JPS63223130A - 加工性に優れた高張力熱延鋼板の製造方法 - Google Patents

加工性に優れた高張力熱延鋼板の製造方法

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JPS63223130A
JPS63223130A JP5694187A JP5694187A JPS63223130A JP S63223130 A JPS63223130 A JP S63223130A JP 5694187 A JP5694187 A JP 5694187A JP 5694187 A JP5694187 A JP 5694187A JP S63223130 A JPS63223130 A JP S63223130A
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JP
Japan
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hot
workability
steel
less
rolled steel
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Application number
JP5694187A
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Inventor
Nobuo Yamada
信男 山田
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JFE Steel Corp
Original Assignee
Kawasaki Steel Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、熱間圧延のままで引張強さ100kgf/
ll11”以上を有し、とりわけ冷間加工性に優れた高
張力熱延鋼板の製造方法に関するものである。
(従来の技術) 従来、熱間圧延のままで引張強さ80Scgf/wm”
以上を有する加工用の高張力熱延鋼板は、C,Si。
Mnの基本成分にCr、 Niなどの固溶強化元素ある
いはNb、 Ti、 Vなどの析出強化元素を添加した
鋼より製造されてきた。
この点文献として例えば、特公昭59−29647号公
報がある。
(発明が解決しようとする問題点) ところでこのような高張力熱延鋼板は、炭素当量の増加
を伴うので伸びや曲げなどの加工性が劣化するばかりで
なく、溶接性についても劣化する傾向にある。従って非
調質と称しても所期した加工性、溶接性あるいは強度等
を該鋼板に付与するためには、熱間圧延後にテンパー処
理するかあるいは製品に加工したのち熱処理する必要が
あった。
このため多大な熱処理費を要し、製造費がかさむ不利が
あり、また熱処理における綱片寸法上の制限や熱処理に
伴いひずみが発生する等の欠点があった。
この発明の目的は、このような従来の問題を解決し、熱
間圧延のままで引張強さ100kgf/ms”以上、降
伏点80 kgf/mn+”以上を有し、とくに冷間加
工性に優れた高張力熱延鋼板の製造方法を提案するとこ
ろにある。
(問題点を解決するための手段) この発明は、C: 0.01〜0.10賀t%(以下単
に%で記す) St : 0.10%以下、 Mn :
 2.00〜2.50%、 M。
:  0.50〜1.00%、 Ti : 0.200
〜0.300%、Nb:0.02〜0.100%、  
B : 0.0005〜0.0020%、へ!二0.0
05〜0.080%、  P : 0.030%以下、
 S : 0.0030%以下、 N : 0.004
0%以下、 O: 0.0040%以下を含有し残部F
e及び不純物から成る鋼を、125o″C〜1350℃
の温度に加熱して850℃以下、A r 3変態点以上
で熱間仕上げ圧延し、ついで10〜50℃/sの冷却速
度で冷却して600℃〜500″Cの温度範囲で巻取る
ことを特徴とする加工性に優れた高張力熱延鋼板の製造
方法である。
(作 用) この発明において、所望の強度を有し、良好な加工性(
とくに曲げ)を有する高張力熱延鋼板を得るためには、
該鋼板の表層に割れを誘発する介在物がないこと、およ
び組織的には、ベイナイト組織を出さずフェライト粒と
微細なアシキュラーフェライトの微細混合組織とするこ
とがとくに重要である。
まずここでこの発明に適合する鋼の成分組成の限定理由
について説明する。
C; Cは鋼板の強度を確保するため、o、oi%を下限とす
るが0.1%を超えると冷間加工性が劣化するので0.
01〜o、 io%の範囲内にする必要がある。
Si : Stは通常、強度を向上させるために必要な元素である
が、A系およびB系の介在物による加工割れを防止する
ために0.10%以下にする必要がある。
Mn; Mnは引張強さ100 )cg f /m m ”以上
の強度を確保するため最底0.200%必要であるが、
o、aoo%を超えると溶接性が劣化する。よってMn
は0.200〜o、aoo%の範囲内にする必要がある
oH Moは、焼入れ硬化性の高い元素であり、引張強さ10
0kgf/mn+”の強度を確保するため少なくとも0
.50%必要であるが、1.00%を超えると加工性が
劣化する。よってMoは0.50〜1.00%の範囲内
にする必要がある。
Ti; Tiは析出硬化により鋼の強度を向上させ、かつ非金属
介在物の形態を変えて加工性を向上させるのに有効な元
素であり、そのためには少なくとも0.20%以上必要
である。しかしながら0.30%を超えると、その効果
が飽和すること、およびTi析出物により加工性が劣化
する。よって、Tiは0.20〜0.30%の範囲内に
する必要がある。
Nb。
Nbは、鋼の組織を細粒化し、析出硬化によってその強
度を向上させる元素であるが、0.020%未満ではそ
の効果が表われず、一方0.100%を超えるとその効
果が飽和する。よって、Nbは0.02〜0.100%
の範囲内にする必要がある。
B; Bは焼入れ硬化性を高める元素であり、引張強さ100
kgf/mmz以上の強度を確保するのに有効な元素で
あるが0.0005%未満では、その効果がない。一方
0.0020%を超えるとその効果が飽和する。よって
Bは0.0005〜0.0020%の範囲内に限定する
Al; Afは、脱酸剤として、有効な元素であるが、0.00
5%未満では脱酸の効果が期待できず、一方o、oso
%を超えて含有させてもその効果の向上が期待できない
。よってAlは0.005〜0.080%の範囲内に限
定する。
P; Pは、結晶粒界の脆化の防止を図るために0.030%
以下に限定する。
S; Sは、Mnと結合して割れの原因となる介在物(MnS
)を生成するため、できるだけ低く押える必要があり、
0.0030%以下に限定する。
N; NはTiあるいはBと結合しTiN、BNとして析出す
る。このため強度上昇を目的として添加したTi、Bの
有効元素量を減少させ、かつ上記化合物が介在物として
存在し、加工割れの核となるためできるだけ低い方がよ
い。よってNは0.0040%以下に限定する。
0; 0はAll!、TiあるいはMnと結合してA f z
(h。
TiO2,MnOを形成し、これら介在物が加工割れの
核となるためできるだけ低くする必要がある。よってO
は0.0040%以下に限定する。
スラブの加熱温度を1250℃−1350℃としたのは
、とくにTi、B、Nbをオーステナイト中に固溶させ
るためには少なくとも1250℃にする必要があり、一
方、1350℃を超えるとオーステナイト粒が粗大化し
、またフラゾ表面が局部酸化され、表面性状の劣化、ス
ケール疵の発生原因となる。ゆえにフラゾ加熱温度は1
250〜1350℃に限定した。
次に熱間圧延仕上げ温度、すなわち、仕上げミル出側に
おける調帯の仕上げ温度を850”CからAr、変態点
までとしたのは、圧延温度が850℃を超えるとオース
テナイト結晶粒が粗大化し、その結果として製品のフェ
ライト結晶粒が大きくなり、またベイナイト組織が発生
し易くなり加工性が劣化する。一方、圧延温度がA r
 3変態点に満たない場合、フェライト粒の回復現象に
より結晶粒が粗大化する。
よって圧延仕上げ温度は、850℃以下、A r 3変
態点以上の範囲に限定した。
次に熱間仕上げ圧延後の冷却条件として、冷却速度を1
0〜b よりも遅い場合にはフェライト粒が粗大化し易く、組織
強化ができず所期した強度を得ることができない。一方
冷却速度が50℃/sを超える場合には、組織がベイナ
イトあるいはマルテンサイト状となり良好な加工性を得
ることができないことによる。
熱間仕上げ圧延後の冷却速度を10〜b囲内にすること
によりこの発明の成分組成範囲における鋼の組織をフェ
ライト粒とアシキュラーフェライトの混合組織とするこ
とが可能となる。
次に巻取り温度を600℃〜500℃の温度範囲とした
のは、巻取り温度が500℃未満になると、Ti、Nb
、Bの析出が不十分であり、一方600℃を超える場合
には、引張強さ100kgf/ms+”以上の強度を得
ることができない。すなわちフェライト粒が粗大化し、
十分な強度が得られないことによる。
(実施例) 表−1に示す成分組成から成る鋼を転炉にて溶製し、連
続鋳造により厚さ220IIIll、長さ6m、幅12
00mmのフラゾをそれぞれ製造した。
次に得られたスラブを表−2に示す処理条件の下に加熱
→熱間圧延→冷却→巻取りを行い、得られた調帯より試
験片を採取(引張試験片: JIS5号試験片、曲げ試
験: JISU号試験片)して、引張試験および曲げ試
験を行った。その結果を表−2に併せて示す。
供試鋼漱1はMn、S、TiおよびNが、この発明にお
いて不適合な成分組成のものであり、曲げ特性、伸びは
良好であるが、T S : 88kgf/mm”、Y 
P : 76kgf/arm”であり、十分な強度を得
ることができなかった。
供試鋼阻2は、C,Ti、MoおよびNが、また供試鋼
Na3については、Moが、この発明において不適合な
成分組成のものであり、T S : 105゜103 
kgf/mm” 、Y P : 83.85kgf/m
n+”と強度の上昇は認められるが、曲げ特性の劣化が
見られた。
次に供試鋼Nα4,5.6は、この発明の適合例であり
、何れもT S : 100 kgf/ram2以上、
YP:80kgf/n+n+”以上であり、曲げ試験に
おける曲げの内側半径が板厚と同等でも割れの発生はな
かった。
なお表−2中供試鋼Nα4’、5’、6’は供試鋼に4
,5.6について処理条件を種々変化させた場合のTS
、YP、Ell!および曲げ特性を調べた結果であるが
、Nα4′については加熱温度が低いためにNb、Ti
の析出が不十分となり、十分な強度を得ることができな
い。阻5′については仕上げ圧延温度(FDT)が高い
ためにオーステナイト粒が粗大化し、十分な加工性を得
ることができない。また、k6’については、巻取り温
度(CT)が低くすぎるために、Nb、 Tiの析出が
不十分となり、十分な強度を得ることができない。更に
冷却速度が遅く、組織強化ができないため、十分な強度
を確保できない。
(発明の効果) この発明によれば熱間圧延のままで引張強さ100kg
f/mm”以上、降伏点80kgf/ma+”以上を有
し、しかも加工性に優れた高張力熱延鋼板を安定して得
ることが可能で熱処理費などを極力削減することができ
る。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、C:0.01〜0.10wt%、 Si:0.10wt%以下、 Mn:2.00〜2.50wt%、 Mo:0.50〜1.00wt%、 Ti:0.200〜0.300wt%、 Nb:0.02〜0.100wt% B:0.0005〜0.0020wt%、 Al:0.005〜0.080wt% P:0.030wt%以下、 S:0.0030wt%以下 N:0.0040wt%以下、 O:0.0040wt%以下 を含有し残部Fe及び不純物から成る鋼を、1250〜
    1350℃の温度に加熱して850℃以下、Ar_3変
    態点以上の温度域で熱間仕上げ圧延し、ついで10℃/
    s〜50℃/sの冷却速度で冷却して600℃〜500
    ℃温度範囲で巻き取ることを特徴とする加工性に優れた
    高張力熱延鋼板の製造方法。
JP5694187A 1987-03-13 1987-03-13 加工性に優れた高張力熱延鋼板の製造方法 Pending JPS63223130A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002048410A1 (de) * 2000-12-16 2002-06-20 Thyssenkrupp Stahl Ag Verfahren zum herstellen von warmband oder -blech aus einem mikrolegierten stahl

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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