JPS63219623A - バインダ−繊維用ブレンドポリエステル未延伸糸 - Google Patents
バインダ−繊維用ブレンドポリエステル未延伸糸Info
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- JPS63219623A JPS63219623A JP62045123A JP4512387A JPS63219623A JP S63219623 A JPS63219623 A JP S63219623A JP 62045123 A JP62045123 A JP 62045123A JP 4512387 A JP4512387 A JP 4512387A JP S63219623 A JPS63219623 A JP S63219623A
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Landscapes
- Artificial Filaments (AREA)
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
「技術分野」
本発明は耐熱性の改善された、バインダー繊維用ブレン
ドポリエステル未延伸糸、更に評しくは寸法安定性にす
ぐれ、また力学特性の耐熱劣化性が著しく改善されたポ
リエステルテレフタレート未延伸糸に関する。
ドポリエステル未延伸糸、更に評しくは寸法安定性にす
ぐれ、また力学特性の耐熱劣化性が著しく改善されたポ
リエステルテレフタレート未延伸糸に関する。
[従来技術とその問題点]
従来、ポリエステルテレフタレート未延伸糸、特に引取
り速度が毎分2500m以下の低速で紡糸引取られただ
けの未延伸糸は、その高伸度性、低降伏応力性、非晶4
i13造性であることを利用して、不織布1紙の分野に
おけるバインダーMliIIとして、広く使用されてい
る。しかしながら、従来のポリエステルテレフタレート
未延伸繊維は上記低配向。
り速度が毎分2500m以下の低速で紡糸引取られただ
けの未延伸糸は、その高伸度性、低降伏応力性、非晶4
i13造性であることを利用して、不織布1紙の分野に
おけるバインダーMliIIとして、広く使用されてい
る。しかしながら、従来のポリエステルテレフタレート
未延伸繊維は上記低配向。
非晶構造のため、同時に熱的安定性を全く欠いており高
温下では容易に脆化が起り、それ自身では全く強度、伸
度を有しないいわばボロボロの糸になってしまう。
温下では容易に脆化が起り、それ自身では全く強度、伸
度を有しないいわばボロボロの糸になってしまう。
また従来のポリエステル未延伸繊維は寸法の体熱安定性
も劣っており、60〜100℃で10〜30%程度の収
縮を示しなり、逆に200℃付近では15%を越える伸
長を起したりするのが通例であった。
も劣っており、60〜100℃で10〜30%程度の収
縮を示しなり、逆に200℃付近では15%を越える伸
長を起したりするのが通例であった。
[目 的]
本発明はかかる従来の欠点を改良し、低降伏性。
高伸度性、非品性等、未延伸糸特有の特徴を確保しなが
ら、同時に高温に至る迄、力学特性の保持性1寸法安定
性が著しく改善されたポリエチレンテレフタレートを主
体とするブレンドポリエステル未延伸糸の製造方法を提
供するものである。
ら、同時に高温に至る迄、力学特性の保持性1寸法安定
性が著しく改善されたポリエチレンテレフタレートを主
体とするブレンドポリエステル未延伸糸の製造方法を提
供するものである。
[梢 成]
本発明は上記目的を達成するため、次の構成を有するも
のである。すなわち、 エチレンテレフタレートを主たる繰り返し単位とするポ
リエステル成分とポリアミド成分とからなり、下記(a
)〜(d)の要件を同時に満足することを特徴とするバ
インダー繊維用ブレンドポリエステル、未延伸糸。
のである。すなわち、 エチレンテレフタレートを主たる繰り返し単位とするポ
リエステル成分とポリアミド成分とからなり、下記(a
)〜(d)の要件を同時に満足することを特徴とするバ
インダー繊維用ブレンドポリエステル、未延伸糸。
a、ポリアミド成分が繊維中に1〜30重量%存在する
こと。
こと。
b、単繊維繊度が3de以下であること。
C2伸度が150%以上であること。
6、230℃で10分間乾熱定長熱処理したときの、繊
維のシルクファクター保持率(k)が15%以上である
こと。
維のシルクファクター保持率(k)が15%以上である
こと。
m L、kは以下の定義に従う。
乾熱定長熱処理後のシルクファクター
k −X 100(%)
乾熱定長熱処理前のシルクファクター
(シルクファクター−切断強度X FWrW丁)本発明
で貫うポリエステルは、ポリエチレンテレフタレートを
主たる対象とするが、これに5モル%以下の第3成分、
例えば種々のジカルボン酸。
で貫うポリエステルは、ポリエチレンテレフタレートを
主たる対象とするが、これに5モル%以下の第3成分、
例えば種々のジカルボン酸。
ジオキシ化合物等を添加共重合させても良く、更には斯
界でよく知られている艶消し、制電等の種々の目的の添
加剤を加えたものであっても良い。
界でよく知られている艶消し、制電等の種々の目的の添
加剤を加えたものであっても良い。
一方ポリエステルにブレンドするポリアミドとしては溶
融紡糸糸可能なものであればよく、化学構造を異にする
数種類のポリアミドから成るブレンド物、或いは第3成
分との共重合体であっても差支えない、但し、その中で
も特に好ましいのはナイロン6およびナイロン66であ
る。
融紡糸糸可能なものであればよく、化学構造を異にする
数種類のポリアミドから成るブレンド物、或いは第3成
分との共重合体であっても差支えない、但し、その中で
も特に好ましいのはナイロン6およびナイロン66であ
る。
本発明において、これらのポリアミドはポリエステル中
に全量の1〜30重量%、より好ましくは1.5〜20
重1%分散して存在する事が必要である。
に全量の1〜30重量%、より好ましくは1.5〜20
重1%分散して存在する事が必要である。
ここでポリアミド成分が1重量%に達しない場合、本発
明の目的とする未延伸糸の耐熱性向−F効果はほとんど
認められない。一方、ポリアミド成分が30重量%を越
えるような場合にも、耐熱性向上効果が低くなるし、紡
糸時の溶融弾性が高くなり、単糸切れ、断糸が起る等、
製糸調子が極端に悪化する0本発明においてポリエステ
ルとポリアミドとのブレンドは任意の方法で行なうこと
かできる。
明の目的とする未延伸糸の耐熱性向−F効果はほとんど
認められない。一方、ポリアミド成分が30重量%を越
えるような場合にも、耐熱性向上効果が低くなるし、紡
糸時の溶融弾性が高くなり、単糸切れ、断糸が起る等、
製糸調子が極端に悪化する0本発明においてポリエステ
ルとポリアミドとのブレンドは任意の方法で行なうこと
かできる。
例えばポリエステルの重合工程末期にポリアミドを混合
しても良く、またポリエステルとポリアミドとを各々重
合し、チップあるいはフレーク状にした後、混合して溶
融し、冷却して再度チップ化しても良い、更には、ポリ
エステルとポリアミドとをチップ状態で混合した後、た
だちに溶融紡糸しても良い。あるいはポリエステルとボ
リアミドを各々溶融し、溶融状態で計量混合し、しかる
后溶融紡糸する事によっても達せられる。
しても良く、またポリエステルとポリアミドとを各々重
合し、チップあるいはフレーク状にした後、混合して溶
融し、冷却して再度チップ化しても良い、更には、ポリ
エステルとポリアミドとをチップ状態で混合した後、た
だちに溶融紡糸しても良い。あるいはポリエステルとボ
リアミドを各々溶融し、溶融状態で計量混合し、しかる
后溶融紡糸する事によっても達せられる。
本発明によるポリエステル未延伸糸は前記のように、不
織布1紙のバインダー繊維として、使用されるものであ
り、この目的を考慮すると本発明によるポリエステル未
延伸糸の単繊維繊度は小さい方か分散上好ましく3de
以下より好ましくは2de以下か適当である。
織布1紙のバインダー繊維として、使用されるものであ
り、この目的を考慮すると本発明によるポリエステル未
延伸糸の単繊維繊度は小さい方か分散上好ましく3de
以下より好ましくは2de以下か適当である。
また、残留伸度をある程度以上有している事が必要で、
少くとも150%以上である事が必要である。また、ブ
レンド繊維中の両成分、特に多量成分であるポリエステ
ル成分(相)は非晶構造を呈している41が好ましい。
少くとも150%以上である事が必要である。また、ブ
レンド繊維中の両成分、特に多量成分であるポリエステ
ル成分(相)は非晶構造を呈している41が好ましい。
以上とは逆に単糸繊疫が3deを越えていたり、あるい
は伸度が150%を切る場合、またポリエステルポリア
ミドの結晶化度が高い場合、接着性が低い等の欠点が生
じ上記目的には使用できなくなる。
は伸度が150%を切る場合、またポリエステルポリア
ミドの結晶化度が高い場合、接着性が低い等の欠点が生
じ上記目的には使用できなくなる。
本発明のポリエステル繊維は通常の溶融紡糸機によって
紡糸する事ができる。フィラメント、スフ、不織布等製
糸の装置および方式にはそれぞれの違いがあっても差支
えないが、吐出フィラメントの引取り速度は毎分800
m以上2500m以下である事が必要であり、これを以
て、本発明では未延伸糸と称する。2500m /分を
越える引取り速度においては、ポリエステル糸の残留伸
度が小さくなる上、P E ’r相が結晶を形成し始め
るので好ましくない。
紡糸する事ができる。フィラメント、スフ、不織布等製
糸の装置および方式にはそれぞれの違いがあっても差支
えないが、吐出フィラメントの引取り速度は毎分800
m以上2500m以下である事が必要であり、これを以
て、本発明では未延伸糸と称する。2500m /分を
越える引取り速度においては、ポリエステル糸の残留伸
度が小さくなる上、P E ’r相が結晶を形成し始め
るので好ましくない。
一方、毎分800m未満の紡速においては、1孔あたり
の吐出量が小さくなるため、ブレンド紡糸においては溶
融弾性のため吐出不安定となり製糸調子が悪化し、所望
の未延伸糸が得られない。
の吐出量が小さくなるため、ブレンド紡糸においては溶
融弾性のため吐出不安定となり製糸調子が悪化し、所望
の未延伸糸が得られない。
本発明によるブレンドポリエステル未延伸繊維の最も大
きな特徴は、230℃で10分間乾熱定長熱処理した時
のシルクファクター保持率(k)が15%以上特に30
%以」−を示す事である。但しシルクファクターは切断
強度(r/de)Xf]月玩1[度−(%)で定義され
る。kが15%に達しないような場合、本発明によるポ
リエステル繊維を例えば不織布のバインダー繊維として
用いた場合、熱による脱化が問題となり、バインダー繊
維としての機能が消失する。
きな特徴は、230℃で10分間乾熱定長熱処理した時
のシルクファクター保持率(k)が15%以上特に30
%以」−を示す事である。但しシルクファクターは切断
強度(r/de)Xf]月玩1[度−(%)で定義され
る。kが15%に達しないような場合、本発明によるポ
リエステル繊維を例えば不織布のバインダー繊維として
用いた場合、熱による脱化が問題となり、バインダー繊
維としての機能が消失する。
また、本発明によるブレンドポリエステル未延伸繊維の
場合、寸法安定性が良好であり、室温以上200°C以
下の温度域における収縮率が一8%〜2?≦である事に
よっても特徴づけられる。ここで−8%の収縮は8%の
伸長を意味する。なお、本発明における収縮率は理学型
R■製P’l℃−10D。
場合、寸法安定性が良好であり、室温以上200°C以
下の温度域における収縮率が一8%〜2?≦である事に
よっても特徴づけられる。ここで−8%の収縮は8%の
伸長を意味する。なお、本発明における収縮率は理学型
R■製P’l℃−10D。
1’ M A標準形を使用し、0.01t/deノ荷重
下に毎分5 ℃の昇温速度で測定した。
下に毎分5 ℃の昇温速度で測定した。
[作 用]
本発明によるブレンドポリエステル未延伸繊維が何故か
くの如きすぐれた耐熱特性を示すかについては、およそ
以下の通り推察される。すなわち、一般にポリエチレン
テレフタレートが高温下に置かれると、結晶が発生し大
きく成長する。このため結晶間に存在する非晶は、次第
に結晶に取りこまれ、非晶層は全体として稀薄になって
いく、特に結晶相互を結びつけているタイ分子は少なく
なっていく。更に未延伸繊維の分子配向が低い場合、結
晶の軸が一方向に揃わず任意の方向を取るなめ、この不
揃いな稀薄化された非晶分子鎖が繊維に加えられた外力
に抗しきれないようになるのである。
くの如きすぐれた耐熱特性を示すかについては、およそ
以下の通り推察される。すなわち、一般にポリエチレン
テレフタレートが高温下に置かれると、結晶が発生し大
きく成長する。このため結晶間に存在する非晶は、次第
に結晶に取りこまれ、非晶層は全体として稀薄になって
いく、特に結晶相互を結びつけているタイ分子は少なく
なっていく。更に未延伸繊維の分子配向が低い場合、結
晶の軸が一方向に揃わず任意の方向を取るなめ、この不
揃いな稀薄化された非晶分子鎖が繊維に加えられた外力
に抗しきれないようになるのである。
これに対して、本発明によるブレンド未延伸繊維も高温
下におかれると、やはりポリエステルの結晶が大きく成
長していくのであるが、その過程の中でポリエステル分
子鉦の中に包みこまれていた分子鎖末端が束縛から解放
され自由に動けるようになる。一方、ポリエステル分子
の分子鎖末端も活性化されるため、ポリエステル−ポリ
アミドの末端同士での化学結合が生じる。あるいは別の
機構として、ポリアミド分子の−・部は熱分解され、そ
れがポリエステル相中に拡散して、そこでポリニスデル
の分子鎖末端と反応する事も考えられる。
下におかれると、やはりポリエステルの結晶が大きく成
長していくのであるが、その過程の中でポリエステル分
子鉦の中に包みこまれていた分子鎖末端が束縛から解放
され自由に動けるようになる。一方、ポリエステル分子
の分子鎖末端も活性化されるため、ポリエステル−ポリ
アミドの末端同士での化学結合が生じる。あるいは別の
機構として、ポリアミド分子の−・部は熱分解され、そ
れがポリエステル相中に拡散して、そこでポリニスデル
の分子鎖末端と反応する事も考えられる。
いずれにせ上、そこで新たなタイ分子が形成され、第1
図に示すような倣4[11jilt造上の3次元架橋が
形成され(実線はポリエステル分子鎖、破線はポリアミ
ド分子鎖を示す)、この結果、力学特性の耐熱劣化性、
司法安定性において、従来のポリエステル未延伸繊維に
隔絶するバインダー繊維用ボリエステル未延伸繊維が得
られるものと考えられる。
図に示すような倣4[11jilt造上の3次元架橋が
形成され(実線はポリエステル分子鎖、破線はポリアミ
ド分子鎖を示す)、この結果、力学特性の耐熱劣化性、
司法安定性において、従来のポリエステル未延伸繊維に
隔絶するバインダー繊維用ボリエステル未延伸繊維が得
られるものと考えられる。
尚、第2図は従来のポリエステル未延伸糸の微細構造を
示す。
示す。
[効 果]
本発明による未延伸繊維の場合、力学特性の耐熱劣化性
が良好であり、先に述べたように230℃で10分間定
長熱処理した時も15%以上のシルクファクター保持率
を示す、これに対して、従来の未延伸糸の場合、このよ
うな高温下では脆化が甚だしく強伸度は零に等しくなっ
てしまう、更に本発明によるポリエステル未延伸繊維の
場合、熱による収縮伸長が小さく寸法安定性が良好であ
る。
が良好であり、先に述べたように230℃で10分間定
長熱処理した時も15%以上のシルクファクター保持率
を示す、これに対して、従来の未延伸糸の場合、このよ
うな高温下では脆化が甚だしく強伸度は零に等しくなっ
てしまう、更に本発明によるポリエステル未延伸繊維の
場合、熱による収縮伸長が小さく寸法安定性が良好であ
る。
以上のような性質は、11111編物、不織布1紙その
他のバインダー繊維として、あるいはその他多くの利用
寸法において多大のメリットをもたらすものである。
他のバインダー繊維として、あるいはその他多くの利用
寸法において多大のメリットをもたらすものである。
実施例1゜
固有粘度0.70のポリエチレンフレタレートと固有粘
度1.0のナイロン6を、それぞれ160℃で4時間お
よび120℃で6時間乾燥した後、チップ状態で種々の
割合に混合し、これを25間直径のスクリュー型溶融押
出機によって溶融混練し、0.35n+n(直径)の吐
出孔を72個有する紡糸口金より吐出。
度1.0のナイロン6を、それぞれ160℃で4時間お
よび120℃で6時間乾燥した後、チップ状態で種々の
割合に混合し、これを25間直径のスクリュー型溶融押
出機によって溶融混練し、0.35n+n(直径)の吐
出孔を72個有する紡糸口金より吐出。
通常の冷却気流による冷却同化、油剤処理を行って15
00m /分の速度で108de /72fil(単繊
維太さ1.5da )のマルチフィラメントとして巻取
った。
00m /分の速度で108de /72fil(単繊
維太さ1.5da )のマルチフィラメントとして巻取
った。
これらのブレンドポリエステル未延伸繊維について、強
度、伸度、シルクファクターおよび230℃で10分間
乾熱定長熱処理した後の強度、伸度。
度、伸度、シルクファクターおよび230℃で10分間
乾熱定長熱処理した後の強度、伸度。
シルクファクターおよびシルクファクター保持率(k>
を測定し、その結果を第1表にまとめた。
を測定し、その結果を第1表にまとめた。
第1表
Nα1はナイロンがブレンドされていない従来の未延伸
繊維であるので、230℃10分間の熱処理により強度
、伸度ともに大幅に下落する。しかも、この場合のシル
クファクターの保持率(k)は7%にすぎない。またN
α2の場合もナイロンのブレンド量が少なずぎるため力
学特性の大耐熱性に関する改善効果は認められない。
繊維であるので、230℃10分間の熱処理により強度
、伸度ともに大幅に下落する。しかも、この場合のシル
クファクターの保持率(k)は7%にすぎない。またN
α2の場合もナイロンのブレンド量が少なずぎるため力
学特性の大耐熱性に関する改善効果は認められない。
これに対して、No、 3〜No、 8は本発明のブレ
ンドポリエステル未延伸繊維であるが、熱処理后も強度
伸度の保持性が高くに値は15%以上になる。特にN0
04〜No、 7は耐熱性が高くに値は30%以上を示
す、またこの場合、伸度が熱処理前の原糸より逆に大き
くなる事もあり注目される。
ンドポリエステル未延伸繊維であるが、熱処理后も強度
伸度の保持性が高くに値は15%以上になる。特にN0
04〜No、 7は耐熱性が高くに値は30%以上を示
す、またこの場合、伸度が熱処理前の原糸より逆に大き
くなる事もあり注目される。
kの値はナイロンのブレンド率2%付近で頂点にして、
ブレンド率の増加に伴って緩やかに減小するが、ブレン
ド率が30%越えてなお増加させると急激な低下を示す
ようになる。例えばサンプルNo、 9の場合、シルク
ファクターの保持率は12%に過ぎなくなる。
ブレンド率の増加に伴って緩やかに減小するが、ブレン
ド率が30%越えてなお増加させると急激な低下を示す
ようになる。例えばサンプルNo、 9の場合、シルク
ファクターの保持率は12%に過ぎなくなる。
実施例2
実施例1におけるサンプルNo、 1とNo、 4につ
いて理学電機■製T M A装置により、未延伸糸の室
温以上200°Cに至る寸法変化を測定した所、No、
1の従来のポリエステル未延伸糸の場合、100°C
付近で最大12〜13%の収縮を示した後、伸長に転じ
、200°Cでは逆に原長に対し14〜15%の伸びを
示す。
いて理学電機■製T M A装置により、未延伸糸の室
温以上200°Cに至る寸法変化を測定した所、No、
1の従来のポリエステル未延伸糸の場合、100°C
付近で最大12〜13%の収縮を示した後、伸長に転じ
、200°Cでは逆に原長に対し14〜15%の伸びを
示す。
これに対して、本発明(No、 4 >の場合、100
℃付近の最大収縮は高々1%に過ぎないし、200℃で
の伸長も原長に対し4〜5%程度に抑えられる。
℃付近の最大収縮は高々1%に過ぎないし、200℃で
の伸長も原長に対し4〜5%程度に抑えられる。
以上のように本発明によるブレンドポリエステル未延伸
糸の場合、寸法変化も小さく安定である。
糸の場合、寸法変化も小さく安定である。
第1図及び第2図は大々本発明によるブレンドポリエス
テル未延伸糸および従来のポリエステル未延伸糸を高温
下に長時間さらした後の微細構造のモデル図である。 図中実線はポリエステル、破線はポリアミドの分子鎖を
表わす。 第1図 第2図
テル未延伸糸および従来のポリエステル未延伸糸を高温
下に長時間さらした後の微細構造のモデル図である。 図中実線はポリエステル、破線はポリアミドの分子鎖を
表わす。 第1図 第2図
Claims (6)
- (1)エチレンテレフタレートを主たる繰り返し単位と
するポリエステル成分とポリアミド成分とからなり、下
記(a)〜(d)の要件を同時に満足することを特徴と
するバインダー繊維用ブレンドポリエステル未延伸糸。 a.ポリアミド成分が繊維中に1〜30重量%存在する
こと。 b.単繊維繊度が3de以下であること。 c.伸度が150%以上であること。 d.230℃で10分間乾熱定長熱処理したときの、繊
維のシルクファクター保持率(k)が15%以上である
こと。 但し、kは以下の定義に従う。 k=乾熱定長熱処理後のシルクファクター/乾熱定長熱
処理前のシルクファクター×100(%)(シルクファ
クター=切断強度×√(切断伸度)) - (2)ポリアミド成分が繊維中に1.5〜20%存在す
る特許請求の範囲第1項記載のバインダー繊維用ブレン
ドポリエステル未延伸糸。 - (3)単繊維繊度が2de以下である特許請求の範囲第
1項記載のバインダー繊維用ブレンドポリエステル未延
伸糸。 - (4)シルクファクター保持率(k)30%以上である
特許請求第1項記載のバインダー繊維用ブレンドポリエ
ステル未延伸糸。 - (5)室温以上200℃以下の温度域における収縮率が
−8%〜2%である特許請求の範囲第1項記載のバイン
ダー繊維用ブレンドポリエステル未延伸糸の製造方法。 - (6)ポリエステル成分が非晶構造を呈する特許請求の
範囲第1項記載のバインダー繊維用ブレンドポリエステ
ル未延伸糸。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62045123A JPS63219623A (ja) | 1987-03-02 | 1987-03-02 | バインダ−繊維用ブレンドポリエステル未延伸糸 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62045123A JPS63219623A (ja) | 1987-03-02 | 1987-03-02 | バインダ−繊維用ブレンドポリエステル未延伸糸 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63219623A true JPS63219623A (ja) | 1988-09-13 |
Family
ID=12710491
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP62045123A Pending JPS63219623A (ja) | 1987-03-02 | 1987-03-02 | バインダ−繊維用ブレンドポリエステル未延伸糸 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS63219623A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002339164A (ja) * | 2001-05-11 | 2002-11-27 | Asahi Kasei Corp | 高伸度ポリアミド繊維 |
JPWO2017159216A1 (ja) * | 2016-03-15 | 2018-09-06 | 帝人フロンティア株式会社 | 液体フィルター用ろ材および液体フィルター |
-
1987
- 1987-03-02 JP JP62045123A patent/JPS63219623A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002339164A (ja) * | 2001-05-11 | 2002-11-27 | Asahi Kasei Corp | 高伸度ポリアミド繊維 |
JP4593003B2 (ja) * | 2001-05-11 | 2010-12-08 | 旭化成せんい株式会社 | 高伸度ポリアミド繊維 |
JPWO2017159216A1 (ja) * | 2016-03-15 | 2018-09-06 | 帝人フロンティア株式会社 | 液体フィルター用ろ材および液体フィルター |
US10874964B2 (en) | 2016-03-15 | 2020-12-29 | Teijin Frontier Co.. Ltd. | Filter medium for liquid filter and liquid filter |
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