JPS6322784A - 多速度型自転車の自動伝動装置 - Google Patents

多速度型自転車の自動伝動装置

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JPS6322784A
JPS6322784A JP62125628A JP12562887A JPS6322784A JP S6322784 A JPS6322784 A JP S6322784A JP 62125628 A JP62125628 A JP 62125628A JP 12562887 A JP12562887 A JP 12562887A JP S6322784 A JPS6322784 A JP S6322784A
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JP
Japan
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chain
wheel
automatic transmission
axis
pin
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JP62125628A
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English (en)
Inventor
ロバート デュティル
レイモンド ギルバート
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Individual
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Publication date
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62MRIDER PROPULSION OF WHEELED VEHICLES OR SLEDGES; POWERED PROPULSION OF SLEDGES OR SINGLE-TRACK CYCLES; TRANSMISSIONS SPECIALLY ADAPTED FOR SUCH VEHICLES
    • B62M9/00Transmissions characterised by use of an endless chain, belt, or the like
    • B62M9/04Transmissions characterised by use of an endless chain, belt, or the like of changeable ratio
    • B62M9/06Transmissions characterised by use of an endless chain, belt, or the like of changeable ratio using a single chain, belt, or the like
    • B62M9/10Transmissions characterised by use of an endless chain, belt, or the like of changeable ratio using a single chain, belt, or the like involving different-sized wheels, e.g. rear sprocket chain wheels selectively engaged by the chain, belt, or the like
    • B62M9/12Transmissions characterised by use of an endless chain, belt, or the like of changeable ratio using a single chain, belt, or the like involving different-sized wheels, e.g. rear sprocket chain wheels selectively engaged by the chain, belt, or the like the chain, belt, or the like being laterally shiftable, e.g. using a rear derailleur
    • B62M9/121Rear derailleurs
    • B62M9/123Rear derailleurs changing gears automatically

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は、チェン駆動型回転車輪用の自動伝動装置に
関する。とくに、この発明は、回転車輪のハブのまわり
の角速度に対するチェンの線速度の比が、自動的にかつ
漸増的に調節されるリンク式チェン駆動型自動伝動装置
に関する。
この発明は、自転車および類似のペダル駆動式装置用の
自動伝動装置に関する。
従来の技術 近年、サイクリングが大いに興味を復活させて愛好され
てきた。この復活状態は、内燃機関の排気による汚染の
ような環境上の配慮と、代替輸送装置の価格の増大のよ
うな経済的考慮と同様に、体育および身体上の福祉が強
張されてきたことによる。これによって、都市および田
舎での種々の乗用状態、リクリエーシコン用や通勤用と
して自転車が使われるようになった。
広い範囲で自転車が使用される結果、多速度とくに10
速度自転車が広く用いられてきた。これらの自転車は、
ペダル作動スプロケットと自転車の後車輪との間の伝動
比を変化させる装置を有し、この伝動比は速度または地
表面の程度に応じて乗る人によって個別の漸増値に調節
される。5速度および10速度の普通の伝動変更機構は
、いわゆる「ドレイラ(derailleur) J機
構である。このドレイラ機構は、自転車駆動チェンを1
つのスプロケットからそれよりも大直径または小直径の
別のスプロケットにシフトするため、直径を異にする多
数の並列して配置されたスプロケットを用いている。
ドレイラはよく知られているいくつかの問題点を提供し
ている。スプロケットからスプロケットヘチエンをシフ
トするとき、初心者はチェン掛けに手間どる。シフト中
に1つあるいはそれ以上のレバーを操作しなければなら
ないことは、自転車乗りの注意をその進行経路からそら
せて、時により自転車乗りに隣接するスプロケット間で
円滑なシフト動作を行うのに必要な「感じ」を容易に与
えなくなる。
自転車用の自動または連続可変伝動装置を提供するため
に、多くの試みがなされてきた。
ヘイヨツト(Hayot) ヘの米国特許第2,584
゜447号は、自転車のペダル軸に取りつけられたハブ
を有し、該ハブが自転車のチェンを駆動するスプロケッ
トローラを末端に担持する可撓アームを取りつけている
可変速度チェン駆動装置を開示している。たとえば丘を
登るときのように後車軸によって与える抵抗が増大する
ことによって、チェンの張力が増加すると、可撓アーム
はハブのまわりに巻きつく傾向をあられして、アーム上
に取りつけられたスプロケットによって規定された駆動
スプロケットの有効直径を減少し、それによって後車輪
を駆動している一定直径のスプロケットに対する伝動比
を減少する。
よって、伝動比は変動する後車輪の抵抗に応答して連続
的かつ自動的に変化される。
ハント(Hunt) ヘの米国特許第3,798,98
9号は、前方または後方駆動スプロケットが使用者によ
ってその直径を漸増的に変動される自転車用の手動調節
式多速度可変伝動装置を開示している。
チャオ(Chao) ヘの米国特許第3,837,23
4号は1乗用者が1対の■溝滑車間の溝の深さを手動で
変化させ、このV溝滑車はVベルト滑車で、■ベルトが
自転車の後車輪に力を伝達する構造の自転車を開示して
いる。
トムキンス(Tomkins) ヘの米国特許第3,9
56 、944号は、可変直径駆動車輪が2対のディス
ク間に担持された滑車またはスプロケット要素によって
形成されたトルク作用式、可変直径型ベルト滑車または
チェンスプロケットを開示している。
もし一方の対のディスクが、トルク力の変化の結果とし
て、他方の対のディスクに対して回転すると、滑車また
はスプロケット要素は半径方向内方または外方へ移動し
て、駆動車輪の直径を変化する。さらに、この特許は乗
用者が自転車を惰力走行させるフリーホイール機構を開
示する。とくに、複数の個別の歯は自転車用の駆動スプ
ロケットの直径を定める。これらの歯はそれぞれ支持部
材によって担持され、この部材内で滑動できる。もにの
歯がその後面で自転車のチェンと接触すると、歯はチェ
ンと係合して、駆動圧力を伝達する。しかし、もにの歯
がその前面または上面でチェンと接触すれば、歯はこの
歯の支持部材内に押動されて索の上でチェンを滑らせる
パイプンハーガン、ジュニア(P 1penha&an
J r、)への米国特許第3,969,948号は、ベ
ルクランクアーム上に取りつけられた複数の小型スプロ
ケットから形成された可変直径のペダル作動型駆動スプ
ロケットを有する自転車用の自動可変速度比伝動装置を
開示している。このように形成されたスプロケットの直
径は、ペダル作動力への抵抗につれて変化される。
レオナルト(Leonard)への米国特許第4,03
0.373号は、いくつかの半径方向軌道を有する取付
板によって形成された可変直径駆動機構と。
同数の滑車要素がそれぞれの溝内に移動可能に取りつけ
られた自転車用の可変速度駆動装置を開示している。乗
用者は手操作でこれらの要素を軌道内で移動させて、こ
れらの要素によって形成された滑車の直径を変化する。
ボータ(P orter) ヘの米国特許第4,119
,326号は、1組の可変直径滑車によって駆動される
自転車を開示している。とくに、各滑車は2つの半部か
ら形成された1つのVベルト滑車で、半部間の間隔は一
定幅のVベルトがこの滑車内にはまるようになっている
。滑車半部の間隔は乗用者によって手操作で調節される
ウィリアムズ(Williams)への米国特許第4゜
342.449号は、負荷応動式可変直径滑車を含む自
転車用駆動システムを開示している。この可変直径滑車
は、固定板と可動板によって形成されて各板は溝穴をも
ち、ベルト係合要素が両板間に乗ってそれぞれの溝穴対
と係合する。駆動ベルトへの負荷が変化すると、これら
の板は相対回転して、要素と係合しているベルトを半径
方向に運動させ、それによって滑車の直径を変動する。
負荷作動式でかつ手動調節式の伝動装置に加えて、回転
速度に応動する伝動装置を製造する試みがなされてきた
ホーン(Horns) ヘの米国特許第904 、33
0号は、ハブを取りつけた従動軸を開示している。
このハブは複数の固定スポークを有する。スポークはU
形断面をもち、各スポークにはベルト滑車の一部分とし
てその外端に形成された滑りスポークが滑動的に取りつ
けられている。これらの滑車部分を最大直径まで引張る
傾向を与えるばねが配設されている。この滑りスポーク
はフォークと係合されたピンを担持する。このフォーク
は一点のまわりに回転してその末端に重錘を支持する。
この装置の作用を述べれば、軸の回転速度が増加すると
、重錘が外方へ移動しようとするので、滑車部分に内向
きの引力を作用する。この部分の内向き運動は滑車の直
径を減する。同様に軸の回転速度が減少すると、重錘は
ばねの作用に助けられて内向きに移動するので、滑車の
直径を増すように動作する。
リー(Lee)への米国特許第3,935,751号は
、回転ディスクに回転可能に取りつけられた複数の爪部
材を有する遠心式無段速度変更装置を開示している。こ
れらの爪部材の外側端は駆動装置の周辺を定めている。
ディスクの回転速度が増加すると、爪部材は外方へ移動
して車輪の直径を増す。同様にディスクの回転速度が減
少すると、爪部材は内方へ移動して車輪の直径を減少す
る。
また可変滑車を造る多くの試みがなされた。
一般にそのような可変滑車は、Vベルトを協働する1対
の向き合った円錐板または滑車半部から成り、直径の変
動は滑車半部の軸方向間隔を調節して、半部間の溝内に
Vベルトを高位にまたは低位に乗せることによって達成
される。そのような可変直径型Vベルト滑車の代表例は
、タイラー(T yler) ヘの米国特許第2,32
1,438号、キャロル(Carrol) ヘの米国特
許第2,491゜248号(遠隔制御リンク仕掛けとア
イドル機構を開示する)、インゴールド(I ngol
d)への米国特許第2,751,790号(ベルトの横
移動を防ぐため滑車半部の大きさが等しく方向が相反す
る運動を行う機構を開示する)、ロツベル(Wrobb
el)への米国特許第2,941,412号(滑車半部
の大きさが等しく方向が相反する運動を行う機構の別の
例)、アブリン(Aplin)への米国特許第3,06
4,486号(滑車半部の大きさが等しく方向が相反す
る運動を行うことによりベルトの整合を保証するさらに
別の機構)、シャウフラ(S chaufler)への
米国特許第3,115,045号(直径の変動に伴うベ
ルト整合を保証する他の機構)、およびルッカー(L 
ooker)への米国特許第3,269,201号(は
こりの侵入を防ぎかつ滑車からの潤滑剤の喪失を予防す
るように設計された機構)である。
発明が解決しようとする問題点 上記の諸特許から容易に判断されるように、従来の装置
は、可変直径の滑車(駆動軸またはスプロケット)を用
いることによって自転車用の可変速度伝動装置、さらに
一般的に言えば可変有効直径をもつ滑車を提供する試み
に満足している。これらの試みは、多くの欠陥を包含し
ている。■ベルトについて言えば、あるシステムは滑車
の有効直径を変化するために滑車半部が相対運動すると
きに、横移動しないことを保証しなければならない。そ
のための機構は滑車の価格を増しかつ滑車の製造を一層
困難にさせる。そのような機構を設けなければ、使用中
に■ベルトの横移動によってベルトの不均等、かつ早期
の摩耗を生せしめる。
さらに自転車用のベルト式駆動装置は、一般に不満足か
つ故障の多いことが判明している。
とくにベルト駆動装置は、自転車の始動時や急傾斜地面
を走行するような重い負荷がかかるときは滑車上を滑り
勝ちである。この滑り傾向は、ベルトと滑車との間で水
が潤滑剤として作用する濡れた道路状態において悪化さ
れる。そのうえ、道路の泥は研摩剤として作用する傾向
をもち、ベルトの摩耗を増大する。
上述のホーン(Horne)およびり−(Lee)への
特許のような駆動車輪の直径を変えるのに、従動軸の回
転速度にのみ依存する機構は、駆動される負荷の可変性
を適切に処理できない。所定の負荷は上記のような装置
の作動を許すが、負荷によってベルト張力が増加すると
、可変直径車輪に作用される力が増加する。車輪へのこ
の力の増加は、車輪の直径を小さくさせる方向に働き、
それによって速度比を妨げるようにさせる。さらに、ホ
ーン(Horne)およびり−(Lee)の機構は、既
述の不利な点を受けやすい。
上記の諸特許に示されたような、自転車に可変直径車輪
を適用する試みは、トルクまたは負荷作動機構または手
動調節システムに限定されている。
それで自転車またはこれに類似するペダル作動式装置用
の自動速度比伝動装置を実現する需用が続いている。
この発明は、従動輪(車軸の角速度)とペダル駆動スプ
ロケット(チェンの線速度)との間の速度比が従動輪の
回転速度に応答して、自動的にかつ漸増的に調節可能で
ある自転車またはこれに類似するペダル作動式装置の自
動伝動装置を提供する。この伝動装置は、速度比変更に
当って乗用車の介在を要せず、この速度比の変更は従動
車輪の回転速度に関連してのみ行われる意味の自動式で
ある。この伝¥I+装置は予め定めた上、下の速度比間
で、比と比の間の予め定めた漸増的な一定数の段階的変
数が与えられるように漸増的に調節可能である。
問題点を解決するための手段 この発明は、自転車もしくは類似のペダル作動式装置用
自動伝動装置を提供する。任意のリンク連結式チェン駆
動車翰に適用されるこの自動伝動装置は、車軸の回転軸
線と同軸的に該軸線に沿って隔たって配設された複数の
、チェン係合スプロケットを有する。各スプロケットは
他のスプロケットの直径とは異なる予め定めた直径をも
っている。駆動装置が複数のチェン係合スプロケットを
車軸に連結する。リンク連結チェンと係合するチェン案
内部材が設けられている。このチェン案内部材はリンク
連結チェンをそれと整合されたスプロケットと係合する
ように案内して、各スプロケットと、車軸の回転軸線と
ほぼ直角方向のそれぞれの平面内で個別に整合される。
チェン案内部材はリンク連結チェンを、それと整合され
たスプロケットとの係合状態に案内する。チェン案内部
材作動部材は、車軸の角速度に応答してチェン案内部材
の軸方向位置を自動的に変化させる。よって、車輪が角
度回転すると、チェン案内部材はチェン案内部材作動部
材によって軸方向に移動されて、車輪の角速度に関連す
る1つの直径をもつスプロケットと係合するようにリン
ク連結チェンを自動的に案内する。
実施例 以下、図面について説明するが、第1図は、この発明の
自動伝動装置を用いた自転車を示す。
とくにこの自転車は、支持フレーム1、支持フレーム1
に取りつけられた車軸5に取りつけられた前方車輪3、
支持フレーム1の後部にジャーナル軸受式に取りつけら
れた第1軸に駆動的に取りつけられた後方車輪7、前方
車輪と後方車輪との間でフレームの前後方向のほぼ中央
において支持フレーム1にジャーナル軸受式に取りつけ
られた第2軸11.第2軸11の両端に取りつけられた
足踏みペダル13.15、第2軸11に固着されて該軸
とともに回転し、フレーム1に隣接して第2軸11のペ
ダル13の内方に配設された駆動スプロケット17、お
よび駆動スプロケット17と係合する普通の自転車チェ
ン19を有する無端チェンルーブを具えている。この自
転車チェン19はさらにこの発明による自動伝動装置2
1と係合する。
自動伝動装置21は、複数のチェン係合スプロケット2
3,25.27,29.31 (図では5個示されてい
るが、所望のギヤ数および組立体の嵩および重量との所
望のかね合いによって使用状態に応じて、これよりも多
くても少くてもよい)を有する。各チェン係合スプロケ
ットは、車@7の回転軸線O−Oと同軸的に、かつ該軸
線に沿って隔たって配設されている。各スプロケットは
、予め定めた直径をもち、各直径は他のスプロケットの
直径とは異なっている。各スプロケットは、スプロケッ
トハブ33に連結され、各スプロケットハブ33はさら
に車輪7の車輪ハブ35に連結されている(これについ
ては後述する)。チェン案内部材37は、自転車チェン
19(第4、第5図において鎖線で示されている)と係
合する。
チェン案内部材37は複数のチェン係合スプロケット2
3,25,27,29.31に対して軸方向に可動であ
り、それによりそれぞれのスプロケットを含む軸線O−
Oに対して第5図のスプロケット23、および第4図の
スプロケット31で明示されるように、はぼ直角に配置
された各平面内で各スプロケットと個別に整合可能にさ
れる。自転車の運転中、軸方向へのチェン案内部材の運
動は。
軸線O−Oに対してほぼ直角方向の1つの平面内でチェ
ン案内部材が整合されるスプロケットとチェン19とを
係合状態に動かす6チ工ン案内部材作動器39は、車輪
の角速度に応答してチェン案内部材37の軸方向位置を
変化させるためにチェン案内部材37に連結されている
チェン案内部材作動部材39は、複数の中空シリンダ4
1,43.45 (3つの点で1つの平面が決定される
ので3つのシリンダが図示されているが。
安定性、嵩および重量間の所望のかね合いによってこれ
よりも多くまたは少なく用いることができる。)から構
成されている。各中空シリンダは、車輪の回転軸線〇−
〇とほぼ平行な軸線Or −0+をもっている。各中空
シリンダ(説明を容易にするために以下の詳細説明はシ
リンダ41のみについて行う)は、シリンダ内で軸方向
に可動なピストン47を有する。ピストン47は、ベル
アームクランク49およびケーブル51を介して、半径
方向に移動可能な少くとも1つの重錘53を有する遠心
力発生部材に連結されている。
第2図から明らかなように、半径方向に移動可能な重錘
53,55.57は各シリンダ41,43.45とそれ
ぞれ組合わされ、ケーブル51,59.61を介してシ
リンダに連結されている。第7図に明示されているよう
に、重錘53は車輪スポーク63に滑動可能に支承され
ている。止めねじ67によってスポーク63に開放可能
に固定された爪65は重錘53の内向き運動を制限し、
それによってケーブル51が自転車チェンにからまった
り、他の運動部分とからまったりするのを防ぐために、
ケーブル51を緊張状態に維持する。ケーブル51は重
錘53に形成された凹所69内に受入れられて止めねじ
71によって凹所69内に固定保持される。重錘53は
一体部材であるが、重錘53の質量は、ねじ75または
任意の、別の適切な連結手段などを用いてそれに付加重
錘73を取りつけて増加できる。
別の手段として、重錘は第8図において図示された重錘
77のような1つの円の扇形に形成することもできる。
この実施例において、重錘77は1対の貫通孔97.8
1をもち、その中に1対の車輪スポーク83.85を滑
動的に受入れる。これらの貫通孔97.81は、車輪ス
ポーク83.85がこれらの孔内を滑動するのを保証す
るためにスポーク間に形成された角度を考慮しなければ
ならない。重錘77はケーブル88によってベル・アー
ムクランクに連結されている。この実施例において、貫
通孔のサイズおよびスポークに対するそれらの取付関係
が重錘77の滑り運動の範囲を決めるので、止め部材を
設ける必要がない。この実施例がとくに有効である点は
、重錘が市場で入手できる安全レフレクタと類似の形状
をもち、かっ蛍光色で塗装またはその目的用のレフレク
タを装着できることである。
さらにこれとは別に、重錘77は2つの半部で形成され
、それらの半部は、重錘77が2つの部品内に鋳込むた
めにねじ8Gによって結合される。
これによって、組立時に内孔79.81を形成する通路
をこの鋳物内に形成でき、したがって重錘にかかる費用
を軽減する。さらに組立時に、ケーブル88の頭部88
aを把むために、半部のうちの1つに適切な通路を形成
することもできる。
中空のシリンダ41は支持ディスク87に則接され、こ
の支持ディスクは車軸ハブ35に剛接され、それによっ
て支持ディスク87は車輪7が回転すると軸線○−Oの
まわりに回転する。中空シリンダ41は支持ディスク8
7に溶接されることが好ましく、連結部の強度と剛性を
保証するために補強支柱89を具備することもできる。
ピストン47が第1環状支持部材91に剛接され、該支
持部材91は軸線0−○と同軸で、かつ支持ディスク8
7の直径よりわずかに大きい内周縁91aと、外周縁9
1bとをもち、ピストン47と環状支持部材91との連
結は、ピストンロッド93によって実施される。第1環
状支持部材91は、ねじ95または任意の他の適切な手
段によって、ピストンロッド93に剛接される。よって
軸線o−Oに沿ってピストン47が軸方向に運動すると
、第4、第5図と比較して明白なように、第1環状支持
部材91を軸線0−○に沿って軸方向に運動させる。
軸線O−○と同軸の第2環状支持部材97が第1環状支
持部材91のまわりに配設されている。
第2環状支持部材97の内周f191aは、第1環状支
持部材の外周991 bよりもわずかに大きい直径をも
っている。第1環状支持部材91の外周縁91bには溝
91cが形成され、これと対応する溝97Cが第2環状
支持部材97の内周縁97 aに形成されている。これ
らの溝91c、 97cはいっしょになって軸受ボール
99で満たされる(環状の支持部材91.97の一方に
形成された手入口(不図示)から挿入して)通路を形成
して、玉軸受レースを構成する。よって第2環状支持部
材97は、第1環状支持部材91に対して軸線〇−〇の
まわりに自由に回転できるが、第1環状支持部材91と
一体になって軸方向に移動する。第2環状支持部材97
の外周縁97bの部分101は、該部分へのチェン案内
部材37の連結を容易にするために幅が拡げられている
チェン案内部材37は、小直径の第1軸部103aと、
大直径の第2軸部103bとをもつ軸部材103を有す
る。第1軸部103aの自由端は、第2環状支持部材9
7の拡幅部分101に形成された穴105に受入れられ
る。第1軸部103aの自由端は、止めねじ107によ
って穴105に強固に保持されている。
Y形のアーム107aの1つに強固に連結されたカラー
109をもつほぼY形平坦部材107で、このカラーが
Y形部材の平面とほぼ垂直に延びるY形平坦部材107
が、穴111によって軸部材103のまわりに回転!!
!IJするように取りつけられ、穴111は、Y形部材
の一方のアームとカラーを貫通して軸部材の第1軸部1
03aをその中に受入れる。
Y形部材107の軸方向の運動は、1つには第2環状支
持部材97の拡幅部分101とカラー109との当接に
より、第2には軸部材103の第1軸部103aと第2
軸部103bとの間に形成された肩部113と、Y形部
材の一方のアーム107aとの当接によって防止される
。コイルばね115が軸部材103の第2軸部103b
のまわりに巻かれている。ばね115の一端はY形部材
の一方のアーム107aに形成された穴117内に、他
端はピン123(または任意の他の適切な手段)などに
よって軸部材103の第2軸部103bの自由端に固着
されたディスク121に担持されたピン119と係合す
る。Y形部材107の他方のアーム107bは、軸線〇
−〇と平行に配置されたピン127を貫通させて受入れ
る穴125をもっている。チェン係合スプロケット12
9はピン127に回転可能に取りつけられている。同様
な方法でY形部材107の脚107cは、軸線0−Oと
平行に配置されたピン131を貫通させて受入れる穴(
図示せず)をもっている。チェン係合スプロケット13
3は、ピン131に回転可能に取りつけられている。ピ
ン127.131の自由端にはそれぞれねじが形成され
(図示せず)、Y形部材107の平面と平行な1つの平
面内に配置された平面状部材135の対応するねじ穴に
螺合される。(平面状部材135の一部分のみが、ピン
127の末端のねじを受入れる穴137とともに、第4
.第5図に示されている。)容易に確認できるように、
2つのチェン係合スプロケット129,133は、Y形
部材107と、軸線〇−〇に対して横方向に延びる1つ
の平面内の平面状部材135とによって保持されている
。自転車チェン19は、第3図に明示されているように
、曲がりくねった形状で、チェン係合スプロケット12
9,133に掛は回わされ、したがってチェンはチェン
係合スプロケット129.133によって定められた平
面内に位置するスプロケット23.25.27.29ま
たは31と係合するように案内される。このように形成
されたチェン案内部材37の軸方向の運動はスプロケッ
ト23.25.27,29.31のうちの1つのスプロ
ケットからこれらのスプロケットの他のスプロケットに
自転車チェンを移動させる。さらにY形部材107が第
2支持部材97に回転可能に取りつけられるように、コ
イルはね115を提供することによって、チェン案内部
材37は自転車チェンを緊張するように作用するので、
チェンがシフトされるときチェンに存在する「弛み」を
とり除く。
コイルばね115はチェンを緊張形態に弾性的に押動す
るので、チェン案内部材は、1つのスプロケット、たと
えば小直径のスプロケット23,25または27から1
つのスプロケット、たとえば大直径のスプロケット29
または31に容易にシフトすることができる6チ工ン案
内部材37の軸方向運動は、連続して第2環状支持部材
97の軸方向運動をもたらし、さらに環状支持部材97
の軸方向運動は連続して第1環状支持部材91の軸方向
運動をもたらす。
第1環状支持部材91の軸方向運動は、チェン案内作動
部材39によって実施される。既述のように、チェン案
内作動部材39は3つの中空のシリンダ41,43.4
5を有する。これらのシリンダの設計および作用はすへ
て同一であるので、説明を簡明にするために、シリンダ
41のみについて詳細な説明を行う。ピストン47が中
空のシリンダ41内に収容されてこれに対して軸方向に
移動可能である。ピストン47はピストンロッド93に
強固に連結され、またはピストンロッド93と一体に構
成されている。ピストンロッド93はつぎにねじ95に
よって第1環状支持部材91に剛接されている。中空シ
リンダ41は、支持ディスク87に剛接されている。よ
って中空シリンダ41内でのピストン47の軸方向運動
は、支持ディスク87に対して第1環状支持部材91を
軸方向に運動させる。支持ディスク87は車輪ハブ35
に剛接され、車輪ハブ35はスプロケットハブ33に駆
動的に連結されているので、第1環状支持部材91の軸
方向運動は、スプロケットハブ33に剛接されたスプロ
ケット23,25,27,29.31に対するチェン案
内部材37の軸方向運動をもたらす。
ピストンロッド93と反対側のピストンの末端は、ブラ
ケット139,141および枢軸ピン143にょって中
空シリンダ41に回転可能に連結されたベル・アームク
ランクの一方のアーム49aと接触している。ブシュ1
45,147がアーム49aを、中空シリンダ41の一
端に形成された直径をとおるスリット149と整合状態
に保持する。偏倚ばね151が、ピストン47に強固に
固定されたワッシャ153と接触し、ピストン47をベ
ル・アームクランク49のアーム49aに形成されたカ
ム面49bとの係合状態に弾性的に押圧する。ベル・ア
ームクランク49の他方のアーム49cはケーブル51
に連結され、このケーブルはつぎに半径方向に移動可能
な重錘53に連結されている。後方車@7が回転すると
、重錘53はケーブル51を外方へ引く遠心力を生ずる
。次いで、ケーブル51を引く作用はベル・アームクラ
ンク49を枢軸ピン143のまわりに回転させ、これに
よりカム面49bをピストン47と当接させて、ピスト
ン47をシリンダ41の軸方向に動かす。偏倚ばね15
1は、ベル・アームクランク49の作用を受けてピスト
ン47が軸方向に移動するにつれて、ピストン47の運
動に抵抗する線形的に増大する力を提供する。
ピストンロッド93には、小径部93aと大径部93b
とが交互に形成されている。L形のレバーアーム155
が、ブラケット139,141間に延びる枢軸ピン15
7によってシリンダ41に回転可能に取りつけられ、枢
軸ピン157はL形レバーの長い方の脚部155aの自
由端を通過する。L形レバーの短かい方の脚部155b
は、隣接する大径部93b間の小径部でピストンロッド
93と係合する。短かい方の脚部155bの自由端は、
中空シリンダ41に形成された溝穴159を通過し、偏
倚ばね161によってピストンロッド93と係合するよ
うに弾性的に押動されている。偏倚ばね161の一端1
61aはブラケット139,141間に支持されたピン
163のまわりに固定的に巻かれ、他端161bはレバ
ーアーム155の周縁に形成された溝165内に受入れ
られている。レバー155の短かい方の脚部155bの
自由端は、ピストンロッドの小径部93aと係合してい
るので、ピストンロッドを個別の位置、たとえば第4図
に示されたローギヤおよび第5図に示されたハイギヤ位
置に保持する止め機構が形成されている。考えられるよ
うに、小径部93aはチェン案内部材37をスプロケッ
ト23,25.27゜29.31と整合状態にするため
に位置づけられている。さらに短かい方の脚部155b
の自由端は、大径部93bに形成された傾斜面93cに
対応する傾斜面155cを有する。よって、ピストン4
7が軸方向に移動するとき、レバーアーム155を大径
部93bに周期的にのせることが必要になる。これは漸
減的にピストンを運動させ、それによってギヤからギヤ
へ個別のシフト動作を実施させる。
作用について述べれば、自転車乗用者がまず自転車に乗
るとき、ばね151は第4図に示されるように全伸長状
態にされ、自転車の伝動装置はローギヤにある。乗用者
がペダルを踏みはじめると、後方車輪7は回転し、重錘
53は遠心力を発生しはじめる。ケーブル51dとベル
・アームクランク49を介してピストンに作用されたこ
のように発生された力が、ばね151の抵抗力およびレ
バーアーム155をピストン93の部分93b上にのせ
る抵抗力を超えると、ピストンはレバーアーム155を
ピストンロッド93の次に隣接する部分93aと係合状
態にもたらされるように個有の増量だけ移動する。ピス
トンのこの運動はチェン案内部材37をスプロケット2
9と整合するように動かし、ペダル踏み運動を継続する
と、ケーブルはスプロケット31からスプロケット29
に移動する。車輪7の回転速度が増すと、ピストンは上
記のように、第5図に示されたハイギヤに達するまで、
ギヤからギヤへ漸増的に移動する。ひとたびハイギヤに
なると、ばね151がいっばいに圧縮されるので、車@
7の回転速度がどのように増しても、もはやピストンは
移動できない。乗用者が速度を落とすとき、ギヤは同様
にして車@7の回転速度が減少するにつれて自動的にダ
ウンシフトを行い、それにより重錘53によって発生さ
れた遠心力が減少する。
自転車の後車軸7に運動力を与えるためには、スプロケ
ットハブ33は、車輪ハブ35に形成されたフランジ3
5aに連結されたスプロケット83によって、車輪7に
取りつけられた車軸ハブ35に連結されなければならな
い。最も簡単かつ好適な形態として、スプロケットハブ
33と車輪ハブ35とは互いに剛接されることである。
しかしそのような構造は自転車が運動状態にあるときは
、連続的にペダルを踏み動かしていなければならない。
「惰力走行」(重力を利用した運動力で丘を降るときの
ように、ペダル踏み運動を行わずに自転車を走行する)
が可能であるために、軸11と駆動スプロケット17と
の間の連結部に普通の「フリーホイール」機構を設ける
ことができる。
これとは別に、スプロケットハブ33と車輪ハブ35と
の間の駆動連結手段として、普通の「フリーホイール」
機構を配設することができる。考えられるように、「フ
リーホイール」機構を用いることによって、ギヤ変更を
必要とする下り坂の惰力走行に際して十分な速度を発生
することができる。しかしギヤ変更(1つのスプロケッ
トから他のスプロケットへのチェンのシフト動作)はチ
ェンが回転されない限り起こらない。
したがって、乗用者は、逆向きの圧力がチェンにかかる
ことを避けるために、「惰力走行」中でも周期的にペダ
ルを踏むことを勧められる。
この実施例は、上述のように、5速伝動を提供するため
に、順次直径を減じた5個のスプロケットを使用する。
しかしたとえば3速伝動用として3個のスプロケットや
、7速伝動用として7個のスプロケットのような、5個
より少なくまたは多いスプロケットが使用できる。ギヤ
の数(スプロケットの数)の主たる制限条件は、半径方
向に移動可能な重錘の半径方向運動の利用経路である。
よってケーブル51とベル・アームクランク49を介し
て伝動されるとき重錘の外向き運動は、チェン案内部材
の軸方向運動を決定し、したがってスプロケットハブ3
3に取りつけできるスプロケットの数を決定する。しか
にれまでに説明された単一の駆動スプロケット17の代
りに、2個の駆動スプロケットを使用することによって
、付加「ギヤ」機能が達成できる。よって普通の「変速
装置」が駆動スプロケットとして使用でき、この発明の
自動シフト機構が駆動スプロケットに対して使用できる
既に予想されたように、この発明によるシフト機構は、
普通の伝動装置において好適であると判明しているよう
なすべの駆動状態の下で、たとえば45〜60rpmの
ような一定のベタル踏み速度を乗用者が維持するように
設計されている。
40枚のチェン係金歯をもつ駆動スプロケット17の使
用および14.17.20,24.28枚のチェン係合
歯をもつ5個の従動スプロケット23.25,27.2
9.31の使用がそれぞれ適切であることが判明してい
る。
この発明の好適実施例において、チェン案内部材の負荷
の幾分かを担持し、したがって第1環状支持部材、よっ
てピストン組立体の捩り力を軽減するために、支持手段
が用いられている。
この発明のとくに好適な実施例において、゛第2環状支
持部材は含まれず、溝つき輪が第1環状支持部材の周辺
縁に乗り、それによって費用がかかる玉軸受レースの製
造および組立をなくす。
これらの実施例は、第2図から第12図までに示され、
ここにおける要素の符号は最初に述べた実施例の記載と
同じである。
第9図は、この発明の好適実施例の部分前面図であり、
第1環状支持部材91は、後方車軸9と内周縁91aと
外周縁91bに対応する軸線をもっている。第1環状支
持部材91は、チェン案内部材37の平面と平行な平面
内に配置されている。
第1環状支持部材91は、チェン係合スプロケット23
.25.27.29.31に対して軸方向に移動可能で
あるように、ねじ95によってチェン案内作動部材(図
示せず)に連結されている。第2環状支持部材97も後
方車軸9に対応する軸線をもち、内周縁97aおよび外
周縁97bをもっている。第1環状支持部材91および
第2環状支持部材97は、第1環状支持部材91の外周
縁91bと滑り接触している第2環状支持部材97の内
周縁97 aと同一平面内において同軸的に配置されて
いる。第2環状支持部材97の幅広部分101は、それ
に形成された細長い溝穴171をもっている。第1環状
支持部材91および第2環状支持部材97は、第1環状
支持部材91の外周縁91 bの溝91cと、第2環状
支持部材97の内周縁97 aの溝97cとによって形
成された玉軸受レースによって互いに連結されている。
これらの2つの溝91c、97cは整合されると1つの
通路を形成し、この通路は環状支持部材91.97の一
方に形成された手入口(図示せず)を通して、送入され
た軸受ボール99で満たされる。よって第2環状支持部
材97は、第1環状支持部材91に対して車軸9のまわ
りに自由に回転できるが、軸方向には第1環状支持部材
91と一体になって移動する。
チェン案内部材37は、この部材のスプロケット23.
25.27.29.31に対する軸方向への運動を許す
連結部材173によって車軸9に連結されて該車軸によ
って支持されている。連結部材173は、第1支持部材
175を有し、該支持部材はその一端に車軸9を受ける
フック部分177をもち、このフック部分は六角ナツト
179によって車軸9に連結されている。第1ピン18
1が第1支持部材175の他端に剛接され、原端から車
輪から離れる方向、すなわち第9図で、見る人に向って
紙面から離れる方向に、車輪の回転軸FA(車軸9と平
行)に延びる。第2ピン183がチェン案内部材37に
剛接され、そこから車輪から離れる方向に車輪の回転軸
線と平行に延びる。第1末端部材185が、車輪の回転
軸線とほぼ直角な平面内で回転運動するために、第1ピ
ン181に回転可能に連結されている。第2末端部材1
87が、車輪の回転軸線とほぼ直角な平面内で回転運動
をするために、第2ピン183に回転可能に連結されて
いる。1対の平行なリンク部材189.191が第1末
端部材185に枢軸193.195において、および枢
軸197,199において第2末端部材187に、それ
ぞれ独立して回転可能に連結されている。各枢軸193
.195.197.199は、車輪の回転軸線とほぼ平
行な平面内すなわち車軸の回転軸線と直角な軸線のまわ
りに、回転運動を許す。リンク部材189,191は長
さが等しく、かつ枢軸193.195; 197.19
9は、等間隔を保つている。第1支持部材175と第1
末端部材185との間に連結された第1ばね201は、
第1ピン181のまわりの第1末端部材185の回転運
動に変形的に抵抗する。チェン案内部材37と第2末端
部材187との間に連結された第2ばね203は、第2
末端部材187とチェン案内部材37との、第2ピン1
83のまわりの相対回転運動に変形的に抵抗して駆動チ
ェンを緊張する。上述のリンク機構は、複数のチェン係
合スプロケット23.25.27.29.31に対する
チェン案内部材37の軸方向運動中に、第1ピン181
と第2ピン183を互いに平行に保持する。
チェン案内部材37は、車輪の回転軸線と平行に延びる
第3ピン205によって連結部材173を介して第2環
状支持部材97に、それとともに軸方向へ運動するよう
に連結され、この第3ピン205は軸受207に受入れ
られ、止めねじ209によって軸受207に取外し可能
ではあるが強固に保持されている。軸受207かつぎに
溶11j211などを用いて、第2末端部材187に剛
接されている。
第3ピン205は、それに対してほぼ直角に配置され、
ピンの自由端に近い位置において間隔をもって位置づけ
られた1対のフランジ213,215をもっている。フ
ランジ213,215はそれぞれ、第3ピン205を受
入れる溝穴171の両側に配置されている。よってフラ
ンジ213.215はピン205が溝穴171内を滑動
できるが、車軸の回転軸線と平行な方向に運動するのを
防止するように、ピン205を溝穴171内に保持する
。これに関して連結部材173において、ピン181.
183は平行に保持されてこれらのピンの中心間の距離
は、チェン案内部材37の軸方向運動に従って変動する
ので、溝穴171は中心間距離の変化を補償するために
設けられなければならないことがわかるであろう。
第11.12図に明示されるように、この発明のとくに
好適な実施例において、第2環状支持部材97及び玉軸
受レースは、第3ピン205および軸受207と同様に
省略されている。その代りに車輪の回転軸線と平行に延
びる枢軸ピン(図示せず)などによって回転アーム21
7がチェン案内部材37に回転可能に連結されている。
回転アーム217は車軸の回転軸線とほぼ垂直に配置さ
れて、車輪の回転軸線とほぼ垂直な平面内で回転運動す
ることができる。第1環状支持部材91の外周891b
と係合可能な溝211をもつ溝車219が、回転アーム
217の自由端にピン223などを用いて回転可能に連
結されている。ばね(図示せず)のような偏倚装置が回
転アーム217およびチェン案内部材37に連結されて
、回転アーム217に力を変形的に加えて回転アーム2
17を回転させ、溝車219の溝221を第1環状支持
部材91の外周縁91bと係合するように押圧させ、こ
れによって第1環状支持部材91が軸方向の運動を行う
と、チェン案内部材37は第1環状支持部材91と一体
になって運動する。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この発明の自動伝動装置を具備した自転車の
正面図、第2図は、同上の後方車輪の拡大背面図、第3
図は、自転車の後車輪に装着されたこの発明の実施例の
正面図、第4図は、ローギヤ状態における前記実施例の
部分切断側面図、第5図は、ハイギヤ状態における前記
実施例の部分切断側面図、第6図は、第4図のもののピ
ストン組立体の平面図、第7図は、前記実施例の重錘部
材の拡大断面図、第8図は、自転車の後車輪の1対のス
ポークに取りつけられたこの発明の自動伝動装置の重錘
部材の別の実施例の正面図、第9図は、この発明の他の
実施例の一部の拡大正面図、第10図は第9図の線10
−10に沿った断面図、第11図は、この発明のさらに
他の実施例の一部正面図、第12図は、第11図の線1
2−12に沿った断面図である。 1・・・支持フレーム  3・・・前方車輻5・・・車
軸      7・・・後方車輪9・・・第1軸   
  11・・・第2軸13.15・・・足踏みペタル1
7・・・駆動スプロケット19・・・自転車チェン  
21・・・自動伝動装置23.25,27,29.31
・・・チェン係合スプロケット33・・・スプロケット
ハブ 35・・・車輪ハブ    37・・・チェン案内部材
39・・・チェン案内作動部材 41.43.45・・・中空シリンダ 47・・・ピストン 49・・・ベルアームクランク 51・・・ケーブル    53,55.57・・・重
錘59.61・・・ケーブル  63・・・車輪スポー
ク65・・・爪部材     69・・・凹所73・・
・追加重錘    77・・・重錘79.81・・・内
孔 83.85・・・車輪スプロケット 87・・・支持ディスク  89・・・補強支柱91・
・第1環状支持部材 93・・・ピストン組立体 97・・・第2環状支持部材 99・・・玉軸受     101・・・外周縁部分1
03・・・軸部分    105・・穴107・・・ね
し      109・・・カラー111・・・穴  
    113・・・肩部115・・・コイルばね  
 117・・穴121・・・ディスク   125・・
・穴129・・・チェン係合スプロケット 133・・・チェン係合スプロケット 135・・・平面状部材  137・・穴139.14
1・・・ブラケット143・・・枢軸ピン145.14
7・・・ブシュ  149・・・スリット151・・・
ばね      151・・・レバーアーム159・・
・溝穴      161・・・ばね165・・・溝 
     171・・・溝穴173・・・連結部   
  175・・・第1支持部材177・・・フック部分
  179・・・ナツト181・・・第1ピン   1
83・・・第2ピン185・・・第1末端部材 189.191・・・平行リンク部材 193、195.197.199・・・枢軸201・・
・第1ばね   203・・・第2ばね205・・・第
3ピン   207・・・軸受211・・・溶接部  
  213,215・・・フランジ217・・・回転ア
ーム  219・・・溝車221・・・溝 FIG、9

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、回転軸線およびこの回転軸線に沿って延びる車軸を
    もつリンク連結されたチェン駆動式車輪用の自動式伝動
    装置であって、前記回転軸線のまわりの車輪の角速度に
    対するチェンの線速度の比が自動的にかつ漸増的に調節
    でき、この自動伝動装置が、 (1)車輪の回転軸線と同軸的に、かつ該軸線に沿って
    隔たって配置された複数のチェン係合スプロケットであ
    って、このスプロケットがそれぞれ予め定めた直径をも
    ち、該スプロケットのそれぞれが複数のチェン係合スプ
    ロケットの他のスプロケットのそれぞれの直径と異なる
    直径をもつスプロケットと、 (2)複数のチェン係合スプロケットを車輪に駆動的に
    連結する駆動部材と、 (3)各スプロケットを含む軸線とほぼ垂直な各平面内
    にスプロケットのそれぞれと整合可能であるように、複
    数のチェン係合スプロケットに対して軸方向に移動可能
    で、それにより各整合されたスプロケットとチェンとを
    係合して係合状態に案内するチェン案内部材と、 (4)車軸の角速度に応答して、チェン案内部材の軸方
    向位置を自動的に変化させ、チェン案内部材に連結され
    たチェン案内作動部材とを具え、 それにより、車軸の回転により、チェン案内部材が、チ
    ェン案内駆動部材によって軸方向に移動し、チェンを車
    輪の角速度に関連して1つの直径の1つのスプロケット
    との係合状態に自動的に案内するようになっていること
    を特徴とする自動伝動装置。 2、チェン案内作動部材が、車軸の角速度に応答して、
    遠心力発生部材によって発生された遠心力に応答して、
    チェン案内部材の軸方向位置を変化させるようになって
    いる特許請求の範囲第1項記載の自動伝動装置。 3、遠心力発生部材が少くとも1つの半径方向に移動可
    能な重錘を含む特許請求の範囲第2項記載の自動伝動装
    置。 4、チェン案内作動部材が、複数の中空シリンダを有し
    、各シリンダが1つの軸線をもち、各中空シリンダがそ
    の中に軸方向に可動なピストンを有し、各ピストンが遠
    心力発生部材およびチェン案内部材に連結され、中空シ
    リンダの軸線が車輪の回転軸線とほぼ平行である特許請
    求の範囲第2項記載の自動伝動装置。 5、複数の遠心力発生部材が配設され、各遠心力発生部
    材が各ピストンに連結されている特許請求の範囲第4項
    記載の自動伝動装置。 6、遠心力発生部材のそれぞれが車輪の回転軸線に対し
    て半径方向に移動可能である特許請求の範囲第5項記載
    の自動伝動装置。 7、遠心力発生部材によって発生した遠心力に抗して、
    ピストンに力を作用するため少くとも1つの抵抗力発生
    部材をさらに有し、それによって中空シリンダ内のピス
    トンの位置すなわちチェン案内部材の軸方向位置が、遠
    心力発生部材および抵抗力発生部材によって作用された
    相当量の力によって決定されるようになっている特許請
    求の範囲第6項記載の自動伝動装置。 8、少くとも1つの抵抗力発生部材が、ピストンに作用
    するように配設された少くとも1つのばねを有する特許
    請求の範囲第7項記載の自動伝動装置。 9、駆動部材が、車輪からの軸方向距離を増加するにつ
    れて直径を減ずるために複数のチェン係合スプロケット
    を車輪に連結するようになっている特許請求の範囲第8
    項記載の自動伝動装置。 10、車輪の角速度の増加によって遠心力が増加すると
    き、遠心力発生部材が半径方向外方へ、またピストンが
    車輪から軸方向に離れる方向にそれぞれ移動しようとし
    、それによってチェン案内部材が小さい直径のスプロケ
    ットとチェンを係合させ、それによりチェンの線速度に
    対する車輪の角速度の比が自動的に増加し、またはこの
    逆動作を行うようになっている特許請求の範囲第9項記
    載の自動伝動装置。 11、車輪がスポーク型車輪であり、遠心力発生部材が
    ケーブルの一端に連結され、ケーブルの他端がベルクラ
    ンクの一方のアームに連結され、ベルクランクの他端が
    ピストンに当接し、各遠心力発生部材がスポーク型車輪
    の少くとも1つのスポークに滑動的に配設されている特
    許請求の範囲第10項記載の自動伝動装置。 12、複数のチェン係合スプロケットが、車輪からの軸
    方向距離の増加につれて直径を減するために配設されて
    いる特許請求の範囲第1項記載の自動伝動装置。 13、複数のチェン係合スプロケットが、5個のスプロ
    ケットからなる特許請求の範囲第12項記載の自動伝動
    装置。 14、駆動部材が1つの軸線をもつギヤハブ本体を有し
    、複数のチェン係合スプロケットがギヤハブ本体の軸線
    に沿って同軸的に、かつ該ハブ本体から隔って配置され
    、複数のチェン係合スプロケットがギヤハブ本体に剛接
    され、ギヤハブ本体が車輪に連結されている特許請求の
    範囲第1項記載の自動伝動装置。 15、ギヤハブ本体が車輪に剛接されている特許請求の
    範囲第1項記載の自動伝動装置。 16、車輪が1つの回転軸線をもつ車輪ハブと、複数の
    ほぼ半径方向に配置されたスポークとを有する特許請求
    の範囲第1項記載の自動伝動装置。 17、チェン案内作動部材が、車輪ハブのまわりに半径
    方向に隔たって配置され、それぞれが車輪ハブ軸線とほ
    ぼ平行なそれぞれの軸線をもち、ピストンを軸方向に滑
    動可能に受入れている複数の中空シリンダと、車輪ハブ
    のまわりに半径方向へ等距離に複数の中空シリンダを支
    持する部材であって、複数のシリンダが支持部材に剛接
    され、この支持部材が車輪ハブに剛接されている支持部
    材と、それぞれが各中空シリンダと組合わされて該シリ
    ンダ内に軸方向へ滑動可能に受入れられ、それぞれが前
    記チェン案内部材に剛接された複数のピストンと、車輪
    の角速度に関連してピストンを軸方向に移動させる力を
    発生するため、複数のピストンに連結された力発生部材
    とを有する特許請求の範囲第1項記載の自動伝動装置。 18、支持部材が、車輪ハブのまわりに配設されたほぼ
    円形のディスクを有する特許請求の範囲第17項記載の
    自動伝動装置。 19、力発生部材が、車輪の角回転に応答して半径方向
    外向きの力を発生する遠心力発生部材と、半径方向外向
    きの力を軸方向に向いた力に変換するため、遠心力発生
    部材および複数のピストンに連結されている方向変換部
    材とを有する特許請求の範囲第17項記載の自動伝動装
    置。 20、方向変換部材が、遠心力発生部材に連結された一
    方のアームと、ピストンと力付与接触状態にある他方の
    アームとをもつベルクランクを有する特許請求の範囲第
    19項記載の自動伝動装置。 21、力発生部材が、ベルクランクの他方のアームによ
    って付与された力に抗する力をピストンに作用する抵抗
    力発生部材をさらに有し、それによって中空シリンダ内
    のピストンの位置すなわちチェン案内部材の軸方向位置
    が、遠心力発生部材によって作用された力と、抵抗力発
    生部材の力との比較量によって決定されるようになって
    いる特許請求の範囲第20項記載の自動伝動装置。 22、複数の位置のそれぞれにピストンを解放可能に固
    定する停止部材をさらに有し、前記位置のそれぞれが各
    チェン係合スプロケットとチェン案内部材との整合する
    位置に対応するようになっている特許請求の範囲第21
    項記載の自動伝動装置。 23、ピストンが、交互に大小の直径を反覆する多重部
    分をもつピストンロッドによってチェン案内部材に連結
    され、停止部材がピストンに回転可能に連結されたL形
    の長い方のアームの自由端をもつL形レバーを有し、L
    形の短かい方の自由端がピストンロッドの小さい方の軸
    部分と解放可能にかつ固定的に係合可能となっている特
    許請求の範囲第22項記載の自動伝動装置。 24、停止部材が、L形レバーの短かい方のアームをピ
    ストンロッドの小さい方の直径の軸部分と係合状態に偏
    倚するばねをさらに有する特許請求の範囲第23項記載
    の自動伝動装置。 25、各ピストンを複数の位置のそれぞれに解放的に固
    定する停止部材をさらに有し、各位置がチェン案内部材
    がそれぞれのチェン係合スプロケットとの整合状態に対
    応する特許請求の範囲第17項記載の自動伝動装置。 26、チェン案内部材は、リンク連結チェンと係合して
    複数のチェン係合スプロケットに対して軸方向に移動可
    能なチェン係合部材と、複数のチェン係合スプロケット
    に対して軸方向に移動させるためチェン係合部材を支持
    するチェン支持部材とを有する特許請求の範囲第1項記
    載の自動伝動装置。 27、チェン係合部材は、 第1回転チェン係合スプロケットと、第2回転チェン係
    合スプロケットと、第1、第2回転スプロケットを第1
    平面内で隔たって保持し、第1、第2回転スプロケット
    の軸線がそれぞれ車輪の回転軸線と平行に配置されてい
    る保持部材とを有し、保持部材が複数のチェン係合スプ
    ロケットに対して軸方向に移動可能である特許請求の範
    囲第26項記載の自動伝動装置。 28、チェン支持部材は、 内周縁および外周縁をもち、第1平面と平行な第2平面
    内に配置されて、チェン案内作動部材に連結され、さら
    に複数のチェン係合スプロケットに対して軸方向に可能
    な第1環状部材と、内周縁および外周縁をもつ第2環状
    部材であって、第1の環状部材と第2環状部材が第2平
    面内において第2環状部材の内周縁が第1環状部材の外
    周縁と滑り接触状態に配置された第2環状部材と、第1
    環状部材を第2環状部材と連結し、第1環状部材と第2
    環状部材が共通軸線のまわりに互いに相対回転可能であ
    る第1の連結部材と、チェン係合部材を第2環状部材に
    連結し、チェン係合部材が第2環状部材から軸方向に隔
    たり、チェン係合部材が第2環状部材に対して回転可能
    となっている第2連結部材と、チェン係合部材と第2環
    状部材との相対回転運動に抵抗するため第2環状部材お
    よびチェン係合部材に連結された偏倚部材とを有する特
    許請求の範囲第27項記載の自動伝動装置。 29、チェン支持部材は、 内周縁および外周縁をもっていて、第1平面と平行な第
    2平面内に配置され、チェン案内作動部材に連結され、
    複数のチェン係合スプロケットに対して軸方向に移動可
    能である第1環状部材と、内周縁および外周縁をもつ第
    2環状部材であって、第1環状部材と該第2環状部材が
    第2平面内において、第2環状部材の内周縁を第1の環
    状部材の外周縁と滑り接触状態で同軸的に配置され、か
    つ溝穴を有する第2環状部材と、第1環状部材を第2環
    状部材に連結し、第1、第2環状部材が共通軸線のまわ
    りに互いに相対的に回転可能である第1連結部材と、複
    数のチェン係合スプロケットに対して軸方向に運動する
    ため、チェン係合部材を車軸に連結して、チェン係合部
    材を支持する第2連結部材であって、チェン係合部材が
    該第2連結部材に対して第1平面と平行な第3平面内で
    回転可能である第2連結部材と、チェン係合部材と第2
    連結部材との相対回転運動に抵抗するため、第2連結部
    材およびチェン係合部材に連結された第1偏倚部材と、
    チェン係合部材を第2環状部材に連結して共に軸運動さ
    せるため、第2環状部材に形成された溝穴に滑動的に係
    合され、チェン係合部材が第2環状部材から軸方向に隔
    っている第3連結部材とを有する特許請求の範囲第27
    項記載の自動伝動装置。 30、第1連結部材が玉軸受レースを有する特許請求の
    範囲第29項記載の自動伝動装置。 31、第2連結装置は、 第1、第2端をもち、第1端が車軸に強固に取りはずし
    可能に連結可能である第1支持部材と、第1支持部材の
    第2端に強固に連結されて車輪から離れ、車軸の回転軸
    線と平行な方向に第2端から延びる第1ピン部材と、保
    持部材に強固に連結されて車輪から離れ、車輪の回転軸
    線と平行な方向に前記保持部材から延びる第2ピン部材
    と、第1ピン部材に回転可能に連結されて第2ピン部材
    に回転可能に連結され、複数のチェン係合スプロケット
    に対する保持部材の軸方向運動中、第1、第2ピン部材
    を互いに平行に保持するリンク連結部材とを有する特許
    請求の範囲第29項記載の自動伝動装置。 32、リンク連結部材は、 車軸の回転軸線とほぼ垂直な平面内で回転運動するため
    に、第1ピン部材に回転可能に連結された第1末端部材
    と、車軸の回転軸線とほぼ垂直な平面内で回転運動する
    ために、第2ピン部材に回転可能に連結された第2末端
    部材と、それぞれが第1、第2端をもち、第1端が予め
    定めた距離を互いに隔たって配置され、かつ第1末端部
    材に独立して回転可能に連結され、車輪の回転軸線にほ
    ぼ垂直な第1車軸のまわりに回転運動し、第2端が車輪
    の回転軸線とほぼ垂直な第2軸線のまわりに回転するた
    めに、第2末端部材に独立して回転可能に連結され、第
    1端が対応する第2端から等距離にある1対の平行なリ
    ンク連結部材と、第1末端部材と第1ピン部材との回転
    運動に変形的に抵抗する第2偏倚部材とを有し、第1偏
    倚部材が、保持部材と第2末端部材との間で連結されて
    いる特許請求の範囲第31項記載の自動伝動装置。 33、第3連結部材は、 第1、第2端をもっていて、車輪の前記回転軸線と平行
    に延び、第1端が第2末端部材に強固に連結され、第2
    端が第2環状部材に形成された前記溝穴に滑動的に受入
    れられている第3ピンと、第3ピンにほぼ垂直に配置さ
    れて溝穴の各側に1つのフランジをもつ第2端に接近し
    て間隔を保った関係をもって第3ピンに剛接され、第3
    ピンを溝穴と滑り係合関係で保持し、車軸の回転軸線と
    平行な方向への第3ピンの運動を防止するように協働す
    る1対のフランジとを有する特許請求の範囲第32項記
    載の自動伝動装置。 34、チェン支持部材は、 内周縁および外周縁をもっていて、第1平面と平行な第
    2平面内に配置され、チェン案内作動部材に連結され、
    複数のチェン係合スプロケットに対して軸方向に移動可
    能な第1環状部材と、複数のチェン係合スプロケットに
    対して軸方向に移動するために、チェン係合部材を支持
    する第1連結部材であって、チェン係合部材が第1連結
    部材に対して第1平面と平行な第3平面内で回転可能で
    ある第1連結部材と、チェン係合部材と第1連結部材と
    の相対回転に抵抗するため、第1連結部材およびチェン
    係合部材に連結された偏倚部材と、チェン係合部材を第
    1環状部材に該部材と共に運動するように連結するため
    に、第1環状部材の外周縁と係合し、係合部材が第1環
    状部材から軸方向に隔たる第2連結部材とを有する特許
    請求の範囲第27項記載の自動伝動装置。 35、第1連結部材は、 第1、第2端をもち、第1端が車軸に取外し可能に強固
    に連結される第1支持部材と、第1支持部材の第2端に
    剛接され、車輪から離れる方向であって、車軸の回転軸
    線と平行に第2端から延びる第1ピン部材と、保持部材
    に剛接されて車軸から離れる方向であって、車軸の回転
    軸線と平行に保持部材から延びる第2ピン部材と、複数
    のチェン係合スプロケットに対する保持部材の軸方向運
    動中に、第1、第2ピン部材を互いに平行に保持するた
    め、第1ピン部材に回転可能に連結され、第2ピン部材
    に回転可能に連結されたリンク連結部材とを有する特許
    請求の範囲第34項記載の自動伝動装置。 36、リンク連結部材は、 車輪の回転軸線とほぼ垂直な平面内において回転運動す
    るために、第1ピン部材に回転可能に連結された第1末
    端部材と、車輪の回転軸線とほぼ垂直な平面内において
    回転運動するために、第2ピン部材に回転可能に連結さ
    れた第2末端部材と、それぞれが第1、第2端をもち、
    第1端が予め定めた距離を互いに隔たって配置され、車
    軸の回転軸線に対してほぼ垂直な各第1の軸線のまわり
    に回転運動するため、第1末端部材に独立して、回転可
    能に連結され、第2端が予め定めた距離を互いに隔たっ
    て車軸の回転軸線に対してほぼ垂直な第2軸線のまわり
    に回転運動するため、第2端に独立して回転可能に連結
    され、第1端が対応する第2端から等距離にある1対の
    平行リンク連結部材と、第1末端部材と第1ピン部材と
    の回転運動に変形的に抵抗する第1偏倚部材と、第2末
    端部材と第2ピン部材との回転運動に変形的に抵抗する
    第2偏倚部材とを有する特許請求の範囲第35項記載の
    自動伝動装置。 37、第2連結部材は、 第1、第2端をもち、車軸の回転軸線と平行に延び、第
    1端が保持部材に剛接されている第3ピンと、第1、第
    2端をもち、車軸の回転軸線とほぼ垂直に配置され、車
    輪の回転軸線と垂直な平面内で回転運動するため、第3
    ピンの第2端に第1端において回転可能に連結された回
    転アームと、第2平面内で回転するため回転アームの第
    2端に回転可能に取りつけられた、第1環状部材の外周
    縁に受承的に係合可能な溝をもつ溝つき車輪と、回転ア
    ームを第3アームのまわりに回転させるように力を回転
    アームに変形的に作用するため、回転アームおよび保持
    部材に連結され、それによって溝付き車輪の溝を第1環
    状部材の外周面と係合状態に押圧する偏倚部材とを有す
    る特許請求の範囲第35項記載の自動伝動装置。 38、支持フレームと、支持フレームに取りつけられた
    車軸に回転可能に取りつけられた前方車輪と、車軸をも
    ち支持フレームにジャーナル軸受された第1軸に取りつ
    けられた後方車輪と、後方車輪に回転力を作用する伝動
    装置と、前方車輪と後方車輪との間でフレームの中心の
    ほぼ前後において支持フレームにジャーナル軸受された
    第2軸と、第2軸の両端に取りつけられた足駆動式ペダ
    ルと、第2軸に固定して取りつけられて、フレームに隣
    接し、第2軸の端部においてペダルの内方に配設された
    駆動スプロケットと、駆動スプロケットと係合し、伝動
    装置と協働してペダル上の力を後方車輪に回転力として
    伝達する無端チェンループとを具え、前記伝動装置は、 (1)第1軸の前記軸線に同軸的であって、該軸線に沿
    って隔たって配置され、それぞれが他と異る予め定めた
    直径をもつ複数のチェーン係合スプロケットと、(2)
    複数のチェン係合スプロケットを後方車輪に連結する駆
    動部材と、(3)チェンに係合してこのチェンをそれぞ
    れに整合されたスプロケットと係合状態に案内するため
    、各スプロケットの軸線に対してほぼ垂直な各平面内で
    スプロケットのそれぞれと個別に整合可能となるように
    複数のチェン係合スプロケットに対して軸方向に移動可
    能なチェン案内部材と、(4)車輪の角速度に応答して
    、チェン案内部材の軸方向位置を変動するため、チェン
    案内部材に連結されたチェン案内作動部材とを有し、そ
    れにより、後方車輪が角度回転するとき、チェン案内部
    材が、チェン案内作動部材によって軸方向に移動し、車
    輪の角速度に関して1つの直径をもつ1つのスプロケッ
    トと係合状態になるように自動的に案内するようになっ
    ていることを特徴とする自転車。 39、車軸と、駆動チェンと係合可能な伝動装置が同軸
    的に取りつけられて車軸に回転力を作用する伝動装置で
    あって、 (1)車軸の回転軸線に同軸的であって、該軸線に沿っ
    て隔たって配置され、それぞれ が他と異る予め定めた直径をもつ複数のチェーン係合ス
    プロケットと、(2)車軸に複数のチェン係合スプロケ
    ットを駆動的に連結する駆動部材と、(3)チェンに係
    合して、チェンをそれぞれに整合されたスプロケットと
    係合状態に案内するため、各スプロケットの軸線に対し
    てほぼ垂直な平面内でスプロケットのそれぞれと個別に
    整合されるように複数のチェン係合スプロケットに対し
    て軸方向に移動可能なチェン案内部材と、(4)車軸の
    角速度に応答して、チェン案内部材の軸方向位置を自動
    的に変化するため、チェン案内部材に連結されたチェン
    案内作動部材とを有し、それにより車軸が角度回転する
    とき、チェン案内部材が、チェン案内作動部材によって
    軸方向に移動し、車軸の角速度に関連した1つの直径を
    もつ1つのスプロケットと係合状態にチェンを自動的に
    案内するようになっていることを特徴とする自動伝動装
    置。
JP62125628A 1986-05-22 1987-05-22 多速度型自転車の自動伝動装置 Pending JPS6322784A (ja)

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US06/865,800 US4701152A (en) 1986-05-22 1986-05-22 Automatic transmission for multi-speed bicycle
US865800 1986-05-22

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