JPS6320909A - 適応型デイジタルフイルタ - Google Patents

適応型デイジタルフイルタ

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JPS6320909A
JPS6320909A JP16477086A JP16477086A JPS6320909A JP S6320909 A JPS6320909 A JP S6320909A JP 16477086 A JP16477086 A JP 16477086A JP 16477086 A JP16477086 A JP 16477086A JP S6320909 A JPS6320909 A JP S6320909A
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JP
Japan
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signal
multiplier
digital filter
input
coefficient
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JP16477086A
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English (en)
Inventor
Masaki Kobayashi
正樹 小林
Yoshio Ito
伊藤 良生
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Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
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Publication date
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Priority to DE8787306101T priority patent/DE3778078D1/de
Priority to EP87306101A priority patent/EP0253583B1/en
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  • Circuit For Audible Band Transducer (AREA)
  • Filters That Use Time-Delay Elements (AREA)
  • Cable Transmission Systems, Equalization Of Radio And Reduction Of Echo (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は任意の伝達関数を生成できる適応型ディノタル
フィルタに関し、特に収束速度が速く、例えばエコーキ
ャンセラに適用して好適な適応型ディジタルフィルタに
関するものである。
(従来の技術) 最近、ディジタル信号処理技術の急速な進歩により適応
型ディジタルフィルタ(Adaptive Digit
alFilter、以後ADF’と呼ぶ)がその適用範
囲の広さから注目を集めている。ADFの代表的な応用
例として、システム同定への適用がある。システム同定
とは、ある特性の知られていないシステム(未知システ
ム)の入出力データを基にしてその未知システムの特性
を推定することである。
第2図はADFによる未知システムの同定を説明する概
略図である。同図において41は信号入力端子、42は
推定誤差出力端子、43は未知システム、44はADF
、45は加算器である。またx(k)は時刻kにおける
未知システム43及びADF44への入力、y(k)は
時刻kにおける未知システム43の出力、y(k)は時
刻kにおけるADF 44の出力、e(k)は時刻kに
おける推定誤差、H(z)は未知システム43の伝達関
数、H(Z)はADF 44の伝達関数である。第2図
に示すような構成で評価関数J=e(k)2を考えたと
き、J=0となれば未知システム43の特性をADF 
44が正しく推定しているものとみなす。
ADFを上記のように用いた具体例としてエコーキャン
セラがある。このエコーキャンセラは、たとえば近年ニ
ーズが高まシつつある遠隔会議システムに適用されてい
る。第3図はエコーキャンセラを遠隔会議システムに適
用した場合の構成を概略的に示した図である。同図にお
いて、51−1 。
51−2はマイクロホン、52−1.52−2はスピー
カ、53−1.53−2はエコーキャンセラ、54−1
.54−2は伝送路、55−1.55−2はADH’ 
、  56−1.56−2は音響結合路である。一般に
遠隔会議システムでは、第3図に示すようにスピーカと
マイクロホンが一体化すれた音声端末が用いられている
。このためスピーカとマイクロホン間に音響的な結合が
生じ、これによりスピーカから出力された信号がマイク
ロホンに回り込み通話品質が著しく劣化されてしまう。
第3図の例ではスピーカ52−1とマイクロホン51−
1との間及びスピーカ52−2とマイクロホン51−2
との間にそれぞれ音響結合路56−1.56−2が形成
されるワケであるが、エコーキャンセラ53−1 、5
3−2を設けることにより、スピーカからマイクロホン
への回り込み信号を除去することができる。
上記のようなエコーキャンセラのADFとしては、従来
は第4図に示されるようなADFが用いられていた(例
えば、「昭和60年度電子通信学会情報・システム部門
全国大会J、366、P2−107)。第4図において
、このADFはM個(Mは1以上の整数)の基本区間か
ら構成されている。1つの基本区間はM番目の基本区間
を除いて、2次巡回型ディジタルフィルタF1(1単位
時間の遅延素子62−1及び63−1を有する)、2次
非巡回型ディジタルフィルタF2及び1次非巡回型ディ
ジタルフィルタF3を具備して構成されている。2次非
巡回型ディジタルフィルタF2は、2次巡回型ディジタ
ルフィルタの単位円に関する鏡像の位置に零点を有する
。M番目の基本区間は、2次巡回型ディジタルフィルタ
と1次非巡回型ディジタルフィルタとを具備して構成さ
れている。M個の各基本区間の第1の出力OUT 1は
加算器64の入力に接続され、加算器64の出力はAD
Fの出力となる。
1番目から(M−1)番目までの各基本区間の第2の出
力OUT 2は次段の入力に接続されている。
また、1番目の基本区間の入力はADFの入力となる。
このように構成されたADFにおいては、可変係数が各
々p1.q1.p2.q2.・・・lpM、(IMであ
る可変係数乗算器60−1.61−1.60−2.61
−2.・・・、60−M、61−Mへの各入力信号φ、
(k)、φ、(k−1)、φ2(k)、φ2(k−1)
・・・、IM(k)、IM(k−1)の間に次式の関係
が成立している。
二〇 ・・・(1) ただし、t=1+2+・・−、M;t=1 、2 、・
・・、M:i笑tで、−は時刻kについての平均化操作
を示す。すなわち、ADF−iとADF−6との間の可
変係数乗算器への入力は互いに直交している。
(発明が解決しようとする問題点) しかしながら、第4図に示すような従来のADFでは、
次式に示すように、 ・・・(2) 各基本区間における可変係数乗算器60−1の入力信号
φ、(k)と可変係数乗算器61−1の入力信号φ、(
k−1)との積の平均値はOではなく、しかも入力信号
φ、(k)、φ2(k)、・・・、IM(k)の各2乗
平均値φ、”(k) 。
このため、可変係数Pi、q+、P2.Q2.・・・I
PM。
qMの収束速度が遅いという問題点があった。
本発明は、以上述べた従来のADFの問題点を解決し、
可変係数乗算器の可変係数の収束速度の速いADFを提
供することを目的とする。
(問題点を解決するための手段) 本発明は、M個(Mは1以上の整数)の基本区間を縦続
接続し、順に縦続接続された(M−1)番目までの各基
本区間は入力端子と第1の出力端子及び第2の出力端子
を有し、一方M番目の基本区間は入力端子と第1の出力
端子を有し、1番目の基本区間の入力端子は当該適応型
ディジメルフ9イルタの信号入力端子を構成し、2番目
からM番目までの各基本区間の入力端子はその直前の基
本区間の第2の出力端子に接続され、各基本区間の第1
の出力端子で得られる信号を加算したものを当該適応型
ディジタルフィルタの出力とする適応型ディジタルフィ
ルタを対象とする。
本発明は上記適応型ディジタルフィルタにおいて第1に
、M個の各基本区間の入力端子から第1の出力端子に至
る経路を、第1の乗算器と2次巡回型ディジタルフィル
タと入力が前記2次巡回型ディジタルフィルタの0次の
非巡回路に接続される1次非巡回型ディジタルフィルタ
との縦続接続により構成する。
第2に、1番目から(M−1)番目までの各基本区間の
入力端子から第2の出力端子に至る経路を、前記第1の
乗算器と前記2次巡回型ディジタルフィルタと2次非巡
回型ディジタルフィルタとの縦続接続により構成する。
第3に、m番目(1≦m<、M )の各基本区間の前記
1次非巡回型ディジタルフィルタを、これに入力される
信号■m(k)と、1単位時間前に入力された信号um
(k−1)に第2の乗算器で係数Rmを乗じた信号とを
第1の加算器で加算し、その出力に第3の乗算器で係数
Smを乗じ、その出力■m(k)に第2の可変係数乗算
器で可変係数cm(k)を乗じた信号cm(k)urr
l(k)と、前記信号um(k 1 )を第1の可変係
数乗算器で可変係数dm(k)を乗じた信号%(k)u
m(It−1)とを第2の加算器で加算する構成とする
第、4に、前記第1の乗算器の係数Qmを前記2次巡回
型ディジタルフィルタ及び前記2次非巡回型ディジタル
フィルタの縦続接続点の信号の2乗平均値を他の基本区
間の対応する縦続接続点の信号の2乗平均値と等しくな
るように決定する。
第5に、前記第2の乗算器の係数Rmを前記信号■m(
k)と■m(k)とが直交するように決定する。
そして第6に、前記第3の乗算器の係数Smを前記信号
■m(k)の2乗平均値と前記信号■m(k)の2乗平
均値が等しくなるように決定する。
(作用) 1番目の基本区間の入力端子に供給された入力信号p、
(k)は第1の乗算器、2次巡回型ディジタルフィルタ
及び2次非巡回型ディジタルフィルタを経て、第2の出
力端子に出力される。この第2の出力端子から出力され
た信号p2(k)は、2番目の基本区間の入力端子に供
給され、1番目の基本区間と同様にして出力端子に出力
される。以下、同様にして動作し、(M−1)番目の基
本区間の第2の出力端子から信号p、(k)が出力され
、M番目の基本区間に入力される。
一方、1番目の基本区間の入力端子に供給された入力信
号p1(k)は第1の乗算器、2次巡回型ディジタルフ
ィルタ及び1次非巡回型ディジタルフィルタを経て、第
1の出力端子に信号y1(k)が出力される。同様に、
2番目の基本区間の入力端子に供給されたp2(k)は
、第1の出力端子に信号y2(k)として出力される。
以下同様に、M番目までの基本区間の第1の出力端子か
らy3(k)、・・・。
yM(k)が得られる。これらの信号y1(k)、y2
(k) 1・・・、yM(k)は加算され、当該ディジ
タルフィルタの出力となる。
ここで、本発明では、第1ないし第3の乗算器を上記の
とおシ設け、しかもこれらの係数Qm + Rm及びS
mを上記のとおり設定しているので、第1に、2次巡回
型ディジタルフィルタ及び2次非巡回型ディジタルフィ
ルタの縦続接続点の信号の2乗平均値は他の基本区間の
対応する縦続接続点の信号の2乗平均値と等しくなり、
第2に、各基本区間において第1及び第2の可変係数乗
算器への入力は直交化し、かつ第3に、これらの入力の
2乗平均値は等しくなる。
従って、前記問題点は解消される。
(実施例) 以下、本発明の一実施例を図面を参照して詳細に説明す
る。
ツク図、同図(b)は同図(、)中のADF−m (m
)M )の構成を示す回路図、及び同図(C)は同図(
、)中のADF−Mの構成を示す回路図である。
はじめに、第1図(、)を参照して本実施例の基本構成
を説明する。本実施例によるADFば、参照番号9で示
される破線によるブロックにて示されている。ADF 
9は図示するように、ADF−1、ADF−2。
・・・、 ADF−(M−1) 、 ADF−Mを縦続
接続した構成を具備する。ADF−1では、この入力端
子10−1より時刻にで信号p1(kX=x(k):こ
のx(k)は、入力端子1から供給される本実施例によ
るADF 9の入力信号である)が入力され、同時刻に
でADF−2の入力端子1O−2(これは、ADF−1
からみれば出力端子である:以下、この出力端子を第2
の出力端子という)へ信号p2 (k)を送出すると同
時に、第1の出力端子11−1へ信号y1 (k)を出
力する。ADF−2では、時刻にで入力端子10−2よ
り前記信号p2(k)が入力され、同時刻にでADF−
3の入力端子10−3へ信号p3(k)を送出すると同
時に、第1の出力端子11−2へ信号y2(k)を出力
する。以下、ADF−3。
・・・、 ADF−Mまでは同様な処理が順次行なわれ
る。
最終段のADF−Mでは、入力端子10−Mより時刻に
でADF−(M−1)の第2の出力端子(10−M)か
ら送出される信号pM(k)が入力され、同時刻にで第
1の出力端子11−Mへ信号yM(k)を出力する。A
DF−Mは第2の出力端子をもたない。ADF−1、A
DF−2、・・・。
ADF−(M−1) 、 ADF−Mの各々の第1の出
力端子11−1゜11−2.・・・、 11−(M−1
)、11− Mにおける出力y1 (k) 。
y2(k)、・・・、yM−1(k)、yM(k)は加
算器8で加算され、その結果がADF 9の時刻にでの
出力y(k)となる。
このように形成されるADF 9の出力y(k)は、加
算器7により未知システム3の出力y(k)から減じら
れ、出力端子2へ信号e(k)が出力される。
次に、ADF−m (m ’q M )の構成を第1図
(b)を参照して説明する。ADF−m (m % M
 )は第1の乗算器12−mと2次巡回型ディジタルフ
ィルタと、このフィルタの単位円に関する鏡像の位置に
零点を有する2次非巡回型ディジタルフィルタと、1次
非巡回型ディジタルフィルタとを具備して構成されてい
る。
2次巡回型ディジタルフィルタは加算器13−m及び1
4−m、乗算器15−m及び16−m、並びに単位遅延
素子19m−1及び19m−2を具備する。2次非巡回
型ディジタルフィルタは単位遅延素子19m−1及び1
9m−2、乗算器17−m及び1 B −m、並びに加
算器20−m及び21−mを具備する。1次非巡回型デ
ィジタルフィルタは単位遅延素子19m−1、加算器2
3−m及び27−m、第2の乗算器22−m、第3の乗
算器24−m、第1の可変係数乗算器26−m、並びに
第2の可変係数乗算器25−mを具備する。図示するよ
うに、1次非巡回型ディノタルフィルタの入力は、2次
非巡回型ディジタルフィルタの0次の非巡回路に接続さ
れている。
このような構成要素は、次のとおり結合している。まず
、入力端子10−mから第1の出力端子11−mに至る
経路は、図示するように、第1の乗算器12−m、2次
巡回型ディジタルフィルタ及び1次非巡回型ディジタル
フィルタの縦続接続により構成されている。一方、入力
端子10−mから第2の出力端子10−(m+1)に至
る経路は、図示するように、第1の乗算器12−m、2
次巡回型ディジタルフィルタ及び2次非巡回型ディノタ
ルフィルタの縦続接続により構成されている。
次に、ADF−Mの構成を第1図(C)を参照して説明
する。ADF−Mは第1の乗算器12−Mと2次巡回型
ディジタルフィルタと1次非巡回型ディノタルフィルタ
とを具備して構成されている。2次巡回型ディジタルフ
ィルタは加算器13−M及び14−M。
乗算器15−M及び16−M、、I9びに単位遅延素子
19M−1及び19M−2を具備する。1次非巡回型デ
ィノタルフィルタは単位遅延素子19M−1、加算器2
3−M及び27−M、第2の乗算器22−M、第3の乗
算器24− M、第1の可変係数乗算器26− M、並
びに第2の可変係数乗算器25−Mを具備する。図示す
るように、1次非巡回型ディノタルフィルタの入力は、
2次非巡回型ディノタルフィルタの0次の非巡回路に接
続されている。とのADF−Mの入力端子10−Mから
第1の出力端子11−Mに至る経路は、図示するように
、第1の乗算器12−M、2次巡回型ディジタルフィル
タ及び1次非巡回型ディジタルフィルタの縦続接続によ
り構成されている。
次に、本実施例の動作について説明する。
まず、第1図(b)に示すADF−m (m % M 
)の動作を述べる。時刻kにおいてADF−(m−1)
より送出された信号prrl(k)が入力端子10−m
より入力される(但し、ADH’−1では入力端子1よ
り入力される前記信号x(k)すなわちp 、 (k)
が入力端子10−1より入力される)。同時刻kにおい
て、前記入力信号pm(k)に乗算器12−mで係数Q
mが乗じられ信号tm(k)(=Qmpm(k))を得
る。同時刻kにおいて、乗算器15−mで信号um (
k−1)をam倍した信号amum(k−1)と乗算器
16−mで信号um (k 2 )をam倍した信号b
mum(k−1)を位相反転した信号−b mu m 
(k 1 )とが加算器14−mで加算され信号v (
k)を得る。前記信号v (k)と前記信号tm(k)
が同時刻にで加算され信号um(k )となる。この信
号■m(k)は単位遅延素子19m−1への入力となる
。時刻にで単位遅延素子19m−1に入力された信号u
m(k )は時刻の経過と共に単位遅延素子19m−1
、19m−2を介して順次シフトされてゆく。また、同
時刻kにおける単位遅延素子19m−1への入力u m
(k )と乗算器22−mにおいて単位遅延素子19m
−2への入力um(’に−1)をam倍した信号Rmu
m(k−1)とを加算器23−mで加算後、乗算器24
−mで8倍し、信号■m(k)を得、さらに、可変係数
乗算器25−mで可変係数cm(k )を乗じ、その結
果得られる信号と前記信号um (k−1)に可変係数
乗算器26−mで可変係数dm(k)を乗じた信号とを
加算器27−mで加算し、信号ym(k)を得、これを
前記出力端子11−mに送出する。また、同時刻kにお
いて、前記信号um(k−1)は乗算器18−mでam
倍され、その出力a、unn(k)を位相反転した信号
amum (k )と前記信号um(k−2)とを加算
器21−mで加算し、その出力と前記信号um (k 
)を乗算器17−mで5倍した信号とを加算器20−m
で加算し、その出力pm+1(k)がAj)F−(m+
1 )の入力端子10−(m+1)へ送出される。
次に、第1図(c)に示すADF−Mの動作を説明する
時刻kにおいて、ADF−(M−1)より送出された信
号’PM(k)が入力端子10−Mより入力される。同
時刻kにおいて、前記入力信号prrl(k)に乗算器
12−Mで係数QMが乗じられ、信号tM(k)を得る
。同時刻kにおいて、乗算器15−Mで信号uM(k−
1)を3M倍した信号a Mu M(k 1 )と乗算
器16−Mで信号uM(k 2)をbM倍した信号bM
um(k 1)を位相反転した信号bvuM(kl)と
が加算器14−Mで加算され信号vM(k)を得る。前
記信号Vつ(k)と前記信号tM(k)が同時刻にで加
算され信号Uつ(k)となる。この信号uM(k )は
単位遅延素子19M−1への入力となる。時刻にで単位
遅延素子19M−1に入力された信号u M(k )は
時刻の経過と共に単位遅延素子19M−1、19M−2
を介して順次シフトされてゆく。また、同時刻kにおけ
る単位遅延素子19M−1への入力uM(k)と乗算器
22−Mにおいて単位遅延素子19M−2への入力uM
(k 1)をRM倍した信号RMuM(k−1)とを加
算器23−Mで加算後、乗算器24−Mで8M倍し、信
号uM(k)を得、さらに、可変係数乗算器25−Mで
可変係数CM(k)を乗じ、その結果得られる信号と前
記信号uM(k 1)に可変係数乗算器26−Mで可変
係数dM(k)を乗じた信号とを加算器27−Mで加算
し、信号yM(k)を得、これを前記出力端子11−M
に送出する。
以上説明した実施例では、ADF−m (m= 1 +
 2 + −r M )の各可変係数乗算器25−m+
26−mへの入力信号を互いに直交化し、かつその入力
信号の2乗平均値を互いに等しくすることにより、可変
係数の収束速度を高速にしている。以下、この点につい
て詳細に説明する。
前述したように、従来のADFではADF−iとADF
−6(ただし、i+t)との間の可変係数乗算器への入
力は、前記(1)式に示すように、互いに直交している
が、ADF−i(i =1 、2 、・・・、M)内の
可変係数乗算器への入力は前記(2)式に示すように、
直交していない。しかも、各ADF−1(m=1,2.
・・・、M)の前記信号φ1(k)の2乗平均値は、前
記(3)式に示すように等しくない。
これに対し、本実施例では、可変係数乗算器12−m、
22−m及び24−mの各係数Qm、Rm及びSm(た
だし、m” 1 g 2 +・・・、M)を以下のよう
に決定することにより、可変係数乗算器25−m、26
−mへの入力信号を互いに直交化し、かつその入力信号
の2乗平均値を互いに等しくしている。
〔Qmの決定〕
(ただし、m=2.3.・・・、M) となるように各係数Qmを設定する。この場合、となる
ことは容易に確認できる。
とが等しくなるように決定する。具体的には、Rmは =0 より Rm=−■m(k)u (k−1) =−百7−(6)
として求まる。
次に1um2(k)力” Rm2(k 1)”um”(
k)と等しくなるようにSmを決定する。具体的には、
Smはより として求まる。
以上の様にすれば、ADF−mの可変係数乗算器25−
m+26−mへの入力はADF−n (但しm”qn 
)の可変係数乗算器25−n、26−nへの入力と互い
に直交化し、かつADF−m内の2つの可変係数乗算器
25−m、26−mへの各入力も互いに直交し、しかも
全ての可変係数乗算器25−1.26−1.・・・。
25−M、26−Mへの入力の2乗平均値は等しくなる
。この様にすればADF 9の可変係数乗算器25−m
26−mへの入力よりなる相関行列は対角化され、かつ
対角要素は等しいため、この行列の固有値のばらつきが
ない。従って、可変係数の適応制御法として公知の実現
容易な傾斜法(最急降下法、学習同定法等)を用いても
、収束速度は速い。
(発明の効果) 以上説明したように、本発明によれば、ADFの各可変
係数乗算器への入力を互いに直交化し、かつ各入力の2
乗平均値を等しくしたので、各可変係数乗算器の可変係
数の収束速度が高速であるという効果が得られる。
本発明は、エコーキャンセラ等に適用して好適である。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)は本発明の一実施例の基本構成を示すブロ
ック図、第1図(b)は第1図(a)中のADF−m(
m(M)の構成を示す回路図、第1図(C)は第1図(
、)中のADF−Mの構成を示す回路図、第2図はAD
Fによる未知システムの同定を説明するためのブロック
図、第3図はスピーカとマイクロホンとの間の音響的結
合で生じるエコーを消去するエコーキャンセラとしてA
DFを用いた遠隔会議システムを説明するだめの図、及
び第4図は従来のADFの一構成例を示す回路図である
。 1・・・入力端子、2・・・出力端子、3・・・未知シ
ステム、7・・・加算器、8・・・加算器、9・・・適
応型f4ノタルフィルタ(ADF ’)、10−1.1
0−2.・・・、10−M・・・入力端子、11−1.
11−2.・・・、11−M・・・第1の出力端子、1
2−m、12−M・・・第1の乗算器、19m−1゜1
9m−2,19M−1,19M−2−単位遅延素子、2
2−m 。 22− M・・・第2の乗算器、24− m 、 24
− M =・第3の乗算器、25−m、25−M・・・
第2の可変係数乗算器、26− m * 26− M・
・・第1の可変係数乗算器。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 M個(Mは1以上の整数)の基本区間を縦続接続し、 順に縦続接続された(M−1)番目までの各基本区間は
    入力端子と第1の出力端子及び第2の出力端子を有し、
    一方M番目の基本区間は入力端子と第1の出力端子を有
    し、 1番目の基本区間の入力端子は当該適応型ディジタルフ
    ィルタの信号入力端子を構成し、2番目からM番目まで
    の各基本区間の入力端子はその直前の基本区間の第2の
    出力端子に接続され、各基本区間の第1の出力端子で得
    られる信号を加算したものを当該適応型ディジタルフィ
    ルタの出力とする適応型ディジタルフィルタにおいて、 M個の各基本区間の入力端子から第1の出力端子に至る
    経路を、第1の乗算器と2次巡回型ディジタルフィルタ
    と入力が前記2次巡回型ディジタルフィルタの0次の非
    巡回路に接続される1次非巡回型ディジタルフィルタと
    の縦続接続により構成し、 1番目から(M−1)番目までの各基本区間の入力端子
    から第2の出力端子に至る経路を、前記第1の乗算器と
    前記2次巡回型ディジタルフィルタと2次非巡回型ディ
    ジタルフィルタとの縦続接続により構成し、 m番目(1≦m≦M)の各基本区間の前記1次非巡回型
    ディジタルフィルタは、これに入力される信号u_m(
    k)と、1単位時間前に入力された信号u_m(k−1
    )に第2の乗算器で係数R_mを乗じた信号とを第1の
    加算器で加算し、その出力に第3の乗算器で係数S_m
    を乗じ、その出力■_m(k)に第2の可変係数乗算器
    で可変係数c_m(k)を乗じた信号c_m(k)■_
    m(k)と、前記信号u_m(k−1)を第1の可変係
    数乗算器で可変係数dm(k)を乗じた信号d_m(k
    )u_m(k−1)とを第2の加算器で加算する構成を
    有し、 前記第1の乗算器の係数Q_mを前記2次巡回型ディジ
    タルフィルタ及び前記2次非巡回型ディジタルフィルタ
    の縦続接続点の信号の2乗平均値を他の基本区間の対応
    する縦続接続点の信号の2乗平均値と等しくなるように
    決定し、 前記第2の乗算器の係数R_mを前記信号u_m(k)
    と■_m(k)とが直交するように決定し、 前記第3の乗算器の係数S_mを前記信号u_m(k)
    の2乗平均値と前記信号■_m(k)の2乗平均値が等
    しくなるように決定することを特徴とする適応型ディジ
    タルフィルタ。
JP16477086A 1986-07-14 1986-07-15 適応型デイジタルフイルタ Pending JPS6320909A (ja)

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JP16477086A JPS6320909A (ja) 1986-07-15 1986-07-15 適応型デイジタルフイルタ
CA000541372A CA1271530A (en) 1986-07-14 1987-07-06 Adaptive digital filter
US07/070,773 US4868775A (en) 1986-07-14 1987-07-07 Adaptive digital filter
DE8787306101T DE3778078D1 (de) 1986-07-14 1987-07-10 Adaptives digitales filter.
EP87306101A EP0253583B1 (en) 1986-07-14 1987-07-10 Adaptive digital filter

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH044489U (ja) * 1990-04-23 1992-01-16

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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