JPS63212608A - ベルトコンベア - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、搬送経路を直線状と曲線状の双方に簡単に適
合させることができるベルトコンベアに関するものでお
る。

（従来の技術） 従来のベルトコンベアでは、搬送経路を直線状と曲線状
の双方に適合させる場合、それぞれに適合するものを個
別に用意するか、直線状のコンベア間に曲線状の補助コ
ンベアを着脱可能に設けるようにしていた。

（発明が解決しようとする問題点） しかしながら、前記した従来の技術による経路の変更作
業は、煩雑且つ不経済である欠点があった。

そこで本発明では、この欠点を改善したベルトコンベア
の提供を目的とするものである。

（問題点を解決するための手段） 本発明は、長手方向が分割され且つ同一方向に走行され
る複数のベルトコンベアが直列状に隣接配備され、先行
側ベルトコンベアの後端部には傾斜状の下面が、後行側
ベルトコンベアの先端部には傾斜状の上面が各々形成さ
れており、前記傾斜状の上面を傾斜上の下面に潜り込ま
せた態様で両コンベアの端部を重合させると共に、両コ
ンベア問は角度調節可能な連結具を介して相互に連結さ
れていることを要旨としたベルトコンベアである。

（実施例） 以下に本発明の実施例を図面に基づいて説明するが、こ
の実施例では特にシールド工法で掘削される小口径トン
ネル内の土砂を排出するためのベルトコンベアに付いて
説明する。この種の掘削土砂を排出するためには、第４
図で示すように、シールド１内にベルトコンベア２と、
レール３上を走行する複数の搬送台車４が設けられてお
り、切羽側で掘削された土砂をベルトコンベア２の先端
側２ａに載せる後端側２ｂに移送し、ベルトコンベア２
の下側に予め収容され相互に連結されている各搬送台車
４を順次後端側へ引出して土砂を積み込んだ後、レール
３に沿って搬送台車４を走行させて土砂をトンネルの外
部へ排出させる。そして空になった各搬送台車４は再び
ベルトコンベア２の下側△、収容して待機させる。この
場合の前記土砂の排出に際しては、ベルトコンベア２を
出来るだけ長尺にして収容される搬送台車の数を多くす
ると、土砂の排出能力が増大して作業能率を向上させる
ことができる。しかしながテ、小口径シールドの曲線に
差し掛った場合には、第５図で示すようにベルトコンベ
ア２の長さがシールド１によって制限を受けるので、そ
の経路に合せて曲線に変更する必要があるが、実質的に
不可能なために予めその分だけ短尺にしたコンベアを使
用するようにしており、従って搬送台車の数が少なくな
って土砂排出能力の低下を招いていた。

そこで、このベルトコンベアに対しては前記発明の要旨
に基づいて次の様な構成をとることとした。第１図乃至
第３図で示すように、先行側ベルトコンベア１１の後端
部の両側にはフレーム１２が配備され、該フレーム１２
間には大径の主ローラ−１３と小径の補助ローラー１４
が各々軸支されている。該主ローラ−１３と補助ローラ
ー１４間には、表面にスリップ防止用の凹凸面を備えた
従動ベルト１５が張設され、これらは先行側ベルトコン
ベア１１に追随して回転するように構成されている。ま
た復行側ベルトコンベア１６の前端部の両側にも、前記
フレーム１２と同様のフレーム２０がフレーム１２と対
向状に配備されており、該フレーム２０間には大径の主
ローラ１７と小径の補助ローラー１８が各々軸支されて
いる。該主ローラ−１７と補助ローラー１８間にも、前
記従動ベルト１５と同様の表面にスリップ防止用の凹凸
面を備えた従動ベルト１９が張設され、これらは後行側
ベルトコンベア１６に追随して回転するように構成され
ている。

前記先行側ベルトコンベア１１の後端部と後行側ベルト
コンベア１６の先端側とは、先行側ベルトコンベア１１
の後端部に形成された傾斜状の下面１１ａに対して後行
側ベルトコンベア１６の先端部に形成された傾斜状の上
面１６ａを潜り込ませるようにして連設されている。

更に、前記先行側ベルトコンベア１１のフレーム１２と
、これに対向する後行側ベルトコンベア１６のフレーム
２０間には角度調節可能な連結具２１又は２２が設けら
れている。連結具２１は、一端が例えば玉軸受等を介し
てワーム１２側に取り付けられ、長尺ボルト２３を内蔵
させた摺動板２４と、同じくフレーム２０側に取り付け
られ、前記長尺ボルトに螺合するナツト２５を内蔵させ
た摺動板２６を相互に嵌合させ、ナツト２５の回動でフ
レーム１２とフレーム２０間の長さをターンバックル状
に調節することによって、先行側ベルトコンベア１１に
対する後行側ベルトコンベア１６の角度を調節させる。

また連結具２２は、ターンバックル２７の両端部に設け
られたボールを保持する主軸受２８．２９を前記フレー
ム１２とフレーム２０に直接取付けるようにし、連結具
２１と同様に作用するものである。

このようにして各ベルトコンベア１１．１６間を角度調
節可能に連設させると、第３図のように、シールド１の
曲線に沿って適宜屈曲されるので、ベルトコンベアを長
尺にすることができると共に、その下部に収容する搬送
台車の数を増すことが可能となり、作業能率を向上させ
ることができる。

尚、前記した実施例では角度調整するための連結具とし
てターンバックル式のものを用いたが、これを油圧・空
気圧等によるシリンダ一式のものやリンク式のものにし
ても良い。又、小口径シールドにおける土砂排出用コン
ベアに限らず、生産工場における製品搬送用のベルトコ
ンベアにも適用することができる。

（発明の効果） 前記した実施例でも明らかなとおり、本発明のベルトコ
ンベアによると、直線状はもちろんのこと所望な曲線状
の搬送経路に適合させることが出来ると共に、その調整
がきわめて簡単であり、前記した従来技術の問題点を解
決しうるちのである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の実施例による土砂排出用コンベアの要
部正面図、第２図は同斜視図、第３図は同平面図、第４
図は従来例による土砂排出用コンベアの全体斜視図、第
５図は同平面図である。 ［符号の説明］ １・・・シールド １１・・・先行側ベルトコンベア １１ａ・・・傾斜状の下面　　１２．２０・・・フレー
ム１３．１７・・・主ローラ− １４，１８・・・補助ローラー １５．１９・・・従動ベルト １６・・・後行側ベルトコンベア １６ａ・・・傾斜状の上面　２１．２２・・・連結具第
２図 第４図 ！

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 長手方向が分割され且つ同一方向に走行される複数のベ
   ルトコンベアが直列状に隣接配備され、先行側ベルトコ
   ンベアの後端部には傾斜状の下面が、後行側ベルトコン
   ベアの先端部には傾斜状の上面が各々形成されており、
   前記傾斜状の上面を傾斜状の下面に潜り込ませた態様で
   両コンベアの端部を重合させると共に、両コンベア問は
   角度調節可能な連結具を介して相互に連結されているこ
   とを特徴としたベルトコンベア。