JPS63212341A

JPS63212341A - 超音波処置用内視鏡

Info

Publication number: JPS63212341A
Application number: JP62046980A
Authority: JP
Inventors: 浩樹日比野; 達也久保田; 寛佐々木; 修一高山; 信二八田; 正一五反田; 均唐沢; 萩野　忠夫
Original assignee: Olympus Optical Co Ltd
Current assignee: Olympus Corp
Priority date: 1987-03-02
Filing date: 1987-03-02
Publication date: 1988-09-05

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】゛［産業上の利用分野］この発明は超音波振動゛で前立腺の切除や結石の破壊な
どを行なう超音波処置用内視鏡に関する。

［従来の技術］近時、前立腺の切除や結石の破壊などを行なうのに、内
視鏡に超音波処置具を組込んだ、いわゆる超音波処置用
内視鏡が知られている。上記超音波処置具は超音波振動
子と、この超音波振動子に連結された超音波伝達体とし
ての金属バイブからなるプローブとから構成されている
。そして、上記超音波振動子が作動すると、それによっ
て上記プローブが超音波振動させられるようになってい
る。

［発明が解決しようとする問題点］ところで、上述構造の超音波処置具においては、プロー
ブの先端を前立腺や結石などに押し当てて実際に処置を
行なう実駆動時と、プローブを前立腺や結石などに押し
当てることなく駆動する空駆動時とでは上記プローブに
加わる抵抗が異なるから、プローブの振幅にも大きな差
が生じる。つまり、空駆動時にはプローブに加わる抵抗
がほとんどないため、そのときのプローブの振幅は実駆
動時に比べて非常に大きくなる。すると、プローブに加
わる繰返し応力が大となって金属疲労が発生し、そのプ
ローブが早期に損傷してしまうことになる。

この発明は上記事情にもとずきなされたもので、その目
的とするところは、超音波処置具が実駆動の状態にない
ときに、その超音波伝達体を大きな振幅で振動させ、早
期に損傷させるようなことがないようにした超音波処置
用内視鏡を提供することにある。

［問題点を解決するための手段及び作用］上記問題点を
解決するためにこの発明は、超音波振動子およびこの超
音波振動子で発生する超音波を伝達する超音波伝達体と
を有する超音波処置具と、この超音波処置具が組込まれ
る内視鏡と、上記超音波処置具を使用するための操作を
検知する検知手段と、この検知手段からの検知信号で上
記超音波振動子の作動を制御する制御手段とを具備する
。そして、上記検知手段によって上記超音波処置具を実
際に使用するときの操作を検知したならば、それによっ
て上記超音波振動子を駆動する。

［実施例］以下、この発明の第１の実施例を第１図を参照して説明
する。第１図に示す超音波処置用内視鏡はシース１を備
えている。このシース１には光学視管２が挿通されてい
る。この光学視管２は中途部に立上り部３、基端に接眼
部４を有し、全体としてほぼクランク状をなしている。

そして、光学視管２はその中途部が上記シース１の基端
部に設けられた支持部材５に支持されている。

上記支持部材５には上部指掛は部６と下部指掛は部７と
が設けられ、さらに後端面には作動棒８が突設されてい
る。また、上記光学視管２の上記支持部材５から突出し
た部分にはスライダ９がスライド自在に設けられている
。このスライダ９には後部指掛は部１０が下方に突出し
て設けられているとともに、超音波処置具１１が一体的
に設けられている。つまり、この超音波処置具１１は超
音波振動子１２と、この超音波振動子１２に連結されこ
れによって超音波振動させられる金属パイプからなる超
音波伝達体としてのプローブ１３とから構成されている
。そして、超音波処置具１１はそのプローブ１３を上記
支持部材５に形成された図示しない取付孔にスライド自
在に挿通して設けられている。したがって、超音波処置
具１１と上記スライダ９とは一体に前進方向へスライド
させることができるようになっている。

上記支持部材５とスライダ９との間にはほぼＵ字状に湾
曲した板ばね１４が設けられ、この板ばね１４の復元力
に抗して上記スライダ９をスライドさせることができる
ようになっている。また、上記スライダ９の上記支持部
材５と対向する側の側面には上記作動棒８と対応する位
置に検知手段としての第１のスイッチ１５が設けられて
いる。

この第１のスイッチ１５は上記スライダ９を所定量以上
スライドさせたときに、上記作動棒８に当たってオンす
るようになっている。また、第１のスイッチ１５の信号
は制御手段としての制御部１６に入力され、この制御部
１６によって上記超音波振動子１２を駆動する電源部１
７が制御されるようになりている。すなわち、制御部１
６に」二記第１のスイッチ１５からの信号が入力される
と、それによって電源部１７がオンとなり、超音波振動
子１２へ給電されるようになっている。なお、電源部１
７と制御部１６との間には第２のスイッチ１８が設けら
れている。

なお、上記超音波振動子１２の後端面には上記プローブ
１３に連通ずる吸引チューブ１９の一端が接続されてい
る。この吸引チューブ１９の他端は図示せぬ吸引ポンプ
に接続されている。

このような構造の超音波処置用内視鏡を使用する場合に
は、まず第２のスイッチ１８をオンにするとともに、片
方の手の人指し指を上部指掛は部６に、中指、薬指、小
指の３本を下部指掛は部７に、親指を後部指掛は部１０
に掛けて内視鏡を保持する。そして、シース１を体腔内
に挿入して光学視管２の接眼部４から体腔内を観察し、
前立腺や結石などの処置部を発見したならば、内視鏡を
保持した片方の手を握る。すると、超音波処置具１１が
スライダ９とともに板ばね１４の復元力に抗してスライ
ドし、そのプローブ１３の先端部がシース１の先端から
突出する。

プローブ１３の先端がシース１から所定量突出すると、
その先端が前立腺や結石などの処置部に当たるとともに
、スライダ９に設けられた第１のスイッチ１５か作動棒
８によってオンさせられる。

すると、電源部１７から超音波振動子１２へ通７株され
るから、この超音波振動子１２で発生する超音波で上記
プローブ１３が超音波振動させられ、前立腺の切除や結
石の破砕などを行なうことができる。

すなわち、上記構造の超音波処置用内視鏡によると、超
音波処置具１１を使用するために内視鏡を保持した手を
握ってそのプローブ１３をシース１から突出させたとき
にだけ第１のスイッチ１５がオンとなってプローブ１３
が振動する。換言すれば、超音波処置具１１によって前
立腺の切除や結石の破砕などを行なうための操作をした
ときにだけ上記プローブ１３を振動させることができる
ようにしたから、上記プローブ１３を空振動させるのを
防ぐことができる。

第２図はこの発明の第２の実施例で、これは検知手段と
して第１のスイッチ１５に代わり下部指掛は部７、後部
指掛は部１０および板ばね１４にそれぞれ歪みゲージ２
１を設け、これら歪みゲージ２１に歪みが生じたならば
、その信号で超音波振動子１２に給電するようにしたも
のである。つまり、各指掛は部７．１０に指を掛け、し
かも超音波処置具１１をスライドさせたときに、上記超
音波振動子１２に通電できるようにした。

第３図はこの発明の第３の実施例で、これはスライダ９
に設けられる後部指掛は部１０を回動自在とし、ストッ
パ２２によってその回動を規制するとともに、上記スラ
イダ９にｆ５１のスイッチ１５を設けた。そして、内視
鏡を保持した手を握って後部指掛は部１０を回動させた
ときに上記スライダ９に設けられた第１のスイッチ１５
がオンとなって超音波振動子１２に通電されるようにし
た。

第４図はこの発明の第４の実施例で、これは下部指掛は
部７に第１のスイッチ１５を設けたものである。

また、第５図はこの発明の第５の実施例で、こ？れは下部指掛は部Ｇを支持部材５に回動自在に設け、こ
の回動をストッパ２３によって規制するとともに、これ
を回動させたときに上記支持部材５に設けられた第１の
スイッチ１５をオンさせることができるようにした。

第６図はこの発明の第６の実施例で、これはプローブ１
３が挿通されるシース１の先端にフォトセンサ２４を設
け、シース１の先端からプローブ１３が突出したならば
、それを検出して超音波振動子１２に給電できるように
したものである。

第７図はこの発明の第７の実施例を示し、これ外は光学視管２の接眼部ノにフォトセンサ２５を設け、術
者が接眼部４を覗いたときにそのことを検知し、その検
知信号で超音波振動子１２に通電するようにしたもので
ある。

また、図示はしないが第１図から第７図に示す検知手段
の少なくとも２つ以上を設け、それらの検知手段が全て
オンしたときにだけプローブ１３を振動させるようにし
てもよく、そのようにすれば空駆動を確実に防ぐことが
できる。

さらに、検知手段がオンしたときにそのことを発光ダイ
オードなどを点灯させて表示するようにすれば、操作性
や安全性の向上を計ることができる。この場合、発光ダ
イオードは光学視管２や超音波処置具１１に設ければよ
い。

また、第１の実施例に示された第２のスイッチ１８は設
けな（でもよい。さらに、検知手段による検知信号の有
無によって超音波振動子をオン−オフ制御するようにし
たが、検知手段による検知信号で超音波振動子を駆動す
る電力を比例制御、つまり操作時には大きな電力を流し
、非操作時には電力を小さくするようにしてもよい。

〔発明の効果〕

以上述べたようにこの発明は、超音波処置具を使用する
ために必要な操作を行なったときにそのことを検知し、
その検知信号で上記超音波処置具の超音波振動子の作動
を制御するようにした。つまり、超音波処置具を使用す
るための操作を行なったときにだけ超音波振動子を作動
させることができるから、従来のように空駆動によって
超音波伝達体を早期に損傷させたり、不用意に振動させ
るという危険を防止することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の第１の実施例を示す一部断面した全
体の構造の側面図、第２図はこの発明の第２の実施例を
示す側面図、第３図乃至第７図はそれぞれこの発明の第
３乃至第７の実施例を示す要部の部分図である。２・・・光学視管、１１・・・超音波処置具、１２・・
・超音波振動子、１５・・・第１のスイッチ（検知手段
）、１６・・・制御部（制御手段）。出願人代理人　弁理士　坪井　淳第３図　　第４図　　　第５、Ｓ１３　　　　　第７図第６図

Claims

【特許請求の範囲】

（１）超音波振動子およびこの超音波振動子で発生する
超音波を伝達する超音波伝達体とを有する超音波処置具
と、この超音波処置具が組込まれる内視鏡と、上記超音
波処置具を使用するための操作を検知する検知手段と、
この検知手段からの検知信号で上記超音波振動子の作動
を制御する制御手段とを具備したことを特徴とする超音
波処置用内視鏡。
（２）上記制御手段は超音波処置具の操作時に上記超音
波振動子を作動させ、非操作時には作動させないことを
特徴とする特許請求の範囲第１項記載の超音波処置用内
視鏡。
（３）上記制御手段は超音波処置具の操作時に上記超音
波振動子の駆動力を大きくし、非操作時には小さくする
ことを特徴とする特許請求の範囲第１項記載の超音波処
置用内視鏡。