JPS63232610A - エレクトロメカニカルタイミング抽出フイルタ - Google Patents

エレクトロメカニカルタイミング抽出フイルタ

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JPS63232610A
JPS63232610A JP6410687A JP6410687A JPS63232610A JP S63232610 A JPS63232610 A JP S63232610A JP 6410687 A JP6410687 A JP 6410687A JP 6410687 A JP6410687 A JP 6410687A JP S63232610 A JPS63232610 A JP S63232610A
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JP
Japan
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temperature
capacitor
characteristic
phase
change
Prior art date
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Pending
Application number
JP6410687A
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English (en)
Inventor
Shinichi Yamamoto
真一 山本
Atsushi Tani
谷 厚志
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔概 要〕 圧電結晶振動子を用いたエレクトロメカニカルタイミン
グ抽出フィルタにおいて、高域の減衰特性および温度に
対する位相特性の改善を図るために、フィルタの出力端
子間にコンデンサを並列接続するとともに、該コンデン
サの温度係数の正負の符号を圧電結晶振動子の温度係数
の符号と同一符号とした。
〔産業上の利用分野〕
本発明は、ディジタル伝送装置のタイミング再生回路に
おけるタイミング抽出フィルタなどに使用される帯域通
過形のエレクトロメカニカルタイミング抽出フィルタに
関する。
〔従来の技術〕
ディジタル伝送装置のタイミング再生回路には、送出パ
ルスを正しい時間間隔で位相再生するために、等化波形
列からパルス繰り返し周波数成分を抽出するいわゆるタ
イミング抽出フィルタが使用されている。
従来、このタイミング抽出フィルタとしては、LCフィ
ルタやヘリカルフィルタ等が用いられてきたが、装置の
小型化、LSI化に伴ない、タイミング抽出フィルタに
も小型、高安定、低コスト、高信頼性が強く要望されて
いる。近時、このような要求を実現するためのフィルタ
として、圧電結晶振動子を応用したエレクトロメカニカ
ルタイミング抽出フィルタに強い期待が寄せられ、広範
囲に使用されるようになった。
第9図は従来のエレクトロメカニカルタイミング抽出フ
ィルタの構成を、また、第10図にはその電算的な等価
回路を示す。図示するように、従来のエレクトロメカニ
カルタイミング抽出フィルタ1は、高安定な圧電結晶振
動子2を二個以上用い、これらを結合容量3を介して電
気的に結合したものである。
このフィルタの通過帯域特性、阻止帯域特性、温度特性
などの特性は、使用する圧電結晶振動子2の材質、カッ
ト角度および波の伝播方向などによりほぼ決定されるも
のである。
〔発明が解決しようとする問題点〕
従来のエレクトロメカニカルタイミング抽出フィルタの
場合、次のような問題があった。
(1)高域側の阻止帯域の減衰量が不足する。
圧電結晶振動子2の並列静電容量CO(第10図)のた
め、圧電結晶振動子2の共振周波数よりも高い周波数成
分の減衰が小さくなる。これを防ぐ方法としては、使用
する圧電結晶振動子の数を増やせばよいが、フィルタが
大型化するとともに、コスト高になるという問題があっ
た。
(2)温度変化に対する位相の変化が大きい。
フィルタの温度−位相特性を決定する要因は使用する圧
電結晶振動子2の温度特性に依るところが大きい。それ
故、温度変化に対する位相の変化を小さくするには、結
晶材料の選定、結晶のカットアングノペ波の伝播方向の
適切設計等により改善することができるが、これにも限
度がある。
また、圧電結晶振動子2に直列にコンデンサを接続し、
そのコンデンサの温度係数の正負の符号を圧電結晶振動
子2の温度係数と逆符号とすることにより改善すること
もできるが、各圧電結晶振動子ごとにコンデンサが必要
となるため、部品点数の増加、振動子の周波数調整の複
雑化をきたす。
更に、結合容量3に温度特性を持たせ、フィルタの帯域
幅を変えることによっても温度補償をはかることが可能
であるが、フィルタの帯域幅の制御が難しく、可変でき
る帯域幅にも回路の整合性から限度がある。
本発明は上記の欠点を除去し、簡単な構成により高域の
減衰特性および温度に対する位相特性の改善を図ったエ
レクトロメカニカルタイミング抽出フィルタを提供する
ものである。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明の原理を示す第1図において、一対のアームを構
成する2つの圧電結晶振動子2,2と結合容量3から構
成された帯域通過形のエレクトロメカニカルタイミング
抽出フィルタ1の出力端子間にコンデンサ4を並列接続
し、このコンデンサ4として温度−静電容量特性の温度
係数の正負の符号を前記圧電結晶振動子2.2の温度−
共振周波数特性の温度係数とが同一符号のものを用いる
ようにした。
〔作 用〕
出力端子間に並列接続したコンデンサ4を通じて高域の
信号成分が減衰されるため高域側の減衰量が増加し、フ
ィルタの高域側の減衰特性が改善される。
また、コンデンサ4の温度係数の正負の符号を圧電結晶
振動子2.2の温度係数の符号と同一符号としたことに
より、温度変化によるコンデンサ4の容量変化に基づく
フィルタの位相特性の変化方向と、一温度変化による圧
=電結晶振動子2.2の特性変化に基づくフィルタの位
相特性の変化方向とがお互いに逆方向となり、両者の変
化が相殺されて温度変化に対する位相変化が極めて小さ
くなリ、位相特性が改善される。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例につき説明する。
まず、高域側の減衰特性の改善について述べる。
第1図に示すように、エレクトロメカニカルタイミング
抽出フィルタ1の出力端子間にコンデンサ4を並列接続
すると、フィルタの高域減衰特性は第2図のように改善
される。即ち、コンデンサ4がない場合、点線で示すよ
うに高域側の減衰量が不足するが、本発明のようにコン
デンサ4を並列接!した場合、コンデンサ4のインピー
ダンスが高域で小さくなるため、実線で示すように高域
側の減衰量が増大し、フィルタの高域減衰特性が改善さ
れる。
ところで、上記のようにコンデンサ4を並列接続すると
、通過帯域の中心周波数fQ付近の減衰特性およびその
位相特性にも影響が及ぶ。第3図は第2図中の中心周波
数fQ付近の減衰特性とその位相特性を模式的に拡大し
て示したものであるが、コンデンサ4を接続することに
より、減衰特性は点線から実線のようにその振幅波形を
崩すことなく高域側へ並行移動する。
なお、このとき位相特性については、前記中心周波数f
Oがf′に移動することにより位相特性曲線が下側(位
相が小さくなる方向)へずれようとするが、コンデンサ
4はこれとは逆にその遅延作用により上側(位相が大き
くなる方向)にずらすように作用するため、コンデンサ
4の容量値を適当に選択すると、位相特性は全体として
第3図中の点線から実線のように上側(位相が大きくな
る方向)へ並行移動させることができるようになる。こ
の位相を上側へ移動させることのできる性質は、後述す
る位相特性の温度補償において重要な役割を果たす。
上記のようにして、コンデンサ4を並列接続することに
より中心周波数fOがf′へ移動し、fOにおける損失
が増加するが、その増加量は僅かである。従って、中心
周波数fOにおける損失が規格内に入るようにコンデン
サ4の値を設定することにより、通過帯域の中心周波数
fQ付近の減衰特性に実際上の悪影響を及ぼすことなく
、第2図のように高域側の減衰特性を改善することがで
きる。
第4図に、コンデンサ4の容量値Cを変えた場合の中心
周波数fQ付近の減衰・位相特性の実測図を示す。この
実測例は、圧電結晶振動子2としてLiTa0=単結晶
を用い、かつフィルタ1の通過帯域の中心周波数fOを
1.544MHzに設定した場合の例である。第4図か
ら明らかなように、コンデンサ4の容量値Cの変化に対
する中心周波数fOの移動は極めて小さいことが理解さ
れよう。
次に、温度変化に対する位相特性の改善について述べる
圧電結晶振動子2の温度−共振周波数特性の温度係数が
正(例えば、第7図に示す特性)のとき、この圧電結晶
振動子2の温度が変化した場合のフィルタ1の中心周波
数fQ付近の位相特性および減衰特性の変化状態を第5
図に示す。例えば、周囲温度TがT=25℃からT=7
0℃に変化すると、中心周波数fOにおける位相はθ0
から01に変化し、圧電結晶振動子2の温度の上昇によ
って位相が小さくなるように変化する。
他方、前述したように、本発明のようにコンデンサ4を
出力端子間に並列接続した場合、該コンデンサ4の容量
値を適当に設定すると、位相特性は上側(位相が大きく
なる方向)へずれるようになる。即ち、第6図に模式的
に示すように、コンデンサ4の容量値CをC1,C2,
C3(C1<C2<C3”)と大きくしていくと、位相
特性は上側へ移動し、中心周波数fOにおける位相はθ
0から01′、02′と大きくなっていく。このことか
ら明らかなように、周囲温度が上昇するときコンデンサ
4の容量値Cがこれに従って増加するように設計すれば
、温度に対するコンデンサ4の作用と圧電結晶振動子2
0作用が反対方向となり、両者の位相変化が相殺され、
温度変化に対する位相特性の変動を低減できることが理
解される。
そこで、コンデンサ4の温度−静電容量特性の温度係数
の正負の符号を第8図のように圧電結晶振動子2の温度
係数(第7図)と同じ正(プラス)の符号に設定すれば
、温度の上昇によってコンデンサ4の容量が増加するよ
うになり、前記したようにコンデンサ4による位相変化
と圧電結晶振動子2による位相変化が反対方向に作用し
、両者が相殺されてフィルタ1の位相変化を低減可能と
なる。なお、上述例では、圧電結晶振動子2の温度係数
を正にとった場合を例にして説明したが、圧電結晶振動
子2の温度係数が負である場合には、前記コンデンサ4
の温度係数も負に設定すべきことは当然である。
上記のようにして、コンデンサ4の温度係数の正負の符
号を圧電結晶振動子2の温度係数の符号と同一符号とす
ることにより、周囲温度の変化に対する位相変化を低減
することができ、温度変化に対して極めて安定した位相
特性を実現することができるようになる。
〔発明の効果〕
本発明によれば、以上に説明したように、エレクトロメ
カニカルタイミング抽出フィルタにおける高域側の減衰
特性を改善することができるとともに、温度変化に対す
る位相特性も向上せしめることができ、フィルタの高信
頼化を図り得るという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明になるエレクトロメカニカルタイミング
抽出フィルタの原理図、 第2図は本発明によるエレクトロメカニカルタイミング
抽出フィルタの減衰特性を示す図、第3図は第2図中の
中心周波数fO付近の減衰・位相特性を示す図、 第4図は本発明のエレクトロメカニカルタイミング抽出
フィルタの減衰・位相特性の実測図、第5図は圧電結晶
振動子2の温度変動に対する減衰・位相特性を示す図、 第6図はコンデンサ4の温度変動による減衰・位相特性
を示す図、 第7図は圧電結晶振動子2の温度−共振周波数特性を示
す図、 第8図はコンデンサ4の温度−静電容量特性を示す図、 第9図は従来のエレクトロメカニカルタイミング抽出フ
ィルタの構成図、 第10図はその電気的な等価回路図である。 1・・・エレクトロメカニカルタイミング抽出フィルタ
、2・・・圧電結晶振動子、3・・・結合容量、4・・
・上記エレクトロメカニカルタイミング抽出フィルタの
出力端子間に並列接続されたコンデンサ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1.  圧電結晶振動子(2、2)と結合容量(3)を用いて
    構成した帯域通過形のエレクトロメカニカルタイミング
    抽出フィルタ(1)において、上記エレクトロメカニカ
    ルタイミング抽出フィルタの出力端子間にコンデンサ(
    4)を並列接続するとともに、このコンデンサの温度−
    静電容量特性の温度係数の正負の符号を前記圧電結晶振
    動子の温度−共振周波数特性の温度係数と同一符号とし
    たことを特徴とするエレクトロメカニカルタイミング抽
    出フィルタ。
JP6410687A 1987-03-20 1987-03-20 エレクトロメカニカルタイミング抽出フイルタ Pending JPS63232610A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004027833A3 (en) * 2002-09-23 2004-07-15 Georgia Tech Res Inst Electrically-coupled micro-electro-mechanical filter systems and methods

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004027833A3 (en) * 2002-09-23 2004-07-15 Georgia Tech Res Inst Electrically-coupled micro-electro-mechanical filter systems and methods
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