JPS6322704Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は物品、例えばカーステレオのスピーカ
ーを携行するためのハンドルに関するものであ
る。これ等の物品携行用ハンドルは使用中は物品
から突起して携行に便ならしめるが携行しない収
納時にはハンドルは折畳み状態で動揺しても自由
に突出しないことが望ましい。

本考案はかかる要望に応ずるもので、ハンドル
の取付軸にボールをスプリング押圧下に係合せし
めることにより所定の姿勢に規制するものであ
る。以下図面について本考案実施の１例を説明す
る。

第１図は平面図、第２図は正面図、第３図は第
２図中Ａ−Ａ線に沿う拡大断面図で、いずれもハ
ンドルの起立状態を示す。また第４図は取付軸部
の部品構造を示す斜視図である。

図中１はハンドル、２はサポート、３はナイロ
ン等製の緩衝用のリングであつて、サポート２に
形成したねじ棒部２ａにより物品Ａに取付けナツ
ト４により締着する。サポート２には円形孔２ｂ
が穿設されていてシヤフト５を回動自在に支持す
る。シヤフト５の一端角形部５ａはハンドル１の
根端の角孔１ａに嵌入固定される。シヤフト５に
は外周軸方向に縦溝５ｂが適数本（この場合は４
本、したがつて90度毎）設けられる。サポート２
の前記円形孔２ｂと直角方向に小孔２ｃが穿設さ
れていて、スプリング６、ボール７が挿入され
る。したがつて、シヤフト５はその縦溝５ｂにボ
ール７が係合することにより自由状態でその位置
に係止され、力を加えることにより始めて回動す
ることができる。そのようにしてハンドル１は起
立状態、折畳み状態においてボール７がスプリン
グ６により縦溝５ｂを押圧係合することにより両
状態ではスプリングの付勢下において姿勢を支持
せられて振動等により自由に揺動することがな
い。

本考案は極めて簡単な構成によりハンドルを所
望の位置にスプリング力により保持できるので、
携行時および収納時共にハンドルの位置がスプリ
ング力により規制されてがた付きを生じないので
携行および車中収納に便利であり、例えばカース
テレオのスピーカーのごとき振動を受け易い物品
の携行用ハンドルとして好適である。

【図面の簡単な説明】

図面は本考案実施の１例を示すもので、第１図
は平面図、第２図は正面図、第３図は第２図中Ａ
−Ａ線に沿う拡大断面図、第４図は取付軸部の部
品構造を示す斜視図である。 図中の符号はそれぞれ下記部材を示す。１：ハ
ンドル、２：サポート、３：リング、４：ナツ
ト、５：シヤフト、６：スプリング、７：ボー
ル。

Claims (1)

1. 【実用新案登録請求の範囲】 １ ハンドルの根端部と物体に取付け締着される
   サポートとの間にハンドル支持用のシヤフトを
   貫通して設け、該シヤフトの回動する支持部分
   にスプリングにより押圧されるボール等の係合
   片を設けるとともにシヤフトの外周に該ボール
   と係合する凹所を２箇所以上設けたことを特徴
   とする物品携行用ハンドル。 ２ ハンドルの根端部に嵌合固定されるシヤフト
   をサポートの円形孔内に回動できるように支持
   し、該サポートの円形孔内に連通する小孔内に
   ボールとスプリングとを内挿し、該シヤフトの
   外周に軸方向の縦溝を約90゜度間隔で２箇所以
   上設けて前記ボールと当接できるようにしたこ
   とを特徴とする実用新案登録請求の範囲第１項
   に記載の物品携行用ハンドル。