JPS63220839A - 網膜電位の測定方法及び装置 - Google Patents
網膜電位の測定方法及び装置Info
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- JPS63220839A JPS63220839A JP62053663A JP5366387A JPS63220839A JP S63220839 A JPS63220839 A JP S63220839A JP 62053663 A JP62053663 A JP 62053663A JP 5366387 A JP5366387 A JP 5366387A JP S63220839 A JPS63220839 A JP S63220839A
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Landscapes
- Eye Examination Apparatus (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(技術分野)
本発明は、網膜電位の測定方法及び装置に係り、特に角
膜に対して電極を直接接触せしめることなく、網膜の活
動電位を有効且つ安全に検出することのできる網膜型0
位の測定方法及び装置に関するものである。
膜に対して電極を直接接触せしめることなく、網膜の活
動電位を有効且つ安全に検出することのできる網膜型0
位の測定方法及び装置に関するものである。
(従来技術)
人間または動物の眼球には、通常、角膜側では(+)、
後極部側では(−)の電位を示す静止電位が存在してお
り、該静止電位は、網膜に光があたった瞬間と、その光
が消えた瞬間に変化することが知られている。
後極部側では(−)の電位を示す静止電位が存在してお
り、該静止電位は、網膜に光があたった瞬間と、その光
が消えた瞬間に変化することが知られている。
この現象は検査、研究等に広く利用されており、例えば
かかる電位の変動を時間を横軸にして記録したものが、
所謂E RG (Electroretinogram
:網膜電図)であり、網膜の活動電位をとらえたも
のである。そして、このERGは、網膜或いは視覚の電
気生理学的検査の中で最も普及しているものであって、
かかる眼球の電位変動は他覚的反応であるという特徴を
有しておりミ例えば、中間透光体の混濁のために眼底が
透視し得ない時の網膜の機能検査や、網脈絡膜疾患の診
断等における有効な検査方法として、広く利用されてい
る。
かかる電位の変動を時間を横軸にして記録したものが、
所謂E RG (Electroretinogram
:網膜電図)であり、網膜の活動電位をとらえたも
のである。そして、このERGは、網膜或いは視覚の電
気生理学的検査の中で最も普及しているものであって、
かかる眼球の電位変動は他覚的反応であるという特徴を
有しておりミ例えば、中間透光体の混濁のために眼底が
透視し得ない時の網膜の機能検査や、網脈絡膜疾患の診
断等における有効な検査方法として、広く利用されてい
る。
ところで、前述の如き光による刺激に対して網膜に広汎
に発生する活動電位の有効な導出手法としては、通常、
眼球の角膜表面に対して直接乃至は間接的に接触せしめ
られた電極(関電極)の、額などに接触させられて電位
がOとされた電極(不関電極)に対する電位差として検
出、測定する方法が採用されている。
に発生する活動電位の有効な導出手法としては、通常、
眼球の角膜表面に対して直接乃至は間接的に接触せしめ
られた電極(関電極)の、額などに接触させられて電位
がOとされた電極(不関電極)に対する電位差として検
出、測定する方法が採用されている。
そして、角膜表面の電位を検知するための前記関電極と
しては、コンタクトレンズ型電極、ループ型電極、マイ
クロファイバー電極などが提案されているが、従来より
、測定の容易さ、電位検出の効率性および安全性等の理
由から、コンタクトレンズ型電極が一般的に使用されて
おり、特に強角膜コンタクトレンズの内面の角膜輪部に
接する部分に、腐食に耐え得る導電性金属(金、銀、白
金等)からなる線が輪状に埋め込まれたものが好適に使
用されている。また、近年、角膜コンタクトレンズに電
極を埋め込んだものや、ソフトレンズを導入したもの等
、種々なるコンタクトレンズ型電極が提案されている(
実開昭49−7517号、実公昭50−11678号、
特開昭56−132950号公報等参照)。
しては、コンタクトレンズ型電極、ループ型電極、マイ
クロファイバー電極などが提案されているが、従来より
、測定の容易さ、電位検出の効率性および安全性等の理
由から、コンタクトレンズ型電極が一般的に使用されて
おり、特に強角膜コンタクトレンズの内面の角膜輪部に
接する部分に、腐食に耐え得る導電性金属(金、銀、白
金等)からなる線が輪状に埋め込まれたものが好適に使
用されている。また、近年、角膜コンタクトレンズに電
極を埋め込んだものや、ソフトレンズを導入したもの等
、種々なるコンタクトレンズ型電極が提案されている(
実開昭49−7517号、実公昭50−11678号、
特開昭56−132950号公報等参照)。
(問題点)
しかしながら、上述の如き従来の関電極にあっては、何
れも固体の角膜接触型であるために、避は得ない多数の
問題点を内在するものであった。
れも固体の角膜接触型であるために、避は得ない多数の
問題点を内在するものであった。
すなわち、そのような関電極の装用に際しては、被検者
にとって違和感が強く、不快感を生じるものであると共
に、角膜手術者にあっては、角膜に対して異物刺激を与
えることは好ましくないことから、かかる測定を行なう
ことができなかったのである。
にとって違和感が強く、不快感を生じるものであると共
に、角膜手術者にあっては、角膜に対して異物刺激を与
えることは好ましくないことから、かかる測定を行なう
ことができなかったのである。
また、コンタクトレンズと角膜の曲率半径の違いが大き
い場合には、かかる電極の装着時に両者の間に気泡が入
ったり、装着中に両者間に介在する涙液が断続して電極
と角膜とが接触していない部分が発生し易く、それらに
よってかかる検出電流に雑音が発生し、測定精度が低下
する恐れがあると共に、そのような測定精度の低下を抑
制するために、種々なる曲率半径を有するコンタクト電
極を常時備えておく必要があった。
い場合には、かかる電極の装着時に両者の間に気泡が入
ったり、装着中に両者間に介在する涙液が断続して電極
と角膜とが接触していない部分が発生し易く、それらに
よってかかる検出電流に雑音が発生し、測定精度が低下
する恐れがあると共に、そのような測定精度の低下を抑
制するために、種々なる曲率半径を有するコンタクト電
極を常時備えておく必要があった。
加えて、該電極を構成するコンタクトレンズ等が、直接
角膜に対して接触せしめられるものであるために、かか
る機械的刺激によって角膜障害を生じやす(、更に、電
極装用前に違和感を解消するために行なう点眼麻酔を繰
り返すことによっても、該麻酔薬の副作用によって角膜
障害が生じ易いという問題点を有していた。
角膜に対して接触せしめられるものであるために、かか
る機械的刺激によって角膜障害を生じやす(、更に、電
極装用前に違和感を解消するために行なう点眼麻酔を繰
り返すことによっても、該麻酔薬の副作用によって角膜
障害が生じ易いという問題点を有していた。
更にまた、視標を見ることがやや困難であり、電極乃至
はコンタクトレンズの黒色の縁が瞳孔領にかかり、瞳孔
内への刺激光の侵入が阻害され易いといった光学的な欠
点をも内在していたのである。
はコンタクトレンズの黒色の縁が瞳孔領にかかり、瞳孔
内への刺激光の侵入が阻害され易いといった光学的な欠
点をも内在していたのである。
すなわち、網膜の活動電位を検出するための関電極にお
いては、角膜に対する刺激が少なく、測定を行なう間の
角膜の乾燥を防ぎ得るものであって、瞬目も抑えられな
ければならず、同時に視界がかかる電極によって妨げら
れないものであると共に、衛生的且つ経済的であること
が必要であるが、そのような条件を備えた電極は全く見
当たらなかったのである。
いては、角膜に対する刺激が少なく、測定を行なう間の
角膜の乾燥を防ぎ得るものであって、瞬目も抑えられな
ければならず、同時に視界がかかる電極によって妨げら
れないものであると共に、衛生的且つ経済的であること
が必要であるが、そのような条件を備えた電極は全く見
当たらなかったのである。
(解決手段)
ここにおいて、本発明は、かかる事情を背景にして為さ
れたものであって、その要旨とするところは、網膜電位
を測定するに際して、所定の電解質溶液が収容される一
対のカップ形状の防水型容器と、該一対の防水型容器を
それぞれ眼球前面部に固定するための手段とを用いて、
かかる一対の防水型容器内に、それらを眼球前面部にそ
れぞれ固定せしめた状態で、それぞれ前記電解質溶液を
収容せしめる一方、該防水型容器に設けた光入射用の入
射窓より外部の光源からの光を導入せしめて、所定の光
刺激が与えられるようにすると共に、該電解質溶液中に
浸漬せしめた電極によって網膜の活動電位を検出するよ
うにしたことにある。
れたものであって、その要旨とするところは、網膜電位
を測定するに際して、所定の電解質溶液が収容される一
対のカップ形状の防水型容器と、該一対の防水型容器を
それぞれ眼球前面部に固定するための手段とを用いて、
かかる一対の防水型容器内に、それらを眼球前面部にそ
れぞれ固定せしめた状態で、それぞれ前記電解質溶液を
収容せしめる一方、該防水型容器に設けた光入射用の入
射窓より外部の光源からの光を導入せしめて、所定の光
刺激が与えられるようにすると共に、該電解質溶液中に
浸漬せしめた電極によって網膜の活動電位を検出するよ
うにしたことにある。
そしてまた、かかる本発明を実施するに際しては、(a
)所定の電解質溶液を収容すべくカップ形状を呈すると
共に、該電解質溶液を注入するための注入口と、該電解
質溶液の注入に伴なって内部の空気を排出するための排
気口とを有する一対の防水型容器と、(b)該一対の防
水型容器をそれぞれ眼球前面部に押し付けて、固定する
手段と、(C)該一対の防水型容器内に収容された前記
電解質溶液に接触せしめられる角膜に近接した部位に、
それぞれ配置された電極と、(d)該一対の防水型容器
のカップ形状の底面にそれぞれ設けられた、外部の光源
からの光を入射するための入射窓とを含むように構成し
た装置が、好適に用いられることになる。
)所定の電解質溶液を収容すべくカップ形状を呈すると
共に、該電解質溶液を注入するための注入口と、該電解
質溶液の注入に伴なって内部の空気を排出するための排
気口とを有する一対の防水型容器と、(b)該一対の防
水型容器をそれぞれ眼球前面部に押し付けて、固定する
手段と、(C)該一対の防水型容器内に収容された前記
電解質溶液に接触せしめられる角膜に近接した部位に、
それぞれ配置された電極と、(d)該一対の防水型容器
のカップ形状の底面にそれぞれ設けられた、外部の光源
からの光を入射するための入射窓とを含むように構成し
た装置が、好適に用いられることになる。
(作用・効果)
すなわち、本発明に従えば、網膜の活動電位を検出する
ための関電極は、被検眼に対して直接に接触せしめられ
ることなく、かかる被検眼に対して固定、保持せしめら
れる所定の一対のカップ状の防水型容器内に配置されて
、該容器内に収容された電解質溶液を介して被検眼の角
膜に接続せしめられるのであり、そして、かかる容器に
設けられた光入射用の入射窓を通して導き入れられる、
外部に設けられた光源からの光に対する網膜の活動電位
は、前記関電極と額等に接触せしめられて電位が0とさ
れた不関電極との電位差として検出されることとなるの
である。
ための関電極は、被検眼に対して直接に接触せしめられ
ることなく、かかる被検眼に対して固定、保持せしめら
れる所定の一対のカップ状の防水型容器内に配置されて
、該容器内に収容された電解質溶液を介して被検眼の角
膜に接続せしめられるのであり、そして、かかる容器に
設けられた光入射用の入射窓を通して導き入れられる、
外部に設けられた光源からの光に対する網膜の活動電位
は、前記関電極と額等に接触せしめられて電位が0とさ
れた不関電極との電位差として検出されることとなるの
である。
従って、かかる電位の検出に際して、被検眼に対しては
、その角膜に前記電解質溶液が接触せしめられるだけで
あるために、被検者に違和感や不快感を生せしめるよう
なこともなく、また、角膜手術後の者であっても、異物
刺激を与えることなく良好に測定することが可能である
。
、その角膜に前記電解質溶液が接触せしめられるだけで
あるために、被検者に違和感や不快感を生せしめるよう
なこともなく、また、角膜手術後の者であっても、異物
刺激を与えることなく良好に測定することが可能である
。
また、関電極と角膜の間は、電解質溶液によって一様に
満たされているところから、両者の間に気泡が介在する
ことがな(、それに起因する雑音が効果的に抑制され得
て、以て測定精度が著しく向上せしめられ得るのである
。更に、如何なる曲率の角膜であっても、かかる電解質
溶液が良好に接触することから、一種類の装置を全ての
被検者の測定に対して良好に適用することが可能となる
のである。
満たされているところから、両者の間に気泡が介在する
ことがな(、それに起因する雑音が効果的に抑制され得
て、以て測定精度が著しく向上せしめられ得るのである
。更に、如何なる曲率の角膜であっても、かかる電解質
溶液が良好に接触することから、一種類の装置を全ての
被検者の測定に対して良好に適用することが可能となる
のである。
さらに、関電極などの固体が角膜に対して接触せしめら
れることが無いために、かかる測定を繰り返しても、角
膜障害が誘発されることがなく、点眼麻酔の必要もない
ことから、かかる麻酔薬による角膜障害も起こり得ない
のである。
れることが無いために、かかる測定を繰り返しても、角
膜障害が誘発されることがなく、点眼麻酔の必要もない
ことから、かかる麻酔薬による角膜障害も起こり得ない
のである。
加えて、被検者の眼球前面部とカップ状の防水型容器と
が所定の固定機構によって固定されることとなるため、
被検者の被検査姿勢には制約がなく、上方視・下方視・
水平視による検査が何れも可能となる特徴がある。また
、この一対の防水型容器は、所定の固定機構によって固
定されているため、被検者の両眼に対する同時装着、同
時検査が可能となり、検査所要時間を短縮することが出
来るのである。
が所定の固定機構によって固定されることとなるため、
被検者の被検査姿勢には制約がなく、上方視・下方視・
水平視による検査が何れも可能となる特徴がある。また
、この一対の防水型容器は、所定の固定機構によって固
定されているため、被検者の両眼に対する同時装着、同
時検査が可能となり、検査所要時間を短縮することが出
来るのである。
さらに、かかる防水型容器には、必要に応じて、所定の
入射窓の開閉機構を設けることが出来、それによって暗
室を用いずとも、被検者を暗順応状態にすることが可能
となる。即ち、そのような入射窓の開閉機構を閉じて被
検者に該容器を装着することで、明室においても被検者
を暗順応状態に導くことが可能となるのである。従って
、検者は、暗室内におけるような検査準備作業に著しい
制限を受けることなく、明室内で安全且つ迅速に作業を
実施することが可能となるのである。
入射窓の開閉機構を設けることが出来、それによって暗
室を用いずとも、被検者を暗順応状態にすることが可能
となる。即ち、そのような入射窓の開閉機構を閉じて被
検者に該容器を装着することで、明室においても被検者
を暗順応状態に導くことが可能となるのである。従って
、検者は、暗室内におけるような検査準備作業に著しい
制限を受けることなく、明室内で安全且つ迅速に作業を
実施することが可能となるのである。
このように、本発明に従えば、網膜の活動電位の測定に
際して、角膜に対する刺激が殆どなく、測定を行なう間
の角膜の乾燥が防止され得ると共に、被検者の眼球前面
部とカップ状の防水型容器とが固定されているために、
瞬目及び眼球の揺動も良好に抑制され得ることとなり、
また電解質溶液を交換することによって、何回でも使用
することが可能であり、以て極めて衛生的且つ経済的な
網膜の活動電位の測定方法及び装置を提供し得たのであ
る。
際して、角膜に対する刺激が殆どなく、測定を行なう間
の角膜の乾燥が防止され得ると共に、被検者の眼球前面
部とカップ状の防水型容器とが固定されているために、
瞬目及び眼球の揺動も良好に抑制され得ることとなり、
また電解質溶液を交換することによって、何回でも使用
することが可能であり、以て極めて衛生的且つ経済的な
網膜の活動電位の測定方法及び装置を提供し得たのであ
る。
(実施例)
以下、本発明を更に具体的に明らかにするために、本発
明に従う実施例を図面に基づいて詳細に説明することと
する。
明に従う実施例を図面に基づいて詳細に説明することと
する。
先ず、第1図には、本発明に従う一実施例としての網膜
電位測定装置IOの断面図が示されている。この図にお
いて、12は、略カップ形状乃至は有底の逆円錐台筒状
形状を呈する収容容器であり、この容器12は、周縁部
に設けられた柔軟な防水材14を介して、上眼瞼16、
下眼瞼18に押し付けられ、固定されるようになってい
る。そして、このカップ状容器12と防水材14、上眼
瞼16、下眼瞼18及び眼球20によって形成される空
間には、所定の電解質溶液22が充満せしめられるよう
になっている。
電位測定装置IOの断面図が示されている。この図にお
いて、12は、略カップ形状乃至は有底の逆円錐台筒状
形状を呈する収容容器であり、この容器12は、周縁部
に設けられた柔軟な防水材14を介して、上眼瞼16、
下眼瞼18に押し付けられ、固定されるようになってい
る。そして、このカップ状容器12と防水材14、上眼
瞼16、下眼瞼18及び眼球20によって形成される空
間には、所定の電解質溶液22が充満せしめられるよう
になっている。
また、カップ状容器12の底部に相当する前面部内壁に
は、リング状の関電極24が設けられ、更に該関電極2
4の中心部には、該カップ状容器12の底部を貫通する
状態において、透明板からなる入射窓26が設けられて
いる。
は、リング状の関電極24が設けられ、更に該関電極2
4の中心部には、該カップ状容器12の底部を貫通する
状態において、透明板からなる入射窓26が設けられて
いる。
さらに、カップ状容器12の下部には、電解質溶液22
を外部より注入するための注入管28が貫設され、そし
て該注入管28の先端部には、ゴムキャンプの如き開閉
部材30が波相せしめられて、取り付けられている。ま
た、かかるカップ状容器12の上部には、電解質溶液2
2を注入するに際して、カップ状容器12と防水材14
、上眼瞼16、下眼瞼18及び眼球20によって形成さ
れる空間内に存在する空気を排出するための排気管32
が貫設されており、更に該排気管32には、その先端部
に、上記注入管28の場合と同様な、ゴムキャンプの如
き開閉部材34が波相せしめられて、取り付けられてい
る。
を外部より注入するための注入管28が貫設され、そし
て該注入管28の先端部には、ゴムキャンプの如き開閉
部材30が波相せしめられて、取り付けられている。ま
た、かかるカップ状容器12の上部には、電解質溶液2
2を注入するに際して、カップ状容器12と防水材14
、上眼瞼16、下眼瞼18及び眼球20によって形成さ
れる空間内に存在する空気を排出するための排気管32
が貫設されており、更に該排気管32には、その先端部
に、上記注入管28の場合と同様な、ゴムキャンプの如
き開閉部材34が波相せしめられて、取り付けられてい
る。
また、カップ状容器12の底部、換言すれば前面外壁部
には、前記透明板からなる入射窓26を開閉するための
遮光板36を案内、支持するためのL字型案内部材38
.40が上下に相対向して設けられて、スライド式開閉
機構を該遮光板36と共に構成している。
には、前記透明板からなる入射窓26を開閉するための
遮光板36を案内、支持するためのL字型案内部材38
.40が上下に相対向して設けられて、スライド式開閉
機構を該遮光板36と共に構成している。
より詳細には、前記カップ状容器12は、プラスチック
などの電気絶縁性材料からなる遮光性の容器であり、ゴ
ム、ウレタン等の柔軟な防水材14とからなる略碗形筒
状形状を呈しているものである。
などの電気絶縁性材料からなる遮光性の容器であり、ゴ
ム、ウレタン等の柔軟な防水材14とからなる略碗形筒
状形状を呈しているものである。
また、透明板(入射窓)26は、ガラス、アクリル樹脂
等の高い透光率を有する材料によって円板状に形成され
ており、前記容器12の前面中央部(底部)を貫通して
いる。
等の高い透光率を有する材料によって円板状に形成され
ており、前記容器12の前面中央部(底部)を貫通して
いる。
そして、カップ状容器12の内側と防水材14、上眼瞼
16、下眼瞼18及び眼球20によって形成される内部
空間には、生理食塩水等の電解質溶液22が収容せしめ
られると共に、該容器12の前面内壁面上には、電解質
溶液22中に浸漬せしめられた状態で関電極としてのリ
ング状の電極24が設けられている。なお、かかる電極
24は、電気機械的反応を避けるために、光電効果およ
び偏向のない中性の物質であることが必要である。
16、下眼瞼18及び眼球20によって形成される内部
空間には、生理食塩水等の電解質溶液22が収容せしめ
られると共に、該容器12の前面内壁面上には、電解質
溶液22中に浸漬せしめられた状態で関電極としてのリ
ング状の電極24が設けられている。なお、かかる電極
24は、電気機械的反応を避けるために、光電効果およ
び偏向のない中性の物質であることが必要である。
従って、金または白金等によって形成されるか、或いは
導電体の表面がメッキなどによって、その ゛ような
物質で覆われているものか、または導電性の塗料をフィ
ルムに塗布したもの等が好適に採用される。また、かか
る電極24によって検出された電気信号を所定の装置に
導くためのリード線42が、該容器12の壁部を貫通し
て、該電極24に接続されている。
導電体の表面がメッキなどによって、その ゛ような
物質で覆われているものか、または導電性の塗料をフィ
ルムに塗布したもの等が好適に採用される。また、かか
る電極24によって検出された電気信号を所定の装置に
導くためのリード線42が、該容器12の壁部を貫通し
て、該電極24に接続されている。
さらに、カップ状容器12の下部には、電解質溶液22
を注入するために、プラスチックなどからなる管状を呈
した注入管28が貫通し、該注入管28の注入口には、
ゴムキャップ、螺子等からなる開閉部材30が設けられ
ているのである。また、該容器12の上部には、該容器
12の内部空間の空気を排出するためのプラスチックな
どからなる管状を呈した排気管32が貫通し、そして該
排気管32の排気口には、ゴムキャップ、螺子等からな
る開閉部材34が設けられて、該容器空間に注入器41
を用いて、外部より所定の電解質溶液22を注入するよ
うになっている。
を注入するために、プラスチックなどからなる管状を呈
した注入管28が貫通し、該注入管28の注入口には、
ゴムキャップ、螺子等からなる開閉部材30が設けられ
ているのである。また、該容器12の上部には、該容器
12の内部空間の空気を排出するためのプラスチックな
どからなる管状を呈した排気管32が貫通し、そして該
排気管32の排気口には、ゴムキャップ、螺子等からな
る開閉部材34が設けられて、該容器空間に注入器41
を用いて、外部より所定の電解質溶液22を注入するよ
うになっている。
次に、かかる網膜電位測定装置10をその正面から見た
状態の図を、第2図に示す。
状態の図を、第2図に示す。
かかる第2図において、一対のカップ状容器12は、ゴ
ムバンド等からなる帯状の固定部材43.44によって
、所謂ゴーグルの如く被検者の眼球前面部に押し付けら
れて、固定されることとなる(第3図参照)。
ムバンド等からなる帯状の固定部材43.44によって
、所謂ゴーグルの如く被検者の眼球前面部に押し付けら
れて、固定されることとなる(第3図参照)。
そして、カップ状容器12の前面内壁に設けられた電極
24に接続するリード線42は、かかる容器12の外壁
に設けられた端子45に接続され、更に該端子45に接
続されるコード46は、所定の装置に接続せしめられる
ようになっている。
24に接続するリード線42は、かかる容器12の外壁
に設けられた端子45に接続され、更に該端子45に接
続されるコード46は、所定の装置に接続せしめられる
ようになっている。
また、カップ状容器12の前面外壁部に設けられた上下
のL字型案内部材38.40には、暗順応を行なうため
の遮光板36だけでなく、入射窓26の孔径を変更する
ための孔径調整板48、外部光源からの光量を調節する
ための着色減光板50、明室での検査を可能にするため
の光フアイバーケーブル接続板52等も、適宜に装着さ
れることとなる。
のL字型案内部材38.40には、暗順応を行なうため
の遮光板36だけでなく、入射窓26の孔径を変更する
ための孔径調整板48、外部光源からの光量を調節する
ための着色減光板50、明室での検査を可能にするため
の光フアイバーケーブル接続板52等も、適宜に装着さ
れることとなる。
以上のような構造とされた網膜電位測定装置10を使用
して、例えばERGを得るにあたっては、先ず、第3図
に示されているように、網膜電位測定装置10を、その
一対のカップ状容器12が被検者の眼球前面部に固定さ
れるように、帯状の固定部材43.44によって被検者
に装着する。
して、例えばERGを得るにあたっては、先ず、第3図
に示されているように、網膜電位測定装置10を、その
一対のカップ状容器12が被検者の眼球前面部に固定さ
れるように、帯状の固定部材43.44によって被検者
に装着する。
次に、各カップ状容器12に設けられた注入口28の開
閉部材30と排気口32の開閉部材34を開状態にして
(取り外して)、注入口28に注入器41を接続せしめ
、所定の電解質溶液22をカップ状容器12の内部空間
に注入するのである。
閉部材30と排気口32の開閉部材34を開状態にして
(取り外して)、注入口28に注入器41を接続せしめ
、所定の電解質溶液22をカップ状容器12の内部空間
に注入するのである。
そして、かかる容器12の内部空間が電解質溶液22で
満たされた後に、排気口32に、その開閉部材34を波
相して閉状態と為し、その後注入口28から注入器41
を取り外し、更に注入口28にその開閉部材30を波相
せしめて、それを閉状態とする。
満たされた後に、排気口32に、その開閉部材34を波
相して閉状態と為し、その後注入口28から注入器41
を取り外し、更に注入口28にその開閉部材30を波相
せしめて、それを閉状態とする。
そして、暗順応を施行するために、遮光板36を前記り
字型案内部材38.40に装着し、入射窓26を遮光す
ることで、被検者を暗順応状態に導くのである。
字型案内部材38.40に装着し、入射窓26を遮光す
ることで、被検者を暗順応状態に導くのである。
その後、不関電極52を糊、テープ乃至はバンド等によ
って被検者の額などに接触せしめると共に、該不関電極
52の電位をOとするために、耳たぶ等に接地電極54
を接続する。
って被検者の額などに接触せしめると共に、該不関電極
52の電位をOとするために、耳たぶ等に接地電極54
を接続する。
そして、眼球20の静止電位を安定させるために、所定
時間の暗順応乃至は明順応をさせた後、ERG本体に接
続したコード46をカップ状容器12に設けた端子45
に接続する。なお、ここまでの作業は全て明室において
作業することが可能であるため、検者は迅速且つ安全に
検査準備作業を施行出来るのである。
時間の暗順応乃至は明順応をさせた後、ERG本体に接
続したコード46をカップ状容器12に設けた端子45
に接続する。なお、ここまでの作業は全て明室において
作業することが可能であるため、検者は迅速且つ安全に
検査準備作業を施行出来るのである。
次に、室を暗室にして、遮光板36を取り外し、ストロ
ボ装置58による外部光源を発光せしめて、網膜に対し
て光刺激を与える。
ボ装置58による外部光源を発光せしめて、網膜に対し
て光刺激を与える。
このよう′な操作によって網膜に発生せしめられた活動
電位は、眼球20の角膜表面の電位と不関電極52との
電位差として検出されることとなるが、本実施例におい
て角膜表面上の電位は、電解質溶液22を介して関電極
24に導かれることとなる。そして、かかる角膜からの
電気信号は、公知のERG本体56に供給されて雑音等
が除去されると共に、かか北電位変動が電気的に増幅さ
れ、所定の演算回路等を経て、図式的乃至は可視的に時
間の関数として記録または表示されることによって、前
記網膜電図が得られることとなる。
電位は、眼球20の角膜表面の電位と不関電極52との
電位差として検出されることとなるが、本実施例におい
て角膜表面上の電位は、電解質溶液22を介して関電極
24に導かれることとなる。そして、かかる角膜からの
電気信号は、公知のERG本体56に供給されて雑音等
が除去されると共に、かか北電位変動が電気的に増幅さ
れ、所定の演算回路等を経て、図式的乃至は可視的に時
間の関数として記録または表示されることによって、前
記網膜電図が得られることとなる。
なお、第3図は、本実施例をERGを得るための網膜の
活動電位を測定する装置として適用した場合における接
続の一例を説明する図であって、図中、60は前置増幅
部、62は主増幅部、64はフィルタ、66は演算回路
及び制御部、68は記録部、そして58はストロボ装置
である。
活動電位を測定する装置として適用した場合における接
続の一例を説明する図であって、図中、60は前置増幅
部、62は主増幅部、64はフィルタ、66は演算回路
及び制御部、68は記録部、そして58はストロボ装置
である。
以上、詳述してきたような構造とされた網膜電位の測定
装置10にあっては、かかる測定に際して、角膜に対し
て接触せしめられるのは、電解質溶液22のみであるた
めに、被検者にとって違和感や不快感を感じることがな
く、角膜手術後の者であっても、角膜に対する異物刺激
が回避され得るところから、かかる測定を良好に行なう
ことができるのである。更に、かかる測定によって角膜
障害が誘発されるようなこともなく、点眼麻酔の必要も
ないことから、かかる麻酔薬による角膜障害も起こり得
ない。
装置10にあっては、かかる測定に際して、角膜に対し
て接触せしめられるのは、電解質溶液22のみであるた
めに、被検者にとって違和感や不快感を感じることがな
く、角膜手術後の者であっても、角膜に対する異物刺激
が回避され得るところから、かかる測定を良好に行なう
ことができるのである。更に、かかる測定によって角膜
障害が誘発されるようなこともなく、点眼麻酔の必要も
ないことから、かかる麻酔薬による角膜障害も起こり得
ない。
また、関電極24と眼球20との間には電解質溶液22
が介在せしめられているところから、角膜の乾燥が効果
的に防止され得ると共に、かかる間隙に気泡が生じるこ
ともなく、また、被検者の眼球前面部とカップ状容器1
2が固定されているために、瞬目および眼球の揺動も良
好に抑制され得ることとなり、それ故に雑音などのない
良好な角膜表面電位を得ることが出来るのである。
が介在せしめられているところから、角膜の乾燥が効果
的に防止され得ると共に、かかる間隙に気泡が生じるこ
ともなく、また、被検者の眼球前面部とカップ状容器1
2が固定されているために、瞬目および眼球の揺動も良
好に抑制され得ることとなり、それ故に雑音などのない
良好な角膜表面電位を得ることが出来るのである。
さらに、本実施例にあっては、被検者の眼球前面部とカ
ップ状容器12が所定の固定機構(43,44)によっ
て固定されているため、被検者の被検査姿勢には制約が
なく、上方視・下方視・水平視による検査が何れも可能
であるのであり、また一対の容器12は、所定の固定機
構によって固定されているために、被検者の両眼に同時
装着、同時検査が可能となり、検査所要時間を短縮する
ことが出来るのである。
ップ状容器12が所定の固定機構(43,44)によっ
て固定されているため、被検者の被検査姿勢には制約が
なく、上方視・下方視・水平視による検査が何れも可能
であるのであり、また一対の容器12は、所定の固定機
構によって固定されているために、被検者の両眼に同時
装着、同時検査が可能となり、検査所要時間を短縮する
ことが出来るのである。
加えて、カップ状容器に設けられた所定の入射窓に光フ
アイバーケーブルを接続して、外部にて発光された光を
導くことによって、検査中においても暗室が不用となる
ため、検査場所、検査設備の制限が緩和され、さらに検
査能率及び検査中における誤操作の防止等の安全性を向
上させることも可能となる。
アイバーケーブルを接続して、外部にて発光された光を
導くことによって、検査中においても暗室が不用となる
ため、検査場所、検査設備の制限が緩和され、さらに検
査能率及び検査中における誤操作の防止等の安全性を向
上させることも可能となる。
そしてまた、本実施例における網膜電位測定装置10は
、簡単な構造であると共に、従来のコンタクトレンズ型
電極のように角膜の曲率半径によって測定精度が左右さ
れることもなく、一種類の装置で全ての被検者に対して
適用され得るものであり、また電解質溶液22を取り換
えることによって、極めて衛生的に反復使用が可能であ
る。
、簡単な構造であると共に、従来のコンタクトレンズ型
電極のように角膜の曲率半径によって測定精度が左右さ
れることもなく、一種類の装置で全ての被検者に対して
適用され得るものであり、また電解質溶液22を取り換
えることによって、極めて衛生的に反復使用が可能であ
る。
すなわち、本実施例によれば、その測定精度、操作性お
よび安全性が良好であると共に、極めて衛生的な網膜電
位測定装置を経済的に提供せしめ得たのである。
よび安全性が良好であると共に、極めて衛生的な網膜電
位測定装置を経済的に提供せしめ得たのである。
第1図は本発明の一実施例としての網膜電位測定装置の
断面図であり、第2図は該網膜電位測定装置を正面から
見た図である。また、第3図は、網膜電位測定装置を用
いてERGを得るためのシステムの一例を示す説明図で
ある。 10:網膜電位測定装置 12:カップ状容器 22:電解質溶液24:関電極
26:入射窓 43.44:固定部材(容器固定機構)52:不関電極
54:接地電極56 : ERG本体 5
8:ストロボ装置出願人 東洋メディカル株式会社 代理人 弁理士 中島 三千雄 (ほか2名) wE1図
断面図であり、第2図は該網膜電位測定装置を正面から
見た図である。また、第3図は、網膜電位測定装置を用
いてERGを得るためのシステムの一例を示す説明図で
ある。 10:網膜電位測定装置 12:カップ状容器 22:電解質溶液24:関電極
26:入射窓 43.44:固定部材(容器固定機構)52:不関電極
54:接地電極56 : ERG本体 5
8:ストロボ装置出願人 東洋メディカル株式会社 代理人 弁理士 中島 三千雄 (ほか2名) wE1図
Claims (2)
- (1)所定の電解質溶液が収容される一対のカップ形状
の防水型容器と、該一対の防水型容器をそれぞれ眼球前
面部に固定するための手段とを用いて、かかる一対の防
水型容器内に、それらを眼球前面部にそれぞれ固定せし
めた状態で、それぞれ前記電解質溶液を収容せしめる一
方、該防水型容器に設けた光入射用の入射窓より外部の
光源からの光を導入せしめて、所定の光刺激が与えられ
るようにすると共に、該電解質溶液中に浸漬せしめた電
極によって網膜の活動電位を検出するようにしたことを
特徴とする網膜電位の測定方法。 - (2)所定の電解質溶液を収容すべくカップ形状を呈す
ると共に、該電解質溶液を注入するための注入口と、該
電解質溶液の注入に伴なって内部の空気を排出するため
の排気口とを有する一対の防水型容器と、 該一対の防水型容器をそれぞれ眼球前面部に押し付けて
、固定する手段と、 該一対の防水型容器内に収容された前記電解質溶液に接
触せしめられる角膜に近接した部位に、それぞれ配置さ
れた電極と、 該一対の防水型容器のカップ形状の底部にそれぞれ設け
られた、外部の光源からの光を入射するための入射窓と
を、 含むことを特徴とする網膜電位の測定装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62053663A JPS63220839A (ja) | 1987-03-09 | 1987-03-09 | 網膜電位の測定方法及び装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62053663A JPS63220839A (ja) | 1987-03-09 | 1987-03-09 | 網膜電位の測定方法及び装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63220839A true JPS63220839A (ja) | 1988-09-14 |
Family
ID=12949091
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP62053663A Pending JPS63220839A (ja) | 1987-03-09 | 1987-03-09 | 網膜電位の測定方法及び装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS63220839A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011246384A (ja) * | 2010-05-26 | 2011-12-08 | Mitsubishi Rayon Co Ltd | 不飽和アルデヒド及び不飽和カルボン酸の製造方法 |
JP2013244370A (ja) * | 2012-05-29 | 2013-12-09 | Jin Co Ltd | アイウエア |
JP2015062706A (ja) * | 2014-12-02 | 2015-04-09 | 株式会社ジェイアイエヌ | アイウエア |
-
1987
- 1987-03-09 JP JP62053663A patent/JPS63220839A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011246384A (ja) * | 2010-05-26 | 2011-12-08 | Mitsubishi Rayon Co Ltd | 不飽和アルデヒド及び不飽和カルボン酸の製造方法 |
JP2013244370A (ja) * | 2012-05-29 | 2013-12-09 | Jin Co Ltd | アイウエア |
JP2015062706A (ja) * | 2014-12-02 | 2015-04-09 | 株式会社ジェイアイエヌ | アイウエア |
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