JPS63209656A - 抗菌性粉末ゼオライトの固定方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、殺菌効果のあるゼオライト粒子の固定方法に
関する。

〔従来の技術〕

抗菌性ゼオライトは、ゼオライトと菌類が接触すること
により、菌類を殺す接触殺菌作用を有している。

そのため、粉末ゼオライトを、基盤となる樹脂に混入し
て成形し、所定の確率で粉末ゼオライトの一部を基盤上
に露出させるようにしである。

〔発明が解決しようとする問題点〕

しかしながら、このような従来の方法では、第４図に示
すように、多くのゼオライト粒子が基盤内に埋没してし
まい、基盤上に露出して抗菌性を発揮するゼオライト粒
子は極めて少いという問題点があり、一定の抗菌性能を
持たせるために多量のゼオライトが必要であった。

また、基盤上に露出するゼオライトの量が不確実である
という問題点があり、そのために品質が不安定であった
。

この発明の目的は、上記問題点を解消するためになされ
たもので、抗菌性ゼオライト粒子を基盤上に露出して固
定する抗菌性粉末ゼオライトの固定方法を提供すること
である。

〔問題点を解決するための手段〕

上記の目的を達成するために、本発明に係る抗菌性粉末
ゼオライトの固定方法は、基盤に接着剤を塗布又は噴霧
したのちに、抗菌性粉末ゼオライトを散布し、該ゼオラ
イト粒子が該基盤上に露出して固定されることを特徴と
するものである。

〔作用〕

上記の構成によると、散布された粉末ゼオライト粒子の
殆ど全部が、基盤上に露出して固定される。

そのために、有効に作用するゼオライト粒子が画期的に
増加する。

〔実施例〕

以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。尚、
従来の方法によってゼオライトが混入された基盤と同一
構造部分には同一符号を付してその説明を省略する。

第１図に示すように、順次移動する合成樹脂製の基盤１
に接着剤２を噴霧し、接着効果のあるうちに抗菌性粉末
ゼオライト３を散布したのち、放置して接着剤２中の溶
剤を蒸発散逸させる０図中４はベルトコンベアである。

尚、接着剤２は基盤１と同系統又は同一の樹脂と溶剤、
１例として塩化ビニール製の基盤１の場合、例えば、塩
化ビニール樹脂及びアセトン、メチルエチルケトン、シ
クロヘキサン等からなる塩化ビニール樹脂系接着剤を用
いるとよい。

次に本実施例の作用を説明する。

噴霧された接着剤２の膜厚ｔは非常に薄いので、第２図
に示すように、粉末ゼオライト粒子３が露出した構造で
基盤１に固定される。そのために。

散布された殆ど全部のゼオライト粒子３が有効に作用す
る。

また他の実施例として、基盤１となる合成樹脂表面を溶
かすか、又は軟化させる溶剤を使用した方法によるもの
は、第３図に示すように、溶剤が蒸発した後は、粉末ゼ
オライト粒子３が露出した状態で直接基盤１に固定され
た構造となる。

これらの実施例によれば、基盤１に塗布又は噴霧される
接着剤２及び散布される粉末ゼオライト３の量を、変化
させたり、あるいは一定にすることができるので、所定
の品質のものを揃えて製造することができる。

〔発明の効果〕

上述のとおり本発明によれば、殆どの抗菌性ゼオライト
粒子が基盤上に露出した構造となるので。

抗菌性ゼオライトを無駄にすることなく、また抗菌効果
が大巾に向上する。

更に、均一にゼオライト粒子を固定することができるの
で、品質の安定性も大巾に向上する。

【図面の簡単な説明】

第１図は実施例の方法を才、す説明図、第２図は実施例
の方法による製品の断面図、第３図は他の実施例による
製品の断面図、第４図は従来の方法による製品の断面図
である。 １・・・基盤、　　２・・・接着剤、 ３・・・抗菌性粉末ゼオライト粒子。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 　基盤に接着剤を塗布又は噴霧したのちに、抗菌性粉末
   ゼオライトを散布し、該ゼオライト粒子が該基盤上に露
   出して固定されることを特徴とする抗菌性粉末ゼオライ
   トの固定方法。