JPS6320328Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は全サイズとしてまた全体を二つ折りし
て半サイズの大きさとして各々利便に使用でき且
つ二つ折りした際には内側の提手を内側に挟み込
み外側の提手を鞄本体に掛廻、緊締して仕末する
ようにした新規の鞄を提供することを目的とする
ものであつて、図示せる実施例は前面版１と後面
版２との間にＵ字状を呈する襠部材３を配しこの
襠部材３の前後両側縁と前・後両面版１，２の左
右両辺縁および底辺縁を相互に止着して構成した
防水加工布地等柔軟材料製鞄本体４の前・後両面
版１，２の上辺縁部に相互に噛合して鞄本体４の
出入口５を開閉するスライドフアスナー６，６′
を、また前面版１の全周縁を縦中央線で二分し、
この二分した両方周縁に相互に噛合するスライド
フアスナー７，７′を夫々取付けると共に前面版
１の内面に右辺寄りの縦線に沿う線上個所を外か
ら出し入れするスライドフアスナー８，８′付き
の出入口９とした外ポケツト１０を、また後面版
２の上辺内面にスライドフアスナー１１，１１′
付き出入口１２を備えた内ポケツト１３を夫々設
け、更に前・後両面版１，２に夫々縦中央線を跨
ぐ逆Ｕ字状の提手１４，１４′を同提手１４，１
４′の長さの調整機能を有する連結金具１５，１
５′を附設して止着し、鞄本体４を縦中央線に沿
つて二つ折りしたときに後面版２側の提手１４′
を二つ折り部の内側に挟み込み前面版２側の提手
１４を縦中央線に平行して鞄本体４の外面に掛
廻、緊締自在としたものである。

本考案は叙上の如く前面版１と後面版２との間
にＵ字状を呈する襠部材３を配しこの襠部材３の
前後両側縁と前・後両面版１，２の左右両辺縁お
よび底辺縁を相互に止着して構成した防水加工布
地等柔軟材料製鞄本体４の前・後両面版１，２の
上辺縁部に相互に噛合して鞄本体４の出入口５を
開閉するスライドフアスナー６，６′を、また前
面版１の全周縁を縦中央線もしくは横中央線で二
分し、この二分した両方周縁に相互に噛合するス
ライドフアスナー７，７′を夫々取付け前面版１
の全周縁に取付けたスライドフアスナー７，７′
を全開状態とすることによつて全サイズとして、
同じく全閉状態とすることによつて半サイズとし
て使用できて極めて利便であり、特に本考案に於
ては前・後両面版１，２に夫々縦中央線を跨ぐ逆
Ｕ字状の提手１４，１４′を同提手１４，１４′の
長さの調整機能を有する連結金具１５，１５′を
附設して止着し、鞄本体４を縦中央線に沿つて二
つ折りしたときに後面版２側の提手１４′を二つ
折り部の内側に挟み込み前面版２側の提手１４を
縦中央線に平行して鞄本体４の外面に掛廻、緊締
自在としたので鞄本体４を半サイズの大きさで使
用するときには内側の提手を内側に挟み込み外側
の提手を鞄本体に掛廻、緊締することにより両提
手を整然と仕末することができて使い易く体裁も
よい等の諸効果を有するものである。

【図面の簡単な説明】

図は本考案鞄の実施例を示すものであつて、第
１図は全サイズとした状態を示す斜視図、第２図
は第１図Ａ−Ａ線に沿う断面略図、第３は半サイ
ズとした状態を示す斜視図、第４図は第３図Ｂ−
Ｂ線に沿う断面略図、第５図は第３図B′−B′線
に沿う断面略図である。 １……前面版、２……後面版、３……襠部材、
４……鞄本体、５，９，１２……出入口、６，
６′、７，７′、８，８′、１１，１１′……スライ
ドフアスナー、１０……外ポケツト、１３……内
ポケツト、１４，１４′……提手、１５，１５′…
…連結具。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 前面版１と後面版２との間にＵ字状を呈する襠
   部材３を配しこの襠部材３の前後両側縁と前・後
   両面版１，２の左右両辺縁および底辺縁を相互に
   止着して構成した防水加工布地等柔軟材料製鞄本
   体４の前・後両面版１，２の上辺縁部に相互に噛
   合して鞄本体４の出入口５を開閉するスライドフ
   アスナー６，６′を、また前面版１の全周縁を縦
   中央線で二分し、この二分した両方の外周縁に相
   互に噛合するスライドフアスナー７，７′を夫々
   取付けると共に前・後両面版１，２に夫々縦中央
   線を跨ぐ逆Ｕ字状の提手１４，１４′を同提手１
   ４，１４′の長さの調整機能を有する連結金具１
   ５，１５′を附設して止着し、鞄本体４を縦中央
   線に沿つて二つ折りしたときに後面版２側の提手
   １４′を二つ折り部の内側に挟み込み前面版１側
   の提手１４を縦中央線に平行して鞄本体４の外面
   に掛廻、緊締自在として成る鞄。