JPS63218130A - カラ−受像管装置 - Google Patents

カラ−受像管装置

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JPS63218130A
JPS63218130A JP4873587A JP4873587A JPS63218130A JP S63218130 A JPS63218130 A JP S63218130A JP 4873587 A JP4873587 A JP 4873587A JP 4873587 A JP4873587 A JP 4873587A JP S63218130 A JPS63218130 A JP S63218130A
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electron
electron gun
electron beam
shadow mask
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  • Cathode-Ray Tubes And Fluorescent Screens For Display (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 (産業上の利用分野) 本発明はシャドウ・マスク型カラー受像管装置に係わり
、特に複数の電子銃部から放射させる電子ビームで蛍光
面を小表示領域に分割して偏向走査するカラー受像管装
置の構造に関するものである。
(従来の技術) 現在、民生用カラーテレビ受像器用として大形で高解像
度の画像を再生できる唯一のデバイスであるカラー受像
管の開発が盛んに行われ、同時に、再生画像の大形化に
伴い1元来ブラウン管の構造面での欠点であった奥行き
方向の全長の増大が特に問題にされる様になった。一方
、全長の短縮化を試みたブラウン管は古くから数々の方
式が考案、試作されており、現在も尚盛んに開発が進め
られている。しかし、大形で解像度、輝度等の再生画像
品位が従来のブラウン管品位と同程度若しくはこれ以上
である様な短全長(扁平)なブラウン管は未だ実現され
ていない。
ブラウン管の扁平化を試みた例としては実開昭59−1
4474(1号公報に提案されている陰極線管或いは実
開昭60−102864号公報に提案されている扁平型
カラー+13F@線管の様に電子銃を蛍光面の面方向に
ほぼ延長する位置に設けることで蛍光面と垂直方向の全
長を短縮する方式があるが、これらの方式では通常のブ
ラウン管では本来何ら構造物の無い位置に電子銃を配置
することになるので、この電子銃の配置された方向の全
長が大幅に増大し、使用用途は大きく制約を受け、民生
用カラーテレビ用としては実用上問題がある。また、こ
の方式では蛍光面に対して電子ビームが常に斜めに入射
するので、蛍光面での電子ビームのスポット形状が幾何
学的に長伸化し、高解度化を実現する為に電子ビームス
ポットを縮小化する際には極めて不利となる。また扁平
位置によって偏向ヨークから蛍光面までの距離が大きく
なるので、電子銃を設計する際、その電子光学的倍率の
設定が困難となると共に蛍光面のラスター歪(台形歪)
を補正する為の偏向ヨークの設計、駆動回路の設計も極
めて困難なものとなる。
上述した問題を解決する方式として特開昭61−256
551号公報に提案されているカラー受像管では通常の
カラー受像管の様に蛍光面と略垂直な位置 ・に電子銃
を配置し、更にこの電子銃を複数個並列配置し、蛍光面
上の表示画像を複数の小表示領域に分割して表示するこ
とで、小形のカラー受像管と同等の高解像度、高輝度の
画像を得ると共に大形のカラー受像管においても小形の
受像管数の全長に抑え、扁平化を実現するものである。
しかし。
この方式では小形のカラー受像管以上の扁平化を望むこ
とは極めて困難であると共に、電子銃を内在するネック
が複数個あることによる真空外囲器形状(構造)の複雑
化は避は難い。また、この方式により扁平化を実現する
為に極めて多数のネッりを設けることは実用上問題であ
る。
上述した方式の欠点は偏向ヨークを真空外囲器外に装着
することによる弊害であるので、その観点から判断する
と、特開昭59−146137号公報に提案されている
平板型画像表示装置が前記欠点を解決する方式と考えら
れる。この方式は蛍光面上の全体画像を水平方向に32
0分割垂直方向に15分割し、全体として4800の分
割合成画像として表示される。またこの方式ではliA
M次方式による駆動と偏向走査による並動(アドレッシ
ング)を同時に行い、電子源には線陰極が用いられてい
る。線陰極はヒーター電力を軽減する為には望ましい手
段であり、小形の蛍光表示管等では一般的に用いられて
いる有効な手段であるが、大形のカラー受像管に適用す
るには線陰極の振動によるたわみを防ぎ且つフィラメン
トの発熱量が外部材に漏れない様に固定するのが極めて
困難となる。また線陰極から大形画像を十分な輝度で表
示するだけの電流のエミッションを得ることも困難であ
る。またこの方式におけるカラー切換は1本電子ビーム
を微小偏向することで所定の色の蛍光体を発生させる、
いわゆるクロマトロン方式と類似した方法が用いられて
いる為、蛍光面上での電子ビームスポット径を極めて小
さくシ、所定の色以外の蛍光体を発光させない様にする
必要がある6またカラー切換の為の微小偏向も極めて精
度良く行う必要があり、特に大形の場合この条件を満足
する様に設計或いは製造することは実用上困難である。
またこの方式は全体の画像を極めて多くの小領域に分割
して動作させるので、例えば隣接する偏向電極間の距離
は殆んどなく、偏向fj1極に支持材或いは補強材を挿
入することは極めて困難である。
(発明が解決しようとする問題点) 上述した様に現在提案されている数々の方式のカラー受
像管装置において十分な扁平化が可能で高輝度、高解像
度の画像を再生できるものは少なく、ある程度の画像品
位を得られても、製造が極めて困難なものが殆んどある
。また再生画像の大形化にも対応できる方式は全くない
、そこで本発明は以下の事項を満足することを目的とす
るものである。
■ 画像の大形化にも対応できる。
■ 製造が容易である。
■ 高輝度、高解像度表示が可能である。
■ 十分な扁平化が可能である。
〔発明の構成〕
(問題点を解決するための手段) 本発明は、真空外囲器とこの外囲器内に配設される蛍光
面およびこの蛍光面に電子ビームを照射する電子銃部と
、該電子ビームの入射角に応じて前記蛍光面に配設され
た所定の蛍光体を選択発光せしめるシャドウ・マスクと
、前記電子ビームが前記蛍光面の所定表示領域に射突す
るよう電子ビームをその照射方向に対して水平方向およ
び垂直方向に偏向する偏向装置を備えたカラー受像管装
置を対象とするものである。
前記真空外囲器は略平坦で映像を表示する前面パネルと
、この前面パネルと略平行に離間した略平坦な後面パネ
ルを有する6前記電子銃は前記蛍光面に対向して電子ビ
ームを発生制御、加速、集束する複数の電極を持つ複数
の小電子銃部に分離して配置され、該複数の小電子銃部
はそれぞれ実質的に複数本の電子ビームを放射する。前
記蛍光面には複数種の蛍光体を1グループとした蛍光体
が連続して被着され前記小電子銃部に1対1に対応して
実質的に複数の小表示領域に分割されている。この複数
の小表示領域の総数は50〜300の個の範囲内にあり
、前記シャドウ・マスクは前記複数の小電子銃部に1対
1に対応して前記複数の小表示領域の総数と同数の小有
効領域に分割された色選択電極である。各小有効領域に
は所定のピッチで多数のビーム通過孔を有しており、且
つ隣接する小有効領域間には電子ビームを通過させない
非有効領域が配置され、前記非有効領域は開口を有しな
いか前記小有効領域内にあるビーム通過孔ピッチより大
きいピッチの開口を有している。前記偏向装置は前記シ
ャドウ・マスクと前記電子銃部間に配置された一対の電
極板であり、この電極板は小電子銃部に対応して水平方
向に複数列、垂直方向に複数行配置され、前記小電子銃
部からの照射電子ビームを静電的に偏向する電場を発生
するため電子ビーム軌道を挟むように外囲器内に対向配
置されている。前記一対の電極板の対向間隔は電子銃部
から遠ざかるにつれて拡がっている形状をなす。
(作 用) 上述した手段により、真空外囲器の形状は極めて単純な
ものにすることができ、外囲器の成形性が大幅に向上し
製造も極めて容易になる。また全体画像を複数の小領域
に分11flJ して偏向走査を行うことで再生画像品
位は小形のカラー受像管と同等の高品位に保つことがで
きると同時に扁平化も実現できる。またシャドウ・マス
クによる色選択を行うことで電子ビームのスポロット形
状により色ズレ等を起こすことなく、最も単純な構造で
安定して色選択を行うことができる。また一本の電子ビ
ームを複数段階に小偏向し、実質的に3本の電子ビーム
とすることで小電子銃部の構造が大幅に簡易化でき、横
型スリーブの陰極ヒータを用いることでヒーター電力を
低減できる。
また蛍光面とシャドウ・マスク間に後段加速空間を形成
することで偏向装置の偏向感度を向上させることができ
、同時、再生画像の輝度も向上できる。また偏向装置と
して静電偏向板を用いることで内部構造物を簡単化でき
ると共に組立ての作業性が向上する。偏向板の形状を蛍
光面側に関した形状にすることで偏向感度を向上させる
ことができる。
(実施例) 以下、本発明を実施例により詳細に説明する。
第1図は本発明のカラー受像管装置の要部捕成図であり
、第2図は第1図の水平方向の断面図(−都電子ビーム
軌道を含む)である。
このカラー受像管装置(1)は後方から前方に向って順
に真空外囲器■を形成する後面パネル■、陰極・ヒータ
ーユニット■、第1格子■、第2格子■、補助偏向装置
■、垂直偏向装置i!(ハ)、水平偏向装置ii!■、
シャドウ・マスク(10)、蛍光面(11)、前面パネ
ル(12)とから構成されている。
陰極・ヒーターユニット(イ)は一本の電子ビームを発
生させる為の1個の酸化物陰極と、この113極を加熱
する為のヒーターを有している。第1格子■及び第2格
子■は前記陰極・ヒーターユニットに)と同数の電子ビ
ーム通過孔を有する平板状電極であり、第1格子■の板
厚が0.25m、穴径が0.61、第2格子■の板厚が
0.5m、穴径が1.Ommである。補助偏向装置■は
それぞれ対向する2枚の電極板から成り、水平方向に約
34mピッチで12列並列配設されており、対向間隔は
約2m、電子ビームの進行方向の電極板の長さは5as
である。偏向装置は垂直方向の偏向を行う垂直偏向装置
l! (8)と水平偏向装置(9)とから構成されてお
り、垂直偏向装置(8)はそれぞれ2枚の電極板から成
り垂直方向に約34+mピッチで9行並列配設されてお
り、電子ビームの軌道を挟む様に蛍光面(11)側に開
いた形状を成し、ヒーター・カソードユニットに)に最
も近く、電極間隔が挟い部分が1mm、蛍光面(11)
に最も近く電極間隔が広い部分が約20nnであり、電
子ビームの進行方向の電極板の長さは19 R11であ
り。
水平偏向装置0)はそれぞれ2枚の電翔板から成り水平
偏向に約34mピッチで12列並列配設されており、電
子ビームの軌道を挟む様に蛍光面(11)側に開いた形
状を成し、ヒーター・カソードユニット0フに最も近く
、電極間隔が狭い部分が2m、蛍光面(11)に最も近
く電極間隔が広い部分が約20nn+であり、電子ビー
ムの進行方向の電極板の長さは19Iである。
本実施例において電子銃部は垂直方向に9個、水平方向
に12個の小電子銃部に分割されて配置されており、こ
の小電子銃部はそれぞれ前記陰極・ヒーターユニットに
)と第1格子■、第2格子■とから構成されている。
第3図はシャドウ・マスク(10)の構造を示す平面図
である。シャドウ・マスク(10)は前記蛍光面(11
)に約JOmmの間隔で対設され、所定のピッチで多数
の7パーチヤ(ビーム通過孔) (13)を有している
色選択電極であり、このシャドウ・マスク(10)は第
3図の様に小電子銃部から放射される電子ビームに対し
て色選択電極として働く小有効領域(14)と電子ビー
ムが放射されることなく色選択電極として働かない非有
効領域(15)に分けられ、この非有効領域(15)に
は電子ビームを通過させるアパーチャ(13)が設けら
れていない。蛍光面(11)は(水平方向の大きさが4
06.4mで垂直方向の大きさが304 、8 mmで
あり)赤、緑、青3本の蛍光体ストライプを1グループ
とし、メタルバックされた多数の蛍光体から構成されて
おり、前記小電子銃部に1対1に対応して実質的に垂直
方向に9個、水平方向に12個の(−辺の長さが33.
9調の正方形)小表示領域に分割されており、小表示領
域の総数は108である(分割数108個)。
以下本発明の実施例の動作原理について説明する。陰極
・ヒーターユニット(へ)のヒーターにより加熱された
酸化物陰極から放出された1本の電子ビーム(16)は
陰極に印加される電位により制御され、略Oボルトの電
位に保たれた第1格子■の開孔を通過する、更に略50
0ボルトの電位に保たれた第2格子(0の開孔を通過し
、この際に加速、集束される。第2格子0を通過した電
子ビーム(16)は補助偏向装置■に入射し、ここで赤
、緑、青の所定の蛍光体を発光させるため、シャドウ・
マスク(10)に電子ビーム(16)が所定の角度で入
射する様に3段階に小偏向され、補助偏向袋fI¥■を
通過後は実質的に3本の電子ビーム(16−R)、 (
16−G)。
(16−8)となる、補助偏向装置ωを通過した電子ビ
ーム(16)は垂直偏向装置(8)に入射し、蛍光面(
11)の所定の小表示領域弁だけ垂直偏向させる。
更に垂直偏向装置0を通過後の電子ビーム(16)は水
平偏向装置■に入射し、蛍光面(11)の所定の小表示
領域弁だけ水平偏向される。
水平偏向装置0を通過した実質的に3本の電子ビーム(
1(i−R)、 (16−G)、 (16−8)は略1
キロボルトの電位に保たれたシャドウ・マスク(10)
のアパーチャ(13)を通過し、この通過時に3本の電
子ビーム(16−R)、 (16−G)、 (16−B
)の入射角に応じて、3色の所定の蛍光体を衝撃発光す
べく、色選択が行われる。シャドウ・マスク(10)を
通過後の電子ビーム(16)は略5キロボルトの電位に
保たれた蛍光面(11)と略1キロボルトの電位に保た
れたシャドウ・マスク(10)の空間で後段加速され。
蛍光面に到達するまでに相当量の運動エネルギーを得、
衝撃時には極めて明るく蛍光体を発光させる。また、電
子ビーム(16)がこの後段加速空間を通過する時、偏
向装置e、■の偏向量が大きい程、電子ビーム(16)
を蛍光面(11)上の小表示領域の中心方向に向う力を
より強く受ける。この為蛍光面(11)上での偏向量は
偏向装置(ハ)、8での実際の偏向量、即ち、シャドウ
・マスク(10)上での偏向量より小さくなる。この為
本実施例では蛍光面(11)上の小表示領域と偏向装置
(へ)、0での偏向によって発生するラスターの大きさ
を完全に一致する様に垂直及び水平の偏向量を設定して
いる。本実施例のシャドウ・マスク(10)には実際の
動作時に電子ビームが放射されず色選択電極として不要
な部分にはアパーチャ(ビーム通過孔) (13)が設
けられていない、この為蛍光面(11)上の隣接する小
表示領域間でラスターが重複し、蛍光面(11)上にこ
の重複部分が輝度の高い線として現われるのを防止でき
る。またシャドウ・マスク(10)にアパーチャ(13
)を有しない部分(15)を設けることでシャドウマス
ク曲率を成形する為のプレス成形性も向上する。更にこ
の非有効領域(15)に補強用部材を配設することでシ
ャドウ・マスク(10)の機械的強度を高められると共
にシャドウ・マスクの曲率成形精度を向上させることが
できる。
本発明では第2図の如く補助偏向装置i¥■で複数段階
の小偏向を行い、小偏向を受けない時を含めると偏向装
置(へ)、■に入射する時には実質的に3本の電子ビー
ム(16−R)、 (16−G)、 (16−B)が存
在することと同等となる。これら実質的に3本の電子ビ
ームはそれぞれ所定の角度でシャドウ・マスク(10)
に入射するため選択され、入射角度に応じた位置に設け
られた蛍光面(■1)上の蛍光体を衝撃し、これを発光
させる。このら実質的に3本の電子ビームは偏向装置(
8)、■)により蛍光面(11)上の所定の小領域に偏
向走査される。このとき、偏向装置(へ)、(2)に入
射前の実質的に3本の電子ビームの間隔Sgは補助偏向
装置C′7)による小偏向の程度によって決定され、従
って任意に小さくすることができる。実際には3本の電
子ビームの1ift隔sgをホさくしすぎるとシャドウ
・マスク方式のカラー受像管の基本原理からシャドウ・
マスク(10)と蛍光面(11)間の距111qを極め
て大きくしなければならないので実用範囲において間隔
sgは決定される。
また偏向装置(ハ)、■)に入射前の電子ビーム間隔S
gが小さいと水平偏向装置■)を構成する2枚の電極板
の間隔を狭く設定することが可能となり、水平偏向装b
¥O)における偏向感度を向上させることができ、更に
蛍光面(11)における実質的に3本の電子ビームのコ
ンバーゼンスのズレを小さくする効果もある。第2図に
おいて本実施例のカラー受像管では偏向走査時のある微
小時間において3段階に小偏向された実質的に3本の電
子ビーム(16−R)、 (16−G)、 (16−8
)は蛍光面(11)上においてかなり離れた位置に到達
しておりこれでは、3本の電子銃を有する貨来管におい
て特に、水平方向のコンバーゼンスが著しくずれたもの
と同じであり、実用に耐えない、また、1水平偏向期間
中にシャドウ・マスク(10)のアパーチャ(13)に
応じて次々に小偏向を行ない、色切換を行なうことは小
偏向用切換周波数が大きくなりすぎて実用上問題である
。そこで本実施例では補助偏向装置■での小偏向の周期
と1水平偏向走査周期を実質的に同一とし、小偏向用周
波数が大きくなりすぎることを防止している。これによ
り本実施例では水平偏向の周波数を通常のカラー受像管
の実質的に3倍に設定し、赤、緑、青の映像信号を一時
記憶装置に記憶させ、赤、緑、青の映像信号を順次、電
子銃部に印加し、電子ビームの制御を行い、カラー画像
の再生を行っている。また、前述した様に実質的に3本
の電子ビーム(16)が蛍光面(11)上において水平
方向にかなり離れた位置に到達するといった本実施例特
有の水平方向のコンバーゼンスずれに対しては各映像信
号を電子銃に印加する際に、各色映像信号毎に所定の時
間差をもって周期される様遅延装置を設ければ、水平方
向のコンバーゼンスずれをなくすことができる。
第4図は本実施例で用いた陰極・ヒーターユニット0)
の構成図である。陰極・ヒーターユニットに)はフィラ
メントヒーター(17)を内在するカン−トスリーブ(
18)とカソードスリーブ上に塗布された酸化物陰極材
料(19)とカソードスリーブを支持固定するカソード
ベース(20)とヒーターに連結されているヒーターサ
ポート(21)から構成されている。ヒーターサポート
(21)よりフィラメントヒーター(17)に流れる電
流により加熱されたカソードスリーブ(18)はカソー
ドスリーブ上に塗布された酸化物陰極材料(19)を加
熱しカソードスリーブ(18)の電位により制御され熱
電子を放出する。
本実施例の陰極・ヒーターユニット(イ)はカソードス
リーブ(18)を横型のスリーブとすることで、カソー
ドの全長を短縮し更にカソードスリーブ(18)の中央
部近傍に陰極を設けることでヒーターの熱効率を高めヒ
ーター電力の大幅削減を実現するものである。
従って1本陰極・ヒーターユニット(へ)の横幅は約5
m必要であり、従来の縦型スリードの横幅に比べて約2
倍であるが全長は約172に短縮することができる特徴
をもつ。またこのカソードヒーターユニットを3本の電
子銃を一体化構成した通常のカラー受像管の電子銃を用
いた場合、隣接するヒーター間の距離が著しく狭くなる
ので実用上問題となる。しかし、本発明においては一本
の電子ビームを用いてカラー表示を行うのでカソードヒ
ーターユニットの横幅の増大は構造上の障害とはならな
い。
本実施例のヒーター・カソードユニットG)は従来のカ
ソード1個当りの消′R電力が0.63ワツトに対して
0932ワツトであり約172の消費電力である。
第5図は特開昭61−256551号公報のカラー受像
管と本発明のカラー受像管のヒーター電力を比較した図
である。特開昭61−256551号公報のカラー受像
管装置は通常のカラー受像管装置の様に蛍光面と略垂直
な位置に電子銃を配置しこの電子銃を内在するネックの
外側近傍に偏向ヨークを装着したものであり、この電子
銃には3本の電子ビームを放射する3個のカソード及び
ヒーターを有している。
第4図から明らかな様に特開昭61−256551号公
報の様に3個の従来のタイプのヒーターカソードを用い
た場合は本実施例の場合と比べて、分割数に対するヒー
ターの消費電力の増加が著しく大きく、全体の表示画像
をより多くの小表示領域に小分割する場合1本実施例の
方が明らかに有利となる。
一般にヒーターを加熱する為の電流は電圧が略5〜8ボ
ルトの交流が加えられており通常のカラー受像管の場合
、その電流は0.3A程度であり、ヒーターの消費電力
は2ワット程度である。一方、ヒーターに流せる最大電
流は、この電流を供給できる電源の容量に関係するが、
6ボルト程度の交流をヒーターに印加した場合、その電
流は17A程度が実用範囲内の最大電流とされている。
即ちヒーターの消費電力は100ワツト以下にする必要
があり、本発明においてもヒーターの総消費電力を10
0ワツト以下になる様に全体の表示画像の最大分割数を
選ばなければならない、従って本発明の場合第5図より
分割数が略300分割以下の時にこの条件を満足する。
また特開昭61−256551号公報のカラー受像管で
は分割数が略50以下の時に、この条件を満足する。
また、本発明においてその分割数を極めて小さい数(例
えば50以下)に設定すると、カラー受像管の奥行き方
向の全長があまり短縮されないので実用範囲内で分割数
の下限を設定する必要がある。
また、ヒーターの消費電力が100ワツトの時の特開昭
61−256551号公報のカラー受像管装置(分割数
が略50とした場合)と本実施例で分割数が略50の場
合を比較すると1本実施例の様に蛍光面の所定の大きさ
の偏向を行う為に垂直及び水平偏向別に静電偏向を行う
方式は一般に特開昭61−256551号公報で用いら
れている様な偏向ヨークによる電磁偏向に比べて容易で
はない1例えば電磁偏向の場合、本実施例の様に低速電
子ビーム(加速電圧がl0KV以下)を偏向するのは偏
向手段(偏向ヨーク)の構造成いは駆動回路の面からも
簡単で90度〜110度の偏向も簡単に実現できる。−
力木実施例の様に静電偏向を用いた場合、蛍光面とシャ
ドウ・マスク間で後段加速を行っても広角の偏向は困難
であり、60度程度の偏向を行う場合でも偏向電圧はI
KV近く必要となり、駆動回路の構成が極めて困難とな
る。従って電子ビームの偏向角を大きくし、その分だけ
カラー受像管装置の扁平化(全長の短縮化)を図る方法
は本実施例では特開昭61−251.5ダIJf公報の
カラー受像管装置より不利であり、本発明の効果を十分
発揮する為には分割数を特開昭61−256551号公
報のカラー受像管ではヒーター電力の実用範囲内での制
約で実現不可能な50以上にすべきである。
上述した本発明により大形で製造が容易なカラー受像管
装置が実現でき、その表示画像は解像度。
コンバーゼンスが従来のカラー受像管能に極めて良好で
、表示画像輝度は従来の大形のカラー受像管装置に比べ
て特に高くすべて小電子銃部を同時に動作させた場合1
0倍程度の輝度を得ることが可能である。また同時にカ
ラー受像管装置の扁平化が実現でき、奥行きを100m
以下に短縮することができる。
〔発明の効果〕
以上のように本発明によれば真空外囲器内にすべての構
造物を封止することで真空外囲器の形状を極めて単純な
ものにすることができ外囲器の成形化が大幅に向上し、
製造が極めて容易となる。
また外囲器の成形精度が再生画像品位に影響を与えるこ
とはなく、内部構造物の組立て精度のみで画像品位が決
まるので特にファンネル側(後面パネル側)の外囲器の
成形が精度的に楽になる。また全体の表示画像を複数の
小表示領域に分割して偏向走査を行うことで画像品位を
小形のカラー受像管装五並の解像度コンバーゼンス品位
に保つことができ、従来の大形のカラー受像管装置に比
べて極めて商品化な画像再生が可能となる。更に表示輝
度を従来のカラー受像管に対して10倍程度に向上させ
ることも可能である。またカラー切換を行う為にシャド
ウ・マスクを用いることで電子ビームのスポット径が経
年的に劣化(拡大化)した場合でも安定して色切換(色
選択)を行うことができると同時に特開昭59−146
137号公報で提案されている平板型画像表示装置には
不可欠なカラー切換の為の複雑で高精度な駆動回路を必
要としなくなり、全体画像を分割表示するカラー受像管
にシャドウ・マスクを用いる効果は極めて大きい。
またシャドウ・マスク方式のカラー受像管装置の原理を
満足する為に一本の電子ビームを複数段階に小偏向して
実質的に3本の電子ビームとする方法は偏向による電子
ビームスポット形状の変形を軽減することが可能となる
ばかりでなく、陰極の数を173にでき、且つ横型スリ
ーブの陰極・ヒーターユニットを用いることが可能とな
り、その波及効果は極めて大きい。即ち、分割表示形の
カラー受像管装置ではヒーター電力の制約から分割数が
制限されるが、一本の電子ビームでカラー表示を行う場
合、その制約が3倍に緩和され、更に、その横形スリー
ブにより2倍に緩和され、全体として分割数が6倍に緩
和できる(ヒーター電力を1/6にできる)効果がある
。また、一本の電子ビームによるカラー表示により小電
子銃部の構造が3本の電子ビームによる方法と比べて極
めて簡単なものにでき、更に水平偏向の偏向電圧を低げ
る効果もある。
また、蛍光面とシャドウ・マスク間に後段加速空間を設
け、更に静電偏向板の形状を電子ビームの軌道に沿った
ものにすることで偏向感度を向上させ、偏向電圧を下げ
る効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示すカラー受像管装置の要
部構成図、第2図は第1図の水平方向の断面図、第3図
は本実施例に用いたシャドウ・マスクの構造を示す平面
図、第4図は本実施例に用いた陰極・ヒーターユニット
の構成図、第5図は特開昭61−256551号公報の
カラー受像管装置と本発明のカラー受像管装置のヒータ
ー電力と分割数の関係を示した図である。 1・・・カラー受像管 2・・・真空外囲器 4・・・陰極・ヒーターユニット 7・・・補助偏向装置 8・・・垂直偏向装置 9・・・水平偏向装置 10・・・シャドウ・マスク 14・・・小有効領域 15・・・非有効領域 代理人 弁理士  則 近 憲 佑 同  大胡典夫 第1図 宙 ≠ 刺 1さ Aρレマトラ マ又フ 第3図 第4図 」−へ−95傘Wρg

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 真空外囲器とこの外囲器内に配設される蛍光面およ
    びこの蛍光面に電子ビームを照射する電子銃部と、該電
    子ビームの入射角に応じて前記蛍光面に配設された所定
    の蛍光体を選択発光せしめるシャドウ・マスクと、前記
    電子ビームが前記蛍光面の所定表示領域に射突するよう
    電子ビームをその照射方向に対して水平方向および垂直
    方向に偏向する偏向装置を備えたカラー受像管装置にお
    いて、 前記真空外囲器は略平坦で映像を表示する前面パネルと
    、この前面パネルと略平行に離間した略平坦な後面パネ
    ルを有し、前記電子銃は前記蛍光面に対向して電子ビー
    ムを発生制御、加速、集束する複数の電極を持つ複数の
    小電子銃部に分離して配置され、該複数の小電子銃部は
    それぞれ実質的に複数本の電子ビームを放射し、前記蛍
    光面には複数種の蛍光体を1グループとした蛍光体が連
    続して被着され前記小電子銃部に1対1に対応して実質
    的に複数の小表示領域に分割されており、この複数の小
    表示領域の総数は50〜300の範囲内にあり、前記シ
    ャドウ・マスクは前記複数の小電子銃部に1対1に対応
    して前記複数の小表示領域の総数と同数の小有効領域に
    分割された色選択電極であり、各小有効領域には所定の
    ピッチで多数のビーム通過孔を有しており、且つ隣接す
    る小有効領域間には電子ビームを通過させない非有効領
    域が配置され、前記非有効領域は開口を有しないか前記
    小有効領域内にあるビーム通過孔ピッチより大きいピッ
    チの開口を有し、前記偏向装置は前記シャドウ・マスク
    と前記電子銃部間に配置された一対の電極板であり、こ
    の電極板は小電子銃部に対応して水平方向に複数列、垂
    直方向に複数行配置され、前記小電子銃部からの照射電
    子ビームを静電的に偏向する電場を発生するため電子ビ
    ーム軌道を挟むように外囲器内に対向配置されており、
    前記一対の電極板の対向間隔は電子銃部から遠ざかるに
    つれて拡がっている形状をなすことを特徴とするカラー
    受像管装置。 2 前記複数の小電子銃はそれぞれ一本の電子ビームを
    放射し、この電子ビームを水平方向に小 偏向して実質
    的に複数本の電子ビームとする補助偏向装置を有し、こ
    の補助偏向装置が小電子銃部に対応して水平方向に複数
    列配置され、該補助偏向装置は前記偏向装置と前記電子
    銃部間に電子ビームの軌道を挟むように外囲器内に対向
    配置された一対の電極板であることを特徴とする特許請
    求の範囲第1項記載のカラー受像管装置。 3 前記蛍光面と前記を電気的にシャドウ・マスク縁し
    該蛍光面の電位を該シャドウ・マスクの電位より高くす
    ることで該蛍光面とシャドウ・マスク間に後段加速空間
    を形成することを特徴とする特許請求の範囲第1項及び
    第2項記載のカラー受像管装置。 4 前記電子銃を構成する少なくとも1個の電極は隣接
    する小電子銃部の電極と同一面上に形成された平板状電
    極であることを特徴とする特許請求の範囲第1項乃至第
    3項記載のカラー受像管装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US5491382A (en) * 1993-09-09 1996-02-13 Kabushiki Kaisha Toshiba Color picture tube apparatus

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