JPS6322604A - 可塑化木材の製造法 - Google Patents
可塑化木材の製造法Info
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- JPS6322604A JPS6322604A JP5966886A JP5966886A JPS6322604A JP S6322604 A JPS6322604 A JP S6322604A JP 5966886 A JP5966886 A JP 5966886A JP 5966886 A JP5966886 A JP 5966886A JP S6322604 A JPS6322604 A JP S6322604A
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Landscapes
- Chemical And Physical Treatments For Wood And The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
３１発明の目的
（ア）、産業上の利用分野
本発明は、木材の特徴である木理の美しさを保持したま
ま木材に可塑性を付与し、曲面加工を容易にする木材の
製造法に関するものである。本発明の応用により、各種
の木材の曲面加工が容易になり、家具あるいは建築の分
野において木材を化粧材として使用する範囲が一層広ま
るものと思われる。
ま木材に可塑性を付与し、曲面加工を容易にする木材の
製造法に関するものである。本発明の応用により、各種
の木材の曲面加工が容易になり、家具あるいは建築の分
野において木材を化粧材として使用する範囲が一層広ま
るものと思われる。
（イ）、従来の技術
木材の可塑化法には化学的方法と物理的方法とがあり、
化学的方法としては木材中の官能基をエステル化、エー
テル化、シアノエチル化する方法、アミンを用いる方法
などが公知である。また、物理的方法としては水蒸気蒸
煮あるいは煮沸の方法が昔から知られており、最近では
マイクロ波を利用した方法もある。
化学的方法としては木材中の官能基をエステル化、エー
テル化、シアノエチル化する方法、アミンを用いる方法
などが公知である。また、物理的方法としては水蒸気蒸
煮あるいは煮沸の方法が昔から知られており、最近では
マイクロ波を利用した方法もある。
（＋７） 発明が解決しようとする問題点本発明では
、２つのＱｆｉ点の解決をめざした。
、２つのＱｆｉ点の解決をめざした。
第１は、設備、工程の簡素化とコストの低減である。即
ち、昔から行われてきた水蒸気蒸煮、煮沸の方法は設備
は簡単ではあるものの多くの労力を必要とする。他方、
これ以外の公知の方法は高価な薬剤を使用したり、持株
な装置を必要とする。
ち、昔から行われてきた水蒸気蒸煮、煮沸の方法は設備
は簡単ではあるものの多くの労力を必要とする。他方、
これ以外の公知の方法は高価な薬剤を使用したり、持株
な装置を必要とする。
また、使用されろ薬剤の多くは臭気を発し、作業を困難
にすることが多い。第２は、常１で可塑性を有する木材
を、常温の処理で製造することである。即ち、公知の方
法はいずれも加熱を必要としている。
にすることが多い。第２は、常１で可塑性を有する木材
を、常温の処理で製造することである。即ち、公知の方
法はいずれも加熱を必要としている。
３２発明の構成
（ア＞、 ＩＩ！Ｉｆｆ点を解決するための手段前述
の問題点を解決するために、発明者らはさまざまな方法
について検討した。その結果、アルカリ土類金属の水酸
化物（以下単にアルカリと略称する）によって可塑化す
る方法を見出すに至った。このアルカリは実用的見地、
即ちコストの点で水酸化ナトリウム（Ｎ亀０ｆｌｌ、水
酸化カリウム（ＫＯＩＩ ） の２つに限られる。処
理法の概略は以下のとおりである。
の問題点を解決するために、発明者らはさまざまな方法
について検討した。その結果、アルカリ土類金属の水酸
化物（以下単にアルカリと略称する）によって可塑化す
る方法を見出すに至った。このアルカリは実用的見地、
即ちコストの点で水酸化ナトリウム（Ｎ亀０ｆｌｌ、水
酸化カリウム（ＫＯＩＩ ） の２つに限られる。処
理法の概略は以下のとおりである。
即ち、５〜２５％好ましくは１ｏ−ｉｏ％のアルカリを
含む水溶液を木材に含浸し、液が材内に十分拡散するま
で放置する。浸せき時間は材の厚さ、！Ｉ！種で異なる
が、１〜１０ｍｍの厚さの場合、広ＩＩ樹で１〜４８時
間、針葉樹でｌ〜ｌ０ＩＥＩ間である。浸せき後、材を
取９だし水洗する。ついで、酢酸、レエウ酸などの酸の
希薄Ｎａ液に浸せきするか、または塩化水素、ギ酸など
の酸の蒸気と接触させてから、水洗しアルカリを完全に
除く。
含む水溶液を木材に含浸し、液が材内に十分拡散するま
で放置する。浸せき時間は材の厚さ、！Ｉ！種で異なる
が、１〜１０ｍｍの厚さの場合、広ＩＩ樹で１〜４８時
間、針葉樹でｌ〜ｌ０ＩＥＩ間である。浸せき後、材を
取９だし水洗する。ついで、酢酸、レエウ酸などの酸の
希薄Ｎａ液に浸せきするか、または塩化水素、ギ酸など
の酸の蒸気と接触させてから、水洗しアルカリを完全に
除く。
次に水と相溶性のある物質の１０〜５０％水溶液に投入
し約２４時間放置したのち室扉にて風乾する。ここでい
う水に相溶性のある液体とは、ポリエチレングリコール
、ポリエチレングリコールメタ１クリレート、グリセリ
ン、エチレングリフール、エチレングリコールモノエチ
ルエーテル、エチレングリコールモノブチルエーテルな
どの、水と易溶性の高沸点のものをいう。
し約２４時間放置したのち室扉にて風乾する。ここでい
う水に相溶性のある液体とは、ポリエチレングリコール
、ポリエチレングリコールメタ１クリレート、グリセリ
ン、エチレングリフール、エチレングリコールモノエチ
ルエーテル、エチレングリコールモノブチルエーテルな
どの、水と易溶性の高沸点のものをいう。
上記の方法で処理した材暑よ材の含水率が１０〜１５％
以上の条件であれば、常温（ζおいて著しい可塑性を示
す。したがって、このような材は、いつでも任意の形に
変形することが可能てあり、例えば家具工場でテーブル
の縁貼りを行うという場合などには好都合である。
以上の条件であれば、常温（ζおいて著しい可塑性を示
す。したがって、このような材は、いつでも任意の形に
変形することが可能てあり、例えば家具工場でテーブル
の縁貼りを行うという場合などには好都合である。
Ｃイ） 実施例
以下に具体的事例として実施例を示す。
（実施例１〉
厚さ５ ｍ ｍ柾目のシナツキの挽材及び厚きｌＩＩＩ
ｍのシナツキとニジマツのツキ板を、１５〜２５％のＮ
ａＯＨ水溶液に浸せきし、シナツキは２４時間、ニジマ
ツは７日間それぞれ２５℃で放置した。
ｍのシナツキとニジマツのツキ板を、１５〜２５％のＮ
ａＯＨ水溶液に浸せきし、シナツキは２４時間、ニジマ
ツは７日間それぞれ２５℃で放置した。
これを、２０％のポリエチレングリコール水溶液に投入
し２４時間放置したのち風乾した。その後、種々の曲率
半径の治具を用い常温で曲げた。結果は以下のとおりで
あり、かなり小さい曲率にまで曲げろことができた。
し２４時間放置したのち風乾した。その後、種々の曲率
半径の治具を用い常温で曲げた。結果は以下のとおりで
あり、かなり小さい曲率にまで曲げろことができた。
表１．シナツキ挽材を使用した場合
治具の曲率半径（−鴎）
ＭａＯＨ濃度（幻１０ Ｉ５ ２０ ２５ ３０Ｉｓ
Ｘ Ｘ Ｘ Δ ０２０
Ｘ Ｘ Δ ００２５×× Δ Ｏ
ｏ Ｑ＋損傷なく曲げ可能、Δ；わずかに損傷発生、Ｘ：破
壊 表２゜ンナノキとニジマツのツキ板を使用した場合 治具の曲率半径１．．） ｔｌｒｌＷ１ ２ ｓ ｔ。
Ｘ Ｘ Ｘ Δ ０２０
Ｘ Ｘ Δ ００２５×× Δ Ｏ
ｏ Ｑ＋損傷なく曲げ可能、Δ；わずかに損傷発生、Ｘ：破
壊 表２゜ンナノキとニジマツのツキ板を使用した場合 治具の曲率半径１．．） ｔｌｒｌＷ１ ２ ｓ ｔ。
シナツキ Ｏｏ Ｏ
ニジマツ Δ ０ ０
（ＮａＯＨｉｇ１度２０３１
０：損傷なく曲げ可能、Δ：わずかに損傷発生、×：破
壊 （実施例２〉 厚さ１ｍｍのシナツキとニジマツのツキ板を２０％のＫ
Ｏ＋（水溶液に浸せきし、２５℃でシナツキは２４時間
、ニジマツは１０日間それぞれ浸せきした。ついで、水
洗し１０％酢酸水溶液に投入後これを十分水洗した。つ
ｔｌで、グリセリンの２０％水−溶液に浸せきし放置し
た。そして、異なる１２Ｉｓ１条件で含水率の異なる材
をｍａｔ、た。即ち、水洗後の材を２０℃関係５ｒＸｓ
ｏ％で３０日間調湿した含水率１３％のものと１０５℃
で２４時間乾員したものを作成し曲げの程度を比較した
。即ち、これらを各覆治具にて曲げたところ、絶乾材は
損傷なく曲げることは困難であったが、！ｌ！湿材は曲
率半径２ｍｍの治具でも容易に曲げることができた。こ
のことから、少なくとも気乾以上の含水率であれば、常
温で塑性変形が可能であることがわかった。
壊 （実施例２〉 厚さ１ｍｍのシナツキとニジマツのツキ板を２０％のＫ
Ｏ＋（水溶液に浸せきし、２５℃でシナツキは２４時間
、ニジマツは１０日間それぞれ浸せきした。ついで、水
洗し１０％酢酸水溶液に投入後これを十分水洗した。つ
ｔｌで、グリセリンの２０％水−溶液に浸せきし放置し
た。そして、異なる１２Ｉｓ１条件で含水率の異なる材
をｍａｔ、た。即ち、水洗後の材を２０℃関係５ｒＸｓ
ｏ％で３０日間調湿した含水率１３％のものと１０５℃
で２４時間乾員したものを作成し曲げの程度を比較した
。即ち、これらを各覆治具にて曲げたところ、絶乾材は
損傷なく曲げることは困難であったが、！ｌ！湿材は曲
率半径２ｍｍの治具でも容易に曲げることができた。こ
のことから、少なくとも気乾以上の含水率であれば、常
温で塑性変形が可能であることがわかった。
３３発明の効果
本発明は、特殊な装置や高価な薬剤を使用せずに、常温
ないしそれに近い温度で木材に可塑性を付与することが
可能な方法なので製造コストが安い。したがって、その
多くが中小で占められている家具あるいは建材関係の企
業で容易に実施できる方法であり、このような公費への
貢献度が極めて高い。
ないしそれに近い温度で木材に可塑性を付与することが
可能な方法なので製造コストが安い。したがって、その
多くが中小で占められている家具あるいは建材関係の企
業で容易に実施できる方法であり、このような公費への
貢献度が極めて高い。
Claims (1)
- 木材にアルカリ土類金属の水酸化物の水溶液を含浸し、
所定時間放置したのち水洗し、酸で中和後再び水洗して
、次に相溶性のある高沸点の液体を材内に含浸固定する
ことを特徴とする可塑化木材の製造法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5966886A JPS6322604A (ja) | 1986-03-19 | 1986-03-19 | 可塑化木材の製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5966886A JPS6322604A (ja) | 1986-03-19 | 1986-03-19 | 可塑化木材の製造法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6322604A true JPS6322604A (ja) | 1988-01-30 |
| JPH0467486B2 JPH0467486B2 (ja) | 1992-10-28 |
Family
ID=13119799
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5966886A Granted JPS6322604A (ja) | 1986-03-19 | 1986-03-19 | 可塑化木材の製造法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6322604A (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP3957452B2 (ja) * | 2000-11-07 | 2007-08-15 | 成田 え子 | 木材の改質化方法 |
| EP1363288B8 (en) | 2001-01-12 | 2009-08-12 | Panasonic Corporation | Disc cartridge |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS4935403A (ja) * | 1972-08-08 | 1974-04-02 |
-
1986
- 1986-03-19 JP JP5966886A patent/JPS6322604A/ja active Granted
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS4935403A (ja) * | 1972-08-08 | 1974-04-02 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0467486B2 (ja) | 1992-10-28 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |