JPS6321884Y2 - - Google Patents

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JPS6321884Y2
JPS6321884Y2 JP11977180U JP11977180U JPS6321884Y2 JP S6321884 Y2 JPS6321884 Y2 JP S6321884Y2 JP 11977180 U JP11977180 U JP 11977180U JP 11977180 U JP11977180 U JP 11977180U JP S6321884 Y2 JPS6321884 Y2 JP S6321884Y2
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JP
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cathode ray
ray tube
resistor
discharge
terminal
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JP11977180U
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  • Vessels, Lead-In Wires, Accessory Apparatuses For Cathode-Ray Tubes (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案はブラウン管の管内放電に起因する放電
電流や、アース電位の変動に基づく回路素子(特
にIC、トランジスタ等の半導体能動素子)の損
傷、劣化を防止することを意図したブラウン管周
辺保護回路に関する。
ブラウン管は、ブラウン管内に混入したちりや
電極の傷などが原因となつて、電極間で放電を生
ずることがある。
最もこの種の放電の多い部分はフオーカス電極
と高圧電極の間で、放電時には数100nsecの時間
に数100Aの放電々流がフオーカス電極からアー
ス回路へと流れることが確認されており、斯る放
電々流に起因する電磁誘導などによつて半導体部
品に短時間で高エネルギーのパルス(数10nsec)
が印加される為、致命的な損傷を与える事にな
る。
斯る点について電子銃1を含むブラウン管2及
びその周辺部分の接続関係を示す第1図及び電極
間放電時の等価回路図を表わす第2図を参照しつ
つ説明する。
いま、上述の例の如く、フオーカス電極G4
高圧電極G3,G5との間で放電が生じたとすると、
ブラウン管2のフアンネル部3に至るコーン部分
の内、外面にそれぞれコーテイングされている内
装カーボン被膜4と外装カーボン被膜5とによつ
て形成される高圧容量Cに蓄積されていた電荷
は、G5,G3電極→G4電極→スパークギヤツプ6
→アース端子7のルートで放電し、瞬時乍ら大電
流路を形成する訳である。なお8は高圧Hvを印
加するアノード電極を示す。
また、最近のテレビセツトに多用されるデイジ
タル処理回路はパルス雑音によつて誤動作を生じ
やすい為充分な保護回路が必要となる。このよう
なブラウン管内放電時の放電々流を抑える方法と
して内装カーボン被膜4の抵抗を増加して使用す
る方法が考えられている。しかしこの方法では高
圧を印加する容量(千数百PE)が内装カーボン
被膜全面をプラス極とした分布容量である為高圧
電極G5に近い部分の容量からは低抵抗で電流が
流れ、パルス幅はせまくなるが立上がりの電流値
はほとんど下がらず、通過するアース回路のイン
ピーダンスによつてアース電位が変動するという
欠点がある。
また、第2図は点線で図示せる如く、アース端
子7に直列に抵抗9を挿入し、放電々流の減少を
計ることも考えられるが、その場合には、スパー
クギヤツプ6のアース側電極10の電位があまり
低下しないという欠点が残る。
更に、斯る点を考慮して第2図に点線で図示せ
る如く、電子銃1のフオーカス電極G4とスパー
クギヤツプ6との間、若しくは内装カーボン被膜
4接続リード11と高圧電極G5との間に抵抗1
2或は13を挿入することも考えられるが、ブラ
ウン管2の製造コストの上昇を余儀なくされるば
かりでなく、このような抵抗を内装していないブ
ラウン管には全く適用の余地がないという欠点を
余儀なくされる。また、抵抗が破壊し万一断線し
た場合には抵抗の交換は出来ずブラウン管を交換
しなければならない。
本考案は、このような従来例の持つ諸欠点に鑑
みなされたものである。
以下、本考案を第3図乃至第6図を参照しつつ
説明する。
第3図は、本考案を実施した電子銃1を含むブ
ラウン管2及びその周辺部分の接続関係を示して
おり、第4図は電極間放電時の等価回路図を表し
ている。第5図、第6図は本考案の実施例を示し
ている。
以後の説明の便宜上、第3図乃至第6図の各図
面中において、同じ構成部品には共通の符号を付
しておく。
いま、ブラウン管2内において、高圧電極G3
G5からフオーカス電極G4に向けて放電が生じた
とすると、ブラウン管2のコーン部等の内外のカ
ーボン被膜4,5間に形成されている容量Cに蓄
積されていた電荷が、内装カーボン被膜4→高圧
電極G5,G3→フオーカス電極G4→フオーカス用
ステムピン→ブラウン管ソケツト14の受口15
→ソケツトのフオーカス用外部端子16→抵抗体
R→スパークギヤツプ6→アース端子7→アース
リードG→容量Cの負極であるところの外装カー
ボン被膜5のルートで放電する。従つて、放電電
流は、上記放電回路に対して直列に接続された抵
抗体Rを介して流れるので、十分減衰されると同
時に、放電々流の高周波成分がアースリードGを
流れることによつて誘起されるアース端子7の電
位の上昇も、前記抵抗体Rによつて小さく抑えら
れることになる。この点を従来例と本考案とを比
較してみると、抵抗体Rがシヨートバーの場合
450A程度の放電々流が流れるのに対し、抵抗体
Rが20KΩの場合1A程度の放電々流になり、大幅
に減少する。また、アース端子7の電位は、抵抗
体Rがシヨートバーの場合は12.8Kvであり抵抗
体Rが20KΩの場合は1.2Kvと大幅に低減するこ
とができる。
上記抵抗体Rの挿入位置は、ソケツト14に設
けられたフオーカス用外部突出端子16とスパー
クギヤツプ6との間に限定しなければならない点
に注意を要する。放電々流の減少を計るのみであ
れば抵抗Rをスパークギヤツプ6以降アース端子
7或はアースリードGに直列に挿入すれば良い訳
であるが、その場合には、フオーカスリード線1
7のインピーダンスに対してアース端子7側のイ
ンピーダンスが大巾に大となるために危険であ
り、又後者の場合には、アース側のインピーダン
スが上昇するのみでなく、放電発生時にアース端
子7の電位が上昇する為、該端子に接続されてい
る信号系のアース電位も上昇し、回路のIC等に
悪影響を及ぼす。又、スパークギヤツプ6とフオ
ーカスリード線17との間に抵抗Rを挿入したの
では、問題とする放電々流を抑制する効果は期待
できず、フオーカス電圧供給回路側に一定の抵抗
を介挿した場合と何等変るところはない。
第5図は、本考案を実施したブラウン管周辺保
護回路部品18の側断面図を示しており、第6図
は前記ブラウン管保護回路部品18の設置状態を
示しており、抵抗Rの一端のリード端子19はブ
ラウン管ソケツト14のフオーカス電極G4に接
続されたステムピン(図示せず)に嵌合するピン
受口15に外部端子16を通して接続される。他
端のリード端子20は、第5図のように湾曲部2
1を形成し、前記湾曲部21に対向するようアー
ス電極22を設けることによりスパークギヤツプ
6を形成している。前記抵抗R及びアース電極2
2は樹脂26による封止されており、スパークギ
ヤツプ6部分のみ空洞としている。また、樹脂成
型の際小突起23をアース電極22側に形成し、
アースリード端子24と共に第6図に示すプリン
ト基板25に設けられた孔(図示せず)に挿入す
ることにより、ブラウン管周辺保護回路部品18
の固定を強固にしている。
尚、前記抵抗Rのリード端子20には第6図に
示すようにフオーカスリード線17が接続され
る。
尚、前記スパークギヤツプ6以外のスパークギ
ヤツプは、ブラウン管ソケツト14内に設ける
か、前記プリント基板25に設けるかのどちらで
も良い。
本考案のブラウン管周辺保護回路によれば、抵
抗のリード端子を利用してスパークギヤツプを形
成しているため低コストであり、ブラウン管ソケ
ツトの小型化に対しても対応でき、前記抵抗によ
りブラウン管管内放電時の放電々流を抑制し、テ
レビジヨン受像機の半導体部品を保護でき、また
万一前記抵抗が破損した場合には、一つの部品と
しての取り替えが容易に行える。
【図面の簡単な説明】
第1図はブラウン管及び従来の周辺回路の接続
図、第2図は従来例における管内放電時の等価回
路、第3図はブラウン管及び本考案の周辺回路の
接続図、第4図は本考案のブラウン管周辺回路使
用時における管内放電時の等価回路図、第5図は
本考案を実施したブラウン管周辺保護回路部品の
側断面図、第6図は本考案を実施したブラウン管
周辺保護回路部品の取り付け状態を示している。 2……ブラウン管、6……スパークギヤツプ、
14……ブラウン管ソケツト、15……ピン受
口、16……外部端子、19,20……リード端
子、21……湾曲部、24……アースリード端
子、R……抵抗。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ブラウン管のフオーカス電極に接続されたステ
    ムピンが嵌合するブラウン管ソケツトより外部に
    突出した外部端子に接続され、該外部端子に接続
    されるリード端子を有する電流制限抵抗の他方の
    リード端子に湾曲部を形成し、前記湾曲部の凸方
    向にアースリード端子を対向させることにより形
    成したスパークギヤツプ部分を空洞となすよう前
    記電流制限抵抗を樹脂封止したことを特徴とする
    ブラウン管周辺保護回路。
JP11977180U 1980-08-22 1980-08-22 Expired JPS6321884Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP11977180U JPS6321884Y2 (ja) 1980-08-22 1980-08-22

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JP11977180U JPS6321884Y2 (ja) 1980-08-22 1980-08-22

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Publication Number Publication Date
JPS5741251U JPS5741251U (ja) 1982-03-05
JPS6321884Y2 true JPS6321884Y2 (ja) 1988-06-16

Family

ID=29480428

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JP11977180U Expired JPS6321884Y2 (ja) 1980-08-22 1980-08-22

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