JPS632276Y2 - - Google Patents

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JPS632276Y2
JPS632276Y2 JP1981147359U JP14735981U JPS632276Y2 JP S632276 Y2 JPS632276 Y2 JP S632276Y2 JP 1981147359 U JP1981147359 U JP 1981147359U JP 14735981 U JP14735981 U JP 14735981U JP S632276 Y2 JPS632276 Y2 JP S632276Y2
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JP
Japan
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diameter cylinder
piston
cylinder
oil
clamping
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JP1981147359U
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JPS5852302U (ja
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  • Clamps And Clips (AREA)
  • Machine Tool Positioning Apparatuses (AREA)
  • Cutting Tools, Boring Holders, And Turrets (AREA)
  • Fluid-Pressure Circuits (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は割り出し台等例えば旋盤刃物台のクラ
ンプを行なう油圧シリンダ機構を改良して刃物台
等を急速にクランプする装置に関する。
従来のタレツト刃物台のクランプ用油圧シリン
ダ機構では大きなクランプ力を発生させる必要が
あるために大径シリンダを用いていた。このため
使用流量が一定であるとクランプに要する動作時
間が長くかゝるという欠点があつた。
本考案は上記に鑑みなされたもので切削加工中
のタレツト刃物台等の旋回割り出しに要するアイ
ドルタイムに大きく影響する大径シリンダのクラ
ンプ時間を短縮する急速クランプ装置を提供する
を目的とするもので、この考案の要旨は油圧シリ
ンダを大径部と小径部の2つの部分にて構成し、
クランプ完了の寸前までは小径シリンダに圧油を
送ることにより急速にクランプ動作を行なうとと
もに大径シリンダの作動側の室空間の増加にとも
ない油を補給し、クランプ完了直前に大径部と小
径部の両シリンダに圧油を供給して大きなクラン
プ力を発揮させるようになしたものである。
以下本考案の実施態様を図面にもとづき説明す
る。刃物台基台1内に大径部のシリンダ3とその
上に小径部のシリンダ4が積み重ねられた状態の
径の異なる連続したシリンダ2が軸線を垂直に設
けられている。この大径シリンダ3と小径シリン
ダ4には一体形の段付軸状ピストン5が嵌挿され
ている。このピストン5にはピストンが最下端位
置寸前まで下降したときに小径シリンダ4の上室
aと大径シリンダ3の上室bとを連通させる流路
6が穿設されている。またこのピストン5には中
心部に垂直貫通穴5aが設けられていて、この穴
5aに軸受メタルを介して回転軸7が回転のみ可
能に挿通軸承されており、ピストン5の上下動に
伴ない回転軸7も上下動される。回転軸7のピス
トン5から突出した上端部にはタレツト刃物台8
がキーで回り止めされ固着されている。タレツト
刃物台8の下面と基台1の上面とには精密割り出
し位置決めのための互いに噛み合う一対のカービ
ツクカツプリング9が取付けられている。また回
転軸7のピストン5から突出した下端部には粗位
置決め用の割り出し円板10と軸方向に長い歯車
11が一体に設けられている。割り出し円板10
の外周面にはタレツトの割り出し位置に対応して
複数個所に割り出し用の溝12が刻設されていて
この溝12には圧油にて作動するスプール弁13
のスプール軸14先端のピン部15が挿入され
る。歯車11には油圧モータ16にて歯車列17
を介して回転が伝達されるように構成されてい
て、この回転は歯車列18′により検出装置19
に接続されタレツト刃物台8の割り出し位置が検
知される。またピストン5が急速に下降するとき
に急速に体積が増加する大径シリンダ3の上室b
に油を補給するタンク18が基台1内に別に設け
られている。SOLCはタンク18よりの上室bへ
の油路22の途中に介在された電磁弁でタレツト
刃物台割出し指令Tにより油路22を開きクラン
プ直前の後述のリミツトスイツチLS1の信号で
油路22を閉じる。SOLAはスプール弁13大径
シリンダの下室d及び小径シリンダ上室への油路
20,21,26を切換える電磁弁、SOLBはス
プール弁13を介してオイルモータ16への油路
23を開閉する電磁弁、25はチエツクバルブ、
24,27,28は油路、29は油タンク18へ
の油供給路で絞り30を介在している。31は油
タンク18のオーバフローの油路で絞り32を介
在している。LSIはタレツト刃物台8のクランプ
完了確認用のリミツトスイツチである。
上記構成の装置における作用を次に説明する。
タレツト刃物台8の取付けられた一つの工具によ
る切削加工が完了し、別の工具を加工位置に割り
出す。それには割出指令Tで3つの電磁弁
SOLA.SOLB.SOLCのうちSOLAとSOLCが先ず
励磁され弁はJ位置とN位置に切換えられる。圧
油はSOLAを通り油路20を経てスプール弁13
の前室Cに送られスプール軸14を後退させるよ
うに作用する。そしてスプール軸14先端のピン
部15を割り出し板10の溝12から引抜く。同
時に圧油はスプール弁13の前室Cから油路21
を経て大径シリンダ3の下室dに送られピストン
5を上昇させる。一方割出指令TでSOLCの電磁
弁が開き油タンク18よりの油路22が連通す
る。ピストン5の上昇により回転軸7、タレツト
刃物台8が上昇されタレツト刃物台8の下面に押
圧されていたリミツトスイツチLSIがオフされ
る。この信号にてSOLBが励磁され弁はL′位置に
切換えられ圧油は油路23を経てスプール弁の中
央室eに送られる。タレツト刃物台8の上昇によ
りカービツクカツプリング9の噛み合いが解除さ
れる。このとき回転軸7の上昇によつても歯車1
1は軸線方向に長くつくられているので歯車列1
7との噛み合いは維持される。ピストン5の上昇
によつて大径シリンダ3の上室bの油はSOLCの
弁及び油路22を通つてタンク18に排出され、
小径シリンダ4の上室aの油は油路24、チエツ
クバルブ25、油路26を経てSOLAの弁を通つ
て排出される。スプール軸14が後退するとスプ
ール弁13の中央室eに送られていた圧油は油路
27を経て油圧モータ16に送られモータ16を
回転駆動させる。この回転が歯車列17、歯車1
1を経て回転軸7に伝えられタレツト刃物台8が
旋回させられる。所定角度回転すると検出装置1
9の信号によりSOLAが消磁され弁がK位置に切
換えられ圧油は油路26を経てスプール弁13の
後室fに送られる。これによつてスプール軸14
が前進させられ、ピン部15が割り出し円板10
の溝12に挿入させられてタレツト刃物台8の粗
割り出しが行なわれる。スプール軸14の前進で
油路23・27は遮断されオイルモータ16の回
転は停止される。又スプール軸14の前進により
スプール弁13の後室fは小径シリンダ4の上室
aと流路が連通し、スプール弁13の後室f内の
圧油が油路28,24を経て小径シリンダ4の上
室aに送られピストン5を下降させる。このとき
大径シリンダ3の上室bは負圧となりタンク18
からSOLCの弁、油路22を通つて油が補給され
る。ピストン5の下降に伴なつてタレツト刃物台
8も下降させカービツクカツプリング9の噛み合
いが行なわれ精密割り出し位置決めが行なわれ
る。タレツト刃物台8の下降端寸前にてリミツト
スイツチLSIが作動せられ、この信号にてSOLC
が消磁され弁はO位置となり油路22は遮断され
る。このときピストン5内の流路6が大径シリン
ダ3の上室bと連通し圧油が大径シリンダ3の上
室bにも送り込まれる。これによりタレツト刃物
台8はピストン5の大径部と小径部の両方に加え
られる油圧力合計によつて下方に押圧クランプさ
れる。一方リミツトスイツチLSIの作動信号によ
りSOLBも消磁され弁はM位置に切換えられる。
次に本考案と従来方式によるタレツト刃物台の
クランプ時間を比較のため本考案の大径シリンダ
の直径をD1、小径シリンダの直径をD2、小径シ
リンダ部のピストンロツド径をd1とし従来方式で
本方式と同じクランプ力を生ぜしめるため従来方
式のシリンダ径をD1、ピストンロツド径をd1
する。またピストンの全ストロークをLとし本考
案では最終端の1mm手前にて大径シリンダと小径
シリンダとが連通するものとすれば 本考案のクランプ時の所要圧油流量Q1は Q1=π/4(D2 2−d2 1) ×L+π/4(D2 1−D2 2)×1 従来方式のクランプ時の所要圧油流量Q2は Q2=π/4(D2 1−d2 1)×L 今D1=200mm D2=100mm d1=60mm L=5mm
とすると Q1=48694mm3 Q2=141942mm3 となり本考案は従来方式に比べて約1/3の流量と
なり圧油流量を同一条件とした場合約1/3の時間
にてクランプを完了せしめることが可能となる。
なお本考案は水平方向に設けた刃物台にも応用で
きるのは勿論であり、刃物台以外のクランプ機構
として使用することも可能である。
以上詳述したように本考案では刃物台クランプ
用の油圧シリンダ機構として大径シリンダ部と小
径シリンダ部の2つのシリンダを用い、ピストン
内に両シリンダの室を連通する流路を設けてクラ
ンプ寸前迄大径シリンダには油を補給しつつ小径
シリンダで早送りをし、クランプ寸前で大径シリ
ンダにも圧油を送るようになしたため、クランプ
時間を従来の約1/3に短縮できて割出時間の大巾
の短縮ができた。又クランプ力を従来同様大きく
とることが出来るとともにオイルモータによる割
り出し位置決め時のピン挿入時にはオイルモータ
への送油が絞られスローダウンがかゝつて衝撃力
が少くなる特徴を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施態様を示す刃物台クラン
プ機構の説明図、第2図は本考案のシリンダ部分
圧油流量説明図、第3図は従来方式のシリンダ部
分圧油流量説明図である。 2……シリンダ、3……大径シリンダ、4……
小径シリンダ、5……ピストン、6……流路、8
……タレツト刃物台、18……タンク、a……小
径シリンダ上室(外側の室)、b……大径シリン
ダ上室(小径シリンダ側の室)。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 台がピストンの動きに伴つてピストンの軸方向
    に移動させられ、移動端において油圧力にてクラ
    ンプさせられる油圧シリンダを用いた割出し台等
    のクランプ装置において、前記油圧シリンダを大
    径シリンダとそれにつづき軸線を一致させて重ね
    られた小径シリンダとで構成したシリンダ部と、
    前記2つのシリンダに嵌挿される段付軸状の一体
    のピストンと、前記小径シリンダの外側の室に圧
    油が送られピストンが送られる際に大径シリンダ
    の小径シリンダ側の室に油を補給するタンクと、
    ピストンのクランプ方向の移動端直前にて前記大
    径シリンダ内に開口して小径シリンダの前記外側
    の室と大径シリンダの前記小径シリンダ側の室と
    を連通すべく前記ピストン内に設けられた流路
    と、ピストンのクランプ方向の移動端直前の検出
    手段の指令で前記タンクと前記大径シリンダの小
    径シリンダ側の室との流路を遮断するとともにク
    ランプ中遮断を継続し割出し指令で流路を連通さ
    せる電磁弁とを備えたことを特徴とする急速クラ
    ンプ装置。
JP14735981U 1981-10-03 1981-10-03 急速クランプ装置 Granted JPS5852302U (ja)

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JPS5852302U JPS5852302U (ja) 1983-04-09
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JPS5852302U (ja) 1983-04-09

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