JPS63212038A - 砂型の造型方法 - Google Patents

砂型の造型方法

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JPS63212038A
JPS63212038A JP4126687A JP4126687A JPS63212038A JP S63212038 A JPS63212038 A JP S63212038A JP 4126687 A JP4126687 A JP 4126687A JP 4126687 A JP4126687 A JP 4126687A JP S63212038 A JPS63212038 A JP S63212038A
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Hikoji Kurosaki
黒崎 彦二
Kunihiko Kurosaki
黒崎 邦彦
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KUROGANE ZOUKEIKI KK
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「発明の目的」 本発明は砂型の造型方法に係り、鉄系やアルミ系その他
の金属溶湯または合成樹脂溶液などを用いて目的の製品
を得るための砂型に関してばらつきの少い、しかも強度
的に優れた造型物を的確に得ることのできる方法を提供
しようとするものである。
(産業上の利用分野) 砂型造型技術。
(従来の技術) 砂型を得るに当っては型枠に形成された造形域に対し砂
を主体とした造形材を緊密でしかも均一な充填を図るこ
とが必要であり、このため従来から種々の方法が採用さ
れている。
即ち上記のような造形域に対する充填に関しては加圧手
法を採用することが一般的であるにしても、この加圧に
よっては押圧を受ける表面部分において集中的な圧密性
が得られるに止まり、圧縮作用力は装入された造形材の
抵抗で押圧面からの距離に関し自乗的に減少し充填造形
材の内部ないし反対面においてはその押圧力が殆んど到
達せず、単に装入されたままに近い状態を維持する。従
って前記加圧(スクイズ)を加えると共に該加圧とは別
に衝撃振動作用の如きによる充填効果を併用することが
要請され、斯うした衝撃振動としてアンビルジョ゛ルト
(型枠を載置したジョルトテーブルを上昇せしめてから
その自重によって降下させ、支持体に衝突する際の衝撃
振動を用いるもの)およびラムジョルト(ジョルトテー
ブルに対し流体圧力により作動するラムを激突させるこ
とによる衝撃振動を採用するもの)を併用し、成程同じ
く衝撃作用であるとしても充填状態を均一化する傾向の
大きいアンビルジョルトと、充填状態を緻密化する傾向
の強いラムジョルトの効果を共に得しめることについて
本発明者等は特公昭56−17984号公報に示される
ような技術を開発し、その有利性について業界に好評を
博しつつある。
(発明が解決しようとする問題点) 上記したような本発明者等の開発技術は頗るを効である
けれども、斯うした技術に関し多年に亘る実地的検討を
重ねた結果、その作業性を向上し、しかもその圧縮ない
し緻密化程度を更に高めることが、好ましいものである
ことは言うまでもない。
「発明の構成」 (問題点を解決するための手段) 上型枠と下型枠との間にパターンを有するマスタープレ
ートを介装し、前記上下型枠内に砂を主体とした造型材
料を装入して締固めるに当り、前記上下型枠をクランプ
手段によって把持しジョルトテーブル上にセットしてか
ら上記クランプ手段を退避せしめ、しかもスクイズ台に
設けたスクイズヘッドを該スクイズ台と共に降下し、前
記スクイズヘッドとジョルトテーブルの間に上記造型材
料を挟持するに際して前記スクイズ台に設けた型レベリ
ング手段で前記型枠とスクイズヘッドとの間のレベル調
整をなし、前記スクイズヘッドによる圧下刃とジョルト
テーブルによる衝撃力とを同時に作用させて締固めする
ことを特徴とする砂型の造型方法ゆ (作用) 上下型枠をクランプ手段によってジョルトテーブル上に
セットしてから上記クランプ手段を退避し、しかもスク
イズ台に設けたスクイズヘッドを降下して圧下すること
によりジョルトテーブルとスクイズヘッド間に型枠内成
型材料が挟持される。
又このようなスクイズヘッドの圧下に際して前記スクイ
ズ台に設けた型レベリング手段により型枠とスクイズヘ
ッド(スクイズ台)との間のレベリング、平行度を的確
に調整する。
前記スクイズヘッドによる圧下刃とジョルトテーブルに
よる衝撃力とを前記のようにクランプ手段を退避させ、
型枠部分がフレームから完全に分離された条件下で、共
に作用させることにより効率的で、しかも振動騒音の少
い締固めを行わしめる。
前記締固めに際し、初期に比較的短時間のスクイズヘッ
ドのみによる圧下を加え、次いでこのスクイズヘッドの
加圧条件下でジョルトテーブルによる衝撃力をも共に作
用させることにより好ましい締固め作用が得られる。
前記スクイズヘッドのみによる初期の圧下は全締固め処
理時間の10〜30%程度で相当した比較的短時間とす
ることが好ましい。即ちそれ以下ではスクイズヘッドの
みの圧下による効果が乏しく、又30%を超えてスクイ
ズヘッドの圧下を加えるならば該スクイズヘッドに接合
した部分が優先的に締固められ、その後の締固めが全般
において均等に得られない傾向が残る。
前記したような初期における比較的短時間のスクイズヘ
ッドのみによる圧下と、これに続くスクイズヘッドのス
クイズとジョルトテーブルによる衝撃作用の同時作動は
、スクイズヘッドに関しては油圧または液圧機構を採用
し、ジョルトテーブルの作動については空気圧による作
動機構を採用することが好ましい。
即ちこのように油圧または液圧と空気圧とを採用するこ
とにより同時に作用をスタートさせても油圧または液圧
によるスクイズヘッドが直ちに作動するのに対し、空気
圧を利用するジョルトテーブルはその作動機構内が昇圧
するための時間的遅れが生じて前記したような時間差に
よる作動関係を特別に煩雑なスタート操作することなし
に実現することができる。
(実施例) 本発明について更に説明すると、本発明者等は前記した
ような本発明者等による先行技術に従い、多くの具体的
造型設備および造型方法について実地的に検討を重ねた
結果、実際の造型に際しては砂型などを利用して最終的
に得る鋳造物(パターン)は該パターンを支持板(マス
タープレート)に取付けたものとして準備し、これを上
型枠および下型枠の間に介装して造型することが多く、
又前記したようなスクイズとジョルト処理を共に有効な
処理条件下で附与するには、これらの処理手段を上下方
向において対設すべきであり、従って前記のような上下
型枠は上下方向に開口されたものとなり、しかもこのよ
うな上下型枠は機枠の如きから支持されたものであって
は、特にジョルト効果が甚だ乏しいものとならざるを得
ない。即ち型枠は支持構造のない浮遊状態とすべきで、
しかもこのように支持のない型枠は衝撃力による処理条
件下で偏位傾斜する傾向が著しく、型枠の偏位傾斜によ
って粒状造型材料の締り状態も偏ったものとなり、得ら
れる造型物は不均一な締り状態となる。
本発明のおいては上記したように困難な技術的条件の何
れもを克服することについて多(の検討と推考を重ね、
しかもスクイズ作用とジョルト作用の複合条件下で効率
的に型締り効果を発揮する特段の手法を採用することに
よって有効な砂型を的確に得しめることに成功したもの
である。即ち先ず本発明方法を具体的に実施するのに適
するように製作された設備の1例を添附図面に示した実
施態様について説明すると、その全般的な構成関係は第
1.2図に示す如くであって、機台20の両側に支柱2
1,21.22.22を配設し、支柱21.21の上端
には前後方向に突出したアーム部23a、23bを有す
る上部アーム23が取付けられ、後方アーム部23bは
支柱22.22に取付けられている。又前方突出アーム
部23aの側面には押圧シリンダー24の支持腕25が
縦軸26で枢着され、しかも該縦軸26に固着された操
作腕17は上記アーム部23bの外側に基端を枢支した
スイングシリンダー19のピストンロンド18に連結さ
れている。更にこのような各チー4部23 a、23b
の内側にはスクイズ台ガイドレール35が対設され、こ
れらのスクイズ台ガイドレール35.35に対してスク
イズ台40が転子32で載架され、該スクイズ台40の
後部には移動操作シリンダー33が設けられていてこの
スクイズ台34を前後方向(第1図において左右方向)
に移動操作するように成っている。機台20の手前側に
は第1.2図において夫々明かにされているような衝撃
作動筒6が設けられており、該衝撃作動筒6上にはジョ
ルトテーブル2が取付けられている。このような衝撃作
動筒6の内部構成およびそれによるジョルトテーブル2
の作動については本発明者等が前記した特公昭56−1
7984号公報においてその仔細を明かにした通りであ
って、要するに前記したアンビルジョルトまたはラムジ
ョルトの何れか一方または双方を複合して得しめ、その
衝撃作動を該ジョルトテーブル2上に載置された上下型
枠11.12およびそれら型枠11.12に装入された
造型材料に与えるものである。
又、機台20の後部にはシャトルガイド81が受座82
上に設けられていてシャトルフレーム8の保合部84と
係合し、シャトル操作モータ83によってシャトルフレ
ーム8を前後方向(第1図において左右方向)に移動操
作し、シャトルフレーム8にはマスタープレート受ピン
85が前後に夫々配設されていて、上型枠11と下型枠
12との間に介装されるマスタープレート9を受け、こ
れを移動操作するように構成されている。
前記したジョルトテーブル2上には第1.2図に示すよ
うに上述した上型枠11と下型枠12およびマスタープ
レート9がセットされるもので、上型枠11と下型枠1
2はアルミ鋳物の如きによる一体構造のもので、別に第
3〜5図に示すように下型枠12の両側における突座部
52には枠合わせ用のガイドピン15が設けられて上枠
11の係合孔に挿脱されるように成っており、又これら
の両枠11.12には適宜に突出部51を形成して型抜
きのためのダボ孔11a、llbと12aが配設されて
いる。
又機台20の中間部には型抜機構の主体をなすリフトア
ーム5が設けられ、該リフトアーム5の中央部には機台
20に設けたリフトシリンダー41が作用するように成
っており、又こQようなリフトアーム5上における両端
部にはクランプ台3が対設されている。これらのクラン
プ台3は前記したような上枠11、下枠12を把持して
後述する反転機構と相俟ち反転操作するためのものであ
る。
リフトフレーム5の両側には第2図に示すように摺動筒
50が設けられ、該摺動筒50において前記した支柱2
2と係合し、即ち支柱22をガイドとしてリフトシリン
ダー41の伸縮操作でリフトフレーム5が摺動筒50に
より昇降操作される。
前記したクランプ台3には既述したような上型11に対
する上型抜きピン31とマスタープレート9を抜くため
のプレート抜きピン39とが各4個(両側のクランプ台
3の夫々に2個)宛配設されており、又各クランプ台3
はそれぞれ2つのスライドシリンダー34.34を介し
てスライド座30を備え、即ちスライド座30はクラン
プ台3上の第1図に示すようなガイド44にそって第2
図における左右方向に、シリンダー34.34の何れか
一方または双方の作用で移動するように設けられている
。更にこのようなスライド座30には反転へラド4が設
けられ、該反転ヘッド4にはクランプヘッド37が回動
可能に軸支され、該クランプヘッド37には既述したよ
うな抜きピン31.39を操作するクランプシリンダー
38.38が上下に対設され、しかもスライド座30に
は第1図に示すように反転モータ42が設けられ、該反
転モータ42による連動系43で反転ヘッド4に支持さ
れた前記クランプヘッド37を回動するように成ってい
る。
前述したスクイズ台40にはスクイズシリンダー18が
設けられ、その下向きに作用するロッドにはスクイズヘ
ッド13が取付けられているが、該スクイズへラド13
の両側には第2図に示すようにガイドバー27が対設さ
れ、これらのガイドバー27はスクイズ台40に設けら
れたガイド筒29に挿入されてスクイズヘッド13の圧
下作用を案内している。又スクイズ台40の両側には枠
レベリングビン28が夫々2木兄下向きに配設されてい
て既述したようなリフトアーム5の作動により上昇せし
められる枠11または12の両側に接合し、枠レベリン
グを適正に得しめ、スクイズヘッド13の圧下方向と直
交し、ジョルトテーブル2と平行な関係を採るように構
成されている。
既述したマスタープレート9にはその中央部にパターン
60が取付けられることは周知の如くで、上型枠llと
下型枠12との間に介装されることにより第2図に示す
ように両型枠11.12内空洞にパターン60が保持さ
れる。両型枠11.12は第4図に示すように型抜きの
ための適当なテーパを採った成型面111.121によ
り前記空洞部を形成しているが、斯うした空洞部に対し
ては、下型12に関して定盤45が第2図に示すように
収容セットされ、該定盤45を介してスクイズないしジ
ョルト作用が与えられる。即ち上記のように枠レベリン
グビン28.28.28゜28により両型枠11.12
を適正にレベリングした条件下で砂およびベントナイト
のような凝結材を混合した粒状成型材料が装入され、こ
のレベリング保持条件下で締め成型操作が行われる。
前記したスクイズシリンダー18、ジョルト筒6におけ
るジョルト操作機構、スライドシリンダー14、クラン
プシリンダー16、スイングシリンダー19、操作シリ
ンダー24、移動操作シリンダー33、スライドシリン
ダー34、クランプシリンダー38、リフトシリンダー
41の如きに関する操作流体に関しては適宜の気体また
は液体を採用することができることは明かである。然し
本発明者等が具体的にその締固めについて検討した結果
によると、上記したような本発明による締固めに関して
はスタート時に比較的軽度の圧下を短時間だけ加えてか
ら本格的な締固め操作を行った方が好ましい結果を得し
める。このような初期短時間の締固めについては単にス
クイズヘッドのみによってもよいもので、斯うした時間
差を採った締固め作動を実現するためには前記スクイズ
シリンダー18に対しては油圧のような液圧を採用し、
ジョルト筒6における衝撃作動を得るための作動流体と
しては空気を採用することが有利である。即ちジョルト
筒6における作動流体としての空気は所定の作動圧を得
るためにそれなりの時間的遅れがあるのに対し油圧のよ
うな液圧の場合にはこの時間的遅れがないから同時にス
タートしてもジョルトテーブルにおける衝撃作動が遅れ
、自動的に上述したような時間差を採った好ましい締固
め作動関係を実現し得る。
なおリフトシリンダー41に関しても油圧シリンダーと
することが実地的には好ましい。
砂型を得るための鋳物砂としては耐火性粒子として珪砂
、ジルコン砂、オリピン砂、シリマナイト、シャモット
その他が採用され、これに粘結剤として有機質または粘
土、水ガラスなどの無機質のものを配合し、更には補助
添加物として木粉、コークス粉、石炭粉などと水を用い
ることは公知の通りであるが、本発明によるものにおい
てはこのような造型用原料において必要とされる水分が
4%以下のような比較的少いものが好ましい。
上記したような本発明によるものの操作について説明す
るならば、第1.2図に示すように下型枠12を上方と
して両型枠11.12を本発明の設備にセットし、この
状態でベルトフィーダーの如きで適当な水分を含存し且
つベントナイトなどの凝結材を配合した粒状成型材料が
下型枠12内に装入されて第6図(a)のように所定時
間のジョルト筒6作動によるジョルト操作を加え、この
際その充填状況により追加して粒状成型材料を装入し、
その表面を平坦として定盤45を載せる。このようにし
て準備されたならばクランプ台3を両スライドシリンダ
ー34.34によりフル前進させ、ピン31および39
部分で定盤45と上型枠11をクランプし、次いでリフ
トアーム5を上昇せしめながら反転モータ42をも作動
させ、両型枠11.12を反転ヘッド4.4によるクラ
ンプヘッド37軸支部において1800回転する。なお
この場合には上記クランプ後にリフトアーム5が中間位
置で第6図(b)のように停止し、次いで下降させて両
型枠11.12の回転に支障にないようにし、その後ク
ランプヘッド37およびクランプ台3を後退させて第6
図(C)のように最外側に位置せしめ、両型枠11.1
2を定盤45の装着されたままジョルトテーブル2上に
載せると共にアンクランプ状態とする。
前記第6図(C)の状態で上型11内のマスタープレー
ト9上に前記した砂などの成型材料を装入し、下型12
の場合と同様に表面を平坦としてからスクイズシリンダ
ー18を作動させてスクイズヘッド13で上型枠ll内
を押圧し、第6図(d)の状態とし、又ジョルトテーブ
ル2を上昇せしめ、両型枠11.12をフレームの中間
位置に保持し且つ枠レベリングビン28.28で適正レ
ベリング位置を採らしめて造型のための加圧および衝撃
振動による造型処理を与える。この加圧および衝撃振動
に際しては本発明者等による多くの実地的検討結果から
して、本発明ではそのスクイズシリンダー18による加
圧に関し造型処理の前段階では目的とする加圧力の50
〜70%に制限したものとし、この制限加圧条件で所定
時間の造型処理を行った後において100%の目的加圧
力を作用させた造型処理を行う。
前記した第6図(d)の状態での所定時間による造型処
理(加圧と衝撃振動)を行った後において造型処理を停
止すると共にスクイズヘッド13を上昇せしめ、又クラ
ンプ台3およびクランプヘッド37を一方のシリンダー
34のみの作動で中間位置に前進させ、第7図(a)に
示すようにピン31部分でマスタープレート9を受ける
と共にリフトアーム5をリフトシリンダー41の全伸出
状態に伸出させるとピン39により上型枠11の突出部
51を受け、リフトアーム5を上昇させて衝撃振動を附
与しつつ型抜きを行い、上型枠11を上昇させると共に
下型枠12を下降させ、次いでシャトルフレーム8を造
型位置まで前進せしめ、これと共にクランプ台3および
クランプへラド37を後退させてアンクランプ状態とす
ることによりマスタープレート9はシャトルフレーム8
に載り、その後シャトルフレーム8が後退することによ
りマスタープレート9およびパターン60は造型位置か
ら引き出される。前記衝撃振動によりマスタープレート
9およびパターン60は容易に両型枠11.12の造型
砂型から離脱されることは明かである。
第7図(a)に示すようなマスタープレート9の取出し
が終えたならば、第7図(b)のように上記アーム23
の手前側に設けられた操作シリンダー24をスイングシ
リンダー19の作用で両型枠11.12の上方に位置せ
しめ、次いで同図(C)のようにそのピストンロッドを
下降させ、且つリフトアーム5を第7図(d)のように
クランプ台3および両型枠11.12を上昇させて造型
された砂型55を定盤45と共にジョルトテーブル2上
に載せた状態として残し、両型枠11.12から脱型す
る。
この第7図(d)の状態となったならば砂型55をジョ
ルトテーブル2上から適宜の手段で取出し得ることは明
かで、即ち定盤45と共に一般的には手作業で充分であ
る。
前記した第7図(d)の状態ではスライドシリンダー3
4.34の一方のピストンだけが伸びた状態となってい
るが、この第7図(d)の状態から両シリンダー34.
34が共に縮入して第8図(alの状態となると下型枠
12に対するピン31の係止のみが解除され、ピン39
による上型枠11の支持点は外側に移って下型枠12が
ジョルトテーブル2上に置かれることとなり、しかもリ
フトアーム5の上昇によって上型枠11のみが充分に上
昇される。即ち両型枠工1.12の間が大きく開披され
るからシャトル8がマスタープレート9およびパターン
60を支持した状態で両型枠11,12間に進入し、マ
スタープレート9の両側部がピン39に支持された半ク
ランプ状態でシャトル8は後退する。
前記したようにマスタープレート9が両型枠11.12
間に位置せしめられた状態でリフトアーム5が下降する
ことにより第8図(blのようにマスタープレート9は
ジョルトテーブル2上に位置した下型枠12にセットさ
れると共に上型枠11も、伜のマスタープレート9上に
位置することとなる。更にこの状態でスライドシリンダ
ー34がスライド座30を内側に推進することにより、
ピン31.39でマスタープレートを介装した両型枠1
1.12をクランプする。
上記のように両型枠11.12を突状前でクランプした
ならばリフトアーム5を上昇せしめて第8図(C)のよ
うに型枠11.12をジョルトテーブル2から離脱し、
この離脱状態で反転ヘッドを作動させて両型枠11,1
2を逆転し、次いでアンクランプ状態としてからリフト
アーム5を下降させて上下型枠11.12をジョルトテ
ーブル2上に載せ、その後リフトアーム5を中下段まで
上昇し、スライド座30を外側に移動させることにより
第8図(dlの状態となり、即ち前記した第6図(a)
の状態に戻って次の造型作業を上述同様に繰返すことが
できる。
上記したような設備による操業例について説明すると、
以下の如くである。
造型材料を収容すべき成形域が約50000c+aとし
て形成された第3〜5図のような上下型枠間に約500
0cIaのパターン60を定盤45によってセントし、
該上下型枠内に耐着水率が3.5%である鋳物砂として
の珪砂に約3wt%のベントナイトを混合した成型材料
を装入し、前記した第6〜8図に示すような工程に従っ
て成型処理した。即ち下型枠および上型枠内に成型材料
を夫々充填、平坦化してから空気圧で作動するジョルト
テーブル2と油圧によって作動するスクイズヘッド13
によって上下型枠および成型材料を上下から圧接保持し
、クランプヘッド37.37をスライドシリンダー34
の作動で共に充分後退せしめ、前記型枠11.12ない
し定盤45が完全にフレームから離脱され、前記テーブ
ル2およびヘッド13のみによって支持された条件下で
造型、型締めを行うに当り、スクイズヘッド13の油圧
による押圧力のみを約1秒間作用させた圧下を加え、こ
の初期圧下に続いて約5トンの油圧圧下力を作用せしめ
ると共に、振幅が約30鶴で12ヘルツのラムジョルト
を作用させ、約5秒の締固め処理で目的の砂型を得た。
得られた砂型について各部の硬度を砂型硬度計によって
測定した結果は平均92゜(91〜946)のものであ
り、優れた砂型であることが確認された。
これに対し比較例として、既述の特公昭56−1798
4号公報の設備を用い、上記したところと同じ鋳物砂お
よびベントナイトの配合関係も同じものを装入し、造型
、型締めした場合には得られた砂型の硬度が上記したと
ころより相当に低く、即ち砂型硬度計で80°以下であ
り、各部におけるばらつきもそれなりに残るものであっ
た。
「発明の効果」 以上説明したような本発明によるときは以下のような効
果が得られる。
■、 硬度が高く、しかもばらつきの少い砂型が得られ
る。
上記したような本発明によるものはスクイズヘッドおよ
びジョルトテーブルの圧下ないし衝撃力が同時に型枠内
充填資料に作用せしめられ、特にスクイズ力のみによる
圧下の初期過程を経しめてから目的としたスクイズ力に
よる締固めをなすことが可能で、それらにより硬度が充
分に高く、しかもばらつきの少い硬度分布をもった砂型
を得しめることができる。
■、 締固めのためのジッルト作用力で振動騒音の発生
が少い。
本発明によるものは型枠ないしマスタープレートがフレ
ームから完全に離した状態で型枠内の成型材料に対し前
記スクイズ力と共にジョルト力が作用するものであるか
らジョルト作用による振動が直接にフレームやその支持
デツキなどに伝播されることが少く、振動騒音の比較的
少い操業をなすことができる。
■、 造型ないし脱型が正確である。
本発明においては型枠がフレームなどと完全に分離され
た宙吊り状態で成型操作されるものであるが、その成型
に際し型枠はスクイズ台に配設された枠レベリング手段
により常に適正なレベルを形成維持せしめられるのでス
クイズ力およびジョルト力は何れも適正に型枠内造型材
料に作用することとなり型締めに偏りないし、バラツキ
の発生ずることが少い。またこのようにして型枠に対し
適正に締固められ、偏りやバラツキのない造型物は脱型
も円滑且つ的確である。
■、 造型のための作動エネルギーが小である。
上記したような本発明のものは効率的な造型をなすこと
ができることから造型のためのエネルギーが小さいもの
で足りる。特にフレームなどを介して基礎部などに伝播
ロスされるエネルギーが非常に少いものとなるので頗る
有利であって、例えば単に押圧力によって造型する従来
のものに対し本発明で用いられるスクイズ圧力は一般的
に3分の1以下の非常に小さいもので充分である。
なおこのように小さいエネルギーでよいことは消エネル
ギー的であると共に上記したような騒音発生などの低減
原因ともなる。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の技術的内容を示すものであって、第1図
は本発明方法を実施するための設備の1例についての側
面図、第2図はその正面図、第3図はその型枠の1例に
ついての平面図で一半部は上型部分、他生部は下型部分
を示し、第4図はその断面図、第5図はその側面図、第
6図から第8図は本発明によるものの造型操作関係を段
階的に示すもので、第6図は型枠に対する砂入れからス
クイズ、ジッルトによる締固め過程、第7図はその後の
マスタープレート抜きから造型された砂型の取出し過程
、第8図はその後のマスタープレート装入から型枠を結
合し逆転して次の造型作業に移る過程を夫々段階的に示
すものである。 然してこれらの図面において、1はスクイズプレート、
2はジョルトテーブル、3はクランプ台、4は反転ヘッ
ド、5はリフトアーム、6はジョルト筒、7はクランプ
ヘッド、8はシャトルフレーム、9はマスタープレート
、10はシャトルフレーム、11は上枠、lla、ll
bはそのダボ孔、12は下枠、12aはそのダボ孔、1
3はスクイズヘッド、14はスライドシリンダー、15
はガイドピン、16はクランプシリンダー、17は操作
腕、18はスクイズシリンダー、19はスイングシリン
ダー、20は機台、21.22は支柱、23は上部アー
ム、24は操作シリンダー、25は支持腕、26はスラ
イドレール、27はガイドバー、28は枠レベリングピ
ン、29はガイド筒、30はスライド座、31は上枠型
抜きピン、32は転子、33は移動操作シリンダー、3
4はスライドシリンダー、35はスクイズ台ガイドレー
ル、37はクランプヘッド、38はクランプシリンダー
、39はマスタープレート抜きピン、40はスクイズ台
、41はリフトシリンダー、42は反転モータ、43は
その連動系、44はガイド、45は定盤、50は摺動筒
、51は突出部、52は突座部、55は造型された砂型
、81はシャトルガイド、82は受座、83はシャトル
操作モータ、84は係合部、85はマスタープレート受
ピンを示すものである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、上型枠と下型枠との間にパターンを有するマスター
    プレートを介装し、前記上下型枠内に砂を主体とした造
    型材料を装入して締固めるに当り、前記上下型枠をクラ
    ンプ手段によって把持しジョルトテーブル上にセットし
    てから上記クランプ手段を退避せしめ、しかもスクイズ
    台に設けたスクイズヘッドを該スクイズ台と共に降下し
    、前記スクイズヘッドとジョルトテーブルの間に上記造
    型材料を挟持するに際して前記スクイズ台に設けた型レ
    ベリング手段で前記型枠とスクイズヘッドとの間のレベ
    ル調整をなし、前記スクイズヘッドによる圧下刃とジョ
    ルトテーブルによる衝撃力とを同時に作用させて締固め
    することを特徴とする砂型の造型方法。 2、型レベリング手段で型枠とスクイズヘッドとの間の
    レベル調整をなしてからスクイズヘッドのみによる圧下
    を行い、次いで該スクイズヘッドの圧下力作用条件下で
    ジョルトテーブルによる衝撃力をも同時に作用させる特
    許請求の範囲第1項に記載した砂型の造型方法。 3、レベル調整後のスクイズヘッドのみによる圧下が0
    .5〜2秒程度の短時間とする特許請求の範囲第2項に
    記載した砂型の造型方法。 4、スクイズヘッドに与えられる圧下を油圧によって行
    い、又ジョルトテーブルに対する衝撃作動を空気圧によ
    って行わしめる特許請求の範囲第1項に記載した砂型の
    造型方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPWO2018181333A1 (ja) * 2017-03-28 2019-11-21 アイシン・エィ・ダブリュ株式会社 搬送装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5472719A (en) * 1977-11-22 1979-06-11 Sintokogio Ltd Casting mold forming machine

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