厚肉にする必要である等、ハウジ
ング側の重量が増大し、また機械加工する箇所が増える
欠点があった。

本発明は、このような従来の問題点に鑑み、重量を軽減
すると共に機械加工箇所を少なくして、確実に位置決め
を行ない得るようにすることを目的とするものである。

（問題点を解決するための手段）本発明は、そのための具体的手段として、放射状に配置
されたシリンダ室１７を有する回転体１５を設け、各シ
リンダ室１７に摺動自在にピストン１８を嵌合し、回転
体１５の外周側に、ピストン１８が内周側に摺動自在に
当接する環状軌道体１６を設け、回転体１５と平行な枢
支ピン２１により環状軌道体１６を揺動自在に枢支する
と共に、枢支ピン２１廻りに環状軌道体１６を揺動操作
する操作手段２２を設けたラジアルピストン形油圧装置
において、環状軌道体１６の揺動限界を規制するストッ
パーピン４５．４６を固定側に設け、環状軌道体１６の
スト・７パーピン４５゜４６に当接する当接部４７．４
８を機械加工面としたものである。

（作　用）操作手段２２を操作すると、枢支ピン２１廻りに環状軌
道体１６が揺動する。そして、環状軌道体１６が揺動限
界まで揺動すれば、その当接部４７又は４８がストッパ
ーピン４５又は４６に当接し、これによって環状軌道体
１６の揺動を規制する。

（実施例）以下、図示の実施例について本発明を詳述すると、第１
図乃至第４図において、■は可変容量形の油圧ポンプ、
２は定容量形の油圧モータで、これらはセンターセクシ
ョン３を挟んで軸心方向に並設されると共に、油路４，
５を介して閉回路状に油圧結合されており、静油圧式ト
ランスミッションを構成する。

油圧ポンプｌはポンプハウジング６内に、油圧モータ２
はモータハウジング７内に夫々組込まれ、また両者ハウ
ジング６．７は鋳物製であって、センターセクション３
を挟んでボルト８により締結台されている。なお、ポン
プハウジング６は固定の支持プレート９にボルトｌＯで
取付けられている。

油圧ポンプ１はエンジン１１に連動するポンプ軸１２と
、このポンプ軸１２に接合部１３を介して連結されかつ
センターセクション３の軸部１４上に回転自在に外嵌さ
れた回転体１５と、回転体１５の外周側に配置された環
状軌道体１６とを備えて成る。回転体１５には複数個の
ピストン室１７が放射状に形成され、その各シリンダ室
１７にボール状のピストン１８が摺動自在に内嵌されて
いる。各ピストン１８は回転体１５の回転時に遠心力に
よって環状軌道体１６の内周軌道面１９に対して内方か
ら摺動自在に当接し、内周軌道面１９上を転勤自在であ
る。

環状軌道体１６はポンプハウジング６と共に鋳物製であ
って、内周には環状軌道面１９を形成する耐摩耗材製の
リング体２０が内嵌して固定されている。

環状軌道体１６は、軸部１４と平行に設けられた枢支ピ
ン２１により下端側で揺動自在に枢支され、上端側の操
作手段２２により、枢支ピン２１廻りに揺動操作するこ
とによって回転体１５に対して偏心し、油圧ポンプ１の
吐出量及び吐出方向を制御可能である。なお、枢支ピン
２１は、第５図に示すようにセンターセクション３とポ
ンプハウジング６とに跨って設けられている。

操作手段２２は、第６図及び第７図に示すように、セン
ターセクション３の上端側に回動自在に設けられた上下
方向のレバー軸２３と、このレバー軸２３に固定された
レバー２４と、レバー軸２３の下端から環状軌道体１６
側に突出して設けられた係合ピン２５と、環状軌道体１
６上端の突出部２６に回動自在に挿入された回動ピン２
７とを有し、保合ピン２５の先端は回動ピン２７に摺動
自在に挿入し係合されている。

従って、レバー２４を手又は足等でレバー軸２３廻りに
操作することにより、係合ピン２５、回動ピン２７を介
して環状軌道体１６が枢支ピン２１廻りに揺動自在であ
る。なお、センターセクション３及び突出部２６には、
係合ピン２５の揺動を許容するように切欠部２８．２９
が形成されている。

突出部２６の周方向両側方には、センターセクション３
とポンプハウジング６との位置合わせ用のノックピンを
兼用するストッパーピン４５．４６が設けられ、一方、
突出部２６側にはストッパーピン４５゜４６に対して当
接する当接部４７．４８が設けられており、この当接部
４７．４８をストッパーピン４５．４６に当接させるこ
とによって、環状軌道体１６の枢支ビン２１廻りの揺動
限界を規制するようにしている。

当接部４７．４Ｂはストッパーピン４５．４Ｇの外径に
合わせて凹入状に機械加工されている。

突出部２６のセンターセクション３と反対側の側面には
第６図に示すように凹部４９が形成され、またポンプケ
ーシング６側には、環状軌道体１６が回転体１５に対し
て同心状の中立位置にある時に凹部４９に係合するボー
ル５０と、このボール５０を凹部４９側に付勢するバネ
５１とが設けられている。な・お、ボール５０、バネ５
１はポンプハウジングもの孔部５２に嵌込まれ、その孔
部５２はプラグ５３で閉塞されている。

油圧モータ２はセンターセクション３の軸部３０上に回
転自在に外嵌された回転体３１と、この回転体３１の外
周側に偏心状に設けられた環状軌道体３２とを備えて成
る。回転体３１は放射状に複数個のシリンダ室３３を有
し、その各シリンダ室３３にはボール状のピストン３４
が摺動自在に嵌合されている。

環状軌道体３２はモータハウジング７に固定されている
。回転体３１には接合部３５を介してモータ軸３６が連
結され、このモータ軸３６より外部に動力を取出すよう
になっている。

センターセクション３には、油路４，５が円弧状に形成
されており、回転体１５．３１の回転時に、この油路４
，５を介して各回転体１５．３１のシリンダ室１７．３
３が連通するようになっている。またセンターセクショ
ン１３にはチャージポンプ３７からの油を各油路４，５
側に補強するようにチェック弁３Ｂ、　３９、油路４０
．４１が設けられると共に、チャージ用のリリーフ弁４
２が設けられている。また油路４．５間を連通ずるよう
にリリーフ弁４３．４４が設けられている。

上記構成において、操作手段２２のレバー２４をレバー
軸２３廻りにａ矢示方向に操作すると、保合ピン２５、
回動ピン２７を介して環状軌道体１６が枢支ピン２Ｉ廻
りにｂ矢示方向に揺動し、回転体１５に対して偏心状態
となる。従って、油圧ポンプ１の回転体１５がＣ矢示方
向に回転すれば、ピストン１８が環状軌道体１６の内周
軌道面１９に沿って転勤しシリンダ室１７内を径方向に
摺動するため、油路４側が低圧に、油路５側が高圧にな
り、油圧ポンプ１から吐出された油が油路５、油圧モー
タ２、油路４を経て循環し、油圧モータ２の回転体３１
が所定の速度で回転する。

レバー２４の操作で環状軌道体１６の揺動角を変えると
、油圧ポンプ１の吐出量が無段階に変化し、油圧モータ
２の回転を変速できる。環状軌道体１６を所定角度揺動
させると、例えば、突出部２６に形成された当接部４７
がストッパーピン４５に当接し、これによって限界が規
制される。この場合、ポンプケーシング６とは別にスト
ッパーピン４５．４６を設けているので、ポンプケーシ
ング６に一体形成する従来のものに比較して、ポンプケ
ーシング６の重量を軽減できると共に、ポンプケーシン
グ６内周面の加工も不要であり、機械加工箇所を少なく
できる。なお、ストッパーピン４５．４６としてノック
ピンを兼用した場合に、その効果は特に顕著である。

第８図及び第９図に示すように、一対のノックピンを１
８０度間隔で設ける場合には、それをストッパーピン４
５．４６として利用し、これに対応して環状軌道体１６
の対称位置に当接部４７．４Ｂを設ければ良い。この場
合の当接部４７．４Ｂは、第８図に示すように平坦面に
形成しても良いし、また第９図に示すように凹入状に形
成しても良い。

なお、ストッパーピン４５．４６は、ノックビンとは別
に設けたものであっても良い。

また実施例では、油圧ポンプ１側を例示したが、可変容
量式の場合には、油圧モータ２側でも同様に実施できる
。

（発明の効果）本発明によれば、固定側にス）７パービン４５゜４６を
設け、これに環状軌道体１６側に機械加工した当接部４
７．４８を当接させて環状軌道体１６の揺動限界を規制
するようにしているので、従来のハウジング側にストッ
パ一部を一体形成するものに比較して、ハウジング側の
重量を軽減できると共に機械加工箇所を少なくでき、し
かも確実な位置決めを行なうことができる。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の実施例を示すものであって、第１図は全
体の横断面図、第２図は油圧ポンプの断面正面図、第３
図はセンターセクションの断面正面図、第４図は油圧回
路図、第５図は軌道体枢支部の断面図、第６図は操作部
の断面平面図、第７図は同断面側面図、第８図及び第９
図は油圧ポンプ断面正面図である。１・・・油圧ポンプ、２・・・油圧モータ、３・・・セ
ンターセクション、６・・・ポンプハウジング、１５・
・・回転体、１６・・・環状軌道体、１７・・・シリン
ダ室、１８・・・ピストン、２１・・・枢支ピン、２２
・・・操作手段、４５．４６・・・ストッパーピン、４
７．４８・・・当接部。

Claims

【特許請求の範囲】

（１）放射状に配置されたシリンダ室１７を有する回転
体１５を設け、各シリンダ室１７に摺動自在にピストン
１８を嵌合し、回転体１５の外周側に、ピストン１８が
内周側に摺動自在に当接する環状軌道体１６を設け、回
転体１５と平行な枢支ピン２１により環状軌道体１６を
揺動自在に枢支すると共に、枢支ピン２１廻りに環状軌
道体１６を揺動操作する操作手段２２を設けたラジアル
ピストン形油圧装置において、環状軌道体１６の揺動限
界を規制するストッパーピン４５，４６を固定側に設け
、環状軌道体１６のストッパーピン４５，４６に当接す
る当接部４７，４８を機械加工面としたことを特徴とす
るラジアルピストン形油圧装置の位置決め装置。