JPS6321771Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6321771Y2 JPS6321771Y2 JP7172984U JP7172984U JPS6321771Y2 JP S6321771 Y2 JPS6321771 Y2 JP S6321771Y2 JP 7172984 U JP7172984 U JP 7172984U JP 7172984 U JP7172984 U JP 7172984U JP S6321771 Y2 JPS6321771 Y2 JP S6321771Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fixing mechanism
- light
- spring
- light source
- nut
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- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 230000007246 mechanism Effects 0.000 claims description 25
- 230000003287 optical effect Effects 0.000 claims description 6
- 230000001105 regulatory effect Effects 0.000 description 6
- 238000012790 confirmation Methods 0.000 description 4
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 3
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 3
- 230000033228 biological regulation Effects 0.000 description 2
- 238000007689 inspection Methods 0.000 description 2
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 1
- 238000001514 detection method Methods 0.000 description 1
- 239000000463 material Substances 0.000 description 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
- 238000012986 modification Methods 0.000 description 1
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 1
- 229910001220 stainless steel Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000010935 stainless steel Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Force Measurement Appropriate To Specific Purposes (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
この考案は、被固定部材を雄ネジと雌ネジとで
締付け固定する固定機構に緩みが生じた場合に、
これらを非接触で検知させるようにした固定機構
の緩み確認装置に関する。
締付け固定する固定機構に緩みが生じた場合に、
これらを非接触で検知させるようにした固定機構
の緩み確認装置に関する。
プラント中の構造物を、たとえばボルトとナツ
トからなる固定機構で締付け固定した場合には、
プラントの点検作業時に上記固定機構に緩みが生
じたか否かを確認しなければならないことがしば
しば生ずる。このような場合、従来は、作業者が
ボルトまたはナツトを直に回してみて、その際の
トルクを手勘で確認することによつて固定機構の
緩みを確認する方式が採用されていた。
トからなる固定機構で締付け固定した場合には、
プラントの点検作業時に上記固定機構に緩みが生
じたか否かを確認しなければならないことがしば
しば生ずる。このような場合、従来は、作業者が
ボルトまたはナツトを直に回してみて、その際の
トルクを手勘で確認することによつて固定機構の
緩みを確認する方式が採用されていた。
ところが、たとえば核施設など、人間が近接し
得ない検査領域では、上記のように固定機構の緩
みを直に確認するのが不可能であり、また、この
ようなネジの緩み確認のために遠隔操作装置を用
いるには施設が複雑になりすぎるという問題があ
つた。かといつて、このような固定機構の緩みを
目視で確認することは非常に困難であり、結局は
満足できる確認がなされていないというのが実状
であつた。
得ない検査領域では、上記のように固定機構の緩
みを直に確認するのが不可能であり、また、この
ようなネジの緩み確認のために遠隔操作装置を用
いるには施設が複雑になりすぎるという問題があ
つた。かといつて、このような固定機構の緩みを
目視で確認することは非常に困難であり、結局は
満足できる確認がなされていないというのが実状
であつた。
本考案は、このような問題点を鑑みなされたも
のであり、その目的とするところは、人間の手を
必要とすることなしに、遠隔的かつ非接触で固定
機構の緩みを精度良く確認することができる固定
機構の緩み確認装置を提供することにある。
のであり、その目的とするところは、人間の手を
必要とすることなしに、遠隔的かつ非接触で固定
機構の緩みを精度良く確認することができる固定
機構の緩み確認装置を提供することにある。
本考案は、雄ネジと雌ネジとで被固定物を締付
け固定する固定機構の緩み確認装置であつて、以
下のように構成されたことを特徴としている。
け固定する固定機構の緩み確認装置であつて、以
下のように構成されたことを特徴としている。
すなわち、この緩み確認装置は、上記雄ネジと
雌ネジとの間の相対的な位置変動に伴つて変形す
るバネ座と、このバネ座に向けて光を照射する光
源と、前記固定機構が所望の締付け力で締付けら
れている状態において上記光源から出射して前記
バネ座で反射した光の光路上に設置され該光を受
光する受光素子とを具備してなることを特徴とし
ている。
雌ネジとの間の相対的な位置変動に伴つて変形す
るバネ座と、このバネ座に向けて光を照射する光
源と、前記固定機構が所望の締付け力で締付けら
れている状態において上記光源から出射して前記
バネ座で反射した光の光路上に設置され該光を受
光する受光素子とを具備してなることを特徴とし
ている。
以下、図面を参照しながら本考案の実施例につ
いて説明する。
いて説明する。
第1図において、平板状構造物1,2を重合し
てなる被固定物3は、固定機構であるボルト4と
ナツト5との螺合締付けによつて固定されてい
る。被固定物3と、ナツト5との間には、平板環
状の座金6とサラバネ7とが介在されている。
てなる被固定物3は、固定機構であるボルト4と
ナツト5との螺合締付けによつて固定されてい
る。被固定物3と、ナツト5との間には、平板環
状の座金6とサラバネ7とが介在されている。
本実施例に係る固定機構の緩み確認装置は、上
記のように座金6とナツト5との間に介在された
上記サラバネ7と、このサラバネ7に向けて光を
出射する光源8と、この光源8から出射され上記
サラバネ7で反射された光を受光する受光素子9
と、光源8および受光素子9の相対位置関係を調
整する図示しない調整機構とで構成されている。
記のように座金6とナツト5との間に介在された
上記サラバネ7と、このサラバネ7に向けて光を
出射する光源8と、この光源8から出射され上記
サラバネ7で反射された光を受光する受光素子9
と、光源8および受光素子9の相対位置関係を調
整する図示しない調整機構とで構成されている。
サラバネ7は、たとえばステンレス鋼などのバ
ネ材を円錐状に形成したもので、軸方向に対して
テーパ状に形成された外周面10を、光の反射量
ができるだけ多くなるように鏡面加工されたもの
となつている。このサラバネ7は、その小径端部
がナツト5の被固定物3側の周端部に形成された
溝11に規制され、また、その大径端部が座金6
に規制されている。したがつて、ボルト4とナツ
ト5との締付け量が変動すると、サラバネ7の変
形量も変動するようになつている。
ネ材を円錐状に形成したもので、軸方向に対して
テーパ状に形成された外周面10を、光の反射量
ができるだけ多くなるように鏡面加工されたもの
となつている。このサラバネ7は、その小径端部
がナツト5の被固定物3側の周端部に形成された
溝11に規制され、また、その大径端部が座金6
に規制されている。したがつて、ボルト4とナツ
ト5との締付け量が変動すると、サラバネ7の変
形量も変動するようになつている。
光源8および受光素子9は、たとえばレーザ発
振器およびフオトダイオードなどから構成された
ものである。両者の相対的な位置関係は、図示し
ない調整機構によつて任意にその位置を可変でき
るものである。
振器およびフオトダイオードなどから構成された
ものである。両者の相対的な位置関係は、図示し
ない調整機構によつて任意にその位置を可変でき
るものである。
次に、このように構成された本実施例に係る緩
み確認装置の作用について説明する。
み確認装置の作用について説明する。
いま、被固定物3が所望の締付け力で締付けら
れている状態では、サラバネ7の外周面10と、
その中心軸とのなす角度は、一定の角度を呈す
る。この状態で、光源8および受光素子9は、受
光素子9が光源8から出射されてサラバネ7の外
周面10で反射された光を受光し得る位置に設定
されている。
れている状態では、サラバネ7の外周面10と、
その中心軸とのなす角度は、一定の角度を呈す
る。この状態で、光源8および受光素子9は、受
光素子9が光源8から出射されてサラバネ7の外
周面10で反射された光を受光し得る位置に設定
されている。
ボルト4とナツト5との間に緩みが生じた際に
は、ナツト5と、座金6との間の距離が増加する
ので、サラバネ7の外周面10と、その中心軸と
の間のなす角度が変動する。このため、第2図に
示すように、光源8から出射してサラバネ7の外
周面10で反射する光の光路が変動するので、受
光素子9で受光する光量が減少し、ここにボルト
4とナツト5との緩みの検出が可能となる。
は、ナツト5と、座金6との間の距離が増加する
ので、サラバネ7の外周面10と、その中心軸と
の間のなす角度が変動する。このため、第2図に
示すように、光源8から出射してサラバネ7の外
周面10で反射する光の光路が変動するので、受
光素子9で受光する光量が減少し、ここにボルト
4とナツト5との緩みの検出が可能となる。
このように本実施例によれば、格別に複雑な構
成とすることなしに、ボルト4とナツト5との緩
みを精度良く、しかも非接触で検出することがで
きる。
成とすることなしに、ボルト4とナツト5との緩
みを精度良く、しかも非接触で検出することがで
きる。
ところで、被構造物が大型であり、被固定物の
高い締付け強度を必要とする用途には、緩み確認
装置を第3図に示すように構成すればよい。
高い締付け強度を必要とする用途には、緩み確認
装置を第3図に示すように構成すればよい。
すなわち、この場合には、構造物21,22を
重合してなる被固定物23は、ボルト24および
ナツト25によつて座金26を介して高い締付け
トルクで締付け固定される。
重合してなる被固定物23は、ボルト24および
ナツト25によつて座金26を介して高い締付け
トルクで締付け固定される。
緩み確認装置は、上記ボルト24の先端内部に
螺刻された雌ネジと螺合する小ボルト27と、こ
の小ボルト27に嵌合された環状の規制板28
と、この規制板28のボルト24と反対側の位置
で上記ボルト27と螺合して上記規制板28の位
置を規制する小ナツト29と、上記規制板28と
ナツト25との間に装着されたサラバネ30と、
このサラバネ30を介して光の送受を行なう光源
8および受光素子9とで構成されている。
螺刻された雌ネジと螺合する小ボルト27と、こ
の小ボルト27に嵌合された環状の規制板28
と、この規制板28のボルト24と反対側の位置
で上記ボルト27と螺合して上記規制板28の位
置を規制する小ナツト29と、上記規制板28と
ナツト25との間に装着されたサラバネ30と、
このサラバネ30を介して光の送受を行なう光源
8および受光素子9とで構成されている。
このような構成であれば、ボルト24とナツト
25とを高い締付トルクで締付けた後に、小ボル
ト27と小ナツト29の調節によつてサラバネ3
0の変形量を調節することができるので、光路の
設定が容易である。しかも、ボルト24とナツト
25との間の締付けによつてサラバネ29が変形
する等の問題を生じさせることがない。
25とを高い締付トルクで締付けた後に、小ボル
ト27と小ナツト29の調節によつてサラバネ3
0の変形量を調節することができるので、光路の
設定が容易である。しかも、ボルト24とナツト
25との間の締付けによつてサラバネ29が変形
する等の問題を生じさせることがない。
このように本考案によれば、極めて簡単な構成
にも拘らず、固定機構の緩みを高精度で検知する
ことができ、しかも、この検出を遠隔的、非接触
に行なうことができる。したがつて、人間が近接
し得ない場所においても、固定機構の健全性を常
に確認できるという効果を奏する。
にも拘らず、固定機構の緩みを高精度で検知する
ことができ、しかも、この検出を遠隔的、非接触
に行なうことができる。したがつて、人間が近接
し得ない場所においても、固定機構の健全性を常
に確認できるという効果を奏する。
なお、本考案は上述した実施例に限定されるも
のではなく、たとえば、固定機構としてボルトと
ナツト以外のネジ類を用いたものにも適用可能で
ある。また、固定機構の緩みに応じて光路を変動
させるバネ座には、星型のバネ座など他のバネ座
を用いてもよく、光源からの光を照射させる面
も、雌ネジと雄ネジとの相対位置の変動によつて
反射光の光路が変動するような位置であれば、ど
のような位置に照射させても良い。さらには光源
や受光素子は、両者が一体となつたものを用いる
ことも可能である。ようするに本考案は、その要
旨を逸脱しない範囲で種々変更して実施すること
が可能である。
のではなく、たとえば、固定機構としてボルトと
ナツト以外のネジ類を用いたものにも適用可能で
ある。また、固定機構の緩みに応じて光路を変動
させるバネ座には、星型のバネ座など他のバネ座
を用いてもよく、光源からの光を照射させる面
も、雌ネジと雄ネジとの相対位置の変動によつて
反射光の光路が変動するような位置であれば、ど
のような位置に照射させても良い。さらには光源
や受光素子は、両者が一体となつたものを用いる
ことも可能である。ようするに本考案は、その要
旨を逸脱しない範囲で種々変更して実施すること
が可能である。
第1図は本考案の一実施例に係る固定機構の緩
み確認装置の構成を説明するための図、第2図は
同装置の作用を説明するための図、第3図は本考
案の他の実施例に係る固定機構の緩み確認装置の
構成を説明するための図である。 1,2,21,22……構造物、3,23……
被固定物、4,24……ボルト、5,25……ナ
ツト、6,26……座金、7,30……サラバ
ネ、8……光源、9……受光素子、27……小ボ
ルト、8……規制板、29……小ナツト。
み確認装置の構成を説明するための図、第2図は
同装置の作用を説明するための図、第3図は本考
案の他の実施例に係る固定機構の緩み確認装置の
構成を説明するための図である。 1,2,21,22……構造物、3,23……
被固定物、4,24……ボルト、5,25……ナ
ツト、6,26……座金、7,30……サラバ
ネ、8……光源、9……受光素子、27……小ボ
ルト、8……規制板、29……小ナツト。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 雄ネジと雌ネジとで被固定物を締付け固定す
るようにした固定機構の上記雄ネジと雌ネジと
の間の相対的な位置変動に伴つて変形するバネ
座と、このバネ座に向けて光を照射する光源
と、前記固定機構が所望の締付け力で締付けら
れている状態において上記光源から出射して前
記バネ座で反射した光の光路上に設置され該光
を受光する受光素子とを具備してなることを特
徴とする固定機構の緩み確認装置。 (2) 前記バネ座は、円錐形状のサラバネであるこ
とを特徴とする実用新案登録請求の範囲第1項
記載の固定機構の緩み確認装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7172984U JPS60182515U (ja) | 1984-05-16 | 1984-05-16 | 固定機構の緩み確認装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7172984U JPS60182515U (ja) | 1984-05-16 | 1984-05-16 | 固定機構の緩み確認装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60182515U JPS60182515U (ja) | 1985-12-04 |
JPS6321771Y2 true JPS6321771Y2 (ja) | 1988-06-15 |
Family
ID=30609482
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7172984U Granted JPS60182515U (ja) | 1984-05-16 | 1984-05-16 | 固定機構の緩み確認装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60182515U (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2022208790A1 (ja) * | 2021-03-31 | 2022-10-06 | 三菱電機株式会社 | 検査システム、検査方法、および検査プログラム |
-
1984
- 1984-05-16 JP JP7172984U patent/JPS60182515U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS60182515U (ja) | 1985-12-04 |
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