JPS6321357Y2 - - Google Patents
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- JPS6321357Y2 JPS6321357Y2 JP15564184U JP15564184U JPS6321357Y2 JP S6321357 Y2 JPS6321357 Y2 JP S6321357Y2 JP 15564184 U JP15564184 U JP 15564184U JP 15564184 U JP15564184 U JP 15564184U JP S6321357 Y2 JPS6321357 Y2 JP S6321357Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fresh water
- cooling fluid
- seawater
- heat exchanger
- condenser
- Prior art date
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- Expired
Links
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Landscapes
- Heat Treatment Of Water, Waste Water Or Sewage (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本考案は、船舶用等に使用されるデイーゼル機
関に対する冷却流体の冷却器を蒸発式造水装置の
加熱器に使用し、デイーゼル機関に対する冷却流
体の冷却を行うと共に、当該デイーゼル機関に対
する冷却流体が有する熱によつて海水から淡水を
製造するようにした造水装置に関するものであ
る。
関に対する冷却流体の冷却器を蒸発式造水装置の
加熱器に使用し、デイーゼル機関に対する冷却流
体の冷却を行うと共に、当該デイーゼル機関に対
する冷却流体が有する熱によつて海水から淡水を
製造するようにした造水装置に関するものであ
る。
このように船舶用等に使用されるデイーゼル機
関の冷却を兼ねた造水装置には、先行技術として
の実公昭41−13085号公報に記載されているよう
に、船舶等に使用されるデイーゼル機関に対する
冷却流体によつて海水を加熱蒸発するようにした
熱交換器を、ケーシングの底部に、当該熱交換器
で発生した蒸気がケーシング内に流入するように
接続する一方、前記ケーシング内の上部に、海水
等を冷媒とする復水器を設けて成る造水装置が使
用されている。
関の冷却を兼ねた造水装置には、先行技術として
の実公昭41−13085号公報に記載されているよう
に、船舶等に使用されるデイーゼル機関に対する
冷却流体によつて海水を加熱蒸発するようにした
熱交換器を、ケーシングの底部に、当該熱交換器
で発生した蒸気がケーシング内に流入するように
接続する一方、前記ケーシング内の上部に、海水
等を冷媒とする復水器を設けて成る造水装置が使
用されている。
そしてこの造水装置は、船舶等に使用されるデ
イーゼル機関に対する冷却流体が有する熱によつ
て海水を加熱蒸発し、この蒸気を凝縮して淡水を
製造するもので、デイーゼル機関に対する冷却流
体の冷却に海水が液体から気体に相変化するとき
の蒸発潜熱を利用することから、きわめて高い熱
伝達率が得られ、通常の間接式冷却器のような単
相流の熱伝達によるものに比べて、熱交換器を大
幅に小型化できる利点を有する。
イーゼル機関に対する冷却流体が有する熱によつ
て海水を加熱蒸発し、この蒸気を凝縮して淡水を
製造するもので、デイーゼル機関に対する冷却流
体の冷却に海水が液体から気体に相変化するとき
の蒸発潜熱を利用することから、きわめて高い熱
伝達率が得られ、通常の間接式冷却器のような単
相流の熱伝達によるものに比べて、熱交換器を大
幅に小型化できる利点を有する。
しかし、デイーゼル機関に対する冷却流体の冷
却はデイーゼル機関を運転しているとき常時必要
である一方、海水からの淡水を製造する造水装置
は、船舶等における淡水タンクが一杯になる等し
た場合にはその運転を停止するようにしなければ
ならないが、前記先行技術におけるデイーゼル機
関の冷却を兼ねた造水装置は、機関に対する冷却
流体の冷却を、海水から淡水を製造することによ
つて行うもので、換言すると機関に対する冷却流
体の冷却を行つている間中淡水を製造するもので
あるから、前記のように船舶等における淡水タン
クが一杯になつて淡水の製造が必要でなくなつた
場合に、造水装置の運転を停止すると機関に対す
る冷却流体の冷却を行うことができないことにな
る。
却はデイーゼル機関を運転しているとき常時必要
である一方、海水からの淡水を製造する造水装置
は、船舶等における淡水タンクが一杯になる等し
た場合にはその運転を停止するようにしなければ
ならないが、前記先行技術におけるデイーゼル機
関の冷却を兼ねた造水装置は、機関に対する冷却
流体の冷却を、海水から淡水を製造することによ
つて行うもので、換言すると機関に対する冷却流
体の冷却を行つている間中淡水を製造するもので
あるから、前記のように船舶等における淡水タン
クが一杯になつて淡水の製造が必要でなくなつた
場合に、造水装置の運転を停止すると機関に対す
る冷却流体の冷却を行うことができないことにな
る。
このため、前記先行技術における船舶等に使用
されるデイーゼル機関の冷却を兼ねた造水装置
を、機関における冷却流体の循環経路に適用する
場合には、前記造水装置の運転を停止したときに
おいても、機関の冷却流体に冷却を確保するため
に、機関における冷却流体の循環経路中に、冷却
流体を海水等によつて間接的に冷却するための冷
却器を設置しておかねばならないのであつた。
されるデイーゼル機関の冷却を兼ねた造水装置
を、機関における冷却流体の循環経路に適用する
場合には、前記造水装置の運転を停止したときに
おいても、機関の冷却流体に冷却を確保するため
に、機関における冷却流体の循環経路中に、冷却
流体を海水等によつて間接的に冷却するための冷
却器を設置しておかねばならないのであつた。
本考案は、前記先行技術のような船舶等に使用
されるデイーゼル機関の冷却を兼ねた造水装置に
おいて、淡水の製造を停止した場合においても、
機関の冷却流体に冷却を行うことができるように
することにより、機関における冷却流体の冷却循
環系中に対する間接熱交換型の冷却器の設置を不
要にすることを目的とするものである。
されるデイーゼル機関の冷却を兼ねた造水装置に
おいて、淡水の製造を停止した場合においても、
機関の冷却流体に冷却を行うことができるように
することにより、機関における冷却流体の冷却循
環系中に対する間接熱交換型の冷却器の設置を不
要にすることを目的とするものである。
このため本考案は、デイーゼル機関に対する冷
却流体によつて海水を加熱蒸発するようにした熱
交換器を、ケーシングの底部に、当該熱交換器で
発生した蒸気がケーシング内に流入するように接
続する一方、前記ケーシング内の上部に、海水等
を冷媒とする復水器を設け、該復水器の底部に淡
水出口管を設けて成る造水装置において、前記復
水器の底部には、オーバーフロー管の上端を前記
淡水出口管より高い位置に開口し、該オーバーフ
ロー管の下端を前記熱交換器への海水供給部に連
通した構成にしたものである。
却流体によつて海水を加熱蒸発するようにした熱
交換器を、ケーシングの底部に、当該熱交換器で
発生した蒸気がケーシング内に流入するように接
続する一方、前記ケーシング内の上部に、海水等
を冷媒とする復水器を設け、該復水器の底部に淡
水出口管を設けて成る造水装置において、前記復
水器の底部には、オーバーフロー管の上端を前記
淡水出口管より高い位置に開口し、該オーバーフ
ロー管の下端を前記熱交換器への海水供給部に連
通した構成にしたものである。
この構成において、熱交換器に海水供給部から
供給された海水は、当該熱交換器においてデイー
ゼル機関に対する冷却流体にて加熱されて蒸発
し、ケーシング内に向かつて流入することによ
り、デイーゼル機関に対する冷却流体を、海水中
から水が蒸発するときの蒸発潜熱にて冷却できる
一方、ケーシング内に流入した蒸気は上部におけ
る復水器において凝縮して、淡水となつて復水器
の底部に集り、当該復水器における淡水出口管か
ら淡水タンク等に送出されることより、デイーゼ
ル機関に対する冷却流体の冷却と淡水の製造とを
同時に行うことができるのである。
供給された海水は、当該熱交換器においてデイー
ゼル機関に対する冷却流体にて加熱されて蒸発
し、ケーシング内に向かつて流入することによ
り、デイーゼル機関に対する冷却流体を、海水中
から水が蒸発するときの蒸発潜熱にて冷却できる
一方、ケーシング内に流入した蒸気は上部におけ
る復水器において凝縮して、淡水となつて復水器
の底部に集り、当該復水器における淡水出口管か
ら淡水タンク等に送出されることより、デイーゼ
ル機関に対する冷却流体の冷却と淡水の製造とを
同時に行うことができるのである。
そして、船舶等における淡水タンクが一杯にな
る等して淡水の製造が全く不必要なときには、復
水器における淡水出口管からの淡水の流出を止め
ることより、復水器において凝縮したその底部に
集まる淡水は総て復水器の底部に上端が開口する
オーバーフロー管を介して熱交換器における海水
供給部に流下し、熱交換器において機関からの冷
却流体によつて再び加熱蒸発されたのち、ケーシ
ング内に流入して復水器において凝縮すると言う
循環を繰り返すことになるから、機関に対する冷
却流体の冷却を確保した状態のもとで、淡水の製
造を止めて運転できるのである。
る等して淡水の製造が全く不必要なときには、復
水器における淡水出口管からの淡水の流出を止め
ることより、復水器において凝縮したその底部に
集まる淡水は総て復水器の底部に上端が開口する
オーバーフロー管を介して熱交換器における海水
供給部に流下し、熱交換器において機関からの冷
却流体によつて再び加熱蒸発されたのち、ケーシ
ング内に流入して復水器において凝縮すると言う
循環を繰り返すことになるから、機関に対する冷
却流体の冷却を確保した状態のもとで、淡水の製
造を止めて運転できるのである。
また、淡水の使用量が少なくなつた場合におい
て、淡水の製造量を少なくして運転するときに
は、前記復水器における淡水出口管からの淡水の
流出量を絞り調節することより、復水器の底部に
溜る淡水のうち淡水出口管から流出しない余分の
淡水は、オーバーフロー管を介して熱交換器にお
ける海水供給部に流下し、熱交換器において機関
からの冷却流体によつて再び加熱蒸発される循環
を行うから、機関に対する冷却流体の冷却を確保
した状態のもとで、淡水の製造量を少なくして運
転できるのである。
て、淡水の製造量を少なくして運転するときに
は、前記復水器における淡水出口管からの淡水の
流出量を絞り調節することより、復水器の底部に
溜る淡水のうち淡水出口管から流出しない余分の
淡水は、オーバーフロー管を介して熱交換器にお
ける海水供給部に流下し、熱交換器において機関
からの冷却流体によつて再び加熱蒸発される循環
を行うから、機関に対する冷却流体の冷却を確保
した状態のもとで、淡水の製造量を少なくして運
転できるのである。
以下本考案を実施例の図面について説明する
と、図において1は船舶等に使用されるデイーゼ
ル機関の冷却を兼ねた造水装置を示し、この造水
装置1は、ケーシング2と、多管式の熱交換器3
と、同じく多管式の復水器4とから成り、前記多
管式熱交換器3は、その下端に多数本の伝熱管
3′内に海水を導くための海水供給室5を備え、
且つ、多数本の伝熱管3′が前記ケーシング2の
底部に開口するように設けられ、また、この多管
式熱交換器3内には、多数本の伝熱管3′の外側
を2つの区画室6,7に区成するための仕切板8
を備え、その一方の区画室6には、船舶用機関9
におけるシリンダジヤケツト部からの冷却清水等
の冷却流体の流出通路10とシリンダジヤケツト
部への冷却流体の流入通路11とが、他方の区画
室7には、船舶用機関9におけるピストンからの
冷却清水等の冷却流体の流出通路12とピストン
への冷却流体の流入通路13とが各々接続されて
いる。前記多管式の復水器4は、前記ケーシング
2内の上部に多数本の伝熱管14が略水平となる
ように設けられ、この多管式復水器4の一端には
冷却海水の入口管15と出口管16とを有する水
室17を、他端には折返し水室18を各々備え、
且つ、この多管式復水器4の底部には、下端に淡
水出口管19を有する淡水溜部20が設けられて
いる。海水ポンプ21にて汲み上げられた海水
は、その一部が弁22付き管路23を介して前記
多管式熱交換器3における海水供給室5に供給さ
れる一方、残りの海水は2つの水エゼクター2
4,25を経て前記多管式復水器4における一方
の水室17内に入口管15から入り、多管式復水
器4における多数本の伝熱管14内を流れたのち
一方の水室17における出口管16から系外に流
出する。前記ケーシング2内における不凝縮性の
ガスを管路26を介して前記一方の水エゼクター
25に吸引させることによりケーシング2内を大
気圧以下の圧力に保持する。
と、図において1は船舶等に使用されるデイーゼ
ル機関の冷却を兼ねた造水装置を示し、この造水
装置1は、ケーシング2と、多管式の熱交換器3
と、同じく多管式の復水器4とから成り、前記多
管式熱交換器3は、その下端に多数本の伝熱管
3′内に海水を導くための海水供給室5を備え、
且つ、多数本の伝熱管3′が前記ケーシング2の
底部に開口するように設けられ、また、この多管
式熱交換器3内には、多数本の伝熱管3′の外側
を2つの区画室6,7に区成するための仕切板8
を備え、その一方の区画室6には、船舶用機関9
におけるシリンダジヤケツト部からの冷却清水等
の冷却流体の流出通路10とシリンダジヤケツト
部への冷却流体の流入通路11とが、他方の区画
室7には、船舶用機関9におけるピストンからの
冷却清水等の冷却流体の流出通路12とピストン
への冷却流体の流入通路13とが各々接続されて
いる。前記多管式の復水器4は、前記ケーシング
2内の上部に多数本の伝熱管14が略水平となる
ように設けられ、この多管式復水器4の一端には
冷却海水の入口管15と出口管16とを有する水
室17を、他端には折返し水室18を各々備え、
且つ、この多管式復水器4の底部には、下端に淡
水出口管19を有する淡水溜部20が設けられて
いる。海水ポンプ21にて汲み上げられた海水
は、その一部が弁22付き管路23を介して前記
多管式熱交換器3における海水供給室5に供給さ
れる一方、残りの海水は2つの水エゼクター2
4,25を経て前記多管式復水器4における一方
の水室17内に入口管15から入り、多管式復水
器4における多数本の伝熱管14内を流れたのち
一方の水室17における出口管16から系外に流
出する。前記ケーシング2内における不凝縮性の
ガスを管路26を介して前記一方の水エゼクター
25に吸引させることによりケーシング2内を大
気圧以下の圧力に保持する。
前記のように多管式熱交換器3における海水供
給室5に弁22付き管路23から供給された海水
は、多管式熱交換器3において機関9におけるシ
リンダジヤケツト部及びピストンに対する冷却流
体にて間接的に加熱されて蒸発して、ケーシング
2内に流入することにより、機関9におけるシリ
ンダジヤケツト部及びピストンに対する冷却流体
が有する熱を水の蒸発潜熱として奪うことによ
り、機関9におけるシリンダジヤケツト部及びピ
ストンに対する冷却流体を冷却する。
給室5に弁22付き管路23から供給された海水
は、多管式熱交換器3において機関9におけるシ
リンダジヤケツト部及びピストンに対する冷却流
体にて間接的に加熱されて蒸発して、ケーシング
2内に流入することにより、機関9におけるシリ
ンダジヤケツト部及びピストンに対する冷却流体
が有する熱を水の蒸発潜熱として奪うことによ
り、機関9におけるシリンダジヤケツト部及びピ
ストンに対する冷却流体を冷却する。
前記多管式熱交換器3において未蒸発の海水
は、発生蒸気と共にケーシング2内に流入したの
ち出口管27から弁28付き管路29を介して前
記水エゼクター24に吸引排出される一方、ケー
シング2内に流入した蒸気は、その上部に多管式
復水器4に至り、その多数本の伝熱管14の表面
で凝縮したのち多管式復水器4の底部の淡水溜部
20に集まり、淡水出口管19より弁30付き管
路31を経て淡水ポンプ32にて淡水タンク(図
示せず)等の淡水使用個所に送出される。
は、発生蒸気と共にケーシング2内に流入したの
ち出口管27から弁28付き管路29を介して前
記水エゼクター24に吸引排出される一方、ケー
シング2内に流入した蒸気は、その上部に多管式
復水器4に至り、その多数本の伝熱管14の表面
で凝縮したのち多管式復水器4の底部の淡水溜部
20に集まり、淡水出口管19より弁30付き管
路31を経て淡水ポンプ32にて淡水タンク(図
示せず)等の淡水使用個所に送出される。
そして、前記多管式復水器4の底部の淡水溜部
20内には、オーバーフロー管33の上端33a
を、前記淡水出口管19より適宜高さだけ高い部
位に開口する一方、該オーバーフロー管33の下
端33bを、前記多管式熱交換器3における海水
供給室5内に開口連通する。
20内には、オーバーフロー管33の上端33a
を、前記淡水出口管19より適宜高さだけ高い部
位に開口する一方、該オーバーフロー管33の下
端33bを、前記多管式熱交換器3における海水
供給室5内に開口連通する。
前記淡水出口管19から淡水タンク(図示せ
ず)等の淡水使用個所への管路31中の弁30を
全開にしたとき、多管式復水器4の底部の淡水溜
部20内に集まる淡水は総て淡水出口管19から
淡水タンク(図示せず)等の淡水使用個所に送出
されるが、前記管路31中の弁30を全閉するこ
とにより、復水器4の底部の淡水溜部20内に集
まる淡水は総て淡水溜部20内に上端33aが開
口するオーバーフロー管33を介して多管式熱交
換器3における海水供給室5に流入し、多管式熱
交換器3において機関9におけるシリンダジヤケ
ツト部及びピストンからの冷却流体によつて再び
加熱蒸発されたのち、復水器4において凝縮する
と言う循環を繰り返すことになるから、機関に対
する冷却流体の冷却を確保した状態のもとで、淡
水の製造を止めて運転できるのである。
ず)等の淡水使用個所への管路31中の弁30を
全開にしたとき、多管式復水器4の底部の淡水溜
部20内に集まる淡水は総て淡水出口管19から
淡水タンク(図示せず)等の淡水使用個所に送出
されるが、前記管路31中の弁30を全閉するこ
とにより、復水器4の底部の淡水溜部20内に集
まる淡水は総て淡水溜部20内に上端33aが開
口するオーバーフロー管33を介して多管式熱交
換器3における海水供給室5に流入し、多管式熱
交換器3において機関9におけるシリンダジヤケ
ツト部及びピストンからの冷却流体によつて再び
加熱蒸発されたのち、復水器4において凝縮する
と言う循環を繰り返すことになるから、機関に対
する冷却流体の冷却を確保した状態のもとで、淡
水の製造を止めて運転できるのである。
また、前記淡水出口管19から淡水タンク等の
淡水使用個所への管路31中の弁30を絞り調節
すると、多管式復水器4の底部の淡水溜部20内
に集まる淡水のうち淡水出口管19から流出しな
い余分の淡水は、淡水溜部20内に上端33aが
開口するオーバーフロー管33を介して多管式熱
交換器3における海水供給室5内に入り、当該海
水供給室5に管路23より供給される海水に合流
し、多管式熱交換器3において機関9におけるシ
リンダジヤケツト部及びピストンからの冷却流体
によつて再び加熱蒸発されるから、機関に対する
冷却流体の冷却を確保した状態のもとで、淡水の
製造量を少なくして運転できるのである。
淡水使用個所への管路31中の弁30を絞り調節
すると、多管式復水器4の底部の淡水溜部20内
に集まる淡水のうち淡水出口管19から流出しな
い余分の淡水は、淡水溜部20内に上端33aが
開口するオーバーフロー管33を介して多管式熱
交換器3における海水供給室5内に入り、当該海
水供給室5に管路23より供給される海水に合流
し、多管式熱交換器3において機関9におけるシ
リンダジヤケツト部及びピストンからの冷却流体
によつて再び加熱蒸発されるから、機関に対する
冷却流体の冷却を確保した状態のもとで、淡水の
製造量を少なくして運転できるのである。
なお、前記実施例は、オーバーフロー管33の
下端33bを、多管式熱交換器3における海水供
給室5内に開口した場合であつたが、オーバーフ
ロー管33の下端33bを海水供給室5又は海水
供給管路23に接続するようにしても良く、ま
た、デイーゼル機関に対する冷却流体の循環経路
が、前記実施例のようにシリンダジヤケツト部に
対する冷却流体の循環経路及びピストンに対する
冷却流体の循環経路に加えて、機関への過給空気
用冷却器に対する冷却流体の循環経路の3個が存
在する場合には、前記多管式熱交換器3における
伝熱管外室を3つの区画室に区成するようにすれ
ば良い。更にまた前記実施例は、熱交換器3及び
復水器4を多管式にした場合であつたが、多管式
に代えてプレート式を使用しても良いことは言う
までもない。
下端33bを、多管式熱交換器3における海水供
給室5内に開口した場合であつたが、オーバーフ
ロー管33の下端33bを海水供給室5又は海水
供給管路23に接続するようにしても良く、ま
た、デイーゼル機関に対する冷却流体の循環経路
が、前記実施例のようにシリンダジヤケツト部に
対する冷却流体の循環経路及びピストンに対する
冷却流体の循環経路に加えて、機関への過給空気
用冷却器に対する冷却流体の循環経路の3個が存
在する場合には、前記多管式熱交換器3における
伝熱管外室を3つの区画室に区成するようにすれ
ば良い。更にまた前記実施例は、熱交換器3及び
復水器4を多管式にした場合であつたが、多管式
に代えてプレート式を使用しても良いことは言う
までもない。
以上の通り本考案によると、デイーゼル機関に
対する冷却流体が有する熱を利用して淡水を製造
するに際して、淡水の製造量を小量に調節した
り、淡水の製造を停止した場合においても、デイ
ーゼル機関に対する冷却流体の冷却を確保できる
から、前記先行技術における造水装置を船舶等に
使用されるデイーゼル機関に対する冷却流体の循
環経路に適用した場合のように、淡水の製造が不
要のときにおいて造水装置の運転を停止すること
を考慮してデイーゼル機関用冷却流体の循環経路
中に機関用冷却流体に対する間接熱交換型の冷却
器を設置する必要性をなくすることができる。こ
の結果、据付面積が減少する一方、付属配管が簡
単になつて運転作業も容易となり、設備コストの
大幅な削減及び省力化に役立つ等の効果を有す
る。
対する冷却流体が有する熱を利用して淡水を製造
するに際して、淡水の製造量を小量に調節した
り、淡水の製造を停止した場合においても、デイ
ーゼル機関に対する冷却流体の冷却を確保できる
から、前記先行技術における造水装置を船舶等に
使用されるデイーゼル機関に対する冷却流体の循
環経路に適用した場合のように、淡水の製造が不
要のときにおいて造水装置の運転を停止すること
を考慮してデイーゼル機関用冷却流体の循環経路
中に機関用冷却流体に対する間接熱交換型の冷却
器を設置する必要性をなくすることができる。こ
の結果、据付面積が減少する一方、付属配管が簡
単になつて運転作業も容易となり、設備コストの
大幅な削減及び省力化に役立つ等の効果を有す
る。
図面は本考案の実施例を示し、第1図は縦断正
面図、第2図は第1図の−視断面図である。 2……ケーシング、3……多管式熱交換器、4
……多管式復水器、5……海水供給室、9……船
舶用機関、19……淡水出口管、20……淡水溜
部、33……オーバーフロー管、33a……オー
バーフロー管の上端、33b……オーバーフロー
管の下端。
面図、第2図は第1図の−視断面図である。 2……ケーシング、3……多管式熱交換器、4
……多管式復水器、5……海水供給室、9……船
舶用機関、19……淡水出口管、20……淡水溜
部、33……オーバーフロー管、33a……オー
バーフロー管の上端、33b……オーバーフロー
管の下端。
Claims (1)
- デイーゼル機関に対する冷却流体によつて海水
を加熱蒸発するようにした熱交換器を、ケーシン
グの底部に、当該熱交換器で発生した蒸気がケー
シング内に流入するように接続する一方、前記ケ
ーシング内の上部に、海水等を冷媒とする復水器
を設け、該復水器の底部に淡水出口管を設けて成
る造水装置において、前記復水器の底部には、オ
ーバーフロー管の上端を前記淡水出口管より高い
位置に開口し、該オーバーフロー管の下端を前記
熱交換器への海水供給部に連通したことを特徴と
するデイーゼル機関の冷却を兼ねた造水装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15564184U JPS6321357Y2 (ja) | 1984-10-15 | 1984-10-15 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15564184U JPS6321357Y2 (ja) | 1984-10-15 | 1984-10-15 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6171292U JPS6171292U (ja) | 1986-05-15 |
JPS6321357Y2 true JPS6321357Y2 (ja) | 1988-06-13 |
Family
ID=30713659
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15564184U Expired JPS6321357Y2 (ja) | 1984-10-15 | 1984-10-15 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6321357Y2 (ja) |
-
1984
- 1984-10-15 JP JP15564184U patent/JPS6321357Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6171292U (ja) | 1986-05-15 |
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