JPS63228000A - 複数の水槽を備えた蓄熱槽の運転制御方法 - Google Patents

複数の水槽を備えた蓄熱槽の運転制御方法

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JPS63228000A
JPS63228000A JP62218865A JP21886587A JPS63228000A JP S63228000 A JPS63228000 A JP S63228000A JP 62218865 A JP62218865 A JP 62218865A JP 21886587 A JP21886587 A JP 21886587A JP S63228000 A JPS63228000 A JP S63228000A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、蓄熱槽における二つの隣接する水槽を連通さ
せる連通装置に関する。とくに、本発明は、空調設備な
どの熱源として用いる目的で、たとえば建築物の内部や
緑地、運動施設、駐車場の地下などに設けられ、仕切り
壁により仕切られた複数の水槽により構成される蓄熱槽
における、二つの隣接する水槽間の連通装置に関する。
〔従来技術〕
居住環境の質的向上に伴い、給湯や機器冷却用水の供給
目的も含め、冷暖房需要が大幅に増加している。特に、
業務用ビルなどにおいては、コンピュータやOA機器の
発熱に対する冷暖房需要が加わり、消費エネルギの増加
は著しい。そこで、熱負荷および電力消費のピークカッ
トを主目的とし、深夜電力利用による経済性の向上をは
かるために、たとえば業務用建築物や大規模建築物など
においては、建築物の地下や周辺部に蓄熱用の貯水槽が
設置されている。また、複数のビルなどを対象とした地
域冷暖房を行うばあいには、特に大容量の貯水槽が設け
られる。
このような蓄熱用の貯水槽すなわち蓄熱槽は、一般に槽
内の水流を整流して蓄熱効率を向上させるため、および
構造強度を確保するために、仕切り壁で仕切られた複数
の水槽により構成される。
ところで、このような蓄熱槽の水を用いて効率よく冷暖
房を行うには、季節ごとの冷暖房需要の変動に応じて加
熱または冷却する水の量を適宜調節することが望ましい
。このような事情から、蓄熱槽を構成する水槽は、1個
または互いに接続された複数の水槽からなるにブロック
を構成し、各ブロック間に開閉可能な連通路を設けて、
この連通路を適宜開閉することにより、季節の冷暖房需
要の変動に応じて各ブロックを単独で、あるいは複数個
組み合わせて使用し、それによって冷暖房に使用する温
水または冷水の量を調節している。
また、蓄熱槽は、一定の期間ごとに水抜きを行い、槽内
の保守点検および貯水の入れ換えを行うことが必要であ
る。このためには、蓄熱槽の一部の水槽ブロックを通常
の状態で稼動させながら他の稼動していない水槽ブロッ
クの水を抜いて水槽ブロックごとに順番に保守および水
の入れ換えを行うことが望ましい。したがって、この目
的のためにも各水槽ブロック間の連通路の開閉が必要と
なる。
従来、この水槽ブロック間の連通路の開閉のための手段
としては、スライド式の仕切り弁や螺形弁などの機械的
弁機構が使用されていた。これらの弁機構は、いずれも
蓄熱槽上部に弁操作機構を備え、この弁操作機構により
弁を上方に引き上げるか、あるいは回転させることによ
り、連通路が開かれる。
〔発明が解決しようとする問題点〕
上述した従来の連通路開閉のための弁機構は、蓄熱槽の
上方に弁の操作機構を設置するための大きな空間を必要
とし、かつ弁機構および弁操作機構の保守管理を頻繁に
行う必要がある。たとえばスライド式の仕切り弁では、
弁の開放のために弁部材を上方へ引き上げる必要があり
、そのための空間を蓄熱槽の上方に確保しなければなら
ない。
また螺形弁を用いたばあいには、弁軸を蓄熱槽の上方に
延長して設け、この弁軸に弁操作用ハンドルを取りつけ
る必要がある。建築物の規模が大きくなればなるほど冷
暖房に要する熱量は大きくなり、蓄熱槽も大型になる。
したがって、連通路の開閉弁も大きくなり、弁の開閉操
作のための機構が大きくなり、保守作業に大きなスペー
スが要求されるようになる。したがって、大きな空間が
そのために必要になる。このため、蓄熱槽の直上階の賃
貸可能な面積が減少したり、機械室や駐車場の有効スペ
ースがつぶされたりして、経済上の損失を生じる。
従来の弁機構の他の問題点は、その耐久性である。すな
わち、蓄熱槽内の水の温度は、冷房時には約5ないし1
0℃であり、暖房時には50ないし60℃となるが、弁
機構の弁体、弁座、シールなどはいずれも水中に長期間
放置されるので、弁体やシールに変質を生じたり、運動
部の錆つき、シールの固着や弁からの漏洩などが生じる
。このため、シールの交換や弁の摺動部の保守管理など
を比較的頻繁に行わなければならず、かつこの作業自体
が非常に面倒であって、多くの時間、労力および費用を
要し、時には貯水を無駄に捨てるような自体も発生する
本発明は、蓄熱槽の連通路における上述の問題を解決す
ることを主目的とする。より具体的に述べると、本発明
は、開閉操作のための空間が小さくてすみ、可動部がな
くて耐久性にすぐれ、開閉機能をもった蓄熱槽における
水槽間の連通制御装置を提供することを目的とするもの
である。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は、上記問題点を解決するため、連通路内の圧力
を制御することにより、蓄熱槽を構成する二つの水槽間
の連通および遮断を行う。
すなわち、本発明の一態様に右いては、仕切り壁により
仕切られた複数の水槽からなる蓄熱槽のうちの二つの隣
接する水槽を連通させる連通製蓋において、前記隣接す
る水槽の一方に接続された制御室が設けられ、この制御
室は少なくとも上部が閉じられており、該制御室には、
立ち上がり通路が開口する。この立ち上がり通路は、一
端が前記隣接する水槽の他方に開口し他端部が前記制御
室内で立ち上がって前記水槽内の正常水位より上方で前
記制御室1;開口するように構成される。制御室の上部
には、弁手段を介して真空吸引手段が接続される。
本発明の他の態様においては、一端が二つの水槽のうち
の一方に開口し、他端が他方の水槽に開口するように、
二つの隣接する水槽間に逆U字形通路が配置され、該逆
U字形通路の上部の圧力が圧力制御手段により制御され
る。
本発明のさらに他の態様においては、隣接する水槽の一
方の内部に制御槽が配置され、該制御槽内には、一端が
該一方の水槽内の正常水位より下方において前記制御槽
の外に開口し、他端部が前記制御槽内で上方に立ち上が
り、上端において前記制御槽内部の制御室上部に開口す
る立ち上がり管が設けられる。さらに、制御室は隣接す
る水槽の他方に接続されるとともに、制御室上部の圧力
を制御する圧力制御手段が設けられる。
この態様の変形としては、二つの水槽の一方に配置され
た制御室は、内部が上部で連結された第1室と第2室と
に隔壁手段により分割され、前記第1室が前記二つの水
槽の一方に開放され、前記第2室が前記二つの水槽の他
方に接続される。
また、本発明のさらに他の態様においては、通路形成手
段が、二つの隣接する水槽の間の仕切り壁を跨いで配置
され、該仕切り壁を乗り越えてこれら二つの隣接する水
槽を連通ずる逆U字形通路を該二つの水槽間に形成する
。そして、逆U字形通路の上部が弁手段を介して真空吸
引手段に接続される。
本発明の上述した態様のいずれにおいても、圧力制御手
段または真空吸引手段を、加圧および真空吸引手段に置
き換え、隣接する二つの水槽間の連通のためには加圧を
行い、連通遮断のためには真空吸引を行うように構成す
ることができる。
〔作 用〕
本発明の第1の態様による連通制御装置では、制御室に
開口する通路の端部が水槽内の正常水位より上方に位置
するように配置されている。したがって、制御室の上部
に真空が導入されていない状態では、隣接する二つの水
槽の連通は遮断される。そこで制御室の上部に真空を導
入すると、制御室内の水位が上昇し、この水位が制御室
内の通路の開口端部より上方に達したとき、二つの水槽
は制御室を介して互いに連通させられる。
本発明の第2の態様による連通制御装置においては、逆
U字形通路の中間部が水槽の正常水位より上方に位置す
るばあい、通常状態では該逆U字形通路の中間部に空気
が滞留しており、隣接する二つの水槽は、連通が遮断さ
れる。逆U字形通路の中間部に真空が作用すると、該通
路内の水位が上昇し、該通路に水が入り込むので、二つ
の水槽は該通路により連通させられる。逆U字形通路の
中間部が水槽内の正常水位より下方に位置するばあいに
は、通常状態で該逆U字形通路に水が入り込み、隣接す
る二つの水槽は互いに連通させられる。通路の中間部に
正圧が与えられると、連通は遮断される。その他の態様
における連通制御装置の作用も同様である。
また、圧力制御を加圧および真空吸引手段により行うば
あいには、制御室または逆U字形通路に正圧を与えたと
き隣接する二つの水槽間の連通が遮断され、負圧を与え
たとき二つの水槽が連通させられる。この態様は、水槽
内の正常水位と水槽の上壁との間隔が小さいばあいに有
利である。
〔実施例の説明〕
以下、本発明の連通制御装置を実施例について説明する
第1図は、蓄熱槽を構成する二つの隣接する水槽1.1
0間に設置される連通制御装置2を示している。連通制
御装置2は、内部に制御室24が形成され、入り口3と
出口4とを左右両側に有する制御槽すなわち箱形ハウジ
ング5からなる。ハウジング5は、水槽1の底部に固定
された支持台6上に設置されており、入り口3に連続し
て、ハウジング5の外方に向かって水平方向に延びる管
7が一体に形成されている。管7の端部には接続フラン
ジ8が形成され、このフランジ8に連通管11の接続フ
ランジ12が接続される。
水槽1.10は仕切り壁9により仕切られており、前述
の連通管11はこの仕切り壁9に支持されている。図に
は詳細には示していないが、連通管の端部は水槽10内
に開口して、水槽10を/%ウジング5の内部の制御室
24に接続する通路を構成している。
ハウジング5の内部には、出口4から上方に向かって立
ち上がる立ち上がり管13が設けられている。この管1
3の先端14は、ノ\ウジング5の内部において、入り
口3および出口4のいずれの上縁よりも高く、かつ水槽
1.10内の正常水位すなわち通常の使用状態で水槽1
.10内に生じる水位WLよりも高い位置で制御室24
内に開口している。この管13の先端14は、複数の放
射状支持体15によりハウジング5に支持して、該豆ち
上がり管13が流体の力でふらつくのを防止している。
ハウジング5の上壁には気体通路16が取りつけられて
おり、この気体通路16は、真空ポンプ17に接続され
ている。真空ポンプ17と気体通路16との間には、電
磁弁18が配置され、さらにハウジング5と電磁弁18
との間からは、別の気体通路19が分岐している。この
気体通路19は、開閉弁20を介して大気に開放されて
いる。
ハウジング5の上壁には、制御室24内の液面のレベル
を検出する液面計21が取りつけられている。この液面
計21は、静電容量形レベル計であって、電極22がハ
ウジング5内の立ち上がり管13の外側で制御室24内
に挿入されている。液面計21の出力端子は、液面調整
器23の入力端子に接続され、さらにこの液面調整器2
3の出力端子は、電磁弁18に接続されている。
次に、第2図を参照して本発明の連通制御装置の動作を
説明する。連通制御装置を連通状態にするには、弁20
が閉じられ、電磁弁18が制御室24内の水位に応じて
開閉される。電磁弁18が開くと、真空ポンプ17から
気体通路16を通して負圧が制御室24に導入される。
その結果、ハウジング5内の水位Hは立ち上がり管13
の先端14の高さよりも高くなり、隣接する二つの水槽
1.10は互いに連通させられる。電磁弁18の開閉は
、この連通が維持されるように、制御室24内の水位H
を検出して制御される。
一方、水槽1.10間の連通を遮断するときには、気体
通路19の開閉弁20を開き、電磁弁18を閉じる。そ
の結果、大気圧が気体通路16を通して制御室に導入さ
れ、制御室24内の水位は水槽1.10内の水位WLと
同じレベルまで低下して、水槽1.10間の連通が遮断
される。
この連通制御装置において、液面計21および液面調整
器23は、連通状態での制御室24内の液面レベルが立
ち上がり管13の先端14の高さよりも高く維持される
ように作用する。この目的で、液面計21の電極22は
、あらかじめ設定した二つの基準液面レベルを検知する
ように構成され、気体通路より漏洩があって液面が下降
したばあいにも、実際の液面レベルが常時二つの基準液
面レベルの間になるように、電磁弁18が制御される。
この実施例において、水槽1.10内の正常水位WLと
水槽1.10の上壁との間に十分な間隔が得られないば
あいには、立ち上がり管13の先端14を水槽1.10
の水面より十分に上方に突出させることができず、遮断
状態が確実に維持できなくなる恐れがある。このような
条件のもとでは、立ち上がり管13の先端14を水槽1
.10の正常水位WLとほぼ同一の高さに位置させ、弁
20を電磁弁によって構成するとともに、第2図に示す
ように該電磁弁20に圧縮機17aを接続する。水槽1
.10間の連通を遮断するばあいには、電磁弁18を閉
じ、電磁弁20を作動させて制御室24へ圧縮空気を導
入する。この制御によって、制御室24内の水位は、水
槽1.10内の水位WLより低い水位りまで下がり、立
ち上がり管13の先端14は、制御室24の水位りより
十分に高い位置に保持され、遮断状態が確実に維持され
る。水槽1.10を互いに連通させるばあいには、電磁
弁20を閉じ、電磁弁18を作動させる。この制御によ
り、制御室24内の水位Hは立ち上がり管13の先端1
4より十分に高いいちに保持され、連通状態が達成され
る。制御室24内の水位H,Lの制御は、液面調整器2
3を連通と遮断とに適宜切り換えて、該液面調整器23
により行えばよい。
第3図ないし第6図は、本発明の他の実施例を示すもの
である。第3図の連通制御装置では、ハウジング5が水
槽1内に配置され、水槽10に接続された管7がハウジ
ング5内の制御室24に立ち上がり、立ち上がり管25
を構成する。この立ち上がり管25は、第2図の立ち上
がり管13と同様に、水槽1.10内の正常水位WLよ
り高い位置まで上方に延びている。ハウジング5の側壁
には、立ち上がり管25の上端より低い位置に、水槽1
内に開口する管26が設けられている。
第4図の連通制御装置は、第3図の構造と同様な立ち上
がり管25を有するが、ハウジング5は下方が開放され
たフード形式に構成されている。
本例でも、立ち上がり管25の上端は、水槽1.10内
の水位より上方で制御室24に開口している。
第5図の連通制御装置では、第3図の立ち上がり管25
の代わりに、ハウジング5の底部から上方に延びる隔壁
28が設けられている。この隔壁28の上端は、ハウジ
ング5の入り口3右よび出口4の上縁部の高さよりも高
く、かつ水槽1.10内の正常水位WLより高い位置に
ある。隔壁28は、ハウジング5内の制御室2゛4を二
つの室24a、24bに分割しており、室24a124
bは隔壁28の上端より上方で互いに連通ずる。室24
aは、入り口3を介して水槽10に、室24bは、出口
4を介して水槽1にそれぞれ接続されている。
第3図ないし第5図の実施例においては、いずれもハウ
ジング5内に形成される制御室24の上部が、第1図お
よび第2図の実施例におけると同様に、弁を介して真空
ポンプ(図示せず)に接続される。したがって、水槽1
.10の連通および遮断の制御は第1図および第2図の
実施例におけると同様である。第1図から第5図までの
実施例においては、水槽1.10の連通が遮断され、水
槽1.10に温度の異なる水が貯えられるばあいには、
立ち上がり管内部と制御室とに温度の異なる水が導かれ
るので、立ち上がり管、ハウジングおよび水槽1.10
間の通路の壁面に適当に断熱材を配置することが必要で
ある。
また、第3図ないし第5図の実施例において、制御室2
4内の圧力の制御を、前述したと同様に圧縮機と真空ポ
ンプの両方により行うことも可能である。もちろん、制
御室24に圧縮機から加圧空気が導入されると、水槽1
.10は連通が遮断され、制御室に負圧が導入されると
、水槽1.10は互いに連通させられる。
第6図の実施例においては、連通制御装置は、水槽1.
10間の仕切り壁9を跨ぐように配置された逆U字管2
9により構成されている。この逆U字管29は、互いに
隣接する水槽1.10の内部において下方に湾曲して水
槽1.10の底部に向かって開放している。逆U字管2
9は、中間部30の位置が最も高く、したがってこの中
間部30により構成される中間通路31が両端部より高
い位置に設けられている。
逆U字管29の両端は、水槽1.10内の水位WLより
低い位置にあり、中間通路31は水位WLより高い位置
にある。気体通路16は、この中間通路31に接続され
ている。通常、電磁弁18が開き、気体通路19の弁2
0が閉じているときは、水面は第6図にHで示す水面ま
で上昇し、中間通路31内に水が入り込んで水路が形成
され、水槽1.10が互いに連通させられる。弁20を
開き、電磁弁18を閉じると、中間通路31内は空気で
充満され、隣接する水槽110間の連通は遮断される。
気体通路16には圧力調整器33が接続される。圧力調
整器33は、さらに電磁弁18に接続されている。圧力
調整器33は、電圧計を内臓しており、この電圧計の出
力信号に応じて電磁弁18を制御し、これにより真空ポ
ンプ17から負圧を適宜気体通路16内に導入して、そ
の気体通路16内の負圧を所定値に維持する。
この連通制御装置では、気体通路16内にも水が入り込
むばあいには、連通状態の検出は、液面計によるよりも
、この実施例のように圧力計による方が好ましい。なお
、この実施例のように、連通制御装置が逆U字管により
構成され、該逆U字管により形成される中間通路が水槽
内の液面の正常水位より上方に配置されている構成では
、逆U字管と仕切り壁との間の水蜜加工が不要になる、
という利点が得られる。さらに、この逆U字管などの逆
U字通路により連通制御装置を構成すると、水槽間の連
通遮断時に、逆U字形路内は空気で充満されるので、隣
接する水槽間の断熱はこの空気により確保され、隣接す
る2つの水槽に温度の異なる水が蓄えられているばあい
にも、熱の損失は僅少に抑制される。したがって、逆U
字管その他の部分にとくに断熱材を配置する必要がなく
なる、という利点が得られる。
この第6図の実施例においても、逆U字管29の中間B
30により形成される中間通路31を、水槽1.10内
の正常水位WLとほぼ同一の高さに配置し、連通遮断を
中間通路31の加圧により行い、連通を中間通路31へ
の負圧の導入により行うことも可能である。
第7図および第8図は、第6図の実施例における逆U字
形通路を貯水槽の上壁により構成した実施例を示す。第
7図において、隣接する二つの水槽1.10は仕切り壁
9により仕切られており、仕切り壁9の上端は、貯水槽
の上壁9aとの間に間隙を有している。上壁9aには、
水槽1側に通路形成壁50が、また水槽10側に通路形
成壁51が、それぞれ仕切り壁9を挟んで下向きに延び
るように形成されている。通路形成壁50.51は、仕
切り壁9とともに逆U字形通路52を形成し、この通路
52は、中間部が水槽1.10内の正常水位WLよりも
高い位置にあり、両端部が水槽1.10内の正常水位W
Lより低い位置で該水槽1.10に下向きに開口する。
貯水槽の上壁9aには、気体通路接続管53が通路52
に開口するように設けられ、この気体通路接続管53に
、前述の各側におけると同様な気体通路16が接続され
る。図示例のように仕切り壁9の上端が水槽1.10の
正常水位WLより高い位置にあるときは、気体通路16
は電磁弁を介して真空ポンプに接続され、該電磁弁が開
かれて通路52に負圧が導入されたとき、通路52内に
水が上がって、水槽1.10は互いに連通させられる。
仕切り壁9の上端が水槽1.10の正常水位WLより低
い、いわゆる潜り堰のばあいには、気体通路16は電磁
弁を介して圧縮機に接続され、通路52に圧縮空気を導
入することにより、水槽1110間の連通が遮断される
。気体通路接続管53を貫通して液面計21の電極22
が通路52に挿入されており、この液面計21が通路5
2内の水位を検出する。
第9図および第1O図は、逆U字形通路が貯水槽の上壁
に取り外し可能に取りつけられる例を示すものである。
図において、仕切り壁9の上方に位置する上壁9aには
、開口9bが形成され、この開口9bを塞ぐように上壁
9aに蓋60が取りつけられる。蓋60の下面には、逆
U字形通路62を有する通路形成部材61が設けられて
おり、この通路形成部材61は、蓋60が開口9bを塞
ぐ位置にあるとき、仕切り壁9を跨ぐように配置される
。この位置では、逆U字形通路62は、中間部が水槽1
.10内の水位より上方に位置し、面端が水槽1.10
内の水位より下方で該水槽内に下向きに開口する。第7
図および第8図の実施例におけると同様に、逆U字形通
路62に接続される気体通路接続管63が設けられる。
本例においては、この接続管63は、通路形成部材61
と一体に形成される。接続管63には気体通路16が接
続され、また接続管63を貫通して液面計21の電極2
2が通路62内に挿入される。
第11図は、第7図の構造の変形例を示すものである。
図において、貯水槽の上壁9aには逆U字形通路52に
開口するように接続通路70が取りつけられ、この接続
通路70は小径の揚水溝71が接続される。揚水溝71
の上部は前述の各実施例におけると同様な気体通路16
に接続されており、揚水溝71内には、液面計21の電
極22が挿入される。液面計21の作用は、前述の実施
例におけると同様である。本例においては、水槽1.1
0を連通させるとき、水は揚水溝71の位置まで上昇さ
せられる。このばあい、揚水溝71は直径が比較的小さ
いので、比較的感度の低い検知器によっても液面の変動
を敏感に検出することが可能になる。
この実施例のように、隣接する水槽1.10を互いに連
通させるとき、その連通路の上壁まで水で充満されるよ
うに構成できるが、そのばあいには、連通時の流路面積
が常時一定に保たれ、連通路の流路抵抗が不変となる。
したがって、安定した水流を得ることができ、周囲の水
槽の水面変動を防ぐことができる、という利点が得られ
る。また、揚水溝71内の水面を外部から目視できるよ
うにすることにより、連通状態の有無を視覚的に確認で
きて便利である。
第12図は、第11図の原理を第4図の構造に適用した
実施例を示すもので、第4図の構造に対応する部分は、
第4図と同一の符号を付して説明は省略する。本例にお
いては、ハウジング5に上方に延びる揚水管75が形成
され、この揚水管75に気体通路16が接続される。さ
らに、液面計21の電極22が揚水管75内に挿入され
る。
水槽1.10を連通させるときには、水は揚水管75ま
で上昇させられる。この構成により得られる利点は、第
11図の実施例について述べたものと同様である。
第7図ないし第12図の実施例においても、連通の遮断
を加圧により行い、連通を負圧の導入により行うことも
、前述の実施例におけると同様に可能である。なお、第
7図ないし第12図の実施例のように、液面計21の取
りつけ口が蓄熱槽の直上階の床上に出ている構成は、液
面計21の保守管理が便利になる、という利点を持つ。
以上、本発明の実施例を、隣接する二つの水槽間の接続
部が水槽の正常水位より上方にあり、通常は両水槽の接
続が遮断され、この接続部に負圧を導入することにより
該接続部まで液面を上昇させて、両水槽を連通させる構
成について説明したが、本発明はこのような構成に限定
されるものではない。以下に、隣接する二つの水槽間の
接続部が水槽の正常水位より下方に位置する実施例につ
いて、本発明を説明する。
第13図ないし第16図は、それぞれ第2図ないし第5
図に対応する図であるが、第13図の例では、豆ち上が
り管13が、第14図および第15図の例では立ち上が
り管25が、また第16図の例では隔壁28の上端が、
水槽1.10の正常水位Hより低い位置にあり、水槽1
.10は通常の状態で互いに連通ずる。第13図に概略
的に示すように、制御室24に接続された気体通路16
は、電磁弁18を介して圧縮機80に接続されている。
電磁弁18を開いてこの圧縮機80からの圧縮空気を制
御室24に導入すると、制御室の液面がして示すように
立ち上がり管13の上端より低い位置に下がり、水槽1
.10の連通が遮断される。第14図ないし第16図に
は示していないが、これらの実施例でも同様な構成を有
する。
第17図は、第6図に対応する実施例で、第6図の実施
例との相違点は、本例では逆U字管29が水槽1.10
内の正常水位WLより下方に位置することである。本例
では、通路30に接続される気体通路16は、電磁弁1
8を介して空気圧縮機80に接続される。
第18図は、本発明が適用される蓄熱槽の一例を示す平
面図である。蓄熱槽101は、コンクリートの耐震壁1
03などによって多数の水槽102に区切られており、
これら水槽102は、複数個が集まって、それぞれブロ
ックA、B、Cを構成している。各ブロックにおいて、
水槽102は連通管104により互いに接続される。各
ブロックの水槽102のいずれかには、水槽からの水の
汲み上げまたは戻しのための配管105が設けられる。
さらに、隣合うブロックの水槽間には、本発明の連通制
御装置106が設けられる。一部の水槽102には、水
流の短絡を防ぐための整流板107が設けられる。
第19図ないし第23図は、季節による蓄熱槽の運転状
態を示すもので、ブロックA、B、Cの各水槽102を
横に展開した状態で示す。第19図は夏期の状態であっ
て、すべてのブロックA1BSCの水槽102が冷房用
に使用される。したがって、各ブロック間の連通制御装
置106は連通状態にされる。水はブロックAの一つの
水槽102に戻され、ブロックAの各水槽102を順次
に通過してブロックBの水槽に入り、該ブロックBの水
槽102を順次に通過してブロックCに入り、次いでブ
ロックCの水槽102を順次に通過したのち該ブロック
Cの水槽102から汲み出される。各水槽102内の水
位には、110で示すように各水槽102間の連通抵抗
に対応する分だけ差が生じる。
第20図は5月または9月頃の運転状態で、ブロックA
およびBの水槽102に冷房のための冷水が貯水される
。この状態では、ブロックASB間の連通制御装置10
6は連通状態にされ、ブロックBSC間の連通制御装置
106は遮断状態にされる。第21図および第22図は
、それぞれ4月または10月頃および3月または11月
頃の運転状態を示し、第21図ではブロックA、B間の
連通制御装置106が遮断状態にされて、ブロックAの
水槽102のみが冷房に使用され、第22図では各ブロ
ック間の連通制御装置106がすべて遮断状態にされ、
ブロックAの水槽102が冷房に、ブロックBの水槽1
02が暖房に使用される。第23図は冬季の運転状態を
示すもので、ブロックA、B間の連通制御装置106は
遮断状態に、ブロックB、C間の連通制御装置106は
連通状態にされ、ブロックAの水槽102が冷房用に、
ブロックBSCの水槽102が暖房用にそれぞれ使用さ
れる。第20図ないし第22図に示す状態では、使用さ
れていないブロックの水槽から水を抜いて、水槽の保守
点検を行うことも可能である。なお、ブロックAの水抜
きを行うには、第21図の使用状態の代わりに、同じ季
節でも各ブロック間の連通制御装置106をすべて遮断
状態とし、ブロックBの水槽102に冷房のための冷水
を貯水し、ブロックAの水槽から水を抜くようにすれば
よい。ブロックAの水槽の水抜きをした状態を第24図
に示す。
たとえば第24図の運転状態におけるブロックAの水槽
とブロックBの水槽との間のように、水を抜く水槽と水
を抜かない水槽との間に本発明の連通制御装置を使用す
るばあいには、第1図ないし第12図に示す実施例のよ
うに、通常は遮断状態になり、負圧の作用で連通状態が
達成される形式の装置を用いることが、とくに有利であ
る。
この点をさらに詳細に説明すると、たとえば第24図に
示す連通装置106に第13図の実施例の構成を使用し
たばあいを想定すると、ブロックAの水W!1内の水位
が開口4の上縁より低い位置まで低下したとき、制御室
24は水槽1内の空気と連通ずることになり、制御室2
4内の圧力制御は不能になる。この状態では、制御室2
4内での水流遮断は不可能になり、ブロックBの水槽1
0内の水が管13を通って水槽1に流出する。この流出
は、水槽10の水位が立ち上がり管13の上端のレベル
に低下するまで続くことになる。その結果、ブロックA
の水槽から水抜きをしたとき、ブロックBの水槽の水位
も低下することになる。
これは、ブロックBの水槽の水が無駄に揄てられること
を意味すると同時に、ブロックBで使用できる水の容積
が減少して、蓄熱量が低下することをも意味し、経済上
の損失は大きい。さらに、蓄熱槽においては、通常、蓄
熱容量の確保と安定した運転を維持することの必要性か
ら、水槽内の水位を維持するための手段が設けられるが
、ブロックBの水槽内の水位が低下した状態で運転が続
けなければならないときには、別途に低水位維持手段を
必要とし、蓄熱槽の制御が複雑になる、という不利益を
生じる。
これに対し、第2図の実施例では、立ち上がり管13の
上端が水槽1.10内の正常水位より上方に位置するの
で、制御室24内が大気圧になる遮断状態において、い
ずれのブロックの水槽の水位低下も他のブロックの水槽
の水位に影響を及ぼさない。このことは、第3図ないし
第12図に示す他の形式の実施例についてもまったく同
様であり、前述した経済上の損失$よび制御上の不利益
を生じない。
また、たとえば第23図の使用状態では、ブロックAの
最下流側の水槽102とブロックBの最上流側の水槽1
02との間には、連通遮断状態でかなり大きな水位差が
生ずることになる。このように、遮断状態で隣接する水
槽間に大きな水位の差を生じる個所に、本発明の連通制
御装置を使用するばあいにも、第1図ないし第12図に
示す実施例のように、通常で遮断状態になり、負圧の作
用で連通状態が達成される形式の装置を用いることが、
とくに有利になる。
この点を一例によりさらに詳細に説明すると、たとえば
第13図の実施例のように、通常で連通状態になり、正
圧の作用で遮断状態が達成される形式の装置においては
、連通遮断時に気体の漏洩を補充する分だけ制御室内に
空気を適宜吹き込んで制御室内の液面を一定範囲に保ご
とが望ましいのであるが、このとき制御室内の液面の移
動が問題となる。第13図の実施例では、水槽1と水槽
10の間を遮断中に雨水槽の水面間に差が生じ、仮に水
槽10内の水位が水槽l内の水位よりhだけ高い状態に
なったとすると、制御室24内において、立ち上がり管
13の外側の水位は上昇し、立ち上がり管13の内側の
水位は下降する。その結果、立ち上がり管13の内外の
水位にはhの差を生じる。
第13図の実施例では制御室24内の圧力の制御を制御
室24内の立ち上がり管13の外側の水位を検出するこ
とにより行っているので、前述した立ち上がり管13の
外側の水位の上昇を液面計が捉えて、制御室24内の圧
力はその水位の上昇に相当するだけ上昇させられる。そ
の結果、立ち上がり管13内の水位がさらに低下し、空
気が水槽1に吹き抜けることになる。このような吹き抜
けを避けるためには、複雑な制御を行わねばならず、非
常に不経済である。
これに対して、第2図の実施例では、遮断時には制御室
は大気と連通しており、制御室内の圧力を調整する必要
がないので、立ち上がり管13の上端の位置を、水槽1
0の水位上昇を見込んだ高さに設定することにより、こ
のような問題を簡単に避けることができる。また、負圧
を作用させることによって連通状態を達成する形式の実
施例では、第11図および第12図の実施例のように揚
水溜または揚水管を設けることにより、液面検出が容易
になり、連通面積の変動を避けることができる、という
利点が得られる。
このように、本発明の連通制御装置の用途によっては、
負圧連通型の装置が、加圧遮断型の装置に比して顕著に
すぐれた結果をもたらすものとなる。
〔効 果〕
本発明の蓄熱槽、における連通制御装置では、液体内に
可動部分を配置する必要がないので、故障や破損、部品
の消耗などはほとんど生じない。したがって、従来の蓄
熱層の連通制御装置に比し、保守管理の負担が大幅に軽
減される。また、気体通路を適当に延長することによっ
て遠隔操作が可能になる。さらに、蓄熱槽の直ぐ上方の
階に弁開閉のための機構を配置したり、保守管理のため
のスペースを確保したりする必要がないので、建築物な
どの空間の有効利用が可能になる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の一実施例を示す蓄熱槽における水槽
間の連通制御装置の断面図、第2図は、第1図の装置の
作用を説明するための概略図、第3図ないし第6図は、
本発明の他の実施例を示す第2図と同様な概略図、第7
図は、本発明のさらに他の実施例を示す断面図、第8図
は、第7図の■−■線に沿ってとった断面図、第9図は
本発明のさらに他の実施例を示す断面図、第10図は、
第9図のX−X線断面図、第11図は、第7図の実施例
の変形例を示す概略断面図、第12図は、第4図の例の
変形例を示す断面図、第13図ないし第17図はそれぞ
れ第2図ないし第6図に対応する他の実施例の概略断面
図、第18図は本発明が適用される蓄熱槽の一例を示す
平面図、第19図ないし第24図は第18図の蓄熱槽の
季節による使用状態を示す概略図である。 1.10・・・・水槽、 2・・・・連通制御装置、5
・・・・ハf)ジング、13.25・・・・立ち上がり
管、21・・・・液面計、    24・・・・制御室
、16.19・・・・気体通路。 第3図     第4図 第5図 第6図 第11図 第13図 第15図      第16図 第17図

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)仕切り壁により仕切られた複数の水槽からなる蓄
    熱槽のうちの二つの隣接する水槽を連通させる連通装置
    において、前記隣接する水槽の一方に接続され少なくと
    も上部が閉じられた制御室と、一端が前記隣接する水槽
    の他方に開口し他端部が前記制御室内で立ち上がって前
    記水槽内の正常水位より上方で前記制御室に開口する通
    路と、前記制御室の上部に弁手段を介して接続された真
    空吸引手段と、からなることを特徴とする連通制御装置
  2. (2)仕切り壁により仕切られた複数の水槽からなる蓄
    熱槽のうちの二つの隣接する水槽を連通させる連通装置
    において、一端が前記二つの水槽のうちの一方に開口し
    、他端が他方の水槽に開口するように前記二つの隣接す
    る水槽間に配置された逆U字形通路と、前記逆U字形通
    路の上部の圧力を制御する圧力制御手段と、からなるこ
    とを特徴とする連通装置。
  3. (3)特許請求の範囲第2項の連通装置において、前記
    通路は中間部が前記水槽の正常水位より上方に位置し両
    端部が該正常水位より下方に位置するように配置され、
    前記圧力制御手段は弁手段を介して前記逆U字形通路の
    上部に接続された真空吸引手段からなる連通装置。
  4. (4)特許請求の範囲第2項の連通装置において、前記
    通路は全体が前記水槽の正常水位より下方に位置するよ
    うに配置され、前記圧力制御手段は前記逆U字形通路の
    上部に弁手段を介して接続された圧縮機からなる連通装
    置。
  5. (5)仕切り壁により仕切られた複数の水槽からなる蓄
    熱槽のうちの二つの隣接する水槽を連通させる連通装置
    において、前記隣接する水槽の一方に内に配置され閉ざ
    された制御室を形成する制御槽と、前記一方の水槽の正
    常水位より下方において一端が前記制御槽の外に開口し
    他端部が前記制御槽内で上方に立ち上がり上端において
    前記制御槽内部の前記制御室の上部に開口する立ち上が
    り管と、前記制御室を前記二つの水槽の他方に接続する
    通路と、前記制御室上部の圧力を制御する圧力制御手段
    と、からなる連通装置。
  6. (6)仕切り壁により仕切られた複数の水槽からなる蓄
    熱槽のうちの二つの隣接する水槽を連通させる連通装置
    において、前記二つの水槽の一方に配置され少なくとも
    上部が閉ざされ下部が前記一方の水槽に開口した制御槽
    と、一端が前記二つの水槽の他方に開口し他端部が前記
    制御槽内で上方に立ち上がり上端において前記制御槽内
    部の制御室上部に開口する通路と、前記制御室の上部の
    圧力を制御する圧力制御手段と、からなる連通装置。
  7. (7)仕切り壁により仕切られた複数の水槽からなる蓄
    熱槽のうちの二つの隣接する水槽を連通させる連通装置
    において、前記二つの水槽の一方に配置され上部が閉ざ
    された制御室と、前記制御室内部を上部で連結された第
    1室と第2室とに分割する隔壁手段と、前記第1室を前
    記二つの水槽の一方に開放する開口と、前記第2室を前
    記二つの水槽の他方に接続する通路と、前記制御室の上
    部の圧力を制御する圧力制御手段と、からなることを特
    徴とする連通装置。
  8. (8)仕切り壁により仕切られた複数の水槽からなる蓄
    熱槽のうちの二つの隣接する水槽を連通させる連通装置
    において、前記二つの隣接する水槽の間の仕切り壁を跨
    いで配置され、該仕切り壁を乗り越えてこれら二つの隣
    接する水槽を連通する逆U字形通路を該二つの水槽間に
    形成する通路形成手段と、前記逆U字形通路の上部を弁
    手段を介して真空吸引手段に接続する圧力制御手段と、
    からなることを特徴とする連通装置。
  9. (9)特許請求の範囲第8項の連通装置において、前記
    通路形成手段は前記蓄熱槽の上壁に設けられた連通装置
  10. (10)特許請求の範囲第8項の連通装置において、前
    記通路形成手段は前記蓄熱槽の上壁に取り外し可能に取
    りつけられた蓋に設けられた連通装置。
  11. (11)仕切り壁により仕切られた複数の水槽からなる
    蓄熱槽のうちの二つの隣接する水槽を連通させる連通装
    置において、少なくとも上部が閉ざされ下部が前記二つ
    の隣接する水槽のうちの一方の水槽に開口した制御槽と
    、一端が前記二つの水槽の他方に開口し他端部が前記制
    御槽内で上方に立ち上がり上端において前記制御槽内部
    の制御室上部に開口する通路と、前記二つの隣接する水
    槽の連通を遮断するため前記制御室の上部を加圧し、前
    記二つの隣接する水槽間を連通させるため前記制御室の
    上部に負圧を導入する圧力制御手段と、からなる連通装
    置。
  12. (12)特許請求の範囲第11項に記載の連通装置にお
    いて、前記通路は前記水槽の正常水位の近傍において前
    記制御室上部に開口した連通装置。
  13. (13)特許請求の範囲第11項または第12項に記載
    の連通装置において、前記制御槽は前記一方の水槽内に
    配置された連通装置。
  14. (14)特許請求の範囲第11項または第12項に記載
    の連通装置において、前記制御槽は前記他方の水槽内に
    配置された連通装置。
  15. (15)仕切り壁により仕切られた複数の水槽からなる
    蓄熱槽のうちの二つの隣接する水槽を連通させる連通装
    置において、一端が前記二つの水槽のうちの一方に開口
    し、他端が他方の水槽に開口するように前記二つの隣接
    する水槽間に配置された逆U字形通路と、前記二つの隣
    接する水槽間の連通を遮断するために前記逆U字形通路
    の上部を加圧し、前記二つの隣接する水槽間を連通させ
    るため前記逆U字形通路の上部に負圧を与える圧力制御
    手段と、からなることを特徴とする連通装置。
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DE8787906446T DE3777163D1 (de) 1986-10-01 1987-09-30 Verbindungsvorrichtung fuer waermespeicherbehaelter.
EP19870906446 EP0284628B1 (en) 1986-10-01 1987-09-30 System for communicating cisterns in heat storage tank
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