JPS6322064A - ペンタエリスリト−ル共エステル - Google Patents

ペンタエリスリト−ル共エステル

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JPS6322064A
JPS6322064A JP62132024A JP13202487A JPS6322064A JP S6322064 A JPS6322064 A JP S6322064A JP 62132024 A JP62132024 A JP 62132024A JP 13202487 A JP13202487 A JP 13202487A JP S6322064 A JPS6322064 A JP S6322064A
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JP62132024A
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ネイル・ダンスキー
アリ・エイ・バツジ
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Mallinckrodt Inc
Original Assignee
Mallinckrodt Inc
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Publication date
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C10PETROLEUM, GAS OR COKE INDUSTRIES; TECHNICAL GASES CONTAINING CARBON MONOXIDE; FUELS; LUBRICANTS; PEAT
    • C10LFUELS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; NATURAL GAS; SYNTHETIC NATURAL GAS OBTAINED BY PROCESSES NOT COVERED BY SUBCLASSES C10G, C10K; LIQUEFIED PETROLEUM GAS; ADDING MATERIALS TO FUELS OR FIRES TO REDUCE SMOKE OR UNDESIRABLE DEPOSITS OR TO FACILITATE SOOT REMOVAL; FIRELIGHTERS
    • C10L1/00Liquid carbonaceous fuels
    • C10L1/10Liquid carbonaceous fuels containing additives
    • C10L1/14Organic compounds
    • C10L1/24Organic compounds containing sulfur, selenium and/or tellurium
    • C10L1/2406Organic compounds containing sulfur, selenium and/or tellurium mercaptans; hydrocarbon sulfides
    • C10L1/2418Organic compounds containing sulfur, selenium and/or tellurium mercaptans; hydrocarbon sulfides containing a carboxylic substituted; derivatives thereof, e.g. esters
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C323/00Thiols, sulfides, hydropolysulfides or polysulfides substituted by halogen, oxygen or nitrogen atoms, or by sulfur atoms not being part of thio groups
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08KUse of inorganic or non-macromolecular organic substances as compounding ingredients
    • C08K5/00Use of organic ingredients
    • C08K5/36Sulfur-, selenium-, or tellurium-containing compounds
    • C08K5/37Thiols
    • C08K5/375Thiols containing six-membered aromatic rings

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  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)
  • Polyesters Or Polycarbonates (AREA)
  • Anti-Oxidant Or Stabilizer Compositions (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、通常酸化および/または熱劣化を受は易い有
機物質の安定化に際して有用なペンタエリスリトール共
エステル(co−ester)、この共エステルの混合
物およびこの共エステルにより安定化された有機物質あ
るいはそれらの混合物に関する。
様々な立体障害を示すフェノール誘導体を含む多数の化
合物が、有機物質、たとえば有機ポリマーを酸化および
/または熱崩壊に抗して安定化させるために提案されて
来た。
デクスター、スパイヴアックおよびスティン−バーブ(
Dexter、5pivack and Steinb
erg)の米国特許第3,664.482号(これは1
969年9月26日に出願された出願第86L475号
に対し特許されたものである)はアルカンポリオールの
モノ−およびアルキルヒドロキシフェニルアルカノン酸
を開示している。この特許によれば、これらのエステル
はたとえば、光および/または熱により通常酸化劣化を
受ける有機物質の安定剤である。該特許中に述べられた
合成有機高分子物質の中で、例えば「このように安定化
された」物質というのはポリ−α−オレフィン、たとえ
ばポリエチレン、ポリプロピレン、ポリブチレン等であ
って、ポリ−α−オレフィン、ポリエソプレン、ポリブ
タジェン、ポリスチレンのコポリマーならびにブタジェ
ンとスチレンのコポリマーを含有する耐衝撃性ポリスチ
レンのようなコポリマーを含むものである。エステル化
合物を調整するために該特許中に述べられた方法によっ
て得られた生成物は、その第3欄中に「一般に固体また
は濃厚な液体」と記載されている。その中に開示されて
いるエステルの若干のものは3.5−ジアルキル−4−
ヒドロキシフェニルアルカノン酸エステル類である。そ
の種エステルのひとつ、ペンタエリスリトール・テトラ
キス(3−(3,5−ジーし一ブチルー4−ヒドロキシ
フェニル)プロピオネート〕は、その実施例6によれば
r 50−60°Cで軟化する透明な琥珀ガラス」であ
る。この種化合物の別な調整を説明するに際して、その
実施例は「その生成物を構成する」残留物について触れ
ており、また再結晶に関してrM、P、は123−12
5°Cである」と述べている。
固体であり、かつ主として最後に述べたエステルから成
る生成物は、商標「イルガノックス(IrganOX)
1010 Jの下にニューヨーク州、アーズリーのチバ
ーガイギー・コーポレーションから市販されている。
(同様に、デクスター、スパイヴアックおよびスティン
バーブの)米国特許第3,779,945号は、有機物
質の安定化のために少な(とも2種類の同一ではないア
ルカンジオールから成る3−(3゜5−ジアルキル−4
−ヒドロキシフェニル)プロピオン酸エステルの物理的
混合物を開示している。
1969年9月26日に出願された出願第861 、4
75号の一部継続出願に対して特許されたこの特許(今
は米国特許第3,664,482号に先行、上記を参照
)において、上に名前を挙げた発明者等は出願第861
゜475号中に記載した3、5−ジアルキル−4−ヒド
ロキシフェニルアルカン酸およびアルカンポリオールの
エステル類について以下のように述べている。すなわち
、(a)最後に述べたエステル類の多くのものは結晶乃
至ガラス質の固体である。(b)それらは技術的に大量
に使用される溶媒、たとえば脂肪族炭化水素中で躍定さ
れた溶解性のみを示す。(c’)これらの特性は多くの
用途において有利であるが、他方では欠点を有する。そ
して、(d) これらの化合物を、添加剤がポンプ送り
され、配合され、そして液体状で供給されるような技術
的工程、たとえば溶液重合工程において使用するのは非
常に困難なことである。
デクスター他の米国特許第3,758,549号は、ア
ルキルチオアルカン酸のポリアルカノール・エステル類
を開示している。この特許は、これらのエステル類が、
それらの特性として他の化合物であって、通常熱的およ
び酸化劣化を受ける有機物質のために安定剤として使用
されるものの効果を改良する能力を有することを開示し
ている。ペンタエリスリトール・テトラキス(3−(3
,5−ジ−t−7’チル−4−ヒドロキシフェニル)プ
ロピオネート〕 (以下、場合により「ペンタエリスリ
トール・テトラキス−テン」と称する)は、伝えられる
ところによれば、その安定化特性がアルキルチオエステ
ル類の添加により改良されるフェノール系酸化防止剤の
部類に入る。この特許の実施例5において、ペンタエリ
スリトール・テトラキス−(3−n−ドデシルチオプロ
ピオネート)0゜3%およびペンタエリスリトール・テ
トラキス−テン−0,1%はプロピレンと混合された。
その実施例によれば、これらの混合材料から調整された
シートの試料は、150°Cにおける強制通風炉内の促
進老化に対する抵抗性試験を行ったところ、破損317
0時間を示した。比較によれば、その実施例において表
に纏められた結果は明らかに、(項目「添加剤」の下に
)たった0、3%のペンクエリスリトール・テトラキス
−テンの記入に対して(項目「破損時間」の下に) 1
170の記入を含んでいる。
この特許の実施例9は、線状ポリエチレンと、0゜05
重量%のペンタエリスリトール・テトラキス−テンと、
0.01重量%のペンタエリスリトール・テトラキス〔
3−n−ドデシルチオプロピオネート]とを含んで構成
される組成物を開示している。
この実施例によれば、この組成物から成形されたバーは
、非安定化線状ポリエチレンに関連して120°Cの空
気循環炉内において、実質的により長い期間に亘り引張
強さを保持した。
商標「シーノックス(SEENOX) 412SJ酸化
防止剤に関するものであるが、更に「ペンタエリスリト
ール・テトラキス(β−ラウリルチオプロピオネート)
」と題されたプロダクト・データ・ブレティンは、ポリ
プロピレン、ポリエチレンおよび熱可塑性エラストマー
に関する生成物を特に推奨している。このブレティンは
、生成物が結晶性粉末であり、これはヒンダードフェノ
ール酸化防止剤と関連して用いた場合価れた特性を示す
ものであることを述べている。
耐熱老化性は、ポリプロピレン、′イルガノックス10
10」0.1%および[シーノックス412SJ 0゜
2%の押出およびベレット化ブレンドについて述べられ
ている。(「アーガス・プロダクト・データ」ブレディ
ン、ライトコ・ケミカル・コーポレーション、アーガス
・ケミカル・ディビジョン(Argus Chemic
al Division、Witco Chamica
l Corporation)80年7月付け、第3頁
)しかしながら、上記した化合物および混合物のような
従来知られた化合物および混合物は、たとえば取扱の容
易さならびにポリオレフィン(たとえば、ポリエチレン
およびポリプロピレン)および熱可塑性エラストマーを
含む有機物質を酸化および熱劣化に抗して、安定化させ
る効力という観点からは完全に満足できるものではなか
った。従って、その分野においては、容易に取り扱うこ
とができ、かつポリオレフィンおよび熱可塑性エラスト
マーを含む有機物質をこの種の劣化または崩壊に抗して
安定化させることのできる新規な化合物に関する可成り
のニーズが存在している。
そして今や、以下に説明する本発明に係る新規かつ改良
された化合物および混合物は、この種の能力を有するも
のであることが判明した。本発明に関連して明細書中で
使用された場合、用語「酸化および/または熱劣化」な
らびに同様な趣旨の用語は熱機械的劣化(thermo
−mechanical deteri。
ration)および熱酸化性劣化(thermo−o
xidativedeterioration)をも含
むものとする。
概して言えば、本発明は式(以下「式A」と称する): (CH2−0−C−(CFI R2,1)−5−(Ck
Hzi+−J) V(式中、 R1はメチル、エチル、炭素数3乃至10のα−分技非
環式アルキル基または炭素数5乃至12のシクロアルキ
ル基; R2は水素、メチル、エチル、炭素数3乃至10のα−
分技非環式アルキル基または炭素数5乃至12のシクロ
アルキル基であり、そしてR2はR1に対してメタまた
はパラである8 mはl乃至約6の整数; nは1乃至約10の整数; には1乃至約30の整数; Xは1.2または3; yは0.1.2または3;そして、 2は0.1または2である、 但し、 (a)x、yおよびZの合計は4; (b)  zが0である場合、yは1.2または3、そ
してXは4−yであり; (C)  Zが2である場合、Xおよびyのそれぞれは
1であり; (d)  xが2または3である場合、各R1は他の各
R’とは独立に選択され、各R2は他の各R2とは独立
に選択され、また各mは他の各mとは独立に選択される
ものとし;そして、 (e)  yが2または3である場合、各nは他の各n
とは独立に選択され、または各には他の各にとは独立に
選択されるものとする。)で示されるペンタエリスリト
ール共エステル化合物を提供するものである。
他の特徴において、本発明は少なくとも2個の同一では
ないペンタエリスリトール共エステル化合物から成る混
合物を提供するものである。その混合物は、 (A)上記一般式Aにより示される第一化合物と、(B
)第一化合物が第二化合物とは同一でないという条件に
従う一般式により示される第二化合物とを含んで構成さ
れる。第一化合物の式において、各x、y、z、各m1
各n1各に、各R1および各R2は第二化合物の式にお
けるx、y、z、各m、各n、各k、各R1および各R
2とはそれぞれ独立に選択されるものとする。
第一および第二化合物のそれぞれは、その混合物が、通
常酸化および/または熱劣化を受は易い有機物質を安定
化させるのに有効であれば、如何なる量をもって存在す
ることも可能である。各化合物はその化合物の合計重量
基準で約1以下乃至約99以上重量%の量をもって存在
すればよい。
本発明の更にぺつの特徴において、酸化および/または
熱劣化に抗して安定化された有機組成物が提供され、こ
れは通常酸化および/または熱劣化を受は易い有機物質
ならびに安定化量の(i)弐Aで示される化合物または
(ii)本発明に係る混合物を含んで成っている。
アルキルチオアルカノイル部分において、式A中の式、 (Cm Hzk−+) で示されるアルキル基は炭素数1乃至約30、そして好
ましくは炭素数約12乃至約18を有し、すなわちkは
1乃至約30の整数、そして好ましくは約12乃至約1
8の整数である。kが3乃至約30であれば、直鎖なら
びに分枝鎖アルキル基が包含される。
(Cm Tomや、)で示されるアルキル基の実例には
、メチル、エチル、プロピノ堕ペンチル、ヘフチル、オ
クチル、デシル、ドデシル、トリデシル、テトラデシル
、ヘキサデシル、オクタデシル、アイコシル、トリアコ
ンチル等がある。n−ドデシル基が好ましい。
アルキルチオアルカノイル部分において、−(CH)−
で示されるアルキレン基は炭素数1乃至約10、好まし
くは炭素数2fi乃至32″、そしてより好ましくは炭
素数2であり、すなわちnは1乃至約10、好ましくは
2乃至3の整数、そしてより好ましくはnは2である。
nが3乃至約10であれば、直鎖および分枝鎖アルキレ
ン基が包含される。
アルキルチオアルカノイル部分の実例には、3−オクチ
ルチオプロピオノイル 3−ドデシルチオプロピオノイル 3−トリデシルチオプロピオノイル 3−テトラデシルチオプロピオノイル 3−ヘキサデシルチオプロピオノイル 3−オクタデシルチオプロピオノイル 3−オクチルチオブチロイル 3−ドデシルチオブチロイル 3−トリデシルチオブチコイル 3−テトラデシルチオブチロイル 3−オクタデシルチオブチロイル 3−オクチルチオイソブチロイル 3−ドデシルチオイソブチロイル 3−オクタデシルチオイソブチロイル 4−オクチルチオブチロイル 4−トリデシルチオブチロイル 4−ヘキサデシルチオブチロイル 4−オクタデシルチオブチロイル 等がある。
アルキルチオアルカノイル部分の付加的実例には、 3−メチルチオプロピオノイル 3−エチルチオプロピオノイル 3−プロピルチオプロピオノイル 3−ペンチルチオプロピオノイル 3−へプチルチオプ口ピオノイル 3−メチルチオブチロイル 3−エチルチオブチロイル 3−プロピルチオブチロイル 3−ペンチルチオブチロイル 3−へブチルチオブチロイル 3−メチルチオイソブチロイル 3−エチルチオイソブチロイル 3−プロピルチオイソブチロイル 3−ペンチルチオイソブチロイル 3−へブチルチオイソブチロイル 4−メチルチオブチロイル 4−エチルチオブチロイル 4−プロピルチオブチコイル 4−ペンチルチオブチロイル 4−へブチルチオブチロイル 2−メチルチオアセトイル 2−エチルチオアセトイル 2−プロピルチオアセトイル 2−ペンチルチオアセトイル 2−へブチルチオアセトイル 2−オクチルチオアセトイル 2−デシルチオアセトイル 2−ドデシルチオアセトイル 2−テトラデシルチオアセトイル 2−ヘキサデシルチオアセトイル ゛2−オクタデシルチオアセトイル 5−メチルチオバレロイル 5−オクチルチオバレロイル 5−ドデシルチオバレロイル 5−テトラデシルチオバレロイル 5−ヘキサデシルチオバレロイル 5−オクタデシルチオバレロイル 6−メチルチオヘキサノイル 6−オクチルチオヘキサノイル 6−ドデシルチオヘキサノイル 6−テトラデシルチオヘキサノイル 6−ヘキサデシルチオヘキサノイル 6−オクタデシルチオデキサノイル 8−メチルチオカプリロイル 8−オクチルチオカプリロイル 8−ドデシルチオカプリロイル 8−テトラデシルチオカプリロイル 8−ヘキサデシルチオカプリロイル 8−オクタデシルチオカプリロイル 10−メチルチオデカノイル 10−オクチルチオデカノイル 10−ドデシルチオデカノイル 10−テトラデシルチオデカノイル 10−ヘキサデシルチオデカノイル 10−オクタデシルチオデカノイル 等がある。好ましいアルキルチオアルカノイル基は3−
n−ドデシルチオプロピオノイル基である。
弐Aで示される単一化合物中のアルキルチオアルカノイ
ル基は同一でも異なっていてもよい。従っで、yが2で
ある場合、式: %式%) で示される2個のアルキルチオアルカノイル部分は、た
とえば3−n−ドデシルチオプロピオノイルおよび3−
n−オクタデシルチオプロピオノイル基であればよく、
またyが3であれば、3個のアルキルチオアルカノイル
部分は、たとえば3−n−ドデシルチオプロピオノイル
、3−n−テトラデシルチオプロピオノイルおよび3−
n−オクタデシルチオブチロイル基であればよい。yが
2または3である場合、各アルキルチオアルカノイル部
分は3−n−ドデシルチオプロピオノイル基であるのが
好ましい。
式部分: で示される七ノーまたはジアルキル−4−ヒドロキシフ
ェニルアルカノイル部分中のR1およびR2に関し、式
Aにおける用語「α−分技非環式アルキル基」はフェニ
ル基に結合した炭素原子が更に非環式アルキル基の少な
くとも2個の他の炭素原子に結合している非環式アルキ
ル基を意味している。
それからR’およびR2を独立に選択することのできる
α−分技非環式アクリルアルキル基には、たとえばイソ
プロピル、t−ブチル、t−ペンチル、L−ヘキシル等
がある。R1およびR2のそれぞれはt−ブチルである
のが好ましい。弐Aによって示されるように、R1はヒ
ドロキシ基に対しオルトの位置にある。R2が水素以外
であれば、R1はヒドロキシ基に対しメタおよび同−環
のR1基に対してパラの位置に存在し、あるいは好まし
くはそれ以外の位置、すなわちヒドロキシ基に対しオル
トの位置に存在する。炭素数5乃至12のシクロアルキ
ル基であって、これからR1およびR2を選択し得るも
のには、たとえばシクロペンチル、シクロヘキシル、シ
クロオクチル、シクロドデシル等がある。
七ノーまたはジアルキル−4−ヒドロキシフェニル基、
すなわちフェノール基は、たとえば=(a) 3.5−
ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル、 (b) 3.5−ジ−メチル−4−ヒドロキシフェニル
、(c) 3.5−ジ−イソプロピル−4−ヒドロキシ
フェニル、 (d) 2.5−ジメチル−4−ヒドロキシフェニル、
(e) 3.5−ジエチル−4−ヒドロキシフェニル、
(r)3−イソプロピル−4−ヒドロキシフェニル、(
g)3−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル、(h)
2−メチル−4−ヒドロキシ−5−t−ブチルフェニル
、 (i)2−メチル−4−ヒドロキシ−5−イソプロピル
フェニル、 (j)3−メチル−4−ヒドロキシ−5−t−ブチルフ
ェニル、 (k)3−t−ペンチル−4−ヒドロキシフェニル、(
1)3−t−へキシル−4−ヒドロキシフェニル、(1
)3−メチル−4−ヒドロキシフェニル、(n)3−エ
チル−4−ヒドロキシフェニル等を包含する。
好ましいフェノール基は少なくとも1個のα−分技アル
キル基、たとえばイソプロピル、t−ブチル等をヒドロ
キシ基に対しオルトの位置に有している。
七ノーまたはジアルキル−4−ヒドロキシフェニル基は
、炭素数1乃至約7のアルカノイル単位に結合している
。アルカノイル単位の炭化水素部分は、−(CH)−で
示され、そして直鎖アルキレン基であるか、あるいはm
が31乃至約62@であれば、分枝鎖アルキレン単位で
あってもよい。
mが2であり、そしてアルカノイル基が3−プロピオニ
ルであるものが好ましい。
好ましい七ノーまたはジアルキル−4−ヒドロキシ基ェ
そルアルカノイル基は3−(3,5−ジ−t−ブチル−
4−・ヒドロキシフェニル)プロピオノイルである。
1.2または3個(整数Xにより定まる)のモノ−また
はジアルキルヒドロキシフェニルアルカノイル基のそれ
ぞれは酸素原子を介してペンタエリスリトールの炭素原
子に結合している。
式Aにより示される凡ゆる単一化合物中のモノ−または
ジアルキル−4−ヒドロキシフェニルアルカノイル基は
同一または異なっていてもよく、すなわちXが2または
3である場合、各R1はそれぞれ他のR1とは独立に選
択され、各R2はそれぞれ他のR2とは独立に選択され
、そして各mはそれぞれ他のmとは独立に選択されるも
のとする。従って、Xが2である場合、式: で示される2個のモノ−またはジアルキル−4−ヒドロ
キシフェニルアルカノイル基は、たとえば3−(3,5
−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオ
ノイルオキシおよび4−(3−イツプロビル−4−ヒド
ロキシフェニル)ブチロイルオキシ基であればよく、そ
してXが3であれば、3個のモノ−またはジアルキル−
4−ヒドロキシフェニルアルカノイルオキシ基は、たと
えば2個の直ぐ上に述べた基と3−(3−1−ブチル−
4−ヒドロキシフェニル)プロピオノイルオキシ基であ
ればよい。Xが2または3の場合、各モノ−またはジア
ルキル−4−ヒドロキシフェニルアルカノイルオキシ基
は3−(3,5−ジーし一フチルー4−ヒドロキシフェ
ニル)プロピオノイルオキシ基であるのが好ましい。
弐A中に包含される化合物には、たとえば:(1)ペン
タエリスリトール トリス(3−(3゜5−ジーter
 t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネー
ト]−モノ(3−n−ドデシルチオプロピオネート]、 (■)ペンタエリスリトール ビス[3−(3゜5−ジ
ーter t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロ
ピオネートクービス(3−n−ドデシルチオプロピオネ
ート〕、 (II[)ペンタエリスリトール モノ l:3− (
3゜5−ジーter t−ブチル−4−ヒドロキシフェ
ニル)プロピオネートクートリス〔3−n−ドデシルチ
オプロピオネート〕、 (TV)ペンタエリスリトール トリス[:3− (3
゜5−ジーter t−ブチル−4−ヒドロキシフェニ
ル)プロピオネート〕、 (V)ペンタエリスリトール ビス(3−(3゜5−ジ
ーter t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロ
ピオネ−トコ−モノ〔3−n−ドデシルチオプロピオネ
ート]、 (Vl)ペンタエリスリトール モノ (3−(3゜5
−ジーter t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)
プロピオネート]−ヒス(3−n−ドデシルチオプロピ
オネート]、 (■)ペンタエリスリトール モノ C3−(3゜5−
ジーtert−ブチルー4−ヒドロキシフェニル)プロ
ピオネート]−モノ 〔3−n−ドデシルチオプロピオ
ネート〕、 等がある。これらの化合物は以下で、それぞれ化合物I
、化合物■、化合物■、化合物■、化合物V、化合物■
および化合物■と称する。
上記式Aに包含される更に別の化合物は、たとえば次の
ようなものである。
(a)ペンタエリスリトール トリス(3−(3゜5−
ジメチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネ−トコ
−モノ 〔3−n−ドデシルチオプロピオネート〕、 (b)ペンタエリスリトール トリス(3−(3゜5−
ジ−イソプロピル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオ
ネート]−モノ〔3−n−ドデシルチオプロピオネート
〕、 (C)ペンタエリスリトール トリス(3−(2゜5−
ジメチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート]
−モノ〔3−n−ドデシルチオプロピオネート]、 (d)ペンタエリスリトール トリス(3−(3゜5−
ジエチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート]
−モノ〔3−n−ドデシルチオプロピオネート〕、 (e)ペンタエリスリトール トリス(3−(3゜5−
イソプロピル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネー
ト]−モノ〔3−n−ドデシルチオプロピオネート〕、 (f)ペンタエリスリトール トリス(3−(3−t−
7’チル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネ−トコ
−モノ〔3−n−ドデシルチオプロピオネート]、 (g)ペンタエリスリトール トリス(3−(2−メチ
ル−4−ヒドロキシ−5−L−ブチルフェニル)プロピ
オネ−トコ−モノ 〔3−n−ドデシルチオプロピオネ
ート]、(h)ペンタエリスリトール トリス(3−(
2−メチル−4−ヒドロキシ−5−イソプロピルフェニ
ル)プロピオネ−トコ−モノ〔3−n−ドデシルチオプ
ロピオネート]、(i)ペンタエリスリトール トリス
(3−(3−メチル−4−ヒドロキシ−5−t−ブチル
フェニル)プロピオネ−トコ−モノ〔3−n−ドデシル
チオプロピオネート]、(j)ペンタエリスリトール 
トリス(1−(3−シクロペンチル−4−ヒドロキシ−
5−も−ブチルフェニル)プロピオネート]−モノ 〔
3−n−ドデシルチオプロピオネート]、 (k)ペンタエリスリトール トリス(3−(3゜5−
ジ−シクロドデシル−4−ヒドロキシフェニル)プロピ
オネート]−モノ 〔3−n−ドデシルチオプロピオネ
ート〕、および (1)化合物(a)乃至(k)それぞれのアナ口−グで
あって、それら化合物中の3−(モノ−またはジアルキ
ル−4−ヒドロキシフェニル)アルカネート基のそれぞ
れ、たとえば化合物(a)中の3−(3,5−ジメチル
−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート基を別々に
その対応する 2−(モノ−またはジアルキル−4−ヒドロキシフェニ
ル)アセテート、 3−(モノ−またはジアルキル−4−ヒドロキシフェニ
ル)ブチレート、 3−(モノ−またはジアルキル−4−ヒドロキシフェニ
ル)イソブチレート、 4−(七ノーまたはジアルキル−4−ヒドロキシフェニ
ル)ブチレート、 5−(モノ−またはジアルキル−4−ヒドロキシフェニ
ル)バレレートおよび、 6−(モノ−またはジアルキル−4−ヒドロキシフェニ
ル)ヘキサネート基で置換したものである。
これらのアナローブは、たとえば化合物(a)の2−(
3,5−ジメチル−4−ヒドロキシフェニル)アセテー
トおよび3−(3,5−ジメチル−4−ヒドロキシフェ
ニル)ブチレート・アナローブ、すなわち、それぞれペ
ンタエリスリトール トリス(2−(3,5’−ジメチ
ル−4−ヒドロキシフェニル)アセテ−トコ−モノ−〔
3−n−ドデシルチオプロピオネート〕およびペンタエ
リスリトール トリス(3−(3,5−ジメチル−4−
ヒドロキシフェニル)ブチレートツーモノ−〔3−n−
ドデシルチオプロピオネート〕である。
式A中に含まれるその他の例証的な化合物には: (m)ペンタエリスリトール トリス(2−(3゜5−
ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)アセテ−ト
コ−モノ〔3−n−ドデシルチオプロピオネート]、 (n)ペンタエリスリトール トリス(3−(3゜5−
ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)ブチレート
ツーモノ〔3−n−ドデシルチオプロピオネート〕、 (0)ペンタエリスリトール トリス(3−(3゜5−
ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)イソブチレ
ートツーモノ(3−n−ドデシルチオプロピオネート〕
、 (p)ペンタエリスリトール トリス(4−(3゜5−
ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)ブチレート
ツーモノ〔3−n−ドデシルチオプロピオネート〕、 (q)ペンタエリスリトール トリス(5−(3゜5−
ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)バレレート
〕−モノ〔3−n−ドデシルチオプロピオネート〕、 (r)ペンタエリスリトール トリス(6−(3゜5−
ジーL−ブチルー4−ヒドロキシフェニル)ヘキサネー
ト〕−モノ〔3−n−ドデシルチオプロピオネート〕、 等がある。
当業者には、例証的化合物(a)乃至(r)のそれぞれ
は、単に存在している特定の七ノーまたはジアルキルヒ
ドロキシフェニルアルカネート基において化合物■と異
なっていることが明らかであろう、同様に、他の例示的
化合物は化合物■乃至■のそれぞれのアナローブであっ
て、その場合化合物(a)乃至(r)中のモノ−または
ジアルキルフェノール基のいずれかは、各化合物■乃至
■中に存在する1、2または3個の3.5−ジ−t−ブ
チル−4−ヒドロキシフェニル基のいずれか、または全
ての代わりに存在するものである。この種のアナローブ
には、たとえば(i)ペンタエリスリトール ビス(3
−(3,5−ジメチル−4−ヒドロキシフェニル)プロ
ピオネ−トコ−ビス〔3−n−ドデシルチオプロピオネ
ート〕ならびに(ii)ペンタエリスリトール モノ(
3−(3,5−ジ−t−7’チル−4−ヒドロキシフェ
ニル)プロピオネ−トコ−モノ(3−(3,5−ジ−イ
ソプロピル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオート〕
−ビス〔3−n−ドデシルチオプロピネート〕があり、
これらは化合物■のアナローブである。
式Aに包含される更に他の例示的化合物には、たとえば
次のようなものがある。
(S)ペンタエリスリトール トリスC3−(3゜5−
L−7’チル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネー
ト]−モノ (3−メチルチオプロピオネート)、 (1)  ペンタエリスリトール トリス(3−(3゜
5−t−7’チル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオ
ネ−トコ−モノ(3−エチルチオプロピオネート]、 (U)  ペンタエリスリトール トリス(3−(3゜
5−ジーも一ブチルー4−ヒドロキシフェニル)プロピ
オネート]−モノ〔3−プロピルチオプロピオネート〕
、 (V)ペンタエリスリトール トリス(3−(3゜5−
ジーも一ブチルー4−ヒドロキシフェニル)プロピオネ
ート]−モノ〔3−ブチルチオプロピオネート〕、 (W)ペンタエリスリトール トリス(3−(3゜5−
ジ−t−7’チル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオ
ネ−トコ−モノ〔3−ペンチルチオプロピオネート〕、 (X)ペンタエリスリトール トリス(1(3゜5〜ジ
ーt−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネ−
トコ−モノ 〔3−へキシルチオプロピオネート〕、 (y)ペンタエリスリトール トリスl’3− (3゜
5−ジーし一ブチルー4−ヒドロキシフェニル)プロピ
オネート]−モノ〔3−へブチルチオプロピオネート〕
、 (2) ペンタエリスリトール トリスC3−(3゜5
−’)−t−7’チル−4−ヒドロキシフェニル)プロ
ピオネ−トコ−モノ 〔3−オクチルチオプロピオネー
ト〕、 (aa)ペンタエリスリトール トリス[3−(3゜5
−ジ−t−7’チル−4−ヒドロキシフェニル)プロピ
オネ−トコ−モノ 〔3−デシルチオプロピオネート]
、 (bb)ペンタエリスリトール トリス(3−(3゜5
−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオ
ネ−トコ−モノ〔3−トリデシルチオプロピオネート〕
、 (CC)ペンタエリスリトール トリスC3−C’3゜
5−ジーむ−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピ
オネ−トコ−モノ 〔3−テトラデシルチオプロビオネ
ート〕、 (dd)ペンタエリスリトール トリス(3−(3゜5
−ジーも一ブチルー4−ヒドロキシフェニル)プロピオ
ネ−トコ−モノ〔3−ヘキサデシルチオプロピオネート
]、 (ee)ペンタエリスリトール トリス(3−(3゜5
−ジーL−ブチルー4−ヒドロキシフェニル)プロピオ
ネ−トコ−モノ〔3−オクタデシルチオプロピオネート
〕、 (ff)ペンタエリスリトール トリス(3−(3゜5
−ジーも−ブチルー4−ヒドロキシフェニル)プロピオ
ネ−トコ−モノ〔3−エイコシルチオプロピオネート〕
、 (gg)ペンタエリスリトール トリス(3−(3゜5
−ジーも一ブチルー4−ヒドロキシフェニル)プロピオ
ネート〕 −モノ 〔3−トコシルチオプロピオネート
〕、 (hh) ペンタエリスリトール トリス(3−(3゜
5−ジーし一ブチルー4−ヒドロキシフェニル)プロピ
オネ−トコ−モノ 〔3−トリアコンチルチオプロピオ
ネート〕、 (ii)化合物(s)乃至(z)ならびに(aa)乃至
(hh)のそれぞれのアナローブであって、その場合そ
れら化合物中の各3−アルキルチオアルカネート基、た
とえば化合物(s)中の3−メチルチオプロピオネート
基が別々にその対応する2−アルキルチオアセテート、
3−アルキルチオブチレート、3−アルキルチオイソブ
チレート、4−アルキルチオブチレート、5−アルキル
チオバレレート、6−アルキルチオへキサネート、8−
アルキルチオカプリレートおよび10−アルキルチオデ
カネートMにより置換されるもの。これらのアナローブ
には、たとえば化合物(s)の2−メチルチオアセテー
トおよび3−メチルチオブチレート・アナローブ、すな
わちペンタエリスリトール トリス(3−(3,5−ジ
ーし−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネ−
トコ−モノ−〔2−メチルチオアセテート〕およびペン
タエリスリトール トリス(3−(3,5−ジ−t−ブ
チル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネ−トコ−モ
ノ−〔3−メチルチオブチレート〕をそれぞれ含んでい
る。
弐Aによって包含されるその他の例示的化合物は、たと
えば以下のものである。
(jj)ペンタエリスリトール トリス(3−(3゜5
−ジーも一ブチルー4−ヒドロキシフェニル)プロピオ
ネ−トコ−モノ〔2−n−ドデシルチオアセテート〕、 (kk)ペンタエリスリトール トリス(3−(3゜5
−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオ
ネ−トコ−モノ 〔3−n−ドデシルチオブチレート〕
、 (11)ペンタエリスリトール トリス(3−(3゜5
−ジーむ一ブチルー4−ヒドロキシフェニル)プロピオ
ネ−トコ−モノ〔3−n−ドデシルチオイソブチレート
〕、 (mm)ペンタエリスリトール トリス(3−(3゜5
−ジーも一ブチルー4−ヒドロキシフェニル)プロピオ
ネ−トコ−モノ 〔4−n−ドデシルチオブチレート〕
、 (nn)ペンタエリスリトール トリス(3−(3゜5
−ジーL−ブチルー4−ヒドロキシフェニル)プロピオ
ネ−トコ−モノ 〔5−n−ドデシルチオバレレート〕
、 ((10)ペンタエリスリトール トリス(3−(3゜
5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピ
オネ−トコ−モノ 〔6−n−ドデシルチオヘキサネー
ト〕、 (pp) ペンタエリスリトール トリス(3−(3゜
5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピ
オネ−トコ−モノ 〔8−n−ドデシルチオカプリレー
ト〕、 (qq)ペンタエリスリトール トリス(3−(3゜5
−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオ
ネ−トコ−モノ (io−n−ドデシルチオデカネート
〕、 当業者には、例示的化合物(s)乃至(z)ならびに(
aa)乃至(qq)のそれぞれは、単に存在している特
定のアルキルチオアルカネート基において化合物Iと異
なっていることが明らかであろう、同様に、他の例示的
化合物は化合物■、■ならびにV乃至■のアナローブで
あって、その場合化合物(S)乃至(z)ならびに(a
a)乃至(qq)中のアルキルチオアルカネート基のい
ずれかが、各化合物■、■ならびに■乃至■中に存在す
る1、2または3個の3−n−ドデシルチオプロピオネ
ート基のいずれか、または全ての代わりに存在するもの
である。この種のアナローブには、たとえば(i)ペン
タエリスリトール ビス(3−(3,5−ジーし一ブチ
ルー4−ヒドロキシフェニル)プロピオネ−トコ−ビス
〔3−オクタデシルチオプロピオネート)、(ii)ペ
ンタエリスリトール ビス(3−(3,5−ジ−t−ブ
チル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネ−トコ−モ
ノ(3−n−ドデシルチオプロピオネ−トコ−モノ〔3
−オクチルチオプロピオネート〕、(ii)ペンタエリ
スリトール ビス(3−(3,5−ジ−t−ブチル−4
−ヒドロキシフェニル)プロピオネ−トコ−ビス〔2−
n−ドデシルチオアセテート〕、およヒ(iv)ペンタ
エリスリトール ビス(3−(3゜5−ジ−t−ブチル
−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネ−トコ−ビス〔
3−n−ドデシルチオブチレート〕があり、これらは化
合物Hのアナローブである。
式Aにより包含される更に他の例示的化合物には、 (1−a)ペンタエリスリトール トリス(2−(3゜
5−ジーし−ブチルー4−ヒドロキシフェニル)アセテ
−トコ−モノ〔2−n−ドデシルチオアセテート〕、 (1−b)ペンタエリスリトール トリス(3−(3゜
5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)ブチレ
ート〕−モノ 〔3−n−ドデシルチオブチレート〕、 (1−c)ペンタエリスリトール トリス(3−(3゜
5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピ
オネ−トコ−モノ(4−n−ドデシルチオブチレート]
、 (1−d)ペンタエリスリトール トリス[2−(3゜
5−ジーも一ブチルー4−ヒドロキシフェニル)アセテ
ート]−モノ(4−n−ドデシルチオブチレート〕、お
よび (1−e)ペンタエリスリトール トリス(2−(3゜
5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)アセテ
−トコ−モノ〔3−n−ドデシルチオプロピオネート]
、 があり、これらは化合物■のアナローブならびに化合物
■、■および■乃至■の対応するアナローブである。
化合物I乃至■のそれぞれは式A中に包含される化合物
のクラスおよび各サブクラスについての値x、yおよび
Zの特定の組合わせにより定義される化合物のその各サ
ブクラスの好ましい種類である。各化合物I乃至■に関
するx、yおよび2の値の組合わせならびにその相当す
るサブクラス(以下、サブクラスl、サブクラス■等と
称する)を下記表中に示す。
サブクラス 好ましい化合物 xyz サブクラス ■  化合物 I 310サブクラス ■
  化合物 ■ 220サブクラス ■  化合物 ■
 130サブクラス ■  化合物 IV301サブク
ラス V  化合物 V 211サブクラス ■  化
合物 ■ 121サブクラス ■  化合物 ■ 11
2これらサブクラス中の化合物は以下の式により表され
る。
(CHz−0−C−(C,1l12.、)−s−(c+
t Hzk、I>)(サブクラスI) R′ (CHz−0−C−(C,H2++ )−5−(Cよ)
[zk−+) :l z(サブクラス■) ν (CH2−0−C−(C,1l(z、)−5−(CkH
z□υ]。
(サブクラス■) R′ (サブクラス■) R′ (CH2−0−C−(C,)12.、)−5−(Ck 
)12に、I))(サブクラスV) (CI(z−0−C−(CnHz、1)−5−(Ci、
 Lk−+)] z(サブクラス■) (CH2−0−C−(C,,12,1)−S−(Ck 
H2□I)〕(サブクラス■) この種の各サブクラス中に含まれる化合物において、各
R1は第3ブチルであり、各R2は第3ブチルで、各R
2は同一のベンゼン環のR1に対しメタであることが好
ましい。更に、各サブクラスの化合物において、各mが
z、各nがz、そして各kが12であることも好ましい
化合物I乃至■のうち、化合物I、■および■が好まし
い。化合物Iおよび■はより好ましく、−力比合物■は
そのより顕著な多用性に関して最も好ましいものである
本発明の化合物は、通常酸化および/または熱劣化を受
ける有機物質の安定剤として有用である。
この種の有機物質には、たとえば合成有機高分子物質、
たとえばハロゲン化ビニルの重合から、あるいはハロゲ
ン化ビニルと不飽和再重合性化合物、たとえばビニルエ
ステル、α、β−不飽和エステル、α、β−不飽和酸、
α、β−不飽和ケトンまたはアルデヒドおよび不飽和炭
化水素、たとえばブタジェンおよびスチレン;ポリ−α
−オシフェン、たとえばポリエチレン、ポリプロピレン
、ポリブチレン(たとえば、ポリプメンー1)、ポリイ
ソプレン等との共重合から生成されたビニル樹脂類があ
り、更にα−オレフェン(たとえば、線状低密度ポリエ
チレン)のコポリマー;ポリウレタンであって、たとえ
ばポリオールと有機ポリエソシアネートとから調製され
るもの;ポリアミド、たとえばポリ(ヘキサメチレン 
アジパミド)およびポリカプロラクタム;ポリエステル
、たとえばポリ (メチレン テレフタレート):ポリ
カーボネート;ポリアセタール;ポリスチレン;ポリ(
エチレンオキシド)を包含し、そしてアクリロニトリル
、ブタジェンおよび/またはスチレンの共重合により生
成されるようなコポリマーならびに前述の物質、たとえ
ばブタジェンおよびスチレンのコポリマーを含む耐衝撃
性ポリスチレンの物理的混合物がある。本発明の化合物
により安定化させることのできる他の有機物質には、潤
滑油、たとえば脂肪族エステルタイプ、たとえばジ−ヘ
キシル アゼレート、ジー(2−エチルヘキシル)アゼ
レート、ジー(3,5,5−トリーメチル−ヘキシル)
グルタレート、ジ(3,5,5=トリメチルペンチル)
グルタレート、ジー(2−エチルヘキシル)−ピメレー
ト、ジー(2−エチルヘキシル)−アジペート、ジイソ
アミル アジペート、トリアミル トリカルバレート、
ペンタエリスリトール テトラカプロレート、ジプロピ
レングリコール ジペラルゴネート、1.5−ベンタン
ジオール ジー(2−エチルヘキサノエート)等;動物
および植物起源の油脂、たとえばアマニ油、メンヘーメ
ン油、たら肝油、ひまし油、オリーブ油、菜種油、ヤシ
油、パーム油、とうもろこし油、ごま油、落花生油、綿
実油、バター、脂肪、ラード、牛脂環;飽和および不飽
和炭化水素、たとえば天然および合成の両ガソリン、ジ
ェット燃料、デエゼル油、乾性油、ワックスおよび樹脂
類がある。
(上記の式Aにより示される化合物およびそれらの混合
物を含む)本発明に係る安定剤は、通常酸化および/ま
たは熱劣化を受ける有機物質用の安定剤として如何なる
安定化量においても使用することができる。その量はた
とえば、安定化組成物の約o、oos乃至約10重量%
であってもよい。ポリオレフエン、たとえば線状低密度
ポリエチレン、ポリプロピレンおよびポリ(ブテン−1
)に関して、その量は好ましくは約0.01%乃至約5
%、そしてより好ましくは約O,OS%乃至約1%であ
る。
スチレン−ジエン−スチレンのブロックコポリマー、た
とえばポリブタジェンまたはポリイソプレンの1個以上
のブロックを含むコポリマーに関して、その量は好まし
くは約0.05%乃至約10%、そしてより好ましくは
約0.1%乃至約1%である。
本発明安定剤は、単独あるいは他の安定剤または添加物
質、たとえばジラウリル−β−チオジプロピオネート、
ジステアリル−β−チオジプロピオネート、ペンタエリ
スリトール テトラキステン、ペンタエリスリトール 
テトラキス(β−ラウリルチオプロピオネート)、それ
らの混合物等と組み合わせて使用してもよい。
その他の酸化防止剤、オゾン劣化防止剤、熱安定剤、紫
外線吸収剤、着色剤、染料、顔料、金属キレート化剤等
もまた、本発明の組成物中で使用することができる。
亜りん酸エステルもまた、本発明の新規な安定剤化合物
を含む安定化組成物中で使用することができる。この種
の亜りん酸エステルには、ジアルキルホスファイト(た
とえば、ジステリアル ホスファイト、ジラウリル ホ
スファイト等);トリアルキル ホスファイト(たとえ
ば、トリラウリル ホスファイト、トリス(エチルヘキ
シル)ホスファイト等);およびトリス(アルカリール
) ホスファイト(たとえば、トリス(ノニルフェニル
)ホスファイト等)が包含される。
本発明の安定剤は高分子物質、たとえばポリオレフエン
、たとえばポリエチレン(特に線状低密度ポリエチレン
、すなわちLLDPE)ポリプロピレン、ポリ(ブメン
ー1)等;ならびにスチレン−ジエン・ブロックコポリ
マー、たとえばスチレン−ブタジェン−スチレンおよび
スチレン−イソプレン−スチレン・ブロックコポリマー
(特に、熱可塑性エラストマーであるブロックコポリマ
ー)を安定化させるのに、特に有用である。
本発明による安定化組成物は、周知の安定剤をこの種の
物質に配合する方法を利用することによりその安定剤を
安定化すべき有機物質中に配合することによって3周製
することができる。
本発明の化合物は(a)式(以下「弐B」と称する); (式中、RISRlおよびmは上記に同じである)で示
される少なくとも1つの七ノーまたはジアルキル−4−
ヒドロキシフェニルアルカン酸および(b)式(以下「
式C」と称する); (C)   (Ck Ih、M*+)−s−(art 
)12,1)−C−Of((式中におよびnは上記に同
じ、もしくは酸塩化物またはこの種酸の低級アルキルエ
ステルである)で示される少なくとも1つのアルキルチ
オアルカン酸の両者によりペンタエリスリトールC(C
H,OH)、のエステル化により調製することができる
エステル化は(i)上記酸、(ii)その酸塩化物また
は(ij)その低級アルキルエステルと同時に実施する
のが好ましい。酸による直接エステル化は酸性触媒、た
とえばp−)ルエンスルホン酸の存在下で行われる。こ
の反応により生成された水は蒸留によって、好ましくは
連続的に除去される。
上記酸の酸塩化物を利用する場合は、その反応は一般に
ピリジンのような酸スカベンジヤーであって、反応媒質
として機能し得るものの存在下で行われる。溶媒、たと
えばトルエンまたはクロロホルムは、反応媒質中の反応
体の溶解性を改良するために付加的かつ有利に使用され
る。
上記酸の低級アルキルエステルが使用される場合、その
反応はエステル交換触媒、たとえばアルカリ金属の水素
化物または低級アルコキシド、たとえば水素化リチウム
、水酸化リチウム、ナトリウムメトキシド、カリウム−
も−ブトキシド、それらの混合物等の存在下で実施され
る。これらの触媒は、触媒的有効量、好ましくはペンタ
エリスリトールのモル当たり約0.01乃至約0.3モ
ル当量をもって使用される。ナトリウムメトキシドが好
ましい。
本発明化合物の調製は、上記酸の低級アルキルエステル
、たとえばそのメチルおよびエチルエステルによるペン
タエリスリトールエステル交換によって行われるのが好
ましい。メチルエステルが好ましい。このエステル交換
反応は、高温および接触的有効量におけるエステル交換
触媒の存在を包含するエステル交換条件下で遂行される
好ましいのはこのエステル交換反応が、反応体およびこ
れら反応体の少なくとも1種類そして好ましくは全てに
ついての、少なくとも溶解量の不活性溶媒ならびにエス
テル交換触媒を含有する溶液中で行われることである。
ジメチルホルムアミド(DMF)は不活性溶媒として好
ましい。しかし、不活性溶媒は任意のものである。
弐Bで示される多くのモノ−またはジアルキル−4−ヒ
ドロキシフェニルアルカン酸ならびにそれらの低級アル
キルエステル、たとえばメチルおよびエチル3−、(3
,5−ジーter t−ブチル−4−ヒドロキシフェニ
ル)プロピオネートは式Aで示される化合物を調製する
に際して利用される反応条件下で劣化を受は易い。これ
らの酸および低級アルキルエステルは、従来知られた安
定剤、たとえばフェノール安定剤、たとえばペンタエリ
スリトール テトラキス−テンを添加することによりこ
の種の劣化に抗して有利に安定化される。この種の安定
剤は、本発明の化合物を調製するに際して用いられる反
応混合物に直接添加される酸または低級アルキルエステ
ル(あるいはそのモノ−またはジアルキルフェノール前
駆体、たとえばモノ−またはジアルキルフェノール)と
別々に混合してもよく、あるいはこれら方法の組合わせ
を用いてもよい。フェノール安定剤は、如何なる安定化
量、たとえば酸または低級アルキルエステル(あるいは
七ノーまたはジアルキルフェノール前駆体)のモル当た
りそのフェノールとドロキシ基の約0.01乃至約0.
1モルをもって使用してもよい。
エステル交換反応は、如何なる適当な温度、たとえ約8
0°C乃至約220°C1かつ如何なる適切な圧力、た
とえば約0.1乃至約760mmHgあるいはそれ以上
で、如何なる適切な時間、たとえば約3時間以下乃至約
20時間以上に亘って行ってもよい。反応の完了に要す
る時間は、特定の反応体およびその濃度、触媒およびそ
の濃度、溶媒、温度ならびに用いられる圧力により左右
されるけれども、この反応は通常約6乃至約10時間以
内に略完了する。
エステル交換反応は好ましくは2相において実施される
。最初もしくは第一の相において、反応は撹拌を伴い、
かつ(a)不活性ガス状ブランケット、すなわち使用さ
れる反応体、触媒および溶媒に対し、また生成される生
成物に対し少なくとも実質的に不活性であるブランケッ
ト下で、更に(b)大気圧(すなわち、約760mmH
g)において行うのが好ましい、窒素は好ましい不活性
ガス状媒質である。窒素またはその他の不活性ガス状媒
質の流れをして、液体反応混合物上方の薫気帯域を通過
させるのが好ましく、それによってエステル交換中に生
成する低級アルカノールを除去するものである0反応の
第−相は、(a)最初に存在したペンタエリスリトール
中の一〇H基の合計モル当量、および(b)最初に存在
した低級アルキルエステル中のカルボキシアルキル基の
合計モル当量のいずれか少ない方の25乃至50%以上
に相当する合計モル当量における低級アルカノールの除
去によって終結する。この量の除去は通常約3乃至約5
時間以内に行われる。
その後、第二の相において反応は好ましくは撹拌を伴っ
て、減圧上不活性ガス状ブランケットの存在または不存
在下で継続される。減圧は溶媒および低級アルカノール
を除去し、そして所望の生成物の量を増加させる目的で
利用される。第二相にとって適切な減圧は約絶対50m
−H,以下、たとえば絶対20乃至約50msHgであ
る。絶対20mmHg未満の圧力が効果的であるが、得
られる効果はそのかけた費用を埋め合わせるには一般に
不十分である。
反応の第二相は通常約3乃至約8時間で終結する。
反応混合物中の弐Bで示されるモノ−またはジアルキル
ヒドロキシフェニルアルカン酸(以下、時により「フェ
ノール酸」と称する)の低級アルキルエステル対式Cで
示されるアルキルチオアルカン酸(以下、時により「硫
黄含有酸」と称する)低級アルキルエステルのモル比は
約0.8  : 1乃至約1.2  : 1、好ましく
は1:lであればよい。
合計モル比、すなわち(a)(i)フェノール酸の低級
アルキルエステル+(ii)硫黄含有酸の低級アルキル
エステルの合計モル対(b)ペンタエリスリトールのそ
れの比は、たとえば約4.8  : 1もしくはそれ以
上乃至約1.6  : 1であればよい。その合計モル
比は約4.os:tであるのが好ましい。
弐Bのフェノール酸エステル対式Cの硫黄含有酸エステ
ルのモル比が約0.8  : 1乃至約1.2  : 
1である場合、合計モル比4:1以上および長い反応時
間(たとえば、反応の第一および第二相における5乃至
6時間以上)は−船に弐への化合物の量の増加をもたら
すが、この場合、(a)  xは3そしてyは1、(b
) xは2そしてyはz、および(C) Xは1そして
yは3であり、たとえばそれぞれ(a)化合物■、(b
)化合物■そして(c)化合物■である。
−Mに、Xが2で、かつyが2である式Aの化合物、た
とえば化合物■(本発明の最も好ましい化合物)の増量
は一以下の実施例1においてより詳細に例示されるよう
に−、触媒としてのアルカリ金属の低級アルコキシドの
高濃度(たとえば、ペンタエリスリトールのモル当たり
ナトリウムメトキシドまたはカリウムter t−ブト
キシド約0.2モル当量);長い反応時間(たとえば、
少なくとも合計10時間);高い反応温度(たとえば、
少なくとも135°C);および反応の第二相における
非常に低い圧力(たとえば、5乃至20mmHg)を組
み合わせて利用することによるエステル交換反応を実施
して達成されるものである。
弐Aにより示される2種類以上の混合物が、典型的にエ
ステル交換から得られることが判明している。多くの用
途に関して、2種類以上の得られた式Aの化合物は分離
させる必要がない。それは、この反応生成物混合物が非
常に有効な安定剤だからである。一般に、エステル交換
中に反応混合物内に存在するかも知れないその他の安定
剤は、該混合物による有機物質の安定化に先立って、得
られた反応生成物混合物から除去する必要はない。
所望により、式Aの1種類以上の化合物をこの種の混合
物から回収して、安定剤として別々に使用してもよい。
所望のように、2種類以上の回収した化合物を混合して
効果的な安定剤混合物を形成してもよい。混合は、所望
化合物をその溶媒(たとえば、ヘキサン、アセトンまた
はトルエン)に撹拌しながら添加し、そしてその溶媒を
得られた溶液から、好ましくは減圧下で除去することに
より行えばよい。混合はまた、液体混合についての周知
の方法を、好ましくはそれら化合物の粘度を減少させる
ために有効な温度(たとえば、50’乃至80’C)で
、利用することにより行ってもよい。
本発明の他の特徴において、上に示したように、少なく
とも2種類の同一ではない本発明の化合物から成る混合
物が提供される。この混合物は:(A)上記一般式Aに
よって示される第一の化合物と、 (B)第一化合物と第二化合物とが同一ではないという
条件に従う一般式で示される第二化合物とを含んで構成
される。第一化合物の弐における各x、y、z、各m1
各n、各に1各R1およびR2は第二化合物の弐におけ
る各x、y、z、各m、各n、各k、各R1およびR2
とはそれぞれ独立に選択される。第一および第二化合物
のそれぞれは、たとえば化合物の合計重量基準で約1以
下乃至約99重量%以上の量をもって存在することが可
能である。
容筒−および第二化合物は、もしその混合物が、通常酸
化崩壊を受は易い有機物質を安定化させるのに有効であ
れば、如何なる量において存在することも可能である。
本発明の化合物が、本発明による混合物中に有効に存在
し得る割合に関して、何らの知られた数値的限界も存在
しない。
本発明の好ましい混合物において、第一および第二化合
物はそれぞれサブクラス■およびサブクラスHの化合物
である。この混合物は、以下「混合物A」と称する。こ
れらの化合物において、各R1は第3ブチル、各R2は
第3ブチル、そして各R2は同一環上のR1に対してメ
タであることが好ましい。
更に、これらの化合物中、各mはz、各nはz、そして
各には12であることも好ましい。有利なのは、第三化
合物が第一化合物の1重量部当たり約0.2乃至約3.
2重量部存在することである。第一および第二化合物は
それぞれ化合物■および化合物■であるのが好ましい。
混合物Aは更に第三の化合物としてサブクラス■の化合
物を含んでいてもよい。第三化合物が包含されている場
合、この混合物を以下「混合物A−1」と称する。第三
化合物の式中のR1,Rz、mのそれぞれ、各nおよび
各には、第一および第二化合物に関する式中の各地のR
1、Rz、m、nおよびkとは独立に選択される。各第
−1第二および第三化合物は、これら化合物の、たとえ
ば合計重量基準で約1以下乃至約99重量%以上の量を
もって存在してもよい。これらの化合物において、各R
1は第3ブチル、各R2は第3ブチル、そして各R2は
同一環上のR1に対してメタであることが好ましい。更
に、これらの化合物中、各mはz、各nはz、そして各
には12であることも好ましい。有利なのは、第二化合
物が第一化合物の1重量部当たり約0.2乃至約3.2
重量部存在し、そして第三化合物は第一化合物の1重量
部当たり約2.6重量部存在することである。第一、第
二および第三化合物はそれぞれ化合物■、化合物■およ
び化合物■であるのが好ましい。
混合物A−1は更に少なくとも1個の付加的化合物とし
てサブクラス■、サブクラス■およびサブクラス■の化
合物から選択される少なくとも1個の2−(トリー置換
)エタノール化合物を含んでいてもよい。それから1個
以上の付加的化合物が選択される化合物についての式な
らびに第一、第二および第三化合物に関する式において
、各R1は各地のR1とは独立に選択され、各R2は各
地のR1とは独立に選択され、各mは各地のmとは独立
に選択され、各nは各地のnとは独立に選択され、そし
て各には各地のkとは独立に選択されるものとする。各
含有される化合物は、これら含有化合物の、たとえば合
計重量基準で約1以下乃至約99重量%以上の量をもっ
て存在してもよい。有利な実施態様において、混合物A
−1は更にサブクラス■、サブクラス■およびサブクラ
ス■中の2個の異なったサブクラスのそれぞれからの少
なくとも1個の化合物を包含する少なくとも2個のこの
種付加的化合物を含んでいる。他の有利な実施態様にお
いて、混合物A−1はサブクラス■、サブクラスVおよ
びサブクラス■のそれぞれからの少な(とも1個の化合
物を包含する少なくとも3個のこの種の付加的化合物を
含んでいる。最後に述べた実施態様における混合物は、
以下「混合物A−2」と称する。これら付加的化合物の
混合物のそれぞれにおいて、各R1は第3ブチル、各R
2は第3ブチル、そして各R2は含有化合物中の同−環
のR1に対してメタであることが好ましい。更に、これ
ら含有化合物中、各mはz、各nはz、そして各には1
2であることも好ましい。有利であるのは、混合物A−
2において、第一化合物の1重量部当たり、第二化合物
が約0.2乃至約3.2重量部の量をもって存在するこ
と、第三化合物が約0.05乃至約2.6重量部の量を
もって存在すること、サブクラス■の化合物が約0.0
1乃至約4.4重量部の量をもって存在すること、サブ
クラス■の化合物が約0.05乃至約5.8重量部の量
をもって存在すること、そしてサブクラス■の化合物が
約0.1乃至約10重量部の量をもって存在することで
ある。これらの付加的化合物混合物において、化合物■
、化合物■および化合物■はそれぞれサブクラス■、サ
ブクラスVおよびサブクラス■の好ましい化合物である
混合物A−2は、別の含有化合物として更にサブクラス
■の化合物を含んでいてもよい。この化合物に関する式
ならびに本実施態様中に包含される他の化合物の式にお
いて、各R1は各地のR1とは独立に選択され、また各
R1は各地のR1とは独立に選択されるものとする。各
1171は第3ブチル、各R2は含有化合物中の同−環
のR1に対してメタであることが好ましい。更に、これ
ら含有化合物中、各mはz、各nはz、そして各には1
2であることも好ましい。有利であるのは、この混合物
において、第一化合物の1重量部当たり、第二化合物が
約0゜2乃至約3.2重量部の量をもって存在すること
、第三化合物が約0.05乃至約2.6重量部の量をも
って存在すること、サブクラス■の化合物が約0.01
乃至約4.4重量部の量をもって存在すること、サブク
ラスVの化合物が約0.05乃至約5.8重量部の量を
もって存在すること、サブクラス■の化合物が約0.1
乃至約10重量部の量をもって存在すること、そしてサ
ブクラス■の化合物が約1.8重量部まで、たとえば約
0.01乃至約1.8重量部の量をもって存在すること
である。混合物A−2において、サブクラス■の任意に
含有される化合物は化合物■であるのが好ましい。
−I’GにサブクラスI乃至■の化合物(たとえば、化
合物■乃至■)は、弐BおよびCで示される酸の低級ア
ルキルエステルによるペンタエリスリトールのエステル
交換から得られる反応生成物混合物中に、サブクラス■
の化合物1分当たり下記表の(a) !!ii中に示さ
れる量をもって存在すればよい。
好ましい量およびより好ましい量は該表のそれぞれ(b
)および(c) @に示されている。
景−一!−−固 サブクラス  (a)     (b)    (c)
1     1.0    1.0   1.0II 
    0.2 −3.2   0.4−2.2  0
.9−1.8m     0.05−2.6   0.
1−1.3  0.5−0.7rV     0.01
−4.4  0.05−1.0  0.1−0.3V 
    O,05−5,80,1−2,(10,2−0
,5VI     O,1−10,(10,15−2,
50,2−0,8■       O−1,80−0,
90−0,に1びりN1人 式Aで示される1種類以上の化合物は、上記のようにし
て調製された2種類以上の、この種化合物を含有する反
応混合物から以下の好ましい回収方法を利用して回収す
ることができる。
ヒへ1 ■、■および■ 化合物■、■および■(および/または値X、yおよび
2について同様な組合わせを有するそれらのアナローブ
)は以下のように回収することができる。
シリカゲル(230−4(10メツシユ)10重量部で
装填され、かつ塩化メチレンで満たされた垂直カラムの
頂部に、塩化メチレン1容量部中に分離された反応混合
物の溶液1重量部を導入する。導入された溶液は、その
後溶離容量(たとえば、v:J50容量部)の塩化メチ
レン、すなわち実質的にアルコール化合物、たとえば化
合物■、■、■および■(ならびに値x、yおよび2に
ついて同様な組合わせを有するそれらのアナローブ)を
除外して、優先的に化合物I、■および■(および/ま
たはそれらの上記アナローブ)を溶離するのに有効であ
る塩化メチレンを導入することにより溶離される。有効
溶離容量は、凡ゆる与えられた条件の一組に関して、た
とえば分析用高性能液体クロマトグラフ法(HPLC)
による溶離物質の分析から容易に決定することが可能で
ある。得られた溶離溶液は収集され、かつ塩化メチレン
は減圧下でそれから除去される。
得られた残渣は塩化メチレン(たとえば、残渣1部当た
り約1.7容量部)中に溶解される。得られた溶液をシ
リカゲル・カラムを備えた分取HP L C装置、たと
えば〔マサチューセッツ州、ミルフォードのウォーター
ズ・カンパニー(Waters Company)から
市販され、かつ「シリカ・プレツブ・パンク(Sili
ca Prep Pak) 5(10 Jカラムを備え
た)「ウォーターズ・プレツブ5(10 HPLCJ内
に注入する。その後、注入溶液は塩化メチレンの高圧流
によって(上記「ウォーターズ・プレツブ5(10 H
PLC」に関して1(10 d/分の速度において)溶
離される。溶離の過程は屈折率により監視され、そして
塩化メチレン中の別々の化合物について得られた別々の
溶離画分は別々に回収される。その後、塩化メチレンは
減圧下で各種の両分から除去されて、所望の分離生成物
、たとえば化合物I、■および■を別々の残渣として得
る。生成物の純度は、各分離残渣について前述の分取H
PLC処理を別々に反復することにより高めることがで
きる。
化合物■、■、■および■ 化合物■、■、■および■(ならびに値x、 yおよび
2について同様な組合わせを有するそれらのアナローブ
)は上記分離法の変形により以下のように回収すること
ができる。化合物I、■および■(および/またはそれ
らのアナローブ)を垂直カラムから溶離した後、アルコ
ール化合物■、■、■および■(および/または前述の
それらアナローブ)は塩化メチレンの溶離容量の代わり
に酢酸エチルの溶離容量によってグループとして溶離さ
れる。得られた溶離溶液を、新しく供給された同様なシ
リカゲル10部をもって充填された同様なカラムの頂部
に導入し、そして塩化メチレン99%およびアセトニト
リル1%から成る混合物の溶離容量(たとえば、約2(
10容量部)をもって溶離する。第一番目に溶離した両
分、すなわち分計用HPLCにより測定したとき化合物
■、■および■(および/またはそれら前述のそれらア
ナローブ)に富んだ溶液が収集される。もし、この混合
物が化合物■(および/または値x、yおよび2につい
て同様な組合わせを有するそれらの1個以上のアナロー
ブ)を含有していれば、その後このカラムを塩化メチレ
ン70%およびアセトニトリル30%から成る混合物の
溶離容N(たとえば、約1(10容量部)をもって溶離
し、それによって化合物■(および/またはその上記1
個以上のアナローブ)に富んだ第二の画分を溶離する。
第二画分中の溶媒は減圧下に除去されて、化合物■およ
び/またはその上記1個以上のアナローブに富んだ残渣
を得る。
第一両分溶液は部分的溶媒除去によって、すなわち、分
取HPLC装置、たとえば「ウォーターズ・プレツブ5
(10 HPLCJ内に注入し、その後上記のように、
但し、塩化メチレンの代わりに塩化メチレン98%およ
びアセトニトリル2%から成る溶媒混合物を高圧流とし
て使用することにより効果的に濃縮される。溶離過程は
分析用HPLCにより監視され、そしてこの溶媒混合物
中の別々の化合物について得られた別々の溶離画分は別
々に回収される。
減圧下での回収画分からの溶媒混合物の除去が、所望の
分離生成物、たとえば化合物■、化合物■および化合物
■を別々の残渣としてもたらす。生成物アッセイは、各
分離残渣についてこの分取HPLC処理を別々に反復す
ることにより高めることができる。
垂直カラムからの上記第二両分は、塩化メチレン90%
およびアセトニトリル10%から成る溶媒混合物を高圧
流として使用すること以外は同様な分取HPLCを受け
、それによってたとえば、化合物■においてより高いア
ッセイの生成物を得るものである。
本発明の安定剤、すなわち化合物およびその混合物は通
常非常に可溶性で、中程度に粘稠な液体(23°C以上
の温度において)であり、それ故にこれは、有機高分子
物質およびその他の有機物質を安定可させるために従来
提案されて来たような固体化合物および固体混合物にお
けるよりも可成り顕著な容易さならびに添加の制御を伴
って有機物質に対し有利に添加することが可能である。
化合物■を含み、または含まずに化合物■乃至■を含ん
で構成される本明細書中に記載の混合物は、(たとえば
、ヘキサンを包含する)脂肪族炭化水素ならびに技術的
に大量に使用される他の有機溶媒(たとえば、トルエン
、アセトン、クロロホルムおよびメタノール)中で非常
に可溶性であることが予期せず判明した。たとえば、以
下の実施例中に述べられる混合物は23°Cにおいて、
ヘキサン、トルエン、アセトンおよびクロロホルムの1
(10g当たり1(10gを超える量において、また同
一基準でメタノールにおいては約30g以上が可溶であ
ることが予想外に、かつ有利に判明した一方、都合のよ
いことには本質的に水には可溶性である(同一基準で0
.01 g未満)ことが判明した。本発明の安定剤は、
液状添加剤のポンプ輸送、調合または供給を要し、もし
くは望む技術的工程、たとえば溶液重合工程において利
用するのに非常に適している。
従って、本発明は上記し、かつデクスター、スパイヴア
ックおよびスティンバーブ(Dexter 、 5pi
vack and Steinberg)により米国特
許第3.779.945号中で、彼らの米国特許第3.
644.482号中に記載されたエステルに関するコメ
ントで述べられた欠点を克服することができる。
エステル交換における反応体として使用されるフェノー
ル酸の低級アルキルエステルおよび硫黄含有酸の低級ア
ルキルエステルは、それぞれフェノール酸の2種類以上
の低級アルキルエステルから成る混合物および硫黄含有
酸の2種類以上の低級アルキルエステルから成る混合物
であってもよい、この種の混合物は、2種類以上の異な
ったモノ−またはジアルキルヒドロキシフェニルアルカ
ノイル部分および2種類以上の異なったアルキルチオア
ルカノイル部分を有する式Aの化合物をもたらす。
それらの酸およびエステルの多くはしられているもので
ある弐Bで示される酸およびその低級アルキルエステル
はアルキル化フェノールから容易に合成することができ
る。mが1である場合の式Bの酸は、たとえばアルキル
フェノール〔たとえば、フェルベイ(F i 1 be
いにより米国特許第2.838゜571号中に出発原料
として記載されたアルキルフェノール〕のクロロメチル
化、引き続く得られた中間体のシアン化ナトリウムまた
はカリウムによる反応、そして得られたアルキルヒドロ
キシフェニルアセトニトリルの加水分解によって調製す
ることができる。この種の調製についてはより詳細に、
Izv、Akad、Nauk 5SSR,Ser、Kh
im、 1965(2)第376−378頁(V、V、
Er5hovおよび1.S、Belostotskya
)ならびにここに参考として引用するものとする「ヒン
ダードフェノール系のヒドロキシフェニル酢酸の合成(
Synthesis of hydrokypheny
laceticacids of the hinde
red phenol 5eries) 」ケミカフL
/ ・7ブストラクツ、Vol、 62.1965年、
14563h14564a中に例示されている。mが2
である場合の弐Bの酸の低級アルキルエステルは、デク
スター他の米国特許第3.247.240号により説明
される方法に従ってアルキルフェノールのカルバニオン
とアクリル酸の低級アルキルエステルとの反応により調
製することができる。mが3以上である場合の弐Bの酸
は、クロロホルミルアルカン酸の低級アルキルエステル
によるアルキルフェノールのフリーデル・タラフッ−ア
ルキル化、得られたエステルの対応する酸への加水分解
、および得られた酸の、たとえばタレメンゼン還元によ
る還元によって容易に調製することができる。mが3以
上である場合の弐Bによって示される酸の低級アルキル
エステルは、上記のフリーデル・タラフッ−アルキル化
により得られたエステルの還元、たとえばクレメンゼン
還元により調製することができる。
弐Bにより示される酸の酸塩化物は、塩化チオニルの使
用によって酸から得られるのに対し、対応する低級アル
キルエステルは上記のように、あるいは酸から周知のエ
ステル化法によって得られるものである。
これら出発原料の調製に関する種々の進路の代表的なも
のは下記の手順によるものである。
(A)メチル 3−(3,5−ジーL−ブチルー4−ヒ
ドロキシフェニル)プロピオネート(以下、時によりr
 M)IcE Jと称する)。 −機械的撹拌機、不活
性ガス用入口、温度計、凝縮器および滴下漏斗を備えた
フラスコ中の乾燥も一ブチルアルコール5(10容量部
に、カリウム金属2.1部を添加する。
付随して起こる反応が完了した後、2.6−ジーL−ブ
チルフェノール37.3部を添加し、引き続き迅速にメ
チルアクリレート17.7部を添加する。撹拌した反応
混合物を50°Cに18時間加熱し、そして放冷する。
溶媒を減圧下で除去し、そしてその残留素材を希塩化水
素酸の添加により中和する。次いで、この混合物をエチ
ルエーテル各2(10容量部の二つの部分によって抽出
する。−緒にしたエーテル抽出物は各1(10容量部の
三部分の水により洗浄し、次いで無水硫酸ナトリウムに
より乾燥する。
このエーテル層を濾過によって除去し、そして蒸気浴上
で濃縮する。次に、この残留油状素材を真空蒸留する。
125−130°C10,lmmHgで収集した留分は
放置によって結晶して、メチル 3− (3゜5−ジー
し一ブチルー4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート
、M、P、 63.0−64.5°Cを得る。ヘキサン
からの再結晶は白色固体、M、P、66”−66,5°
Cをもたらす。
上記工程におけるz、6−ジーt−ブチルフェノールの
2−メチル−6−L−ブチルフェノール、2゜6−イツ
ロピルフエノール、2−t−ブチル−5−メチルフェノ
ール、2−t−ブチルフェノールおよび2−シクロヘキ
シルフェノールによる置換は、それぞれメチル 3−(
3−メチル−4−ヒドロキシ5−t−ブチルフェニル)
プロピオネートB、P、 136−144°C/ 0.
 O2mmHg、メチル 3−(3,5−ジ−イソプロ
ピル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネ−)B、P
、130−132°C10゜4mmHg 、メチル 3
−(2−メチル−4−ヒドロキシ5−t−プチルフニル
)プロピオネートM、P。
75.5−77.5°C,メチル 3−(3−ブチル−
4−ヒドロキシフェニル)プロピオネ−)M、P、 1
46−147°C1およびメチル 3−(3−シクロヘ
キシル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネートをも
たらす。上記工程におけるメチルアクリレートのエチル
アクリレートによる置換は応対するエチルエステル、た
とえばエチル 3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒ
ドロキシフェニル)プロピオネート(以下、時によりr
 EHCE Jと称する)を生ずる。MHCEを調製す
る別の進路は次に説明するようなものである。上記の典
型的な進路またはMHCEill製手順に従うものとす
るが、但しt−ブチルアルコールの量は8.5重量部と
し、カリウム tert−ブトキシドをカリウム金属の
代わりに添加し、それにより代表的方法の「付随反応」
を未然に阻止し、約0.04部のハイドロキノンを2.
6−ジーし一ブチルフェノール添加と同時に加えるが、
これが別進路の第一工程であり、添加メチルアクリレー
トの量は約25.5部であり、撹拌した反応混合物は、
添加したz、6−ジーt−ブチルフェノールの少なくと
も所望部分(たとえば、90%)力<MHCHに交換(
その混合物を高性能液体クロマトグラフィー分析により
測定した場合)されるまで、約87°Cに加熱するもの
とする。減圧下で、溶媒(たとえば、L−ブチルアルコ
ール)を除去して得られるMHCE含有残留素材を、以
下に述べる実施例中で式AのMICE−誘導化合物調製
用のMHCE源として使用したが、この場合上記の代表
的方法で述べた事後工程(中和乃至再結晶)を用いない
ものとする。MHCE調製のための別の進路におけるメ
チルアクリレートの等モル量のエチルアクリレートによ
る置換EHCESJi製用の別の進路をもたらすもので
ある。同様な方法により、溶媒除去により得られるEI
CE含有残留素材を以下の実施例中でEHCE源として
使用した。溶媒除去工程もまた、これらの別進路におい
ては残留アクリレートエステルを除去する結果となるこ
とが理解される。
(B)  エチル α−(3,5−ジーし一ブチルー4
−ヒドロキシフェニル)イソブチレート。
−機械的撹拌機、不活性ガス用入口、温度計、凝縮器お
よび滴下漏斗を備えた適当なフラスコ中の乾燥t゛−ブ
チルアルコール2(10容量部に、カリウム L−ブト
キシド22.4部、2.6−ジーし一ブチルフェノール
41.2部およびトリエチレングリコール ジメチルエ
ーテル50容量部を添加する。
暗緑色溶液を撹拌し、そしてt−ブチルアルコール50
部中等モル量分のエチル α−ブロモ−α−メチルプロ
ピオネートの溶液を滴下法で20−60分に亘り添加す
る。添加が完了した後、その反応を1時間還流させ、次
いで溶液を中性とする。反応混合物を水に注ぎ、そして
エーテルで抽出する。
そのエーテル溶液は水で洗浄し、かつ乾燥し、゛そして
蒸留によりエーテルを除去し、生成物は一真空蒸留によ
り単離される。別にメチル 2−(3,5−ジーt−ブ
チル−4−ヒドロキシフェニル)−2,2−ジメチルア
セテートとも命名される対応するメチルエステルはメチ
ル α−プロモーα−メチルプロピオネートからも同様
に得られる。
エチル α−ブロモプロピオネートを使用する同様な態
様において、エチル2−(3,5−ジーし一ブチルー4
−ヒドロキシフェニル)プロピオネート、門、P、54
−56°Cが得られる。
(C)   7−(3−メチル−5−t−ブチル−4−
ヒドロキシフェニル)へブタン酸。−冷却した(−5°
C)、エチレンクロリド1(10容量部中エチル6−ク
ロロホルミル ヘキサノエート103部から成る溶液に
、撹拌しながら粒状無水塩化アルミニウム133部を迅
速に添加する。次に、この混合物にエチレンクロリド5
(10部中2−メチル−6−t−ブチルフェノール88
部から成る溶液を添加する。この反応混合物を一5°C
で5時間撹拌し、次いで緩慢に一晩で室温に達するよう
にする。
この時間の最後に、この物質を氷の上に注ぎ、6Nの塩
化水素酸で酸性とし、そしてエーテルで抽出する。−緒
にした抽出物は水、希炭酸水素ナトリウム水溶液および
飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で次々に洗浄される。硫
酸ナトリウムにより乾燥した後、溶媒は減圧下で除去さ
れて、エチル 6−(3−メチル−5−t−ブチル−4
−ヒドロキシベンゾイル)ヘキサノエートを得るが、こ
れはメタノール中の過剰の水酸化カリウムにより鹸化さ
れている。この反応混合物の酸性化の後、6−(3−メ
チル−5−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)ヘキ
サン酸を含む固体に対し、マーチン(Martin) 
(J、A、C,S、 58.1438(1936年)〕
により変形されたようなタレメンゼン還元を施して、7
−(3−メチル−5−t−ブチル−4−ヒドロキシフェ
ニル)へブタン酸を得るが、これはエタノールおよびp
−トルエンスルホン酸によりエステル化されて、対応す
るエチルエステルをもたらす。
このフリーデル・クラフッ反応の変形において、塩化ア
ルミニウムの存在下2.6−ジ−メチルフェノールはア
クリロニトリルで処理されて、3−(3,5−ジメチル
−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネートをもたらす
。これの加水分解ならびにメタノールとp−)ルエンス
ルホン酸による得られた遊離酸のエステル化の結果、メ
チル3−(3,5−ジ−メチル−4−ヒドロキシフェニ
ル)プロピオネ−)M、P、70−83°Cが得られる
式Cで示される酸の低級アルキルエステル、たとえばメ
チル 3−n−ドデシルチオプロピオネートは値nおよ
びkの凡ゆる組合わせであって、この場合nが2乃至約
10であるものに関して、式’     (CX H!
に−1)  SH(式中、kは上記と同じ)で示される
アルキルメルカプタンを式: %式% (式中、rはn−2に等しい整数、nは上記と同じ、そ
してR3は低級アルキル基、たとえばメチルまたはエチ
ルである)で示されるα−アルケン酸(すなわち、低級
アルキルアルケネート)の低級アルキルエステルと反応
させることにより調製することが可能である。nが2で
ある場合、rはOであり、そしてC)1. =CH−基
はカルボニル炭素原子に直接結合されている。発熱性で
あるこの反応は、下記の全チオール−アルケン反応:S
)l+cHz =CH−→−5−CH2−C)I、−を
促進さ吾るのに有効な触媒の存在下で、化学量論的過剰
の低級アルキルアルケネートをアルキルメルカプタンに
緩慢に添加することにより遂行される。
弐C中のnが2であれば、その触媒はアルカリ金属アル
コキシド、好ましくはナトリウム メトキシドである。
nが3以上であれば、遊離基発生体、たとえばペルオキ
シドまたはアブニトリル(好ましくは、2.2゛−アゾ
ービスーイソブチドニトリル)がその触媒である。この
反応は撹拌を伴い、所望程度の反応を達成するために、
凡ゆる適切な温度、たとえば約20−30°C1如何な
る適切な圧力、たとえば76抛mHgで、十分な時間、
たとえば約20時間以上までに亘り行われる。反応熱は
、発熱反応の温度を制御するための周知の手順を利用し
て除去する。アルキルメルカプタンが採用される反応温
度において容易に撹拌できない場合は、反応を、その反
応体に対して不活性な溶解性液状媒体、たとえばクロロ
ホルムの存在下で行うことができる。触媒はアルキルメ
ルカプタンのモル当たり約0.05モルの量をもって使
用するのが好ましい。
例示として、メチル 3−n−ドデシルチオプロピネー
トは次に説明するように、ステフェンズ他(Steph
ens et al、)によりJ、Am、Chem、S
oc、 、 Vol。
73(1951年) 4050頁中に述べられている方
法に略従って調製することができる。メチルアクリレー
ト(86,1g、1.0モル)をn−ドデシルメルカプ
タン(123g 、 0.68モル)とナトリウム メ
トキシド(0,5g)との冷却した撹拌混合物に滴下法
で50分間隔をもって緩慢に添加する。生じた反応中の
反応混合物の温度は、その反応混合物を約16−17時
間に亘り撹拌しながら氷浴により25°C−30°Cに
保持する。その後、濾過助剤(フィルターセル、1g)
を添加し、そして得られた混合物をガラス濾過器を介し
て濾過する。濾過した混合物を減圧下で蒸留して、それ
により高純度液体生成物としてメチル 3−n−ドデシ
ルチオプロピネートが得られる。
nが2である場合の弐〇で示される他の酸のメチルエス
テルは、実質的に同一の方法によって同様に得られるが
、但し、n−ドデシルメルカプタンを等モル量の次のよ
うなアルキルメルカプタン、たとえば(a)メチルメル
カプタン、(b) n−へキシルメルカプタン、(c)
  n−オクチルメルカプタン、(d)  n−デシル
メルカプタン、(e)  n−テトラデシルメルカプタ
ン、(f)  n−ヘキサデシルメルカプタン、(g)
  n−オクタデシルメルカブタン等で置換するものと
し、それによってそれぞれ(a)メチル 3−エチルチ
オプロピオネート、(b)メチル 3−n−へキシルチ
オプロピオネート、(C)メチル 3−n−オクチルチ
オプロピオネート、(d)メチル 3−n−デシルチオ
プロピオネート、(e)メチル 3−n−テトラデシル
チオプロピオネート、(f)メチル 3−n−ヘキサデ
シルチオプロピオネート、(g)メチル 3−n−オク
タデシルチオプロピオネート等かえられる。
対応するエチルエステルは、この種の方法においてメチ
ルアクリレートを等モル量のエチルアクリレートで置換
することにより得られる。
炭素数4乃至約11の高級アルケン酸の等モル量のエチ
ルエステル、たとえばエチル 3−ブチネートおよびエ
チル 4−ペンテネートのメチルアクリレートに関する
置換と、これと組合わせた接触的当量におけるz、2′
−アゾ−ビス−イソブチロニトリルのナトリウム メト
キシドに関する置換は、式Cで示される酸のエチルエス
テルをもたらすことになるが、この場合nは対応的に3
乃至約10であり、たとえばエチル 4−n−ドデシル
チオ−n−ブチレートおよびエチル 5−n−ドデシル
チオ−n−ペンタノエートとなる。nが2である場合(
たとえば、エチルメルカプタン、n−オクチルメルカプ
タンおよびn−オクタデシルメルカプタン)の式Cで示
される他の酸のメチルエステルについての上記記載中に
述べられているような、等モル量のアルキルメルカプタ
ンのn−ドデシルメルカプタンに関する付加的置換は対
応するエチル アルキルチオアルカネート(たとえば、
エチル 4−n−ブチレート、4−n−オクチル−n−
ブチレートおよびエチル 4−n−オクタデシル−n−
ブチレート、相当するエチル5−アルキル−ペンタノエ
ート等)を生成する。
式: %式% (式中、Sはkに等しい整数、そしてkは上記に同じ)
で示されるα−アルケンと式:%式% で表されるチオグリコール酸とを、通常、スミス他(S
mith et at、)によりActa Che+w
、5cand、8(1954年)No、7.1111−
1119真中に記載されたチオグリコール酸のα−アル
ケンへの添加方法に従って反応させ、引き続き式: %式% (式中、kは上記に同じ)で示される得られた酸の、低
級アルカノール、たとえばメタノールまたはエタノール
によるエステル化により1乃至約30のkの凡ゆる値に
関して、nが1であれば式Cで示される酸の低級アルキ
ルエステル、たとえばメチルまたはエチル 2−n−ド
デシルチオアセテートを調製することができる。この種
のエステル化は周知のエステル化方法によって、酸性触
媒、たとえばp−)ルエンスルホン酸の存在下で、たと
えば蒸留による生成した水の除去を伴い、それにより低
級アルキルエステル、たとえば式Cで示される酸のメチ
ルまたはエチルエステルを生成することにより実施され
る。
例示として、メチル 2−n−ドデシルチオアセテート
は、アルケンとしてn−ドデセン−1をチオグリコール
酸と、スミス他(上記参照)により1118真に記載さ
れた方法において反応させ、引き続くメタノールによる
得られた2−n−ドデシルチオ酢酸のエステル化によっ
て調製することができる。より具体的に、等モル量のn
−ドデセン−1とチオグリコール酸とを混合し、そして
得られた反応混合物を振盪する。その結果の発熱反応が
急速に開始され、混合物は間もな(略均質となり、そし
て温度は約50@−60’Cに上昇する。約1時間半以
内に、反応温度は略室温(たとえば、約20°−30℃
)に低下する。その後、この反応混合物を蒸留して未反
応の反応体を除去し、それによってn−ドデシルチオ酢
酸を良好な収率で得る。
対応するアルキルチオ酢酸は、ドデセン−1を等モル量
の、炭素数2乃至約30の他のα−アルケン、たとえば
エチレン、プロペン−1、ブテン−1、ヘキセン−1、
オクテン−1、ノネン−1,4−メチルデセン−1、デ
セン−1、ウンデセン−1、テトラデセン−1、ヘキサ
デセン−1、オクタデセン−1等で置換することにより
得られる。n −ドデシルチオ酢酸メチルエステルなら
びに他のアルキルチオ酢酸はその酸を、5−15%化学
量論的に過剰のメタノールおよびチオ酸のモル当たり約
0.5モルのp−)ルエンスルホン酸と混合し、得られ
た反応混合物を約5−10時間の撹拌を伴って加熱し、
そしてその反応混合物を蒸留して未反応の反応体および
反応中に生成された水を除去することにより得られる。
ポリエチレンを高温で処理することにより架橋が生ずる
ことはよく知られている。これは明らかに分子量の増加
を、従ってより低いメルトインデックス値をもた9す。
より重要なのは、これがまた架橋に起因して、高分子量
の末端部を増加させることにより分子量分布に変化を生
ずることである。多くの用途において、処理中にポリエ
チレンが架橋しないのが望ましい。従って、良い安定剤
の特徴は、押出し操作におけるようなポリエチレンの加
工に際してメルトインデックスが顕著に減少しないとい
うものである。
ポリエチレンとは反対に、ポリプロピレンは高温におけ
るその処理中に典型的な鎖の分断を受ける、すなわち見
掛は分子量の減少である。これは、分子量が減少すると
増加することになる溶融Bm値に典型的に反映される。
実−一旌一一炭 本発明の実施は以下の非限定的実施例により例示する。
下記の実施例を含む本明細書の全体を通じて示された全
ての部、%およびその他の量は、特に断らない限り重量
で示すものとする。各種の添加剤について示されたパー
センと(χ)里も、有機物質(たとえば、ポリプロピレ
ン)の1(10部当たりのその部と同一である。実施例
1および3乃至6におけるエステル交換反応は、反応混
合物中のフェノール低級アルキルエステルの量に関して
高性能液体クロマトグラフ法により監視した。
いずれの場合にも、この種エステルの充填量の10%以
下を検出した後、反応容器中の圧力を減圧から約760
mmHgに増加させ、そして反応混合物の冷却を開始し
た。
災籐開土(化合物■乃至■および混合物EX−1)撹拌
機、窒素用入口、コールドトラップ、凝縮器および窒素
用出口を備えた5リツトル容量の丸底三つロフラスコを
窒素でパージした。窒素パージしたフラスコに、エチル
 3−(3,5−ジーtert−フチルー4−ヒドロキ
シフェニル)プロピオネート(EHCE)802グラム
(g) (2,62モル)、エチル 3−n−ドデシル
チオプロピオネート(ETE)791.24g(2,6
2モル)、「イルガノックス(Irgan。
x)1010 コC本質的にペンタエリスリトへル テ
トラキス−テンから成る生成物についての商標、チハー
ガイギー・コーポレーション(Cida−GeigyC
orporation)、ニューヨーク化、アーズレイ
]55゜8g、ジメチルホルムアミド(DMF)3(1
0g 、ペンタエリスリトール167.9g(1,23
モル)およびカリウム tert−ブトキシド8.52
gを装填した。フラスコの蒸気用空間を真空源に連結し
、そして得られた反応混合物であって、付随反応全体を
通じて撹拌したものを90°Cおよび30mm11g圧
力で3−1/2時間加熱した。次いで、付加的なカリウ
ム tert−ブトキシド(1,0g)を添加し、そし
て反応混合物を135°Cで6時間加熱した。その後、
更にカリウムter t−ブトキシド1.0gを添加し
、加熱を135−150°Cおよび15−215−2O
の圧力において6時間継続した。次に、この圧力を約5
 mmflgに減少させ、そして反応混合物の温度を1
75°Cに上昇させ、この状態を1時間維持した。(反
応中に生成された)発生エタノールおよび発生したDM
Fは反応全体を通じてコールドトラップ内に収集された
その後、フラスコは真空源から分離され、その圧力は窒
素を導入することにより約760mmHgに増大され、
そして反応混合物は室温(約20−25°C)に冷却さ
れた。この冷却した混合物にヘキサン3(10 mlを
添加し、次にこのものを酢酸で中和し、ぺして濾過した
。得られた溶液は藤留水で温度抽出した。抽出した溶液
を無水硫酸マグネシウムにより乾燥した後、ヘキサンを
それから減圧下で除去した。得られた褐色を帯びた黄色
液体生成物(以下、「混合物EX−I Jと称する)を
分析用高性能液体クロマトグラフィー(HPLC)によ
って分析した。
生成物中の化合物■乃至■の化合物■に対する比率(w
t、/wt、)は従って以下のように計算された。
■1.0 n         1.63 II[1,02 IV         0.13 V         O,32 VI         O,46 ■        0.24 以下の実施例6は、その量において混合物EX−1にお
ける比率とは異なっているが、化合物I乃至■を含有す
る関連混合物(EX−6)の調製を説明するものである
。化合物■乃至■は以下に詳細に説明する上記した一般
的分離方法を利用して混合物EX−6から分離した。
使用した垂直カラム、直径1インチの石英カラムであっ
て230−4(10メツシユのシリカゲル〔「キーゼル
ゲル(Kieselgel)60 EM試薬」、ニー・
メルク、西独、ダルムシュタット) 1(10gをもっ
て充填され、そして塩化メチレン(MC)によって該充
填物の頂部のや一上方まで満たしたものであった。
MC10In1中の混合物EX−610gから成る溶液
を導入し、そしてその後MC5(10mで溶離した。黄
色を帯びた溶液約5(10雁を収集し、そしてMCは減
圧下でそれから除去された。
得られた残留物(分析用HPLCによって、化合物■、
■および■から成る混合物に冨むことが判明している)
をMC(約10m)中に溶解し、そしてこの溶液を「シ
リカ・ブレツブ・パック5(10」カラムを装着した「
水・ブレツブ5(10HPLCJ装置内シこ注入した。
注入した溶液は1(10d/分で110の高圧流をもっ
て溶離した。溶離の屈折率の監視に基づいて、6個の両
分を収集した。各収集された両分は、両分の)IPLc
分析により測定されたとき、化合物■、■および■の異
なった1種類に富んでいた。
前述の分取HPLC工程を4回反復し、そして得られた
各種の両分を一緒にして、3種類の別々の両分を得たが
、それぞれはこれら化合物の異なった1種類に富むもの
であった。
次いで、ひれら3種類の両分のそれぞれを「プレツブ5
(10HPLCJ装置内に別々に注入して、その各化合
物に関してより高度のアラサイを有する、対応する最終
的画分を別々に得た。MCを各最終的両分から減圧下で
除去した後、それぞれ得られた残留物を’HNMR,”
CNMRおよび分析用HPLCにより分析した。化合物
■、■および■に関するアラサイはこれら3種類の残留
物において、それぞれ少なくとも97%、94%および
94%であることが判明した。
化合物■、■、■および■ これら、の化合物を、溶離液としてMCを酢酸エチル(
EA)に置換することにより、石英カラム中のシリカゲ
ルからグループとして溶離した。EA中にこれら化合物
の合計的33gを含有する溶液を収集した。カラム充填
物を、同様なシリカゲルの新しい供給物により置換し、
そして収集した溶液の部分にクロマトグラフを施し、そ
してMC99%およびアセトニトリル(AN) 1%か
ら成る混合物約2(100滅をもって溶離した。分析用
HPLCにより化合物■、■および■から成る混合物を
含有するものとして同定された溶離第一百分が収集され
た。次に、このカラムはMC70%およびAN30%か
ら成る混合物的(10(10rdによって溶離された。
分析用)IPLCにより化合物■から成る混合物を含有
するものとして同定された溶離第二両分が収集された。
この両分から減圧下に溶媒が除去されて、化合物■に富
んだ残留物が得られた。
第一両分(化合物■、■および■から成る混合物を含有
している)のそれぞれ約6.0gから成る四つの部分を
別々に分取HPLC装置に注入し、そして溶媒(MC9
8%およびAN2%から成る混合物)の高圧流によって
別々に溶離した。別々に化合物■、■および■に富んだ
溶離画分を収集した。これる両分のそれぞれを分取HP
LC装置別々に注入し、かつクロマトグラフを行って、
相当する最終的両分を得た。各最終的両分から溶媒を除
去し、そして3種類の得られた残留物を’!(NMR,
”CN?lI’lおよび分析用11PLcにより分析し
た。結果として得られたアンサイは、対応する残留物に
おいて化合物■少なくとも90%、化合物V少なくとも
95%、そして化合物■少なくとも93%であった。
化合物■に、富んだ残留物を分取1(PLC装置に注入
し、そして肛90%およびANIO%を含有する溶媒混
合物の高圧流によって溶離した。この溶離した溶液から
溶媒を除去した後、得られた残留物を’HNMR,+3
CNMRおよび分析用11PLcにより分析した(アラ
サイ:化合物■少なくとも75%)。
性能試験方法 各化合物を添加剤として、ポリプロピレン樹脂(「プロ
ファックス(Profax)6501 J、名目上の?
g a K 量3 、O、ハイセント・ニー・ニス・ニ
ー・インコーホレーデラド(Himont USA、 
Lnc、+) 、プラウエア州、ウィルミントン]およ
びステアリン酸カルシウム(rR5N 24BDJ 、
モーリンクロッド・インコーホレーデラド(Malli
nckrodt、 Inc、、)、ミズリー州、セント
ルイス]に別々に混合した。
未安定化樹脂7(10gに、ステアリン酸カルシウム0
゜7gおよび化合物I  O,7gを添加した。同様に
、化合物■乃至■および混合物EX−1を別々に含有す
るブレンドを調製した。ステアリン酸カルシウムのみを
添加物質として含有するブレンドも調製した。
各ブレンドは3/4−インチ「プラベンダー押出機モデ
ル252」(L :D比は25 : 1)により2回押
し出したが、この押出機はその3種類の加熱帯域および
温度170°Cにおけるダイスで操作されるものである
。押出機速度は50 rpmに設定した。それぞれ押し
出したロッドを再押出しに先立ってペレット化した。1
70°Cにおける2種類の配合物バスに引き続き、各ブ
レンドを260°Cにおけるその帯域およびダイスなら
びに速度50 rpmをもって4度試験押し出し、それ
ぞれ押し出したロッドを水急冷し、そして再押出しに先
立ってペレット化した。
溶融流量は、それぞれ260°Cで押し出した後の各ブ
レンドの試料についてASTM D1238−79条条
件(230゛C1C1216Oに従って測定した。未処
理樹脂は溶融流量3.6を有することが判明した。
第二の170°C押し出しからの試料を圧縮成形して、
厚さ25ミルのブラックとし、そして5/8インチ×5
インチのストリップに切り取った。これらのストリップ
は150°Cの空気循環炉中のホルダー内に配置した。
これらストリップについて、劣化に至る時間を測定した
。当業者には周知であるように、この種の老化試験にお
ける「劣化に至る時間」とはその時点で略全部の試験片
が変色し、かつ跪くなることである。
それらの結果は第1表中に示すが、これはまた非安定化
ポリプロピレンならびに各種の相対量における従来から
提供されている添加物から成る混合物を含有するポリプ
ロピレンに関する結果をも示すものである。これらの樹
脂は、添加剤を全(使用しない(比較例A)か、同表中
に示した量をもって比較例B、CおよびDに関し第1表
中に示した添加剤を使用して上記の手順に従い調製され
た。
実施例 2 本実施例においては、(実施例1において調製された)
混合物EX−1を、「クレイトン(Krat。
n)D 1107J  (スチレン−イソプレン−スチ
レン・ブロックコポリマーで、これは熱可塑性エラスト
マーであり、シェル・ケミカル・カンパニー、テキサス
州、ヒユーストンより入手可能なものについての商標)
について安定剤として試験した。
実施例1についての性能試験手順を反復した。
但し、「クレイトンD −1107J 5(10gでポ
リプロピレン7(10gを置換し、ステアリン酸カルシ
ウムを徘除し、そして実施例1の一般的方法で使用した
添加剤0.7gの代わりに試験すべき添加剤5gを使用
した。比較組成物もまた、試験した。
試料はアルミニウム・トレイ上に配置し、これらを15
0°Cの空気循環炉内に挿入し、そしてそこで60分間
保持した。次いで、各試料からの部分7゜5gを190
°Cのプラストメーター内に配置した。190°Cで1
0分後、溶融流量値を2160 gの重量(ASTMD
−1238条件E)を使用して測定した。
下記の結果が得られた。
無               18.9「イルガノ
ックス1010J*(1,0χ)9.1「シーノッス4
12SJ本(1,0χ)9.6本発明、混合物EX−1
(1,0り       4.3*第1表参照 これらの結果は本発明の混合物が熱崩壊に対するスチレ
ン−イソプレン−スチレン・ブロックコポリマーの保護
に際して、他の添加剤より遥かに効果的であることを示
している。
本発明の付加的混合物は実施例3−6において調製され
た。
ス」1例」−(混合物EX−3) 撹拌機、窒素用入口、ディーン・スターク装置、凝縮器
および窒素用出口を備えた1リツトル容量の丸底三つロ
フラスコを窒素でパージした。窒素でパージしたフラス
コに、メチル 3−(3゜5−ジーtsrt−ブチルー
4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート(MHCE)
228.4g(0,782モル)、メチル 3−n−ド
デシルチオプロピオネート(MTE)226.4g(0
,786モル)、「イルガノックス1010 。
(チバーガイギー・コーポレーション、ニューヨーク州
、アーズレイ) 16.74g、ペンタエリスリトール
52.38g(0,385モル)およびカリウム te
r t −ブトキシド2.6gを装填した。本実施例の
反応においては、何らの不活性溶媒も利用しなかったが
、得られた反応混合物は液体で、かつ容易に撹拌可能で
あった。付随反応の全体を通じて撹拌した反応混合物は
、窒素の中程度に強い流れの下、約769tamHgで
5時間に亘り、その混合物の温度がその5時間の期間巾
約135°Cに徐々に上昇するように加熱した。反応に
より生成されたメタノールはその流れによって除去され
、そしてディーン・スターク装置内に収集された。理論
量の約60−70%のメタノールを収集した後、ナトリ
ウム メトキシド2gを添加し、そしてディーン・スタ
ーク装置をコールド・トラップで置き換えた。次いで、
フラスコの蒸気用空間をコールド・トラップを介して真
空源に連結することにより、そのフラスコの圧力を約1
0 20mmHHに減少させ、そして反応混合物の温度
を145°Cに上昇させた。145°Cにおける加熱お
よびこの減圧を約6時間継続し、その時間の間に付加的
に生成したメタノールを収集し、かつコールド・トラッ
プ内に捕捉し、これはアセトン−ドライアイス浴によっ
て冷却した。
得られた反応生成物を次に説明するように回収した。こ
の反応混合物は、窒素を導入することにより大気圧に回
復せしめられ(約760mmHg)、そして室温(約2
0−25°C)に冷却された。ヘキサン3(101it
をこの冷却した混合物に添加し、次にこれは酢酸で中和
され、そして濾過された。得られた溶液を藩留水で三鷹
抽出した。抽出した溶液を無水硫酸マグネシウムにより
乾燥した後、ヘキサンを減圧下で除去し、そして得られ
た褐色を帯びた黄色液体生成物(以下、「混合物EX−
3Jと称する)を分析用高性能液体クロマトグラフィー
(HPLC)で分析した。生成物中の化合物H乃至■の
化合物Iに対する比率(wt、/wt、)は従って以下
のように計算された。
I          1.O n          1.08 1110.14 IV         O,20 V      ’   0.45 Vf         O,74 ■        0 2隻開−エ(混合物EX−4) 実施例3に記載するように装備した1リツトル容量の丸
底三つロフラスコを窒素でパージした。
窒素パージしたフラスコに、MHCE 381g(1,
30モル) 、MTE 375g(1,30モル)、ジ
メチルホルムアミド(DMB)87.3g 、  rイ
ルガノックスl0IOJ 42g、ヒドロキノン0.2
8g 、ペンタエリスリトール87.3g(0,64モ
ル)およびカリウムter t−ブトキシド5gを装填
した。付随反応の全体を通して撹拌した、得られた反応
混合物の温度を(2時間の期間に亘り)約140−14
5°Cに徐々に上昇させる一方、この反応により生成さ
れたメタノールは窒素の、連続的で中程度に強い流れに
より約760mmHgで除去された。この種の流れおよ
び温度はその後、約4時間維持され、その時間の間に付
加的に生成されたメタノールは窒素の流れによって除去
された。
除去されたメタノールはディーン・スターク装置内に収
集された。次いで、ナトリウム メトキシド(5g)を
添加し、そしてこのフラスコの蒸気用空間をコールド・
トラップを介して真空源に連結することにより、そのフ
ラスコの圧力を約20−25mm1gに減少させた。こ
れらの条件下の反応を約3時間継続し、その時間の間に
付加的に生成したメタノールをコールド・トラップ内に
収集し、これはアセトン−ドライアイス浴によって冷却
した。
得られた反応生成物は実施例3に記載した回収方法を利
用して回収された。
回収した淡黄色生成物(以下、「混合物EX−4」と称
する)を分析用HPLCで分析し、それによって、生成
物中の化合物■乃至■の比率(wt、/wt、)は以下
のように計算された。
■1.0 U       、   1.04 III         0.46 IV         O,11 V         O,20 Vl         O,28 ■        0 ノff1(混合物EX−5) 実施例3に記載するように装備され、かつパージされた
5(10−d容量の丸底三つロフラスコに、エチル 3
−(3,5−ジーtert−ブチルー4−ヒドロキシフ
ェニル)プロピオネート(EICE)79.7g(0,
26モル)、エチル 3−n−ドデシルチオプロピオネ
ート(ETE)79.15g(0,26モル)、「イル
ガノックスl0IOJ 2.79g、ペンタエリスリト
ール22゜3g (0,164モル)およびカリウムt
ert−ブトキシド0.90 gを装填した。得られた
反応混合物における反応ならびに得られた反応生成物の
回収および分析は下記の事項を除き、実施例4の手順に
略従って行われた:すなわち、それらは、約140゜−
145°Cへの当初の加熱期間の末期において、窒素流
およびこの種温度の4時間期間の維持を2時間に減少さ
せたこと;カリウム ter t−ブトキシド(0,9
g)は、実施例4で採用したナトリウム メトキシドの
引き続く添加の代わりに、当初期間の末期において添加
したこと;じっし例4で採用した約3時間期間の代わり
に、反応は減圧下で1時間継続したこと;そして、メタ
ノールの代わりにエタノールが生成され、除去され、か
つ収集されたことである。回収された生成物(以下、「
混合物EX−5Jと称する)は化合物■に対し、化合物
■乃至〜1の下記の比率(wt、/wt、)を有するこ
とが判明した。
■1.0 II              1.24I[[0,
77 IV             0.66V     
        1.52VI           
  2.54■            1.08 スJ1殊−」−(混合物EX−6) 実施例3に記載するように装備され、かつパージされた
5(104容量の丸底三つロフラスコに、(EHCE)
79.7g(0,26モル) 、ETE 79.15g
(0,26モル)、「イルガノックスl0IOJ 5.
58g 、ペンタエリスリトール 39.5g (0,
29モル)およびカリウム tert−ブトキシド0.
85gを装填した。得られた反応混合物における反応な
らびに得られた反応生成物の回収および分析は下記の事
項を除き、実施例4の手順に略従って行われた;すなわ
ち、それらは、約140°−145°Cへの当初の加熱
期間の末期において(この期間は本実施例において、2
時間であった)、窒素流およびこの種温度の、引き続く
約4時間期間の維持を2時間に減少させた(この時間の
末期までに、エタノール除去の速度を可成り遅くした)
こと;実施例4で採用されるナトリウム メトキシドの
添加を省略したこと;反応は、実施例4で採用される3
時間期間の代わりに、減圧下で40分間継続したこと;
そして上記したように、メタノールの代わりにエタノー
ルが生成され、除去され、かつ収集されたことである。
回収された生成物(以下、「混合物EX−6Jと称する
)は化合物Iに対し、化合物■乃至■の下記の比率(w
t、/wt、)を有することが判明した。
■1.0 11        1.19 11[0,53 TV         2.14 V         2.90 Vl         5.12 ■        0.90 IL±ユ(ポリプロピレンにおける付加的試験)それぞ
れステアリン酸カルシウム(0,1部)および試験すべ
き添加剤として、混合物EX−3乃至EX−6(0,1
部)の1種類を含有するポリプロピレンのブレンド(1
(10部)を、実施例1の性能試験手順に従って調製か
つ試験した。これらのブレンドは、反復した押出しによ
る溶融流量における変化ならびに空気中150°Cにお
ける長期オーブン熱安定度に関して評価した。以下の結
果が得られた。
無   13.1  21.6  28.2     
・・・     24EX−33,24,86,88,
5912EX−4・・・・・・  ・・・・・・  ・
・・・・・  ・・・・・・   936EX−54,
06,28,711,7768EX−64,76,89
,112,0408尖胤桝主(混合物EX−1のLLD
PEにおける試験)本実施例において用いられる未安定
化線状低密度ポリエチレン(LLI)PE)はユニオン
・カーバイトの「G−樹脂7047ナチユラル7」酸化
防止剤−変性生成物に対する前駆体である。エチレン(
97−95モル%)および1−ブテン(3−5モル%)
のユニットをコモノマーとして含有するこの樹脂は、典
型的に密度約0.92およびメルトインデックス約1.
0(ASTM 01238−79条件g)を有している
LLDPE樹脂(1(100g)を、添加剤としての混
合物E X −11gと共にトライブレンドした。得ら
れたブレンド組成物は実施例1に述べた性能試験方法の
押出部分に従って押し出した。但し、2種類の配合物の
パスは160”Cで行い、そして5回の試験押出しを採
用した。
260℃における第一、第三および第五押出しから得ら
れたペレット化した組成物のそれぞれのメルトインデッ
クスはASTM 01238−79条件g (190°
C12160g )に従って測定された。
160″Cにおける第二配合物押出しよりの試料は、厚
さ25ミルのブラックへの170°Cかつ圧力10トン
の圧縮成形であった。それぞれ約1インチの直径を有す
る12個のチップは各ブラックから切り取られ、そして
150’Cの空気循環炉内に挿入された。
崩壊に至る時間はこれらのチップに関して測定された。
メルトインデックスおよび崩壊に至る時間についての測
定結果は以下にしめす。更に示されているのは、対照、
すなわち上記のように処理されたLLDPE 1(10
0gであるが、全く添加剤を加えずに構成されている組
成物ならびに混合物EX−1が同様な量の「イルガノッ
クス1010 Jで置換された以外は同じに調製かつ試
験された組成物に関する結果である。
メルトインデックス、 /10 \、 ASTM  0
1238   条f牛E添加剤 第1回押出 第3回押
出 第5回押出 劣化に至260°C260”C260
°C時間15匹無    0.61     0.38
     0.29      24*第1表参照 11例」=(熱可望性エラストマーにおける性能)「ク
レイトンD−1102」および「クレイトンD−110
7Jは、シェル・ケミカル・カンパニーから市販される
熱可塑性エラストマーについての商標である。
「クレイトンD−1102Jはスチレン:ジエン比28
 : 72を有するスチレン−ブタジェン−スチレン(
SBS)ブロックコポリマーである。それは一般に熱に
対する暴露により架橋する。「クレイトンD−1107
Jはスチレン:ジエン比14 : 86を有するスチレ
ン−イソプレン−スチレン(SIS)ブロックコポリマ
ーである。それは一般に熱に対する暴露により鎖の分断
を受ける。
以下に同定される本発明の混合物を添加物として、各熱
可塑性エラストマーの50g部分に配合した。得られた
エラストマー組成物について、以下により詳細に説明す
るように耐崩壊性を試験した。
添加剤(0,25g、 0.50gまたは1.0g)を
50dのビーカー中に容れたメタノール25m2に溶解
した。熱可塑性エラストマー50gを5(10dの丸底
フラスコ中のメタノール150 mlに添加した。添加
剤のメタノール溶液を得られたメタノール−エラストマ
ー混合物に添加した。ビーカーは別のメタノールで洗浄
し、そしてその洗液をメタノール−エラストマー混合物
に添加した。フラスコ内のメタノールの合計量は約30
Clrnlであった。得られた混合物を約10分間50
°Cで撹拌した後、大部分のメタノールは回転の蒸発に
より除去された。得られたメタノール−湿潤エラストマ
ー−添加剤ブレンドをビーカーに移し、そして乾燥のた
めに真空オーブンに挿入したが、これは24時間継続し
た。得られた乾燥エラストマー−添加剤ブレンドの17
3部分を3個のアルミニウム・トレイに移し、次いでこ
れらを150’Cの空気循環炉内に挿入した。トレイは
15.30および60分の期間後に排除した。次に、各
トレイからのブレンド試料7.5gについて溶融流量値
を、ASTM 01238−79  条件E (190
°C1C1216Oに従って測定した。
同一の方法において、添加剤を全く加えない「クレイト
ンD−1102」および「クレイトンD−1107Jの
試料を調製し、そして熱安定性について評価した。
以下の結果が得られた。
無         3.0  2.4  2.0混合
物 EX−5,1,0!   3.7 3.8 3.9
混合物 EX−1,1,0χ  3.9 3.9 4.
1無         2.7  7.2  22.2
混合物 EX−4,1,0χ  ・2.4  4.0混
合物 EX−5,1,0!   2.6 3.8  4
.4混合物 EX−1,0,5χ  2.3 3.0 
 7.5混合物 EX−1,1,0χ  ・・・  ・
・・  4.3混合吻 EX−1,2,0%   2.
3 2.4  3.0μ缶例 10(混合物EX−6へ
) 混合物EX−6の一部を分取11PLcシリカゲル・カ
ラム上に配置した。化合物I、■および■を溶離した後
、そのカラムをメタノールで処理し、そして化合物■、
■、■および■を、下記の相対的組成を有する混合物(
以下、「混合物6−A」と称する)として得た。
■1.0 V         2.23 VI         4.45 ■        1.50 ポリプロピレン中のこの混合物の性能を実施例1の性能
試験手順に従って評価した。その結果は以下の如くであ
る。
化合物 ■      4.7 混合物EX−13,2 (a)主としてペンタエリスリト ロキシフェニル)プロピオ コーポレーション、二ニー (b)主としてペンタエリスリト・ ら成る生成物についての商j。
ミカル・ディヴイジョン(A+ 、ニューヨーク市、プルッ 6.9      10.2      12.2  
      2404.8      6.4    
  9.2        984−ルテトラキス(3
−(3,5−じ−t−ブチル−4−ヒトネート〕から成
る生成物についての商標(チバーガイギー・ヨーク州、
アーズレイより入手可能) −ルテトラキス(3−n−ドデシルチオプロピオネート
)か涜〔ライトコ・ケミカル・コーポレーションのアー
ガス・ケ′gus Chemical Divisio
n of Witco Chemical Corpo
ration)タリフより入手可能)。
混合物EX−4は、本発明の最も市場性ある安定剤を意
図したものである。実施例4は、この種の混合物を製造
することを意図した最良の態様を述べており、それは工
業的に受容されたスケールアンプ・プラクティスに従う
装置および方法を利用して大規模量を最良に取り扱い得
ることを企図するものである。
本発明を実施するために意図された最良の態様は上記の
説明中に述べられている。たとえば、好ましい物質およ
び操作条件を述べることにより為されているが、これら
には決して限定的なものではない、好ましい範囲および
量の値ならびに本特許出願達成時におけるその他の明瞭
ではない変数、意図された最良の方法において本発明の
実施を成功させるための物質をも包含するものである。
上述の詳細な説明は例示のためにのみ為されたものであ
ること、また多くの変形はその中で、本発明の精神また
は範囲から逸脱することなく成し得るものであることが
理解されるべきである。

Claims (48)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)式: ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、 R^1はメチル、エチル、炭素数3乃至10のα−分枝
    非環式アルキル基または炭素数5乃至12のシクロアル
    キル基; R^2は水素、メチル、エチル、炭素数3乃至10のα
    −分枝非環式アルキル基または炭素数5乃至12のシク
    ロアルキル基であり、そしてR^2はR^1に対してメ
    タまたはパラである; mは1乃至約6の整数; nは1乃至約10の整数: kは1乃至約30の整数; xは1、2または3; yは0、1、2または3;そして、 zは0、1または2である、 但し、 (a)x、yおよびzの合計は4; (b)zが0である場合、yは1、2または3、そして
    xは4−yであり; (c)zが2である場合、xおよびyのそれぞれは1で
    あり; (d)xが2または3である場合、各R^1は他の各R
    ^1とは独立に選択され、各R^1は他の各R^1とは
    独立に選択されるものとし;そして、 (e)yが2または3である場合、各nは他の各nとは
    独立に選択され、または各kは他の各kとは独立に選択
    されるものとする。)で示される化合物。
  2. (2)xが3、yが1、そしてzが0である特許請求の
    範囲第1項記載の化合物。
  3. (3)各R^1は第3ブチル、各R^2は第3ブチル、
    そして各R^2は同一環上のR^1に対してメタである
    特許請求の範囲第2項記載の化合物。
  4. (4)mが2、nが2、そしてkが12である特許請求
    の範囲第3項記載の化合物。
  5. (5)xが2、yが2、そしてzが0である特許請求の
    範囲第1項記載の化合物。
  6. (6)各R^1は第3ブチル、各R^2は第3ブチル、
    そして各R^2は同一環上のR^1に対してメタである
    特許請求の範囲第5項記載の化合物。
  7. (7)mが2、nが2、そしてkが12である特許請求
    の範囲第6項記載の化合物。
  8. (8)xが1、yが3、そしてzが0である特許請求の
    範囲第1項記載の化合物。
  9. (9)各R^1は第3ブチル、各R^2は第3ブチル、
    そして各R^2はR^1に対してメタである特許請求の
    範囲第8項記載の化合物。
  10. (10)mが2、nが2、そしてkが12である特許請
    求の範囲第9項記載の化合物。
  11. (11)xが3、yが0、そしてzが1である特許請求
    の範囲第1項記載の化合物。
  12. (12)各R^1は第3ブチル、各R^2は第3ブチル
    、そして各R^2は同一環上のR^1に対してメタであ
    る特許請求の範囲第11項記載の化合物。
  13. (13)mが2、そしてkが12である特許請求の範囲
    第12項記載の化合物。
  14. (14)xが2、yが1、そしてzが1である特許請求
    の範囲第1項記載の化合物。
  15. (15)各R^1は第3ブチル、各R^2は第3ブチル
    、そして各R^2は同一環上のR^1に対してメタであ
    る特許請求の範囲第14項記載の化合物。
  16. (16)mが2、nが2、そしてkが12である特許請
    求の範囲第15項記載の化合物。
  17. (17)xが1、yが2、そしてzが1である特許請求
    の範囲第1項記載の化合物。
  18. (18)各R^1は第3ブチル、各R^2は第3ブチル
    、そして各R^2は同一環上のR^1に対してメタであ
    る特許請求の範囲第17項記載の化合物。
  19. (19)mが2である特許請求の範囲第18項記載の化
    合物。
  20. (20)xが1、yが1、そしてzが2である特許請求
    の範囲第1項記載の化合物。
  21. (21)各R^1は第3ブチル、各R^2は第3ブチル
    、そして各R^2は同一環上のR^1に対してメタであ
    る特許請求の範囲第20項記載の化合物。
  22. (22)mが2、nが2、そしてkが12である特許請
    求の範囲第21項記載の化合物。
  23. (23)少なくとも2個の同一ではない化合物から成る
    混合物であって、 (A)一般式: ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、 R^1はメチル、エチル、炭素数3乃至10のα−分枝
    非環式アルキル基または炭素数5乃至12のシクロアル
    キル基; R^2は水素、メチル、エチル、炭素数3乃至10のα
    −分枝非環式アルキル基または炭素数5乃至12のシク
    ロアルキル基であり、そしてR^2はR^1に対してメ
    タまたはパラである; mは1乃至約6の整数; nは1乃至約10の整数; kは1乃至約30の整数; xは1、2または3; yは0、1、2または3;そして、 zは0、1または2である、 但し、 (a)x、yおよびzの合計は4; (b)zが0である場合、yは1、2または3、そして
    xは4−yであり; (c)zが2である場合、xおよびyのそれぞれは1で
    あり; (d)xが2または3である場合、各R^1は他の各R
    ^1とは独立に選択され、各R^2は他の各R^2とは
    独立に選択され、また各mは他の各mとは独立に選択さ
    れるものとし;そして、 (e)yが2または3である場合、各nは他の各nとは
    独立に選択され、また各kは他の各kとは独立に選択さ
    れるものとする。)で示される第一化合物と、 (B)前記第一化合物と第二化合物とが同一ではなく、
    前記第一化合物の式において、各x、y、z、各m、各
    n、各k、各R^1および各R^2は前記第二化合物の
    式におけるx、y、z、各m、各n、各k、各R^1お
    よび各R^2とはそれぞれ独立に選択されるという条件
    に従って前記一般式により示される第二化合物とを含ん
    で成り、この第一化合物および第二化合物のそれぞれが
    前記化合物の合計重量基準で約1乃至約99重量%の量
    をもって存在する混合物。
  24. (24)前記第一化合物に関する一般式において、xが
    3、yが1、そしてzが0であり、したがって式: ▲数式、化学式、表等があります▼ で示され、前記第二化合物に関する一般式において、x
    が2、yが2、そしてzが0であり、したがって式: ▲数式、化学式、表等があります▼ で示される特許請求の範囲第23項記載の混合物。
  25. (25)各R^1は第3ブチル、各R^2は第3ブチル
    、そして各R^2は同一環上のR^1に対してメタであ
    る特許請求の範囲第24項記載の混合物。
  26. (26)各mが2、各nが2、そして各kが12である
    特許請求の範囲第25項記載の混合物。
  27. (27)前記第二化合物が、前記第一化合物の1重量部
    当たり約0.2乃至約3.2重量部の量をもって存在す
    る特許請求の範囲第26項記載の混合物。
  28. (28)更に、式: ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、R^1、R^2、m、nおよびkは前記一般式
    におけると同一であり、かつ後記第三化合物の式におけ
    るR^1、R^2、mのそれぞれ、各nおよび各kは前
    記第一および第二化合物に関する式中の各他のR^1、
    R^2、m、nおよびkとは独立に選択される)で示さ
    れる第三化合物を含み、第一、第二および第三化合物の
    それぞれが前記化合物の合計重量基準で約1乃至約99
    重量%の量をもって存在する特許請求の範囲第24項記
    載の混合物。
  29. (29)各R^1は第3ブチル、各R^2は第3ブチル
    、そして各R^2は同一環上のR^1に対してメタであ
    る特許請求の範囲第28項記載の混合物。
  30. (30)各mが2、各nが2、そして各kが12である
    特許請求の範囲第29項記載の混合物。
  31. (31)第二化合物が、第一化合物の1重量部当たり約
    0.2乃至約3.2重量部の量をもって存在し、また第
    三化合物が、第一化合物の1重量部当たり約0.05乃
    至約2.6重量部の量をもって存在する特許請求の範囲
    第30項記載の混合物。
  32. (32)更に、 (a)式: ▲数式、化学式、表等があります▼ で示される第四化合物、 (b)式: ▲数式、化学式、表等があります▼ で示される第五化合物、および (c)式: ▲数式、化学式、表等があります▼ で示される第六化合物 (式中、R^1、R^2、m、nおよびkは前記一般式
    におけると同一であり、各R^1は各他のR^1とは独
    立に選択され、各R^2は各他のR^2とは独立に選択
    され、各mは各他のmとは独立に選択され、各nは各他
    のnとは独立に選択され、各kは各他のkとは独立に選
    択されるものとする)から成る群から選択される少なく
    とも1個の2−(トリ−置換)エタノールを含み、各含
    有された化合物がその含有化合物の合計重量基準で約1
    乃至約99重量%の量をもって存在する特許請求の範囲
    第28項記載の混合物。
  33. (33)前記第四化合物、前記第五化合物および前記第
    六化合物の少なくとも2個が含有されている特許請求の
    範囲第32項記載の混合物。
  34. (34)前記第四化合物、前記第五化合物および前記第
    六化合物を含有する特許請求の範囲第33項記載の混合
    物。
  35. (35)各R^1は第3ブチル、各R^2は第3ブチル
    、そして各R^2は同一環上のR^1に対してメタであ
    る特許請求の範囲第34項記載の混合物。
  36. (36)各mが2、各nが2、そして各kが12である
    特許請求の範囲第35項記載の混合物。
  37. (37)第一化合物の1重量部当たり、第二化合物が約
    0.2乃至約3.2重量部の量をもって存在し、第三化
    合物が約0.05乃至約2.6重量部の量をもって存在
    し、第四化合物が約0.01乃至約4.4重量部の量を
    もって存在し、第五化合物が約0.05乃至約5.8重
    量部の量をもって存在し、そして第六化合物が約0.1
    乃至約10重量部の量をもって存在する特許請求の範囲
    第36項記載の混合物。
  38. (38)更に、式: ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、R^1、R^2、m、nおよびkは前記一般式
    におけると同一であり、各R^1は各他のR^1とは独
    立に選択され、そして各R^2は各他のR^2とは独立
    に選択される特許請求の範囲第34項記載の混合物。
  39. (39)各R^1は第3ブチル、各R^2は第3ブチル
    、そして各R^2は同一環上のR^1に対してメタであ
    る特許請求の範囲第38項記載の混合物。
  40. (40)各mが2、各nが2、そして各kが12である
    特許請求の範囲第39項記載の混合物。
  41. (41)第一化合物の1重量部当たり、第二化合物が約
    0.2乃至約3.2重量部の量をもって存在し、第三化
    合物が約0.05乃至約2.6重量部の量をもって存在
    し、第四化合物が約0.01乃至約4.4重量部の量を
    もって存在し、第五化合物が約0.05乃至約5.8重
    量部の量をもって存在し、第六化合物が約0.1乃至約
    10重量部の量をもって存在し、そして第七化合物が約
    1.8重量部までの量をもって存在する特許請求の範囲
    第40項記載の混合物。
  42. (42)一般に酸化劣化を受ける有機物質と、安定化量
    の特許請求の範囲第1項記載の化合物とを含んで構成さ
    れる組成物。
  43. (43)一般に酸化劣化を受ける有機物質と、安定化量
    の特許請求の範囲第4項記載の化合物とを含んで構成さ
    れる組成物。
  44. (44)一般に酸化劣化を受ける有機物質と、安定化量
    の特許請求の範囲第7項記載の化合物とを含んで構成さ
    れる組成物。
  45. (45)一般に酸化劣化を受ける有機物質と、安定化量
    の特許請求の範囲第10項記載の化合物とを含んで構成
    される組成物。
  46. (46)前記有機物質がポリオレフィンである特許請求
    の範囲第42項記載の組成物。
  47. (47)一般に酸化劣化を受ける有機物質と、安定化量
    の特許請求の範囲第23項記載の化合物とを含んで構成
    される組成物。
  48. (48)前記有機物質がポリオレフィンである特許請求
    の範囲第47項記載の組成物。
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